2021年6月14日

J:COMが中期経営計画
< テレビ中心の展開から脱却 >
ケーブル・プラットフォーム強化
パーソナルIDベースに最適提案 24年度内に幹線1ギガ化率100%へ

ジュピターテレコム(J:COM)は9日、2022-24年度中期経営計画について発表した。同社は社名を7月1日から「JCOM」に変更し、ブランドメッセージを「あたらしいを、あたりまえに」に刷新。これをキーコンセプトに中期経営計画を立てたという。石川雄三社長は「社会が大きく変化する中で先を読み、顧客により豊かな体験をしてもらいたい」とし、「既存事業の深掘りと新規事業の探索」を基本方針に、この両事業のシナジーを生み出し、成長の原動力にするとした。〈続きは本紙で〉

2021年6月14日号 主な記事

 ●"インカメラVFX"スタジオを開設 LEDディスプレーの仮想空間で撮影/ヒビノ
 ●アップルが開発者向けイベント各OSの大幅な強化を発表
 ●考察「5Gロード」(1)/M2Mのデジタル基盤を想定
 ●ケーブル技術ショー2021/ニューノーマル対応加速
 ●インセクト/マップ型サイネージシステムが京都の次世代型ホテルで稼働

CATV/CS

● テレビ中心の展開から脱却/J:COMが中期経営計画
● コロナのワクチン接種 ウェブ予約をサポート/ハートネットワーク
● ケーブル技術ショー2021 ニューノーマル対応加速 リモート化が多様な展開

プロダクション

● ”インカメラVFX”スタジオを開設 LEDディスプレーの仮想空間で撮影/ヒビノ

インターネット/通信

● Japan IT Week [春] 特殊形状のサイネージなど 各社が最新ソリューション
● 「ラリージャパン」に全面協力 VRソフトや関連システム提供/フォーラムエイト

プロ機器

● 光ファイバーHDMIケーブル 3.8ミリの細径ながら高い強度/エーディテクノ
● Wavesの設備音響用 ブランドを販売開始/メディア・インテグレーションMI事業部
● 音源分離ソフトの機能限定版 コアモジュールのみで低価格/タックシステム
● 最大4系統のTSを多重化 IPカプセル化機能も搭載/アストロデザイン
● 「Airpeak S1」を9月に発売 「α」を搭載できる制作用ドローン/ソニーグループ
● Cache-AのTar形式を読み出し XenDataのLTOに新機能/伊藤忠ケーブル

ディスプレー/大型映像

● マップ型のサイネージシステム 京都の次世代型ホテルで稼働/インセクト・マイクロエージェンシー
● 渋谷で透過性LED 大型ビジョン運営/日本コカ・コーラ
● 川口オートレース場 多様な映像システム稼働 場内の情報化に力を入れる

映画/番組/CM

● 映画「スーパーノヴァ」 長年連れ添った同性カップルの愛

総合

● スカパーJSATと衛星 ネットワークを吸収合併/スカパーJSATホールディングス
● 社名「JCOM」に/ジュピターテレコム
● 20年度連結業績 増収増益を達成 営業利益1122億円/J:COM
● 10年戦略、中期経営計画 コンテンツ・コミュニティー業へ転換/WOWOW
● 20年度の連結業績 累計正味加入件数は279万 連結収支は前期で減収減益/WOWOW
● アップルが開発者向けイベント 各OSの大幅な強化を発表
● 「ドイツメッセ」 日本代表部が開設

イベント一覧

● 新クロマキー技術 放送文化基金賞で受賞/関テレ

関西テレビ放送の「新クロマキー技術『ニジクロ』の開発」が、第47回放送文化基金賞(主催=放送文化基金)で「個人・グループ部門放送技術」を受賞した。30日に東京會舘で贈呈式が実施される。
「『ニジクロ』の開発」は、2020年の日本民間放送連盟賞技術部門 最優秀賞、19年度の日本照明家協会賞テレビ部門技術賞も受賞してる。
ニジクロは、無色透明なフィルタータイプの新しいクロマキー技術。背景幕として偏光フィルターを使用し、「偏光フィルターが緑色に見えるフィルター」(新開発)をカメラレンズ前に付けることで背景幕を緑色に映し、クロマキー撮影を実現する。
従来の布製背景幕を用いたクロマキーは、幕からの反射光で被写体が緑色に色付くという課題があったが、「ニジクロ」の背景幕は無色のため、背景幕の反射によって被写体が色付くことがない。透明なので背景幕の裏からも被写体に照明を当てることもでき、さらに、レンズ前のフィルターを交換すれば、背景幕の色を青赤黄色に変更可能。


● AIを使い「解約防止」 CATV事業者向けに解説/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第13回オンラインセミナー「AIを使った『解約防止(ターゲッティング営業)サポートシステム』の最前線を知る」を6月22日に実施する。
CATV各社では開局からこれまで、それぞれの部署で多様なデータを保管している。それらのデータを分析し、ターゲッティング営業に活用する動きが注目されている。また、ビジネス課題の解決や改善にこれらのデータを活用することで、より精度の高い意思決定や施策につながることが期待できる。
今回のセミナーでは、データ分析ソフトを自社開発しているキーエンスの担当者が「機械学習を使ったターゲッティング営業」について解説する。
大量のデータをAIで分析し、「顧客の解約行動パターン」として表記させるのが、キーエンスのデータ分析ソフト。解析されたデータは、「解約しやすい顧客像」や「解約予兆の特定」、「解約懸念先リスト」などで出力されるとともに、解約防止のための有効的施策を自動的に生成する機能を持っている。
【日時】6月22日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【受講方法】Zoom
【詳細】https://www.cri-info.jp/20210531_6117.html


● 番組を視聴する会 第13回「沖縄を伝える・記録する・考える~いくさ世(ゆ)を越えて~」

放送番組センター「放送ライブラリー」(横浜市中区/横浜情報文化センター内)で、6月18日-7月4日(月曜休館)に開く。沖縄での戦中・戦後をテーマにした6本の番組を公開する。入場無料(入退場自由)。
【詳細】https://www.bpcj.or.jp


● 中国でコンテンツ展示会 オンライン出展参加募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和3年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、7月30日-8月1日に中国・上海で開催される「ChinaJoy(China Digital Entertainment Expo & Conference)2021」ビジネスデーにおいてジャパンブースを展開し、オンライン出展に参加する企業を募集している。参加費は無料。
対象は、ゲーム、アニメーション、コミックなど、中国との協業を目指す企業。マーケットが大きく、ビジネスの拡大が見込める中国市場へ、中国未配信のゲームやアニメの自社IP(知的財産)を売り込みたい企業にとって格好の場となる。募集企業は20社程度。申し込み期限は6月21日。
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/27223


● シーテック2021 オンラインのみで開催へ 15日に開催概要説明会

電子情報技術産業協会(JEITA)は、10月19-22日に開催予定の「CEATEC 2021(シーテック2021)」について、当初予定していた幕張メッセ(千葉市美浜区)とオンラインを組み合わせた開催形式から変更し、オンラインのみで開催することを決定した。
首都圏における緊急事態宣言などが6月20日まで延長されたことを受け、来場者、出展者ならびにCEATECにかかわる人たちの安全を最優先に考慮した結果、安全・安心な環境のもと、幕張メッセで来場者と出展者が積極的な交流を図る環境を用意することが難しいと判断したという。
CEATECは昨年、初めて完全オンラインにて開催し、延べ15万人以上が来場した。今年は「来場者と出展者とのコミュニケーションをより拡充した形で、ニューノーマル社会の未来を考え、共に歩み、テクノロジーを活用した共創を実現するための企画を、さらに進化したオンラインプラットフォーム上で展開する」としている。
なお、「開催概要説明会」を6月15日(10時から配信)にオンラインで実施する。申し込み期限は6月14日16時まで。アーカイブ配信のため、同日時以降も視聴できる。
【申し込み】srt.ceatec.com/34YQEMQ

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