モバイル向け映像配信 Wi-Fi 利用の「LMV」/富士スピードウェイ/WOWOW/TBS
 [2015年5月18日]


 富士スピードウェイとエヌ・エス・ティーは、TBSテレビとWOWOWの協力のもと5月初旬に富士スピードウェイで開催された国内レースの会場において、Wi-Fiによるモバイル端末向けマルチアングル映像配信サービス「Live Multi Viewing」(以下、LMV)」を実施した。レースのライブ映像やラップタイムなどの情報を提供している。TBSテレビとWOWOWは、過去2回、LMVを実施してノウハウを蓄積してきたが、今回は初の外部クライアント向けLMVサービスとなった。

 富士スピードウェイでは、地デジのホワイトスペース(地デジ周波数帯域の利用可能帯域)を使ったワンセグ実証実験として2011年に4回、レースの映像を提供したことがある。

 同サーキットでこの実証実験をしたエヌ・エス・ティー営業部担当本部長の鍵本雅美氏によると、自身がレースの撮影をしていた際、サーキットの場所によってはレースの情報が把握できないケースがあり、ワンセグの利用を考案。最初の実証実験で来場者アンケートを実施した結果、需要が高かったことからワンセグを実施したという。

 しかしその後、700MHz帯における携帯電話への周波数割り当てに伴う周波数再編が実施される。その規制に従った場合、従来と同じサービスエリアをカバーしようとすると、送信機やアンテナの数を増やす必要があり、予算も折り合わないことからワンセグは一時中断していた。

 こうした中、鍵本氏はLMVを知り、その機能を確認して協力を要請したという。LMVは、TBSテレビが自社開発のアプリをベースに開発した低遅延・高レスポンスストリーミングエンジンを利用する映像配信サービスである。

(つづき・詳細は映像新聞 2015年5月18日号1面)


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