イベント

2024/03/112024年3月11日

● 各部門の番組を募集 29日までエントリー受付/ATP賞テレビグランプリ

全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は、『創り手が選ぶ創り手のための賞』「第40回 ATP賞テレビグランプリ」の番組を全国の番組製作会社を対象に受け付けている。応募締め切りは、3月29日午後5時まで。
応募対象ジャンルは「ドキュメンタリー部門」「情報・バラエティ部門」「ドラマ部門」「新人賞部門」に分かれており、期間は2023年4月から24年3月に放送・配信された番組や活躍した新人クリエイター。ATPに加盟・非加盟問わず応募できる。
今年40回を迎える「ATP賞テレビグランプリ」は、日本の映像コンテンツ産業の重要なプレイヤーである製作会社やクリエイターの社会的機能を高めるために、創り手自らが審査をする賞として1984年に創設された。毎年170本を超える番組の応募があり、夏に開催される受賞式の場でグランプリが発表される。メディアの多様化で、テレビ番組だけでなく配信番組など応募番組も拡大しているという。
ATP賞にエントリーするには、応募用紙と番組データが必要。募集・審査要項、応募用紙の入手方法、データアップロード方法など、詳細はATPのウェブサイト内に掲載している。
【ATP賞テレビグランプリ応募要項】 https://www.atp.or.jp/awards/application.php


● Inter BEE 2024 出展者募集開始 60回を迎え特別企画充実 11月13-15日、幕張メッセで開催 新たにアワードの創設も

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月13-15日の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)でメディア総合イベント「Inter BEE 2024(インタービー2024)」を開催することを発表。出展申し込み受付を開始した。一次申し込みは5月31日、二次申し込みは6月28日がそれぞれ締切日となる。
コロナ禍以降はバーチャルプロダクションやコンテンツ制作のAI活用など、関連するテクノロジーが急速に進化し、世界的な市場の回復と共に産業全体の裾野が拡大するなど、大きな変化の中にある。Inter BEEはこのような世界的潮流の最前線において、最新のテクノロジーを発信する場であると同時に、新たなビジネス機会を発見・創出するビジネスイベントとして実施する。
特に今年は、第60回を迎える節目の年にあたり、次の新たな10年を見据えて、メディア&エンターテインメント産業分野の全体に貢献する「INTER BEE AWARD」を創設する。このアワードはInter BEEに展示予定の製品、もしくはサービスを対象として応募されたものの中から、特に優れていると評価されるものを選考し表彰する。
また新たな特別企画として、映画制作分野に特化した「INTER BEE CINEMA」を実施。映画制作技術が進化し、日本の映画が再び世界的に評価される中、この分野でのビジネス活性化を支援すると共に、次世代のプロフェッショナル育成に貢献する場として企画を展開する。
これまで実施してきた各特別企画は、さらなる拡大・強化を図る。多様で新たなコンテンツ制作とその表現を発信する「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、昨年新設したスタートアップエリアを大学研究室などの参画も含めることで名称を変更、「スタートアップ&ユニバーシティエリア」として企画を拡大する。
また、映像制作分野の最前線を発信する「INTER BEE CREATIVE」は、昨年新設した動画マーケティングラウンジを継続展開し、より充実した発信を図る。放送のIP化技術を具体的に発信する「INTER BEE IP PAVILION」は、今年から「INTER BEE DX × IP PAVILION」へと名称を変更。コンテンツ制作における総合的なDXを支える技術を発信する場となる。
【詳細】https://www.inter-bee.com/ja/


● 「MWC24」開催報告 ローカル5Gの状況も開設/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第42回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)として、「世界最大級のモバイル展示会『MWC2024』開催報告」を3月21日に開く。
今年の「MWC2024」は2月26-29日にスペイン・バルセロナで開催。CATV業界としても注目のイベントであり、日本ケーブルテレビ連盟の一部の支部ではツアーを組んで参加している。
今回のセミナーでは、ZTV取締役新事業推進部長の朝熊淳氏、グレープ・ワン取締役副社長の熊谷充敏氏が、今年のMWCについて報告する。熊谷氏は、ローカル5Gの法整備の状況や、昨年から運用が開始された共同利用区域制度などについても解説する。
【日時】3月21日/14時-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240305_8071


● 短編映画コンテスト JAPAN部門の作品募集 /TBS主催DigiCon6 ASIA

TBSは、優れた映像クリエイターを発掘・支援し、国際的な相互理解を促すことを目的とした短編映画コンテスト「第26回 DigiCon6 ASIA」の開催を決定。日本国内を対象としたJAPAN部門は6月10日まで作品を募集する。
このコンテストは15分以内の短編映像作品であれば、表現手法・ジャンル・年齢・プロアマ問わず応募することが可能。JAPAN部門の審査で選ばれた受賞作品は、ASIA部門のステージへ進出。その後、アジア参加地域の優秀作品と競い、最終的に「DigiCon6 ASIA」の頂点であるグランプリを決定する。
今年から18歳以下を対象としたYouth部門がJAPAN部門と統合された。
【詳細】www.tbs.co.jp/digicon/26th/entry/
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◆関連セミナーも実施
3月30、31日には、『ニャッキ!』などのアニメーション制作やキャラクターデザインで知られるアニメーションディレクター、伊藤有壱氏による作品作り講義を開く。『PUI PUI モルカー』の見里朝希氏もゲストスピーカーとして登壇する。参加費無料。申し込み締切日は3月20日。
[会場] Tech Design X(東京都港区赤坂5-4-7 THE HEXAGON 9階)
[日程] 1回目=3月30日、2回目=3月31日/両日とも14時30分-17時40分/懇親会=18-19時30分
【セミナーの概要】https://www.tbs.co.jp/digicon/info/202312201500.html


● 「あにつく2024連動企画 第十回 アニメータードラフト会議」

これは、アニメ制作を目指す学生が、複数のアニメ制作CGプロダクションに一括で就活アプローチできる、Too主催の動画コンテスト。アニメ制作総合イベント「あにつく」の連動企画として、2015年から開始している。
題目の内容のアニメーション作品を作成して、応募すると複数のプロダクションが作品を審査。各企業から採用候補としてコンタクトしたい応募者に指名が入る。企業から指名が多かった上位の作品は、アニメータードラフト会議公式ウェブサイトで発表する。
応募資格は、2025年3月卒業予定の学生。なお、24年度中に卒業する学生でも条件によって応募を認める場合がある。
応募の締切日は5月7日。
【詳細】https://www.too.com/atsuc/y2024/draft.html

2024/03/042024年3月4日

● アート&サイエンスフェスティバル 大阪・万博記念公園で開催 東京などで「展覧会」も

TSP太陽(東京都目黒区)は、大阪府の「2025年大阪・関西万博と連携した万博記念公園魅力発信事業」企画運営業務の委託先に選出され、万博記念公園で「アート&サイエンスフェスティバル」を3月9日から開催する。
同イベントでは、1970年万博当時のアーカイブと2025年大阪・関西万博につながる最新テクノロジーを活用した『現在進行形の大阪万博』を表現。ロボットアームによる映像をリアルタイムに再構築するテクノロジーアートをはじめ、1970年大阪万博の情景や2011-17年に冬の風物詩として好評を博した「太陽の塔」へのプロジェクションマッピングの新作およびアンコール上映など、エンターテインメントコンテンツによって半世紀を経た万博公園の新たな魅力を体感できる。入場無料(ただし万博記念公園への入園料が必要)。
併せて、福岡、兵庫、東京の3拠点を巡回する「1970大阪万博展覧会」(主催:大阪府)を展開(福岡会場は3日に終了)。東京会場(16、17日)では、1970年大阪万博の膨大な資料をベースに生成AIによって再編集し、アートとして現代によみがえらせる。
兵庫会場(9、10日、12-14日)、では、70年万博のパビリオンをイメージした空間に、数万点に及ぶアーカイブから厳選したポスターやチラシ、パンフレットなどのビジュアル資料を中心に展示。実物だけでなく、現在的な視点からアーカイブを再解釈したデジタルコンテンツも併せて展示する。いずれも入場無料。
◆アート&サイエンスフェスティバル
[日時] 3月9-12日、14-17日/10-17時、9、10、16、17日は21時まで延長(夜間コンテンツ上映)
[会場] 万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園)
◆1970大阪万博展覧会
[兵庫会場] ▽3月9、10日、12-14日/10-17時▽デザイン・クリエイティブセンター神戸(神戸市中央区小野浜町1-4)
[東京会場] 3月16、17日/11-20時▽寺田倉庫G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10)
【詳細】https://artsscience-expo70.com/


● 第78回 毎日映画コンクール 「せかいのおきく」が大賞 江戸時代の循環型社会を描く

「第78回 毎日映画コンクール」の表彰式が、2月14日に東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開かれた。同コンクールは、戦後間もない1946年に創設され、毎日新聞社やスポーツニッポン新聞社などが主催する。
グランプリにあたる日本映画大賞は『せかいのおきく』が受賞した。江戸の下肥(ふん尿)にかかわる物語を通して、江戸時代の高度な循環型社会などを全編モノクロで描いた。
脚本賞も受賞したこの作品を手掛けた阪本順治監督は「普段から低いところから世の中を見て、脚本を考えたり映画を作ったりしようと心掛けている。フンまみれの映画を作るということで、皆で覚悟して多少業界にケンカを売ったようなところもある。携帯電話やPCもない時代を書くのは本当に楽しかった」と述べた。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
【日本映画大賞】「せかいのおきく」(阪本順治監督)
【日本映画優秀賞】「ほかげ」(塚本晋也監督)
【外国映画ベストワン賞】「TAR/ター」(トッド・フィールド監督)
【男優主演賞】鈴木亮平(「エゴイスト」)
【女優主演賞】杉咲花(「市子」)
【男優助演賞】宮沢氷魚(「エゴイスト」)
【女優助演賞】広瀬すず(「キリエのうた」)
【スポニチグランプリ新人賞(男性)】アフロ(「さよなら ほやマン」)
【スポニチグランプリ新人賞(女性)】サリngROCK(「BAD LANDS バッド・ランズ」)
【監督賞】石井裕也(「月」)
【脚本賞】阪本順治(「せかいのおきく」)
【撮影賞】鎌刈洋一(「月」)
【美術賞】上條安里(「ゴジラ」)
【音楽賞】ジム・オルーク(「658km、陽子の旅」)
【録音賞】志満順一(「せかいのおきく」)
【アニメーション映画賞】「アリスとテレスのまぼろし工場」(岡田麿里監督)
【大藤信郎賞】「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)
【ドキュメンタリー映画賞】「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」(寺田和弘監督)
【TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・日本映画部門】「劇場版 美しい彼~eternal~」
【TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・外国映画部門】「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
【田中絹代賞】薬師丸ひろ子
【特別賞】鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)

2024/02/262024年2月26日

● 第19回大阪アジアン映画祭 ABCホールなどで上映 24の国・地域から63作品

「第19回大阪アジアン映画祭」が『大阪発。日本全国、そしてアジアへ!』をテーマに、3月1日から大阪市福島区のABCホール、大阪中之島美術館などで開催される。アジアの人々に関連する多彩な映画を、世界または日本の他都市に先駆け上映し、多くのゲストが登壇する。
加えて、ポスター展、字幕講座、ワークショップ、ブックフェア、シンポジウムなど、映画祭を盛り上げる関連イベントを予定している。
今回の全上映作品数は63作品(うち、世界初上映14作、海外初上映11作、アジア初上映6作、日本初上映22作)、上映作品の製作国・地域は24となっている。
スペシャル・オープニング作品『盗月者』(香港)は、香港の人気グループ「MIRROR」のメンバーが主演の一角を担う、東京でも撮影されたスタイリッシュな犯罪ドラマ。『暗色天堂』で長編デビューを果たしたユエン・キムワイ監督による長編第3作。
なお今年度も、昨年度と同じく開催初日にセレモニーなどは実施せず、会期途中の3月5日にスペシャル・オープニング・セレモニーおよびスペシャル・オープニング作品の上映を実施する。
◆開催概要
【期間】3月1-10日
【会場】ABCホール、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
【料金】1300円、22歳まで500円(全席指定席)ほか
【公式サイト】oaff.jp/


● 新潟国際アニメーション映画祭 3月15日から第2回開幕 多彩な上映企画を実施

「第2回新潟国際アニメーション映画祭」が3月15-20日に新潟市で開催される。主催は新潟国際アニメーション映画祭実行委員会、企画制作は、ユーロスペース、ジェンコ。
昨年3月の第1回は、世界で初という長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大級のアニメーション映画祭として開催された。
カートゥーン・サルーンのノラ・トゥーミー氏が審査員長を務める、今回の長編コンペティション部門には、世界29の国と地域から昨年の2.5倍となる49作品の応募があり、選定委員審査を経て12作品のノミネートが決定した。
このコンペティション部門をはじめとした、世界の潮流部門、レトロスペクティブ部門、オールナイト部門の計4部門に加え、日本のアニメーションに多大な功績を残した2氏の名を冠した「大川博賞」「蕗谷虹児賞」で、アニメーション制作の場で活躍するスタッフや企業を表彰し、その成果を讃える。
映画祭では各部門の上映をはじめ、特別企画上映や講演・シンポジウム・研究発表会を実施。またアニメーションの仕事を志す29歳までの若手を対象にした、人材育成プログラム「新潟アニメーションキャンプ」を開く。
さらに声優トークショーやアニソンライブなどのイベントのほか、日本各地からコスプレイヤーも集結する「にいがたマンガ・アニメフェスティバル」も同時開催される。
【公式サイト】https://niaff.net


● VIPOアカデミー 24年度春期3コース開講 コンテンツ業界向け人材育成

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業「VIPOアカデミー」による、2024年度春期3つのコース(コーポレートリーダーコース、プロジェクトリーダーコース、グローバルビジネスコース〈プレゼンテーション編〉)を開く。
VIPOアカデミーは、コンテンツ業界に特化した人材育成事業。VIPOの持つ幅広い業界ネットワークを最大限に生かした独自のプログラムにより、コンテンツ業界のリーダー育成を目指している。
【コーポレートリーダーコース 第19期】(5月18日-8月8日、2025年2月6日)
講義と演習、グループ活動を通して、経営戦略、ビジネスアカウンティング、ビジネスプランニング、プレゼンテーション、リーダーシップの知識やノウハウを身につけることで、企業の成長・発展に貢献するコーポレートリーダー(経営幹部人材)を育成する(定員16人)。リアル参加日(会場開催日)が全5日ある。申し込み締切日=4月26日。
【プロジェクトリーダーコース 第17期】(5月25日-8月6日、25年2月4日)
講義と演習、グループ活動を通して、企画力(発想力、ロジカルシンキング、ビジネスアカウンティング)と推進力(リーダーシップ、プレゼンテーション、プロジェクトマネジメント)を強化することで、クオリティーとスピードを両立させ、周囲を巻き込んでプロジェクトを成功に導くプロジェクトリーダーを育成する(定員16人)。リアル参加日(会場開催日)は全3日。申し込み締切日=5月13日。
【グローバルビジネスコース〈プレゼンテーション編〉】(6月19日-7月17日)
実践を重視した講義(英語・日本語)と英語での演習を通して、ビジネスシーンで日常的に行われているさまざまなプレゼンテーション(ビジネスプレゼン、セールスピッチ、取引先との交渉、上司・同僚への提案など)において、自信を持って効果的に自身の考えやメッセージを伝えるスキルと知識を学ぶ(定員12人)。全日程、リアル開催となる。申し込み締切日=6月5日。
【申し込み方法】https://www.vipo.or.jp/news/39013/


● XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー「近畿XR企業と創る未来社会~EXPO2025を見据えて~」

近畿経済産業局(事務局:大阪商工会議所)が3月5日に大阪市で開く。企業のDX化や新サービス開発を実現するXR、メタバース、デジタルツイン。同分野に関連する制作技術を有する近畿圏内の企業28社が一堂に集結し、来場者の「体験型」の展示ショーケースやピッチを通じて、その技術について説明する。
さらに、XR/メタバース産業の動向や事例、大阪・関西万博との連携可能性などを発表するカンファレンスを開く。
参加費無料(事前申し込み制)。
【日時】3月5日/13-17時
【会場】都心型オープンイノベーション拠点「Xport」(大阪市北区茶屋町1-45 大阪工業大学 梅田キャンパス OIT梅田タワー8階)
【詳細】https://www.xr-matchingevent.go.jp

2024/02/192024年2月19日

● デジタルサイネージのトレンド 中国・LED展示会の報告も/プラットワークスがウェビナー開く

プラットワークスは、拡大を続けるデジタルサイネージにフォーカスし、業界の今後を占うトレンドや、多様化に伴い求められる運用対応などをテーマにした同社初のウェビナー「2024年デジタルサイネージのトレンドを見極める」を3月7日に開く。事前登録制(受講無料)。
同社の20年以上に及ぶ放送・配信事業者向け運用サポートは、広告映像を扱うデジタルサイネージの業務にも応用されつつあり、サービス提供開始から2年余りで全国約1万3000面の運用をアウトソーシングで受託するまでになっている。
大型街頭ビジョンや全国チェーン店舗内広告などで、デジタルサイネージのコンテンツ運用は多様化を続けており、素材のチェックや編成システム登録だけでなく、放映前の意匠審査や放映中の状況監視など、必要とされる業務範囲も拡大し続けているという。
技術や演出で進化を続けるデジタルサイネージの『今年のトレンド』は何かというテーマに、フリージャーナリストで映像新聞および月刊サイン&ディスプレイの記者である川田宏之、デジタルサイネージコンソーシアム常務理事の江口靖二氏がそれぞれのセッションで解説する。
両氏は2月29日から3月2日まで中国・深(シンセン)で開催される世界最大級のLEDビジョン展示会「ISLE2024」の現地取材を予定しており、今回のセミナーはその様子をいち早く伝える機会となる。
それらのトレンドを含めたデジタルサイネージビジネスの多様化を見据え、今後需要が予測される運用業務に関して、プラットワークス広告編成サービス部部長兼オペレーション営業部部長の曽山佳亮氏が、実務やオペレーション体制構築などの経験を踏まえ、持続的で効率的な方法を提唱する。
【日時】3月7日/14時-15時30分
【申し込み・詳細】https://plat.works/release/


● ローカル5Gの概要・事例 LiveUとの連携を解説/三信電気がウェビナー

三信電気は、ウェビナー「ローカル5Gの概要・事例とLiveU連携のご紹介」を2月22日に開催する。
ローカル5Gは、高速性、低遅延、多接続性などに優れる特定エリア向けの魅力的なネットワーク・ソリューションとして注目されている。
今回のウェビナーでは、ローカル5Gの概要やしくみ、免許申請手続きまで、ユーザーが疑問に感じやすい点を分かりやすく解説し、NECの低価格パッケージ製品も提案する。
また、モバイル伝送装置のLiveUと親和性が非常に高いことから、セミナーではLiveUと組み合わせて、実際にゴルフ場で実施した映像伝送のケーススタディにも触れ、現場での運用についても説明する。受講料は無料。
【日時】2月22日/14-15時
【申し込み】hbit.ly/3wiBbZ4
【問い合わせ】三信電気映像システム営業部/Eメール=eizo-info@sanshin.co.jp


● CEATEC2024が10月開催 出展者の募集を開始 25周年特別企画も計画

電子情報技術産業協会(JEITA)は、10月15-18日の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で「CEATEC2024」を開催すると発表。2月15日から出展者を募集している。優先申し込み期限は4月30日まで。
CEATECは「経済発展と社会課題の解決を両立するSociety 5.0の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『創』によって未来を描く」を開催趣旨とし、毎年10月に開催している国内最大級のテクノロジーイベント。25周年を迎える今年は、特別テーマ『Innovation for All』を掲げて、特別企画などを計画している。
出展者募集を実施する展示エリアは、「General Exhibits(通常出展)」と、「SpecialExhibits(企画展示)」の3つのパーク(パートナーズパーク、ネクストジェネレーションパーク、グローバルパーク)。
【詳細・公式サイト】https://www.ceatec.com/


● SKIPシティ国際Dシネマ祭 コンペ部門の作品公募 国内コンペは長編と短編

第21回となる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024」は、7月13日から9日間の日程で開催する。開催に向けて、3月1日まで国際コンペティションおよび国内コンペティション(長編部門・短編部門)の作品を公募している。
コンペティションは、2004年の第1回から同映画祭のメインとして、次代を担うクリエイターを発掘・支援することを目的に開催している。
「国際コンペティション」は世界中から、長編部門と短編部門の2部門に分かれた「国内コンペティション」は国内から、それぞれエンターテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を公募し、ノミネート選考審査を経て映画祭期間中に上映。最終審査を経て表彰式において各賞を授与する。
前回(第20回)の2023年は102の国と地域から、過去最多となる合計1246本の応募があった。
なお、国際コンペティションは60分以上、国内コンペティションの長編部門は60分以上、同短編部門は15分以上60分未満の作品となっている。オンラインエントリーは3月1日正午まで。
【SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024】
[会期] 7月13-21日
[会場] SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール(埼玉県川口市上青木3-12-63)ほか
[主催] 埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、川口商工会議所
【詳細・公式サイト】https://www.skipcity-dcf.jp

2024/02/122024年2月12日

● 「最新研究報告会」を開催 3月8日にオンラインで/マルチメディア振興センター

マルチメディア振興センター(FMMC)は、ICT分野の発展に資することを目的として、政策・制度の整備、技術の発展、社会での利活用といった視点から調査研究を実施し、毎年その成果を公開している。今年度の「最新研究報告会」は3月8日にオンライン(無料)で開く。
「クリエイター・エコノミーに関する動向調査(後編)」では、オンライン・プラットフォームを中心として発展するクリエイター・エコノミーにかかわる日米中の最新動向を整理するとともに、アンケート調査による国際比較から各国の特性を分析する。
「2030年放送制度論考-社会的共通資本としてのメディアのあり方(後編)」では、放送コンテンツのインターネット配信が台頭している状況を踏まえ、放送と通信の融合市場における米国、英国および仏国の海外事例を調査し、得られた知見を整理するとともに、わが国への示唆を指摘し、今後の課題や展望について言及する。
このほか、「諸外国におけるメタバース展開動向」、「利用者利便性向上に向けたDXの深化と公的DPF設計の課題」をテーマに報告する。
【日時】3月8日/14時-16時40分
【参加申込み期限】3月6日
【詳細】https://www.fmmc.or.jp/activities/RC/tabid378.html


● 優秀作品賞を一挙上映 監督らのトークイベントも/日本アカデミー賞協会

日本アカデミー賞協会は、2月16-22日の期間、東京・高輪のT・ジョイPRINCE品川で「第47回日本アカデミー賞優秀作品賞上映会」を開く。1月25日に発表された優秀作品賞の全5作品のうち4作品(『怪物』『ゴジラ-1.0』『こんにちは、母さん』『福田村事件』)を一挙上映する。
また、受賞作品別のトークショーも開催。それぞれの監督やプロデューサーが作品への思いや見どころ、今だから言えるエピソードや撮影の舞台裏などを語る。スケジュールは次とおり。
▽『こんにちは、母さん』(16日/11時の回)ゲスト=房俊介/阿部雅人プロデューサー
▽『福田村事件』(17日/11時の回)ゲスト=森達也監督、片嶋一貴プロデューサーほか
▽『怪物』(17日/18時30分の回)ゲスト=是枝裕和監督
▽『ゴジラ-1.0』(18日/18時30分の回)ゲスト=岸田一晃プロデューサー(いずれも登壇者およびトークショーの開催スケジュールに関しては、変更の可能性がある)
【会場】T・ジョイPRINCE品川(東京都港区高輪4-10-30品川プリンスホテルアネックスタワー3F)
【料金】1200円(一部通常料金)
【予約・購入】オンラインチケット予約KINEZO(tjoy.jp/)で販売、オンライン、窓口とも上映日の2日前より購入可能

2024/02/052024年2月5日

● 未来のメディア技術体験空間/NHK

NHKは、開発している最先端技術や放送番組を体験できる、未来のメディア技術体験空間「ミラクルビジョン~チョット ステキナ タイケン シナイ?~」を6日からNHKプラスクロスSHIBUYAで開催する。期間は3月31日まで。
8KCGで見る中尊寺金色堂や火山の4K空撮映像、4K.8Kによる美しい生き物たちの映像を8Kマルチモニターやドームスクリーンなどで体験可能なほか、全国各地の花火を8K3D映像で視聴するシアターなどで未来を体感できる。


● 映像制作での脱炭素化 有効なバーチャルプロダクション/映テレ技術協会/VIPOがセミナー

日本映画テレビ技術協会は映像産業振興機構(VIPO)と共催で、映像プロセス部会第57回特別セミナーを2月7日に開く。
テーマは、「『映像制作プロセスの脱炭素化』~バーチャルプロダクションとカリキュレーターの活用~」。コンテンツ制作の現場でもSDGsの観点から、カーボンニュートラル実現の取り組みが始まっている。そのような観点から今回のセミナーでは、CO2削減に有効なバーチャルプロダクションと、コンテンツ制作時のCO2排出量を案件単位で算出することができる映像制作カーボンカリキュレーターを取り上げる。
内容は、①バーチャルプロダクションの概説と実演デモ、②映像制作カーボンカリキュレーターの紹介〈開発背景の概説/入力実演デモ〉、③ICVFXとxR-課題とソリューション(講演)。
【日時】2月7日/13時30分-17時
【会場】Hibino VFX Studio(東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル)
【会費】個人会員無料、法人会員2000円、非会員4000円、学生無料
【定員】50人
【申し込み・詳細】mpte.jp/information/2024/eizoprocess-bukai2402.html


● 映像コンテスト作品募集を開始/東北映協

東北映像製作社協会(東北映協)は、東北地区で活躍している映像製作者の作品を選奨し、スキルと資質の向上を図ると共に地域映像産業の振興に寄与することを目的に「東北映像フェスティバル」を開催しているが、このほど2024年「映像コンテスト」の作品募集を開始した。
募集資格は、東北地区の個人・団体(プロ・アマ不問)。募集分野は、①番組部門②地域振興コンテンツ部門③学生部門で、23年1月-24年3月の完成作品が対象となる。
応募締切日は、3月22日(必着)。
同協会は、地域内外からの映像制作者を結集して、クリエイティブな交流の場を提供し、地域映像産業の躍進を促進することを目指している。東北映像フェスティバルはその一環として、優れた映像作品の発見と表彰、新たな才能の発掘、そして映像芸術の発展に貢献するプラットフォームとして位置付けられている。
【詳細】www.tohoku-eikyo.or.jp/


● 「CES2024」報告 躍進する韓国企業に焦点/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第41回オンラインセミナー「米国テクノロジー見本市『CES2024』開催報告-韓国企業の大躍進 背景にあるのはなんだ!?」を2月20日に開く(Zoom使用)。
今年のCESでは、韓国企業が多くの韓国パビリオンを構え、スタートアップも772社が出展。単独で出展した企業は120社となり、日本企業の数倍であったという。「イノベーションアワード」では134社の韓国企業が獲得し、これは全体の42.8%を占めた。
国も音頭をとって4日間の出展期間中に投資家を呼び込んで、1億2000万ドルを集めたという。この韓国企業の積極的な戦略について、KDDI総合研究所 特別研究員の趙章恩(チョウ・チャンウン)氏が解説する。
【日時】2月20日/13時30分-15時30分
【参加費】会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】cri-info.jp/20240131_8037

2024/01/292024年1月29日

● 映文連「TANPEN塾 2024」開講 映像業界で活躍する講師陣 創作の極意やプロデュースの秘訣

映像文化製作者連盟は、人材育成セミナー「映文連 TANPEN塾 2024」を2月26日-3月18日(全4回)にオンライン(Zoom使用)で開講する。
「映文連 TANPEN塾」は、業界で活躍する講師陣を招き、短編映像や広告クリエイティブ、各種コンテンツ事業に関してさまざまな角度からの話が聞ける。創作の極意やプロデュースの秘訣を知ることができる講座となっている。内容は次のとおり。
【第1回】2月26日(16時-18時30分=いずれも時間は同じ)
[クリエイティブの現在地点] ▽第1部「嘘と愛」講師:栗田雅俊氏(電通コピーライター/CMプランナー)=広告表現をつくるにあたって個人的に大切にしていること、基本的ルールのようなものを実例をもとに話す▽第2部「PRが考える広告はなぜつまらないのか?」講師:中野仁嘉氏(博報堂 PRディレクター)=PRプラナーの実体験を交えたPR×クリエイティブ発想について語る
【第2回】3月4日
[生成AIによる映像世界の今後] ▽第1部『生成AIと広告、クリエイティブな仕事はどうなるのか?』講師:木之村美穂氏(STUDIO DOG GK代表)/馬詰正氏(TYO プロデューサー)=話題のパルコのAI広告『Happy Holidays』の仕掛け人で米ロサンゼルス在住の木之村氏が登壇。制作期間や生成AIの注意点と映像について説明。また、映像編集については、TYOの馬詰氏が担当する▽第2部「エンタテインメント × 生成AIが切り拓く未来と課題」講師:鈴木貴歩氏(MetaTokyo/ParadeAll代表取締役 エンターテック・アクセラレーター)=エンタテインメント産業におけるAIの活用に焦点を当て、未来の可能性と関連する課題について探求する
【第3回】3月11日
[必見・映像制作最前線] ▽第1部「撮影・配信分野におけるバーチャルのあゆみと未来予想」講師:中澤壮氏(エクサインターナショナル 営業)/高島恭志朗氏(同バーチャルスタジオグループ スタジオ技術)=バーチャルの軌跡と今後の予想をテレビ、ウェブコンテンツ、CM、イベントなどのカテゴリー別に事例を交えて解説▽第2部「法改正で義務となる映像業界の合理的配慮」講師:川野浩二氏(メディア・アクセス・サポートセンター 理事・事務局長)=4月1日より「障害者差別解消法」が改正され、障害のある人への合理的配慮の提供が義務化される。映像業界における合理的配慮とは何かを学ぶ
【第4回】3月18日
[映文連アワード受賞作品製作者から] ▽第1部「創業1年目の映像制作会社が受賞するまでに実践したこと」講師:鈴木雅人氏(鈴木企画 代表取締役)=代理店を介さずに、数々のメーカー企業・地方自治体のVPに携わってきた経験から、企業との映像制作に対して実践していることを伝える▽第2部「~はじめに遊びがあった~ 理念を変えずに『変態』を続けたぴあ50年史」講師:小林覚氏(ぴあ 取締役社長室長/広報・IR担当役員 兼 ぴあ総研取締役・論説委員)=ぴあ50年の背景をひも解き、今回制作した映像について語る
【定員】200人(申し込み先着順、定員の都合上、全コース申し込みを優先)
【受講料】▽4回全コース券=会員2万2000円、一般2万6400円▽1回券=会員6600円、一般7700円
【申し込み締切日】第1回は2月19日、以降は各講座日の前週水曜日まで
【申し込み・詳細】https://www.eibunren.or.jp/?=6579


● 「CEATEC2024」開催概要 2月8日に都内で説明会 オンラインでライブ配信も

CEATEC運営事務局(日本エレクトロニクスショー協会)は、「CEATEC(シーテック)2024」の開催概要説明会を2月8日に開く。
当日は、CEATEC 2024のコンセプト、出展申し込みに関するガイド(出展形式、申し込みスケジュール等)などについて説明する。オンラインでのライブ配信も予定。また、開催概要説明会終了後に「個別相談会」を実施する。
CEATEC 2024は、「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」ことを目的とし、10月16-18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される。
【日時】2月8日/14-15時、個別相談会=15時-15時30分
【会場】大手町三井カンファレンス(東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 三井物産ビル4階)/オンライン(視聴URLは後日知らせる)
【参加申し込み】https://www.ceatec.com/ja/application/


● 第15回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル

◇第15回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
2月8-12日に開催。今回の特集上映のテーマは「『Democracy』について」。ゲストセレクションおよびコンペティション入賞作品を上映する。
ゲストセレクションは、是枝裕和、森達也、大島新、金平茂紀、諏訪敦彦、秋山珠子、安田菜津紀ら各監督の作品がそろう。
「緊急上映」と銘打ち、ウクライナ、ガザの現実を知るドキュメンタリーも選出された。
【会場】座・高円寺2(杉並区立杉並芸術会館/東京都杉並区高円寺北2ー1-2 地下2階)
【詳細】https://zkdf.net/

2024/01/222024年1月22日

● 第32回JSC賞 池田俊己氏が受賞 「布川事件」冤罪者の日常を記録 三浦賞は『春に散る』の加藤航平氏/日本映画撮影監督協会

日本映画撮影監督協会(JSC)は5日、第32回JSC賞および第67回日本映画撮影監督協会撮影新人賞「三浦賞」の授賞式を、東京・調布クレストンホテルで開催した。
【JSC賞】
JSC賞は、劇場映画以外の映像作品において優れた撮影技術を示した撮影者を表彰する。今回受賞したのは、映画『オレの記念日』(金聖雄監督)を撮影した池田俊己氏(JSC)が受賞。
昭和42年に茨城県で当時62歳の男性が殺された「布川事件」で当時20歳の桜井昌司さんが逮捕され、29年間投獄された後に再審を勝ち取り、無罪となった。作品は桜井さんの体験講演会や他の再審請求者への支援活動などの日々を描いたドキュメンタリー。桜井さんは投獄中より両親や自分自身へ向けて多くの詩を書きとどめ、歌にもしてきた。えん罪により逮捕された日すらも〈オレの記念日〉にしてマイペースで歩み続ける姿が、運命に屈せずポジティブに生きる人間の強さを伝える(桜井さんは2023年8月、ガン闘病中のところ永眠された)。
使用機材はソニー製ハンディカメラ「PXW-Z280」30P収録DCP仕上げ。
審査員の宝生良成氏は、次のように評価内容を説明。「桜井さんの日々の活動を描いたこの作品で池田氏は10年以上撮影しており、カメラは常に桜井さんとその周りの人たちに対して入り込み過ぎず、傍観者でもなく、程よい距離感を保っている。映像には安定感が有り、見る側が桜井さんを自然に受け入れる事ができるように撮影されている。これは池田氏がキャリアを生かし安定した撮影を続けたからであり、作品に大きな貢献をしている」。
表彰を受けた池田氏は「桜井さんは、えん罪という重く背負ったものがあるにもかかわらず、普段はものすごく明るく前向きに生きているということがわれわれにもとても感じるところがあって、それを描くために、彼の普段の日常を描くことをコンセプトとし、彼を普通に追っかけるのではなく、そこに一緒にいる感覚を主に考えた」と話した。
また表彰式に駆け付けた金監督からは「日本の中ではまだ、ドキュメンタリーは文化映画だと少し別に置かれているような気持ちが私の中にあるが、自信を持ってこれからも映画として作品を世に送れるよう、池田さんと一緒に頑張っていきたい」とたたえた。
【三浦賞】
三浦賞は、劇場用映画において優れた撮影技術を示した新人撮影監督を表彰する。第67回三浦賞は『春に散る』(瀬々敬久監督)を撮影した加藤航平氏が選ばれた。
審査員の御木茂則氏は「高度な撮影設計から生まれた完成度の高い映像が、2人の男の物語を力強く表現し、安心して映画の世界に没入することができた。監督が演出した芝居に対して、俳優の瞳への光の当て方が、順光、逆光、瞳へのキャッチライトなど駆使して、観客に見てもらいたい俳優は誰なのか、そのシーンそのショットで適格な表現がされている。これは照明の領分だけでなく、撮影者が適格なカメラポジションに入ることで、照明技師がそれを実現できる。つまり、撮影前の事前の打ち合わせ、撮影が始まってからも撮影者と照明技師が密にコミュニケーションを取ることで生まれた映像といえる」
と審査員からの高い評価を述べた。
受賞した加藤氏は「三浦賞は20年前の学生時代から憧れがあった。今作は自身2本目の劇場公開作品で、今までの瀬々作品にはないカラーを出そうと思って、自分なりに撮影、設計した作品が、このような賞をいただき、大変光栄。私もフィルム時代から始めて、あっという間にデジタルに変わり、今、私のように助手からやってきた人間ではなく、自主映画なり、いきなりカメラマンになって活躍されるデジタルネイティブが多くいる。この三浦賞で嬉しいのは、助手からコツコツと頑張っている後輩たちから、お祝いの言葉をもらったり、いつかカメラマンになりたいと言われたりしたこと。それが自分自身にとっての励みにもなる」と述べた。
瀬々監督からは「彼は人を見る目がすごく興味深く、人が好きだというのがすごく現場で感じた。それが人物を際立たせ、受賞理由にもなっていると」と話した。
『春に散る』は、ボクシング世界チャンプを目指したが挫折し、40年ぶりに米国から日本へ戻った広岡が、飲み屋で出会った若者にボクシングのコーチを頼まれたことから、ボクシングの世界へ戻ることになる。『ボクシングを通じて [生きる] を問うこと』をテーマにした作品。
撮影と照明のコンビネーションから生み出される、映画の流れに合わせて演出する光が印象的な作品で、具体的にはそのシーン、そのショットでどの俳優を観客が注視すべきかを照明によりコントロールしている(JSC)。
公開は2023年8月25日(133分)、配給ギャガ。
なお、両受賞者には副賞として、カメラが使用されたソニーマーケティングより、4Kブラビア43V型テレビが贈られた。


● ディスプレー関連の優秀事例 「新宿カブキhall」がS&Dアワード大賞を受賞

2023年のサイン&ディスプレー関連の優秀事例を表彰する「第3回S&Dアワード」(マスコミ文化協会主催)が、昨年11月15日に都内で開催された。
グランプリには「新宿カブキhall ~歌舞伎横丁」が選ばれ、乃村工藝社、昭和ネオン、シブヤテレビジョンが受賞した。
また、準グランプリは、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Twinkle LIVE Constellation Gradation」のドームプロジェクション演出で、バンダイナムコエンターテインメントとマイノオトが表彰された。


● 第43回「地方の時代」映像祭コンクール NHK「立つ女たち」がグランプリ 各部門の入賞作品を表彰

第43回「地方の時代」映像祭2023(主催=「地方の時代」映像祭実行委員会〈NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟、吹田市、関西大学〉)が昨年11月18-24日の7日間、大阪府吹田市の関西大学 千里山キャンパスで実施され、初日には第43回「地方の時代」映像祭コンクール授賞式が開かれ、参加285作品から選ばれた各賞を表彰した。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
★グランプリ
「立つ女たち ~女性議員15%の国で~」 NHK
【放送局部門】
★優秀賞
「国民と国家 ある日 戦争が始まったら-」 中京テレビ放送▽ 「立つ女たち ~女性議員15%の国で」 NHK▽ 「評価不能 新型コロナワクチンの光と影」 CBCテレビ▽ 「ドキュメント新潟 震える手 ~少年の転落 被害女性の孤独~」 テレビ新潟放送網
★選奨
「こころの時代~宗教・人生~『オモニの島 わたしの故郷 ~映画監督・ヤンヨンヒ~』」NHK大阪放送局/NHKエンタープライズ近畿▽ 「救いの手 ~統一教会と富山政界~」 北日本放送▽ 「第6波の結末 ~コロナ禍の障害者事業所~」 朝日放送テレビ▽ 「豊穣の海 ~ゴミ浜とゴミバカ」 南海放送
【ケーブルテレビ部門】
★優秀賞
「戦地からの手紙 ~家族へ宛てた386通~」 長崎ケーブルメディア▽ 「里山の宝石 オオムラサキとともに」 日本ネットワークサービス▽ 「『物』の聲を聴け ~65年、ただひたすら集めて~」 秋田ケーブルテレビ
★選奨
「『つながり』豊野住民の復興 -1013台風災害から3年-」インフォメーション・ネットワーク・コミュニティ▽ 「原富男という生き方」 伊那ケーブルテレビジョン▽ 「I Dream of Caring ~介護への夢と現実」 Goolight▽ 「続・丸裸温泉街 -コロナ禍1000日の葛藤-」 キャッチネットワーク
【市民・学生・自治体部門】
★優秀賞
「『ななみの家』の挑戦 ~満足死のための看護」 椙山女学園大学 栃窪ゼミ▽ 「南西諸島の空から~ある特攻隊員の日記~」 中央大学FLPジャーナリズムプログラム 松野良-ゼミ▽ 「川の図書館 本が編む物語」 上智大学 文学部 水島ゼミ
★奨励賞
「よみがえる商店街」 東京工芸大学芸術学部映像学科▽ 「出稼ぎの時代から」 白鷹町出稼ぎの記録映画制作委員会▽ 「私たちの答え ~中国人留学生の学歴と社会~」 関西大学社会学部 齊藤ゼミ▽ 「ぬいぐるみと生きる」 東京大学情報学環▽ 「海渡」 仲信達也▽ 「その声に耳を傾けて」 上智大学 水島ゼミD班
【高校生(中学生)部門】
★優秀賞
「技能実習生はベトナムのお母さん」広島学院高等学校▽ 「84歳のビデオグラファー」 静岡大成高等学校▽ 「自分ごと」 松本深志高等学校▽「51年ぶりの生徒会長」宮城県仙台第三高等学校
★奨励賞
「今を生きる」椙山女学園高校▽ 「命の中継地」 福井県立藤島高等学校▽ 「時間をかけて、少しずつ」 桜丘高等学校(三重県)▽ 「排除と分断の校則」 加古川市立陵南中学校▽ 「Are You Ready?」 私立錦城高等学校


● 「KAIROS展」を開催 第2世代製品の機能説明/レスターコミュニケーションズ

レスターコミュニケーションズは、1月23、24日に「Panasonic KAIROS展」を開く。展示製品は、パナソニック コネクトの「KAIROS AT KC2000T/AT KC10C2G」およびリモートカメラ「AW UE160」。
KAIROSは、ライブ中継・配信および会場演出の「撮る・創る・映す」を革新するライブ映像制作プラットフォーム。
今回展示する第2世代製品は、第1世代と比べて映像処理能力が向上した高性能GPU/CPU構成により、さらに自由度の高いライブ映像処理を低遅延で実現する。また、可搬型・静音性を高めることで、より場所を選ばずシステムを構築でき、ソフトウエアの追加で機能拡張や外部機器との連携が可能となる。
参加無料(事前申し込み制)。
【日時】1月23、24日/①10時-11時30分 ②13時-14時30分 ③14時30-16時 ④16時-17時30分(24日は④なし)
【会場】Restar Vision Park(東京都品川区北品川2-32-3 六行会総合ビル1階)
【申し込み・詳細】www.restarcc.com/pickup/exhibition-information


● DCAJビジネスセミナー CES2024報告会開く 本紙論説委員が解説

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、ビジネスセミナー「CES2024報告会」を2月7日にオンライン(Zoom使用)で開く。参加無料、定員100人。
1月9-12日(現地時間)に米国・ラスベガスで開催されたCES2024の注目ポイント、また、それらから見えてくる世界のテクノロジーのトレンド、ビジネスのヒントなどについて、30年以上CESを定点観測している映像新聞論説委員で日本大学講師の杉沼浩司が報告する。
また、毎年CESでスタートアップが集まる「Eureka Park」の中でも盛況であった「J-Startup」に出展した2社(One by One Music、Portalgraph=経済産業省事業「TechBiz2024」採択企業)の代表が、スタートアップ企業から見た「CES」を語る。
【日時】2月7日/15時-16時30分
【申し込み・詳細】ces2024-dcaj.peatix.com

2024/01/152024年1月15日

25秒のウェブCMなど募集 テーマは「つながる喜び」/フェローズがコンテスト開催

フェローズは「フェローズクリエイティブコンテスト(Fellows Creative Contest)」を開催。「つながる喜び」をテーマとし、つながりがもたらす喜びやあたたかな感動が込められた動画やデザインを募集している。
2003年に設立された同社は、現在20周年プロジェクトとしてさまざまな取り組みを展開する。コンテストはその1つであり、コロナ禍を経験したからこそ、多くの人が家族や友人、同僚、地域社会とのつながりが私たちの支えであり、心の充実感を与えてくれることを感じたことを受けたテーマとした。
作品は25秒の動画による「WebCM部門」と、クリアファイルのおもて面をデザイン(フォト・CG作品含む)する「クリアファイルデザイン部門」の2部門で募集する。
WebCM部門のグランプリ作品は、フェローズの公式ウェブCMとして同社サイトやSNSで使用される。
クリアファイルデザイン部門のグランプリ作品は、フェローズがノベルティーグッズとして使うクリアファイルに起用され、営業活動のなかで企業やクリエイターに配布される。
応募締切は2月29日。各部門でグランプリを1作品ずつ選出し、賞金としてそれぞれに25万円が贈られる。
◆コンテスト詳細=www.fellow-s.co.jp/fcc/


ARMについてのセミナー開催

次世代メディア研究所は1月23日にARMについてのセミナー「どうなるテレビCM」を開く。日本アドバタイザース協会の今西周テレビ・ラジオメディア委員長と日本テレビの黒崎太郎常務執行役員で議論する。詳細は同研究所のウェブサイトで。


チャットボットの導入事例 ひまわりネットワークなど報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第40回オンラインセミナー(Zoom使用)を1月23日に開く。「コールセンターの負荷削減と解約防止に役立つか? チャットボットの導入」をテーマに、ひまわりネットワーク(愛知県豊田市)のチャットボット導入事例と、WOWOWコミュニケーションズ(横浜市西区)のボイスボット事例について報告する。
ひまわりネットワークが導入したシステムは、サイバー・ネット・コミュケーションズが提供するチャットサービス。採用第1号がひまわりネットワークで、現在13社が導入しており、CATV業界では最大のシェアになっているという。
講師は、ひまわりネットワーク サポート推進部長/外山祥史氏、サイバー・ネット・コミュケーションズ 常務取締役ソリューション本部長/鈴木浩氏、WOWOWコミュニケーションズ代表取締役 社長執行役員/山崎一郎氏、同社開発営業部/大川祐太郎氏。
【日時】1月23日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】cri-info.jp/20231222_8004


Inter BEE 2023 来場者は4万5694人 実会場とオンライン合計

電子情報技術産業協会(JEITA)は、「Inter BEE 2023」オンライン会場の会期が昨年12月15日に終了し、11月15-17日に開催した幕張メッセ(千葉市美浜区)会場と合わせて、4万5694人が来場したと発表した。内訳は、幕張メッセ会場が3万1702人、オンライン会場が1万3992人。
Inter BEEは、幅広い分野のメディアとエンターテインメントのプロフェッショナルが集う、国内最大級のメディア総合イベント。音響、映像、放送、通信、照明の関係者はもとより、メディア・エンターテインメント業界の技術者、クリエイター、ステークホルダーが一堂に会する。
次回「Inter BEE 2024」は、幕張メッセで11月13-15日の会期で開催。出展募集は3月1日から開始予定。


最新映像機器の内覧会 18、19日に本社ビルで開く/光和が4年ぶり

光和は、「2024 最新映像機器内覧会」を1月18、19日に同社本社ビルで開く。同社では毎年1月に内覧会を実施していたが、コロナ禍の影響で3年間見送っていたため、4年ぶりの開催となる。今回も最新鋭の技術を駆使した新製品の展示など充実した内容になっている。入場無料(事前登録制)。
[主な展示テーマ] ▽メーカー別展示エリア(4階)=会議システム比較展示、低反射ディスプレイ比較展示▽メーカー別展示エリア(3階)=レンタル:イベントスペース、常設:LED比較展示▽商談エリア(2階)=喫茶カウンター、景品カウンター
【日時】1月18、19日/10-17時
【会場】東京都江東区辰巳1-5-25 光和本社ビル
【申し込み・詳細】www.kowanet.co.jp/tour/


海外の情報通信動向 各主要国の最新状況報告/マルチメディア振興センター

マルチメディア振興センター(FMMC)は、「海外情報通信動向報告会」をオンライン(Zoom使用)で1月30、31日に開く。
FMMCの海外事務所長およびリサーチャーから、各主要国の情報通信に関する最新状況に関して報告する。
◆プログラム
[30日] ▽「米国の情報通信分野最新トレンド」(10-11時)ワシントン事務所所長/小熊美紀氏
[31日] ▽「中国の情報通信分野最新トレンド」(14時30分-15時15分)シニア・リサーチャー/裘春暉氏▽「韓国の情報通信分野最新トレンド-キーワードは『AIで稼ぐ!』」(15時15分-16時)シニア・リサーチディレクター/三澤かおり氏▽「欧州の情報通信分野最新トレンド EUの規制動向」(16-17時)ブリュッセル事務所長/仲田陽子氏
【参加費】3000円(すべての報告に参加可能)、財団賛助会員、賛助会員団体は無料
【定員】200人
【参加申し込み方法】1月23日までに申し込む
【申し込み先】www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/kouenkai/tabid359.html


「全国映画資料アーカイブサミット2024」

国立映画アーカイブが「令和5年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」の一環として1月26日にオンラインで開く。運営は映像産業振興機構(VIPO)。
今回は、地域連携をテーマにしたシンポジウム、映画館にまつわる資料アーカイブや映画分野の展覧会キュレーションに関する発表などを予定。
参加費無料。定員500人(事前登録制・先着順)、申し込み締切日は、1月25日(17時まで)。
【日時】1月26日/10時30分-17時
【詳細】www.vipo.or.jp/news/38302/

2023/12/252023年12月25日

● JAC AWARDで大賞 ディレクター個人応募部門の小山氏と小口氏/東北新社

東北新社は、日本アド・コンテンツ制作協会(JAC)が主催する「JAC AWARD 2023」のディレクター個人応募部門で、同社の小山瑛司氏(クリエイティブセンター/OND゜)と小口勝一氏(プロダクション事業部/P1)がともにグランプリを受賞したことを発表した。
同部門ではテーマに沿った30秒のオリジナルの動画を、実費10万円以内で1人で制作する。
作品『ここだけの話』で応募した小山氏は通常、プランナーを務めている。「今回はディレクターをする、CGを扱う、予算10万円の中で無料ツールを使って制作費を0円に抑えるなど多くのことに挑戦し、すべてを達成できた」と話す。
『割り切った人』を制作した小口氏はプロダクションマネージャーとして働いている。「作品内の歌の『こんなもんじゃねぇよ』という歌詞には、映像を自分で作れるぞという気持ちを込めた」としている。
JAC AWARDはコンテンツ制作を支えるすべての人を制作サイドの見地から表彰するもので、プロデューサー部門など全6部門で開催された。


● 5G SA活用の番組制作 MCPCアワードで受賞/フジテレビ

フジテレビジョンは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)主催の「MCPCアワード2023」で、今年3月5日に放送した『東京マラソン2023』の中継でKDDIと共同実施した、商用の5Gスタンドアローン方式(5G SA)によるSLA(Service Level Agreement)保証型ネットワークスライシング技術を用いた地上波放送の番組制作が、ユーザー部門「モバイルテクノロジー賞」を受賞したと発表した。
SLA保証型ネットワークスライシング技術は、通信回線を用途ごとに論理的に分離し、特定用途に必要な通信品質を保証する技術。これにより高品質で安定したワイヤレスカメラ映像を伝送することが可能になった。


● 関西写真記者協会賞でグランプリ、金賞など/毎日放送

優れたニュース映像や報道写真に贈られる関西写真記者協会賞で、毎日放送(MBS)の作品が「協会賞グランプリ」に選ばれた。また「撮影部門」「スポーツ部門」でそれぞれ金賞、また新人賞も受賞している。


● 4K・VR徳島映画祭 174作品の応募 各賞が決定 ノミネート作品の配信も開始

プラットイーズが参加する「とくしま4Kフォーラム実行委員会」は、12月15-17日開催の『とくしま4K+NEXT ~4K・VR徳島映画祭~』において15日に「神山まるごと高専」(徳島県名西郡神山町)で授賞式を開いた。
今回の応募総数は、174作品だった。作品の詳細は、公式サイト(4kforum.jp/movie/)で確認できる。また、ノミネート作品は一部作品を除き、公式サイトでオンデマンド配信を実施している。
受賞作品は以下のとおり(作品名・監督名=敬称略)。
【総合】
★グランプリ=「人形師天狗久」 オリジナル/栂岡圭太郎
★映像賞=「播州加西にて」 尾田学
★徳島県知事賞=「神山まるごと高専 SummerSchool2023」 神山まるごと高等専門学校/甲斐悠太郎
★ジャパンケーブルキャスト賞「寄り鯨の声を聴く」 角洋介
【ドラマ部門】
★大賞=「NEO PORTRAITS」 マツオ計画/GAZEBO
【ノンフィクション部門】
★大賞=「ブカツはじめました ~小さな町の小さな駅の小さな花屋~」長崎ケーブルメディア/森下彰文
【あわ文化振興部門】
★大賞=「on」 佐川幸平
★PR賞=「徳島八景8K」 伊丹迅
【高校生部門】
★大賞=「1時間だけの同級生」 下松市立末武中学校 映画部/峠海砂妃
★アイデア賞=「84歳のビデオグラファー」 静岡大成高等学校 放送部/朝比奈樹良
★ニューフェイス賞=「『違い』 /日本の高専1年生が見た、世界のインド」神山まるごと高等専門学校 KAMI Pro/KAMI Pro市川和、尾崎仁瑚、中屋暢胡、中本慧思


● ゲーム制作ワークフロー 作品のメイキングを解説/Tooがセミナー

Tooは、「ゲーム制作ワークフローセミナーの第7弾『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』メイキングセミナー」を2024年1月19日にオンラインで開く(協力=オートデスク)。
同セミナーは、ゲーム・アニメ・CG・映像制作に携わる人、制作に3DCGツールの導入を検討中の人などを対象に、オートデスク製品を中核とするゲーム制作フローについて解説するもの。
第7弾となる今回は、スペシャルゲストとしてフロム・ソフトウェアの担当が登壇。今年8月25日に発売を開始した本格メカアクション最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のメイキングセミナーを実施する。
前作から10年ぶりとなる同作品がどのような進化や変革を遂げたのか、ゲーム制作現場における開発秘話や3ds Maxなどのデジタルツールを活用した3Dアートワークなどを説明する。
セミナーの内容は、①タイトル紹介、②開発体制、③キャラクター制作、④背景制作、⑤モーション制作、⑦カスタマイズ機能強化、⑧告知(なお、プログラム内容、講師は都合により予告なしに変更となる場合がある)。
受講料は無料(事前登録制)。
【日時】1月19日/16時30分-18時
【詳細】www.too.com/event/2024/armoredcore6/


● 累計来館者数が1万人達成 日本の国際通信の歴史を展示/KDDIの企業ミュージアム

KDDIは、日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアム「KDDI MUSEUM」(東京都多摩市)の累計来館者数が12月19日に1万人を達成したことを発表した。1万人目の来館には、記念品として、発売から20周年を迎えたINFOBAR(携帯電話)関連グッズを贈呈した。
「KDDI MUSEUM」は、150年以上にわたる日本の国際通信と民間企業として初めて日本国内の通信事業に参入したKDDI(当時は第二電電)の挑戦の歴史や最新の情報通信技術を展示し、通信をより身近に感じてもらう目的で、2020年12月1日に開館した。
開館から2年間はコロナ禍により、臨時休館を繰り返しながらの営業となったが、開館から3年目となる2023年度は初めての企画展『災害と通信』を開催し、多くの来館者を迎えることができたという。
現在、au初のデザインケータイ「INFOBAR」発売20周年を記念した「INFOBAR大百科展」(2024年1月19日まで)を開催中。
「KDDI MUSEUM」は、これからもKDDIのサステナブル経営体現の施設として、かつ情報通信産業の発展や教育分野に貢献する施設として、さまざまな展示会やイベント・ワークショップなどを企画していくという。


● 人事 日本ケーブルテレビ連盟

日本ケーブルテレビ連盟(以下、連盟)は、12月13日に開催した2023年度第4回理事会において、今林顯一理事が理事長に選任されたと発表した。今林氏は、18年に総務省を退官、23年4月より放送セキュリティセンター理事長を務めている。
今年6月14日開催の連盟の理事会で選任された理事と合わせ、任期は25年6月開催予定の第53回定時総会終結までとなっている。
前理事長の渡辺克也氏は、アゼルバイジャン国駐在特命全権大使に任命されたことに伴い、11月5日付で退任。理事長の職務は規定に則り、副会長の芳賀敏氏(JCOM代表取締役会長)が代行してきた。

2023/12/182023年12月18日

● 映文連アワード2023 3部門計152作品が応募 BS4K作品がグランプリ 人知れず表現する芸術家記録

映像文化製作者連盟(映文連)は11月27日に、優れた短編映像作品を表彰する「映文連アワード2023」の表彰式・上映会を、東京・六本木の国立新美術館講堂で開いた。同アワードは今年で第17回となり、映文連創立70周年行事としても実施された。翌28日および29日には、受賞作品や海外の優れた企業映像を紹介する「インターナショナル・コーポレート・フィルム・ショウイング2023」、70周年記念映像などの上映会を、「映文連 国際短編映像祭」として、都内で開催した。
今年の映文連アワードで最優秀作品賞(グランプリ)に輝いたのは、プラネタフィルム/NHKエデュケーショナル/NHK製作の『人知れず表現し続ける者たちⅣ』(59分、BS4K版)。作品は、誰のためでもなく独創的な創作を続けるアーティストを記録したノーナレーションドキュメンタリー。家族以外誰も見たことのない西村一成の創作現場に、ディレクターが単身で入り込み、1年を記録した。
文部科学大臣賞は『ノブさんからのメッセージ 手記に学ぶ関東大震災』(19分、製作:桜映画社/クライアント:公益財団法人東京防災救急協会)。アニメーションによる再現映像と、大震災の中、幼児2人を連れ生き延びた松本ノブさんの手記を読み解く物語。
経済産業大臣賞には、『LIVE, BREATHE, EAT EEL:YAMADA NO UNAGI』(18分37秒、製作:鈴木企画/クライアント:山田水産)が輝いた。日本初の薬を使用せずに鰻の養殖を実現した水産加工品メーカーの記録映像。
今年度は、「コーポレート・コミュニケーション部門」「ソーシャル・コミュニケーション部門」「パーソナル・コミュニケーション部門」3部門合計で、152作品の応募があった。


● VIPOアカデミー 冬期3コースの募集開始 コンテンツ業界の人材を育成

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業「VIPOアカデミー」の冬期コースを開講する。今回は「グローバルビジネスコース」(会場開催)、「リーガル・エッセンシャルコース」(オンライン開催)、「アカウンティング・エッセンシャルコース」(同)の3コース。いずれも短期集中型での開催となる(受講有料)。
各コースの概要は次のとおり。
【グローバルビジネスコース(交渉・コミュニケーション編)】
実践を重視した講義(英語・日本語)と英語での演習を通して、グローバルなビジネスシーンにおけるコミュニケーション力と交渉力を強化する。効果的な表現方法や有効な分析ツールを学び、ロールプレイとフィードバックを通じて、実践力の向上を目指す。
想定レベルは中級(TOEIC600-700点程度)以上。定員10人(各社2人まで)。
[日時] 2024年2月8日・15日・22日、3月7日(各日18時30分-21時30分)
[申し込み締切日] 24年1月25日
【リーガル・エッセンシャルコース(基礎編・実践編)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などのリーガル知識を身につけることで、契約トラブルを未然に防ぎ、ビジネスを広げていける人材を育成する。定員は各16人
[基礎編] 24年1月30日、2月6日・13日(各日18時-21時30分)
[申し込み締切日] 24年1月16日
[実践編] 24年2月27日、3月5日・12日(各日18時-21時30分)
[申し込み締切日] 24年2月13日
【アカウンティング・エッセンシャルコース(財務会計編・管理会計)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、財務諸表、プロジェクト会計、予算管理などの会計知識を身につけることで、会社やプロジェクトの数字を常に意識しながら業務を推進できる人材を育成する。定員は各16人。
[財務会計編] 24年2月15日・22日(各日18時-21時30分)
[申し込み締切日] 24年2月1日
[管理会計編] 24年3月7日・14日(各日18時-21時30分)
[申し込み締切日] 24年2月22日
なお、最少催行人数に満たない場合、開催を中止する場合がある。
【各コース詳細・申し込み方法】www.vipo.or.jp/news/38215/


● 東映の研究所による講義 東京撮影所内の見学も/映文連が技術セミナー

映像文化製作者連盟(映文連)は、技術セミナー「東映ツークン研究所で学ぶ最新のデジタル映像技術」を1月19日に開く。
今回は東映の研究機関として、『コンテンツの未来をデザインする』ことをミッションに、映像文化にデジタル技術を取り入れることで、どのような未来が生み出せるかを追求し、実践的に制作に生かしてきた東映ツークン研究所による、講義と実例報告を実施する。講師は、東映ツークン研究所 テクニカルディレクターの三鬼健也氏。
【講義内容】
[東映ツークン研究所とは] ▽ツークン研究所長あいさつ▽バーチャルヒューマン事例▽映像技術を応用した映像作品だけにとどまらない多様な実績を報告▽UnrealEngine中心の体制▽モーションキャプチャー/フェイシャルキャプチャーの高い技術▽XRの拡大▽バーチャルプロダクションへの挑戦
[東映東京撮影所内見学] ▽美術セットや大道具・小道具倉庫▽日本最大級のLEDスタジオなど(内容は都合により、変更になる場合がある)
【日時】2024年1月19日/15時-17時30分(移動、休憩含む)
【会場】東映・東京撮影所(東映ツークン研究所ほか=詳細は後日連絡)
【定員】40人(申込み先着順)
【参加費】会員3000円、一般3500円
【申し込み】映像文化製作者連盟TEL:03-3662-0236、Eメール=info@eibunren.or.jp


● 江戸川区のイベントでマッピング作品を上映/千葉商科大の学生が制作

千葉商科大学(千葉県市川市)政策情報学部・楜沢順教授のゼミナールは、12月23日に「クリスマス eco イルミナイト in Koiwa」(主催:江戸川区、開催時間16-18時)で、プロジェクションマッピングを実施する。
同イベントは、JR小岩駅周辺地域の活性化および子供たちへの環境教育の一環として、脱炭素や資源リサイクルなどの環境問題に対する意識啓発を目的に開催されるもの。学生たちは、イベントのテーマでもある「環境」をコンセプトに、未来の小岩をイメージしたプロジェクションマッピング作品を制作し、イトーヨーカドー小岩店の建物に投映する。
同大学の政策情報学部では「まちづくり×メディア」のコンセプトのもと、ITやアートの力でより豊かな社会づくりに貢献する人材を育成しているという。楜沢教授(専門:映像・CG)のゼミナールは、メディア表現を通した地域活性化の施策としてプロジェクションマッピングを制作し、イベントで上映するなど複数の実績がある。


● 国立映画アーカイブ・上映企画「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」

チネマ・リトロバート映画祭とは、イタリアのボローニャを拠点として映画保存活動をするチネテカ・ディ・ボローニャ財団が1986年に本格始動させた映画祭。世界各地で実施されている映画復元・発掘の取り組みを紹介する一大拠点として、映画史に刻まれた作品だけでなく、アーカイブ活動によってよみがえった知られざる作品を上映する。関係者、識者らによるトークイベントも随時実施する。
【会期】2024年1月5日-2月4日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】www.nfaj.go.jp/exhibition/cinema_ritrovato202312

2023/12/112023年12月11日

● ケーブル技術ショー2024 7月18、19日開催 出展者募集 地域共創・地域DXを推進

日本CATV技術協会は、2024年7月18、19日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)において「ケーブル技術ショー2024」の開催を決定し、出展者募集を開始した。
「ケーブル技術ショー」は、業界を技術面でバックアップし、地域共創・地域DXを推進する最新の技術やソリューション、サービスを一堂に集めた国内最大級の展示会で、ケーブルコンベンション関連イベントとして開催する。24年度は、自治体やCATV事業者とのオンラインビジネスマッチングなどの新企画を追加。また、オンライン展示会(6月3日-8月31日)も開く。
出展申し込み第1次締切日は24年2月9日、第2次締切日は3月22日。
【詳細】www.catvf.com/


● 第9回 関西放送機器展 出典申し込み受付開始 24年7月10、11日に開催

関西放送機器展実行委員会(構成=アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)は、2024年7月10、11日に開催予定の関西最大級のプロフェッショナル向け放送・ 業務用機器展「第9回 関西放送機器展」に向け、出展申し込み受付を開始した。
会場は大阪・南港北の大阪南港ATCホール。展示会では、配信機器・次世代通信ゾーン、デジタル映像トレンドゾーンなども開設する予定。
なお、日本映画テレビ技術協会の法人会員は、特別料金で出展できる。
【詳細】www.tv-osaka.co.jp/kbe/


● 「東京国際マッピングアワード」上映会 25歳以下のクリエイターが対象 東京ビッグサイトで実施 31チームが集結 19歳の大学生が最優秀賞を受賞

若き才能の登竜門「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol8」の上映会が11月11日に東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。昨年に引き続きオンラインとのハイブリッドでの実施となった。
これは、IMAGICA GROUPの、ピクスとIMAGICA EEX(イークス)が運営する東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会主催のイベントで、プレ大会のVol0も実施しているため今年で9回目を迎えた。
このイベントは学生などの25歳以下の空間映像クリエイターを対象とした日本最大級のプロジェクションマッピング(マッピング)作品のコンテスト。将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、マッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に実施している。
今年の作品テーマは『OPEN』。書類審査を勝ち抜いたチームに向けた制作ワークショップの開催。それにより全国から集まった31チームの作品が東京ビッグサイト入り口の逆三角の建物に上映された。昨年の上映は14チームだったので決勝大会に参加したチームは倍以上になった。
今年は、アニメ×音楽×マッピングの祭典「TOKYO FUTURE NIGHT」が、アワード終了後に同時開催され例年以上の盛り上がりをみせた。
マッピング上映用のプロジェクターは、パナソニック製の高輝度DLPプロジェクター(2万ルーメン)12台が利用された。上映はエス・シー・アライアンスが担当。
◆各賞を発表
審査の結果、最優秀賞はデジタルハリウッド大学/TORCH『NEXUS』が受賞し表彰を受けた。この作品は同大学の羽生優氏が制作した作品。羽生氏は19歳の大学1年生で、まさに若き才能のグランプリ受賞となった。
その他の受賞者・受賞作品は以下のとおり。
【優秀賞】▽東京コミュニケーションアート専門学校/獄卒 「黄泉」 ▽日本工学院八王子専門学校/チームくいしんぼう 「Dream factory」
【審査員特別賞】▽Marchisland/ 「Appetite」 ▽東京コミュニケーションアート専門学校/ただの田中。「bloom」
【ビッグサイト賞】▽MISO 「BRIDE is the BEST?」 ▽佐賀大学/猫ぷろれす 「Sounds of OPEN」 ▽大妻女子大学/三色団子 「Imagine」 ▽日本電子専門学校、慶応義塾大学/組織1 「めくり、めぐる。」 ▽専門学校日本デザイナー学院/Bremen 「POP OUT YODEL」 ▽大阪芸術大学/しゃもじ鮭もじもじ 「お母さんは魔法使い」 ▽sKAMIN 「Threshold」
なお受賞作品は、東京ビッグサイトで適宜上映される。

2023/12/042023年12月4日

● ソニー新製品「BURANO」 東映京都撮影所で披露/JSC関西技術委員会

日本映画撮影監督協会(JSC)の関西技術委員会は、ソニーマーケティングおよび東映京都撮影所の協力で、9月にソニーが発売したシネマカメラ新製品「BURANO」の関西地区初の『お披露目会』を12月13日に開く。
主な展示は、シネマカメラ「BURANO」、モニター「LMD-A180」「PVM-X1800」。セミナーでは、BURANOで制作した作品について解説する。参加無料だが、各回定員35人(事前申し込み制)。
【日時】12月13日/1回目13時30分-14時40分、2回目15時-16時10分
【会場】東映京都撮影所(京都市右京区太秦西蜂岡町9)
【詳細】dsk.biztrank.jp/f69894e8577a327daf128bbd5c2375c089fe01804
【申し込み】Eメール=jsc.kansai2023@gmail.com


● MPTE AWARDS 2023 日テレの野球中継技術が大賞 ボリュメトリックビデオを活用

日本映画テレビ技術協会(MPTE)は、「MPTE AWARDS 2023」表彰式を11月1日に東京・丸の内の東京国際フォーラム・ホールD5で実施。例年どおり「CoFesta 2023」のパートナーイベントとして、また東京国際映画祭の一環として開催した。
「MPTE AWARDS」は、映像制作技術の進化と制作意欲の向上を目的に、制作現場で技術に携わっている人たちを表彰しており、今年で76回目を迎えた。
日本映画テレビ技術大賞(経済産業大臣賞)には、プロ野球中継高度化検討チーム(日本テレビ放送網、キヤノン、読売新聞東京本社)による 「DRAMATIC BASEBALL」 が選ばれた。ボリュメトリックビデオ技術を活用したリプレイ映像の配信や番組演出をするなど、革新的な野球中継を実現した。
その他の各賞は以下のとおり(敬称略)。
【技術開発賞】▽ 「ミリ波4Kワイヤレスカメラシステムの開発」 ミリ波4Kワイヤレスカメラシステム開発グループ(NHK)▽ 「AIモザイク編集ソフト『BlurOn』の開発」 BlurOn開発チーム(日本テレビ放送網、NTTデータ)
【技術開発奨励賞】▽ 「自動スイッチングシステムの開発」 森山顕矩、吉武佑祐(テレビ朝日)
【映像技術賞】
★撮影
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 月永雄太
〈TVドラマ〉特集ドラマ 「二十四の瞳」 小林拓
〈ドキュメンタリー〉
ETV特集 「ソフィヤ 百年の記憶」 井上秀夫(NHK)
〈ニュース〉「南極観測船『しらせ』で宇宙よりも遠い場所へ」 神山晃平(テレビ朝日)
★照明
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 藤井勇
〈TVドラマ〉特集ドラマ 「二十四の瞳」 小林暁
★録音
〈劇場公開〉「シャイロックの子供たち」 栗原和弘
★音響効果
〈劇場公開〉「サバカン SABAKAN」 長谷川剛
★音声
〈放送〉「生ドラ!東京は24時」 佐藤博隆(フジ・メディア・テクノロジー)
★美術
〈劇場公開〉「峠 最後のサムライ」 酒井賢
〈放送〉「第64回 輝く!日本レコード大賞」 木村真梨子、郡司毬子(TBSテレビ)
★編集
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 大川景子
〈放送〉ETV特集 「ブラッドが見つめた戦争」岡崎正宏(TBSスパークル)
★VFX=NHKスペシャル「恐竜超世界2」「恐竜超世界2」 制作チーム(NHK)
★OAG(オンエアグラフィックス)=「DRAMATIC BASEBALL」(大賞と同じ)
【青い翼大賞】(学生作品の表彰)
〈撮影技術〉「まる」 宮島遥夏/日本大学芸術学部〈アニメーション技術〉「HOTTEST TOKYO」 木戸口未歩/多摩美術大学、「マジムンノクニ」 根間笑花/沖縄県立芸術大学


2023/11/272023年11月27日

● 第7回「羽倉賞」発表 NICT技術総研が最優秀賞 2D映像から3Dアバター作成

東京都港区の品川インターシティホールで11月10日に開催された「フォーラムエイト デザインフェスティバル2023」の会場で、最先端表現技術利用推進協会(表技協)主催による「第7回羽倉賞」の発表および表彰式が開かれた。
羽倉賞は、表技協創設者の1人であり、立体視映像の研究開発で多大な実績を残した故・羽倉弘之氏の功績を記念して7年前に創設されたもの。
第7回羽倉賞(最優秀賞)には、『リアルタイム REXR(レクサー)~本人の細やかな表情も実時間で3Dアバターに高精細に再現~』を手掛けた情報通信研究機構(NICT)先進的リアリティ技術総合研究室が選ばれ、表技協の長谷川章会長から表彰を受けた。
NICT先進的リアリティ技術総合研究室では、ウェブカメラの2D映像から、AI技術でフォトリアルな3Dアバターを作成。細やかな表情・動作もリアルタイムで3D化し、3Dアバターに高精細に再現可能なREXR(レクサー:Realistic and EXpressive 3D avata)技術を開発している。
REXRの3Dアバターを用いたリアルタイムの遠隔コミュニケーションでは、デジタルツイン空間のどこにでも3Dアバターを配置でき、どの方向からでも表示することが可能だ。
「フォーラムエイトDKFORUM賞」には、デジタル掛け軸の『空海が見つけた見附島Ⅱ』が選ばれ、空海が見つけた見附島実行委員会・金沢工業大学 松林研究室が受賞した。
今年秋開催(10月14日-11月26日)の「いしかわ百万石文化祭2023」応援事業として、半年前の4月16日に「『空海が見つけた見附島Ⅱ』見附島×デジタル掛軸+ドローンショー」(主催:空海が見つけた見附島実行委員会、後援:フォーラムエイト)を石川県珠洲市見附島前海岸で実施。この地域の伝統芸能のステージイベントをデジタル掛軸とドローンショーで盛り上げた。
「デジタル掛け軸」は、石川県小松市在住のデジタルアーチストで表技協会長の長谷川氏が、独自で展開しているデジタルアート。フォーラムエイトでは、この「デジタル掛け軸」を全面的にバックアップしており、各イベントでも協賛している。


● CATV業界の発展に貢献 23年度ケーブルマン選出 12月7日に贈呈式開く/CRI

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第36回「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2023」を決定した。「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」は、CATV業界の発展のために貢献した業界関係者(個人・団体)を対象にした「表彰制度」。今年で36年目を数え、この間に121の個人・団体が選ばれている。
今年度は、次の3名、1団体を選出した。
◇大鋸あゆり氏(伊万里ケーブルテレビジョン常務取締役)=地域のメディアとしての信頼性の向上、映像制作のレベル向上を実現。自治体や地元企業との連携による新しい事業の創出、新しい技術を活用したサービス導入にも取り組み、さらにはCATV業界での若手・女性スタッフの地位向上にも貢献
◇澤崎栄治氏(コミュニティネットワークセンター 営業本部副本部長)=早期にeスポーツのイベントなどを企画・運営。2022年以降は、全国38社以上のCATV局が主催するeスポーツ大会の実行委員会事務局を務めるなど、業界におけるeスポーツの普及・発展に努めた
◇毒島大輔氏(スペースシャワーネットワーク 放送事業本部本部長代行)=自社主催の夏フェスなどの音楽イベントを通じて、また、長年にわたり日本ケーブルテレビ連盟 番供等事業者部会部会長、衛星放送協会 ケーブル委員会副委員長としてCATV局との連携に積極的に取り組み、CATV局と番組供給事業者との信頼関係構築と業界発展に尽力した
◇JCOM広報部=全国各地のCATV局に地域プロデューサーを配置。地域の自治体や企業、団体などと連携した地域情報を発信。また、オンライン診療やMaaSなど地域課題の解決に向けた報道機関への働きかけに対して、今年8月に経済広報センターから「企業広報大賞」を受賞。地域課題の解決に取り組む業界の存在を改めて世間に知らしめ、業界の認知・イメージの向上に貢献。
◆記念講演会も
「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2023」の記念講演会と贈呈式を12月7日に開く。
記念講演会は、『僕がひまわりネットワークでこの1年やってきたこと』と題し、講師として土屋敏男氏(Gontents代表社員、ひまわりネットワーク アドバイザー、日本テレビホールディングス アドバイザー、WOWOW アドバイザー)が登壇する。
【日時】12月7日/記念講演会・贈呈式=15-17時、受賞者を囲む会=17時-18時30分
【会場】日本プレスセンタービル 10階ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【参加費】会場参加=CRI会員1万5000円、非会員2万5000円(「受賞者を囲む会」会費含む)、オンライン(Zoom)参加=CRI会員5000円、非会員1万円
【詳細】cri-info.jp/20231113_7994


● 放送機器展示会を開催 12月7,8日に中京テレビで/映画テレビ技術協会

日本映画テレビ技術協会(中部支部)は、昨年に続き「放送機器展示会」を12月7、8日の2日間、中京テレビ放送の協力で同社本社のプラザCを会場として開催する。
放送業務用機器ならびに映像技術の最新情報を披露し、さらなる映像業界のビジネス発展につながることを目的としている。入場無料。
【日時】12月7日/10-18時、8日/10時-17時
【会場】中京テレビ放送 本社1FプラザC(名古屋市中村区平池町4-60-1)
【展示参加社】▽アストロデザイン▽池上通信機▽伊藤忠ケーブルシステム▽ヴィデンダムメディアソリューションズ▽ウエタックス▽エーティコミュニケーションズ▽エーディテクノ▽エヌ・イー・ピー▽NKL▽カナレ電気▽キヤノンマーケティングジャパン▽グラスバレー▽コスミックエンジニアリング▽三信電気▽シュア・ジャパン▽昭特製作所▽ソニーマーケティング▽日本ビデオシステム▽パナソニック コネクト▽ビデオサービス▽ビデオトロン▽芙蓉ビデオエイジェンシー▽朋栄▽三友▽レスターコミュニケーションズ▽ローランド
【詳細】mpte.jp/


● ドワーフ20周年展「どーもくん、こまねこからリラックマ、そしてHIDARIへ。心が動き出すストップモーションの魔法。」

FIELD MANAGEMENT EXPANDのドワーフスタジオ(ドワーフ)がJuiceと共同で開く。『どーもくん』や『こまねこ』、ネットフリックスの『リラックマとカオルさん』など、ドワーフを代表する作品で使用した約100体の人形やセット、小道具やコンテなどの資料を一挙公開。巨大スクリーンでの上映や公開撮影、コマ撮りワークショップ、トークイベントも実施する。
【会期】12月2-17日
【入場料】一般1200円ほか
【会場】東京ドームシティ ギャラリー アーモ(東京都文京区後楽1-3-61)
【詳細】dw-f.jp/index.html?page=dwarf20thEX


● 第29回FMMC研究会「デジタル時代における放送制度の在り方について」

マルチメディア振興センター(FMMC)が12月6日にオンライン(Zoom)で開く。参加無料。講師は、総務省 情報流通行政局放送政策課長の飯倉主税氏。総務省「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関する検討会」での第2次取りまとめの内容を中心に報告する。
【日時】12月6日/15時-16時30分(申し込み締切12月4日)
【詳細】www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/fmmckenkyu/tabid360.html

2023/11/202023年11月20日

● バーチャルプロダクション 座学と実際に撮影体験も/Tooがワークショップ

Tooは、12月7、8日に「バーチャルプロダクション Workshop 2023」」を開く。
バーチャルプロダクションの活用が、さまざまな制作現場に広まっている中、どうやって参入し、どのように人材の確保・育成や機材投資をすればいいのか、悩まれている映像業界関係は多い。
今回、これからバーチャルプロダクションを活用したい映像業界関係者および教育機関関係者を対象に、バーチャルプロダクション全般に関する座学と実際に映像制作を体験する2日間のワークショップを実施する。
講師は、上海/北京/台北において、バーチャルプロダクションワークショップを開き高い評価を受けている、Feng Shui Vision社のFrank Fu氏が担当する。スペシャルゲストには、HTC社でVIVE Mars CamTrackをはじめとするビジネスソリューション責任者のRaymond Pao氏を招く。
また、テレビ・舞台の特殊演出を手掛けてきたテルミック社の新しいバーチャルプロダクションスタジオTELMIC Studio Sokaで実際に撮影を体験する。
【日時】12月7、8日/9時30分-18時
【会場】▽(7日)Too本社3階(東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル)▽(8日)テルスタ Telmic Studio Soka(埼玉県草加市吉町4-5-6)
【定員】25人
【受講料】一般=9900円、学生=4400円(2日分の昼食、バスチャーター費含む)
【申し込み・詳細】www.too.com/event/2023/virtualproduction_workshop


● 3DCG制作コンテスト キャラクター頭部制作/MODO JAPANグループ

MODO JAPANグループは、昨年に引き続き、3DCG制作ソフトウエアのMODO(開発元:英Foundry社)で制作した作品のコンテスト『3DCGコンテスト2023「MODO キャラクターヘッド」#MadewithMODO』を開催する。
これは、今年10月にリリースした『トポロジーワークブックvol02(PDF書籍, William Vaughan氏著)』の発売を記念して、同書籍のメインテーマである、キャラクターの頭部をモチーフにしたコンテスト。
3DCGを活用した作品作りを通して、クリエイティブな創作活動の楽しさを実感してもらうだけでなく、作品を作り上げ多くの人に見てもらえるチャンスを、創造へのモチベーションまたはスキルアップへとつなげることで、3DCG業界の活性化につながる場として提供する。
応募資格はプロ、アマを問わないが、作品の製作にMODOを使用する(体験版の使用および他のツールと併用可能)。チームでも応募できる。応募受付期間は、11月27日から12月4日正午まで。
【詳細】modogroup.jp/contest_character_head/


● ACC賞全9部門の大賞決定 東北新社やAOI Pro.の担当作が受賞

ACC(All Japan Confederation of Creativity)は、優れたクリエイティブをたたえる「2023 6 3rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、全9部門の「総務大臣賞/ACCグランプリ」を決定した。
フィルム部門Aカテゴリー(テレビCM)には、大塚製薬 カロリーメイト『「狭い広い世界で」篇』が選出された。広告会社は博報堂/catch/ENOAD、制作会社はAOI Proが担当している。
Bカテゴリー(Online Film)には、MIXI モンスターストライク『生徒指導篇/闇の神殿篇/保冷剤篇/公園篇/友達の兄篇/起床篇/父篇/年越し篇』が選ばれた。広告会社は博報堂/TBWA\HAKUHODO、制作会社は東北新社。
また、作品のクラフト部分や制作スタッフにフォーカスをあてるフィルムクラフト部門では、クラシエホームプロダクツ いち髪『「日本の四季」篇』が受賞した。広告会社は博報堂/catch、制作会社はAOI Proだった。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的とした広告賞「ACC CM FESTIVAL」が前身。2017年に、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアルした。

2023/11/132023年11月13日

● 2023年日本民間放送連盟賞 グランプリ ラジオ 四国放送 テレビ テレビ静岡

「2023年日本民間放送連盟賞」のグランプリ、準グランプリが決定し、7日に都内で開かれた「第71回民間放送全国大会」の式典席上で表彰式が実施された。
ラジオ・グランプリは四国放送『中四国ライブネット 全国で1000台突破!移動スーパーとくし丸~見えてきた、さらなるくらしの困りごと~』、同準グランプリは北日本放送『KNB報道スペシャル 統一教会と富山政界』、テレビ・グランプリはテレビ静岡『テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編』、テレビ・準グランプリは朝日放送テレビ『こどもホスピス~いのち輝く『第2のおうち~』。
受賞作品は原則として受賞後3カ月以内に全国放送を実施する。


● CRIオンラインセミナー 地域コンテンツの活用案 新規事業者との連携を探る

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第39回 CRIオンラインセミナー(Zoom使用)を11月22日に開く。
今回は『コミチャンの全国展開への発信と有効活用案をみつけた!「旅介(たびすけ)」と「オマツリジャパン」による地域コンテンツ活用案を聞く』と題して、「旅介(たびすけ)」を展開する東京トラベルパートナーズ 代表取締役の栗原茂行氏と、「祭りで日本を盛り上げる」をミッションに掲げてスタートしたベンチャー、オマツリジャパン 代表取締役の加藤優子氏を講師に招く。
東京トラベルパートナーズは、介護施設の入居者が施設にいながら旅行気分が味わえるオンラインツアーを開始。現在、全国の老人ホームやデイサービスなど約3600施設と契約。さらには、同サービスを受信するSTBも開発中という。
オマツリジャパンでは、ウェブサイトで全国の祭り情報を発信。年間2000万ビュー閲覧されているという。若者をターゲットにしており、SNSの発信力がある。しかし、スマホによる簡単な映像しかなく、本格的な撮影をした映像は持っていないことが課題だ。
こうした新しい業種に対し、CATVのコンテンツを活用できないか。業界では、コミュニティchの地域映像を域内だけで消費するのではなく、全国に展開していくことを求めている。今回のセミナーは、外部との連携を模索する機会となる。
【日時】11月22日/13時30分-15時30分(質疑応答含む)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】cri-info.jp/20231031_7985


● 東京でXR・メタバース イベント来年1月末開催 展示会出展者を募集

東京都およびXR・メタバース等産業展2024実行委員会は、来年1月末に「TOKYO XR・メタバース&コンテンツ ビジネスワールド」を初開催するにあたり、展示会への出展者を募集している。
展示会の日程は、24年1月26-28日の3日間。会場は東京。有明の東京ビッグサイト 南3.4ホール。企画・構成は、コンテンツ産業の活性化を図る「展示・商談会」、出展事業者らによるテーマ別「ピッチイベント」、XR・メタバースなどについて学べる「セミナー・ワークショップ」、そしてすべての来場者が参加可能な「参加型体験企画」となっている。
出展対象は、東京都を中心に国内外で事業を展開する中小企業や個人事業主(クリエイター等)、団体など。申し込み期間は12月8日まで。
【詳細】xr-meta-biz.tokyo


● 欧州映画マーケット 日本ブース参加募る/ユニジャパン

ユニジャパンは、「文化庁 日本映画の海外発信事業」の一環として「ベルリン国際映画祭」(2024年2月15-25日)併設マーケットである「ヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)」にジャパン・ブースを出展するにあたり、参加企業を募集している。
申し込み資格は、日本の長編映画の海外販売に関する権利を有し、同マーケットで海外セールスをする意欲のある日本の企業であること。参加希望会社が多数の場合は、審査により決定する。参加料のほか渡航費など実費がかかる。
参加申し込みは11月24日18時まで。
【詳細】unijapan.org/news/info/unijapan/2023_1.html


● Inter BEE会場内で無料セミナー 大型LEDとバーチャルプロダクションの可能性

「Inter BEE2023」(11月15-17日、幕張メッセ)において、初日の15日10時30時-11時30分にInter BEE展示会場内オープンステージでの無料セミナーのオープニングを飾る『海外メーカー最先端LEDディスプレーと日本のバーチャルプロダクションの可能性』と題したセミナーが開かれる。
登壇者は、高須誠一氏(Absen Japan副社長)、谷川真也氏(アークベンチャーズCOO)、梅村誠氏(シリコンコア・テクノロジー日本法人代表)、単振鵬氏(奥拓電子日本代表取締役)の4氏。進行は、ポストプロダクション・スーパバイザの森俊文氏と映像新聞記者として活動するフリーライターの川田宏之が務める。
話題のバーチャルプロダクションスタジオについて、主に海外製の大型LEDディスプレーを扱っている立場の各氏がプレゼンし、バーチャルプロダクションスタジオを構築する上での技術的な視点、スタジオ用LEDパネルの技術動向などを議論する。
奥拓電子は日本最大級のスタジオ、東映の円形270度パネルの実績を踏まえ、全周型LED採用の留意点を話す。Absenは同社が納入したニコンクリエイツスタジオの仕様として、環境光用パネルに4500カンデラ/平方メートルの高輝度パネルを導入した。
アークベンチャーズは3年前に施工した、韓国のVA Corporationのバーチャルプロダクションスタジオのシステムインテグレーションと、現在のシステムの変化について言及する。
シリコンコアは最近導入した国内のバーチャルプロダクション用LEDの動向、海外の動向などについて説明する。
なお、奥拓電子、Absen、アークベンチャーズの各社は、会場内の自社展示ブースでスタジオ用LEDを展示する。


2023/11/062023年11月6日

● 「地方の時代」映像祭 関西大学で18日から開催 上映会や記念講演など実施

第43回「地方の時代」映像祭が11月18-24日の7日間、大阪府吹田市の関西大学 千里山キャンパスで開催される。主催は、「地方の時代」映像祭実行委員会(NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟、吹田市、関西大学)。
「地方の時代」映像祭には、全国の放送局やCATV局が制作したテレビドキュメンタリー番組と、自治体、市民、学生、高校生(中学生)などアマチュアが制作した映像作品が結集する。上映会、記念講演、シンポジウム、ワークショップなど、いずれも入場無料。
初日の18日には、第43回「地方の時代」映像祭コンクール授賞式を開く。続いて、記念講演「今、言葉の危機の中で-『無言館から』-」((「無言館」館主・作家/窪島誠一郎氏)、グランプリ受賞作品上映、シンポジウム「危機の時代にメディアはどう立ち向かうのか?」を実施する。
19日には、ワークショップ「『生成AI』でテレビが変わる?」などを開催。19-24日には、コンクール受賞作品および予選通過作品を上映する。
23日の特別上映会では、ドキュメンタリー映画『拳と祈り-袴田巖の生涯-』(現在進行形版)を上映。ゲストに袴田秀子さん(袴田巖死刑囚の姉)、笠井千晶監督を迎える。
【会場】関西大学 千里山キャンパス第3学舎ソシオAV大ホール/100周年記念会館(大阪府吹田市山手町3-3-35)
【詳細】www.chihounojidai.jp/guide/


● web3/メタバースのビジネス活用を討論/富士通がオンラインセミナー

富士通は、オンラインセミナー「web3とメタバースによる認知拡張とコミュニケーションの進化」を11月9日に開く。
次世代のインターネットとも呼ばれたweb3/メタバースは、どのようにコンテンツビジネスとして活用していけばよいのか。実際にweb3/メタバースに取り組んでいるNTTドコモ、朝日放送グループホールディングスからゲストを迎えて討論する。受講料無料(事前登録制)。
内容は次のとおり。
[オープニング] ▽講演「web3/メタバースの現在地、富士通グループの取り組み」(Ridgelinez/佐藤浩之氏)
[セッション1] ▽パネルディスカッション「メタコミュニケーションが未来を変えるか? メタバース/web3のビジネス化に向けた課題と期待」(登壇者:NTTドコモ/吉田直政氏、朝日放送グループホールディングス/白石和也氏、Ridgelinez/佐藤浩之氏)
[セッション2] ▽講演「メタコミュニケーションサービス『MetaMe』デモンストレーション」(NTTドコモ/吉田直政氏)
[セッション3] ▽講演
「『Fujitsu web3 Acceleration Platform』について」(富士通/伊藤章氏)
【日時】11月9日/14-15時
【形式】オンライン(後日オンデマンド配信あり)
【申し込み・詳細】event.on24.com/wcc/r/4376545/A13A37CDB9D6D62C4129E03669FCE869?partnerref=mail_eizoshimbun2


● 東京国際マッピングアワード 32チームが参加し作品上映 若手クリエイターが対象の登竜門/ピクスとIMAGICA EEXが運営

IMAGICA GROUPのグループ会社であるピクスとIMAGICA EEXが運営する東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした映像制作の登竜門「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.8」の上映会・審査結果発表を11月11日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催する。入場無料。
同イベントは、国内最大級のプロジェクションマッピング(マッピング)のコンテスト。将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成、空間映像技術の高度化および普及を目的に2016年から実施している。
コロナ禍により完全オンラインで開催された第6回では、延べ約22万人が視聴、オンライン+現地開催した第7回では現地に7497人が来場、オンラインでは延べ約31万人が視聴したという。
なお、8回目の開催を迎える今大会より審査会は事前に実施し、イベント当日は作品上映・審査結果発表のみとなる。上映会には、32チームが参加する。イベントのMCには、タレントのハリー杉山が務める。
今年のテーマは『OPEN』。あらゆる場面で自粛ムードにより、多くの制限が設けられていた3年間だったが、いよいよ今までの生活が戻りつつある。そのような情勢を背景に、前向きで明るい気持ちになるワードを選択したという。
また、同テーマにちなんで第8回からは応募資格の対象範囲を拡大。従来は「学生」としていたが、今回からは「学生または30歳以下の若手映像クリエイター」としている。対象範囲を広げることで若手映像クリエイターにマッピングの制作・上映の機会を創出する。
【日時】11月11日/16時開場、17時開演(諸状況を鑑みて変更・中止の可能性がある)
【会場】東京ビッグサイト会議棟前広場(東京都江東区有明3-11-1)
【詳細】pmaward.jp/

2023/10/232023年10月23日

● 自主制作番組コンテスト2023 伊賀上野ケーブルが大賞 ケーブルフェスタで表彰式

日本ケーブルテレビ連盟東海支部は10月6-8日に「ケーブルフェスタ2023」を開催し(10月16日号既報)、6日にはホテル名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区)で「自主制作番組コンテスト2023」の表彰式を実施した。
今回は22作品の応募中から審査の上、最優秀作品賞には伊賀上野ケーブルテレビ(三重県伊賀市)の『18歳成人式』が選ばれた。
全国で3例しかない18歳を対象とした成人式が、今年5月4日に伊賀市で開かれた。令和4年の成年年齢引き下げに伴い、伊賀市では成人式の対象年齢を18歳に変更。決定に至るまでは、20歳での成人式開催を求め、市民団体が市におよそ8000人分の署名を提出したほか、市議会を巻き込み議論が紛糾した。
番組は「大人とは何か」をテーマとし、当事者である新成人、保護者、関係者に18歳成人式への考えを聞くと共に、開催を押し進めた伊賀市長にその理由を聞いた。また受験期の中、集まった成人式実行委員を追い、当事者の想いに迫った。
番組を通して、18歳で成人式を迎える意義を考えると共に、市民の声を届けたいという思いで制作に取り組んだという。
その他の入賞作品は以下のとおり。
★優秀作品賞
▽『わたしのストーリー~あなたのエピソードを映像化~』CAC(愛知県半田市)
★準優秀賞
▽『夢を奏でるクラフトビール バタフライブルワリー』CCNet 春日井局(愛知県春日井市)
★コミュニティ賞
▽『ふたたび歩く岐阜人』シーシーエヌ(岐阜県岐阜市)
★審査員特別賞
▽『静岡彩発見 吉田町めぐり編』TOKAIケーブルネットワーク(静岡県沼津市)


● バーチャルハロウィーン 都市連動型メタバースで開催/KDDI、渋谷区観光協会など

KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会は、10月27-31日の期間で「バーチャルハロウィーン2023」を開催する。4年目となる同イベントでは、都市連動型メタバース「バーチャル渋谷」「バーチャル大阪」において、音楽ライブやゲームなどのエンタメコンテンツを提供する。
バーチャルハロウィーン2023では、10組以上のアーティストや芸人による音楽・お笑いライブを実施。バーチャル空間で友達同士またはファン同士で一緒に盛り上がりながら楽しめる。また「バーチャル渋谷」の街中にちらかっているゴミを、参加者できれいに掃除していくゲームを展開する。
さらに今年はKDDIのメタバース「αU metaverse」で初開催し、アーティストや配信者(ライバー)と交流できるイベントを実施。「推し」とファン、およびファン同士の新たな出会い・交流の場として、音声会話を中心としたこれまで以上に密なコミュニケーションを実現する。なお、参加ライバーには収益が還元される仕組みも用意し、クリエイターの活躍の場を支援していく。
バーチャルハロウィーンイベントはコロナ禍に始まり、これまで総勢66組のアーティストやVTuber、アニメキャラクターなどが出演。新しいエンターテインメントの形として第7回JACEイベントアワード最優秀賞・経済産業大臣賞など、さまざまな賞を受賞した。
【公式サイト】alpha-u.io/event/halloween23


● 技術者資格講習試験を実施 11月1日から申し込み受付/日本CATV技術協会

日本CATV技術協会は11月から、2023年度CATV技術者資格講習試験および資格更新の申し込み受付を開始する。同講習試験では、CATV総合監理技術者および第1級CATV技術者資格を取得できる。
両技術者の資格取得者は、放送のデジタル技術やIP・ブロードバンド技術、放送法で定める安全・信頼性や放送法に基づく有線一般放送の登録申請などに関する知識、技術的能力を有しているものと認められている。また、有資格であることが建造物障害予測調査などの受注要件となる場合もあり、CATV関係で広く認められた資格になっている。
CATV技術者資格講習試験は、時間や場所の制約をできるだけなくすためeラーニング、CBT(Computer-Based Testing)を採用。誰でも受験できる。受講受験科目は、CATV総合監理技術者が「システム」「調査・施工」「ブロードバンド」、第1級CATV技術者が「システム」「調査・施工」。
講習はeラーニングで実施し、インターネット環境とPCなどがあれば受講が可能。講習実施期間中に所定の科目を学習し、章ごとの中間試験と修了試験を受け、すべてに合格すれば講習は終了する。合格するまで何度でも受けられる。
受験は、所定の科目のeラーニング修了試験に合格すると、CBT試験の申し込みが可能となる。CBT試験は、試験会場(テストセンター)で備え付けのPCを使用した試験方式。予約は試験実施期間中の希望する日時で全国150カ所以上の会場から受験会場を選んで受験できる。
受講受験費用は、CATV総合監理技術者が5万5440円、第1級CATV技術者が3万9380円。
なお、新規講習試験に合わせて、更新手続きも実施する。
【講習試験実施スケジュール】▽申し込み期間=11月1-20日▽eラーニング講習期間=12月1日-2024年2月15日▽CBT試験期間=24年1月10日-2月19日
【申し込み・詳細】www.shikaku.catv.or.jp/
【問い合わせ】Eメール=syoumei@catv.or.jp


● CEATEC AWARD 2023 総務大臣賞など各賞を発表 展示された技術・製品等が対象

電子情報技術産業協会(JEITA)は、「CEATEC2023」(10月17-20日)で展示された技術・製品・サービスなどを対象とする「CEATEC AWARD 2023」の総務大臣賞、経済産業大臣賞、デジタル大臣賞ならびに部門賞を発表した。
同アワードはSociety5.0の実現を促し、新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的として実施。審査委員会による厳正な審査で選出された。
総務大臣賞は「空間セキュリティマネジメントソリューション」(東芝)、経済産業大臣賞は「金属インクジェット印刷技術を用いた環境負荷低減PCB」(エレファンテック)、デジタル大臣賞は「世界最小最軽量級のカメラが『働く』を変える。リアルタイム映像DXソリューション『Xacti LIVE(ザクティライブ)』」(ザクティ)が受賞した。
デジタル大臣賞のウェアラブルライブ映像デバイス&配信サービス「Xacti LIVE」は、5G/6G時代におけるビジネスのライブをリアルな目線映像で、いつでもどこからでも共有できるソリューション。30グラムを切る軽く小さいウェアラブル映像デバイスによる臨場感あふれる現場の映像と音声が、複数拠点からの遠隔支援をリアルかつ円滑に実現する。
部門賞は、以下のとおり。
【アドバンストテクノロジー部門】▽グランプリ=「高品質なGaN系微小光源を作製するためのmicro-LED/micro-レーザー用独自基板と新工法」(京セラ)▽準グランプリ=「省電力AIプロセッサーMN-Coreシリーズ(Preferred Networks)、「『おいしさを見える化』が創る未来の食卓~野菜・果物・茶葉などのスマホ等での撮影画像からのAI 解析による食味判定と情報化~」(マクタアメニティ)
【デバイス部門】▽グランプリ=「指先が持つ繊細な感覚を可視化するマルチフィジクス・ナノ触覚センシング」(香川大学JST-CREST)▽準グランプリ=「ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池」(パナソニックグループ)、
【コ・クリエイション(共創)部門】▽グランプリ=「建設段階のデジタルツイン基盤CONNECTIA活用による現場DX実現」▽準グランプリ=「いっしょに考えます、トイレのこと『A-SPEC』」(LIXIL)
【スタートアップ部門】▽グランプリ=「エアモビリティー社会を支える小型高性能ポータブルドップラー・ライダー」(メトロウェザー)▽準グランプリ=「TL-SENSING~人肌や吐息さえも高速検知。『熱』を可視化して異常現象を0.01秒キャッチ~」(TopoLogic)

2023/10/162023年10月16日

● 2025年 大阪・関西万博 民間パビリオン構想発表 来場者に未来社会の体験提供/パナソニック、NTTなど7社

2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)は4日、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)民間パビリオン構想発表会(第1弾)」を東京都港区のパソナホールで開いた。
民間パビリオンでは、各出展者が今回の万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』に沿って工夫を凝らし、個性を生かした展示や演出をすることで、来場者に未来社会を体験してもらい、感動と共感を与えるパビリオンの実現を目指す。
この日の構想発表会では、大阪・関西万博に民間パビリオンを出展する13社のうちパナソニックやNTTなどの7社が、プロモーション動画やモックアップなどを初公開するとともに、パビリオンの具体的な構想を発表した。
トークセッションでは、テーマ事業プロデューサーの落合陽一氏が進行役となり、民間パビリオン出展者と各パビリオンの魅力について説明した。
大阪・関西万博を契機とし、「共創」をテーマに取り組んでいるパナソニックグループは、同社パビリオン『ノモの国』の総合プロデューサーの原口雄一郎氏が登壇。「このパビリオンでは、パナソニックグループが未来社会を担う人々の思いに寄り添い、その思いを実現するためのパートナーと思ってもらえるような存在になれるように、子供たちと、これからの未来を共に創っていく第一歩を踏み出す場にしていきたい」と語った。
NTTグループでは、「IOWN」と呼ばれる光を使った高速・大容量の次世代の通信ネットワークを活用し、遠く離れた場所にいる人や景色でも、音や感触なども含めて、その場で再現するような展示をする。
NTTの工藤晶子取締役執行役員研究開発マーケティング本部アライアンス部門長は「開発中の次世代の高速大容量ネットワークで、さらに進化していく社会をブースでは具現化したい」と述べた。
10月18日には発表会(第2弾)を開催し、今回発表しなかった6社が構想を明らかにする予定。なお、大阪・関西万博開幕500日前となる11月30日には、前売チケットの販売が始まる。


● Goolightの取り組み メディアの力で地域創造/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、「地域に欠かすことのできない総合プロデューサーを目指す-Goolightの駅前ビル活用策がベストプロモーション大賞獲得!」をテーマに第38回CRIオンラインセミナーを10月26日に開く。
Goolight(長野県須坂市)は、「ケーブル・アワード2023/第16回ベストプロモーション大賞」において、133件の応募の中からグランプリを獲得した。受賞したのは『人をつなぎ、地域をつなぐ、須坂のあたらしい拠点-bota-』の取り組み。
同社は2020年7月に本社が入るビルの1階部分を取得し、「須坂市産官共創事業」として、民間活力を導入した子育て支援、就労支援、にぎわい創出などの新しい地域創造の場とする事業提案を須坂市に提出し、採択された。
この拠点は「bota(ぼーた)」と名付けられ、Goolightは指定管理者として、さまざまなアイデアでイベントやセミナー、ワークショップを実施し、市民を呼び込んだ。2022年7月から2023年9月までに延べ12万4000人(月平均8200人)を集客したという。
これは、メディアの強みを生かして、SNS×紙媒体×放送と幅広くプロモーションを展開した結果による。セミナーでは、同社の経営企画本部部長 岩下正志氏が活動について報告する。
【日時】10月26日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み】cri-info.jp/seminer-join


● XRテーマの国際映画祭 新宿の常設施設で開催 専用機材を使って没入感体験

XR映画製作・配給などを手掛けるCinemaLeapは、小田急電鉄と共同で10月27-29日に、XRをテーマにした常設施設「NEUU」および特設会場で、4回目となるXRに特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival 2023」を開催する。
XR映画は、専用機材を身に着けた自身のアクションに連動して内容が展開していくなど、まさにストーリーの一部となる没入感体験が特徴であり、会場に用意する専用機材で実際に楽しめる(機材の装着を要する作品は年齢制限あり)。
晩年を過ごしたアトリエを舞台に、世界的な建築家アントニ・ガウディに迫る『GAUDI, The Atelier Of The Divine』や、『千利休の所持した樂長次郎 黒樂茶碗「万代屋黒」をモデルにしたお茶碗型の触覚デバイス』を用いて、VR空間で複数人同時に日本のお茶の世界を体験し、日本伝統の茶道の世界を通して生命と宇宙のつながりを体験する『SEN』など、VR・AR・MR技術を幅広く取り入れた全25作品を用意する。
また、世界から公募した96作品から、審査員により特に優秀な3作品を選定。最終日(29日)にNEUUで結果発表・表彰式を実施、その模様をオンラインで配信する。 そのほかオンラインでトークイベントなども実施する。
【会場】NEUUおよび同建物6階特設会場(東京都新宿区西新宿1-5-11 新宿三葉ビル)
【申し込み・詳細】btffjp.com/


● 放送業務のクラウド化 オンラインセミナーで考察/ユニゾンシステムズ

ユニゾンシステムズは、放送業界、放送業務のクラウド化をテーマにしたオンラインセミナー「放送局のクラウド化とその未来について」(Zoom使用)を10月26日に開く。参加費無料。
さまざまな業界でクラウド上に構築されたサービス、システムが主流になってきている中、放送業界においてもクラウドでの編集、クラウドへのアーカイブなどが普及し始めている。
しかし、放送業界では障害リスクの観点などからオンプレが基本となりシステム構成がされているため、リプレイスのたびに大きな設備投資をしなくてはならず、運用監視管理者も必要となるなど課題がある。
今回のセミナーでは、同社が9月にクラウド化を実現した営放システムをはじめ、クラウドに構築しているシステムを題材に、放送業界の未来について考察する。
なお、セミナーで扱う商品は、「Inter BEE 2023」(11月15-17日)に出展する。
【日時】10月26日/11-12時
【申し込み】form.k3r.jp/unixon/cloudeihosystemwebinar


● ジャパンマテリアル製品プライベートショー in 東京2023

ジャパンマテリアルが取り扱うメーカーの各製品を披露するプライベートショーを10月18-20日に開く。製品の組み合わせによる新しいソリューションや関連製品を展示し、各製品の担当者が来場者の質問や相談に応対する。
いずれの開催日も1時間ごと(14-15時、15-16時、16-17時)の入れ替え制で、各回の定員は6人。1社につき2人まで申し込みできる。
【会場】ジャパンマテリアル 東京本部 ミーティングルーム/ショールーム(東京都千代田区一番町5-3 アトラスビル4階)
【申し込み】reserva.be/jmgs_seminar

2023/10/92023年10月9日

● Inter BEE 2023 11月15-17日開催 公式サイトで来場事前登録を開始 出展者数は前年比25%増見込む

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月15-17日に開催する「Inter BEE 2023」(会場:幕張メッセ/千葉市美浜区)の来場事前登録を、Inter BEE公式サイトで開始した(入場無料、登録入場制)。
Inter BEEは、幅広い分野のメディアとエンターテインメントのプロフェッショナルが集う、日本最大級のメディア総合イベント。音響、映像、放送、通信、照明の関連はもとより、メディア・エンターテインメント業界の技術者、クリエイター、ステークホルダーが一堂に会する。
今回で59回目の開催となるInter BEEは、「コンテンツ」を中核とし、コンテンツを「つくる(制作)」、「おくる(伝送)」、「うける(体験)」のすべてを網羅した、メディアとエンターテインメント分野の最新情報とビジネスの場を総合的に提供する。
◆昨年よりも規模拡大
昨年は国内外の出展者810社・団体、来場者数2万6901人だった一方、本年の出展者数は昨年比で25%増、海外出展者も増加を見込んでいる。幕張メッセの6つの展示ホールを会場に、昨年よりも規模を拡大する。
また今年は、特別企画とコンファレンスを一層充実。特別企画「INTER BEE EXPERIENCE」では、昨年のイベントホールでのX-Speaker(SRスピーカー体験デモ)の復活に続き、今年は人気イベントX-Headphone/X-Microphone(ヘッドホン/マイクロホン試聴体験展示)を4年ぶりに実施する。
◆部門名称を変更
加速するメディアとエンターテインメントの進化、テクノロジーの時流をとらえ次のステージへと進むべく、2つの部門名称を変更する。
新たな部門名称はそれぞれ「エンターテインメント/ライティング部門」(旧「映像表現/プロライティング部門」)、「メディア・ソリューション部門」(旧「ICT/クロスメディア部門」)。
これらに「プロオーディオ部門」と「映像制作放送関連機材部門」を加えた4部門でInter BEE 2023は構成。メディアとエンターテインメント分野にかかわる世界的な潮流と多様な最新テクノロジー発信の場として、これまで以上に産業全体の総合性を網羅する。
◆新たな特別企画を展開
メディア&エンターテインメント産業の進化と、裾野の拡大に焦点を当てるものとして、「INTER BEE IGNITION×DCEXPO スタートアップエリア」と、「INTER BEE CREATIVE 動画マーケティングラウンジ」の2つの新特別企画を実施する。
動画マーケティングラウンジでは、日々拡大しつつある動画マーケティング市場の最前線で活動する制作プロダクション/マーケティング企業が参加、映像・動画関連産業の裾野拡大と市場の発展を支援する場として展開し、企業の広報やマーケティング担当者に広く訴求する。
【会期】▽幕張メッセ=11月15-17日▽オンライン=11月6日-12月15日
【公式サイト】www.inter-bee.com/ja/


● TYO学生ムービーアワード エントリーの受付開始 60秒のショート映像作品募集

TYOは、学生を対象に第4回「TYO学生ムービーアワード」の開催を決定し、エントリー受付を開始した。同アワードは、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界全体の発展に寄与したいという思いから開催している学生向けショートフィルムコンテスト。
今回のテーマは『初心者』に設定し、60秒のショート映像作品を募集。特別審査員は第1回から引き続き、俳優であり自身も日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を主宰する別所哲也氏。また新たに、男女8人組のユニット「ダウ90000」を主宰して、演劇・お笑い・コント・ドラマなどでさまざまな新しいカタチの表現に挑戦している蓮見翔氏を迎える。
そのほか、CMや映画の演出を手掛けたディレクター・クリエイター陣も審査員となって受賞作品を選出する(協力:イマジカデジタルスケープ)。賞金は総額200万円(金賞100万、銀賞50万円ほか)。
【応募資格】2023年現在、18歳以上で、日本国内の各種専修専門学校、短期大学、大学、大学院に在籍する生徒・学生(高校生は対象外)
【スケジュール】 ▽エントリー期間=12月14日▽作品応募期間=12月15日-24年1月16日▽最終ノミネート作品発表=同年2月22日(公式サイトで発表)▽表彰式=同年3月7日
【詳細】tyo-gama.jp/


● 4K・VR徳島映画祭 作品募集の締切延期 10月19日まで受付

プラットイーズが、とくしま4Kフォーラム実行委員会の一員として開催する「とくしま4K+NEXT ~4K・VR徳島映画祭~」(12月15-17日)において、作品募集の締切日を10月19日に延長した。
同イベントは、今年度開校した「神山まるごと高専」(徳島県名西郡神山町)と徳島駅前の「とくぎんトモニプラザ」をメイン会場とし、ノミネート作品や特別上映作品の上映、トップランナーによる各種セミナー・ワークショップ、先端技術の体験コーナー、制作者と映像関係事業者とのマッチング、学生向けの就職マッチングなど、映像・コンテンツの発展を実体験できるイベントとして実施される。
募集作品は、4K/8K/VRの映像作品、高校生制作の映像作品(4K/8K/VR作品以外も可)。
【詳細】4kforum.jp


● MPTE第60回勉強会「エンタメ業界における最適な契約業務とは–IP活用におけるリスク回避術」

日本映画テレビ技術協会が10月12日にオンライン(Zoom使用)で開く。エンターテインメント・コンテンツ業界の事例からひもとく「契約DX」について、トラブル事例を交えながら最適な契約業務に関し、渋谷カケル法律事務所、Sansanの協力を得て、分かりやすく解説する。受講無料。
【日時】10月12日/15-16時
【定員】80人
【詳細】www.mpte.jp

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