イベント

2020/11/092020年11月9日

第36回ATP賞テレビグランプリ 大賞はバンエイト「おじさん、ありがとう」 12年にわたる地道な取材が評価

全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は10月22日、「第36回ATP賞テレビグランプリ」の受賞式を開催し各賞の受賞者を表彰した。
最高賞であるグランプリは、発表済みの優秀賞3作品から、会員投票によってBSフジ サンデースペシャル「ザ・ノンフィクション特別編『おじさん、ありがとう~子供たちへ…熱血和尚の遺言~』」を選出。取材・構成・演出を担当したバンエイトの八木里美氏がトロフィーを受けとった。最優秀新人賞は梅澤慶光氏(テレビ朝日映像)が受賞した。
審査委員長の井上啓子氏は同作は12年にわたる地道な取材が評価されたとする。優秀賞2作品(「オオカミちゃんには騙されない」「ドラマ24『コタキ兄弟と四苦八苦』」)は「オリジナル脚本で仕上げ配信にも載せた」「F2世代に支持され映像業界の未来を切り開く力を感じさせた」ことがポイントとなった。


4K・VR徳島映画祭2020 オンラインで受賞作品発表 11月30日までネット視聴可能

とくしま4Kフォーラム実行委員会は、10月30日-11月1日にオンラインで開催した「4K・VR徳島映画祭2020」(共催=徳島県、神山町)において、応募総数190作品の中から受賞作品を発表した。これら作品は、11月30日午後6時までオンデマンド配信(4kforum.jp/movie)により視聴できる。
同イベントは、4K.8K、VR映像に特化した映画祭。2013年にフォーラム、15年に映画上映を開始した。今年は「どこでも映画祭-Tokushima everywhere-」をテーマに、新型コロナウイルス感染防止の対策として、オンライン上の3D空間によるバーチャル開催となった。作品の上映、セミナーやワークショップなどすべてのコンテンツを自宅やオフィスにいながら視聴および参加できた。
また、昨年新設した「あわ文化振興部門」(徳島にかかわるテーマや題材を取り上げた作品)と、「高校生部門」(高校生制作の作品)も引き続き公募した。受賞作品は次のとおり(敬称略)。
【一般部門】
▽大賞=「奇跡の手仕事」(北陸朝日放送)▽4K.8K映像賞「サマルカンド-青の継承-」(パナソニック映像)▽VR賞「GEIMU」(ドリアン後藤ストーン)▽ドキュメンタリー賞「acoya 琴の海、真珠の海の物語」(長崎ケーブルメディア)▽徳島県知事賞「UYUNI days」(逸見秀幸)▽神山町長賞「ビーンズ・ラブ」(植木英理)▽ケーブルキャスト賞「CBC創立70周年記念 根のことの葉 伊勢神宮の森が倉本聰に伝えたこと」(CBCテレビ)
【あわ文化振興部門】
▽大賞「新青春」(DRAWING AND MANUAL)▽映像賞「真夏の残響」(Ruben Frosali and Hamish Campbell)▽PR賞「徳島ドローン紀行そらたび#41 道づくりに挑む 四国横断自動車道」(ケーブルテレビ徳島)
【高校生部門】
▽大賞「Tokyo Scenes」(The American School in Japan)▽アイデア賞「吉田高校ボート部 PV2020」(山梨県立吉田高等学校)▽ニューフェイス賞「Dance promotion video-karim-」(徳島県立小松島高等学校)


18日にオンラインセミナー 広告効果の可視化など解説/衛星テレビ広告協議会

専門多チャンネル放送の34社67chが参加する衛星テレビ広告協議会(CAB-J)は、無料オンラインセミナーを11月18日に開く。
セミナーでは、CS/BSペイテレビの基本情報をはじめ、デジタル潮流におけるペイテレビの広告効果を可視化する試みや、ペイテレビ広告の価値・役割についてもケーススタディを交えながら解説する。
第1部では、CS/BSペイテレビ広告の標準データとして、これまで採用してきた機械式ペイテレビ接触率共同調査に代えて2021年4月から導入される、地上波、無料BS放送と同一パネルを使用する「テレビ接触率 全国ペイテレビ調査」について説明。
第2部では、ペイテレビの広告効果がどの程度あるのかを具体例を挙げながら、動画広告との比較を示す。第3部では、メディアコンサルタントの境治氏に「広告の価値」や「デジタル広告とテレビ広告の役割」について聞く。
【日時】11月18日/14時-15時30分
【詳細・事前登録】https://www.sendenkaigi.com/event/cab-j/202011/(申し込み締切日=11月13日)


来場者数は延べ13万人超 12月31日までブース「来場」可能/CEATEC 2020 ONLINE

電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウエア協会の3団体で構成するCEATEC実施協議会は10月20-23日の4日間、オンラインで開催した「CEATEC 2020 ONLINE」の会期中の登録来場者数が8万5650人だったと発表した。
オンライン開催により複数日にわたって入場した来場者が多く、会期中の延べ来場者数は13万人を超えたという。なお、会期終了後も新規の来場登録および会場への入場を受け付けており、12月31日まで各出展者のブースをオンライン上で見ることができる。
また、会期中に実施したコンファレンスの聴講数は10万5210人(延べ人数)で、昨年の聴講者数2万8228人(延べ人数)を大きく上回る結果となった。
幕張メッセ(最大定員1000人)の会場では実現できなかった、1セッションで4000人を超える聴講者を集めたものもあり、オンラインならではのメリットを最大限生かすことができたという。各セッションは順次オンデマンド形式で配信している。
CEATEC実施協議会の鹿野清エグゼクティブプロデューサーは「『ブースの来場者数が昨年よりも大幅に増えた』といった出展者の声が多く、オンライン開催で来場者1人あたりの来場ブース数は例年よりも多くなったと推察している。また、来場者からも、オンラインならではの可能性を感じる意見・感想をもらっている。一方で、CEATECならではの未来体験や出展者同士の交流といった観点は、幕張メッセでの開催と比べて課題を残した結果となった。今回の開催を通じて、オンラインのメリットや課題を多岐にわたって把握できた。オンラインプラットフォームもまだまだ改善できるものと考えている。今後のCEATECは、リアルとオンラインのハイブリッド開催を念頭に、これからも社会貢献に努めていく」とコメントしている。
【CEATEC 2020 ONLINE公式ウェブサイト】www.ceatec.com/ja


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