映像新聞2020/02/17


● NABショー 予定どおり開催へ 新型ウイルス対策を強調 「安全で健全な現地環境を維持」

 新型コロナウイルスの影響で開催を延期または中止する展示会・イベントが相次ぐ中、「NAB(エヌエービー)ショー2020」を主催するNAB(全米放送事業者協会)は、予定どおり4月19-22日に米国・ラスベガスで開催するという内容のメールを出展各社に送信した。
 それによると、NABでは状況を綿密に監視し、米国当局、米国疾病管理センター(CDC)および世界保健機関(WHO)によるすべての推奨事項に従うという。
 4月のNABショーについては、開催準備が予定どおり進んでおり、「今年も素晴らしいイベントになることを確信している。NABショーは、メディアおよびエンターテインメント業界にとって世界で最も貴重なイベントだ。世界中の何千もの企業や人々が販売およびマーケティング促進のためにNABショーを最大限に活用できるように、強い産業としてイベントを実施することが重要と考える」(事業開発担当上席副会長 エリック・トラブ氏)と伝えている。
 また、安全で健全な現地環境を維持することが最優先事項であるとし、
「ラスベガスおよび、すべての関係者と協力して計画を進めている。現地の宿泊施設からもさらなる清潔な宿泊環境の提供を約束する」と新型コロナウイルス対策に万全を尽くしている。
 NABショーの会場内では、例年どおりに医療施設を設置し、参加者からの医療相談に即時に対応。「すべての人に安全な環境を提供するために、NABショー開催前と開会中には最大の安全措置を徹底する」と強調している。


VISUAL COMMUNICATION JOURNAL THE EIZO SHIMBUN
Copyright Eizo Shimbun, Inc. 映像新聞社
※掲載された内容の一部または全文を無断で転載することを禁じます。