最新号2025年9月15日号
NHK
中継局共同利用会社が白紙に
事業化の見通し立たないと判断
BB代替の実施も消滅へ
還元目的積立金600億円は
民放中継局の更新・維持に
━ 今週号(9月15日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━
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大阪・関西万博でコンテンツを企画・制作 新規事業を積極展開 朝日放送GRの防災イベントやクウェート館セレモニーで実績/アイネックス
朝日放送グループのアイネックス(大阪市福島区)は開催中の大阪・関西万博において、クウェート館「開幕セレモニー」「ナショナルデー記念式典」の企画・制作、技術コーディネートを担当。朝日放送グループが9月1日-4日に実施した防災イベント「世界に発信する『防災』の未来設計」においても、阪神・淡路大震災の取材映像をもとに構築した体験型コンテンツを企画・制作した。総合技術プロダクションとして培ってきた技術力や経験をもとに、放送外の新たな分野に業務を展開している。(続きは本紙でレポート)
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生成AI社会実装① 激変が始まった 映像制作でも急速な進化 進む省力化と表現力向上 地方局で生成AIアニメ
生成AIの活用が、地方局でも始まった。生成AIによる映像作品については、アレルギーや反対意見などが出ていたが、遂に地方局も普通に活用するフェーズに入ったといえる。一般企業の間では、いち早く生成AIを前提とした変化が顕在化。米国ではビッグテックが生成AIシフトを急ぎ、日本でもDeNAのように「生成AIにオールイン」を宣言する企業がある。社会実装が急速に進む背景には、生成AIが昨年から今年にかけて急速に進化したことがある。社会はどう変化するのか。メディアの視点を踏まえシリーズで考える。(続きは本紙でレポート)
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異例の大ヒットとなった映画「国宝」 人間としての成長物語に感銘 独特の文化を新たな視点で捉える/作品の魅力を小説家・諸田玲子氏に聞く
映画『国宝』が異例のヒットを続けている。6月6日に公開後、3カ月で興行収入133億円超え(9月7日時点/興行通信社調べ)を記録し、歴代の興行収入ランキングでは邦画実写で第2位となり、来年には北米でも公開されるという。配給元の東宝でも、公開当初は興収30億円程度の予想だった『国宝』が、人々を引き寄せた魅力の理由と、映像化にまつわる「地域おこし」などについて、小説家で朝日新聞の劇評も手掛ける諸田玲子氏に聞いた。(続きは本紙でレポート)
※本紙とデジタル版は同一内容です。
2025年9月15日号 主な記事
●TBSがBS4Kから撤退の意向マスター更新控え経営判断
●「生成AI社会実装(1)」地方局で生成AIアニメ
●異例の大ヒットとなった映画『国宝』の魅力/小説家・諸田玲子氏に聞く
●ヌーベルバーググループがVPの検証イベント
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放送
● 中継局共同利用会社が白紙に 事業化の見通し
立たないと判断/NHK
● BS4Kから撤退の意向 総務省 衛星放送WGで
/TBS
● WOWOWが新料金プラン WODを最大3端末で同時
に -
CATV
● 川崎市内の警察署3署と地域安全に関する協定
/イッツコム -
プロダクション
● 大阪・関西万博でコンテンツを企画・制作 新
規事業を積極展開/アイネックス
● 地域住民が主役の生配信番組 第1弾 川崎市・
鷺沼の情報発信/クリップが新サービス開始
● ヌーベルバーググループが関係者に公開 バー
チャルプロダクションを検証 -
プロ用機器・サービス
● iPhone版Premiere 外出先でも本格編集
/アドビが発表
● ケーブルフェスタで最新10G-EPONなど
/古河電工
● フルサイズの「ニコンZR」 シネマ向けにRED
と開発/ニコンイメージングジャパン
● ソニーが2製品を追加 CFexpress Type Aカー
ド Cinema Line、αに対応
● 生成AIをコールセンターで活用 顧客接点の質
を向上 年間3600万円の削減も
/JCOM「JAICO」を運用 -
ディスプレー/大型映像
● アウトオブホーム ディスプレーの可能性(14)
DePIN型モビリティとDOOHの融合 -
映画/番組/CM
● 異例の大ヒットとなった映画「国宝」
/作品の魅力を小説家・諸田玲子氏に聞く
● 映画「ファンファーレ!ふたつの音」 仏の炭
鉱町の素人楽団を主軸に展開 -
家電/民生機器
● ゲーミングPC製品を拡充 市場ニーズに合わせ
て展開/マウスコンピューター
・東京ゲームショウに出展 ゲーミングPCで試遊
など -
総合
● オプティックス強化を続けるiPhone
アップルが「ウェアラブル・デバイス」発表 -
イベント一覧▷
● 北東アジア・ビデオサミット 10月28日 アンダーズ東京 動画コンテンツビジネス グローバル戦略のポイント/AVIA
アジア太平洋地域の動画配信・コンテンツ産業の振興を目的とする業界団体「アジア・ビデオ・インダストリー・アソシエーション(AVIA/本部シンガポール)」は10月28日、アンダーズ東京 トランクションモンヒルズ 51階「Tokyo Studio」で、日韓の動画配信・映像コンテンツビジネスの課題と成長の可能性について議論する「Northeast Asia Video Summit Japan-Korea」(北東アジア・ビデオサミット 日本・韓国)を開催する(9月8日号に既報)。
AVIAによる日本での2回目となる今回のサミットは、日本のコンテンツをグローバル展開するためのポイント、北東アジアの映像の現状、デジタル時代におけるメディアとインフラの再構築、プログラマティック広告運用の課題、アドレッサブルTVの可能性、スポーツ・ストリーミングの成長戦略、スポーツ放映権をめぐるコンテンツプレイヤーの戦略、日本アニメの新たなビジネスモデル、日韓コンテンツ事業者のコラボレーション成功の鍵–といったテーマで、日韓コンテンツビジネス第一線で活躍するスピーカーが議論する。
日本のコンテンツのグローバル展開では、成功するパートナーシップの裏にあるビジネスモデル、知的財産権(IP)、クリエイティブ・コントロール、権利管理に関する課題をどう乗り越えるのか、デジタル時代におけるメディアとインフラの再構築では、従来からの有料多チャンネル事業者が、ストリーミングとの統合、パートナーシップなどをどのように進め動画ビジネスを変革しようとしてるのか掘り下げる。
イベント詳細は以下まで。https://avia.org/all_events/northeast-asia-video-summit-japan-and-korea/
● EVS製品関連イベント プレゼンと実機展示を実施/フォトロンが9月24,25日開催
フォトロンは、EVS社の最新情報の紹介や各製品実機を一堂に展示する「EVS DAY」を9月24、25日の両日、国内で初めて開催する。同イベントは、プレゼンテーションと実機展示の2部構成となっている。参加無料(事前申し込み制)。
プレゼンテーションでは、EVS本社から市場戦略・事業化担当のLaurent Petit氏が来日し、長年にわたり培ったテクノロジーを通じて、市場ニーズにどのように応えていくのかを、「現在」と「将来」の視点から、その製品戦略を説明。また、EVSソリューションを使ったIPワークフローの最新事例も報告する。
さらに、LiveCeption、MediaCeptionなど各事業領域の製品ハイライトに加え、IBC2025(オランダ・アムステルダムで開催)で発表予定の最新情報も伝える予定。
展示コーナーでは、XT-VIAサーバー、Xfile、IPDirectorなどの製品に加え、EVSサーバーの入出力映像を低遅延のプロキシ映像で視聴できる「LSM-VIA Multiviwer」、AIによる自動追尾でターゲット(プレイヤーやボールなど)を任意の画角に切り出す「LSM-VIA ZOOM」やAIスローリプレイ「XtraMotion」の最新版、さらにSDIからSRT/NDI/ST2110などのIPビデオをソフトウエアベースで収録・再生する「MOVE I/O」の最新製品などをそろえる。
なお、イベント終了後には、懇親会を兼ねたEVSユーザー会を開く。イベント参加だけでなく、EVSユーザー会のみの参加も可能。
【日時】9月24、25日(両日ともに同一のプログラム)▽機材展示会場=13時30分開場、セミナー=15時開始、懇親会・EVSユーザー会=17時30分-19時
【会場】フォトロン本社(東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階)
【詳細】https://www.photron.co.jp/event-seminar/evs-day-2025/
● 第3回「TOKYO DIGICONX」 東京都などが出展者を募集 XR、メタバース、AI関連
東京都およびXR・メタバース等産業展実行委員会は、2026年1月8-10日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトにおいて「TOKYO DIGICONX(第3回TOKYO XR・メタバース&コンテンツ ビジネスワールド)」を開催するにあたり、展示会への出展者を募集している。
同イベントでは、XR、メタバース、AI、Web3などの事業者や、アニメ、映像、音楽などのコンテンツ分野の事業者を対象とした展示・商談会に加えセミナーや参加型体験企画なども計画している。
出展対象は、都内を中心に国内外で事業を展開する中小企業や個人事業主(クリエイターなど)、団体ほか。
申し込み締切日は、10月10日(17時)。
【申し込み方法・詳細】https://xr-meta-biz.tokyo
● 韓国コンテンツ企業14社とのビジネスマッチングイベント /DCAJ セミナー・交流会も開く
デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、東京・虎ノ門の「KOCCA(韓国コンテンツ振興院)CKL TOKYO」において、ウェブトゥーン、映像制作、ミュージカル、アニメーション、ゲーム、デジタルテクノロジーなど多様な韓国のコンテンツ企業14社とのビジネスマッチングイベント「KOCCA CKL TOKYO Networking Event」を9月30日に開く。参加費無料。定員50社。
同イベントでは、日本と韓国のコンテンツ企業のコラボレーションを促進するため、「日韓共同制作セミナー」と交流会も同日に実施する。
セミナーでは、韓日共同プロジェクトの最新事例でもある、韓国ヒットドラマの日本版リメイクドラマプロジェクト『ストーブリーグ』を手掛けているNTTドコモ・スタジオ&ライブのチーフプロデューサーが、韓日で協業をすることに関する経緯や心構え、ポイントなどについて話す。
【スケジュール】(9月30日)14時30分-15時30分=KOCCA CKL TOKYO入居企業ピッチ▽15時30分-18時=個社ごとのビジネスマッチング▽18-19時=日韓共同制作セミナー▽19-20時=交流会
【会場】KOCCA CKL TOKYO(東京都港区虎ノ門2-4-7 T-LITE16階)
【詳細】https://www.dcaj.or.jp/news/2025/09/kocca-ckl-tokyo-networking-event.html
● 第31回 日本プロ音楽録音賞 作品の応募受付を開始 優秀なエンジニアを顕彰
「第31回 日本プロ音楽録音賞」の運営委員会(事務局:日本音楽スタジオ協会)は、今年度の作品応募受付を開始した。
日本プロ音楽録音賞は、録音エンジニアが制作し応募した音楽録音作品について、エンジニアが有する音楽に対する感性、技術力などを評価することで、授賞対象優秀作品および最優秀作品ならびにベストパフォーマー賞を選定。これに携わり制作を担ったエンジニアおよびベストパフォーマーのアーティストを顕彰する。それによりエンジニアの技術の向上と次世代エンジニアの発掘を図ることを目的としている。
今回は、9月30日まで作品を募集し、12月5日の「音の日」(本来は12月6日だが、土曜日のため1日前倒し)に授賞式の開催を予定している。
応募の対象は、国内において企画され、2024年9月1日-25年8月31日の間に初めて国内で発売(25年9月30日までにサンプル盤が配布されているものを含む)、または公に放送・配信された(25年9月30日までに放送・配信が決定しているものを含む)音楽録音作品。なお、旧譜の音源が新たにミキシングもしくはカッティングされた作品も応募可能。
【詳細】https://www.japrs.or.jp/pro_rec/ -
連載・寄稿
生成AI社会実装(1) 激変が始まった 映像制作でも急速な進化
お知らせ
映像新聞からのお知らせ
- 2025年9月15日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、9月は1日、8日、15日、29日を発行日とし、22日の発行はありません。次号は9月29日号になります。
- 2025年6月16日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため6月は2日、9日、16日、30日が発行日となり、23日の発行はありません。次号は6月30日号になります。
- 2025年3月24日 ●お知らせ 「放送100年」特集面を公開しました
- 2025年3月24日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、3月は3日、10日、17日、24日が発行日となり、31日の発行はありません。次号は4月7日号になります。
- 2025年3月10日 ●お詫び 映像新聞デジタル版の配信において、システム上の不具合により、デジタル版が登録者の一部で閲覧できない事態が発生しました。正午時点で復旧いたしましたので、引き続きご利用お願いいたします。
- 2024年12月23日 ◆訂正◆ 12月23日号1,3面の見出しおよび記事において「IWON」となっていますが「IOWN」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼12月23日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年12月23日 ●映像新聞12月発行日のご案内 映像新聞は月4回発行のため、月曜日が5回ある月については、発行のない週があります。12月は、2日、9日、16日、23日の発行日となります。30日の発行はございません。
- 2024年12月23日 ●冬季休業のお知らせ 誠に勝手ながら、映像新聞社は12月28日(土)~2025年1月5日(日)を冬季休業といたします。この間にいただいたお問い合わせ、ご注文につきましては、1月6日以降の対応となります。何卒ご了承くださいませ。
- 2024年12月1日 ●お知らせ ◆訂正◆ 11月25日号3面のTVerの記事の見出しが「累計アプリDL数4000万突破」となっていますが「累計アプリDL数8000万突破」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼11月25日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・映像新聞Inter BEE特集掲載号を、11月13-15日Inter BEE 2024幕張メッセメインロビー(入場口エリア)および、ホール4 映像新聞ブース#4509で無料配布いたします。
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