2020年7月27日

ヴェルトと東京サウンド・プロダクションが協業開始
「TSP-WARP」設立
次世代型ポストプロ目指す 全10室のスタジオを開設

 ヴェルト(東京都港区)は東京サウンド・プロダクション(TSP/東京都港区)を協力会社として「TSP-WARP株式会社」を設立。東京・六本木にほど近い港区元麻布に、編集室7室(リニア・ノンリニアハイブリッド4室、ノンリニア2室、MA兼用1室)と、MA室3室を持つ同名のポストプロダクションスタジオを開設し今春から運営している。TSP-WARPはヴェルトにとって汐留、ダイバーシティー(青海)、渋谷、WTV渋谷に次ぐ5つ目の拠点。TSPにとっても西麻布、EX、ソフィアの各スタジオから徒歩圏内に位置している。〈続きは本紙で〉

2020年7月27日号 主な記事

 ●放送事業の基盤強化で取りまとめ AMのFM転換へ制度見直し/総務省
 ●フェイクニュースの時代(5) ファクトチェックにAI、画像認識
 ●今こそコロナ後の備えを/変化するイベントの形
 ●NewTekが包括的なライブビデオ制作システム
 ●大阪駅「暁の広場」に大型LEDビジョンを新設

放送

● 放送事業の基盤強化で取りまとめ AMのFM転換へ制度見直し/総務省
● 旧デジタルラジオ推進協会・DRPが解散 7つの地下街に放送設備

プロダクション

● ヴェルトと東京サウンド・プロダクションが協業開始 「TSP-WARP」設立

インターネット/通信

● ひかりTVで4K「ムーミン」/NTTぷらら
● バーチャル高校野球 地方の独自大会中継/KDDI「スポーツブル」

プロ機器

● 高出力を実現した光受信機 遠隔制御機能を搭載 マスプロ電工が発売
● DXアンテナ CS/BSを安定受信 チャンネルプロセッサー 新4K8K波による不具合解消
● TriCaster 2 Eliteを発表 ZoomやTeamsの入力が可能/NewTek
● Dante対応製品を発売 インカムエンジンなど5機種/エレクトリ
● 12Kのスーパー35ミリカメラ 高画質な8K/4Kを実現/ブラックマジックデザイン

ディスプレー/大型映像

● 大型LEDのサイネージ 大阪駅「暁の広場」に新設/JR西日本コミュニケーションズ
● JR博多シティのビル壁面 大型ビジョンで情報発信 イベントとの連動も
● JRおおいたシティ 184型の大型ビジョン 10ミリピッチLEDを採用
● 札幌ドーム オーロラビジョンが3面 8ミリピッチのLED方式
● 札幌・JRタワー内駅ビル 有機ELディスプレー 46面のサイネージ導入
● スキンディスプレー フルカラー化に成功 /東大研究チームとDNP

映画/番組/CM

● 3種類の新CMを放映 タレントのパックン起用/フォーラムエイト
● 映画「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」 満州引揚者である弁護士が企画・製作

統計・調査

● 20年6月 新4K8Kテレビの国内実績 出荷数量は28.5万台 薄型テレビ全体の60.6%に/JEITA

総合

● 今こそコロナ後の備えを 変化するイベントの形 「バーチャル」の質を向上 オンラインで新たな収益も

イベント一覧

● バーチャルでのイベント提案 8月6,7日にオンライン発表会/シンユニティグループ

シンユニティグループは、オンライン発表会「SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 ~Online & Offline~」を8月6、7日に開催する。参加費は無料。
新型コロナウイルスの影響で開催が困難になったイベントに対する代替案として、リアルイベントでは不可能な演出や、新たな体験の提供が可能なバーチャル展示会およびバーチャルコンベンションを提案。それらに対応した各種ソリューションについて説明する。
また、プロジェクションマッピングに代わる演出手法として、バーチャル上で被写体にマッピング映像を重ねる「バーチャルマッピング」を披露する。
当日はオンラインのほか、シンユニティのスタジオで現地見学会も予定している。
【オンライン発表会の概要】
[主催] シンユニティグループ(シムディレクト、タケナカ、アークベンチャーズ、タスクサービス、東京企画装飾など)
[日時] 8月6、7日/いずれも午後2時から配信予定
[配信URL] 作成中(7月22日時点)
[問い合わせ] シンユニティ/Eメール=info@symunity.co.jp
【シンユニティグループ】www.symunity.co.jp


● ルミエール・ジャパン・アワード 8月1日から作品募集 Inter BEEで発表

先進映像協会 日本部会は、日本における良質な先進映像コンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的とした「ルミエール・ジャパン・アワード2020」を開催するにあたり、エントリー作品の募集を8月1日から開始する(期間は8月31日まで)。
受賞作品は、日本エレクトロニクスショー協会と連携し、今年はオンライン開催される「Inter BEE 2020」において発表を予定している。
エントリー部門は、「3D」「4K」「8K」「VR」の4部門。いずれも2019年9月1日から20年8月31日の期間において、有償・無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品。もしくは20年8月31日時点で作品が完成しており、今後の利活用が決定している作品が対象となる。
【問い合わせ】先進映像協会 日本部会事務局/Eメール=office@advancedimagingsociety.jp
【詳細】advancedimagingsociety.jp


● 29日にウェビナー開く 最新製品について説明/クアンタム、レスター共催

日本クアンタムストレージとレスターコミュニケーションズは、「Quantum/レスター共催ウェビナー~今すぐ実現できるリモート・自動化~」を7月29日に開く。参加無料。
同セミナーでは「SGO Mistika Workflows」の自動処理ソフトによる業務効率化について解説する。また、クアンタム製品の最新情報として、①バーチャルNAB概要報告、②StorNext6.4でオンプレ・クラウドどちらも対応できるリモート環境の説明、③公開前の新ストレージラインアッププレビューを予定している。
なお、セミナーへ参加後、アンケートに回答すると1500円分のAmazonギフトカードを進呈する。
【日時】7月29日/第1回14-15時、第2回16-17時(いずれも同じ内容)=希望の回に登録のうえ参加、各回30分前から開場、アクセス可能
【申し込み】http://mv.alliance.quantum.com/Surveys/05/1782C4A0333121F0/register.aspx


● ウェビナーシリーズ 最新の技術情報を提供/パナソニックが開催

パナソニックは、米国時間7月28日-9月22日の期間中、数回にわたり、ウェビナーシリーズ「ProVideo オンラインサマーセッションズ」を開く。
このイベントは、テレビ番組制作やeスポーツなどのライブ配信、ニューススタジオ撮影など、さまざまな制作現場に向けて最新の技術情報を提供するオンラインセミナー。制作環境や規模に合わせて選択できるパナソニックの最新のプロダクトについて説明し、それらを活用したソリューションをバーチャル空間によるリアルなライブ映像で見ることができる。
なお、今回のイベントの言語はすべて英語で実施する。また、イベントの参加には事前登録が必要(無償)。事後配信も予定している。
【ProVideo オンラインサマーセッションズ】(日時は日本時間)
▽第1回「制作環境や規模に合わせたスタジオカメラシステムの構築」(7月29日)
▽第2回「リモートカメラ ライブストリーミングソリューション」(8月12日)
▽第3回「IT/IP プラットフォーム『KAIROS』」(8月22日)
開始時間は、いずれも午前2時。9月以降の詳細については、下記ウェブサイトで順次公開する予定。
【事前登録フォーム】(英語のみのサイト)https://na.panasonic.com/us/event/pro-video-summer-sessions-webinar-series


● CEATEC 2020 10月20-23日 オンラインで開催へ ニューノーマルを考える場に

ITとエレクトロニクスの展示会「CEATEC」(主催=電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウェア協会)は、10月20-23日に「CEATEC 2020 ONLINE」として、オンラインで開催する。
スローガンを「CEATEC-Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)」とし、ウェブサイトで出展者による展示エリアと主催者によるコンファレンス映像配信を展開。「出展者と参加者が『ニューノーマル』社会を考え共創していくための場」とする。
出展者サイトには出展紹介の動画や資料を掲載すると同時に、来場者とのリアルタイムチャット機能を持たせる。訪問者リストの取得も可能で、今後もCEATECの基幹ツールとして使用する。
7月31日まで出展企業を募集しており、出展者には3つの参加プランを提示する。「ニューノーマル」に関連したエリアはテーマごと(1テーマ55万円)で募集。企業エリアはプランに応じて33万-220万円。スタートアップ企業や教育機関向けエリアは13万2000円。
【詳細】www.ceatec.com/ja/application

連載

フェイクニュースの時代 AIは新たな脅威に対抗できるか!? (5) ファクトチェックにAI、画像認識

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