最新号2025年12月8日号
NHK
還元目的積立金600億円
ハイブリッド案が民放と合意
中継局共同利用会社に200億円
400億円はミニサテなどの助成
全国各地域に不公平感ない配分を検討
━ 今週号(12月8日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━
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激動 放送業界2025③ 躍進するインターネット テレビができることは全てカバー ネット活用で放送局に活路 ターゲット別に多様なコンテンツ
2025年は放送の後退とインターネット躍進のコントラストが鮮明になった。広告費や生活者の利用実態で差が生じ、社会への影響力でもSNSがマスメディアを凌駕し始めている。ネットフリックスによる来春の世界野球WBC独占配信は、両者の関係を象徴する出来事だ。ただし危機的状況から、テレビ局が脱する手立てはある。その萌芽も既に散見され始めている。躍進するインターネットの現実を再点検する中で、テレビ局に残された可能性を考察してみる。(続きは本紙でレポート)
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AI時代の新潮流 マイクロコンテンツ戦略④ AI×ミーム化が映像経済の推進力 SNS上でコンテンツが自己増殖 再生産サイクルで新たな価値 再構築素材提供を成長戦略の中心に
ユーザーがプロデューサーになる時代が到来している。現代の視聴者は受動的な消費者ではなく、能動的な「共創者」。コンテンツを見るだけでなく、それをリミックスし、自分のバージョンを作り、友人とシェアすることで文化的な会話に参加し、喜びを見出す。もはやコンテンツは「作るもの」ではなく、「生まれ続けるもの」になった。映像の中心はスタジオからストリートへ、プロデューサーからユーザーへ、そして、AIとミーム(Meme)の連鎖が映像経済を動かす新しいエンジンになる。(続きは本紙でレポート)
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データが深める野球中継の最前線 独自システムで膨大な情報量 画像解析技術と連動して表示 「推し選手」特化の演出も模索/朝日放送テレビ、データスタジアム
MLB(メジャーリーグベースボール)、NPB(日本野球機構)などの野球の中継は、試合と同時にさまざまなデータが駆使され視聴者に新たな楽しみを提供している。今回、野球の中継が多い朝日放送テレビ(大阪市福島区/以下、ABC)とデータ提供でタッグを組むデータスタジアム(東京都千代田区)の担当者に、阪神戦中継を例にデータをいかに活用しているのかを聞いた。(続きは本紙でレポート)
※本紙とデジタル版は同一内容です。
2025年12月8日号 主な記事
●還元目的積立金600億円 ハイブリッド案が民放と合意/NHK
●市ヶ谷に多機能XRスタジオ VP・モーキャプ・生成AIを統合/大日本印刷
●海外FASTでメディア事業 米スポーツPFにチャンネル開設
コンテンツホルダー向けにソリューション/JCOM
●Inter BEEレポート(3)
●激動 放送業界2025(3) 躍進するインターネット
●AI時代の新潮流 マイクロコンテンツの戦略(4)
AI×ミーム化が映像経済の推進力
●ABCとデータスタジアム/データが深める野球中継の最前線
画像解析技術と連動して表示
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放送
● 還元目的積立金600億円 ハイブリッド案が民
放と合意 中継局共同利用会社に200億円 400
億円はミニサテなどの助成/NHK -
CATV
● 海外FASTでメディア事業 米スポーツPFにチャ
ンネル開設 コンテンツホルダー向けにソリ
ューション/JCOM
● スポーツの力で地域活性化/イッツコムとラグ
ビーチーム -
プロダクション
● 市ヶ谷に多機能XRスタジオ VP・モーキャプ・
生成AIを統合/大日本印刷
● シネアドを自動管理 ユニークX社製品を展開
/Imagica EMS -
デジタル映像
● データが深める野球中継の最前線 独自システ
ムで膨大な情報量/朝日放送テレビ、データス
タジアム -
インターネット/通信
● 「水曜日のダウンタウン」 累計再生数が3億
突破/TVer
・俳優/名作ドラマ特集 約400タイトル無料配
信 -
プロ用機器・サービス
● Inter BEE 2025 レポート(3)
・FOR-A IMPULSE実演 IP、クラウド対応強化
AI活用やサイネージなど新市場へも展開/朋栄
・クラウド、AIで映像伝送を省力化/マウビック
・新型サーバーとSaaSで編集業務支援 MASSの機
能を拡充/VGI
・場所を問わない編集環境 仮想化システムの活
用を提案/ヒビノグラフィックス
・REDカメラで放送向けのカラーパイプラインを
開発
低価格ハイスピードカメラを初展示/RAID
・波形モニター新製品や実写とCGの合成ソリュー
ションなど/リーダー電子
・クラウドプラットフォーム 開発中の新サービ
スを披露/ブラックマジックデザイン
・IP映像伝送ソリューション、サイネージプレー
ヤー主軸に/ジャパンマテリアル
・QCツールで制作を効率化 光点滅検査システム
など実演/K-WILL
・INTER BEE CINEMA 多様な映画関連製品を展示
・制作を支える興味深い技術が登場 ローカル
5G、屋内同期を実現
音声配信を変える「オーラキャスト」
● 43型サイネージ用ディスプレー 再生機内蔵で
手軽に設置/ジャパンマテリアル
● フルサイズ一眼「α7V」 新世代AIで瞳認識を
向上/ソニーが発売
● メタバースイベントに出展 推奨PCの記念販売
を開始/マウスコンピューター -
ディスプレー/大型映像
● Advertising Week Asiaで報告 「世界陸上」
プロモーション施策 テレビとDOOHを連携
● LEDビジョンショールームを東京・大阪に
/Totsuが開設 -
統計・調査
● 25年10月 民生用電子機器の国内出荷金額 映
像機器は372億円/JEITA -
総合
● 非常放送を補聴器に直接配信 AuracastとWi-
Fiを併用/東京工科大とTOAが実証実験 -
イベント一覧▷
● 映画「爆弾」メイキングから学ぶVFX制作ワークフロー/Tooがセミナー
Tooは、「映像制作ワークフローセミナー 映画『爆弾』メイキング」を12月19日にオンラインで開く(協力:オートデスク)。セミナーでは、スペシャルゲストとしてTREE Digital Studioの制作担当者が登壇。10月31日に公開された映画『爆弾』のVFXについて解説する。参加費無料(事前登録制)。
同作品では、実写撮影にこだわった監督の思いをくみ取り、実写と自然になじむVFX表現への工夫が凝らされている。制作の中心となった若手スタッフを迎え、街並みの作成や、爆発の破片、煙表現など、CG制作現場でのこだわりを具体的な手法を交えて解説してもらう。
【日時】12月19日/16時-17時30分
【定員】500名
【申し込み・詳細】https://www.too.com/event/2025/vfx_workflow/
● AJA社のソリューション 制作現場での活用事例など/フォトロンがポストInter BEE
フォトロンは、無料ウェビナー「AJA Post Inter BEE 2025」(Zoom使用)を12月11日に開く。
Inter BEE 2025では、AJA社から同社のソリューションに関するグローバル&アジア太平洋地域(APAC)の最新事例に関する報告があった。今回のウェビナーでは、同事例の日本語による要旨を提供する予定。
SRT、NDIなどの新たなフォーマットが台頭する中、それら要素技術を活用した素材伝送、クラウドに代表される新たな制作プラットフォームを活用したワークフローの効率化、そして、ライブコンテンツへの没入体験をサポートするHDRなどの要素技術のニーズは高まっている。
このような中、常に先進的なテクノロジーにチャレンジし続ける著名なプロスポーツリーグや世界的な放送局、技術制作会社、配信事業者、そして国家レベルのスポーツ大会における制作現場が直面した各種課題を、AJA社のソリューションでいかに解決し、効率化が図られたかを解説する。
【日時】12月11日/14時-14時45分
【詳細】https://aja-jp.com/news/webinar_251204/
● セミナー「インディペンデント・ディレクター杉浦幹男氏が聞く、アート・コンテンツと地域振興シリーズ・17」
◇「インディペンデント・ディレクター杉浦幹男氏が聞く、アート・コンテンツと地域振興シリーズ・17」
クリーク・アンド・リバー社が12月19日に開く無料のオンラインセミナー。アートやコンテンツを活用した地域振興に関心がある地域企業や自治体職員、コンテンツクリエイター、コンテンツ企業などが対象となる。
シリーズ第17回は「地域に根差す文化芸術の中間支援機関 ~地域アーツカウンシルが示す『かたち』~」がテーマ。2019年6月に設立した宮崎県の地域アーツカウンシル「アーツカウンシルみやざき」を取り上げ、地域振興の効果や行政との関係を踏まえた文化政策の立案、導入、評価などをひも解く。
【日時】12月19日/19-20時
【定員】60名
【申し込み・詳細】https://www.creativevillage.ne.jp/category/crv_event/168777/?rls
● シネプロ学生映画祭2025
東京工科大学メディア学部の学生がヒューマックスエンタテインメントと連携した特集上映企画で、12月13、14日に開催。シネマプロデューシング(シネプロ)は、企画立案から始まり、プランニングした宣伝計画に沿って実際に宣伝活動をし、池袋HUMAXシネマズ(東京都豊島区)で実際に上映するまでをプロデュースして社会の実践経験を得るプロジェクトで、今年で3度目の開催となる。
今年は5本の作品を上映。上映日には作品ごとのイベントも実施予定。料金は1600円均一。
【詳細】https://www.humax-cinema.co.jp/ikebukuro/news/126125/ -
連載・寄稿
AI時代の新潮流 マイクロコンテンツ戦略(4) AI×ミーム化が映像経済の推進力 SNS上でコンテンツが自己増殖
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連載・寄稿
激動 放送業界2025(3) 躍進するインターネット テレビができることは全てカバー ネット活用で放送局に活路
お知らせ
映像新聞からのお知らせ
- 2025年12月8日 ● 【訂正】本紙11月24日号1面の記事中において「報道サブは同年10月のカットオーバーが予定されている。」とありますが「制作サブは同年10月のカットオーバーが予定されている。」の誤りでした。ここにお詫びして訂正いたします。なお、デジタル版は修正して掲載いたしました。
- 2025年12月4日 【復旧のお知らせ】 先にお知らせいたしました通信障害は復旧いたしました。 12月2日(火)夕刻から12月4日(木)11:50の間にFAXを送信された方は、誠に恐れ入りますが、再送をお願いいたします。 ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
- 2025年12月3日 【お知らせ】現在、通信障害により、当社の電話・ファクス が使用できない状態です。ご用件は、ホームページお問い合わせから、お願いいたします。 復旧は5日(金)予定しております。ご不便をおかけして、誠に申し訳ございません。
- 2025年10月20日 【定期ご購読者用】大阪・関西万博レポートの関連紙面を特集しました。定期ご購読者はログインしてご覧になれます(ページ数12頁)
- 2025年9月15日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、9月は1日、8日、15日、29日を発行日とし、22日の発行はありません。次号は9月29日号になります。
- 2025年6月16日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため6月は2日、9日、16日、30日が発行日となり、23日の発行はありません。次号は6月30日号になります。
- 2025年3月24日 ●お知らせ 「放送100年」特集面を公開しました
- 2025年3月24日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、3月は3日、10日、17日、24日が発行日となり、31日の発行はありません。次号は4月7日号になります。
- 2025年3月10日 ●お詫び 映像新聞デジタル版の配信において、システム上の不具合により、デジタル版が登録者の一部で閲覧できない事態が発生しました。正午時点で復旧いたしましたので、引き続きご利用お願いいたします。
- 2024年12月23日 ◆訂正◆ 12月23日号1,3面の見出しおよび記事において「IWON」となっていますが「IOWN」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼12月23日号デジタル版を修正いたしました。
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