2020年10月12日

ケーブルネット296
スタジオとサブを改修 4K HDRに対応
コミchの4K放送に向け整備 災害時の対応や省人化も強化

 千葉県佐倉市を拠点とするCATV局、広域高速ネット二九六(以下、ケーブルネット296)は、バーチャルセットで利用するスタジオと副調整室(スタジオサブ)を4K HDR対応に改修。7月19日の印西市長選挙から正式に運用を開始した。同社は4K設備を段階的に整備してきており、スタジオのフル4K収録環境を導入することで、今後の4K制作に対し体制を強化した。災害発生時の放送対応や省人化も大きな目的とする。CATV局で4Kバーチャルスタジオを構築するのはごく珍しい事例となる。〈続きは本紙で〉

2020年10月12日号 主な記事

 ●IPDCフォーラムが次世代防災減災システムの体験会
 ●関西テレビがドローン利用した地デジ用電測システム開発
 ●ストロベリーメディアアーツがドライブインシアターの映像投写機材を提供・運用
 ●4K対応テレビの累計出荷数量が1000万台を突破

特集

● リモートサービス特集
・プロダクションの対応 制作現場での効率化実現
・映像コンテンツ制作でのコロナ対策 次はオペレーションの遠隔化
・IP Liveに対応 リモート制作向け展開/HiTech Systems社/松田通商
・フルクラウドの共同作業 ワークフローセミナーも/VGI/エディットシェア
・リアルタイム遠隔試写 リモート編集を支援/メモリーテック
・拠点間でのリモート接続 IPベースKVMマトリクス/ADDER/タックシステム
・「IP Live」を進化 機動的なリモート制作実現/ソニー
・情報共有の効率化基盤 放送業界向けにも提供/Box
・IP4Kリモートカメラ 高品質ライブ配信で活用/パナソニック

CATV/CS

● スタジオとサブを改修 4K HDRに対応 コミchの4K放送に向け整備/ケーブルネット296

デジタル映像

● 「首里城」VR体験会 CGで立体的に再現/NTTコム、キャドセンターなど

プロ機器

● SDI-USBキャプチャー製品を発売 動画ライブ配信や録画に活用/エーディテクノ
● EIZOがHPAアワード受賞 4K HDRリファレンスモニター 内蔵センサーでHDR管理
● HDMIスイッチャー新製品 2型液晶モニターを搭載 中国製の販売開始/ヴィーナスレーザー

ディスプレー/大型映像

● 下関で開催のドライブインシアター 映像投写機材を提供・運用/ストロベリーメディアアーツ
● 「ひたすら可愛いミュージアム」 映像を活用して空間演出 沖縄・屋上型テーマパーク内に
● 洗足学園音大 ミュージカルシアター 「デジタル緞帳」を設置/クリスティの4K映写機導入
● 岐阜県立大垣養老高校 田んぼアートマッピング実施/コローレ、東京造形大学などが協力

映画/番組/CM

● 映画「靴ひも」 家族を捨てた父と知的障がいのある息子 30年ぶりに親子2人の生活

統計・調査

● 薄型テレビの国内出荷数量 4K対応は28.9万台 発売開始から累計1000万突破/JEITA

総合

● 次世代防災減災システムの体験会 V-High/ブルートゥースで避難情報/IPDCフォーラム
● 地デジ用「電測システム」開発 ドローンを利用 災害時の放送復旧にも寄与/関西テレビ

イベント一覧

ダビンチリゾルブ実践 VFXアーチストが解説/ブラックマジックデザイン

ブラックマジックデザインは、オンラインによる「ダビンチリゾルブ 有償トレーニング」として、IMAGICA Lab.のVFXアーチスト/塚元陽大氏をゲスト講師に迎え、Fusionの中級-上級向けのコースを10月23日に開く。
また、毎月恒例の「ダビンチリゾルブ ベーシックトレーニング」(10月21、22日)も学生無料キャンペーンを継続して実施する。
【IMAGICA Lab.VFXアーチストが教えるFusionテクニックークロマキー合成編-】▽Fusionの使い方をさらに深く学びたい人や実践に即したテクニックを習得したい人などが対象▽10月23日/13-16時▽参加費=一般1万円、学生5000円(いずれも税別)▽申し込み=bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000124
◆ベーシックトレーニング(参加費=一般:税別2万円、学生:無料)
【ダビンチリゾルブ16-Edit Basic Training】▽映像編集ソフト初心者から安心して映像編集を学べるコース▽10月21日/13時30分-17時30分▽申し込み=bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000051
【ダビンチリゾルブ16- Fusion Basic Training】▽Fusionに関する基礎的なツールを中心に解説し、ハンズオン形式で参加者と一緒にFusionでのワークフローを学べる▽10月22日/13時30分-17時30分▽申し込み=bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000079


オンラインイベント 取扱各社の新製品披露/アスクM&E

アスク メディア&エンタープライズ事業部(アスクM&E)は、10月21-23日の3日間、同社取り扱いの映像機器ならびにパートナー企業の最新製品を披露するオンラインイベント「HelloNew World」を開く。
同イベントでは、ライブ配信、オンラインイベント、eスポーツ、TVドラマ、CMなど放送やプロAV業界、エンターテインメント企業から教育ITの現場で必要な画づくりに適した製品とワークフローを提案する。参加無料(事前登録制)。
内容は、①ソリューションの提案、企業/イベント導入事例紹介、②パートナーメーカーの製品紹介(AJA、NewTek、Zero Density、NVIDIA、EIZOなど20社以上が講演予定)。セミナー中には、コメント投稿を受け付ける。ライブでの質疑応答も実施する。
【日時】10月21-23日/10-18時(最終日のみ17時終了)
【申し込み・詳細】askme-hnw2020.com


JPPA「iZotope RXハンズオンセミナー」

日本ポストプロダクション協会(JPPA)オーディオ部会が10月19-21日に開く。「iZotope RX」は、音のノイズ除去をするソフトで、幅広く使用されている。その最新バージョン「RX8」について、米iZotope社からの講師によるライブ配信を実施。アーカイブでも10月28日まで提供する。
初級編も企画。使用経験の浅い人や、これから使ってみようと思っている人に向けた内容になっている。参加者には60日間のRX8 Advancedのライセンスを発行。事前にセミナー使用の音源も配布し、参加者が事前に処理するとセミナーの理解が深まる。
【日時】▽初級編=10月19日/18-20時▽iZotope社の講師によるセミナー①=20日/10-11時▽同セミナー②=21日/10-11時
【参加費】JPPA会員2000円、一般4000円(いずれも税別)=1件の申し込みで全セミナーが受講可能
【詳細】www.izotope.jp/news/jppa


第5回 CRIオンラインセミナー「加入と解約防止に効果的なケーブル局のWEBマーケティング」

CATV局におけるウェブ・マーケティングの実践セミナー。講師は村上佳代氏(エン・ジャパン社外取締役、『マンガで分かるWebマーケティング』著者)。物販ではない『目に見えないサービス』(放送・通信サービス)をどうネットで販売していくのか、CATV局のデジタルマーケティングについて解説する。
【日時】10月21日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員2000円、非会員5000円
【詳細】www.cri-info.jp/20201001_6001.html

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