2021年1月11日

フジテレビ
CMとスマホをリアルタイム連動 自社開発「C×M」のテレビ体験が進化
コンバージョン数による事業モデル構築目指す
リーチ力を直接的成果に

 フジテレビジョン(東京都港区)は、テレビ放送の番組やCMとスマートフォン(スマホ)をリアルタイムに連動できる自社開発システム「C×M(シーバイエム)」を使った取り組みを進化させている。これまでCM2本、番組3本、番組+CM1本の各連動企画を実施。高いコンバージョン(CV=最終的成果)を実現できる同システムの特徴によって、着実な成果を積み上げている。直接的コンバージョン数という新たなテレビCM指標によるビジネスモデルの構築を目標にしている。〈続きは本紙で〉

2021年1月11日号 主な記事

 ●フェローズ/シンガポールに初の海外拠点を開設
 ●衛星放送2021/NHKスリム化が重要ファクター
 ●CES2021がオンラインで開催
 ●沖縄でマッピングイベント開催世界的な映像作家4組が制作

放送

● CMとスマホをリアルタイム連動 自社開発「C×M」のテレビ体験が進化/フジテレビ
● 衛星放送2021 NHKスリム化が重要ファクター BS波の削減で制作会社が煽り
● NHKが新4K8K衛星放送をPR 体験型イベントを実施 350型シアターで8K上映

CATV/CS

● 「映画甲子園」表彰式 360度映像で生配信/東京ケーブルネットワーク
● J:COM店からオンライン面会 特別養護老人ホームへ協力/ジェイコム東京 南エリア局

プロダクション

● シンガポールに初の海外拠点を開設 アジア進出で業務を拡大/フェローズ
● 1月4日から営業を開始 理念とロゴを発表/AOI TYOグループ「xpd」

プロ機器

● YouTuberを支援する奨励プログラムを開始/オーディオストック
● スイッチャーをリニューアル 外部機器の制御機能を拡充/IDK
● ライブエンコーダーが3系統のRTMPに対応/ティアック
● 小型8Kエンコーダーを発売 NxVi社の販売代理店業務を開始/アストロデザイン
● シネマカメラEOS C70がネットフリックス認定に/キヤノン

ディスプレー/大型映像

● ライブビューイング「VISIONS」 横20メートルの巨大映像でイベント/IMAGICA GROUP、ロボットなど
● ミニLED搭載液晶テレビ 有機EL並みのコントラスト/韓国LGがCESで発表
● 沖縄でマッピングイベント/琉球朝日放送の開局25周年事業
● 透過型LED大型映像 正面入り口の左右に設置/浦和パルコが導入

映画/番組/CM

● 映画「わたしの叔父さん」 酪農の単調な日常を丁寧にすくい取る

家電/民生機器

● オンラインで「CES2021」 模索が続く新しい展示の形

総合

● メディア企業の年頭所感
・サービス価値を見直し DXの推進が不可欠/JCOM 石川雄三社長
・劇的な変革が必要 視聴者との繋がり重視/WOWOW 田中晃社長
・「守り」と「攻め」で発展 独自コンテンツ強化/NTTぷらら 永田勝美社長

イベント一覧

● JSC賞は「仕事の流儀」阿部氏 三浦賞にはフリーの伊藤氏/撮影監督協会が授賞式

日本映画撮影監督協会(JSC)は5日、第29回JSC賞および第64回三浦賞の授賞式を、調布市文化会館たづくり(東京都調布市)の映像シアターで開催した。会場は人数制限をした上、Zoomオンライン参加を併用して開き、恒例の授賞式後の新春パーティーは中止した。
【JSC賞】
JSC賞は、劇場映画以外の映像作品において優れた撮影技術を示した撮影者を表彰する。今回受賞したのは、NHKプロフェッショナル 仕事の流儀『餅ばあちゃんの物語』(2020年6月2日放映/45分、制作・NHK/伊藤麻衣ディレクター)で撮影を担当したNHK青森放送局技術部の阿部崇人氏。
作品は、青森県五所川原で30年以上、年間5万個の笹餅を1人で作り続ける93歳の菓子職人・桑田ミサオさんのドキュメンタリー。東北の原風景とともに、つつましくも心豊かに暮らす、通称「餅ばあちゃん」の日常をたんたんとつづる。
単焦点レンズ、三脚使用を基本とする一貫した撮影視点というこだわりは、主人公の場の動静を効果的にとらえて、その心境までも表現することに成功している。笹の葉や小豆に餡、つきあがった熱い餅の質感が伝わってくる。鮮明でありながら、質素で心地良い色彩の映射、主人公の美しい肌艶が印象的。こうした優れた撮影技術とともに、番組のテーマと作品の狙いに貢献していることが評価された。
カメラはARRIスーパー35ミリフォーマットカメラ「アミーラ」が使用されたほか、ハイスピードカメラも利用されている。
阿部氏は「撮影には正解・不正解はないと思っているが、このように多くのカメラマンに評価されたことは、正解とも言えるし、何より自信につながる。いま、コロナ禍で映画業界もテレビ業界も制作しづらい部分はあるが、この機会をチャンスととらえ、新しい表現方法、撮影手法を模索していきたい」と述べた。また、審査員より、撮影の狙いについて尋ねられ「NHKではズームレンズを使い、カメラを担いで被写体に寄り添うスタイルが多いが、今回は空気感を切り取りたいと考え、単焦点レンズで三脚を据えて撮る方法に至った。助手やフォーカスマンもいない中、ドキュメンタリーの現場としては厳しいものもあり、毎日苦悩しながら撮影した」と話した。
【三浦賞】
三浦賞は、劇場用映画において優れた撮影技術を示した新人撮影監督を表彰する。2020年度の候補作品は、『ソワレ』池田直矢氏、『ミッドナイトスワン』伊藤麻樹氏、『浅田家』山崎裕典氏の3作品がノミネート。選考の結果、技術的チャレンジ精神が伺え、陰影と色彩に富んだ画作り、聢りとした構図、躍動感を損なわない常に安定した撮影が評価され『ミッドナイトスワン』を撮影したフリーの伊藤氏が選出された。カメラはARRIスーパー35ミリフォーマットカメラ「アレクサミニ」が使われた。
伊藤氏は「全員が同じ方向を向いて作れた作品なので、この作品で賞を取れたことが嬉しい。監督からは一発目の感じを大事にしたいということで、テストなしの一発撮影で臨んだ。移動を抑え、対比を大事にした。その分ラストシーンのダンスでは、ステディカム(オペレーター運用)を使って伸び伸びとした表現にできた」と話した。


● オンラインセミナー IP関連製品を解説/オタリテックが再配信

オタリテックは「IPネットワークソリューション」をテーマとして昨年11月に開催したオンラインセミナーを1月13、14日に再配信する。
同社の取り扱いブランドのLAWO社、RIEDEL社の製品を中心として、海外の導入事例、オープンな標準規格に基づくIPシステムの構成、スタジオ設備から中継車まで、今後のさまざまな制作フォーマットに対応するための柔軟性と拡張性について説明する。
【スケジュール】
[13日] ▽13時30分-14時30分「LAWO社が提供するIPリモートプロダクション事例紹介」▽15時-15時50分「RIEDEL社 MicroN/MetroNとLAWO社 VSMコントローラーによる分散型ルーターシステム導入事例紹介」▽16時30分-17時35分「AoIPファーストステップ AoIPの規格と導入・運用事例、LAWO社製品」
[14日] ▽13時30分-14時40分「RIEDEL社のAoIPおよびBolero Ver2.2リリース 子機60台のワイヤレスインカムシステム」▽15時-16時30分「OTARITEC/Arista合同セミナー ST2110オールIPシステムを実現した導入事例」
【申し込み・詳細】https://otaritec.co.jp/news-release/event/3527gy


● スイート千鳥エンジン体験セミナー/フォーラムエイト

国産クロスプラットフォーム3Dゲームエンジン「スイート千鳥エンジン」は、国産ゲームエンジン「Chidori」をリニューアルした製品。ウィンドウズ、アンドロイドやiOSなどさまざまな環境への対応を図っている。プログラミング教育・非商用の利用は無料で利用できる。
さらにゲームだけではなく、業務用アプリやデジタルサイネージ、ARなどのCGを活用した各種ソリューションの開発に活用が可能。
セミナーでは、スイート千鳥エンジンのセットアップから、簡易なゲームの作成までを体験できる。参加無料。
会場は東京本社をはじめ全国の事業所、ショールームなど計10カ所。オンラインでも受講できる。
【日時】1月15日/13時30分-16時30分
【定員】24人(各会場)
【申し込み】https://seminar.forum8.co.jp/form/165
【詳細】https://seminar.forum8.co.jp/detail.html?id=165

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