2022年1月17日

毎日放送
全国高校ラグビー中継 計4試合をリモート制作
「KAIROS」で実施 ミキサーも遠隔操作
中継車と変わらない環境実現

毎日放送(MBS/大阪市北区)は、年末年始に東大阪市花園ラグビー場で開催された「第101回全国高校ラグビー大会」(12月27日-1月8日)の中継において、12月30日(2回戦)と元日(3回戦)にそれぞれ2試合の計4試合をリモートプロダクションで制作した。パナソニックの次世代映像制作システム「KAIROS(ケイロス)」を用いて実施している。音声についても、ミキサーをiPadアプリによってリモートコントロールした。MBSでは、中継車と変わらない環境で制作できたという。〈続きは本紙で〉

2022年1月17日号 主な記事

 ●MA-2をドルビーアトモス対応に改修 「NeSTREAM LIVE」も開始
  /ポニーキャニオンエンタープライズ、ピーズスタジオ
 ●BSフジ/スマホのカメラ機能で番組連動
 ●CES2022開催(1) 弱体化する家電メーカー
 ●さっぽろ地下街に道内最大級の大型街頭ビジョン新設
 ●エス・シー・アライアンス/オリジナルドーム映像作品を披露

放送

● 全豪オープンテニス 全コート・全試合ライブ配信/WOWOW

CATV/CS

● 「防犯・災害」情報で連携 所沢警察署と協定結ぶ/J:COM所沢
● 移住促進ドラマを配信 新居浜市の魅力伝える/ハートネットワーク
● CX向上とDX進化に注力 「変化先取りし新時代を創る」/JCOM石川社長が年頭所感

プロダクション

● MA-2をドルビーアトモス対応に改修 「NeSTREAM LIVE」も開始
/ポニーキャニオンエンタープライズ、ピーズスタジオ

プロ機器

● 全国高校ラグビー中継 計4試合をリモート制作 「KAIROS」で実施/毎日放送
● スマホのカメラ機能で番組連動/BSフジ
● 双方向同時処理する伝送装置 中継時の映像共有を自然に/ジャパンマテリアル
● 複数のスマホからライブ配信 iPad用システムを発売/ローランド
● Dante製品を販売開始 アナログ変換など3機種/エーディテクノ
● 「メタバースプロダクション」を推進/東北新社・電通クリエーティブX・ヒビノ

ディスプレー/大型映像

● さっぽろ地下街 開業50周年 道内最大級の高精細大画面
● さっぽろ地下街の大型映像 ランドスキップがフルCG作品
● オリジナルドーム映像作品を披露 日本とブラジルの文化を融合/エス・シー・アライアンス
● 216型大画面LEDが稼働 来場者に各種情報を発信/JRA「ウインズ札幌」

映画/番組/CM

● JVA吉村会長 年頭所感 求められる良質な作品創出 ユーザー動向を的確に把握

家電/民生機器

● 「CES2022」開催(1) 弱体化する家電メーカー 製品に技術的前進が見られず

統計・調査

● 22年のデジタルOOH利用意向 「露出感」に高い期待値/LIVE BOARDが調査
● 正月三が日のテレビCM本数 前年より目立つ食品関連の出稿/ビデオリサーチ

総合

● 科学未来館が特別企画展 「はやぶさ2」を解説 映像装置などで体感
● AI技術でデジタルクローン 次世代の調査手法に利用/ビデオリサーチ、オルツが開発

イベント一覧

● ケーブルコンベンション/技術ショー 2022年はハイブリッド開催 業界内外との横連携を促進

日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体は7日、CATV業界の総合コンベンション「ケーブルコンベンション2022/ケーブル技術ショー2022」の開催概要を発表した。
「ケーブルコンベンション」は、2012年から業界3団体の主催で開催されている国内最大の業界イベント。今年は「ケーブルコンベンション」と「ケーブル技術ショー」の形態に移行してから10周年を迎える。
今回は、2030年に向けて、CATV業界のイノベーションおよび業界内外との横連携促進を目的として開催する。同時開催の「ケーブル技術ショー」では、CATV業界を技術面でバックアップし、業界の発展に貢献する最新の技術やソリューション、サービスを訴求する技術展示会とオンライン展示会のハイブリッド型展示会として開く。
【ケーブルコンベンション2022】
[会期] ▽リアル開催=7月28、29日▽オンライン開催=7月28日-9月30日
[会場] ▽リアル開催=東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5ー1/開会式など式典、基調講演、セミナーほか)、東京会館(東京都千代田区丸の内3-2ー1/情報交換会)▽オンライン開催=特設ウェブサイト(未開設)
【ケーブル技術ショー
2022】
[会期] ▽技術展示会=7月28日/9時30分- 18時、29日/9時30分-17時▽オンライン展示会=7月13日-9月16日
[会場] ▽技術展示会 東京国際フォーラム(ホールE)▽オンライン展示会=ケーブル技術ショー公式ウェブサイト(www.catv-f.com


● オンライン開催の香港フィルマート 出展者を募集

3月に開催される香港国際映画祭の併設見本市「香港フィルマート(Hong Kong Filmart)」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部プログラムを除き昨年同様オンラインで開催されることが決定。文化庁では「日本映画海外発信事業」の一環として「ジャパン・ブース」を開設するにあたり、出展者を募集している。
参加料は1万1000円。申し込み締め切りは1月20日17時。
【詳細】https://unijapan.org/news/info/unijapan/2022.html


● ウェビナーの各コンテンツ 期間限定で再配信 オンデマンド型式で視聴可能/朋栄

朋栄は、1月17-31日の期間限定で「FOR-A CONNECT Vol2 オンデマンド」を実施する。視聴は無料(事前登録制)。
同社は昨年12月15-17日の3日間にわたりウェビナーイベント「FOR-A CONNECT Vol2 オンライン」を開催。『朋栄が目指すIP/クラウド映像制作の未来』と題したプレゼンテーションでは、IP/クラウドを活用する次世代制作環境について解説。さらに、朋栄が取り組む最新製品/ソリューションとして「イベントプレイヤー」「RCG・バーチャル連携」「スローモーション映像生成機」などについて説明した。
このウェビナーイベントでライブ配信した各コンテンツを、VODコンテンツとして、期間限定で再配信する。
今回は、昨年夏の「FOR-A CONNECT2021 オンライン」で再配信の要望が高かった瀬戸内海放送の納入事例と、4つの製品紹介動画に加え、朋栄が日頃実施しているFOR-A Webinarの中から、アークベンチャーズによるバーチャルプロダクションの説明を再配信する。
配信期間中は、見たいコンテンツを自由に選択して視聴できる。各コンテンツの内容は以下のとおり。
【プレゼンテーション】▽朋栄が目指すIP/クラウド映像制作の未来
【最新製品/ソリューションの説明】▽簡易バーチャルシステム「Unity×3Dアバター×RCG」▽スーパースロー映像生成技術「SMV-ONE」▽イベントプレイヤー「IEP-500」(朋栄IBE)▽マルチビューワー「MV-1640IP&MV-3240」▽マルチチャンネルシグナルプロセッサー「FA-1616」▽新ルーティングスイッチャー「MFR-3100EX」▽朋栄エレテックス主要製品/多機能マルチビットレートルーティングスイッチャー「ERS-44MF」
【再配信コンテンツ】前出
【視聴申し込み】https://www.for-a.co.jp/connect2od/pr


● CATV局のYouTube活用 3社が配信事例を説明/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第20回CRIオンラインセミナー「ケーブルテレビ局のYouTube活用を考える!!」を1月27日に開く(Zoom使用)。
現在、CATV局でYouTube公式チャンネルを運営している局は61局を数える(CRI調ベ)。この中で、最も多いチャンネル登録者数を誇るのが宮崎ケーブルテレビ(2013年3月開始)で、22年1月4日時点の登録者数は196万人(1116万6533回視聴)となっている。
今回のセミナーでは、3社の事例について解説する。講演タイトルは、①「地域情報+オリジナル番組を発信する『あらぶんちょ!』チャンネルの展開」(東京ケーブルネットワーク/マーケティング事業部部長 冨平昌宏氏、コミュニティ事業部メディアグループ 岡崎真由美氏、吉澤紗也華氏)、②「地域情報+ライブカメラによる『iTSCOMチャンネル』の展開」(イッツ・コミュニケーションズ/メディア事業部マネージャー 江口博昭氏)、③「ケーブルテレビ局の資産&ノウハウをYouTubeビジネスに活かせ!!」(メディアット代表取締役 山地健太氏)。
東京ケーブルネットワークは、11年3月から配信開始。探索レポータが『あなたの知りたい』を探索(調査)する「あらぶんちょ散歩」や、「てれらじ あらぶんちょ!」、「あらぶんちょくん体操」などで構成。また、新しい時代の表現技法として360度マルチ映像などの最新メディアツールを駆使したコンテンツ制作を積極的に進めている。
【日時】1月27日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円 非会員6000円
【申し込み・詳細】http://www.cri-info.jp/20220111_6259.html


● 第13回京都映画企画市 優秀企画作品「水虎」 1月23日に無料上映会

映像産業振興機構(VIPO)と京都府が共同で主催する第13回京都映画企画市では、「2020年度優秀映画企画『水虎』京都凱旋上映会」を、1月23日に京都文化博物館で開く。
『水虎』(パイロット版)は、2021年のプチョン国際ファンタスティック映画祭・企画マーケット「NAFF It Project」ポストプロダクションサポート部門で「Mocha Chai Award」を受賞した。今回は、金子雅和監督と美術の部谷京子氏による舞台あいさつも予定している。
【日時】1月23日/10時30分-12時
【会場】京都文化博物館 フィルムシアター(京都市中京区三条高倉)
【参加費】無料(事前登録制)、申し込み締め切り=1月21日正午
【詳細】http://kyotofilmpitching.jp/presentation/


● 映像制作者向け「カラーワークフロー#9」

EIZOがYouTubeで配信するウェブセミナー。テク二カルディレクターの山本久之氏が、Macとウィンドウズの動画制作カラーワークフローの違いについて、それぞれのOSで、どんな色管理がされるのかを実際の運用を例に解説する。また、YouTubeでのカラーシフトについては、操作を実演しながら詳しく説明する。このほか、新MacBook ProのHDR機能についても使用レポートをする。
【日時】1月31日/登録/16-18時(予約不要)
【視聴無料】infomail.eizo.co.jp/c?c=1235&m=191082&v=8a89f087


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