2022年7月4日

総務省「デジタル時代の放送制度の在り方検討会」
取りまとめを策定 「共同利用型」経営の選択肢に
ハード会社は26-28年設立を ミニサテのBB代替は検討継続

 総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」は6月24日、12回にわたる会合での議論をもとにした「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関する取りまとめ(案)」を策定した。焦点となった放送ネットワークインフラの共同利用型モデルとミニサテライト局(極微小電力のテレビ中継局/以下、ミニサテ)のブロードバンド代替に関しては、実現への具体的な道筋・方策は示されず、引き続き検討を進めることになった。〈続きは本紙で〉

2022年7月4日号 主な記事

 ●コンテンツ東京2022が開催企業の動画活用の支援進む
 ●エリクソンが「モビリティ・レポート」/5G、FWAを加速
 ●JPPA AWARDS 2022/NiTRo佐々木氏が経済産業大臣賞
 ●バルコが内覧会/「ISE2022」出展製品を中心に展示
 ●IT業界最大級のイベントInterop各社が最新技術を披露

放送

● 取りまとめを策定/総務省「デジタル時代の放送制度の在り方検討会」
● BS右旋は恒常的に4K放送へ/総務省

CATV/CS

● 堺市・泉北ニュータウン地域 スマートシティ計画に参画/ジェイコムウエスト
● 天王寺動物園の応援番組 「いのちの尊さ」伝える/ジェイコムウエストが放送
● 高校野球大分大会 リレー放送を実施/大分県DNC
● 設立2年目の年次総会開く 有用性調査の実証実験を検討/地域スマート医療コンソーシアム

プロダクション

● 「コンテンツ東京2022」が開催 最新の技術やソリューションが一堂に

デジタル映像

● 「Art+」プロジェクト レストランで第2弾を実施/シムディレクト、タケナカ

インターネット/通信

● IT業界最大級のイベント「Interop Tokyo 2022」 放送事業のIP化を支援
・各社出展概要

プロ機器

● デジタル人材の育成を加速 今年の事業戦略を発表/アドビ
● IP Liveプロダクションシステム 国内で65システムが採用/ソニー

ディスプレー/大型映像

● 両国大相撲ビジョン 9月1日から運用開始へ/日本相撲協会が設置
● 「ISE2022」出展製品を中心に展示 大型映像表示ソリューションなど/バルコが内覧会開く
● DSJ2022で各社が出展
・各社出展概要
● 高精細LEDディスプレーでXRスタジオを設置して実演/アブセンジャパン
● サイネージを24時間運用 放送業務のノウハウ生かす/プラットワークス
● DSJ 2022 Booth Award ダイナスキャンが大賞 効果的な演出・構造を評価
● サイネージプレーヤー新モデルを国内初披露/ジャパンマテリアル

映画/番組/CM

● 「イントロダクション」/「あなたの顔の前に」 ホン・サンス監督の最新作2本同時公開

統計・調査

● 22年5月 民生用電子機器の国内出荷金額 映像機器は445億円

総合

● 5G、FWAを加速 バックアップとしても有効に/エリクソンが「モビリティ・レポート」
● ドローン専門学校設立へ 23年4月の開校目指す/浪工学園がVFR、理経と企業連携

イベント一覧

● 第26回 JPPA AWARDS 2022 NiTRo佐々木氏が大臣賞受賞 大賞はTREEの吉田、YUAN、平嶋、奥村各氏

日本ポストプロダクション協会(JPPA)は、優れたポストプロダクション技術をたたえる「第26回JPPA AWARDS 2022」の受賞作品を発表。6月に関係者のみで贈賞式を実施した。
すべての優秀賞作品から選出される経済産業大臣賞は、映像技術部門オフラインカテゴリーのドキュメンタリー『大島桜さんのお引越し』を手掛けた佐々木茂氏(日テレ・テクニカル・リソーシズ)に贈られた。
グランプリは映像技術・音響技術各部門の優秀賞受賞作品から1作品ずつ選ばれる。映像技術部門は、Vaundy『泣き地蔵』を手掛けた吉田宙矢氏(コンポジター)とYUAN LUOMENG氏(Unreal Engineデザイナー)、平嶋将成氏(バーチャルプロダクションスーパーバイザー)が受賞。音響技術部門はウェブ広告『#韓ドラあるある「恋スル!チャミスル」』のMAミキサー奥村宏貴氏が選ばれ、両部門でTREE Digital Studioが大賞を獲得した。
学生の部では、映像技術部門は鈴木智貴氏(立命館大学)の『えんまさん』が、音響技術部門は藤澤卓氏、杉本華奈子氏、竹内梨紗氏、瀨嶋愛子氏(いずれも日本工学院専門学校)による『魔法とお酒と美味しいご飯』が栄誉に輝いた。


● 釜山映画祭の併設見本市 映像化を目指す出版物 参加企業を募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和4年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、釜山国際映画祭の併設見本市として開催される「Busan Story Market」(10月8-11日)と事前ピッチトレーニングへの参加企業(作品)を募集している。
「Busan Story Market」は、昨年度まで「E-IP Market(Entertainment Intellectual Property Market)」という名称で、映像化を目指す出版物(書籍/電子書籍)のための見本市として実施されており、今年から新たに「Busan Story Market」の名称で実施される。
同見本市に参加する、映画、ドラマ、ゲームなど映像コンテンツの「原作」となる作品、および企業を募集。書籍化された小説、マンガだけでなく、デジタル出版された電子書籍や脚本なども対象となる。
参加企業は、世界中から映像化のための原作を探しに釜山に集まるバイヤーや、映画祭参加者らと商談やネットワーキングの機会を持つことができる。昨年度はオンラインでの参加だったが、参加の7社は合計83件の商談を実施した。
また、釜山現地でのマーケットに先立ち、「Busan Story Market」参加者を対象に、英語で自社の作品をより効果的にPRするスキルをつけるための事前トレーニングを実施する。
【参加企業(作品)募集概要】
「Busan Story Market」登録費用は、1社あたり1名分をVIPOが負担する。応募締め切りは8月3日17時
【事前英語ピッチトレーニング概要】「Busan Story Market」参加者が対象。8-9月に全4回の日程でオンラインで実施予定。各講義の前に課題の提出がある。応募締め切りは8月3日17時
【詳細】www.vipo.or.jp/news/30978

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