2019年3月25日

4K・8K制作設備が急展開
日テレ「番町スタジオ」稼働 NiTRoは8K編集室を開設
テレ東は神谷町1スタを4K化
NHK、4K大型中継車2台の運用開始
着実に広がる12G-SDI

4K.8K制作設備が拡大している。日本テレビ放送網は東京・麹町の旧本社エリアに2つの4K対応を含む3つのスタジオを備えたスタジオ棟「番町スタジオ」を完成し、1月末から運用を開始した。グループの日テレ・テクニカル・リソーシズ(NiTRo)は従来からの4K編集室に加え、8K編集室を開設する。テレビ東京も神谷町スタジオの1スタを4K化。NHKは2台の4K大型中継車を完成・運用を開始した(1月18日号に既報)。3台目の8K中継車を19年度内に導入する計画もある。<詳しくは本紙で>

2019年3月25日号 主な記事

●カッティングエッジ・ジャパン VFXトータルスタジオへと業務拡大
●英国広告製作者協会がイベント24社が制作力を訴求
●MWC19報告(3) ソフトウエア化が波及か
●中国の大型映像メーカー/展示会で画期的な製品を発表

特集

12G-SDI特集
●優れた制作現場との親和性 非圧縮、低遅延伝送を保証 第2世代チップ各社から出荷
●ライブスイッチャー軸に 12Gシステムを構築/パナソニック
●モジュール製品12G化 4Kシステムを1筐体で/ビデオトロン
●4Kスローサーバー展開 信号発生/測定器は12G対応/武蔵エスアイ
●多彩な12G製品そろう IP混在期への対応も/朋栄
●12G対応の拡充を加速 光アダプターや音声モニターなど/コスミックエンジニアリング
●LiveU 4K60p中継装置 IPゲートウェイも販売/三信電気
●小型液晶に4Kパネル採用 分配器や光延長器も発売/エーディテクノ

放送

●4K・8K制作設備が急展開 日テレ「番町スタジオ」稼働 着実に広がる12G-SDI
●日テク・番組制作技術 4K HDR、2K SDR同時制作の最新方式

CATV/CS

●タグラグビー大会を開催 KDDIと共同で通信実験も/J:COM
●使用済みの宅内端末 75.3万台を再資源化 昨年1年間の実績/J:COM
●「ドライブインらーめん探訪」埼玉編の放送開始/旅チャンネル

プロダクション

●VFXトータルスタジオへと業務拡大/カッティングエッジ・ジャパン
●高いクリエイティビティを製作会社など24社が訴求/英国広告製作者協会がイベント

デジタル映像

●期間限定のデジタルアート 水面を泳ぐコイが桜に変化/チームラボプラネッツ TOKYO

インターネット/通信

●巨人戦を配信 広島、ヤクルト抜け 今季は10球団に/DAZN
●MWC19報告(3) ソフトウエア化が波及か 5G背後のコアネットワーク

プロ機器

●NABショー出展概要を発表 新4K高速度撮影カメラを披露/朋栄
●計測技研と販売代理店契約 中国市場での展開を狙う/エクスプローラ
●VFX向けの4K素材集 爆発やレンズフレアなど/フラッシュバックジャパン
●フレイバーシス社が新社名に ブランド刷新を図る/シナジーが発表

ディスプレー/大型映像

●ユナイテッド・シネマが今夏、沖縄にシネコン初出店
●グッドジョブが「デジタル掛け軸」 千葉・館山城でライブ実施
●「葛飾柴又」でマッピングイベント タケナカ・日置修平氏に聞く

映画/番組/CM

●映画「ザ・プレイス 運命の交差点」 計算された構成の威力に息をのむ

総合

●ベルリン・フィルの演奏 4K・ハイレゾ音源でストリーミング配信/IIJが実現
●「ロボットプロジェクト」発表 人の役に立つ姿を発信へ/東京2020組織委員会

イベント一覧

●河森正治監督の作品を解説 アニメ制作セミナー開く/Too

Tooは、「あにつく2019×河森正治EXPO連動企画」アニメ制作ワークフローセミナーの第19弾として、『河森メカアニメの秘密』を4月16日に開く。アニメ・映像制作に携わる人、制作に3DCGツールの導入を検討中の人を対象に、オートデスク製品を中核とするデジタルでのアニメ制作ワークフローについて解説する。
セミナーでは、5月31日-6月23日に開かれる、河森正治監督プロデビュー40周年企画「河森正治EXPO」および「あにつく」5周年を記念し、河森氏とサテライトの後藤浩幸氏が登壇する。受講料は無料。
テーマは、「ザ・デザイン-発想からフィニッシュまで-」で、『マクロス』『アクエリオン』シリーズの河森監督が新しいアイデアを産み出す発想法を、CGディレクター後藤氏がそれをCGにどのように落とし込んで仕上げていくかを、それぞれが語る。
【日時】4月16日(14時30分-18時)
【会場】ソラシティカンファレンスセンター sola city Hall WEST(東京都千代田区神田駿河台4-6)
【定員】150人(事前予約制)
【申し込み・詳細】https://www.too.com/event/y2019/kawamoriexpo


●放送コンテンツ海外展開間接補助事業者/電通が募集

電通は、同社が執行団体となった総務省「放送コンテンツ海外展開強化事業(連携型)」の一環として、間接補助事業者を募集する。
民間事業者などが他事業者と連携して、日本の魅力を発信するコンテンツを制作し、海外で放送するとともに連動したイベントも実施し、それらの効果を測定する事業が対象で、その費用の一部を助成する。
申請は、応募サイト(soumu-contents.jp/renkei)から申請書類をダウンロードし、必要事項を入力の上、事務局に送付する。受付期間は4月15日正午まで。
【申し込み・問い合わせ】電通 総務省平成30年度第二次補正予算「放送コンテンツ海外展開強化事業(連携型)」事務局/Eメール=info-3contents2019-renkei@project-office.jp


●東京国際マッピングアワード エントリーの受付開始 学生チームによる作品募集

東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会(運営=ピクス、イマジカデジタルスケープ)は、若手クリエイターを対象とした映像制作の登竜門「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol4」のエントリー受け付けを開始した。
「東京国際プロジェクションマッピングアワード」は、若き空間映像クリエイターを対象とした日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテスト。将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に毎年実施している。
応募の中から書類審査を勝ち抜いたチームには、プロによる制作ワークショップと、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される上映会・最終審査など、制作・発表の場を提供する。
4回目を迎える今年は、「調和/Unity」と「スポーツ/Sports」の2つのテーマを設け、それに沿った作品を募集。テーマは選択式でどちらか1つを選んでのエントリーとなる。4年に1度開催される世界的なスポーツの祭典を翌年に控え、スポーツを通じた平和な世界の精神から想起し、「調和」と「スポーツ」のテーマを通じて「持続可能な社会」について考え、表現することを期待しているという。
◆募集要項
【スケジュール】▽エントリー期間=6月14日まで▽書類提出締め切り=6月21日▽第1次審査結果発表=6月末▽映像制作期間=7-10月▽上映会および表彰式=11月16日
【各賞/副賞】▽最優秀賞=1チーム(トロフィー、賞状、および副賞50万円)▽優秀賞=1-2チーム(トロフィー、賞状、および副賞)/場合によっては、審査員特別賞を選出
【応募資格】▽大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生とする▽1次審査後に東京で実施するワークショップ(7月14日開催予定)および上映会当日に参加できること▽1人以上のチーム編成での参加とし、各チーム代表者1人/学校関係者1人以上での申し込みとする▽別の学校、学生とともにチームを組むことも可。ただし各校ごとに学校関係者1人の参加を必須とする▽チーム内には3DCGおよび2Dアニメーションのアプリケーションを使用できる者が最低1人はいること
【詳細・エントリー方法】https://pmaward.jp/entry/entry_pma_v4

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