2019年7月8日

新4K8K衛星放送
受信対応機器100万台を突破 主要メーカーの製品そろう
ソニーが新チューナー内蔵TV 録画機も新たに1社が投入へ

 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、新4K8K衛星放送の視聴可能機器の累計台数が5月末に106万5000台と、100万台を突破したことを発表した。普及のカーブは予測より緩やかだが、新チューナー内蔵4Kテレビで主力メーカーが出そろったことや、9月のBS日テレの4K放送開始、ワールドカップラグビー2019日本大会、そして10月の消費増税に伴うポイント還元等々、受信機普及のトリガーは多い。BS放送各局の4K番組制作が拡大すれば、普及曲線を一気に引き上げられる可能性がある。〈続きは本紙で〉

2019年7月8日号 主な記事

▽スカパー、NTT/光回線使い左旋 4K・8K放送を提供へ
▽「デジタルヒューマンプロジェクト」を始動 人物を3DCGで再現/東映ツークン研究所
▽急変するドラマ戦線(上)/視聴率 乖離する「世帯」「個人」
▽ケーブル技術ショー2019 各社の展示レポート
▽DSJ2019レポート/サイネージ専用プレイヤーなど展示

特集

関西放送機器展 特集

● 第4回 関西放送機器展が開催 4K.8K、ドローンなど 多様な制作技術・製品を披露
● 各社出展概要

放送

● 新4K8K衛星放送 受信対応機器100万台を突破
● 光回線TVサービスでBS/110度CS左旋/スカパー、NTT東、NTT西
● 急変ドラマ戦線(上)テレ朝と日テレ 世帯視聴率と広告収入の相関関係薄まる

CATV/CS

● ケーブルコンベンション2019、ケーブル技術ショー レポート

プロダクション

● 「デジタルヒューマンプロジェクト」を始動 人物を3DCGで再現/東映ツークン研究所

インターネット/通信

● 明治期の日本映画をウェブで配信 日本映画の生誕120周年を記念/国立映画アーカイブ

プロ機器

● 新FPUを放送局に100式納入 小型で軽量、4K・IPに対応/池上通信機
● サムスンの高精細LEDを販売 24-26日の内覧会で披露/エヌジーシー
● Sumire Primeを初披露 柔らかな描写を実現/キヤノンMK
● Vizrtの最新製品を実演 多彩な事例も紹介/フォトロン

ディスプレー/大型映像

● DSJ2019 レポート サイネージ専用プレイヤーや透明タイプのLEDなど展示

映画/番組/CM

● 映画「田園の守り人たち」 戦時中における銃後の女性たちに焦点

家電/民生機器

● 新4K衛星放送対応録画機3モデル発売/パナソニック

総合

● オランダで「ROAD2019」開催 遠ざかる完全自動運転 限定利用が現実的
● 天王洲地区に複合施設 新技術や先端の文化を発信 /パナソニック、三菱地所、寺田倉庫

イベント一覧

●三信電気がソリューションセミナー IPを映像ビジネスに活用 事例を報告 機器展示も実施

三信電気は7月23日に都内で、「三信電気 次世代映像ソリューションセミナー」を開く。
今回は、IPを映像ビジネスに活用するユーザー事例として、AbemaTVおよびテレビ東京コミュニケーションズによる状況を報告する。
セミナーの内容は、①Avid 新しいMedia Composer 2019とNEXIS Cloudspacesの紹介、②モバイルIP配信LiveUの最先端クラウドサービス LiveUの最新ライブ配信ソリューションにおけるAIの活用、③IP活用ユーザー事例▽AbemaTV/LiveUを利用したリモートプロダクション▽テレビ東京コミュニケーションズ/思い立ったらすぐライブ!LiveU Soloでのイベント配信。
併せて関連機器展示を実施。展示製品は、LiveU/モバイル配信システム・AIライブ制作ソリューション、アビッド/Media Composer ver 2019.4、ブラックマジックデザイン/8Kソリューション・新ラインアップ、NewTek/TriCaster TC1・NDIソリューション、EPSON/スマートグラスVR BT-350・ゴルフ上達支援システム、HYTEC INTER/IPエンコード伝送システムなどとなっている。
【日時】7月23日/14時30分-16時30分
【会場】エプソン販売 本社(東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー29階)
【申し込み】https://www.sanshin.co.jp/business/solution/ap/next-generation-video-solution.html
【問い合わせ】Eメール=eizo-info@sanshin.co.jp(映像システム営業部)


●ケーブル技術ショー2019 VR展示会を一般公開 公式サイトから「来場」

日本CATV技術協会は、6月19、20日に開催した「ケーブル技術ショー2019」において、会場全体を360度VR映像で撮影し、展示会をネット上に再現する「ケーブル技術ショー2019 VR展示会」(以下、VR展示会)を、無料(登録制)で一般公開している。
VR展示会は、日本のCATV業界では初となる取り組み。GoogleストリートビューのようにPCやスマートフォンで、実際に来場した様に会場の様子が見られるサービス。
また、フルコンテンツモードでは、各出展ブースを訪問して、パネルや製品および動画を見ることもでき、出展者への質問も可能。さらに「ケーブル技術ショー2019」で実施した「会場内ツアー」「テーマ展示ツアー」などのコンテンツも動画で提供する。
◆VR展示会開催概要
【会期】▽ストリートビューモード=実施中-8月9日まで▽フルコンテンツモード=7月8日-8月9日
【公開サイト】ケーブル技術ショー公式ウェブサイト内=https://www.catv-f.com
【来場の流れ】▽ストリートビューモード=ID・パスワードなしで会場内を回遊可能。各コンテンツは閲覧不可▽フルコンテンツモード=ID・パスワードを入力することによってすべてのコンテンツを閲覧可能(「ケーブル技術ショー2019」来場者は参加登録時に発行済みのID・パスワードを入力。初めての場合は新規登録後、ID・パスワードが発行される)


●4Kテロップ制作講座 Photoshopで実践的に/ビー・ユー・ジーDMG森精機

ビー・ユー・ジーDMG森精機は、「Adobe Photoshopを利用したテロップ制作・HDRセミナー」を8月7日に都内で開く。
セミナーは、映像エディターの伊藤圭汰氏(JUNESEP)を講師に、Adobe Photoshopを利用した4K・HDR用テロップ制作について、基礎から応用まで実践的に説明。また、「HDR」に関する基礎講座も同時に実施する。参加無料(予約制)。
【日時】8月7日/13時30分-17時30分
【会場】EIZOガレリア銀座(東京都中央区銀座7-3-7 ブランエスパ銀座ビル3階)
【申し込み・詳細】https://www.bug.co.jp/news/2019/20190604_seminar.html
【問い合わせ】seminar2019entry@bug.co.jp

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