2019年7月15日

NHKの常時同時配信
実施基準の審査ガイドライン 不公平にならない提供条件を
非契約者“同等”の視聴不可 受信料財源と有料 業務範囲明確に
総務省

総務省は、NHKの常時同時配信を認める改正放送法が国会で成立したことをうけ、同法の施行に向けた関連省令の改正案、および「NHKのインターネット活用業務の実施基準の認可に関するガイドライン案」「NHK子会社等の運営の在り方に関するガイドライン案」を策定した。現在、意見募集(パブリックコメント/2-31日)を実施中だ。NHKは2019年度内の開始を目途に、関連システムの整備など準備を進めている。〈続きは本紙で〉

2019年7月15日号 主な記事

●IMAGICA GROUP、ロボット/未来型のライブビューイング
●スカパーが調査/中高生の7割以上がほぼ毎日テレビ番組視聴
●コネクテックアジア2019報告① 4K、IP制作システム競演
●JR北海道エージェンシー/18面液晶大型サイネージを運用

特集

4K・8K映像技術展/映像伝送EXPO 特集

● 第2回 4K・8K映像技術展 第3回 映像伝送EXPOが開催 各社が最新の映像技術を披露
● 各社出展概要

放送

● NHKの常時同時配信 実施基準の審査ガイドライン/総務省
● 役員体制を大幅に変更 田中社長 キー局とのパイプを活用/WOWOW定例会見
● 新たなCAS機能 要望は顕在化していない/総務省
● 急変ドラマ戦線(中)フジ月9とTBS日9
● BA2019 コネクテックアジア2019報告 (1) 4K、IP制作システムを各社が競演

CATV/CS

● 4社連携で全国生中継を実施 大分ケーブルテレコム、大分放送、Jスポーツなど/OITAサイクルフェス

プロダクション

● ”未来型”ライブビューイングを開催 12Kワイド映像と照明を同期/IMAGICA GROUP、ロボット

デジタル映像

● 東京・池袋に新VR施設を開設 アニメやゲームの世界に没入/バンダイナムコアミューズメント

ディスプレー/大型映像

● 学校・教育向け総合展で各社が出展 液晶タッチパネルやプロジェクター活用
● 18面液晶の大型サイネージ 新千歳空港駅で運用/JR北海道エージェンシー
● 札幌・すすきのに設置 道内最大級の大型ビジョン 放映開始時期が未定に
● 日本への本格進出を図る 大宮駅東口に大型ビジョン/中国・バコ
● アジア文明対話大会で2万平方メートルのLED運用/中国・グロウシャイン

映画/番組/CM

● 映画「フランス映画祭2019 横浜」 長編15本、短編1本を上映 今年最高の 1本は「愛しのベイビー」

統計・調査

● 若い世代のテレビ離れは本当か 7割以上が番組をほぼ毎日視聴 スカパーが中高生を対象に調査

総合

● radikoデータで365日を推計/ビデオリサーチ
● 欧州のコネクテッドカー 「C-V2X」方式に一本化へ 車両と周囲を結ぶ無線通信
● 赤見電機が倒産 中国製品の台頭で売上漸減 7月9日付で事業停止

イベント一覧

●第19回「特ラ機構技術賞」 尚美学園大の石橋教授ら一般・学生入賞者を表彰

特定ラジオマイク運用調整機構(特ラ機構)は、6月28日に「第19回 特ラ機構技術賞」の表彰式を東京都中野区の中野サンプラザで開いた。
同賞は特ラ機構の会員すべてに応募の権利があり、地方色豊かな創作劇やイベントの記録、放送番組などの作品を推薦してもらい、その中から選出している。今回は、2018年1月1日から19年3月31日までの15カ月における作品を対象に募集した。
受賞者は次のとおり。
★八幡賞▽尚美学園大学 芸術情報学部 石橋透教授
[一般部門]
★銀賞▽ソニー・太陽、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ「SONY(ECM-90シリーズ)エレクトレットコンデンサーマイクロホン」▽ワークス・藤井昭哉/シニア劇団「波瀾ばんばん座』」第5回本公演 昭和歌謡でつづるミュージカル『港のヨーコ』▽エス・ピー・エル・加藤明/岡本倫子スペイン舞踊団 30周年記念公演『Del Amor de Espana』
[学生部門]
★金賞▽日本大学 芸術学部映画学科 前田瑠香/映画作品『Not a Hero』
★銀賞▽日本大学 芸術学部演劇学科 佐藤秋佳・大木佑斗/川村毅 作・演出、久米大作 音楽 群衆音楽劇『大市民』▽尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科 隅田悠/卒業制作ドラマ『雨晴れの太陽』
★奨励賞▽日本大学 芸術学部映画学科 田辺ちひろ/映画作品『放課後ハレルーヤ』


●「MADD.」の活動報告 新映像表現に挑戦する場を提供/アストロデザインと慶應大が主催

アストロデザインと慶応義塾大学 SFC研究所 次世代映像コンソーシアムが主催する「MADD」は、『MADDproject 2019の振り返り』をテーマとしたワークショップ「MADDworkshop」を8月3日に開く。参加無料(懇親会は有料)
内容は、①MADD2019 projectの活動報告、②MADDAward2019作品応募者による8K映像制作にかかわるレクチャー/ファシリテーター=脇田玲氏(アーチスト/慶応義塾大学SFC教授)、田所淳氏(クリエイティブコーダー/前橋工科大学准教授)、③MADD. Award2020にかかわる案内。
MADDは「Movie for Art, Design and Data」をコンセプトとして、新しい映像表現にチャレンジする場を提供。MADDAwardとそれに伴うイベントの実施を通して、映像作家、デザイナー、アーチスト、技術者の生きた生態系を創造することを目的としている。
【日時】8月3日/14-17時(懇親会は18時から)
【会場】アストロデザイン(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【申し込み】Eメール(info@madd.jp)で、氏名・所属(団体)を記入の上、連絡する。フェイスブックのページ(https://www.facebook.com/MADD.Award )からも可能。


●ロッテルダム国際映画祭 企画マーケット攻略 VIPOがセミナー 担当者が来日

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和元年度新コンテンツ創造環境整備事業(ビジネスマッチング事業)」のもと、今年度より映画プロデューサーの「企画ピッチ参加プログラム」をスタートさせ、その一環として7月24日に「ロッテルダム国際映画祭企画マーケット(CineMart)攻略セミナー」を開く。
VIPOと「CineMart」は。映画プロデューサーの養成を目的として2年前からパートナーシップを結んでおり、映画プロデューサーをロッテルダムのワークショップ「Rotterdam Lab(プロデューサー養成ラボ)」に派遣をしている。
今回のセミナーでは、「ロッテルダム国際映画祭」の担当者であるMirjam Klootwijk氏が来日し、「CineMart」および「Rotterdam Lab」について解説。また、今年の「Rotterdam Lab」にVIPOから派遣された映画プロデューサーの登山里紗氏が登壇し、自身の経験を話す。
参加対象者は、長編(60分以上)の劇場向け公開作品にプロデューサーとしてかかわったことがあり、海外の企画マーケットに興味のある人。
【日時】7月24日/14-16時
【会場】映像産業振興機構(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【参加費】無料
【定員】50人(事前予約制・先着順)
【申し込み期限】7月22日17時まで(定員に達し次第、申し込み受付終了)
【申し込み・詳細】www.vipo.or.jp/news/22317


●25、26日にオープンハウス VRi社製品を披露/ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアルは、「VRi社製品Open House」を7月25、26日に開く。VRi社の最新技術を搭載した製品群を、4Kのワークフローを中心に展示する。
展示製品は、4Kファイルベースでレンダリングを必要としない番組制作システム「4K KarismaCG RDL(Realtime Data Link)」、8Kリアルタイム3Dグラフィックシステム「KarismaCG 8K」、4K/HDマルチフォーマットレコーダー「D-Stream 4K」、ウィンドウズ10対応の最新バージョン「D-Stream LT」など。
【日時】7月25、26日/10-18時
【会場】ジャパンマテリアル(東京都新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト8階)

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