イベント

2019/03/112019年3月11日

●日本アカデミー賞授与式 「万引き家族」が最優秀作品賞 「カメ止め!」上田氏が編集賞

優れた映画作品とスタッフ、キャストを讃える「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日に開催された。
最優秀作品賞は『万引き家族」、監督賞と脚本賞は同作品の是枝裕和氏が受賞した。是枝氏は『三度目の殺人』に続く複数部門での受賞となった。「監督の仕事は曖昧。何が良い監督なのか、1本撮るたびに自分に問いかけざるを得ない。スタッフ、キャストが評価されるなかここに立たせてもらいうれしい」とあいさつした。
その他の受賞者と主なコメントは以下のとおり。
★最優秀美術賞=今村カ『孤狼の血』
「1965年に業界に入り松竹、東映の撮影所で55年間やってきた。はじめて最優秀賞をもらい皆さんの支えに感謝している。私が入った60~70年代はヤクザ映画や実録物が多くつくられ鍛えられた。この作品で賞をもらえてうれしい」
★最優秀撮影賞/最優秀照明賞=近藤龍人/藤井勇『万引き家族』
「力をあわせてつくった作品が多くの人に見てもらえてうれしい」/「現場を抜けて授賞式にきた。シュークリームを50個くらい差し入れしたい」
★最優秀録音賞=浦田和治『孤狼の血』
「75年に業界入りしたとき映画は斜陽で劇映画の現場はなかった。今映画がたくさんあり幸せ。(若い人に)どんどん映画、録音(業界)に入ってきてほしい」
★最優秀編集賞=上田慎一郎『カメラを止めるな!』
「仕上げ整音をのぞきほぼ1人で作業した。使ったのは7年前のMacPro1つ。最新の機材やスタジオも必要だが、編集は人の粘りやひらめきが必要だと改めて信じられた。お金を出し合ってMacProを買った仲間にお礼をいいたい」
★最優秀音楽賞=細野晴臣『万引き家族』
★最優秀外国作品賞=『ボヘミアン・ラプソディ』
★最優秀アニメーション作品賞=『未来のミライ』
★最優秀主演男優賞=役所広司『孤狼の血』
★優秀主演女優賞=安藤サクラ『万引き家族』
★最優秀助演男優賞=松坂桃李『孤狼の血』
★最優秀助演女優賞=樹木希林『万引き家族』


●CRIフォーラム 19日に開く 5G/AI/IoTに焦点 韓国のIT化の現況も解説

ケーブルテレビ情報センターは、第171回「CRIフォーラム」を3月19日に開き、5G(第5世代移動通信システム)、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)をテーマとした2つの講演を実施する。
日本における「5G」は、既に総務省が1月24日からNTTドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天の4業者に対し、全国向けの免許申請受付を開始しており、3月末には電波割当てが確定する。総務省では、①全国展開での可能性の確保②地方での早期サービス開始③サービスの多様性の確保を評価する–としている。
多くのCATV事業者も「ローカル5G」の活用(取得)の意向を表明しており、今夏には免許認定が実施される予定だ。
講演「いよいよ始まる『5G』『AI』『IoT』のインパクトとケーブルテレビ業界の対応」では、米国で開催された民生技術の総合展示会「CES2019」を視察したキャッチネットワーク特別顧問の森雅博氏が、現地で体感した5GおよびAI、IoTについて報告する。
続いて「IoT×AIで加速する超スマート社会・韓国の展開」では、東京大学講師(ITジャーナリスト)の趙章恩氏が講演。韓国におけるIT化の現況について解説する。
【日時】3月19日/14時30分-17時
【会場】日本プレスセンタービル10階ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円、非会員1万5000円
【申し込み・問い合わせ】Eメール=cri@cri-info.jp


●国際アニメーション製作 英語ピッチセッション開く 海外からバイヤーも/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「コンテンツ関連ビジネスマッチング事業」の一環として、「国際アニメーションプロデューサー ピッチトレーニングプログラム参加者による英語ピッチセッション」を3月25日に東京・有明の東京ビッグサイト(「Anime Japan 2019」ビジネスデー期間中)で開く。参加無料。
5社から5本のプロジェクトをピッチ予定。ピッチは全編英語(質疑応答に逐次通訳)。海外からプロデューサー、バイヤーも参加の予定。終了後マッチングセッション(名刺交換会)を設ける。
【日時】3月25日/14-16時
【会場】東京ビッグサイト 会議棟703会議室
【定 員】50人(申し込み期限3月18日)
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/19656


●10月15-18日に開催 CEATEC 2019出展募集 未来の社会や暮らしを提案

電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウエア協会の3団体で構成するCEATEC実施協議会は、「CEATEC 2019」を10月15-18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催することを決定。出展の受け付けを開始した。
今年で20回目となる同展示会は、名称を「CEATEC JAPAN」から「CEATEC」に改め、「つながる社会、共創する未来」(英語表記:Connecting Society, Co-Creating the Future)をテーマに実施する。
CEATEC2019は、さまざまな産業・業種による「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT」と「共創」をテーマとした、ビジネス創出のための人と技術・情報が一堂に会する場として、単にテクノロジーを披露するのではなく、テクノロジーを活用した社会や暮らしを提案するという。
今回は展示エリアのアップデートを予定している。企業/団体展示として「トータルソリューション」「スマートX(エックス)」「デバイス&テクノロジー」の3つのエリア、主催者企画を展開する企画展示として「Society5.0 TOWN(ソサエティ5.0タウン)」「Co-Creation PARK(コ・クリエーションパーク)」の2つのエリア、計5つのエリアで構成することで、より共創が生まれやすい環境整備を推進する。
コンファレンスについては、昨年大きな注目を集めたキーノートスピーチをさらに拡充することを検討している。
出展の優先申し込み期限は4月26日まで。ただし、満小間になり次第、受け付けは終了する。
【出展募集 公式サイト】https://www.ceatec.com/ja/application


●港区主催「AI等活用によるシステム開発の最前線が拓く 新ビジネス創出セミナー2019」

システム開発支援の取り組みや、サービス業・製造業などをはじめ、さまざまな業界、用途に展開可能なAIなどを活用したシステム開発プラットフォーム提供サービスを広く案内し、多様な連携を促進することで新ビジネスの創出を目指す。企画運営はキャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)。
【日時】3月25日/13-17時(セミナー終了後、17時15分から交流会)
【会場】みなとパーク芝浦1階リーブラホール(東京都港区芝浦1-16-1)
【定員】200人(先着順/申し込み期間3月20日まで)
【参加費】セミナー=無料、交流会=1000円(当日支払い)
【申し込み】みなとコールTEL:03-5472-3710(受付時間9-17時)
【詳細】https://www.campuscreate.com/dx

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]