最新号2025年7月14日号
A-PABがBSの現状などを報告
LCB実証実験 ローカル番組促進
メタ情報基に蓄積し新たな価値創造
J:COM BS 10月から24時間放送
総合エンタメch"継承"
━ 今週号(7月14日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━
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ポストピークTV(3) 放送局の転身 「脱テレビ」に成功したコムキャスト 多層的メディア事業者へ "二重苦"の危険性高まる日本 放送と配信の視聴データ統合必須に
かつては放送免許と周波数を握る者が最強だった。しかし、2025年現在、米国のテレビ局は、『放送局』というアイデンティティそのものを遺物として解体・再構築し始めている。今や「テレビを作る会社」ではなく「配信と通信を軸にしたメディアエンターティメント会社」こそが業界の勝者という時代になりつつある。この変化は、日本のキー局とCATV局にとって、対岸の火事ではない。むしろ米国よりも市場が小さい日本において、「本業依存」から脱却できなければ生存すら危ぶまれる段階に入っている。
(続きは本紙でレポート)
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転換 放送行政(2) テレビ局のガバナンス フジの事象は業界全体の課題 問題の本質は放送局の公私2面性 SNS時代のマスメディア議論を
放送行政が「放送ビジネスからコンテンツビジネスへ」と大転換を始めた今年は、もう1つ大きな節目の年となった。1月に顕在化したフジテレビの事象に象徴されるテレビ局のガバナンス問題だ。中居正広氏のスキャンダルへの対応から、同局への広告出稿が控えられ、連結・単体とも業績が悪化した。その後株主総会などを経ても、多くのスポンサーの姿勢は変わっていない。一連の問題を受け総務省も、放送事業者に求められるガバナンスについての検討会を設けた。今テレビ局に何が問われているのかを考える。
(続きは本紙でレポート)
※本紙とデジタル版は同一内容です。
2025年7月14日号 主な記事
●九州放送機器展 特集
●A-PABがBSの現状などを報告
●ジーリンクスタジオが撮影から仕上げまで業務拡張/機材レンタル事業を開始
●POSTピークTV(3)「脱テレビ」に成功したコムキャスト
●転換 放送行政(2) テレビ局のガバナンス/フジの事象は業界全体の課題
●大阪で次世代XRバスの運行を開始 AIとARで体験型観光ツアー/OUGI
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特集
● 九州放送機器展 特集
・九州放送機器展2025が開催 最新の機器をテー
マ別に展示
・出展概要 -
放送
● A-PABがBSの現状などを報告 LCB実証実験 ロー
カル番組促進
J:COM BS 10月から24時間放送 総合エンタメ
ch”継承” -
プロダクション
● 撮影から仕上げまで業務拡張
/ジーリンクスタジオ
● インド映画を配給 現地大手企業と契約
/ギークピクチュアズ -
デジタル映像
● 大阪で次世代XRバスの運行を開始 AIとARで体
験型観光ツアー/OUGI
● ボートレース下関で「未来の遊園地」開催
/チームラボ -
プロ用機器・サービス
● 福井放送がスタジオに採用 IPサブと接続
/池上通信機「UHK-X700」
● 機能統合型ライブ制作を実演
/朋栄「FOR-A CONNECT 2025」
● Massの最新機能を披露/「VGI CONNECT 2025」
● 第10回 関西放送機器展が開催 IP・リモプロ実
例を報告 -
映画/番組/CM
● 番組アーカイブネットを北九州市の図書館に開
設/放送番組センター -
総合
● コンテンツ制作・番供子会社を解散・清算/ス
カパーJSAT
● 6G規格化への道(2) 3GPPが課題を多岐にわたり
調査
リリース20は2027年秋に終了 30年開始スケジ
ュールは維持 -
イベント一覧▷
● 東京国際マッピングアワード エントリー受付を開始 若手クリエイターが対象
IMAGICA GROUPのグループ会社、IMAGICA EEX(イマジカ イークス)が企画運営する東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした空間映像制作コンテスト「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.10」の開催を決定し、エントリー受付を開始した。
これは、将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に立ち上げられた日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテスト。
作品は、東京・有明の東京ビッグサイト会議棟(コングレスタワー)に投写。投映サイズは横94メートル×縦30メートル(逆三角形の2つの特徴的な形)となっている。
応募資格は、学生または若手映像クリエイターで、1名以上のチーム編成での参加とする。
同アワードは今回で10回目を迎え、より多くの参加を募るため、従来の企画書での選考を廃止した。直接作品を選考する方式に変更し、エントリー期間を長く設定することにした。
これにより、エントリーの締切日は9月23日(14時)までとし、制作した作品・書類は10月21日(14時)までに一括で提出できることとした(エントリーは無料)。
提出された作品・書類は、審査の上、10月31日に上映を発表し、11月15日17時から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される上映会で、最終審査の上、各賞を発表する。
今年度の作品テーマは『Voyage』。主催者は「旅、航海、人生などさまざまな解釈をしてもらい、プロジェクションマッピングらしい立体錯視や、空間映像ならではの驚きのある表現で、これまでにない新しい発想の作品を期待している」という。
【詳細】https://pmaward.jp/entry/tipma-vol-10-entry/
● 釜山映画祭併設の見本市に参加の映画プロデューサー/VIPOが募集
映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、日本映画企画の海外進出を支援している。その取り組みの1つとして、9月に開催される釜山国際映画祭の併設見本市「ACFM(Asian Contents & Film Market)2025」で2回目の実施となるプログラム「プロデューサー・ハブ」において、今年度もインスティテュート・パートナーになり、参加する映画プロデューサーを募集する。
「プロデューサー・ハブ」は、9月20-22日のACFM開催期間中の3日間、BEXCO第2展示場内の同エリアで実施する。目的は、アジアにおける国際共同製作のためのプロデューサー間のネットワーク構築、アジアにおける映画・コンテンツ制作環境の市場分析・動向に関する知見の提供、製作、撮影インセンティブ、ファンドなどに関するさまざまな情報の提供、映画やシリーズなどさまざまなコンテンツ分野のプロデューサー間の業界横断的、国家横断的な交流の促進–など。
参加資格は、22年7月から25年7月までの過去3年間に公開・放映された作品のクレジットを持つ個人プロデューサーで、効果的なコミュニケーションとプログラム参加のため、英語に堪能であること、国際共同製作の経験実績、またはその計画があること。
募集人数は3名。応募締切は7月28日(17時)。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/46825/
● 表技協が全国各会場とオンラインで表現技術検定講座を実施 まちづくりでのICT活用
最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、表現技術検定(まちづくり入門編)講座を7月18日に全国各会場とオンラインのハイブリッド開催で実施する。
同講座では、まちづくり分野におけるVR技術など、ICT(情報通信技術)を活用する事例や利点、留意点などについて解説する。地方創生、国土強靭化、デジタル田園都市、スマートシティなど国が力を入れている施策に関して、まちづくり、アセスメント、災害対応ほか、関連プロジェクトへの提案、応募にかかわる人に、計画段階から運用まで幅広く参考になる。
【日時】7月18日/10時30分-16時30分(申し込み締切日7月17日)
【会場】オンライン(Zoom使用)/フォーラムエイトセミナールーム(札幌、岩手、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、福岡、宮崎、沖縄/詳細=https://www.foruhttps://m8.co.jp/forum8/showroom.htm)
【受講料】通常受講料:1万2000円(テキスト書籍代金・検定証発行手数料込み)、表技協会員は受講料優待が受けられる。フォーラムエイトユーザーは「FPBポイント」も交換可能
【詳細】https://soatassoc.org/kentei-machi
● 番組アーカイブネットを北九州市の図書館に開設/放送番組センター
放送番組センターは「放送ライブラリー」の公開番組を、全国各地の図書館などで視聴できる「全国放送番組アーカイブ・ネットワーク(番組アーカイブネット)」を展開しているが、6月24日から北九州市立中央図書館でのサービスを開始した。全国で5番目の開設となった。
同図書館2階参考資料室にあるインターネット閲覧コーナーのPC(4台)で、放送ライブラリーの公開番組の中から420番組を誰でも無料で視聴できる(番組は随時追加)。
● 第21回 大阪アジアン映画祭 多彩なプログラムで上映 万博に合わせ初の夏開催
「第21回 大阪アジアン映画祭」が8月29日-9月7日に大阪市で開催される。主催は、大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送テレビ、生活衛生同業組合大阪興行協会、メディアプラス)。
大阪アジアン映画祭は、『大阪発。日本全国、そしてアジアへ!』をテーマに、アジア映画最新作のコンペティション部門をはじめ、注目の長編・短編を選りすぐった特別注視部門、新進気鋭監督の野心作を集めたインディ・フォーラム部門、その他の特集企画・部門など、多彩なプログラムでアジア映画の魅力を伝える。
例年3月に開催していたが、今年は大阪・関西万博の会期に合わせた、初めての夏開催となる。上映会場は、ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田など。
また、国指定重要文化財の大阪市中央公会堂において、『アジア映画傑作選 ~映画で巡るインド・モンゴル・ベトナム~』と題した特別上映(入場無料)を実施。上映作品にはバラエティーに富んだ3作品をそろえる。
さらに、フレッシュな才能に出会える機会として注目の芳泉文化財団協賛企画「映像研究助成」「映像研究表彰」作品も上映。世界初上映3作品を含む計7作品を大阪中之島美術館ホールで無料上映する。
映画祭のオープニング作品、クロージング作品、そしてメイン部門のラインアップは順次発表するという。
【詳細】https://oaff.jp -
連載・寄稿
ポストピークTV(3) 放送局の転身 「脱テレビ」に成功したコムキャスト 多層的メディア事業者へ
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連載・寄稿
転換 放送行政(2) テレビ局のガバナンス フジの事象は業界全体の課題
お知らせ
映像新聞からのお知らせ
- 2025年6月16日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため6月は2日、9日、16日、30日が発行日となり、23日の発行はありません。次号は6月30日号になります。
- 2025年3月24日 ●お知らせ 「放送100年」特集面を公開しました
- 2025年3月24日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、3月は3日、10日、17日、24日が発行日となり、31日の発行はありません。次号は4月7日号になります。
- 2025年3月10日 ●お詫び 映像新聞デジタル版の配信において、システム上の不具合により、デジタル版が登録者の一部で閲覧できない事態が発生しました。正午時点で復旧いたしましたので、引き続きご利用お願いいたします。
- 2024年12月23日 ◆訂正◆ 12月23日号1,3面の見出しおよび記事において「IWON」となっていますが「IOWN」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼12月23日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年12月23日 ●映像新聞12月発行日のご案内 映像新聞は月4回発行のため、月曜日が5回ある月については、発行のない週があります。12月は、2日、9日、16日、23日の発行日となります。30日の発行はございません。
- 2024年12月23日 ●冬季休業のお知らせ 誠に勝手ながら、映像新聞社は12月28日(土)~2025年1月5日(日)を冬季休業といたします。この間にいただいたお問い合わせ、ご注文につきましては、1月6日以降の対応となります。何卒ご了承くださいませ。
- 2024年12月1日 ●お知らせ ◆訂正◆ 11月25日号3面のTVerの記事の見出しが「累計アプリDL数4000万突破」となっていますが「累計アプリDL数8000万突破」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼11月25日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・映像新聞Inter BEE特集掲載号を、11月13-15日Inter BEE 2024幕張メッセメインロビー(入場口エリア)および、ホール4 映像新聞ブース#4509で無料配布いたします。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・Inter BEE 2024特集掲載号の無料ダウンロード版を公開しました。
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