2022年2月14日

ヌーベルバーグが渋谷に「n00b.st」
映像制作・配信用に開設 eスポーツなどXR演出
システムはST 2110で構築

ヌーベルバーグ(東京都千代田区)は1月24日、東京・宇田川町に映像配信対応スタジオ「n00bst(スタジオ ヌーブ)を開設した。大型LEDウォールを背面と床面に配置したスタジオなど計2箱を構え、XRを活用した多彩な映像を制作、配信できる。SRT、ST 2110によるIP伝送にも対応しリモートプロダクションを実現する。主な対象は、同社がここ数年取り組んできたeスポーツをはじめイベントや配信番組、企業動画など。放送分野で培ってきた人材と技術、グループ会社との連携を生かして業務を拡大していく。〈続きは本紙で〉

2022年2月14日号 主な記事

 ●ProLight & ProVisual 2022 特集
 ●総務省が放送用周波数 活用方策の取りまとめ案
 ●急接近するDVBと5G/規格化作業の最終段階で進展
 ●J:COMが法人向けサービス/専用ディスプレー使い定額制でアート作品を配信
 ●北京五輪開会式に多数のLED使用製造大国の中国をアピール

特集

● ProLight & ProVisual 2022 特集
・舞台照明・映像の専門展示会 16-18日に開催 ライブ、イベント演出に関する技術提案
・大型映像で没入感を演出 デジタルステージで実演/シムディレクト
・透過型LED主力に展示 照明や電飾などを組み合わせ/映像センター
・照明使った空間演出披露 3Dホログラムなどを活用/東京舞台照明

放送

● 放送用周波数 活用方策の取りまとめ案 放送大学跡地は次世代地デジ実験用
● “スピーカーで聴こう” キャンペーン 松任谷由実がアンバサダーに/民放ラジオ99局

CATV/CS

● 専用ディスプレーを使い 定額制でアート作品配信/J:COMが法人向けサービス
● 公立高校入試解答を速報 塾講師による問題の解説も/神奈川県CATV6社
● デジタル本人確認実現 サービスの申請を簡易化/J:COMが新サービス導入

プロダクション

● ヌーベルバーグが渋谷に「n00b.st」 映像制作・配信用に開設
● ヌーベルバーグ「n00b.st」 スイッチャー「KAIROS」をフルIPで運用
● DMM.comがポニーキャニオン、キュー・テックとの提携を発表 メタバースで音楽ライブを提供

デジタル映像

● 局内にXRスタジオ設置/TBSの五輪テレビ中継

インターネット/通信

● 低軌道衛星ビジネスなど 戦略的業務提携を結ぶ/理経、オーイーシー

プロ機器

● HDMI4入力スイッチャー スキャンコンバーターを内蔵/アイ・ディ・ケイが発売
● 4K対応の壁面取付型HDMIエンコーダー/アイ・ディ・ケイ
● NEXIS-EDGEを発表 エディターや制作チームが場所を問わず共同作業/アビッド
● 写真仕分け支援サービス 画像認識AIで自動作業/オークネットが提供

ディスプレー/大型映像

● デジタルサイネージを市内計16カ所に設置/埼玉・上尾市が情報発信強化
● フロア型3D LED装置 8Kの4倍に近い解像度/レイヤードが五輪会場に設置
● カレッタ汐留のカフェダイニング「EJEVAR」 最新XR技術を体感
● PCとEIZOモニター セットモデルの販売開始/マウスコンピューター

総合

● CM考査支援システム「こあらー」 BS松竹東急が採用/プラットイーズ
● 規格化作業の最終段階で進展 急接近するDVBと5G 次世代放送方式に無線活用へ
● ローカル5G製品など検証 技術者支援する拠点開設/サイレックス・テクノロジー
● 北京五輪 開会式に多数のLED利用 製造大国の中国をアピール マッピングに代わる映像演出

イベント一覧

● SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 コンペ部門の作品を公募 長編・短編 期間は3月1日まで

第19回を迎える「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」(埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会)は、7月16日-24日の9日間の日程で開催される。会場は、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ・映像ホール(埼玉県川口市)ほか。
それに伴い、コンペティション部門(国際コンペティション・国内コンペティション)の作品の公募を開始した。期間は3月1日まで。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、第1回開催の2004年当初から、現在では映画製作の主流となったデジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスした国際コンペティション映画祭。世界中から、エンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を公募し、次代を担う若い才能の発掘と育成を実現することで、新たな映像産業の発展に寄与することを目的に、毎年開催している。
映画祭の中核である「コンペティション」には、国際コンペティションと国内コンペティションがあり、長編作品を対象にした国際コンペティションは広く世界中から応募された作品を、長編部門と短編部門の2部門で構成される国内コンペティションは、日本の若手監督の作品を厳選して上映する。2021年は104の国と地域から、合計1084本の応募があった。
一次審査を経てノミネートされた作品は、国際コンペティション、国内コンペティションともに著名な映画人で構成される審査委員会によって最終審査をして、最優秀作品賞をはじめとする各賞を授与する。また両コンペティションを通じたすべての国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対し「SKIPシティアワード」を贈る。
【公募対象作品】▽国際コンペティション=作品長が60分以上▽国内コンペティション(長編部門)=作品長が60分以上▽国内コンペティション(短編部門)=作品長が15分以上60分未満
【応募条件】▽長編映画は制作数が3本以下の監督の作品▽短編映画は商業公開された長編映画(60分以上)を制作したことがない監督の作品▽今回の映画祭が国内初上映であること(教育機関や自主上映会での公開は除く)▽2021年1月1日以降に完成した作品
【詳細】www.skipcity-dcf.jp


● 「TechBiz」採択の8社 24日にピッチイベント/DCAJがハイブリッド開催

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、イノベーターとの出会いの場所「Venture Cafe Thursday Gathering」において、海外展開を目指す企業を支援するアクセラレーションプログラム「TechBiz」に採択された8社が自社の技術をそれぞれ4分間で説明し、VC(ベンチャーキャピタル)の担当者が各社に対してコメントをするピッチイベントを実施する。参加無料。
VR教育、MR遠隔会議システム、ノーコードでVRアニメ制作、立体空中映像、作業現場でミスをなくすIoT技術、スマートフォンで簡単3Dモデル作成、リアルタイム転送による無線LEDを使ったイベント演出など、オンラインとオフラインの間を埋めるソリューションを提供する8社が登場する。
同イベントは、CIC Tokyoで現地開催予定だが、オンラインでも参加できる。
なお、会場ではデモスペースで、ピッチで紹介した最新技術を体験することが可能。
【日時】2月24日/19-20時(デモ時間は17-21時)
【会場】CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階)/オンライン(ハイブリッド開催)
【申し込み】 thursdaygathering-20220224.peatix.com


● 技術セミナー「アナログ同期信号とPTPの概要」/リーダー電子

オンライン(Zoom)で2月24、25、28日に開く。放送・映像制作で重要なシステムである同期運用についての基礎が学べる初心者向けの内容になっている。
内容は、①「同期とは」、②BB(ブラックバースト)同期信号、③3値同期信号、④アナログ同期信号とSDIの同期、⑤10フィールドID同期信号、⑥PTP同期とアナログ同期の関係。
事前申込制(受講料無料)。
【日時】2月24、25、28日/14-15時(各日とも同じ内容)
【定員】各500人
【詳細】www.leader.co.jp


● CP+2022 リアル会場のイベント中止 オンライン単独開催へ

カメラ映像機器工業会(CIPA)は、2月24日から4日間開催を予定していた「CP+2022」のパシフィコ横浜会場イベントを中止し、オンライン単独開催とすることを決めた。
新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染が拡大している現状から、2月末までに感染者数が大幅に減少し、安全・安心にイベントを開催できる状態まで回復する可能性は低いと判断した。
なお、オンラインイベントは、「プレ・イベント」(2月22、23日)、「メイン・イベント」(2月24-27日)を予定どおり実施する(無料・事前登録制)。
【詳細】www.cpplus.jp/outline

連載

テレビ70年これまでとこれから(下) 技術進化 躍進と後退

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