● 日韓中テレビ制作者フォーラム 新番組企画ピッチなどを実施 12月9-12日開催 北九州市が共催
「第23回 日韓中テレビ制作者フォーラム」の共同事務局を運営する全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)と放送批評懇談会は、映像作品の撮影誘致に積極的な北九州市との共催で、12月9-12日の4日間にわたり開催すると発表した。
今回のテーマは『放送・配信コンテンツビジネスの現状と課題、そして未来』とし、『クリエイターの視点』と『グローバルコンテンツの企画開発』をキーワードとしたプログラムでプレゼンテーションやディスカッション、新番組企画ピッチングを実施する予定。
日本のコンテンツ産業は、政府が基幹産業と位置付けて海外展開に注力をしているが、海外輸出の主体はゲーム、アニメが占めており「実写コンテンツ」はわずか3%にとどまっている。同フォーラムはこの状況を向上させるべく、各国とのディスカッションを通して日本コンテンツ制作の課題と未来を追求し、グローバルコンテンツビジネスの起点となることを目的としている。
参加者は、日韓中の製作会社、クリエイター、メディアなどで、一般参加者は募集していない。なお、日本、韓国、中国の3カ国開催を予定していたが、今回、中国は都合により参加しない。
【プログラム】(予定)
《9日》開会式/日本参加者向け特別講演「日本コンテンツ産業の成長戦略と海外市場への活路~日本コンテンツの生態系モデルの提唱」(PwCコンサルティング)
《10日》日本・基調講演/「情報・バラエティー」「ドキュメンタリー」プレゼンテーション&ディスカッション/新番組企画ピッチング
《11日》韓国・基調講演/「ドラマ」プレゼンテーション&ディスカッション/新番組企画ピッチング
《12日》北九州ロケ地ツアー(テーマ:サステナブル&フィルムコミッション)
【日程】12月9-12日
【会場】北九州国際会議場(北九州市小倉北区浅野3-9-30)
【詳細】https://www.atp.or.jp/overseas/jkc-forum.php#002
● シーグラフアジアCAF受賞作発表 最優秀賞はフランスの「Windy Day」 上映会・授賞式は香港で17日に開催
シーグラフアジア2025(SIGGRAPH Asia 2025)コンピューターアニメーションフェスティバル(CAF)の受賞作品が発表された。今年のCAFには、39カ国から488作品が寄せられた。審査は、CG・アニメーション界で活躍する国際審査委員会によって実施。12月15日から香港で開催されるシーグラフアジア2025で、授賞式が開かれる。
受賞作品は以下の通り。
★最優秀賞:Windy Day(フランス)▽監督:マーティン・シャイルー、アイ・キム・クレスパン、エリーズ・ゴルフーズ、クロエ・ラボ、ヒューゴ・タイレス、カミーユ・トルーディング▽プロデューサー:ジュリアン・ドパリ(仏エコール・デ・ヌーベル・イメージズ)
★最優秀学生プロジェクト:A Sparrow’s Song (ドイツ)▽監督:トビアス・エッカーリン(独バーデン・ベルテンブルク映画アカデミー)
◆審査委員特別賞:Son(ロシア)▽監督:ジャンナ・ベクマンベトワ(露バゼレフス)
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CAF実行委員長兼ディレクターのティム・チャン氏(ダブルブリンク・アニメーションスタジオ/香港)は「今年の受賞者は、技術的な卓越性のみならず、感情表現においても卓越している。アニメーションはピクセルだけでなく限界を押し広げ続けていること、そして創造的な勇気が最大の原動力であることを想起させてくれる」と述べている。
最優秀賞、最優秀学生プロジェクト、審査委員特別賞、そして新設された観客賞は、12月17日(18時-18時30分)に実施され、エレクトロニック・シアター上映後に授与される。
● カンヌ監督週間 in Tokio 2025
◇カンヌ監督週間 in Tokio 2025
映像産業振興機構(VIPO)が、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)で、12月12-25日に開く。
オープニング上映は『ザ・プレジデンツ・ケーキ』(観客賞&カメラドール受賞作)。ナダヴ・ラピド監督の最新作『イエス』の上映では、同監督の来日も予定。計11作品の上映のほか、『かぐや姫の物語』(2013年/高畑勲監督)が特別上映される。
【詳細】https://www.cannes-df-in-tokio.com/




