2021年8月2日

技研公開2021で搭載受信機
放送番組とネット動画 テレビと変わらない操作で切り替え
ハイブリッドキャストの新アプリで実現 伝送路を意識せずに視聴

 NHK「技研公開2021」(オンライン開催)で、放送番組とインターネット動画配信コンテンツを1つの画面上に表示し、スムーズに切り替えて視聴できるテレビ用アプリケーション搭載受信機が展示された。これは、ハイブリッドキャストから派生した新たな規格「BIA(ブロードキャスト・インディペンデント・アプリケーション)」を活用することで、視聴者が、放送、ネット動画を、テレビと変わらない操作で、伝送経路を意識することなく楽しめる視聴環境を実現するものだ。〈続きは本紙で〉

2021年8月2日号 主な記事

 ●「DinoScience恐竜科学博」 体験型コンテンツ制作を総指揮/ソニーPCL
 ●民放開始70周年(4)/TBSとフジの時代
 ●KDDIと御殿場市がコロナ禍に対応富士観光にXR、5Gを活用
 ●チームラボフォレスト福岡-SBI証券/夏限定のコンテンツ公開

放送

● スマートテレビのサブスク 月額980円から長期レンタル/スカパーが新サービス

CATV/CS

● 法人向けインターネット 帯域優先・帯域確保を追加/スターキャットが新メニュー

プロダクション

● 「DinoScience恐竜科学博」 体験型コンテンツ制作を総指揮/ソニーPCL

インターネット/通信

● 富士観光にXR、5Gを活用 バーチャルガイドなど提供/KDDIと御殿場市がコロナ禍に対応

プロ機器

● ストレージシステム 米NBCが東京五輪番組制作用途に採用/デル
● 8K×2面分の処理が可能 大型映像向けスキャコンを発売/アストロデザイン
● バードドック製品を本格展開 NDI PTZカメラや変換器/アスク

ディスプレー/大型映像

● 夏限定のコンテンツ群を公開 来場者の動きなどで作品に変化/チームラボフォレスト福岡-SBI証券
● 「90周年特集映像」をターフビジョンで上映/JRA小倉競馬場
● 五輪開会式でのマッピング演出 DLP映写機を約60台利用/パナソニックが製品開発
● 大型LEDディスプレー 日本市場での販売強化/中国・リアントロニクス

映画/番組/CM

● 映画「太陽の子」 実話を基に描く「日本の原爆開発」

総合

● 放送番組とネット動画 テレビと変わらない操作で切り替え/技研公開2021で搭載受信機
● 商用5Gで低遅延8K映像伝送 全体で250ミリ/秒以下に/ミハル通信
● 無償でデータロボットPoVアプライアンス/日鉄ソリューションズ
● 現行地デジ方式の限界 サブチャンネルで明かされる貧弱さ
● AIで広告制作を支援 新たに子会社を設立/米シャッターストック

イベント一覧

● 3D、4K、8K、VR作品募集 優れた映像コンテンツを表彰/ルミエール・ジャパン・アワード

先進映像協会は、「ルミエール・ジャパン・アワード2021」の作品募集を開始した。
エントリー部門は「3D」「4K」「8K」「VR」の4部門。日本国内での上映や放送などの利活用を目的に制作された各分野の映像作品を広く募集し、特に優れた作品を表彰する。その結果を公開することで、日本における良質な映像コンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的にしている。
受賞作品は、11月17日に「Inter BEE 2021」の会場で発表する予定。各部門の対象作品は次のとおり。
[3D部門] 3D(立体)映像作品。2D.3Dが混在する作品の場合は、全尺の50%以上が3D映像であること。PCソフト、ゲームなどのインタラクティブ性を有する作品は対象外だが、これらの作品を訴求、紹介する3D映像作品は対象。
[4K部門] 4Kの2D映像作品。
[8K部門] 8Kの2D映像作品。
[VR部門] 360度映像、あるいは(ノンゲーム系)VRに分類される作品。
[各部門共通] 20年9月1日-21年8月31日の期間において、有償、無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品、もしくは21年8月31日時点で作品が完成し、今後の利活用が決定している作品。静止画、成人向け作品は対象外。
【応募締め切り】8月31日(審査結果内示は10 月上旬の予定)
【募集要項・詳細】advancedimagingsociety.jp/award/index.html


● コンテンツマーケット 11月に「TIFFCOM」 出展者の登録受付を開始

ユニジャパンは、コンテンツマーケット「TIFFCOM2021」を11月1-3日に開催する。それに伴い、出展者登録受付を開始した。
TIFFCOMでは、映画やアニメ、ドラマなどの映像コンテンツ以外にも、書籍の映像化権やIP(知的財産権)などさまざまな取引が展開され、ビジネスチャンスが生まれる場となっている。
昨年のTIFFCOM2020はオンラインで開催し、過去最多となる28の国と地域から出展があった。また、18本のビジネス関連セミナーを開き、主にバイヤー向けに73作品がオンラインスクリーニングで放映された。
今年のTIFFCOMでは、「インフォメーションページ」「ネットワーキング」「オンラインセミナー」「スクリーニング」のサービスを用意し、商談機会につながる環境を提供する。
出展登録の最終締め切りは9月30日で通常料金は5万5000円(新規出展料金3万3000円)。8月16日まで出展料早割(3万3000円)を実施中。
【詳細】tiffcom.jp


● CATV視聴データ活用 JCOMの事例報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第15回CRIオンラインセミナー(Zoom使用)として『J:COMの「視聴データを活用したCX/DX戦略」を聞く』を8月17日に開く。
放送業界では、視聴者がどのようにテレビ番組を視聴し、テレビ(局)をどう評価しているのかを把握する取り組みを始めている。そうした中、CATV業界でも「視聴属性」を正しく把握し、視聴データをベースに、新たなビジネスイノベーションを開発する動きが求められている。
そのCATV業界で「視聴データ」や「顧客データ」を積極的に活用しているのが、JCOM(J:COM)。CX(カスタマーエクスペリエンス)およびDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や新サービス開発などの領域で、データの活用を活性化させている。
そこで今回のセミナーでは、「CATV事業の課題をどう解決するか」をテーマに、JCOM データ戦略室長の柚木輝久氏が、J:COMの「視聴データを活用したCX・DX戦略」について解説する。CATV事業を取り巻く環境や課題への対応として、各領域におけるデータ活用の取り組み(解約防止活動や番組レコメンデーションによる視聴促進、データ活用による業務効率化)など、将来のデータ活用の方向性についても聞く。
【日時】8月17日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】www.cri-info.jp/conference.html


● 照明向けノード製品 新ネットワーク機能を解説/ルミネックスがウェビナー

ルミネックスジャパンは、照明向けノード製品「LumiNode/LumiCore」の新機能について説明するウェビナーを8月3日に開く。
同製品は、7月に新しいファームウエアv2.3.0をリリースし、新しいネットワーク機能を追加した。ウェビナーでは、デモやケースシナリオを交えて解説する。
【日時】8月3日/14時開始(1時間30分の予定、延長の場合あり)
【定員】「Zoom」100人、「フェイスブック・ライブ」無制限
【Zoom登録】us02web.zoom.us/webinar/register/WN_xcRWlZKnSkK3gajw0Phf6g
【フェイスブック・リンク】www.facebook.com/LumnexJapanKK

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