2021年12月6日

〈ソニー〉ロボティクス技術でドローン
αシリーズの搭載前提に
映像制作向けに設計 高い運動性能と安全性を実現
飛行ログのトレース機能なども

ソニーは、自社開発したドローン「Airpeak S1」の販売を開始した。同製品は映像クリエイターが求める要件を最大限に追求。その機体は、フルサイズミラーレス一眼αシリーズを搭載することを前提に、ドラマや映画、CMなど映像制作の空撮をメインの用途として設計・開発された。俊敏性、センシング技術による障害物回避能力、飛行ログによる航路のトレースなど、高い運動性能と安全性能、自動飛行能力を備えている。11月25日には横浜市の横浜サニーエアロパークで飛行デモを実施し、各機能を実演した。〈続きは本紙で〉

2021年12月6日号 主な記事

 ●Inter BEEレポート(3)
 ●銀座四丁目交差点を360度CGで再現/ギークピクチュアズ
 ●「世界の衛星通信業界の現状と展望」(上) 宇宙3軌道フル活用の時代へ
 ●ワントゥーテンが京都「二条城」でデジタルアートイベント
 ●第34回 東京国際映画祭/コンペ部門に手堅い良作そろう

放送

● 動画でふるさと納税企画/テレビ宮崎、南海放送

プロダクション

● インフルエンサーの育成とキャスティング事業を開始/ギークピクチュアズ
● スローネとセカンドステージ、NTT MEDIA LABが協業 インカメラVFXをワンストップ提供

デジタル映像

● 京都で「二条城夜会」開催 クリエイティブAIを駆使/ワントゥーテン
● デザインフェスティバル前夜祭/フォーラムエイトがライブ配信

インターネット/通信

● 世界の衛星通信業界の現状と展望(上) 各社が新規事業にチャレンジ

プロ機器

● Inter BEE 2021 レポート
・挑む映像表現の新世界 自由視点撮影サービス登場
・Blustreamなど取扱製品を展示/エーディテクノ
・リモート制作の運用例を実演/フォトロン
・3D気象機新バージョン 作画機能を格段に高速化/クロスイメージング
・デスクのオプション充実 静音ラックやケースも展示/ニッキャビ
・電源レンタルサービス訴求 撮影現場など多様に利用/オンリースタイル
・XRスタジオの体験デモ 英社のビデオサーバー活用/バルコ、アークベンチャーズ
・LTO9装置を来春発売 独自USB接続も速度向上/ユニテックス
● ロボティクス技術でドローン 映像制作向けに設計/ソニー
● 3Uサイズの制作用スイッチャー 4K/HDとも最大40入力を実現/池上通信機が開発
● HDMI2.1変換器など発売/アストロデザインが「COVANシリーズ」

映画/番組/CM

● 第34回 東京国際映画祭 苦心感じられる悪条件の中での選考

総合

● 女子プロサッカーチーム 「VENTUS」に協力/フォーラムエイト

イベント一覧

● ケーブル技術ショー2022 出展申し込みの受付開始 7月28、29日にリアル展示会

日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体は、「ケーブルコンベンション2022」の関連イベント「ケーブル技術ショー2022」を開催するにあたり、出展の申し込み受け付けを開始した。
2022年もニューノーマル時代の新たな展示会のあり方として、引き続き、リアル展示会とオンライン展示会のハイブリッド開催を予定している。会期は、技術展示会(リアル展示会/東京国際フォーラム)が7月28、29日、オンライン展示会が7月13日-9月16日。
開催コンセプトは、CATV技術の進化が地域の原動力になる、地域の未来・CATVの未来はここから始まる、といった意味を込めて『The future starts today! ~地域を生かす、未来をつくる、ケーブル原動力~』としている。
また、22年は「ケーブル技術ショー」の形態になってから10周年を迎える。時代の変革の中で、同イベントも進化を遂げる機会として、テーマ分野に「地域DX」を新たに加え、出展社や自治体関係者を中心とする来場者層の拡大、来場者数の増加を図り、展示会に新たな価値の創出を目指す。
展示規模は80社、260小間の見込み。入場料は無料(入場登録制)。来場者数は、技術展示会1万人、技術セミナー1500人、オンライン展示会1万人、オンラインテックセミナー4000人を見込んでいる。
【出展申し込み・詳細】www.catv-f.com


● ウェビナーイベント 次世代制作環境を提案/朋栄

朋栄は、ウェビナーイベント「FOR-A CONNECT Vol2 オンライン」を12月15日から3日間実施する。同社の目指すIP/クラウドを活用する次世代制作環境についてプレゼンテーションするとともに、「イベントプレーヤー」「RCG・バーチャル連携」「スローモーション映像生成」など最新製品/ソリューションについて解説する。参加費無料(事前登録制)。
3日間共通プレゼンテーションである『朋栄が創造するIP/クラウド環境の未来』では、映像制作全体にかかわる機器を、包括して提供することで実現できる朋栄の次世代環境への取り組みについて説明する。
SDIとIPが混在する制作環境の中で、朋栄はユーザーが必要に応じて両環境を選択でき、将来はIP環境にスムーズに移行できる製品を提供。IP/クラウド環境の活用を進め、各種信号処理をソフトウエア化する「ソフトウエアデファインド」により、各種機器の柔軟な機能拡張を図っている。
【日時】12月15-17日(13時-15時15分終了)
【申し込み】https://www.for-a.co.jp/connect2/pr


● VIPOアカデミー「キャラクター業界」攻略セミナー

◇VIPOアカデミー「キャラクター業界」攻略セミナー
映像産業振興機構(VIPO)によるウェビナー。キャラクター・ライセンスビジネスの概要や、ビジネスモデルおよび成功事例などを解説する。
【日時】12月8日/18時-21時30分
【参加費】VIPO会員5500円、団体会員6600円、一般7700円
【定員】50人(事前予約制・先着順)、申し込み締め切り12月7日
【申し込み・詳細】https://eventregist.com/e/couse-ib-211208


● 4K・VR徳島映画祭 285本応募 受賞作品を発表

とくしま4Kフォーラム実行委員会(プラットイーズほか)は、「4K・VR徳島映画祭2021」の授賞式を11月12日に開き、応募総数285作品の中から各賞を発表した。
同イベントは2013年にスタートし、国内初の4K・VR映像に特化した映画祭として開催している。今年は11月12-14日に現地(徳島県)とオンラインのハイブリッドで実施。4K/VR作品の上映、セミナーやワークショップなどすべてのコンテンツを、現地でもオンラインでも体験できた。
なお、今年から神山会場(神山町)に加えて三好会場(三好市)を設け、分散型広域映画祭を目指している。
受賞作品は次のとおり。
【一般部門】
★大賞:「骨み」(Au Praxinoscope/矢野ほなみ監督)
★4K.8K映像賞:「見たことのない文化財~秘仏 救世観音~」(NHK制作局/国見太郎監督)
★ドキュメンタリー賞:「男女群島のマッコウクジラ」(長崎ケーブルメディア/藤岡英嗣監督)
★徳島県知事賞:「47都道府県に届け! 豊橋から手筒花火でエール! ~手筒花火のまちから願いを込めて~」(炎の祭典実行委員会/吉田泰行監督)
★神山町長賞:「切り開け! 天空への一本道」(ケーブルテレビ富山/小泉光瑠監督)
★ケーブルキャスト賞:「AIM」(GAZEBO監督)
【あわ文化振興部門】
★大賞:「『にっぽん農紀行 ふるさとに生きる』人形の国 阿波に息づく伝統 徳島県編」(夏への扉/川口泰吾監督)
★映像賞:「あわうた」(TAJIKARA DOCS/長岡参監督)
★PR賞:「豊穣の海路 北前船の真価 ~北前船が阿波にもたらした繁栄~」(ケーブルテレビ徳島/大下広監督)
【高校生部門】
★大賞:「青春は密である。」(東京都立城東高等学校/宮下柚音監督)
★アイデア賞:「僕の旅」(The American School in Japan/音堂ライアン監督)
★ニューフェイス賞:「空から見る つるぎ町の魅力 ~晩春~」(徳島県立つるぎ高等学校 ICTビジネス研究部/湯藤大知監督)
【VR部門】
★大賞:「諸行無常」(Jonathan Hagard監督)

連載

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