2022年2月7日

BeesLine 独自の映像マッチング技術提供
テレビ放送とスマホ 瞬時に連携可能
番組・CM起点に多彩なサービス QRコード用いず手軽に

 BeesLine(東京都千代田区)は、テレビ放送の番組画面をスマートフォンのカメラ機能で撮影すると数秒(3秒弱)で番組を認識し、それにひも付けたサービスが展開できる技術「Check-In TV!」の提供を開始した。独自のアルゴリズムを用い、映像と音声の特徴量(MediaDNA)を抽出・取得・照合することで、オリジナルと対象物が同じか否かを判断するアーキテクチャ「mReco」によって実現している。サーバー上に事前に番組を登録する必要がないため、放送局は手軽にスマホ連携サービスが実施できる。BSフジがこのシステムを採用し、1月17日-2月6日の3週間、視聴推進のキャンペーンを実施した。〈続きは本紙で〉

2022年2月7日号 主な記事

 ●アーク放送センターに配信スタジオ「ARK Streaming Studio」を開設/テレビ朝日映像
 ● フジテレビ/無料見逃し配信1月の再生回数が最高記録
 ●「テレビ70年」これまでとこれから(上)
 ●スローに強い「Z CAM」/中国の開発・製造会社CEOに聞く
 ●SCビジネスフェア2022/各社から最新のソリューション
 ●LIVE BOARDが車両内で広告事業を展開

コンテンツビジネス

● 欧州の業界サイトに日本の28作品を掲載/VIPO

CATV/CS

● 名古屋在住の外国人が出演 地域の新しい魅力を発信/スターキャットが新番組放送

プロダクション

● アーク放送センターに配信スタジオを開設/テレビ朝日映像「ARK Streaming Studio」
● バーチャルプロダクション撮影を強化/ビジュアルマントウキョー

デジタル映像

● 水戸・偕楽園で「光の祭」/チームラボがアート作品展示
● XR技術で実際の都市空間にバーチャル広告などを展開/KDDI、Psychic VR Labが新サービス

インターネット/通信

● 無料見逃し配信 単月の過去最高記録に/フジテレビ

プロ機器

● 多機能5.5型プレビューモニター スイッチング、配信機能を搭載/松田通商
● HDCP伝送対応のH.264 4Kエンコーダー2製品を発売/ジャパンマテリアル
● 「ライブクラウドサービス」 インターネット上で低遅延伝送/フォトロンが提供開始
● ソニーのドローン向け保険商品の販売を開始/WorldLink & Company

ディスプレー/大型映像

● 車両内で広告事業展開 サイネージの設備・運営/LIVE BOARDがビズライトから継承
● 横浜・みなとみらいに開設/ソニーグループが新事業所

映画/番組/CM

● テレビ70年これまでとこれから(上) 想定内と想定外 国民生活に革命的働き

家電/民生機器

● 共聴用BS・CSアンテナ 高い融雪能力を実現/DXアンテナが受注開始

業務用機器

● SCビジネスフェア2022 各社から最新のソリューション ショッピングセンター向け製品展示

統計・調査

● 電通が「世界の広告費成長率予測」 22年は9.2%の成長 日本は3.5%の見通し

総合

● 独自の映像マッチング技術提供 テレビ放送とスマホ瞬時に連携可能/BeesLine
● 第3四半期決算 宇宙事業は増益基調/スカパーJSAT
● スローに強い「Z CAM」 幅広いレンズマウントに対応 中国の開発・製造会社CEOに聞く
● 5G・XR・AI技術を活用 車室内にコンテンツ配信/NTTドコモが実証実験

イベント一覧

● ロシア市場でコンテンツ展開 関連企業とマッチング/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和3年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、ロシア企業6社(予定)が参加する「ロシアコンテンツマーケット ビジネスマッチング」を3月7-11日の5日間にわたりオンライン(参加無料)で開く。
対象となるIP・コンテンツは、①ロシアでの映像化を希望する日本の原作・IP(知的財産=小説・コミック・脚本など/映画やドラマのリメイクIPも対象)、②ロシアでのローカライズを希望する日本のゲームIP、または、音声コンテンツ(オーディオドラマなど)で、①②共に複数の作品(IP)を応募することができる。申し込み締め切りは2月15日(17時)。
同ビジネスマッチングには、日本のコンテンツに高い関心を持ち、ロシアで共同製作に取り組む映像制作会社や配給会社、積極的にオリジナルコンテンツの製作に取り組むVODプラットフォーマー、そして、ロシアで市場拡大中のオーディオドラマをはじめとする音声コンテンツや人気ゲームを手掛ける出版社・ディストリビューターが参加する。マッチングの成功率を高めるため、ロシア各企業の要望を基に、作品(IP)の選考をし、効果的なミーティングの場を提供する。
なお、審査・選考を通過した事業者のみがオンラインでのビジネスマッチングに参加できる。募集数は、ロシア側企業1社につき3-6作品(IP)程度を予定している。
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/28690/


● 欧州の業界サイトに日本の28作品を掲載/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、欧州で開発された業界関係者向けオンライン映画視聴プラットフォーム「Festival Scope Pro」のVIPO特設ページに、2月1日から『ベルリン国際映画祭』に向けて募集した28作品を掲載している。
この特設ページは、主に海外の映画祭プログラマーに向けて日本映画の視聴機会を提供し、映画祭への選定を促すことを目的としてVIPOが開設したもの。第1弾では、2021年7月開催の『カンヌ国際映画祭』期間中に22作品を掲載し、2人の監督を特集した。
第2弾となる今回は、長編フィクション18本、長編ドキュメンタリー3本、短編フィクション5本、短編アニメーション2本を掲載。近年製作の新作を中心に海外映画祭での展開を目指す。
なお、作品の視聴などはFestival Scope Pro会員のみ可能。


● PFFアワード2022 作品の募集を開始 3月23日まで受付

PFF(ぴあフィルムフェスティバル/東京都渋谷区)は、「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」を9月10-25日(月曜日を除く)に東京・京橋の国立映画アーカイブを会場に開催することを決定し、コンペティション「PFFアワード2022」の作品募集を開始した。募集期間は3月23日まで。
「PFFアワード」は、1年以内に完成した自主映画であれば、年齢、国籍、上映時間、ジャンルを問わない自主映画のコンペティション。4カ月に及ぶ厳正な審査を経て決定した入選作品は、ぴあフィルムフェスティバルで上映され、グランプリほか各賞が授与される。
既に公開された作品、今後公開の決まっている作品および、2021年3月23日以前に完成した作品は応募できない。YouTubeなどで配信中の作品も応募は不可。映画祭、卒業制作展、自主上映会などでの上映であれば応募可能。
また、18歳以下の監督を対象とした応募料(一般3000円)の割引制度「U-18割」(1000円)を、昨年に引き続き今年も実施する。昨年は初めて応募した高校生の作品が2作品入選を果たした。
入選発表は、7月上旬を予定している。
【応募の詳細】https://pff.jp/jp/award/entry/


● 放送用モニターを特別価格で販売/池上通信機

池上通信機は、「年度末特別キャンペーン」として放送用モニターを特別価格で販売している。
17型マルチフォーマット4K LCDモニター「HQLM-1720WR」や、31型マルチフォーマット4K LCDモニター「HQLM-3120W」、HDR対応31型4K LCDマスターモニター「HQLM-3125X」は、26-34%割引でいずれも3台を限定販売している。
3月末までに納入できる顧客が対象。詳細は池上通信機 営業本部(TEL:03-5748-2211)まで。


● 富士フイルム「LTOテープストレージシステム」ウェブセミナー

大容量データを低コストに長期安全保管できるLTOテープ「LTO8」の特徴・機能や、既存NASに接続してLTOを活用するストレージソリューション「ディターニティオンサイト アーカイブ」について解説。担当者の掛け合いトーク、資料およびデモ動画で分かりやすく説明する。
Zoomを使用。参加費無料。
【日時】2月16日/14時-14時30分
【申し込み】https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/events/7145

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