2022年7月25日

日本ケーブルテレビ連盟「2030ケーブルビジョン」
策定2年目 実行の段階に
プラン実施意向を調査 事業者ごとに”処方箋”
中小事業者向けスキームも

日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)は、地域共創・地域DXに焦点を当て、ケーブルテレビ業界の課題解決・発展を図るために策定した行動計画「2030ケーブルビジョン」(2021年6月策定)を具体的に推進していくフェーズに入る。21日に開かれた「ケーブルコンベンション2022」の説明会でJCTAの渡辺克也理事長は、「2030ケーブルビジョンは策定から2年目を迎え、今年は勝負の年。ビジョンをどう具現化し実行に移すかが問われる」と語る。〈続きは本紙で〉

2022年7月25日号 主な記事

 ●ケーブル技術ショー 特集
 ●ヨコシネがビデオフィルムセンターを移転、「渋谷ベース」として稼働へ
 ●ノキアが都内でイベント/5G新技術をデモ
 ●WOWOWが定例会見/映画とリアルイベントを発表
 ●科学博物館の地球館/大型映像システムが稼働

特集

● ケーブル技術ショー 特集
・ケーブルコンベンション2022関連イベント 自治体関係者向け展示を充実
・CATV技術の進化が原動力 地域DX推進の役割を担う
・新開発のコミネット専用端末 自由で多彩なレイアウト表示/SCN
・12G-SDI対応製品を展示 多様な新機能を追加/イメージニクス
・最先端ソリューション 6つの展示コーナーで実演/ミハル通信
・気象・防災情報を送出 多様なコンテンツそろえる/クロスイメージング
・4K L字表示システム Vbusモジュールで構築/ビデオトロン
・自主番組制作を効率化 12G-SDIキャラジェネなど/朋栄
・番組配信プラットフォーム 地域コンテンツを有効活用/ニューメディア
・レベルメーターで測定した データの管理業務サポート/リーダー電子
・効率的な制作システム提案 共有ストレージやアーカイブ/伊藤忠ケーブルシステム

放送

● 番組画面撮影でスクラッチくじ「みるみる88キャンペーン」第2弾/BSフジ
● 地域局アナが集めた 防災ポイントを発信/NHK
● 新4K8Kで見ようよ!キャンペーン 4回目のNHK、民放共同企画/A-PAB
● WOWOWが定例会見 映画とリアルイベント発表

CATV/CS

● 2030ケーブルビジョン 策定2年目 実行の段階に/日本ケーブルテレビ連盟
● 先端無線技術の実証施設/スターキャット・ケーブルが運用開始
● 地域の防災・減災 NHK松山と連携/愛媛県CATV協議会

プロダクション

● ビデオフィルムセンターを移転/ヨコシネ ディー アイ エー
● コンテンツスタジオを発足/ギークピクチュアズ

デジタル映像

● 表技協が「第5回 羽倉賞受賞記念講演会」 前年度の受賞技術について解説

プロ機器

● 12Gのマトリクススイッチャー コンパクトで機能が充実/イメージニクス
● 光ファイバーでUSBを伝送 100mまでの長距離転送に対応/エーディテクノ
● テレビ神奈川からサブを受注 4K/HDスイッチャーが採用/池上通信機
● 映像に音声を簡単に追加 音声編集ツールを販売/タックシステム
● クラウドデータサービスを開始 シグナルレベルメーター用に/リーダー電子
● 「クールジャパン」の取組で表彰/パナソニック コネクト

ディスプレー/大型映像

● 科学未来館「ジオ・コスモス」 新映像作品の公開を開始
● 新感覚の体験型デジタルミュージアム 「ずかんミュージアム」が刷新
● 国立科学博物館で特別展 会場入り口に大型プロジェクター
● 科学博物館の地球館 大型映像システムが稼働 科学技術を大画面で解説

総合

● 任天堂に株式を譲渡 「ニンテンドーピクチャーズ」に/ダイナモピクチャーズ
● 都内で「Connected Future 2022」開く ノキアが5G新技術をデモ

イベント一覧

● 全映協グランプリ2022 8月から4部門の作品募集 各地域映像団体が推薦・応募

全国地域映像団体協議会(全映協)は、全国各地の優れたローカルコンテンツを顕彰する「全映協グランプリ2022」の募集を8月1日から開始する。参加資格は、全映協に加盟する各地域映像団体(9地域)の推薦・応募による国内の作品。応募分野は、「番組部門」「CM・キャンペーン部門」「地域振興コンテンツ部門」「学生部門(高等学校・専門学校・短大・大学の部)」の4部門となっている。.
応募対象は、2021年度(21年4月-22年3月)に完成した作品(学生部門は22年8月まで)。作品の応募形式はMP4データのみで、必要情報を記入した応募用紙と合わせて送る。地域振興コンテンツ部門については「映像コンテンツ」と、その「効果を検証した資料」を同時に提出する必要がある。
地域映像団体単位での応募になるが、地方予選を実施する場合は、各団体の開催規定により運営する。
応募締め切りは、9月2日18時必着。表彰式は「Inter BEE 2022」の開催に合わせ、幕張メッセ(千葉市美浜区)の国際会議場104会議室で11月17日16時に実施する。
【作品・応募用紙送付先】長野県上田市天神1-4-15 千曲社ビル2F(メディアフロント内)中日本映像制作社協会事務局
【問い合わせ】Eメール=f.hizawa@m front.co.jp


● 3D点群計測の意義など 大阪万博に向けて意見交換/DCAJがオンラインサロン

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、オンラインサロン「弾丸!! ドバイ万博日本館3D点群計測道中記 ~2025大阪・関西万博に向けて~」を7月29日に開く。スピーカーは、クモノスコーポレーション執行役員/戦略統括部統括部長/グローバルビジネス責任者の船越亮氏。参加無料(Zoom使用)。
船越氏は、3月31日に閉幕したドバイ万博において、閉幕後取り壊されることになる日本館の3D点群計測をするため、撮影チームのリーダとして同月29日に日本を発った。作業は、閉幕前日と閉幕日の2日間。そもそも行くことを最終決定したのが、同月25日という綱渡りだった。
このドバイ万博での話だけでなく、建造物の3D点群計測の意義、2025年開催予定の大阪・関西万博におけるデジタルツインをはじめとする取り組みなどについて、参加者と意見を交わす。
【日時】7月29日/16-17時
【定員】40人(定員に達し次第締め切る)
【詳細・申し込み】www.dcaj.or.jp/news/2022/0 7/DCAJ-onlinecommunity0729.html


● 中国地区番組アワード 3部門の受賞作品を発表/ケーブルテレビ連盟中国支部

日本ケーブルテレビ連盟中国支部は、「第12回中国地区番組アワード」(後援:中国総合通信局、NHK広島放送局)を開催し、中国支部会員のCATV局から応募があった企画番組部門20作品、レギュラー番組部門21作品、CM部門9作品の中から各賞を以下のとおり決定した。
【企画番組部門】
★1位(中国総合通信局長賞)『にじいろ羅針盤』(海士町・あまコミュニティチャンネル/島根県)▽2位『けーぶるにっぽん 彩・JAPAN「甦らせる・被災地の写真洗浄」』(倉敷ケーブルテレビ/岡山県)▽3位『廿日市がけん玉発祥 100周年の地って知っとる?』(ちゅピCOM/広島県)
【レギュラー番組部門】
★1位(NHK広島放送局長賞)『にんげんのGO! ~隧道あるはずでしょう~』(山口ケーブルビジョン/山口県)▽2位『Road to 2030~SDGsで考える ふるさとのミライ~「子どもの貧困」』(中海テレビ放送/鳥取県)▽3位『文化財と私~吹屋22のストーリー~』(吉備ケーブルテレビ/岡山県)▽審査員特別賞『満福三原(まんぷくみはら)』(三原テレビ放送/広島県)
【CM部門】
★1位(中国支部長賞)『医療法人社団 松涛会 安岡病院』(ケーブルネット下関/山口県)▽2位『ちゅピCOM Aⅰr-LAN 2021 女性ラップ編』(ちゅピCOM/広島県)▽3位『がんばろう周南!お年玉食事券CM』(シティーケーブル周南/山口県)▽審査員特別賞『トライフープ岡山生中継番宣』(岡山ネットワーク/岡山県)


● 映像音響制作機器展 27、28日に静岡で開催/レスター、タックシステム

レスターコミュニケーションズとタックシステムは、7月27、28日に静岡市のツインメッセ静岡で「映像音響制作機器展」を開く。
ファイルベースソリューションをはじめ、カラーマネジメント/トランスコーダー、コンテンツ管理、音声解析ツール、MAソリューション、放送局向けコンソール、レンタル商材、LEDショールーム3D体験に関する製品を展示する。
【日時】7月27日/13-17時、28日/10-16時
【会場】ツインメッセ静岡 西館 第1小展示場(静岡市駿河区曲金3-1-1)
【詳細】www.restarcc.com

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