2022年8月1日

ケーブル技術ショー
見えてきたIP放送時代 各社がACAS-IPマルチキャスト
RF放送と同等の環境を実現 CATV業界の有力な未来像に

ケーブル技術ショーが7月28、29日の両日に開催された。地域DX、カーボンニュートラルという新たなテーマが浮上する中、注目されたのは、オールIP放送の実現を後押しする展示の数々。中でも、ACAS(新4K8K衛星放送対応の著作権保護システム)用の放送信号をIPマルチキャストで送り、視聴者のSTBまでIPで送るという「ACAS-IPマルチキャスト放送」は現実的な提案であった。〈続きは本紙で〉

2022年8月1日号 主な記事

 ●経営会議の設置など新体制に 芳賀会長、岩木社長が2022年度経営方針/JCOM
 ●半導体不況がやってくる/米調査会社が市場失速を予測
 ●xpdが再生可能エネルギーで映像編集の実証実験を発表
 ●関西放送機器展が開催/3年ぶりにリアル会場で実施
 ●DNP、富士通、JR東日本など上野駅ホームで音の視覚化を実証実験

CATV/CS

● 見えてきたIP放送時代 各社がACAS-IPマルチキャスト/ケーブル技術ショー
● 経営会議の設置など新体制に 芳賀会長、岩木社長が2022年度経営方針/JCOM
● ACAS方式多chサービス 10月から4K8K放送に対応/ベイ・コミュニケーションズ
● 札幌市制100周年記念番組を放送/ジェイコム札幌
● 麻生警察署と協定 地域の安全・安心へ/J:COM町田・川崎

プロダクション

● ライブ配信サービスを展開 企業向けバーチャルプロダクションスタジオ/Mobeon
● TikTokのキャンペーン広告 コスメをバーチャルで体験/AOI Pro.が制作
● 再生可能エネルギーで映像編集 八丈島での実証実験を発表/xpd
● レース映像に位置生表示 屋内型トラッキング設備を構築/ミクシィ

プロ機器

● 最長約40キロメートルの拠点間 通信を実現する無線機/理経が販売開始
● 「 NEXIS 」 階層型の素材共有ストレージ/アビッド
● 関西放送機器展が開催 3年ぶりにリアル会場で実施

ディスプレー/大型映像

● 電子ペーパーを使用したデジタルサイネージ提案/シャープが業務用製品を披露
● 法人向け4K液晶ブラビア エントリーモデル5機種/ソニーマーケティングが発売
● 来年の世界水泳大会で支援 大型LEDシステムを提供/ヒビノ

映画/番組/CM

● 衛星放送協会 オリジナル番組アワード 大賞は坂本浩一監督特番 日本映画専門チャンネルが受賞
● 「北のともしび―ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」
  日本人女性監督によるドキュメンタリー

総合

● サイクルの呪縛 半導体不況がやってくる
● アナウンスなどの音を視覚化/DNP、富士通、JR東日本など4社

イベント一覧

● ルミエール・ジャパン・アワード 3D、4K、8K、VR作品を募集/先進映像協会

先進映像協会 日本部会(AIS-J)は、日本国内における良質な先進映像コンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的に、「先進映像協会ルミエール・ジャパン・アワード2022」を開催する。受賞作品は、今年度も日本エレクトロニクスショー協会と連携し、Inter BEE 2022で11月16日に発表を予定している。
エントリー部門は、3D、4K、8K、VRの4部門。いずれも2021年9月1日から22年8月31日の期間において、有償、無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品、もしくは22年8月31日時点で作品が完成しており、今後の利活用が決定している作品が対象になる。
募集期間は8月31日まで。審査結果内示は10月上旬の予定。
【3D部門】
3D(立体)映像作品であること。2D/3Dが混在する作品の場合は、作品全尺の50%以上が3D映像であること。作品の長さは問わない。PCソフト、ゲームなどのインタラクティブ性を有する作品は対象外だが、これらの作品を訴求する3D映像作品は対象となる。
【4K部門】
4Kの2D映像作品。
【8K部門】
8Kの2D映像作品。
【VR部門】
一般に360度映像あるいは(ノンゲーム系)VRに分類される作品。
以上、いずれも部門も静止画および成人向け作品は対象外。
【詳細・問い合わせ】AIS-J事務局/
ウェブサイト=
advancedimagingsociety.jp/award
Eメール= office@advancedimagingsociety.jp


● ACCヤングコンペ開催 「ラジオ」の魅力訴求

ACCは、第3回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION(ACCヤングコンペ)」を開く。30歳以下を対象とし、与えられた課題に対して解決策となるアイデアを企画・提案してもらう。今年は『ローカルラジオの支援策 -ラジオの魅力とポテンシャルの再評価-』をテーマに、CBCラジオの協賛を受け実施する。
コロナ禍でのステイホームによって、ラジオの聴取率やradikoへの総アクセス数は増加したものの、まだその魅力を知らない人も多い。普段ラジオを聴かない人々のアクションにつながるようなアイデア・企画であれば、コミュニケーション、体験イベント、PR施策、アプリケーションなど形は問わない。
応募期間は、8月23日10時から8月29日18時まで。応募資格者は、1991年11月3日以降に生まれた個人もしくは3人以下のチーム(ただし、学生のみの応募はできない)。
ファイナリストに選出されたアイデアは、11月2日に実施する最終審査会で公開プレゼンテーションをして、グランプリ、準グランプリを決定。グランプリ受賞アイデアは、CBCラジオで実施が検討される予定。
【詳細】www.acc-cm.or.jp/competition/young_vol.3


● AI画像解析編集ツール/朋栄が「EmoQ」ウェビナー

朋栄は、同社が正規販売代理店となった、AI画像解析によるグラフィック動画編集ツール「SportMeme社EmoQ」について説明する無料ウェビナーを8月3日に開く。EmoQに加え、リプレイ再生装置「Envivo Replay」、自動スポーツプロダクションシステム「Pixellot」との連携についても解説する。
EmoQは、エフェクトを自動的にトラッキングしたオブジェクトに乗せるだけで、視認性の高い動的な映像表現を実現する。直感的なインタフェースにより、簡単に操作ができ、SNSへの配信も可能。スポーツの映像表現をより豊かにする。
【日時】8月3日/1回目=11時-11時30分、2回目=13時30分-14時(いずれも同じ内容)
【詳細】www.for-a.co.jp


● 関西教育ICT展に出展/マウスコンピューター

マウスコンピューターは、8月4、5日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれる「第7回 関西教育ICT展」(主催:日本教育情報化振興会など)に出展する。
同社は、小学校高学年や大学・専門学校向けにUSBパワーデリバリー対応機器から充電可能なモバイルPC、そのほか校務や学校のPC設備向けに、ビジネスPCや液晶ディスプレーなどを展示する。
【詳細】www.mouse-jp.co.jp/store/t/t1508
【関西教育ICT展・公式サイト】www.kyouikuict.jp


● JFC「全国ロケ地フェア2022 夏」

◇JFC「全国ロケ地フェア2022 夏」
全国のフィルムコミッションに撮影の相談を直接できる地域と映像制作者のマッチングイベント。47団体が参加を予定している(参加無料)。
【日時】8月8日/13-19時
【会場】時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8)
【詳細】www.japanfc.org

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