2022年9月19日

総務省
NHKのインターネット活用業務議論 公共放送WG設置
テレビ持たない世帯に対応 「補完」から「主」への転換が焦点
第二期 社会実証を土台に

 総務省は、NHKのインターネット活用業務について議論する「公共放送ワーキンググループ(WG)」を「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の下部に設け、21日に第1回の会合を開く。テレビを持たない世帯が増加する中で、インターネットのみでもNHKを視聴できるような選択肢を設けるのかどうかが焦点。受信料の徴収範囲の拡大につながる議論になるだけに、総務省にとっては難しい舵取りになることも考えられる。〈続きは本紙で〉

2022年9月19日号 主な記事

 ●国際放送機器展「IBC 2022」 各社が最新製品・技術を披露
 ●xpdがメタバースの株主総会にリッチコンテンツを提供/コインチェックと協業
 ●秋改編 テレビの転機(2) 日テレが視聴者との関係性強化
 ●日本ケーブルテレビ大賞 番組アワードの受賞作品発表
 ●フェイスブック ジャパンが事業説明会/「メタバース」の拡大に注力

放送

● NHKのインターネット活用業務議論 公共放送WG設置/総務省
● 2022年 日本民間放送連盟賞 技術部門最優秀賞は日テレ

CATV/CS

● 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード キャッチネットワークがグランプリ
● 「J:COM賞」 岡部怜央四段に贈呈 奨励会への支援の一環
● 若手クリエイター映像アワード開催/スターキャット
● Creepy Nutsのライブ開催/スペースシャワーTVとJ:COM

CATV/CS

● 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード キャッチネットワークがグランプリ
● 「J:COM賞」 岡部怜央四段に贈呈 奨励会への支援の一環
● 若手クリエイター映像アワード開催/スターキャット
● Creepy Nutsのライブ開催/スペースシャワーTVとJ:COM

プロダクション

● メタバースの株主総会にリッチコンテンツを提供 コインチェックと協業/xpd

デジタル映像

● 加山雄三のラストショー AIで「バーチャル若大将」
● 「メタバース」の拡大に注力 角川ドワンゴ学園と連携/フェイスブック ジャパンが事業説明会
● メタ社「パイロットワークショップ」 N高・S高の生徒が作品発表
● 高校eスポーツ選手権 第5回のエントリー開始/サードウェーブが特別協賛

インターネット/通信

● 「NHKプラス」視聴可能 ニュース番組地域を拡大 11放送局の午後6時台/NHK
● 建設工事現場でドローン活用 監視業務の自動化を検証/KDDI、飛島建設

プロ機器

● HDMIを70メートルまで伝送 HD BaseTのUSB延長器/エーディテクノ
● TSマルチプレクサボード 複数ストリームを入出力、多重化/アストロデザインが発売
● 仏Ateme社と販売契約 多彩な動画配信システムを提供/伊藤忠ケーブル
● IBC2022 新フォーマットで再起動 3年ぶりとなる対面での開催 話題はIPから「クラウド」に
● 国際放送機器展「IBC 2022」 各社が最新製品・技術を披露

ディスプレー/大型映像

● 新橋CJビルビジョン 広告ビジネスを開始 日韓の交流にも活用へ/CJグループ

映画/番組/CM

● 「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」 大ヒットしたテレビシリーズの映画版

家電/民生機器

● 高性能形UHF 5素子アンテナ/DXアンテナが発売

イベント一覧

● 無料見学会を実施 「デジタルの日」特別企画/KDDI MUSEUM

KDDIは、「デジタルの日」の2022年テーマ『ふれよう!#デジタルのチカラ』に賛同し、特別企画として10月1、2日の2日間、日本の国際通信の歴史や携帯電話の進化が学べる「KDDI MUSEUM」の無料見学会を開く。
参加には事前予約が必要(通常300円の入館料が無料となる)。
【日時】10月1、2日/10-17時(最終入場16時30分)=入場時間は1時間ごとに予約枠を設ける。滞在時間の制限はない
【定員】350人(各日175人×2日)
【会場】KDDI MUSEUM(東京都多摩市鶴牧3-5-3)
【詳細】https://www.kddi.com/museum/digital-days-2022/


● テクノマックスへの導入事例や製品説明セミナー/東京エレクトロンデバイス、オタリテック

東京エレクトロンデバイスとオタリテックは共同で、ウェビナー『テクノマックス様 中継車 LAWO&ARISTA導入事例を紹介』を9月30日に開く。参加費無料。
2021年9月に東京エレクトロンデバイス新宿オフィスに開設した放送業界向け検証環境「TED BI Lab」は、Arista Networksのスイッチ、LAWO社のIPゲートウェイをベースとして、IPの映像伝送を体感できるラボ。
今回のウェビナーは、8K伝送も可能とするArista Networksのネットワークスイッチの紹介、ラボの活用事例、オタリテック×TEDによるテクノマックスへの導入事例である202大型中継車、TC2センター設備車について説明する。
テクノマックスでは、ゴルフ中継の運用改良のため、中継車システムの一部をIPシステムとしてARISTAのネットワークスイッチ、LAWO社のIP-GW、BCCを採用している。
【タイムテーブル】
[14時-14時15分] ▽「8K大容量伝送を可能とするAristaNetworksネットワークスイッチ」(東京エレクトロンデバイス コーポレートアカウント営業部/片居木直也氏)
[14時15分-14時35分]▽「テクノマックス様『TC-2センター車』『202中継車』導入事例」(オタリテック 映像システムソリューション LAWOプロダクトマネージャー/薗田啓氏)
[14時35分-14時45分]▽「放送業界IP化をリードするTED BI Labの活用」(東京エレクトロンデバイス プロダクト第三技術部/川崎佑樹氏)
[14時45分-15時]▽質疑応答
【申し込み・詳細】https://cn.teldevice.co.jp/seminar/arista-otaritec20220930/


● 京都で「CG Kyoto2022」開催 CGの最先端技術が集結 研究者と制作者の交流も

国内最大規模のCG関連カンファレンス「Visual Computing2022(VC2022)」と、国際会議「Pacific Graphics2022(PG2022)」は、いずれも今年で30回目の節目を迎えることから、「CG Kyoto2022(PG2022+VC2022)」(CG-ARTS特別後援)として、10月5-8日に国立京都国際会館で合同開催する。
同イベントは、CGおよび周辺分野における世界の最先端に触れることができ、多くの研究者、制作者、そして将来を担う学生との交流を深め、研究開発、制作の発展の契機となる。
なお、5日には、無料で参加できる企画として「Digital Human」をテーマにワークショップを開く。
【会場】国立京都国際会館(京都市左京区岩倉大鷺町422)
【詳細】▽Digital Human Workshop at CG Kyoto 2022(https://cgkyoto.org/workshop/)▽Pacific Graphics 2022(https://pg2022.org/)▽Visual Computing 2022(https://visualcomputing.jp/


● アニメーションの海外進出 ステップアッププログラム 東京都が「STEP2」開く

東京都は、都内でアニメーションの制作・製作に携わる関係者に向けた「アニメーション海外進出ステップアッププログラム/STEP2」(オンライン開催、参加費無料)の参加申し込み受付を開始した。「STEP2」では、主にピッチの作りこみや重要なポイント、ピッチの磨き上げについて学ぶことができる。
プログラムは「セミナーC」、「セミナーD」、「ワークショップ2」で構成。申し込み期日は、各セミナー・ワークショップ開催の原則2営業日前の16時まで。
[海外ビジネスセミナーC] 10月14日(15時-17時10分)バイブルからピッチを作りこむ方法を知る=講師:風早完次氏(グイダ プロデューサー/カルチャーコネクト代表)、Antony Gusscott氏(Sprinkles on Top社 クリエイティブディレクター)
[海外ビジネスセミナーD] 10月25日(19時-20時40分)海外でのピッチのしかたを知る=講師:風早完次氏(グイダ プロデューサー/カルチャーコネクト代表)、鮎貝義家氏(ライター/プロデューサー)
[海外プレゼンスキル向上ワークショップ2] 11月18日(18時-20時30分)ピッチを磨き上げる(個別指導、予約制/1人20分程度、定員25人)自身の企画、あるいは事務局が用意した作品を題材にピッチを用意し、ピッチを磨き上げるための「個別指導会」を開く
【申し込み・詳細】https://anime-tokyo.com/program/#step2


● 上映イベント国立映画アーカイブ「戦前日本の映画検閲-内務省 切除フィルムからみる-」

◇国立映画アーカイブ「戦前日本の映画検閲-内務省 切除フィルムからみる-」
1988年に寄贈された鳥羽幸信コレクションから、戦前日本の映画検閲で切除されたシーンの断片集を初公開する。
『日輪』(1925年)など既に失われた日本映画から当時の観客すら見ることができなかった場面を、90年以上の時を経て初めてスクリーンに上映。当時の映画検閲の制度や切除フィルムの資料的価値を、講演を通して考察する。
【日時】10月15日/①13時-15時15分、②16時15分-18時30分(各回内容は同じ)
【会場】国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【料金】一般520円ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2022/

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