2022年12月12日

BS右旋 4K基本に再編へ 総務省 新4K8Kの盛り上げ加速
A-PABが請け負い調査実施
4K放送の魅力・価値裏づけ
放送事業者の番組制作意欲 喚起

BS右旋の4K化に向けた動きが急展開してきた。総務省は、衛星放送の未来像に関するワーキンググループの報告書の提言を基に、「BS右旋の空き帯域の4K放送への割当てに関する基本的考え方」を公表し、BS右旋を4K.8Kの伝送路とするよう制度を改正することを明らかにしている。〈続きは本紙で〉

2022年12月12日号 主な記事

 ●シーグラフ・アジア2022開催 基調講演 AIへの過信に警告
 ●Inter BEE 2022レポート
 ●米アマゾンスタジオがAWSに直結し制作効率化/バーチャルプロダクションを公開
 ●衛星・宇宙開発新時代の始まり(下) 期待高まる衛星とスマホ間の直接通信
 ●DeNAと横浜スタジアムが大規模イルミネーションイベント/球場の大型ビジョンなど駆使

放送

● BS右旋 4K基本に再編へ 新4K8Kの盛り上げ加速/総務省
● チコちゃん登壇 「なぜTVは横長に?」/A-PAB
● VR FORAM 2022 日本テレビ 石澤社長「テレビを超える挑戦」(上)

デジタル映像

● シーグラフ・アジア2022開催 基調講演 AIへの過信に警告
● イノベーションワールドフェスタ XR技術を駆使して演出 シンユニティグループが技術協力

インターネット/通信

● 衛星・宇宙開発新時代の始まり (下) 期待高まる衛星とスマホ間の直接通信

プロ機器

● 多彩なビデオウォール実現 VNS社の新製品群を発売/ジャパンマテリアル
● 4K HDRでフィルムをリアルタイムにスキャン/ブラックマジックデザイン
● USBインタフェース 4つのマイク/ライン入力搭載/SSL
● ABEMAがウェブベースの動画再生システムなど導入 フルクラウド運用に貢献/イノテック
● Inter BEE 2022 レポート
 ・IPリモートプロダクション実演 リモートカメラで省人化と効率化/キヤノン
 ・新製品の屋内型大型LED 非接触でリスクのない設置可能/バルコが国内初披露
 ・画像評価装置がファイル測定に対応 QCソリューションを拡充/K-WILL
 ・裸眼で立体的な映像表示をデモ 来年には日本事務所を開設へ/中国・リアントロニクス
 ・カラーグレーディング新機能 FilmLightに対応/シナジー
 ・スケジュール管理ソフト 総合管理システムに進化/エヌジーシー
 ・高速閉域接続サービスを拡張 エリア外でも利用が可能に/ブロードデザイン
 ・大型映像表示送出システム スポーツ競技場向けに拡販/コスミックエンジニアリング

ディスプレー/大型映像

● 最新の映像ソリューション 「The Wall」中心に展示/NGC WORLD 2022
● 大規模イルミネーションイベント 球場の大型ビジョンなど駆使/DeNA、横浜スタジアム
● 新社長にチン氏が就任 LEDディスプレー拡販へ/アブセンジャパン

イベント一覧

● 映画「仕掛人・藤枝梅安」 公開記念公式ツアー/スカパーJSAT

スカパーJSATは、映画『仕掛人・藤枝梅安(一)(二)』の公開(一は2023年2月3日、二は同4月7日)を記念し、クラブツーリズムと共同で、池波正太郎の足跡をたどる公式ツアーを実施する。ファンマーケティングの一環。9日からクラブツーリズムのウェブサイトで販売を開始した。


● After Inter BEE 2022 7日から開催中/IDKがオンライン展示会

アイ・ディ・ケイは、同社ウェブサイトで「IDKオンライン展示会 After Inter BEE 2022」を開催している。
11月に幕張メッセで開催されたInter BEE 2022のIDKブースをオンライン上で再現。PCやスマホを通して、展示ブース内を移動しながら製品を見ることができる。
見どころは次世代のProAVシステム。1本のケーブルでHDMIビデオの双方向伝送ができるHDMIトランシーバー「NJR-P01U W-TR」や、SDVoE入出力にも対応するデジタルマルチスイッチャー「MSD-V6シリーズ」(23年2月発売予定)、IP伝送技術によりフルスペック4K映像伝送を実現するHDMI延長器「NJR-L01UC」などが披露される。
◆展示会URL=www.idk.co.jp/exhibition/after_interbee2022/


● 「ケーブル4K」コンテスト 地域の魅力を短編動画に 全国のクリエイターから募集

日本デジタル配信が運営する4K専門チャンネル『ケーブル4K』では、「地域性、ストーリー性、5分以内」の短編動画を全国の映像クリエイターから募集する「Micro Cinema Contest 2022-2023」(以下、マイクロシネマコンテスト)を開く。
初開催の昨年度は、2021年12月から22年4月末までの間に、全国のクリエイターから243作品もの応募を得た。審査の結果、47作品を受賞作品として選出。ケーブル4Kで全国のCATV局へ向けて配信した。
2回目の開催となる今回は、ドラマ部門(4K/2K)、ミュージックビデオ部門に加え、地域の観光・伝統文化・食・生活など、地域の魅力を引き出した映像作品を募集する「地域プロモーション部門」を新設した。
審査員は、昨年度に作品評価を担当した3氏が引き続き担当。映画監督、映画企画・配給プロデューサー、映像制作専門誌の各分野で活躍するプロの目線で審査を進める。
ドラマ部門は、日本国内の「地域」の特色が伝わるシーン、カット、またはセリフなどを含めた5分以内の作品。
ミュージックビデオ部門は、課題楽曲『nostalgia(ノスタルジア)』(作詞・作曲:arne/4分40秒)に合わせ、地域の映像シーンを含めて作成。
地域プロモーション部門は、観光・伝統文化・食・生活など、その地域の魅力を存分に引き出し、見た人へ興味関心を抱かせるような5分以内の作品。
受賞作品は賞金(ドラマ部門グランプリ20万円など)のほか、今回もケーブル4Kで特別番組の放送(2023年7月予定)、各動画メディアへの展開など、より多く視聴できる場を用意する。
ケーブル4Kは、マイクロシネマコンテストを通して作品発表の機会を提供し、映像クリエイターの活動支援、さらに地域の魅力をより広く届けるメディアとしての役割を目指すとしている。
【募集期間】22年12月8日-23年4月30日
【発表】23年6月下旬
【詳細】microcinemacontest.jp


● 海賊版対策セミナー開く 正規版の流通促進を目的に/VIPOがオンラインで

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁からの委託を受け、令和4年度「海賊版対策事業(トレーニングセミナー)」の一環として、特定の国・地域などにおける海賊版取締りの実効性を高めながら、正規版の流通促進を目的に「海賊版対策セミナー」(無料)をオンラインで開く。
今回は、日本文化コンテンツの著作権侵害が著しく、また消費拡大が見込まれる東南アジアの国・地域である「タイ」「フィリピン」「シンガポール」の3カ国を対象にしている。
なお、セミナーは英語での開催(タイ語同時通訳あり)となる(第1回は終了)。
【第2回】12月13日(15-18時)テーマ「ケーススタディ:3カ国の著作権侵害訴訟とIPビジネスの成功例から学ぶこと」
[内容] ▽国別レポート①著作権侵害の最前線②正規版販売でリスクなくビジネス拡大・強化
【第3回】12月20日(15-18時)テーマ「近未来への提言:アニメーション映画『竜とそばかすの姫』の世界的ヒットから考える、オリジナルIPの守り方と攻め方」
[内容] ▽基調講演▽『竜とそばかすの姫』ケーススタディ 海外展開▽シンポジウム
【申し込み・詳細】www.vipo.or.jp/news/32710


● 映像作品の原案と作家 「家族」をテーマに募集/TypeBeeGroup、松竹

TypeBeeGroup(東京都世田谷区)および松竹は、映像コンテンツを制作する「アニメノベルプロジェクト」(通称:アノベPJT)を12月12日に発足。それに伴い、シリーズ化できる各話読み切り形式の作品の原案と、プロジェクトへの参加を目指す作家を同時に募集するコンテストを実施する。
松竹がこれまでテーマとして掲げた作品を多く制作してきた『家族』を募集テーマとし、このテーマを引き継ぎ、新しい時代に相応しいIP(知的財産)を開発していく。
最優秀作品は、同作品を原案としてネット配信用の映像コンテンツを制作し、映画や演劇など、松竹のネットワークを使ってメディアミックス展開を図る。さらに、作品のプロモーションムービーを作成し、松竹グループが運営する映画館でCMを放映する。
募集部門は「コメディ部門」「ヒューマン部門」「トンデモ部門」の3部門。募集内容は、ネット配信を前提としたシリーズ化できる、各話読み切り形式の作品における第1話。1000文字以上3000文字以内の、未発表の書き下ろし作品を募集する。賞金は、最優秀賞30万円、部門賞10万円。
なお、過去に投稿サイトなどに掲載したことのある作品は不可。
【スケジュール】▽受け付け期間=22年12月12日-23年2月28日▽予選通過作品発表=23年4月30日、最終審査発表=23年5月31日
【詳細】tapnovel.com/contest_groups/1


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