2023年1月23日

LivePark
地域コンテンツとEC連携 ローカル局の収益モデル構築加速
視聴者の購入動向が出演者を左右
エンタメ系配信で地域貢献を図る

ライブエンターテインメントを軸にした動画制作・配信事業のLivePark(東京都港区)は、ローカル局コンテンツとECを連携させた収益モデルの構築を加速している。17日に実施したライブ動画配信『腹ペコ男子部~鳥取冬の陣』では、ECの売上動向が出演者に反映する演出を実施。ECとエンターテインメント融合の新たな可能性を示した。〈続きは本紙で〉

2023年1月23日号 主な記事

 ●視聴データ連携 共同技術検証実験を延長 属性推定などの精度向上/在阪民放5局
 ●リモートツール「スプラッシュトップ」がクリエイター向けの機能を強化
 ●70周年 変わるテレビ(2) 転換期のTVスポーツ
 ●CES2023レポート(2)
 ●渋谷55ストリートビジョンが稼働

放送

● 視聴データ連携 共同技術検証実験を延長 属性推定などの精度向上/在阪民放5局
● 22年11-12月の加入分析 イベント目的顧客の解約目立つ/WOWOW

CATV/CS

● VR作品の上映イベント 名古屋で2月3-9日開催/スターキャット
● 「さっぽろ雪まつり」で「JCOMひろば」開設/J:COM札幌

プロダクション

● リモートツール「スプラッシュトップ」 クリエイター向けの機能を強化

デジタル映像

● バーチャルイベントに出展 リアルとの連動企画も実施/JR東海、JR東海エージェンシー

インターネット/通信

● 地域コンテンツとEC連携 ローカル局の収益モデル構築加速/LivePark

プロ機器

● 「消費者に正しいHDMI製品を」 トバイアスCEOが来日会見/HDMI LA
● Inter BEE 2022トピック 遠隔編集サービス オンプレと差のない操作性/NTT西日本グループ
● 「 DAIV 」 デスクトップシャーシを刷新/マウスコンピューター
● 新プロセッサーで継ぎ目のないマルチプロジェクションを実現/ジャパンマテリアル
● 「メディアセントラル」最新版 インジェストを自動化/アビッド
● 制作・報道を集約した統合サブ 情報発信を強化/池上通信機がサガテレビから受注

ディスプレー/大型映像

● 渋谷55ストリートビジョン 屋内型1.26ミリピッチを採用/メトロアドエージェンシーが設置
● 7面シンクロ放映が可能 独自の広告展開を実施/ヒットが渋谷で運営
● 全国でマッピングイベント 観光地に賑わいが戻る レンタル事業者に期待感
● 神田明神で稼働 表示灯製「神社ナビタ」 タッチパネル式サイネージ

映画/番組/CM

● 映画「小さき麦の花」 貧農夫婦を善意の塊とする人物設定

家電/民生機器

● CES2023レポート(2) 共感呼ぶジョン・ディアの講演 関連業種の社会的位置づけを示す

統計・調査

● 電子情報産業の動向調査 22年の世界生産額は1%増 国内23年は3%増の見通し/JEITA

総合

● 業界団体が3年ぶりの新年会
日本映画撮影監督協会、日本映画・テレビ録音協会、日本ポストプロダクション協会

イベント一覧

● JSC賞は谷津氏が受賞 中村哲医師の活動を記録 三浦賞は阪本順治作品の儀間氏/撮影監督協会が授賞式

日本映画撮影監督協会(JSC)は4日、第31回JSC賞および第66回三浦賞の授賞式を、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。
【JSC賞】
JSC賞は、劇場映画以外の映像作品において優れた撮影技術を示した撮影者を表彰する。今回受賞したのは、『荒野に希望の灯をともす』(劇場版)を撮影(監督も担当)した谷津賢二氏(日本電波ニュース社)。
同作品は、1998-2019年の21年間、アフガニスタン・パキスタンで中村哲医師の活動を記録。その素材を映画した。
JSCでは「作品を見ると中村さんが医師としてアフガニスタンの病の人々を救い、そこから土木技師として水路建設に至る経緯と心の変遷が伝わり、改めて中村さんの存在の大きさと深さを感じる事ができる。私たちと中村さんを繋ぐ21年間の映像(取材)は他に代えがたい価値がある」と評価した。
谷津氏は「この映画を作る際、私たちは自分ファースト、自国ファーストでは生き残れない世界におり、他者のためにどう生きるかを中村医師が示してくれた。簡単なことではないが、この時代にそれを実行した中村医師がいたこを伝える思いで作った」と語った。
【三浦賞】
三浦賞は、劇場用映画において優れた撮影技術を示した新人撮影監督を表彰する。第66回三浦賞は『弟とアンドロイドと僕』(監督:阪本順治、94分)の撮影をした儀間眞悟氏(ダイアモンドスナップ)。
候補作品『Ribbon』(監督:のん)撮影の彦坂みさき氏、『メタモルフォーゼの縁側』(監督:狩山俊輔)撮影の谷康生氏、『弟とアンドロイドと僕』の中からJSC審査員12名の投票によって選ばれた。
三浦賞担当の御木茂則氏(JSC)は「安定した撮影技術と作品への貢献度を高く評価。1回目の投票で票数が満遍なく分かれたが、『弟と–』では映画のファーストショットが、これから何が始まるのか、とてもワクワクしたと、審査員から評価をされたことが決め手となった」と講評。
儀間氏は「阪本組だからこそ、この賞が取れた」と駆け付けたスタッフらに謝意を述べた。
【テクニカルデータ】
▽撮影フォーマット=シネスコArriraw収録▽カメラ=Alexa Mini、GoPro(コンビニ防犯カメラ)▽レンズ=MasterAnamorphic28,35,40,50,60,75,100,135▽Stedicam▽ポストプロダクション/現像所=東映デジタルセンター▽編集室=日活


● 中国ビジネス攻略セミナー 弁護士が最新情勢を解説/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、「分部弁護士-中国ビジネス攻略セミナー〈2023年2月版〉」をオンライン(Zoom使用)で開く。今回は「ビジネス編」(2月9日)、「法務編」(2月15日)と2回に分けて実施する。
中国では、今年に入って「ゼロコロナ」政策の転換が図られ、一気に緩和の方向へ向かっている。これによって、中国でもオフラインのエンタメ関係イベントなどが増えていくことが予想される。
日本から各種イベントへの参加や中国人インバウンド観光客の訪日が増大することで、ビジネスチャンスが増えていく。講座では中国コンテンツ業界のスペシャリストである弁護士が、こうした急激に変化する中国の最新情勢を説明しつつ、日本のコンテンツが中国に進出するための問題点や課題の検証、日本コンテンツ関係者のビジネスチャンスとなりそうなポイントなどを解説する。
【日時】「ビジネス編」2月9日、「法務編」2月15日/各日14-16時
【参加費】「ビジネス編」「法務編」ともVIPO会員3500円、一般5000円
【定員】各回とも100人(事前予約制、先着順)【申し込み締め切り】「ビジネス編」2月7日、「法務編」2月13日
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/33384


● ハイブリッド配信を体感 26日にプライベート展 /レスターコミュニケーションズ

レスターコミュニケーションズは、「映像配信プライベート展」を1月26日に開く。1枠1時間30分(全4枠)で2、3社限定(予約制)となっている。
展示内容は「ハイブリッド配信ソリューション」および「大画面・高精細LEDビジョン」。
1つのイベントや行事を「オフライン」と「オンライン」で同時に実施する「ハイブリッド配信」は、会場の様子をライブ配信で一方的に流すだけでなく、リモート視聴者も議論や投票など積極的なコミュニケーションが可能になる。今回は、誰でも簡単にプレビュー画面を見ながら操作ができるタッチパネルでの運用を体感できる。またスタジオ設備としてのカメラ関連、照明設備関連、音響設備の案内もする
「大画面・高精細LEDビジョン」の展示では、コンテンツ投映検証や表示テスト設置工法などを体験でき、新しい空間演出の提案をする。
【日時】1月26日/①10時-11時30分、②13時-14時30分、③14時30分-16時、④16時-17時30分
【会場】Restar Vision Park(東京都品川区北品川2-32-3 六行会総合ビル1階
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2022.html


● ライブ中継ソリューション展も/レスターコミュニケーションズ

レスターコミュニケーションズは、「ライブ中継ソリューション展2023」を1月24、25日に、1枠(1時間30分)2、3社の予約制で開催する。
展示製品は、ライブ映像制作プラットフォーム「KAIROS」(パナソニック コネクト)、モバイル中継装置「Haivision PRO」(Haivision社)およびレシーバー「Haivision StreamHub」(同)を活用したモバイル配信システム、リモートカメラ「AW-UE80」(パナソニック コネクト)、ハイブリッド配信ソリューション、大画面・高精細LEDビジョン。
【日時】1月24、25日/①10時-11時30分、②13時-14時30分、③14時30分-16時、④16時-17時30分(2日目は④なし)
【会場】Restar Vision Park(東京都品川区北品川2-32-3 六行会総合ビル1階)
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2022.html


● 恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」

15回目となる映像とアートの国際フェスティバル。今回は『テクノロジー?』という総合テーマのもと、時代ごとにアートと技術がどのような関係の中で表現を生みだしてきたのかに着目しつつ、オンラインでのコミュニケーション、人工知能やメタバースといったテクノロジーにあふれた現代について考える内容になっている。
【会期】2月3-19日/10-20時(最終日は18時まで)、月曜日休館
【会場】東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3)、恵比寿ガーデンプレイス センター広場(東京都渋谷区恵比寿4-20)、地域連携各所ほか
【入場料】無料(一部のプログラムは有料)
【詳細】https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4268.html

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]