2023年1月30日

総務省
BS右旋4K放送 事業者認定の審査基準改正へ
NHK BSPの減波などで1トラポン確保
3月中にも3社の公募開始

総務省は、BS右旋の空き帯域について、新たな4K放送事業者を認定するため、放送法関係審査基準の一部を改正する。13日-2月13日の期間で、同改正案について意見募集(パブリックコメント)を開始した。電波監理審議会への報告を経て、3月中にも公募を実施する。〈続きは本紙で〉

2023年1月30日号 主な記事

 ●C&R社がプロダクション4社と協業/動画サービス「OC RX」を提供
 ●「テレビ70年」キャンペーン/NHK
 ●GEAR EXPO TOKYO 2023開催 撮影セット用い実践的に各機材を検証
 ●第46回日本アカデミー賞 15部門の優秀賞を発表 「ある男」が12部門で最多受賞
 ●CES2023レポート(3)

コンテンツビジネス

● 「ピンクパンサー」のサブライセンス権を取得/ギークピクチュアズ

放送

● BS右旋4K放送 事業者認定の審査基準改正へ/総務省
● 衛星放送協会が賀詞交歓会
● 新4K8K衛星放送視聴可能機器 1500万台突破/A-PABが発表
● 「テレビ70年」キャンペーン/NHK
● テレビ70年コラボ特番 3月12日-19日に実施/NHKと日テレが企画

CATV/CS

● CATV3団体が賀詞交歓会 3年ぶりに会員らが集う

プロダクション

● 動画サービス「OC PX」を提供/クリーク・アンド・リバー社、プロダクション4社と協業
● GEAR EXPO TOKYOが開催 撮影セット用い実践的に 各機材を同一環境で検証

インターネット/通信

● 大阪でオープン化した5G仮想化基地局を導入/KDDIが商用展開
● 日本の文化遺産を動画で解説 3Dモデルによる映像も/JR東海エージェンシー京都支社など

プロ機器

● ライブ配信をクラウド化 M2Aメディア製品を採用/日本ラグビーフットボール協会
● 震災対策技術展に出展 緊急地震速報システムなど/クロスイメージング

ディスプレー/大型映像

● 未来社会ショーケース事業出展 協賛企業に凸版印刷とウシオ電機/2025年日本国際博覧会協会が発表
● 3Dコンテンツなど最新トレンド オンラインセミナーで解説/デジタルサイネージコンソーシアム
● デザイナー向け4Kモニター/ベンキュージャパンが発売

家電/民生機器

● CES2023レポート(3) 目立つ伝統的な家電製品の退潮 AVの次をメーカー各社が模索

統計・調査

● 22年12月 薄型テレビの国内出荷数量 4K対応は30.1万台/JEITA

総合

● 150年後の国宝展開催 「初音ミク」などの候補を展示/東京国立博物館
● 映画資料の所在地情報検索 システムの実証実験を開始/VIPO

イベント一覧

● 第46回日本アカデミー賞 15部門の優秀賞を発表 「ある男」が12部門で最多受賞

日本アカデミー賞協会は23日、「第46回日本アカデミー賞」の正賞15部門の優秀賞を発表した。作品賞は「ある男」「シン・ウルトラマン」「月の満ち欠け」「ハケンアニメ!」「流浪の月」が受賞。最多となったのは12部門で13の受賞をした「ある男」だった。
―――
同協会の島谷能成会長は「2022年は邦画、洋画、アニメの計5作品で興行収入が100億円を超えた。観客動員数も対前年比30%増となり、観客が徐々に戻ってきていると実感している」と報告。同時に「日本アカデミー賞授賞式はにぎやかに明るく開催したい」と話した。
授賞式は3月10日、グランドプリンス新高輪 国際館パミールで実施される。当日は放送に先立ち、受賞者たちが集まってくる様子を、「ウェルカムレセプション」としてTVerで配信する。
また今回は4年ぶりに、観客数100%の収容率で開催する。司会を務める羽鳥慎一は「4回目にして初めて観客を前にする」と明かし、同じく司会の有村架純(「花束みたいな恋をした」最優秀主演女優賞)は「みなさんに尊敬の念を込めて舞台に立ちたい」とあいさつした。
主な受賞は以下の通り。
◆優秀作品賞
ある男▽シン・ウルトラマン▽月の満ち欠け▽ハケンアニメ!▽流浪の月
◆優秀アニメーション作品賞
劇場アニメーション『犬王』▽かがみの孤城▽すずめの戸締まり▽ONE PIECE FILM RED▽THE FIRST SLAM DUNK
◆優秀監督賞
石川慶「ある男」▽小泉堯史「峠 最後のサムライ」▽樋口真嗣「シン・ウルトラマン」▽廣木隆一「月の満ち欠け」▽吉野耕平「ハケンアニメ!」
◆優秀脚本賞
小泉堯史「峠 最後のサムライ」▽橋本裕志「月の満ち欠け」▽早川千絵「PLAN 75」▽政池洋佑「ハケンアニメ!」▽向井康介「ある男」
◆優秀主演男優賞
阿部サダヲ「死刑にいたる病」▽大泉洋「月の満ち欠け」▽妻夫木聡「ある男」▽二宮和也「ラーゲリより愛を込めて」▽松坂桃李「流浪の月」
◆優秀主演女優賞
岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」▽のん「さかなのこ」▽倍賞千恵子「PLAN 75」▽広瀬すず「流浪の月」▽吉岡里帆「ハケンアニメ!」
◆優秀助演男優賞
柄本佑「ハケンアニメ!」▽窪田正孝「ある男」▽坂口健太郎「ヘルドッグス」▽目黒蓮「月の満ち欠け」▽横浜流星「流浪の月」
◆優秀助演女優賞
有村架純「月の満ち欠け」▽安藤サクラ「ある男」▽尾野真千子「ハケンアニメ!」▽清野菜名「ある男」▽清野菜名「キングダム2 遥かなる大地へ」▽永野芽郁「母性」▽松本穂香「『それ』がいる森」
◆優秀撮影賞
市川修/鈴木啓造「シン・ウルトラマン」▽上田正治/北澤弘之「峠 最後のサムライ」▽近藤龍人「ある男」▽佐光朗「キングダム2 遥かなる大地へ」▽ホン・ギョンピョ「流浪の月」
◆優秀照明賞※撮影賞に準ずる
吉角荘介「シン・ウルトラマン」▽山川英明「峠 最後のサムライ」▽宗賢次郎「ある男」▽加瀬弘行「キングダム2 遥かなる大地へ」▽中村裕樹「流浪の月」
◆優秀音楽賞
池頼広「ハケンアニメ!」
▽高見優「耳をすませば」▽Cicada「ある男」▽FUKUSHIGE MARI「月の満ち欠け」▽RADWIMPS/陣内一真「すずめの戸締まり」
◆優秀美術賞
磯見俊裕/露木恵美子「ラーゲリより愛を込めて」▽小澤秀高「キングダム2 遥かなる大地へ」▽神田諭「ハケンアニメ!」▽林田裕至/佐久嶋依里「シン・ウルトラマン」▽我妻弘之「ある男」
◆優秀録音賞
小川武「ある男」▽田中博信(録音)/山田陽(整音)「シン・ウルトラマン」▽深田晃「月の満ち欠け」▽矢野正人「峠 最後のサムライ」▽横野一氏工「キングダム2 遥かなる大地へ」
◆優秀編集賞
阿賀英登「峠 最後のサムライ」▽石川慶「ある男」▽上野聡一「ハケンアニメ!」▽栗原洋平/庵野秀明「シン・ウルトラマン」▽野本稔「月の満ち欠け」
◆優秀外国作品賞
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター▽コーダ あいのうた▽スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム▽トップガン マーヴェリック▽RRR
◆新人俳優賞
小野花梨▽菊池日菜子▽福本莉子▽生見愛瑠▽有岡大貴▽番家一路▽松村北斗▽目黒蓮


● 「ピンクパンサー」のサブライセンス権を取得/ギークピクチュアズ

ギークピクチュアズのクリエイティブユニット「GEEK WONDERS」は、2024年に生誕60周年を迎える人気キャラクター「ピンクパンサー」の日本におけるサブライセンス権を、MGMのオフィシャルエージェントであるIMG社を介して取得した。
同社は23年6月から始まる60周年イヤーに向け、グッズの企画・発売やイベントを手掛ける。


● 就職合同セミナー開催 オンラインで20社が参加/ケーブルテレビ連盟

日本ケーブルテレビ連盟(以下、連盟)は、全国20社のCATV事業者が参加するオンライン就職合同セミナー「業界が分かる1Day仕事体験」(Zoom使用)を、2月4日と2月11日に開く。
同セミナーは、連盟が策定した『2030ケーブルビジョン』に基づき、人財委員会で業界共通施策の検討を重ね、「人財採用における業界ブランド向上施策」として実施するもの。CATV業界の仕組みや職種の特徴、働き方を理解してもらうことを目的としている。
CATVには、地域に根差すBtoC/B/G営業、地域インフラを支える技術、顧客サポート、放送制作、新規事業開発など多くの職種・仕事があること、そして多様な能力と個性をもつ人財が活躍していることを伝える。参加事業者によるパネルディスカッションも開く。
【日時】2月4日、11日/各日13-18時
【定員】各日100人程度
【参加CATV事業者】
[4日] ▽秋田ケーブルテレビ(秋田県)▽ケーブルテレビ(栃木県)▽広域高速ネット二九六(千葉県)▽スターキャット・ケーブルネットワーク(愛知県)▽アイ・シー・シー(同)▽CCNet(同)▽ひまわりネットワーク(同)▽山陰ケーブルビジョン(島根県)▽今治シーエーティーブィ(愛媛県)▽ケーブルワン(佐賀県)
[11日] ▽Goolight(長野県)▽伊那ケーブルテレビジョン(同)▽シーシーエヌ(岐阜県)▽キャッチネットワーク(愛知県)▽知多メディアスネットワーク(同)▽知多半島ケーブルネットワーク(同)▽コミュニティネットワークセンター(同)▽グリーンシティケーブルテレビ(同)▽ミクスネットワーク(同)▽中海テレビ放送(鳥取県)
【詳細】https://www.catv-jcta.jp


● 「CES2023」報告会 本紙の杉沼論説委員が解説/DCAJがオンラインセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、ビジネスセミナー「CES2023報告会~華やかさの陰にある真剣勝負~」を2月3日にオンライン(Zoom使用)で開く。
1月5-8日に米国・ラスベガスで開催された「CES2023」では、どのようなテクノロジーが展示されたのか。今回のセミナーでは、それらから見えてくる世界のテクノロジーのトレンド、ビジネスのヒントについて、30年以上CESを定点観測してきた映像新聞論説委員の杉沼浩司(日本大学講師)が解説する。
また、セミナーの冒頭では、毎年CESで特に注目されるエリア、スタートアップが集まる「Eureka Park」の「J-Startup」に出展した3社(アロマジョイン代表取締役社長/キム・ドンウク氏、xCura代表取締役/新嶋祐一朗氏、ワンアーカー取締役/利光健一氏)が出展者から見たCESについて語る。
【日時】2月3日/15-17時
【参加費】一般5000円、DCAJ法人会員は無料
【定員】100人
【申し込み・詳細】https://ces2023-dcaj.peatix.com/

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