2023年2月20日

PLAYが動画配信焦点にイベント
ヤフーの小澤隆生社長が登壇
GYAO撤退しTVerに全力 YouTubeの対抗基軸に
ヤフー、LINEのデータ活用 ユーザーの嗜好に合わせ広告配信

動画配信プラットフォームのPLAYが10日、動画配信の技術や業界動向を展示発表するイベント「PLAY NEXT」を開いた。冒頭のセッションにヤフー代表取締役社長 社長執行役員CEOの小澤隆生氏が「動画で変わる!インターネットメガベンチャー」と題したセッションに登壇。進行役のPLAYの黒田和道社長の問いかけに答える形で、GYAO撤退の理由、TVerとZホールディングスの業務提携の目的などについて語った。〈続きは本紙で〉

2023年2月20日号 主な記事

 ●CP+2023 特集
 ●EPADのイベント「天王洲電市」 臨場感ある舞台映像を大画面で上映
 ●毎日放送/新技術でライブ動画配信実験 次世代スポーツ中継実現へ
 ●震災対策技術展/放送業界からも各社出展
 ●CES2023レポート(6)
 ●バルセロナでISE2023開催各社から高精細LED

特集

● CP+2023 特集
・CP+2023 ハイブリッドで開催 4年ぶりの会場イベントを実施
・映像制作用カメラ製品 操作体験できる企画用意/ソニー
・記録メディアを設計・製造 プロの要求に応える製品群/Angelbird社
・カメラ関連製品をデモ 写真家などが活用事例/RAID

放送

● 新技術でライブ動画配信実験 クラウド制作や衛星インターネット/毎日放送
● 震災対策技術展が開催 放送業界からも各社出展 3D作品や発報システムなど

CATV/CS

● 大阪・門真市と災害時の行政告知放送で協定結ぶ/J:COM北河内
● オンライン店でプラン提案など/JCOM

プロダクション

● 東映アニメーション「オナノンスタジオ」 1999年の”オタク部屋”
ソニーとコラボしVRで再現

デジタル映像

● 国土強靭化と地域振興を推進 製品の提案も/フォーラムエイトがセミナー

インターネット/通信

● PLAYが動画配信焦点にイベント ヤフーの小澤隆生社長が登壇
● スマホ・タブレット向けアプリ大幅リニューアル/JDS「みるプラス」

プロ機器

● EPADのイベント「天王洲電市」 臨場感ある舞台映像を大画面で上映
● 新型ARデバイスを発売 光学技術でオブジェクトを見やすく/Magic Leap

ディスプレー/大型映像

● 高精細で低価格化が進む 大型LEDディスプレー 横浜駅前などで実績/LED東京
● バルセロナで開催の「ISE2023」 各社から高精細LEDディスプレー
● 東京ミッドタウン八重洲 全フロアで5G対応を実施 透過型LEDビジョンも稼働
● 医療機関向けサービス 企画・開発事業を強化/福岡 レイヤード

映画/番組/CM

● 「エッフェル塔 ~創造者の愛~」 フランスの鉄塔建設を背景とする物語

家電/民生機器

● CES2023レポート(6) 消えた公道での自動運転

総合

● 前年同期比 減収減益 累計加入255万4000件に/WOWOWが22年度3Q業績

イベント一覧

● 2025年「大阪・関西万博」 テーマウィークを実施 地球的規模の課題解決へ 「全体協賛」企業の募集開始

2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)は、大阪市の夢島で開かれる「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)において、新たな取り組みとして万博開催期間中(25年4月13日-10月13日)に「テーマウィーク」を実施すると発表した。
「テーマウィーク」は、世界中の国々が半年間にわたり同じ場所に集う万博の特性を生かし、『地球的規模の課題の解決に向けて英知を持ち寄り、対話による解決策を探り、いのち輝く未来社会を世界と共に創造する』ことを目的としている。
会場運営プロデューサーの石川勝氏は、1月18日に東京・虎ノ門のイイノホールで実施された発表会でテーマウィークの「5つの実施方針」について説明した。
◆5つの実施方針
[テーマは地球的課題] SDGs達成への貢献と、その先の未来のBeyond SDGsを見据えて設定。多岐にわたる分野を包摂的な概念で構成
[1テーマについて原則約1週間を単位とし、カレンダーを設定] 日程は、当該テーマに関連する国際デーや国際的な会議、イベントなども踏まえて設定
[実施主体別にトラックを分け、独自にプログラムを実施] 公式参加国、日本国政府・自治体、博覧会協会、企業参加者などの万博の参加者それぞれが主体的に独自プログラムを実施
[プログラムは会場内および会場外でも実施] 万博会場内のみならず会場外の施設も活用
[開幕前から閉幕後までインターネットで発信] 開幕前も含めプログラムはバーチャル会場からも発信し、閉幕後は動画等をアーカイブとして残す。
また、「アジェンダ2025」として大阪・関西万博から世界に向けてメッセージを発信するために、博覧会協会が主体となり、対話型プログラムや展示会を、テーマごとに複数回にわたりシリーズプログラムとして実施する。
なお、「テーマウィーク」全体の広報や、協会が取り組む「アジェンダ2025」の事業に協賛できる「全体協賛」の募集を開始した。協賛企業は、協議の上、決まり次第公表していく予定。各プログラムへの協賛募集は、2023年春以降を予定している。
【問い合わせ】Eメール=shutten-sanka@expo2025.or.jp
【公式サイト】https://www.expo2025.or.jp/


● 新時代のサウンド制作学ぶ ハイブリッドイベント開催/メディア・インテグレーション

メディア・インテグレーション(ROCK ON PRO事業部)は、「AVID CREATIVE SUMMIT 2023」を3月2、3日にリアル会場とオンライン配信のハイブリッドで開く。
コロナ禍によりエンターテインメント・ビジネスでは、ウェブ/IT/IPといったテクノロジーが劇的な進化を遂げ、制作環境もステップアップするタイミングが訪れている。音楽のフォーマットに新しい風を吹き込み、クラウドやIPの技術を活用した新しいソリューションが台頭してきた。
そこで、リアルな制作環境の「いま」、そしてクリエイターの「未来」を提案する、サウンド制作のためのノウハウイベントとして実施する。
セミナー主体だが、NeSTREAMの協力により、ドルビーアトモスで「PC音楽クラブ」のライブパフォーマンスの配信も予定している。
参加無料だが、リアル会場では人数制限がある(事前登録制)。
なお、来場者を対象に、アビッドMBOX Studio、iZotope RX10 Advancedなどの景品が当たる抽選会を実施する。
また、オンライン参加者は、当日公開するアンケートに回答すると抽選で4人にPro Tools Studio、8人にPro Tools Artistの年間サブスクリプションライセンスが当たる。
【日時】3月2、3日/第1部=13時15分-15時15分、第2部=15時45分-17時45分(終了予定18時)
【リアル会場】東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツB1階 LUSH HUB
【オンライン】▽「Rock oN Company You Tubeチャンネル」で配信▽「NeSTREAM Live」での視聴(ドルビーアトモス配信)には、スマートフォンやApple TV、Fire TVにNeSTREAM LIVEのアプリをインストールする必要がある
【詳細】https://pro.miroc.co.jp/headline/acsu2023/#.Y_MOVnbP2Uk


● VIPO 長編映画の企画募集 ファーイースト映画祭 企画マーケットに参加

映像産業振興機構(VIPO)は、イタリア・ウディネで開催される「ファーイースト映画祭」のFOCUS ASIA(4月26-28日)で実施する企画マーケット「ALL GENRES PROJECT MARKET」およびワークインプログレス部門「FAR EAST IN PROGRESS」に参加する長編映画の企画を募集している。
「ALL GENRES PROJECT MARKET」では、資金調達段階にある長編映画企画を選出。FOCUS ASIAに参加予定である150人以上の映画業界関係者の中から、一連の個別ミーティングを通し、最適な共同製作と資金調達のパートナーを見つけるための支援をする。
応募資格は、長編のフィクション映画またはアニメーションの企画で、開発が進んでいる作品。アジア発の企画で、欧州との共同製作または共同出資の可能性があるもの–など。応募締め切りは3月7日。
「FAR EAST IN PROGRESS」では、映画祭でのプレミア上映や国際配給を目指す、ポストプロダクション段階にあるアジアの長編映画を選出。選ばれたプロジェクトは、欧州とアジアの国際セールスエージェント、映画祭プログラマー、バイヤーの前で最大10分上映する機会を得られる。応募締め切りは3月15日。
【応募方法・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/34107/


● Cintel Scanner事例紹介ウェビナー「フィルムスキャナーによってよみがえる過去と、新しい創造の可能性」

◇Cintel Scanner事例紹介ウェビナー「フィルムスキャナーによってよみがえる過去と、新しい創造の可能性」
ブラックマジックデザインが2月27日にオンラインで開く。国内の動画フィルム制作やアーカイブ、教育などにかかわる、TBSスパークル、国立美術館国立映画アーカイブ、日本大学芸術学部映画学科、コダック、HIGHLANDの各スタッフをゲストスピーカーとして、動画フィルムに関するウェビナーを実施する。
国内でのフィルム撮影やアーカイブの現状をはじめ、Cintel Scannerの活用事例も報告する。冒頭では、ブラックマジックデザインの製品説明とデモンストレーションをする。
セッション後半では、各ゲスト間での質疑応答や視聴者からのリアルタイムでの質問も受ける。
参加無料(事前登録制)。申し込み後、参加URLを伝える。また参加者には、後日限定公開での期間限定アーカイブURLを送る。
【日時】2月27日/15時-17時30分
【オンライン】YouTube Liveを使用
【詳細】https://bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000171

連載

70周年 変わるテレビ(6)(終) 新時代の幕開け コンテンツ中核に新たな収益源

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