2023年3月6日

総務省
地デジ高度化作業が新段階 23年度から新たな3カ年計画
技術試験は「高度化方式」のみに
放送ネットワーク構築実現へ 周波数ひっ迫状況の解消目指す

地上デジタル放送高度化の作業が新たな段階を迎える。総務省 情報通信技術分科会 放送システム委員会が2019年から4カ年計画で作業を進めてきた「地上デジタル放送高度化に関する技術的条件の検討」、連携する「地上デジタル放送方式高度化作業班」による「総務省周波数逼迫対策技術試験事務」(放送用周波数を有効活用する技術方策に関する調査検討)は3月に終了。23年度から新たな3カ年計画がスタートする。 〈続きは本紙で〉

2023年3月6日号 主な記事

 ●大型スタジオ「STAGE G」を更新/ハーフ エイチ・ピー スタジオ
 ●移動通信の祭典「MWC23バルセロナ」報告(1)
 ●ケーブル技術ショー2023でメタバースイベントを実施ジクウのプラットフォームを採用
 ●CP+が開催 4年ぶりに会場イベント 映像制作関連の製品も多数展示
 ●アルファコード/ネット不要のメタバース、VRゴーグル同士で無線通信

放送

● 地デジ高度化作業が新段階 23年度から新たな3カ年計画/総務省
● 会員ファースト体制へ 「デジタル戦略局」新設/WOWOWが組織改定
● 2月は2万5000件超の純増/WOWOW

CATV/CS

● 震災アーカイブ 「語り部の声」新作を公開 3月11日を中心に特番放送/J:COM
● ローカル5G基地局の開局に合わせイベント/CTYと四日市市
● 「ケーブル技術ショー」でメタバースイベントを実施
● ローカル5G環境でeスポーツ授業開く/CNCI、スターキャット

プロダクション

● 大型スタジオ「STAGE G」を更新/ハーフ エイチ・ピー スタジオ

デジタル映像

● ネット不要のメタバース VRゴーグル同士で無線通信/アルファコードが体験会

インターネット/通信

● MWC23バルセロナ報告(1) プライベート5Gの普及と応用へ
● モンゴルとの国際交流演奏会の映像を配信/グッドジョブ

プロ機器

● 米最先端技術展に出展 「SASUKE」×メタバース/TBS
● CP+が開催 4年ぶりに会場イベント 映像制作関連の製品も多数展示
● SXSW2023に初出展/TREE Digital Studio
● SXSW2023に出展 未来のくらし空間を提案/パナソニック、日テレR&Dラボ
● MakePro Xを取り扱い開始/タックシステム
● モーショングラフィックとVFX、3Dコンポジットを網羅した「Autograph」
/フラッシュバックジャパンが発売
● オールインワン型スイッチャー/ブラックマジックデザインが発売

ディスプレー/大型映像

● オペラの舞台で空間演出 LEDや光・レーザー駆使/チームラボ
● シャープの映像表示機器 「IGZO」の用途を拡大

映画/番組/CM

● 映画「最高の花婿 ファイナル」 フランスの国民的ヒット映画の第3作

統計・調査

● 2022年のビデオソフト売上実績 前年比83.9%の1148億1900万円/JVA

イベント一覧

● Inter BEE 2023開催概要発表 特別企画を大きく再編へ 出展の申し込み受付開始

電子情報技術産業協会(JEITA)は、メディア総合イベント「Inter BEE 2023」を幕張メッセ(千葉市美浜区)およびオンラインで開催する。会期は幕張メッセ会場が11月15-17日、オンライン会場が11月6日-12月15日。出展の申し込み受付の一次申し込み締切日は5月31日、二次申し込み締切日は6月30日となっている。
Inter BEEは、映像、音響、通信の関連産業をはじめ、メディアやユーザー層など幅広い層が集結することが特徴の1つで、体験して対話するビジネス機会の創出を目指す。
また、進展する業界の各分野に対応して出展対象をより広げるため、2023年の開催から一部の部門名称のリニューアルを実施。「プロオーディオ部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「エンターテインメント/ライティング部門」(旧:映像表現/プロライティング部門)、「メディア・ソリューション部門」(旧:ICT/クロスメディア部門)の計4つのエリアで展示エリアを構成する。
特別企画も大きく再編。従来のINTER BEE CONNECTEDは「INTER BEE BORDERLESS」へと名称を変え、放送・通信の融合のさらにその先への進化とビジネスをテーマに打ち出す。
また「INTER BEE CREATIVE」では、市場が拡大する動画マーケティングを対象とした出展エリアを設置、広告代理店や広告主などの広告業界からの来場を迎える場として展開する。
「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、スタートアップエリアを併設、先進コンテンツ制作関連技術とビジネスの接点としてアピールする。
「INTER BEE IP PAVILION」は今年も継続し、放送局の枠を超えたシステム共有の体感を目指す。
【セミナー/説明会】
Inter BEE 2023の出展検討者を主な対象として、業界動向セミナー/開催概要説明会を3月8日(14時-15時30分)に開く
[会場] 新丸ビルコンファレンススクエアRoom901(東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル9階)、オンラインライブ配信あり
[詳細] www.inter-bee.com/ja/forexhibitors/outline_orientation


● SSK特別セミナー 米国放送のDXを解説 VOD業界の新たな潮流も

新社会システム総合研究所(SSK)は、特別セミナー「攻勢!米テレビネットワーク テレビの逆襲が現実に、米国放送DX ~4大ネット・ローカルテレビの活性化~」を4月20日にリアル会場とライブ配信で実施する。講師は、SHIFT シニアマネージャーの奥村文隆氏。
今や米テレビネットワークは転換点に達している。市場を席巻しているのがFAST(Free Ad-Supported TV)と呼ばれる、無料広告モデルのストリーミングサービス。テレビ画面と同じ高品質の映像・音響にこだわる広告主は、データアプローチが可能なテレビ局のFAST広告への評価を高めている。
さらに、ローカルテレビ局ではデジタルサービスに力を入れ増収で経営は改善。ストリーミングサービスで正確なローカルニュースを配信することでローカル局の再浮上のヒントが見て取れる。
そうした現状を踏まえ、①米国テレビネットワークの逆襲、②なぜ米国テレビ産業はDXが成功したのか、③なぜ米国のDXが欧州に10年遅れたのか、④放送法の規制緩和とメディアの大改編、⑤VOD業界の新たな潮流FAST化、⑥米国ローカルテレビの活性化、⑦放送DXはわが国放送事業者にどのような機会をもたらすか–について解説する。
【日時】4月20日/13-15時
【受講料】3万3600円(同一の申し込みフォームで申し込みの場合、2人目以降は2万7500円)、アーカイブ配信も希望の場合は追加料金1万1000円
【会場】SSKセミナールーム(東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F)およびオンライン
【詳細】www.ssk21.co.jp/S0000103.php?gpage=23166


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