2023年6月19日

Interop Tokyo 2023・ShowNet
MoIPで「WHIP」活用
ネット越しにST2110監視 対外接続回線の目玉は「8WAVES」

インターネットテクノロジーのイベント「Interop Tokyo 2023」が14-16日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた。トップエンジニアが展示各社の最新機器を用いて構築する恒例の「ShowNet」では、対外接続回線、伝送、バックボーン(基幹回線網)のネットワーク、セキュリティー、テスター、ローカル5G、データセンターネットワーク、MoIP(メディアオーバーIP)、Wi-Fi、モニタリング――という10項目について分科会を設け、それぞれのテーマを実現する環境をライブデモした。〈続きは本紙で〉

2023年6月19日号 主な記事

 ●「U akasaka」を赤坂拠点内に開設 会議室に編集室機能を追加/IMAGICA Lab.
 ●全国各局開発の番組制作技術が集結/NHK Tech EXPO 2023
 ●米FASTの衝撃(5) 成長するプログラマティック広告
 ●NABショー2023レポート ATSC副理事長「ATSC3.0は着地点を探る段階へ」
 ●シンユニティグループが新ショールームを運用
 ●東北映像フェスティバル映像コンクール受賞作品

放送

● 全国各局開発の番組制作技術が集結/NHK Tech EXPO 2023

CATV/CS

● 生活サポートサービス 実証実験を順次開始/J:COM
● 学校魅力を伝える新番組 大分県内の高校をリポート/大分ケーブルテレコム
● 全国野球選手権の県予選 大分朝日放送とリレー放送/大分県デジタルネット
● 「ケーブル4K」で新番組 け~ぶるGiRLSが出演/日本デジタル配信

プロダクション

● 「U akasaka」を赤坂拠点内に開設 会議室に編集室機能を追加/IMAGICA Lab.

インターネット/通信

● Interop Tokyo 2023 ShowNet MoIPで「WHIP」活用
● ソフトバンクの「エンタメ特典」 釣りビジョンが対象に

プロ機器

● 生成AIをイラレに搭載 ベクターアートの配色を変更/アドビ
● ソリューション内見会を開催/ソニー、ソニーマーケティング
● 48GbpsHDMIケーブルを拡充 8Kを最長で100メートル伝送/ジャパンマテリアル
● ATSCクラウディ副理事長に聞く ATSC3.0は着地点を探る段階へ
● 山形県・空気神社とコラボ 朝日町「環境の町」実現へ/パナソニック 空質空調社

ディスプレー/大型映像

● 都内に日本事務所を開設 COB方式のLED拡販へ/中国・レッドマン
● 香港国際空港のデジタルサイネージ 大型LEDの設置が激増 フランス広告会社が多数運用
● 新ショールームを運用 映像システムなど展示/シンユニティグループ
● 四季表現した光の演出 パナソニック製品も利用/空気神社でイベント
● 観光客らにアピール 特設スペースで展示/山形県発の有機EL製品

映画/番組/CM

● 映画「青いカフタンの仕立て屋」 モロッコを舞台とする詩情あふれる作品
アラブ世界の同性愛に触れる

イベント一覧

● ケーブル技術ショー2023 来場者の事前登録を開始 メタバースイベントは28日から

日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体は、主催するケーブルコンベンション2023関連イベント「ケーブル技術ショー2023」の来場者事前登録を開始した。
2023年の開催コンセプトは、「Let’s start with Cable DX! ~地域共創・地域DX、持続可能な未来をつくるケーブル技術の実行力~」。社会課題である「地域のデジタル化」を実現する『地域づくりの担い手』として、CATVサービスは大きな役割が期待されている中で、業界全体を強くけん引していく。
今回は、実機の展示や実演による比較検討、対面による提案が人と人との信頼関係を築ける場として、技術展示会(リアル会場)を7月20、21日に開催。また、これまでのオンライン展示会は「メタバースイベント」に改め、6月28日-8月31日に実施。オンラインでのソリューション提案やコミュニケーションを実現することで新たな価値を創出していく。
いずれも入場無料(事前登録制)。
技術展示会は、「トータルソリューションZONE」、「テクノロジーZONE」、「地域DX ZONE」に加え、「トライアルZONE」を新設。新規出展22社を含む、91社が出展を予定している。
6月28日からは、出展各社の情報ページで、新製品・新サービスに関連したパネルや動画を、ログイン不要で簡単に閲覧することができる。「どのような課題を解決する製品・サービス・ソリューションなのか」、その特徴を導入事例や技術展示会でのデモ体験・イベント情報などを交えて詳しく説明。技術展示会への来場前に、目的の出展者が見つかる。
メタバースイベントでは、アバターとして参加し、3D展示ホールやチャットなどの双方向コミュニケーションを利用して、リアルイベントのような魅力ある『発見』と『体験』ができる。なお、メタバースイベントへの参加には、技術展示会とは別で登録が必要。登録開始は6月28日。
◆セミナーも充実
技術展示会で開催する「技術セミナー」と今回新設の「会場内オープンステージ」では、主催者セミナーと出展者セミナーの両方で最新情報を発信する。
技術セミナーは2日間合計で、23セミナーを実施。また、技術展示会会期終了後の7月25日から、一部のセミナーをメタバースイベント内でアーカイブ配信する。
会場内オープンステージでは、2日間合計で8本のセミナーを開く。この模様は、メタバースイベント内で全プログラムをライブ配信する。
また、メタバースイベント内の限定配信セミナーとして、イベント会期中に2、3本配信。防災・減災DXを実現する災害情報活用プラットフォームの最新事例や、地域のCATV局が取り組む地域を生かすDX事例など、業界の最新動向を伝える。
【ケーブル技術ショーの詳細・事前登録】www.catv-f.com/(メタバースイベントの詳細=www.catv-f.com/metavers/index.html


● 「逝ける映画人を偲んで」 作品の上映を通じて回顧 国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブでは、日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去された映画人を、それぞれの代表的作品を上映することで追悼する企画『逝ける映画人を偲んで』を2年ぶりに開く。
今回の特集では、2021年1月1日から22年12月31日の間に逝去された人たちを取り上げ、俳優や監督、スタッフなど100人の映画人の業績を、作品の上映を通じて回顧・顕彰する。劇映画からドキュメンタリーやアニメーションまで、幅広いジャンルの全85作品を取りそろえた大規模な特集上映として、会期を2期に分け、全11週間の上映を実施する。
監督では青山真治、大森一樹、小林政広、崔洋一、吉田喜重をはじめ、俳優では宝田明、田中邦衛、千葉真一、絵沢萌子など。また衣裳デザインの森英恵、ワダエミなど「映画人」に光を当てる。
【会期】▽第1期=7月4日-9月3日▽第2期10月10日-10月22日
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU(東京都中央区京橋
3-7-6)
【料金】一般520円他
【詳細】www.nfaj.go.jp/exhibition/yukeru202305


● 議事録作成ツールの「YOMEL」解説/三信電気がウェビナー

三信電気は、取扱製品であるアーニーMLGの音声認識・議事録作成ツール「YOMEL」のウェビナーを6月22日に開く。参加無料。
YOMELは、ワンクリックで、会議参加者の発言を自動でテキスト化。議事録作成工数を大幅に効率化する。今回のセミナーでは、YOMELを使った会議内容のテキスト化、議事録作成アシスト機能について説明する。
【日時】6月22日/14時-14時20分
【申し込み】zoom.us/webinar/register/4616849966507/WN_nZWdGzUNSpCBCYhBamDVUQ#/registration


● DCAJセミナー「河口洋一郎が聴く ~激変するデジタルコンテンツ。AIは何をもたらすか~」Vol.3

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)会長で、アーチスト/東京大学名誉教授の河口洋一郎氏による、各界の専門家がAIによる変化をどうとらえ、未来についてどう考えているかを探る対談シリーズの第3弾。
今回は、VR、ARと認知科学・心理学の知見を融合して人間の能力やコミュニケーションを拡張する研究で数々の賞を受賞している東京大学大学院 准教授の鳴海拓志氏、身近な生き物のようなロボットを開発し、ソフトロボティクスの第一人者として知られる明治大学准教授 新山龍馬氏を迎える。
参加無料(事前登録制)
【日時】6月28日/14-15時
【形式】Zoomウェビナー(録画配信)
【申し込み締切日】6月27日(17時30分)
【申し込み】dcaj-seminar-0628-23.peatix.com
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連載

米FASTの衝撃(5) 成長するプログラマティック広告

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