2023年7月10日

総務省 公共放送WG
NHKネット業務 「必須化」の議論進展
「放送と等しい価値享受の義務負う」
ガバナンスは英BBC手本に審査・適否判断
構成員「目的はネット上の二元体制」

 総務省 公共放送ワーキンググループの第10回が6月30日に開かれ、NHK理事の根本拓也氏が、焦点となっているネット事業の「必須業務化」について、これまでの説明を補足する形で想定業務範囲などに言及した。必須業務の基本は放送の常時同時配信・見逃し配信サービスと報道サイトであることを改めて示し、「必須業務化」について、「放送とネットで等しい価値を享受できるよう義務を負うもの」との認識を示した。〈続きは本紙で〉

2023年7月10日号 主な記事

 ●関西放送機器展 特集
 ●ブル/BOXXのマシンで作業を高速化、編集システムとネットワークを刷新
 ●新4K8K衛星放送 NHK+BS民放5局 共同キャンペーン第6弾/A-PAB
 ●自動翻訳/おかしな用語の選択、疑われる過度な依存
 ●朋栄が内覧会開催/多彩なソリューションを展示

特集

● 関西放送機器展 特集
 ・「第8回 関西放送機器展」が開催 最新の制作機材・技術が集結
 ・各社出展概要

放送

● NHKネット業務 「必須化」の議論進展/総務省 公共放送WG
● 新4K8K衛星放送 NHK+BS民放5局 共同キャンペーン第6弾/A-PAB

CATV/CS

● 家族対抗eスポーツ全国大会 CATV事業者39社が参加
● 最新の関連情報を伝える大阪・関西万博の新番組/ジェイコムウエストが放送
● 「ロコテレ動画」の名称 「ロコテレ」に変更/ニューメディア
● Z世代原作のアニメCM 若手制作陣により完成/J:COM 環境問題へのメッセージ
● 2030 ケーブルビジョン改訂版公開/日本ケーブルテレビ連盟

プロダクション

● 編集システムとネットワークを刷新 BOXXのマシンで作業を高速化/ブル

プロ機器

● ハイエンド記録メディア市場をリード/Angelbird
● 米社とパートナーシップ契約 スポーツ向けAI製品を販売/アストロデザイン
● FOR-A CONNECT 2023 内覧会 多彩なソリューション展示

ディスプレー/大型映像

● 透明ライトボードを販売 ハイブリッド授業向けに設計/マネッジ・オンライン
● LIVE BOARDの屋外大型LEDビジョン 自社設置媒体は約80面
● LEDビジョンのレンタル 補助金申請をサポート/サンエイテレビ

総合

● 自動翻訳 おかしな用語の選択 大規模言語モデル型AIの文書

イベント一覧

● 日本WEBTOONの展望 フーモア創業者が講演/VIPOがオンラインセミナー

映像産業振興機構(VIPO)は、オンラインセミナー「韓国WEBTOON(ウェブトゥーン)スタジオとの共同制作で得た経験と日本WEBTOON全体の展望」を7月25日に開く(Zoom使用)。
セミナーの講師は、マンガやイラストを制作、そして韓国WEBTOONスタジオと協業して、海外にもWEBTOON作品を届けるスタートアップ企業フーモア(東京都中央区)の創業者、芝辻幹也氏。
読書端末の変化に合わせ、読み方やビジネスモデルを変化させながら発展してきた電子コミック。最近では韓国発のWEBTOONがそのビジネスモデルも含めて注目されている。
今回のセミナーでは、日韓の両国でWEBTOONのヒット作を出し始めたフーモアに日韓のWEBTOON制作で得た経験や、2021年から日本で盛り上がり始めたWEBTOONの将来の展望について解説する。
主な対象者は、出版社やデジタル出版社にとどまらず、アニメーションやゲーム、グッズなどの制作会社、スタートアップ等。
【プログラム】
[韓国のWEBTOONスタジオとの共同制作で得た経験とは?] 日韓での複数のWEBTOON共同制作し作品を公開しているフーモアが、その中で日本との制作の違いや得た経験などを報告
[2021年から日本で盛り上がり始めたWEBTOONは今後どうなっていくか?] 出版社、ゲーム会社、ベンチャー企業、韓国企業、大手企業など他業種が参入する日本のWEBTOON。中国産WEBTOONがマンガアプリでランキング上位に入りはじめ、順調な立ち上がりを見せている中、今後、日本WEBTOONの展望、そして日本に求められていることなどを解説
【日時】7月25日/15時-16時30分
【参加費】VIPO会員2000円、一般2500円、学生1000円
【定員】50人程度(事前予約制、先着順)
【申し込み期限】7月24日13時(定員に達し次第終了)
【詳細】www.vipo.or.jp/news/36288/


● プレミアムセミナー第2弾 メタバースイベントで公開/ケーブル技術ショー

ケーブルコンベンション2023関連イベント「ケーブル技術ショー2023」のメタバースイベントが6月28日-8月31日の期間開催されているが、7月5日からメタバースイベント内限定配信のプレミアムセミナー第2弾を公開している。
今回のプレミアムセミナーのテーマは「CTY+四日市市『大規模スマートシティ』の戦略と可能性~ケーブルテレビ事業者、自治体、地元経済界、ベンダーが語る~」。
四日市市(三重県)では、CATV事業者のCTYと連携し、同市中心部の公道で面的にローカル5Gを利用できるスマートシティを整備している。このスマートシティでは、ビジネスや教育、防犯、eスポーツなど街中のアミューズメントなど、ローカル5Gを活用した多様なサービスが構想されている。
自治体とCATVとの共創により、デジタル田園都市国家構想を支えるインフラ整備の最新事例を、四日市の森智広市長、CTYの渡部一貴社長が登壇し、パネルディスカッション形式で報告する。
【詳細】www.catv-f.com/premium-seminar/#seminar02
プレミアムセミナー第1弾の「大分の防災・減災DXを実現する災害情報活用プラットフォームEDiSON」も配信中。
【メタバースイベント入場登録】catv2023.ziku.events/e/MZ0ngatpWx/v/loading


● TIFFCOM 企画マーケット 参加企画の募集開始 長編フィクションに絞る

TIFFCOM 2023(第36回東京国際映画祭〈TIFF〉併設マルチコンテンツマーケット)では、10月25-27日に第4回Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)を東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区)で開催するにあたり、参加企画の募集を開始した。
コロナ禍の影響で過去3回はオンラインで実施したが、今年初めてリアル開催をする運びとなったという。今年は長編フィクション(実写、アニメーション)に絞り、15企画を選抜する予定。
TGFMとは、開発中の企画の代表プロデューサーが、国際的に活躍する映画業界のエキスパート(セールスエージェント、配給会社、製作会社、金融業者、放送局、配信事業者、投資家など)との個別ミーティングを通じて、企画の資金を確保できるよう支援する企画マーケット。
対象企画は、長編映画(実写、アニメーション)で、70分を超える長編映画であれば、予算やジャンルの制限はないが、アジアの要素を含むことが条件。なお今年は、テレビシリーズ企画の募集はしない。
応募条件に「全予算60%以上を確保していること」を設けているため、毎年完成する可能性が高い企画が多数集まる。資金調達のゴールが見えているため、具体性のあるミーティングができるのが特徴だ。
企画募集期間は8月4日まで。
【企画募集要項】 tgfm.tiffcom.jp/

連載

ドラマ新潮流(下) 増加する深夜ドラマ テレ東 今や週8枠に

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]