2023年7月17日

楽天、地方局13社、LivePark
地域の魅力発信サイト開設
各局制作番組を全国に展開 EC連携で新たな収益モデル
動画メディアとしての確立目指す

楽天グループと全国各地のローカル局13社、LiveParkは、コンソーシアム「のぞいてニッポン運営委員会」を設立し、各放送局制作のテレビ番組コンテンツの配信を通じて全国に地域の魅力を発信するサイト「のぞいてニッポン」(local-tv.marketplace.rakuten.co.jp)を14日に開設した。各局が制作した動画コンテンツ配信メディアで、そこにECによる地域産品の購入や、ふるさと納税を通じた寄付などを連動させる。 〈続きは本紙で〉

2023年7月17日号 主な記事

 ●九州放送機器展 特集
 ●ケーブル技術ショー 特集
 ●CONTENT TOKYO 2023/LIVeNTが開催
 ●池上通信機とアストロデザインが同日に内覧会
 ●ジーベックスが109シネマズプレミアム新宿の映像・音響設備を総合設計
 ●東京国立博物館、NHKなど中尊寺金色堂を8Kで再現24年1月から特別展

特集

● 九州放送機器展 特集
 ・2023が開催 映像制作向け機器・サービス展示
 ・出展概要
● ケーブル技術ショー特集
 ・ケーブル技術ショー2023 CATV業界の最新動向 DX化による未来を展望
 ・出展概要
 ・ケーブルコンベンション2023 地域活性化の課題考察

放送

● IPユニキャスト方向転換?/総務省 小規模中継局等BB代替作業チーム
● ツイッター騒動に見る民間SNSの採用 番組への投稿用には疑問

プロダクション

● CONTENT TOKYO 2023/LIVeNTが開催
 ・各社出展レポート

デジタル映像

● 秋葉原でイベントを展開 先端映像の研究開発にも着手/グッドジョブ

インターネット/通信

● 地域の魅力発信サイト開設 各局制作番組を全国に展開/楽天、地方局13社、LivePark

プロ機器

● 「Ikegami放送機器内覧会2023」 最新の放送・映像機器を披露/池上通信機
● 映像処理技術で多彩な提案 「プライベートショー2023」開催/アストロデザイン

ディスプレー/大型映像

● 多彩なLEDビジョン シースルー型のレンタル開始/シーマがCOMNEXTに出展
● 109シネマズプレミアム新宿 映像・音響設備を総合設計/ジーベックス
● 大型LED表示装置が稼働 デジタルサイネージは301台/埼玉西武 ベルーナドーム
● 中尊寺金色堂を8Kで再現 24年1月から特別展を開催/東京国立博物館、NHKなど

映画/番組/CM

● 「わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏」

総合

● AI活用した広告考査支援 実証実験開始 25年度に実用化へ/NEC、CCI

イベント一覧

● ATP賞テレビグランプリ NHK ETV特集が大賞受賞 ウクライナ市民兵の8年の記録 「心の軌跡」に迫るドキュメンタリー

全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は、「第39回 ATP賞テレビグランプリ受賞式」を7月6日に都内で開催した。
ATPでは「製作会社の社会的機能を高め、制作スタッフ1人ひとりの情熱や気概に応えるため」に、製作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、日本で唯一の賞として1984年に「ATP賞」を創設した。
ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報・バラエティ部門の3つのジャンルで作品を募集し、毎年100本を超える応募作品の中から、グランプリ、最優秀賞、優秀賞などが選ばれる。
今回は、2022年4月1日-23年3月31日に放送・配信された番組が対象となり、197作品の応募があった。
ATP賞グランプリはドキュメンタリー部門(最優秀賞)の『ETV特集「ブラッドが見つめた戦争 あるウクライナ市民兵の8年」』(製作:オルタスジャパン、NHKエデュケーショナル/放送:NHK Eテレ)が受賞した。
同作は、ウクライナ市民兵であるブラッドが8年の間記録し続けてきた映像をもとに、ひとりの兵士の「心の軌跡」に迫るドキュメンタリー。
ディレクターの西野晶氏は「(この作品が)グランプリを獲った意味を考えてこの栄誉を受け取りたい」とした上で、「今もウクライナで戦っているブラッドが撮影した映像を皆さんに届けられたこと、見てもらえたことがうれしい。このように注目してもらったことで、ウクライナで協力してくれた方々にもうれしい報告ができる。少しは励ますことができるのではないか」と現地の人々に思いを寄せた。
その他の主な賞は以下のとおり(敬称略)。
【最優秀新人賞】丸山梓(NHKエンタープライズ)『ようこそ認知症世界へ』(NHK Eテレ)
【最優秀賞】
[情報・バラエティ部門] 『一軒家丸ごと壊す』(テレビ朝日映像/テレビ東京)
[ドラマ部門] 『フジテレビ系木曜劇場「silent」』(AOI Pro./フジテレビ)
【総務大臣賞】ドラマ部門『日曜ドラマ ブラッシュアップライフ』(AX-ON/日本テレビ)
【優秀賞】
[ドキュメンタリー部門] ▽『BS1特集 竹花センセイ! キミたちに語るボクのこと』(NHKエデュケーショナル/NHK BS1)▽『通信簿の少女を探して-小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今』(TBSスパークル/BS-TBS)
[情報・バラエティ部門] ▽『リモート繋いだら、偉人のプレゼンいきなり始まった。』(TBSスパークル/フジテレビ)▽『業界怪談 シーズン3 中の人だけ知っている』(ドキュメンタリージャパン、アウトサイド、NHKエデュケーショナル/NHK BS4K)
[ドラマ部門] ▽『ふたりのウルトラマン』(東京ビデオセンター、NHKグローバルメディアサービス/NHK BSプレミアム、NHK BS4K)▽『正月時代劇 いちげき』(TBSスパークル/NHK総合、NHK BS4K)▽『日曜ドラマ ブラッシュアップライフ』(AX-ON/日本テレビ)
【特別賞】▽倉内均(元アマゾンラテルナ代表取締役会長、第8代ATP理事長)▽風間太樹(AOI Pro.所属、『silent』監督)▽『タモリ倶楽部』制作チーム


● VIPOが実践形式の講座 アニメ制作スタッフ向け シナリオの読み解き方を学ぶ

映像産業振興機構(VIPO)は、8月30日と9月6日の2日にわたり、アニメのシナリオを読み解いて、ブラッシュアップしていく実践形式の講座を開く。講師による座学、参加者同志のワークショップと講師からの直接指導を実施する。
制作の現場では、シナリオを書くライターよりもシナリオを読まなければならない職種の人の方が圧倒的に多い。アニメ制作スタッフがシナリオの正しい読み解き方を知らないと、シナリオ会議で建設的な意見が言えない。アニメの制作に携わるからには、シナリオの読み解き方を学ぶことは必須だ。
同講座は、シナリオを書くための講座ではなく、仕事で読まなければならないプロデューサー、監督、演出家、アニメーター、文芸スタッフ、シリーズ構成、そして将来アニメ制作を目指している人が学んでおくべき内容になっている。
【日時】8月30日、9月6日/両日とも13ー17時
【会場】VIPOホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【定員】12人
【受講費】2万円
【申し込み】www.vipo.or.jp/news/36192/
【申し込み締切日】8月7日(正午まで)


● IFAの参加者募集 チケットを割引販売 メッセ・ベルリン日本代表部

メッセ・ベルリン日本代表部(東京都港区)は、ドイツ・ベルリンで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA2023」(9月1-5日)の来場者を募集している。本部サイトのチケット販売価格よりも20%割引の価格で販売する。
今年で99回目を迎えるIFAは、コンシューマ・エレクトロニクス全般を展開、イノベーションの特別セグメントとして好評な「IFA NEXT」をはじめ、ロボティクスやAIの最新動向を紹介する「The House of Robots」、サステナブルなソリューションを展開する「Sustainability Village」など、新しいコンテンツも展開する。
【チケット購入方法の問い合わせ】mbj@messe-berlin.jp

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