2023年9月4日

総務省 放制検が第2次取りまとめ案
NHK地上波ネット配信必須化 「ネット受信料」は否定
視聴意思確認の上で負担金 個人単位の受信契約 継続検討
一般的なサービスと同等に

総務省の有識者会議「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」(放制検)第22回が8月31日に開かれ、第2次取りまとめ(案)が提示された。焦点のNHKインターネット活用業務の「必須業務化」については、「公共放送ワーキンググループ」が、NHKの地上波放送番組同時・見逃し配信などの必須業務化を適当とする「取りまとめ(案)」を示し、承認された。NHKが待望していた「必須業務化」が実現。諸外国が先行する「放送DX」が進展することになる。 〈続きは本紙で〉

2023年9月4日号 主な記事

 ●ヒビノ バーチャルプロダクションスタジオ 更新設備と新デモリールを披露
 ●アストロデザイン/インドネシア-日本間、100Gbps回線の開通式典で技術協力
 ●タケナカの制作チームが独立新会社SWAGが本格始動
 ●SIGGRAPH2023レポート(2) HMDの分野で重要な進展
 ●映画「音響ハウス Melody-Go-Round」 劇場再上映が決定

放送

● NHK地上波ネット配信必須化/総務省 放制検が第2次取りまとめ案
● NFT活用し番組制作 Web3領域DAOと業務提携/フジテレビ
● ホームセンター業界展示会 アンテナメーカーが出展

CATV/CS

● 「槍ヶ岳4K映像」に使用 イメージ音楽を一般から募集/テレビ松本ケーブルビジョン
● 堺局で防災情報サービス エリア内では15自治体に/ジェイコムウエスト

プロダクション

● ヒビノ バーチャルプロダクションスタジオ 更新設備と新デモリールを披露
  /Hibino VFX Studioが内覧会
● 映画「音響ハウス Melody-Go-Round」 劇場再上映が決定

デジタル映像

● 森ビル「麻布台ヒルズ」11月24日開業 多数の大型ビジョン導入
● SIGGRAPH2023レポート(2) 「輻輳と調節の破綻」解決へ HMDの分野で重要な進展

プロ機器

● インドネシア-日本を8K接続 100Gbps回線の開通式典で技術協力/アストロデザイン
● 4K対応の解像度変換LSI フレームメモリーレスで実現/アイチップス・テクノロジー
● スピーカーの予約を開始 音楽スタジオ向け旗艦製品/ローランド

ディスプレー/大型映像

● 米プラナー新製品の販売開始 タッチ操作を可能にしたLED/レイヤードジャパン
● 体験型ショールーム開設 マッピング技術で説明映像/パナソニック空質空調社
● 大画面で他場のレース放映 改修した京都競馬場でも実施/JRA「パークウインズ」
● 新会社SWAGが本格始動 クリエイターの作品展を開く/タケナカの制作チームが独立

映画/番組/CM

● ABUロボコン 日本代表の挑戦/NHKが10月放送
● 映画「福田村事件」 史実に基づく震災後の虐殺事件を描く

統計・調査

● 23年7月 民生用電子機器の国内出荷金額 映像機器は420億円/JEITA

イベント一覧

● デジタルコンテンツ白書 発刊セミナーで市場規模解説/DCAJが23年版

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は『デジタルコンテンツ白書2023』の発刊に伴い、9月8日に「発刊セミナー」を4年ぶりにリアル開催する。
同白書によると、22年のコンテンツ産業の市場規模は13兆2698億円でDCAJが調査を開始して以来最高額となったという。セミナーでは、22年の日本のコンテンツ産業市場規模の解説と巻頭特集に基づいたパネルディスカッションを実施する。
なお、セミナー参加者特典として、『デジタルコンテンツ白書』を数量限定で特別割引により販売する。
【プログラム】
[第1部] 「日本のコンテンツ産業の市場規模2022」について(DCAJ調査部/福島寿恵氏)
[第2部] パネルディスカッション「AIコンテンツ生成ツールの出現」▽コーディネーター=内山隆氏(『デジタルコンテンツ白書』〈以下『白書』〉編集委員長/青山学院大学総合文化政策学部教授)▽パネリスト=平林久和氏(『白書』編集委員・コンテンツ分野「ゲーム」執筆/インターラクト代表取締役/日本ゲーム文化振興財団理事)、堀鉄彦氏(『白書』編集委員・メディア分野「出版」執筆/コンテンツジャパン代表取締役)、脇田敬氏(『白書』編集委員・コンテンツ分野「音楽」執筆/音楽プロデュース/マネジメント/FLYMUSIC代表取締役)
【日時】9月8日/14時-16時10分
【会場】青山学院大学 青山キャンパス 17号館3階17306教室(東京都渋谷区渋谷4-4-25)
【参加費】一般:5000円、DCAJ賛助会員:無料
【申し込み締め切り】9月7日/17時
【申し込み】dcaj20230908semi.peatix.com


● 「あにつく2023」 4年ぶりにリアル開催/Too

Tooは、アニメ制作技術の総合イベント「あにつく2023」(特別協賛:オートデスク)を、4年ぶりにリアル会場で9月23日に開く。
2015年にスタートした「あにつく」は、これからのアニメ制作を目指す人からアニメファンまでを対象にしたイベント。アニメ制作現場ではどのような工夫をしながら作品を生み出しているのか、制作を支える最先端技術や制作テクニック、各プロダクションの特色などについて学ぶ。参加無料(事前登録制)。
【日時】9月23日/13時-17時50分
【会場】UDX GALLERY NEXT/UDX GALLERY(東京都千代田区外神田4-14-1)
【申し込み・詳細】www.too.com/atsuc/y2023


● 「組織・チームづくり」 著名コンサルタントが解説/JAVCOMがセミナー

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、第164回特別セミナー「熱狂する組織・チームづくり~ 20-30代の人の心を動かし、熱狂させるチームの作り方」を9月28日に開く。
講師は、Axia Strategic Partners代表取締役変革コーチの岸昌史氏。同氏は、支援や事業再生などのコンサルティングに従事。2017年にはコンサルタントとして年間MVP受賞。その後、スタートアップのTABI LABOへ転職し、事業統括責任者として経営全般に関与した後、コンサルティングとコーチングサービスを提供するAxia Strategic Partnersを起業した。
著書の『熱狂のデザイン』は、各種メディアにも取り上げられ、大きな話題になった。今回のセミナー参加者には、同書が進呈される。
【日時】9月28日/15時-16時45分
【会場】イノテック2階セミナールーム(横浜市港北区新横浜3-17-6)
【参加費】JAVCOM会員6000円、一般8000円、後援団体会員
6000円
【申し込み・詳細】javcomnpo.or.jp/index.html


● FF14イベントに協賛 出展やキャンペーンも/マウスコンピューター

マウスコンピューターは、2024年1月7、8日に東京ドームで開催される「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2024 in 東京」へ、ゲーミングパソコンブランド「G-Tune」ブランドでの協賛を決定した。
「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル」は、2014年を皮切りに約2、3年ごとに開催されている、ゲームソフト『ファイナルファンタジー』最大のファンイベント。今回は、2019年以来のリアルイベント開催、初の東京ドームでの開催となるため、過去最大規模で実施される。
マウスコンピューターは、特別協賛として、イベントを盛り上げるブース出展、キャンペーンなどを予定している。
◆「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2024 in 東京」 公式サイト=fanfest.finalfantasyxiv.com/2023-24/jp/


定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]