2023年10月9日

日本デジタル配信 「ケーブル4K」一新
地域課題解決で新プロジェクト HD加えた2ch体制に
オリジナル番組制作を強化 新たな収益事業を創出

日本デジタル配信(JDS)は、CATV事業者の多様なリソースに自社のプラットフォーム機能を融合させ、映像コンテンツを軸にした情報発信、地域の課題解決、活性化などに資することを目的とした「satonoka(さとのか)」プロジェクトを12月1日から本格始動する。これに伴い、これまでの「ケーブル4K」を「satonoka 4K」にリニューアルし、HDチャンネルの「satonoka TV」を加えた2ch体制にする。 〈続きは本紙で〉

2023年10月9日号 主な記事

 ●IBC2023レポート(3)
 ●仏デジタル企業13社が来日 東京ゲームショウでXR制作やソフト開発技術を訴求
 ●米クロノス・グループ代表に聞く/半導体向け新API「ANARI」が誕生
 ●「民放連賞」発表/受賞番組の配信キャンペーンも

コンテンツビジネス

● ファスト映画アップロードに損害賠償金5億円の判決

放送

● 中国大手コンテンツPFと協業 新たなアニメ枠で日本語吹き替え版/フジテレビ
● NBA23-24シーズン放送・配信 毎週7試合を配信 注目5試合生中継/WOWOW

CATV/CS

● 「ケーブル4K」一新 地域課題解決で新プロジェクト/日本デジタル配信

プロダクション

● 東京ゲームショウ2023 R制作やソフト開発技術を訴求 仏デジタル企業13社が来日
● アニメ制作の生成AIを研究 新しいワークフローを構築/サイバーエージェント
● NFTプロジェクト アニものづくりアワードで受賞/東北新社

インターネット/通信

● OP技術研究組合に加入 信頼できる発信者を識別可能に フェイクニュースなどの氾濫抑止/NHK

プロ機器

● ボリュメトリックビデオスタジオ開設/キヤノン
● HDMIを双方向同時伝送 トランシーバー据置型を発表/IDK
● アルジャジーラと契約延長 クラウド制作環境を提供/アビッド
● AVシステム製品を拡充 EDIDエミュレーターなど発売/ジャパンマテリアル
● 朋栄エレテックスを統合し開発を強化/朋栄
● IBC2023レポート(3)
・IPパケット監視装置 ドルビーアトモス機能追加/リーダー電子
・ライブ制作プラットフォーム クラウドベースの「Wildmoka」/バックライトが披露
・AIで自動モザイク入れ 自動マスキングソフトのβ版も/日本テレビ
・JPEG XS発表 超低遅延を実現 一般回線で高解像度映像を伝送/IHSE
・IP設備に直接接続 ST 2110レシーバー新モデル/IP設備に直接接続
● 東京ゲームショウ2023 高度化する映像・配信技術 各社出展概要

ディスプレー/大型映像

● クッキング道場で体験講座 大型LED、4Kカメラを常設 ネット配信も/日本割烹道協会
● 大型ビジョン運用 自社PR用に各地で稼働/日本コカ・コーラ
● 通天閣 LEDに更新 Dサイネージも導入/日立製作所

総合

● ISS後継機の事業化調査受託/スペースコンパス
● 「働き方改革」を推進 新規制度の導入発表/マウスコンピューター
● SIGGRAPH2023会場で米クロノス・グループ代表に聞く ビジュアライゼーション用新API「ANARI」が誕生

イベント一覧

● Inter BEE 2023 11月15-17日開催 公式サイトで来場事前登録を開始 出展者数は前年比25%増見込む

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月15-17日に開催する「Inter BEE 2023」(会場:幕張メッセ/千葉市美浜区)の来場事前登録を、Inter BEE公式サイトで開始した(入場無料、登録入場制)。
Inter BEEは、幅広い分野のメディアとエンターテインメントのプロフェッショナルが集う、日本最大級のメディア総合イベント。音響、映像、放送、通信、照明の関連はもとより、メディア・エンターテインメント業界の技術者、クリエイター、ステークホルダーが一堂に会する。
今回で59回目の開催となるInter BEEは、「コンテンツ」を中核とし、コンテンツを「つくる(制作)」、「おくる(伝送)」、「うける(体験)」のすべてを網羅した、メディアとエンターテインメント分野の最新情報とビジネスの場を総合的に提供する。
◆昨年よりも規模拡大
昨年は国内外の出展者810社・団体、来場者数2万6901人だった一方、本年の出展者数は昨年比で25%増、海外出展者も増加を見込んでいる。幕張メッセの6つの展示ホールを会場に、昨年よりも規模を拡大する。
また今年は、特別企画とコンファレンスを一層充実。特別企画「INTER BEE EXPERIENCE」では、昨年のイベントホールでのX-Speaker(SRスピーカー体験デモ)の復活に続き、今年は人気イベントX-Headphone/X-Microphone(ヘッドホン/マイクロホン試聴体験展示)を4年ぶりに実施する。
◆部門名称を変更
加速するメディアとエンターテインメントの進化、テクノロジーの時流をとらえ次のステージへと進むべく、2つの部門名称を変更する。
新たな部門名称はそれぞれ「エンターテインメント/ライティング部門」(旧「映像表現/プロライティング部門」)、「メディア・ソリューション部門」(旧「ICT/クロスメディア部門」)。
これらに「プロオーディオ部門」と「映像制作放送関連機材部門」を加えた4部門でInter BEE 2023は構成。メディアとエンターテインメント分野にかかわる世界的な潮流と多様な最新テクノロジー発信の場として、これまで以上に産業全体の総合性を網羅する。
◆新たな特別企画を展開
メディア&エンターテインメント産業の進化と、裾野の拡大に焦点を当てるものとして、「INTER BEE IGNITION×DCEXPO スタートアップエリア」と、「INTER BEE CREATIVE 動画マーケティングラウンジ」の2つの新特別企画を実施する。
動画マーケティングラウンジでは、日々拡大しつつある動画マーケティング市場の最前線で活動する制作プロダクション/マーケティング企業が参加、映像・動画関連産業の裾野拡大と市場の発展を支援する場として展開し、企業の広報やマーケティング担当者に広く訴求する。
【会期】▽幕張メッセ=11月15-17日▽オンライン=11月6日-12月15日
【公式サイト】www.inter-bee.com/ja/


● TYO学生ムービーアワード エントリーの受付開始 60秒のショート映像作品募集

TYOは、学生を対象に第4回「TYO学生ムービーアワード」の開催を決定し、エントリー受付を開始した。同アワードは、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界全体の発展に寄与したいという思いから開催している学生向けショートフィルムコンテスト。
今回のテーマは『初心者』に設定し、60秒のショート映像作品を募集。特別審査員は第1回から引き続き、俳優であり自身も日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を主宰する別所哲也氏。また新たに、男女8人組のユニット「ダウ90000」を主宰して、演劇・お笑い・コント・ドラマなどでさまざまな新しいカタチの表現に挑戦している蓮見翔氏を迎える。
そのほか、CMや映画の演出を手掛けたディレクター・クリエイター陣も審査員となって受賞作品を選出する(協力:イマジカデジタルスケープ)。賞金は総額200万円(金賞100万、銀賞50万円ほか)。
【応募資格】2023年現在、18歳以上で、日本国内の各種専修専門学校、短期大学、大学、大学院に在籍する生徒・学生(高校生は対象外)
【スケジュール】 ▽エントリー期間=12月14日▽作品応募期間=12月15日-24年1月16日▽最終ノミネート作品発表=同年2月22日(公式サイトで発表)▽表彰式=同年3月7日
【詳細】tyo-gama.jp/


● 4K・VR徳島映画祭 作品募集の締切延期 10月19日まで受付

プラットイーズが、とくしま4Kフォーラム実行委員会の一員として開催する「とくしま4K+NEXT ~4K・VR徳島映画祭~」(12月15-17日)において、作品募集の締切日を10月19日に延長した。
同イベントは、今年度開校した「神山まるごと高専」(徳島県名西郡神山町)と徳島駅前の「とくぎんトモニプラザ」をメイン会場とし、ノミネート作品や特別上映作品の上映、トップランナーによる各種セミナー・ワークショップ、先端技術の体験コーナー、制作者と映像関係事業者とのマッチング、学生向けの就職マッチングなど、映像・コンテンツの発展を実体験できるイベントとして実施される。
募集作品は、4K/8K/VRの映像作品、高校生制作の映像作品(4K/8K/VR作品以外も可)。
【詳細】4kforum.jp


● MPTE第60回勉強会「エンタメ業界における最適な契約業務とは–IP活用におけるリスク回避術」

日本映画テレビ技術協会が10月12日にオンライン(Zoom使用)で開く。エンターテインメント・コンテンツ業界の事例からひもとく「契約DX」について、トラブル事例を交えながら最適な契約業務に関し、渋谷カケル法律事務所、Sansanの協力を得て、分かりやすく解説する。受講無料。
【日時】10月12日/15-16時
【定員】80人
【詳細】www.mpte.jp

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