2023年11月20日

Inter BEE 2023
IP化・ソフト化 着々と
オンプレ環境とのハイブリッド提案軸に SDIへのニーズにも根強さ
ローカル局 「リソースシェアは必須機能に」

メディア・エンターテインメントのプロフェッショナル展「Inter BEE 2023」が11月15-17日の3日間、千葉市の幕張メッセで開催された。IP化、ソフト化、クラウド化の流れを作りながら、放送局の現実的ニーズにどう対応していくか。Inter BEEでは、放送機器メーカーがそれぞれのコンセプトで、効率的な放送、コンテンツ制作ソリューションを提案した。〈続きは本紙で〉

2023年11月20日号 主な記事

 ●Inter BEE 2023 レポート、フォトレポート
 ●パナソニック/地上波4局からIPサブ受注
 ●米オンセミ/垂直統合でパワー半導体を推進
 ●神宮外苑でプロジェクションマッピング/過去の国際大会優勝者の新作上映

放送

● BS右旋4K放送事業者新規公募 ショップ、OCO、QVC認定へ
● VR/XR体験型コンテンツ 企画制作の新会社/日本テレビ

デジタル映像

● 体験型の知育コンテンツ テーマパークEXPOに出展/TREE Digital Studio が開発

プロ機器

● Inter BEE 2023 レポート
 ・クラウドとオンプレのハイブリッド/ソニー
 ・KAIROS第2世代 大規模ライブ制作に対応/パナソニック コネクト
● Inter BEE 2023フォトレポート 多様なソリューション実演
● 地上波4局からIPサブ受注 KAIROSで多彩な表現/パナソニック
● Cubase13を販売 3つのラインアップ/ヤマハ
● FPU など伝送装置を展開 テレビ熊本や毎日放送から受注/池上通信機

ディスプレー/大型映像

● 映像制作の効率化を図るツール 過去の国際大会優勝者による新作を公開
● ジャパンモビリティショー 各社の展示ブースを彩る 大型LEDディスプレー
● サムスン製品主力に 大型映像機器を披露 新型液晶サイネージなど/NGC
● アウトドアシアターで品川国際映画祭を開催/日鉄興和不動産
● 創業111周年記念 大規模展示イベント開催 多様な最新技術を披露/シャープ
● 老舗銭湯でマッピング体験 ツアー向けコンテンツ開発/工科大・デザイン学部

映画/番組/CM

● 映画「ほかげ」 戦争のもたらす人間性の荒廃に警鐘

総合

● 米オンセミのCEOが都内で会見 垂直統合でパワー半導体を推進
● 北海道・木古内町と包括連携協定を結ぶ/マウスコンピューター
● 創業者の故・八幡泰彦氏 「お別れの会」を開く/エス・シー・アライアンス

イベント一覧

● バーチャルプロダクション 座学と実際に撮影体験も/Tooがワークショップ

Tooは、12月7、8日に「バーチャルプロダクション Workshop 2023」」を開く。
バーチャルプロダクションの活用が、さまざまな制作現場に広まっている中、どうやって参入し、どのように人材の確保・育成や機材投資をすればいいのか、悩まれている映像業界関係は多い。
今回、これからバーチャルプロダクションを活用したい映像業界関係者および教育機関関係者を対象に、バーチャルプロダクション全般に関する座学と実際に映像制作を体験する2日間のワークショップを実施する。
講師は、上海/北京/台北において、バーチャルプロダクションワークショップを開き高い評価を受けている、Feng Shui Vision社のFrank Fu氏が担当する。スペシャルゲストには、HTC社でVIVE Mars CamTrackをはじめとするビジネスソリューション責任者のRaymond Pao氏を招く。
また、テレビ・舞台の特殊演出を手掛けてきたテルミック社の新しいバーチャルプロダクションスタジオTELMIC Studio Sokaで実際に撮影を体験する。
【日時】12月7、8日/9時30分-18時
【会場】▽(7日)Too本社3階(東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル)▽(8日)テルスタ Telmic Studio Soka(埼玉県草加市吉町4-5-6)
【定員】25人
【受講料】一般=9900円、学生=4400円(2日分の昼食、バスチャーター費含む)
【申し込み・詳細】www.too.com/event/2023/virtualproduction_workshop


● 3DCG制作コンテスト キャラクター頭部制作/MODO JAPANグループ

MODO JAPANグループは、昨年に引き続き、3DCG制作ソフトウエアのMODO(開発元:英Foundry社)で制作した作品のコンテスト『3DCGコンテスト2023「MODO キャラクターヘッド」#MadewithMODO』を開催する。
これは、今年10月にリリースした『トポロジーワークブックvol02(PDF書籍, William Vaughan氏著)』の発売を記念して、同書籍のメインテーマである、キャラクターの頭部をモチーフにしたコンテスト。
3DCGを活用した作品作りを通して、クリエイティブな創作活動の楽しさを実感してもらうだけでなく、作品を作り上げ多くの人に見てもらえるチャンスを、創造へのモチベーションまたはスキルアップへとつなげることで、3DCG業界の活性化につながる場として提供する。
応募資格はプロ、アマを問わないが、作品の製作にMODOを使用する(体験版の使用および他のツールと併用可能)。チームでも応募できる。応募受付期間は、11月27日から12月4日正午まで。
【詳細】modogroup.jp/contest_character_head/


● ACC賞全9部門の大賞決定 東北新社やAOI Pro.の担当作が受賞

ACC(All Japan Confederation of Creativity)は、優れたクリエイティブをたたえる「2023 6 3rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、全9部門の「総務大臣賞/ACCグランプリ」を決定した。
フィルム部門Aカテゴリー(テレビCM)には、大塚製薬 カロリーメイト『「狭い広い世界で」篇』が選出された。広告会社は博報堂/catch/ENOAD、制作会社はAOI Proが担当している。
Bカテゴリー(Online Film)には、MIXI モンスターストライク『生徒指導篇/闇の神殿篇/保冷剤篇/公園篇/友達の兄篇/起床篇/父篇/年越し篇』が選ばれた。広告会社は博報堂/TBWA\HAKUHODO、制作会社は東北新社。
また、作品のクラフト部分や制作スタッフにフォーカスをあてるフィルムクラフト部門では、クラシエホームプロダクツ いち髪『「日本の四季」篇』が受賞した。広告会社は博報堂/catch、制作会社はAOI Proだった。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的とした広告賞「ACC CM FESTIVAL」が前身。2017年に、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアルした。

連載

総務省議論と放送(下) ローカル局の明日 効果見通せないコンテンツ方策

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