2023年12月4日

総務省 衛星放送WG
BS/CS統合新衛星実現へ
B-SAT/スカパー 打ち上げ時期などの見解には相違
B-SAT 「フルスペックの衛星はリスク」

総務省の衛星放送ワーキンググループの第1回会合が11月30日に開かれ、親会である「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の報告書で提言された、衛星放送のインフラコストの低減を図るための、放送衛星システム(B-SAT)とスカパーJSATの共同衛星と、その管制などについて、両社のヒアリングが実施された。 〈続きは本紙で〉

2023年12月4日号 主な記事

 ●Inter BEEレポート
 ●THE SEVENがTBS緑山に専用スタジオ開設/世界基準の制作環境
 ●電通クリエーティブキューブが24年1月に撮影スタジオを新設
 ●連載「放送デジタル化 四半世紀(1)」足りなかったメリット最大化議論

放送

● BS/CS統合新衛星実現へ/総務省 衛星放送WG
● デジタル時代の放送制度検討会 第2次取りまとめ提言具体化の動き/総務省
● 4K専門チャンネルの基本コンセプトを一新/日本デジタル配信
● バーチャルプロダクションを推進 来春からWBSなどで採用/テレビ東京HD

プロダクション

● 世界基準の制作環境 TBS緑山に専用スタジオ開設/THE SEVEN
● 24年1月に撮影スタジオ新設 メタバース プロダクションと連携/電通クリエーティブキューブ

デジタル映像

● バーチャルプロダクションに提供 銀座四丁目交差点の3DCG ソニーPCLから販売/大日本印刷
● フォーラムエイト ラリージャパンの冠スポンサーに イベントエリアでメタバース体験提供 F8VPSで空間構築
● デザインフェスティバル2023 3D・VRコンテスト/フォーラムエイト

プロ機器

● Inter BEE 2023 レポート
 ・活況を呈するコンテンツ技術 自動追尾は省人化・省力化への号砲か
 ・ロボットカメラR2を実演 IPシステムや新製品も出展/池上通信機
 ・ブライトサインの最新シリーズ 「コンバートIP」も実演/ジャパンマテリアル
 ・IPとクラウドを出展 リソースシェアで設備運用を効率化/朋栄
 ・リモートカメラのユースケース提案 自動追尾技術の開発進行/キヤノン
 ・防災情報を自動でアナウンス 細かなフィルタリング設定可能/クロスイメージング
 ・ラックにクーラー搭載 静音性と冷却効果を向上/ニッキャビ
 ・大規模な送信所・中継局に対応/アプコット
● NABショー ニューヨークが開催 出展社・来場者ともに拡大 最新のイノベーションに焦点
● ローカル5G実験試験局 アプリ開発環境を拡充/古河電工が免許取得
● 新型光ファイバーカッター 切断可能回数が業界最多/古河電工が販売
● クラウドの機能を拡張 パイプラインを統合/オートデスク
● 12G対応スイッチャー SDIとHDMIを同時出力/ビデオトロン
● 高出力型ブースター 4K8K衛星放送対応/DXアンテナが発売
● 北海道音響事業協会主催の展示会に出展/ゼンハイザージャパン

映画/番組/CM

● 全6編の新CM 齋藤飛鳥を起用 特設サイトで公開/マウスコンピューター
● 映画「父は憶えている」 記憶を失った父が23年ぶりに帰郷

総合

● 大阪で街頭大型ビジョン編成・運営に長年携わる/長谷美三雄氏を偲ぶ

イベント一覧

● ソニー新製品「BURANO」 東映京都撮影所で披露/JSC関西技術委員会

日本映画撮影監督協会(JSC)の関西技術委員会は、ソニーマーケティングおよび東映京都撮影所の協力で、9月にソニーが発売したシネマカメラ新製品「BURANO」の関西地区初の『お披露目会』を12月13日に開く。
主な展示は、シネマカメラ「BURANO」、モニター「LMD-A180」「PVM-X1800」。セミナーでは、BURANOで制作した作品について解説する。参加無料だが、各回定員35人(事前申し込み制)。
【日時】12月13日/1回目13時30分-14時40分、2回目15時-16時10分
【会場】東映京都撮影所(京都市右京区太秦西蜂岡町9)
【詳細】dsk.biztrank.jp/f69894e8577a327daf128bbd5c2375c089fe01804
【申し込み】Eメール=jsc.kansai2023@gmail.com


● MPTE AWARDS 2023 日テレの野球中継技術が大賞 ボリュメトリックビデオを活用

日本映画テレビ技術協会(MPTE)は、「MPTE AWARDS 2023」表彰式を11月1日に東京・丸の内の東京国際フォーラム・ホールD5で実施。例年どおり「CoFesta 2023」のパートナーイベントとして、また東京国際映画祭の一環として開催した。
「MPTE AWARDS」は、映像制作技術の進化と制作意欲の向上を目的に、制作現場で技術に携わっている人たちを表彰しており、今年で76回目を迎えた。
日本映画テレビ技術大賞(経済産業大臣賞)には、プロ野球中継高度化検討チーム(日本テレビ放送網、キヤノン、読売新聞東京本社)による 「DRAMATIC BASEBALL」 が選ばれた。ボリュメトリックビデオ技術を活用したリプレイ映像の配信や番組演出をするなど、革新的な野球中継を実現した。
その他の各賞は以下のとおり(敬称略)。
【技術開発賞】▽ 「ミリ波4Kワイヤレスカメラシステムの開発」 ミリ波4Kワイヤレスカメラシステム開発グループ(NHK)▽ 「AIモザイク編集ソフト『BlurOn』の開発」 BlurOn開発チーム(日本テレビ放送網、NTTデータ)
【技術開発奨励賞】▽ 「自動スイッチングシステムの開発」 森山顕矩、吉武佑祐(テレビ朝日)
【映像技術賞】
★撮影
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 月永雄太
〈TVドラマ〉特集ドラマ 「二十四の瞳」 小林拓
〈ドキュメンタリー〉
ETV特集 「ソフィヤ 百年の記憶」 井上秀夫(NHK)
〈ニュース〉「南極観測船『しらせ』で宇宙よりも遠い場所へ」 神山晃平(テレビ朝日)
★照明
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 藤井勇
〈TVドラマ〉特集ドラマ 「二十四の瞳」 小林暁
★録音
〈劇場公開〉「シャイロックの子供たち」 栗原和弘
★音響効果
〈劇場公開〉「サバカン SABAKAN」 長谷川剛
★音声
〈放送〉「生ドラ!東京は24時」 佐藤博隆(フジ・メディア・テクノロジー)
★美術
〈劇場公開〉「峠 最後のサムライ」 酒井賢
〈放送〉「第64回 輝く!日本レコード大賞」 木村真梨子、郡司毬子(TBSテレビ)
★編集
〈劇場公開〉「ケイコ 目を澄ませて」 大川景子
〈放送〉ETV特集 「ブラッドが見つめた戦争」岡崎正宏(TBSスパークル)
★VFX=NHKスペシャル「恐竜超世界2」「恐竜超世界2」 制作チーム(NHK)
★OAG(オンエアグラフィックス)=「DRAMATIC BASEBALL」(大賞と同じ)
【青い翼大賞】(学生作品の表彰)
〈撮影技術〉「まる」 宮島遥夏/日本大学芸術学部〈アニメーション技術〉「HOTTEST TOKYO」 木戸口未歩/多摩美術大学、「マジムンノクニ」 根間笑花/沖縄県立芸術大学


連載

急伸 FASTサービス(4) 3つの課題 見たいコンテンツさらに容易に

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]