2024年1月15日

CES2024開催
活気が戻る日本企業 家電メーカーの出展が充実
基調対談には米インテルCEO登壇
AIは多様な利用法提案

民生技術の展示会「CES2024」(主催=米CTA)がラスベガス(米国ネバダ州)で1月9-12日(現地時間)の4日間開催された。来場者数は、コロナ禍以前の8割程度の水準となった模様で、会場は混雑していた。日本の家電メーカーによる展示が充実し、耳目を集めていた。一方、自動車メーカーは出展内容が乏しく、ホンダがEV(電気自動車)2種を発表したのが最大の話題となった。会場全体を貫く話題はAIだが、その理解も利用法もさまざまで、定着までには時間が掛かると見込まれている。〈続きは本紙で〉

2024年1月15日号 主な記事

 ●クープが3Dビジュアライゼーション事業を開始
 ●テレビ 新たな可能性(1) 放送にアドテクノロジー
 ●成功裏に終わったSIGGRAPH ASIA 2023/新たな発展の方向を示唆
 ●虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」で蜷川実花展が開催

放送

● NHK BSP終了で空くリモコン3ch 割当は放送大学に 衛星放送各社が合意
● 停波予定のBS3chで能登半島地震の最新情報 総合テレビの番組も/NHK

CATV/CS

● 募金オンデマンド利用 能登半島地震の被災者支援へ/J:COMが義援金を受付
● 海外映画の配給開始 映画事業を拡大へ/スターキャット

プロダクション

● 3Dビジュアライゼーション事業を開始 エンタメや産業に展開/クープ

デジタル映像

● 成功裏に終わったシーグラフ・アジア 実行委員長と基調講演者にインタビュー
● カスタマイズシミュレーター制作 各自の要求に対応/サードウェーブ

インターネット/通信

● 衛星ブロードバンド提供 被災地避難所の通信支援/KDDI、Starlink

プロ機器

● 米展示会「CES2024」 エンタメを最新技術で進化 ソニーやパナソニックが出展
● 仮想空間での3D制作システムを24年に発売/ソニー
● 伝統的なしょうゆ製造所 デジタルツインで再現/マーターポートとキッコーマン食品
● HDMIとUSB-Cの切換器 タブレットがプレゼン端末に/IDK

ディスプレー/大型映像

● 大型LED関連の売上増 23年は販売実績が過去最高/レイヤードジャパン
● 社長に原田宗憲氏が就任 大型映像関連事業で実績/エヌジーシー
● 光と音のアートイベント 国内最大級の広さを実現/おだいばビーチで開催
● 虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」開館記念 体験型展覧会「蜷川実花展」を開催
● デジタルサイネージ広告配信 大阪駅前地下道の通路で開始/LIVE BOARD
● 静岡の大河ドラマ館 第4弾のマッピング上映 4Kシアターで過去作品も

映画/番組/CM

● ドキュメンタリー映画 金聖雄監督の新作が公開へ

家電/民生機器

● CES2024開催 活気が戻る日本企業 家電メーカーの出展が充実
● 被害受けた自社製品 特別修理サービス実施/マウスコンピューター

統計・調査

● 電子情報産業の世界生産見通し調査 24年の生産金額は前年比9%増/JEITA
● JEITAが生成AIの世界市場を調査 製造分野 年平均54.6%で成長

総合

● JEITA賀詞交歓会 デジタル技術の社会実装リード 「共創」がキーワード
● 広告界合同年賀会 4年ぶり 1300人が参加 「日本経済支える広告業界に」

イベント一覧

25秒のウェブCMなど募集 テーマは「つながる喜び」/フェローズがコンテスト開催

フェローズは「フェローズクリエイティブコンテスト(Fellows Creative Contest)」を開催。「つながる喜び」をテーマとし、つながりがもたらす喜びやあたたかな感動が込められた動画やデザインを募集している。
2003年に設立された同社は、現在20周年プロジェクトとしてさまざまな取り組みを展開する。コンテストはその1つであり、コロナ禍を経験したからこそ、多くの人が家族や友人、同僚、地域社会とのつながりが私たちの支えであり、心の充実感を与えてくれることを感じたことを受けたテーマとした。
作品は25秒の動画による「WebCM部門」と、クリアファイルのおもて面をデザイン(フォト・CG作品含む)する「クリアファイルデザイン部門」の2部門で募集する。
WebCM部門のグランプリ作品は、フェローズの公式ウェブCMとして同社サイトやSNSで使用される。
クリアファイルデザイン部門のグランプリ作品は、フェローズがノベルティーグッズとして使うクリアファイルに起用され、営業活動のなかで企業やクリエイターに配布される。
応募締切は2月29日。各部門でグランプリを1作品ずつ選出し、賞金としてそれぞれに25万円が贈られる。
◆コンテスト詳細=www.fellow-s.co.jp/fcc/


ARMについてのセミナー開催

次世代メディア研究所は1月23日にARMについてのセミナー「どうなるテレビCM」を開く。日本アドバタイザース協会の今西周テレビ・ラジオメディア委員長と日本テレビの黒崎太郎常務執行役員で議論する。詳細は同研究所のウェブサイトで。


チャットボットの導入事例 ひまわりネットワークなど報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第40回オンラインセミナー(Zoom使用)を1月23日に開く。「コールセンターの負荷削減と解約防止に役立つか? チャットボットの導入」をテーマに、ひまわりネットワーク(愛知県豊田市)のチャットボット導入事例と、WOWOWコミュニケーションズ(横浜市西区)のボイスボット事例について報告する。
ひまわりネットワークが導入したシステムは、サイバー・ネット・コミュケーションズが提供するチャットサービス。採用第1号がひまわりネットワークで、現在13社が導入しており、CATV業界では最大のシェアになっているという。
講師は、ひまわりネットワーク サポート推進部長/外山祥史氏、サイバー・ネット・コミュケーションズ 常務取締役ソリューション本部長/鈴木浩氏、WOWOWコミュニケーションズ代表取締役 社長執行役員/山崎一郎氏、同社開発営業部/大川祐太郎氏。
【日時】1月23日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】cri-info.jp/20231222_8004


Inter BEE 2023 来場者は4万5694人 実会場とオンライン合計

電子情報技術産業協会(JEITA)は、「Inter BEE 2023」オンライン会場の会期が昨年12月15日に終了し、11月15-17日に開催した幕張メッセ(千葉市美浜区)会場と合わせて、4万5694人が来場したと発表した。内訳は、幕張メッセ会場が3万1702人、オンライン会場が1万3992人。
Inter BEEは、幅広い分野のメディアとエンターテインメントのプロフェッショナルが集う、国内最大級のメディア総合イベント。音響、映像、放送、通信、照明の関係者はもとより、メディア・エンターテインメント業界の技術者、クリエイター、ステークホルダーが一堂に会する。
次回「Inter BEE 2024」は、幕張メッセで11月13-15日の会期で開催。出展募集は3月1日から開始予定。


最新映像機器の内覧会 18、19日に本社ビルで開く/光和が4年ぶり

光和は、「2024 最新映像機器内覧会」を1月18、19日に同社本社ビルで開く。同社では毎年1月に内覧会を実施していたが、コロナ禍の影響で3年間見送っていたため、4年ぶりの開催となる。今回も最新鋭の技術を駆使した新製品の展示など充実した内容になっている。入場無料(事前登録制)。
[主な展示テーマ] ▽メーカー別展示エリア(4階)=会議システム比較展示、低反射ディスプレイ比較展示▽メーカー別展示エリア(3階)=レンタル:イベントスペース、常設:LED比較展示▽商談エリア(2階)=喫茶カウンター、景品カウンター
【日時】1月18、19日/10-17時
【会場】東京都江東区辰巳1-5-25 光和本社ビル
【申し込み・詳細】www.kowanet.co.jp/tour/


海外の情報通信動向 各主要国の最新状況報告/マルチメディア振興センター

マルチメディア振興センター(FMMC)は、「海外情報通信動向報告会」をオンライン(Zoom使用)で1月30、31日に開く。
FMMCの海外事務所長およびリサーチャーから、各主要国の情報通信に関する最新状況に関して報告する。
◆プログラム
[30日] ▽「米国の情報通信分野最新トレンド」(10-11時)ワシントン事務所所長/小熊美紀氏
[31日] ▽「中国の情報通信分野最新トレンド」(14時30分-15時15分)シニア・リサーチャー/裘春暉氏▽「韓国の情報通信分野最新トレンド-キーワードは『AIで稼ぐ!』」(15時15分-16時)シニア・リサーチディレクター/三澤かおり氏▽「欧州の情報通信分野最新トレンド EUの規制動向」(16-17時)ブリュッセル事務所長/仲田陽子氏
【参加費】3000円(すべての報告に参加可能)、財団賛助会員、賛助会員団体は無料
【定員】200人
【参加申し込み方法】1月23日までに申し込む
【申し込み先】www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/kouenkai/tabid359.html


「全国映画資料アーカイブサミット2024」

国立映画アーカイブが「令和5年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」の一環として1月26日にオンラインで開く。運営は映像産業振興機構(VIPO)。
今回は、地域連携をテーマにしたシンポジウム、映画館にまつわる資料アーカイブや映画分野の展覧会キュレーションに関する発表などを予定。
参加費無料。定員500人(事前登録制・先着順)、申し込み締切日は、1月25日(17時まで)。
【日時】1月26日/10時30分-17時
【詳細】www.vipo.or.jp/news/38302/

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