2024年2月5日

総務省 NHKネット活用業務競争評価準備会
ネットの特性に合わせて提供
放送と同一内容のコンテンツ NHKが考え方や具体例
災害報道では未放送の情報も 利用数など客観的指標で観測

NHKインターネット活用業務の必須業務化の制度化に向け、民間放送事業者などとの公正な競争環境を確保するための仕組みを議論する総務省の「日本放送協会のインターネット活用業務の競争評価に関する準備会合」(以下、準備会合)第3回が1月31日に開かれ、NHK理事の根本拓也氏が、NHKのインターネット活用業務の必須業務化について、基本的考え方と具体的なコンテンツなどについて提示した。〈続きは本紙で〉

2024年2月5日号 主な記事

 ●TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールド/スタートアップなどが出展
 ●テレビ 新たな可能性(4) 番組を因数分解
 ●映連/23年映画興収を発表
 ●光和「最新映像機器内覧会」各社が映像演出システムを実演

コンテンツビジネス

● 光和「2024 最新映像機器内覧会」 映像演出システム実演
● 映像制作向けに最適化 新製品「ベローナ」を披露/ソニー
● 米クリスティ社製のマイクロタイルLED/ウシオライティングが展示

放送

● ネットの特性に合わせて提供 NHKネット活用業務競争評価準備会
● NHKラジオ放送と国際放送のネット活用業務必須化

CATV/CS

● 「NHKワールド」放送信号 テレビ松本と連携で冗長化運用/上越ケーブルビジョン

プロダクション

● スタートアップなど130社が出展 TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールドが開催
● KINESCOPICが開始 簡単モーキャプサービス クラウドで解析まで全自動
● 生成AIで広告に新たな価値 DOGと業務提携/TYO

プロ機器

● 第28回「震災対策技術展」に出展/クロスイメージング
● 3DVR浸水ハザードマップ 防災教育や避難訓練などで活用/フォーラムエイト
● KAIROSの制作を拡張 SDI入出力が最大48に/パナソニック コネクト
● サムスン製のSDXCカード 200MB/秒の高速読込/ITGマーケティング
● クラウド「Wasabi」 メタ生成機能を搭載 米社からAIシステム買収
● 光入力の受光レベルを表示 変換器に新機能を追加/ビデオトロン
● 5Gの可搬型送信機 高速で低遅延な通信/ソニーが発売
● 音声モニターがST 2110対応 計測向けの8Kカメラも/アストロデザインが発表

ディスプレー/大型映像

● 「BiVi新さっぽろ」に14台のデジタルサイネージ/表示灯が設置
● 98型液晶ディスプレーIPSパネルで4K対応/ジャパンネクストが発売

家電/民生機器

● CES2024レポート(3) 明らかな風向きの変化 製造業にスポットライト当たる

統計・調査

● 映連が2023年の映画興行収入を発表 前年比103.9%の2214億8200万円

総合

● 表技協・長谷川章会長 「早期の復旧・復興を願う」
● VR・メタバース開発会社 C&R社に全株式を譲渡/パナソニックHD
● 大阪教育大と協定締結 教育・研究分野で相互協力/マウスコンピューター

イベント一覧

● 未来のメディア技術体験空間/NHK

NHKは、開発している最先端技術や放送番組を体験できる、未来のメディア技術体験空間「ミラクルビジョン~チョット ステキナ タイケン シナイ?~」を6日からNHKプラスクロスSHIBUYAで開催する。期間は3月31日まで。
8KCGで見る中尊寺金色堂や火山の4K空撮映像、4K.8Kによる美しい生き物たちの映像を8Kマルチモニターやドームスクリーンなどで体験可能なほか、全国各地の花火を8K3D映像で視聴するシアターなどで未来を体感できる。


● 映像制作での脱炭素化 有効なバーチャルプロダクション/映テレ技術協会/VIPOがセミナー

日本映画テレビ技術協会は映像産業振興機構(VIPO)と共催で、映像プロセス部会第57回特別セミナーを2月7日に開く。
テーマは、「『映像制作プロセスの脱炭素化』~バーチャルプロダクションとカリキュレーターの活用~」。コンテンツ制作の現場でもSDGsの観点から、カーボンニュートラル実現の取り組みが始まっている。そのような観点から今回のセミナーでは、CO2削減に有効なバーチャルプロダクションと、コンテンツ制作時のCO2排出量を案件単位で算出することができる映像制作カーボンカリキュレーターを取り上げる。
内容は、①バーチャルプロダクションの概説と実演デモ、②映像制作カーボンカリキュレーターの紹介〈開発背景の概説/入力実演デモ〉、③ICVFXとxR-課題とソリューション(講演)。
【日時】2月7日/13時30分-17時
【会場】Hibino VFX Studio(東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル)
【会費】個人会員無料、法人会員2000円、非会員4000円、学生無料
【定員】50人
【申し込み・詳細】mpte.jp/information/2024/eizoprocess-bukai2402.html


● 映像コンテスト作品募集を開始/東北映協

東北映像製作社協会(東北映協)は、東北地区で活躍している映像製作者の作品を選奨し、スキルと資質の向上を図ると共に地域映像産業の振興に寄与することを目的に「東北映像フェスティバル」を開催しているが、このほど2024年「映像コンテスト」の作品募集を開始した。
募集資格は、東北地区の個人・団体(プロ・アマ不問)。募集分野は、①番組部門②地域振興コンテンツ部門③学生部門で、23年1月-24年3月の完成作品が対象となる。
応募締切日は、3月22日(必着)。
同協会は、地域内外からの映像制作者を結集して、クリエイティブな交流の場を提供し、地域映像産業の躍進を促進することを目指している。東北映像フェスティバルはその一環として、優れた映像作品の発見と表彰、新たな才能の発掘、そして映像芸術の発展に貢献するプラットフォームとして位置付けられている。
【詳細】www.tohoku-eikyo.or.jp/


● 「CES2024」報告 躍進する韓国企業に焦点/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第41回オンラインセミナー「米国テクノロジー見本市『CES2024』開催報告-韓国企業の大躍進 背景にあるのはなんだ!?」を2月20日に開く(Zoom使用)。
今年のCESでは、韓国企業が多くの韓国パビリオンを構え、スタートアップも772社が出展。単独で出展した企業は120社となり、日本企業の数倍であったという。「イノベーションアワード」では134社の韓国企業が獲得し、これは全体の42.8%を占めた。
国も音頭をとって4日間の出展期間中に投資家を呼び込んで、1億2000万ドルを集めたという。この韓国企業の積極的な戦略について、KDDI総合研究所 特別研究員の趙章恩(チョウ・チャンウン)氏が解説する。
【日時】2月20日/13時30分-15時30分
【参加費】会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】cri-info.jp/20240131_8037

連載

テレビ 新たな可能性(4) 番組を因数分解 要素切り分けビジネス転用

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