2025年10月6日

衛星放送WG
民放キー局のBS4K放送撤退
総務省「何も聞いていない」
目的はあくまで4Kの推進
「放送にこだわらない」鮮明に

━ 今週号(10月6日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━

生成AI社会実装(3) 地域発信の幅が広がる SNSが地域の魅力・強み後押し 小豆島 生成AI動画コンテスト 小豆島 生成AI動画コンテスト
 小豆島「二十四の瞳映画村」の生成AI動画コンテストの詳細が1日に公表された(同村ウェブサイトに詳細)。前提にあるのは、生成AIの進化とSNSによる情報流通の深化だ。アニメやドラマなどの制作が、中小や個人でも可能になる一方、情報発信もSNSで一定のインパクトを社会に及ぼせるようになっている。これにより、地方の特産品の売上向上や、観光客の増加を、マスメディアを介さず効果を挙げられる可能性が出てきた。地方からの発信の可能性を考える。
(続きは本紙でレポート)

韓国でコンテンツ見本市「BCWW2025」開催 過去最大の累計商談額360億円 2000人以上のバイヤーが参加 縦型ドラマ市場が拡大へ グローバル化とIP戦略が鍵
 韓国・ソウルで国際的なコンテンツ見本市「Broadcast Worldwide 2025」(以下、BCWW2025)が、9月16-19日に開かれた。日本の省庁にあたる韓国の文化体育観光部が主催し、放送、映画、OTT、モバイルなどの多くのコンテンツの展示やセッションを実施。25回目を迎えた今回は「Window to What‘s Next(未来への窓)」をテーマに、中国、台湾、フランスなど36の国・地域から330社以上、2000人以上のバイヤーが集まった。韓国コンテンツ振興院によると累計商談額は約3434億ウォン(約360億円/9月19日のレート)を記録し、前年に比べて75%増加しており、過去最大の成果となったという。
(続きは本紙でレポート)

※本紙とデジタル版は同一内容です。

2025年10月6日号 主な記事

 ●民放キー局のBS4K放送撤退 総務省「何も聞いていない」/衛星放送WG
 ●パナソニック映像/長期タイムラプス撮影を本格始動
 ●「NHK ONE」開始/ニュースの機能を強化
 ●「生成AI社会実装(3)」 地域発信の幅が広がる
 ●韓国でコンテンツ見本市「BCWW2025」開催
 ●HotChips2025/支援機器がネックのデータセンター
 ●IBC2025レポート(2)

コンテンツビジネス

● 韓国でコンテンツ見本市「BCWW2025」開催
  過去最大の累計商談額360億円 2000人以上の
  バイヤーが参加

放送

● 民放キー局のBS4K放送撤退 総務省「何も聞い
  ていない」/衛星放送WG

CATV/CS

● 地元警察署と協定を締結 防犯カメラ情報など
  を提供/湘南ケーブルネットワーク
● ケーブルIPスティック対応 ケーブルIPスティ
  ック対応/デジオン
● 大容量「50GB」プラン追加 充実した通信環境
  を提供/J:COM MOBILサービス

プロダクション

● 「長期タイムラプス撮影」を本格始動 8K画質
  で年単位の収録が可能/パナソニック映像
● 3DCG変換サービス開始 リアルタイムアセット
  が手軽に/スタジオブロス
● 小規模VPシステムを実演 関西圏の顧客に訴求
  /ソニーPCL

インターネット/通信

● 「NHK ONE」開始 ニュースの機能を強化 基
  幹4番組 項目ごとの視聴可能に/NHK

プロ機器

● URSA Cine 12Kが「Nスペ」の撮影に採用/ブラ
  ックマジック
● AC-4、HDR映像向け動的メタデータ 次世代地
  デジ標準規格に/ドルビー
● 業務提携し放送システム提案 ソフトとハード
  を融合/アンバーサイン、ブロードデザイン
● IBC2025レポート
 ・スイッチャー、プロセッサーなど展示 ソフト
  ウエア定義型で柔軟な運用/朋栄
 ・UNICAM XEシリーズ OLEDの7型ビューファー発
  表/池上通信機
 ・マルチchエンコーダーなど発表 10月からフォ
  トロンが取り扱い
  /AJA IPとSDIをシームレス接続
 ・プレミアプロが表現力向上
  フィルムインパクト社の高品質ライブラリーを
  統合/アドビ
● 北陸放送機器展2025が開催 制作コミュニテ
  ィー形成の場に
● パートナー14社と大阪で内覧会 制作設備など
  最新ソリューション展示
  /伊藤忠ケーブルシステム

ディスプレー/大型映像

● TYOが地域の魅力を発信 成田空港内サイネー
  ジで映像コンテンツ放映開始
● 中部電力 MIRAI TOWERで秋限定マッピングイベ
  ント/ネイキッド
● アウトオブホーム ディスプレーの可能性(15)
  金沢美術工芸大学が「Visionary Thinking展」
  プロ用機器・サービス

映画/番組/CM

● 大型ドラマプロジェクト始動 TBS、U-NEXTと
  タッグ/THE SEVEN
● 貴重な文化・記録映画 歴史映像ポータルを拡
  充/国立映画アーカイブ
● 映画「ハード・トゥルース 母の日に願うこ
  と」 怒りに支配される主婦と家族の崩壊

総合

● 高性能プロセッサー専門学会「HotChips
  2025」(2)
  支援機器がネックのデータセンター 高速化、  冷却と通信技術が鍵に
● 東京・天王洲に本社移転 新ショールームを開
  設/バルコ
● 銀座サクラヤと資本銀座サクラヤと資本/ユニ
  ヴィスグループ

イベント一覧

● 名古屋でソリューションセミナー 拡張したショールームに実機/ATENジャパン

ATENジャパンは、名古屋ショールームの拡張を記念し、10月9、10日の2日間、同ショールームにおいて「ソリューションセミナー」を開く。最新の製品紹介や導入事例を交えながら、ATENが提案する最新のトレンドと活用方法を解説する。
会場では実機に直接触れられる体験型プログラムを用意している。参加無料(事前登録制)。
セミナー内容は、①ATEN AVソリューションとして各種製品の提案、②製造業を中心にIP-KVMなど各種リモート関連含めた製造業向け商品説明および提案事例の案内、③PCの安全な遠隔監視・操作を実現するIP-KVMソリューションの解説、④ATEN新製品紹介–となっている。セミナー終盤には、ショールームの実機を実際に体験できる。
【日時】10月9、10日/10時-17時15分(各日3件のセミナー)
【会場】ATEN 名古屋ショールーム(名古屋市中区錦3-1-30 錦マルエムビル3F)
【申し込み】https://www.aten.com/jp/ja/reservation/event/nagoya-privateshow/#applyform


● 大阪では大型LEDを導入 新ショールームの披露兼ねたセミナーを開く/ATENジャパン

ATENジャパンは、大阪ショールームにおいて108型相当の大型LEDディスプレーを導入し、リニューアルを完了した。
これに伴い、新ショールームの披露を兼ねた「ソリューションセミナー」を、10月16、17日の2日間開催。ATENの最新トレンドについて説明する。
会場では実機に直接触れ、同社製品の特長を体感できる。参加無料(事前登録制)。
【日時】10月16、17日/10時-17時15分(各日3件のセミナー)
【会場】ATEN 大阪ショールーム(大阪市中央区淡路町3-1-9 淡路町ダイビル3F)
【申し込み】https://www.aten.com/jp/ja/reservation/event/osaka-privateshow/#applyform


● 来場者の事前登録を開始 来場者の事前登録を開始 11月19-21日に幕張メッセで/Inter BEE 2025

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月月19-21日に開催する、メディア総合イベント「Inter BEE 2025」(会場:幕張メッセ/千葉市美浜区)の来場事前登録を、Inter BEE公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で開始した(入場無料)。
Inter BEEはメディア&エンターテインメント・テクノロジーの最前線に立つテックイベントとして、61回目となる今年の開催を新たな進化のスタート年として位置付け、産業界の未来を見据えた取り組みをより充実させるという。
映像制作分野では、VFXやバーチャルプロダクションといった映像制作技術の最前線を発信し続けてきた「INTER BEE CREATIVE」において、最先端のクリエイティブトレンドを伝える。
また、昨年より映画制作に特化したプロフェッショナルコミュニティーとして開始した特別企画「INTER BEE CINEMA」を今年も実施。スクリーン数の増加や作品の体験性が進化・拡大する映画市場を背景に、次世代のクリエイターを刺激する最新動向と技術発信の場として展開する。
旧来の枠組みを超えてメディアの未来を先取りする「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、放送局とスタートアップの共創、コンテンツとAI、ビジネスの新たな進化への挑戦や先端技術を発表する場となる。
昨年までのINTER BEE BORDERLESSは、今年から「INTER BEE MEDIA Biz」に進化。放送メディアにおける加速するビジネス連携の可能性と、進化するメディアに呼応して開花する新たなビジネスの姿、コンテンツの収益化等を多角的な視点から発信する。
放送局のMoIP(Media over IP)とコンテンツ制作のDXを提案する「INTER BEE DX×IP PAVILION」では、「IP」を基盤に注目の「ソフトウエア化」を取り入れ、企業間連携による具体的な提案の場を構築し、制作現場での技術的進化から未来につながる次世代コンテンツ制作の効率化を提案する。
国際会議場での「INTER BEE FORUM」と各特別企画会場で開かれるコンファレンスは、同時開催の「第62回民放技術報告会(主催・企画:日本民間放送連盟)」のセッションや出展者セミナーなどと合わせ、100以上のセッションを予定。

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