イベント

2020/01/202020年1月20日

● 映画撮影監督協会 新人撮影賞の三浦賞表彰 16ミリフィルムで撮影

日本映画撮影監督協会(JSC)は14日、2019年度第63回三浦賞(劇場用映画新人撮影賞)の表彰式を、東京の調布市文化会館たづくりで開催した。第28回JSC賞(劇場用映画以外の映像作品で撮影技術の作品への貢献度を評価)については、候補作品がありながらも、厳正審査の上、該当なしとなった。
三浦賞は、重森豊太郎(しげもりとよたろう)氏(49歳)に贈られた。対象作品は『生きてるだけで、愛。』(監督:関根光才)。受賞理由は、16ミリフィルムで撮影し、その表現力を最大限に使い、赤色を効果的に使っているなど、撮影技術が演出に大きく寄与していること、主人公の登場と最後の見せ方に撮影の工夫が見えるなどの点が評価されたこと。
重森氏は「TVCMを撮ってきており新人ではないかもしれないが、いつか映画の世界に入りたいと思っていただけに、選ばれたことを嬉しく思う。技術的には照明が力になった」と喜びの言葉を述べた。
【新年会も開催】
JSCは同日、同所で新春パーティーを開き、浜田毅理事長があいさつした。「昨年5月に突然の着任となったが、その後、先輩たちが築いてきたことを今後につなげていくのが私の役割と感じた。これからは映画だけではない映像に向き合っていかなければならない時代。撮影のトップランナーが集まり、映像の世界を引っ張っていく協会にしたい」と話した。
さらに、出席した木村大作氏をはじめとする関係者からの寄付により、昨年は協会が経営難から持ち直したことを明かし、感謝の意を述べた。


● JPPA AWARDS 2020 一般、学生の部 作品を募集 映像・音響技術にスポット

日本ポストプロダクション協会(JPPA)では、「JPPA AWARDS 2020」開催にあたり、作品の募集を実施している。
今回で24回目を迎えるこのAWARDSは、さまざまな映像作品における「映像技術」と「音響技術」にスポットを当て、優秀な技術と功績に対し栄誉を与えることで、ポストプロダクション業務に携わる技術者の技術の向上と意欲の高揚を目指すもの。また、未来を担う学生の創作にも目を向け、人材育成や産業振興への寄与を目的とする。
前回は、JPPA AWARDSの改革年として、映像・音響技術部門(一般)のカテゴリーを見直した。今年はカテゴリーの変更はせず、ジャンルの見直しを図っている。募集ジャンル(対象作品)において、ひとくくりにしていた「広告」「テレビ」ジャンルを明確にした。
各カテゴリーの受賞作品は、5月下旬以降、協会ウェブサイトで発表。「経済産業大臣賞」「グランプリ」は、贈賞式で発表する。贈賞式および記念パーティーは、5月29日に東京・北青山のザ ストリングス表参道で開催する予定。
◆応募要項
【一般の部】
[募集期間] 2月3日まで
[募集対象] 19年1月1日-20年1月31日に制作、発表された作品
[対象技術] ポストプロダクション映像技術、ポストプロダクション音響技術
[応募資格] ポストプロダクション業務従事者(JPPA会員および会員以外)
[カテゴリー] ▽映像技術部門=オフライン、オンライン、グレーディング、テロップデザイン▽音響技術部門=ミキシング、サウンドデザイン
【学生の部】
[募集期間] 3月2日まで
[募集対象] 19年3月1日-20年2月28日に制作、発表された作品
[対象技術] ポストプロダクション映像技術、ポストプロダクション音響技術
[応募資格] 大学、専門学校、高等学校に在学中または募集対象期間内に在学していた学生(在学しているあるいは在籍した学校の教職員から、連絡が可能な個人またはグループ)
[応募条件] 作品のジャンルを問わず、公序良俗に反しない作品で、第三者の著作権・肖像権を侵害していないもの
【申し込み・詳細】http://www.jppanet.or.jp/awards/awards-2.html
【問い合わせ】JPPA事務局/Eメール=info@jppanet.or.jp


● 田辺・弁慶映画祭の大賞受賞作品を上映 国立映画アーカイブで

第13回「田辺・弁慶映画祭」(田辺・弁慶映画祭実行委員会=和歌山県田辺市)のコンペティション部門で、弁慶グランプリ、キネマイスター賞、観客賞、俳優賞を受賞した『おろかもの』(芳賀俊、鈴木祥監督)が2月14、15日に東京・京橋の国立映画アーカイブ主催「第2回Rising Filmmakers Project」で上映されることが決定した。
「Rising Filmmakers Project」は、全国各地で開催されている映画祭の中から、10回以上開催している各地の代表的な映画祭より推薦された受賞作品を上映し、次世代を切り開く日本映画の才能を探すという趣旨の上映企画。
今年は「田辺・弁慶映画祭」のほか、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」「カナザワ映画祭」「SkIPシティ国際Dシネマ映画祭」「ぴあフィルムフェスティバル」の計5つの映画祭から上映作品が選出される。
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/rfp2


● 学生CGコンテスト 受賞作品の公開イベント/CG-ARTS

CG-ARTS(画像情報教育振興協会)は、「第25回学生CGコンテスト(CGC=Campus Genius Contest)」の受賞作品を公開するイベント「CGC25 Meeting」を、2月1、2日の2日間、東京・青海の日本科学未来館で開催する。
同コンテストでは、新しいメディアやテクノロジーを用いた作品を幅広く募集。今回は330作品の応募があった。評価員によるノミネート選考会によって、アート部門41本、エンターテインメント部門46本まで選出。さらに両部門の審査員による最終審査会で、合わせて21本の受賞作品が決定した。
受賞作品展・表彰イベント「CGC25 Meeting」では、受賞者による作品プレゼンテーションや審査員・評価員とのディスカッション、受賞作品を中心とした展示や体験コーナー、上映プログラムを実施し、さまざまな交流が生まれる場を創出する。1日には両部門のトークショー、表彰イベントを開く。入場無料。
【日時】▽展示・上映・体験=2月1、2日/10-17時▽トークショー=1日/13時-16時10分▽表彰イベント=1日/17時-19時30分
【会場】日本科学未来館7階(東京都江東区青海2-3-6)
【参加申し込み・詳細】https://25thcgcmeeting.peatix.com


● MPTE AWARDS 2019「第72回映像技術賞」受賞作品上映会&トークイベント

日本映画テレビ技術協会・京都支部が主催。映像技術賞(編集)受賞作品『泣き虫しょったんの奇跡』を上映、ゲストに村上雅樹氏(編集技師)を招く。入場無料(事前登録制)。
【日時】2月14日/13時30分-17時
【会場】京都文化博物館フィルムシアター(京都市中京区三条高倉)
【申し込み】https://mpte.securesite.jp/information/2020/kyoto-202002.html


● ResorTech Okinawa-おきなわ国際IT見本市

2月5、6日に沖縄コンベンションセンターで開催。「ResorTech(リゾテック)」とは、「リゾート」と「テクノロジー」を掛け合わせた造語。リゾート観光行動と地域の社会活動を、楽しく便利で、豊かにするためのソリューションの展示や、世界各地から集まるスタートアップ企業との交流、産業間のさまざまなビジネスマッチングのほか、パネルディスカッションやeスポーツシンポジウムなどを実施する。入場無料(事前登録制)。
【日時】2月5、6日/10-17時
【会場】沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1)
【来場登録】https://va.apollon.nta.co.jp/resortech
【詳細】https://www.resortech.okinawa

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