● 長編映画の編集コンサルテーションプログラム/VIPOが参加企画募集
映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、欧州を拠点に各国で実写長編映画の編集コンサルテーションを実施している「First Cut Lab」(運営:Tatino Film)と共催し、日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan 2025」を実施する。
プログラムに選出された企画は、経験豊かな編集コンサルタントおよび国際的な映画業界のメンターらによる専門的なフィードバックを受け、終了後は、さらなる編集に向けての指針となるワークショップのレポートとロードマップを受け取ることができる。
なお、同ワークショップは全て英語で実施する。VIPOから通訳の提供はないが、参加者自身での手配は可能。
「First Cut Lab」は、世界中のプロフェッショナルな映画人を対象に長編映画の編集ステージにフォーカスした包括的なトレーニングとコンサルテーションを合わせたワークショップ。これまで参加した映画作品はカンヌ、ヴェネツィア、ベルリンをはじめ、数多くの国際映画祭でのノミネートを果たし、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた作品もあるという。
【開催期間】2025年10月-26年2月末(全てオンラインでの実施。参加者の希望スケジュールに合わせて開催予定)
【応募締切日】9月11日
【募集企画数】1、2企画(長編実写映画および長編ドキュメンタリー)
【参加費用】無料
【詳細】http://www.vipo.or.jp/news/47004/
● 企画展「テレビとCMで見る1970-80年代」を開催/放送ライブラリーが8月8日から
放送番組センターは、放送ライブラリーで企画展「テレビとCMで見る 1970-1980年代」を8月8日から開催する。入場無料(入退場自由)。
放送ライブラリーでは、これまでに「テレビとCMで見る」シリーズとして、平成、令和、1980年代など、さまざまな時代に焦点をあてた企画展を実施してきた。
今回は3月に放送100年を迎え、また昭和元年から100年目となったこともあり、日本が戦後復興を遂げ、高度経済成長の時代に開催された「大阪万博」で始まった1970年から「バブル景気」が到来する1980年代後半までの激動の20年間を、放送の歴史とともに振り返える。
[テレビコーナー] (パネル展示)▽1970-80年代の出来事を、テレビ番組を中心に振り返る▽番組制作者の制作当時の思い出やエピソードなどを紹介▽放送作家、コラムニストほか、さまざまな分野から『イチオシ番組』を選出▽貴重な資料の展示(テレビ製品、新聞、雑誌、台本など)▽番組関連展示(日本テレビ『アメリカ横断ウルトラクイズ』の解答席とウルトラハット、同『スター誕生!』のポスター、トロフィー、TBS『ザ・ベストテン』のランキングボードのパーツ、70-80年代を舞台にしたドラマの衣装や小道具など)
[番組上映] ▽放送ライブラリー公開番組から70-80年代の番組を多数上映▽当時の世相を反映したミニ番組上映
[CMコーナー] ▽放送ライブラリーで公開している70-89年のACC賞受賞作品から、選りすぐりのテレビCMを上映▽CMクリエイターパネル(70-80年代のCMの比較や当時の制作現場の様子などを語る)▽CMのポスターの展示▽ACC賞入賞作品を集大成した『ACC年鑑』を展示
【会期】8月8日-10月5日/10-17時(月曜休館/ただし祝日の場合は開館・翌日休館)
【会場】放送ライブラリー・展示フロア(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)
● 名古屋で恒例の映画祭 映像アワード作品も募集/スターキャットが11月開催
CATV事業者のスターキャットは、「NAGOYA CINEMA Week 2025」を同社直営映画館である伏見ミリオン座・センチュリーシネマ(名古屋市中区)など名古屋市内各所で、11月23-29日に開催する。
今年で5年目の開催となる「NAGOYA CINEMA Week」では、映画上映とさまざまなイベントを通じ、「名古屋から地球や人に優しいまちづくりを発信し、未来を担う子供たち、そしてその先の世代へとつなぐことができる社会」を目指している。
映画(昨年実績23作品)の上映後には、俳優や監督、専門家などゲストを招き、トークショーを開き、参加者と一緒に未来と文化について考える。会期中は日本初公開作品のプレミア上映、ワークショップ、マルシェ(対面販売会)なども実施する。
また、映像クリエイターの活躍の場を創出するための「NAGOYA NEW クリエイター映像AWARD」の授賞式も開く。同アワードは、9月30日まで出品作品を募集している。映像作品は、長編部門(20分以上 120分未満)と短編部門(20分未満)があり、ジャンルは問わない。
【詳細】https://award.nagoya-cinema-week.com/