イベント

2024/10/72024年10月7日

● TIFFCOMで企画マーケット 長編映画の企画成立と予算達成をサポートへ

東京国際映画祭の併設ビジネス・コンテンツマーケットである「TIFFCOM 2024」(10月30日-11月1日開催)において、企画マーケット「第5回Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」が開かれる。
TGFMは、資金調達段階にある長編映画企画に、TIFFCOMが業界エキスパートとの1対1のミーティング機会を提供し、企画成立と予算達成をサポートするマーケット。参加する企画は総予算の60%を確保済みであり、アジアの要素を含むものであることが特徴となっている。
今回のTGFMでは、今年8月に日伊映画共同製作協定に基づく共同製作映画の作品募集開始に際し、イタリアにフォーカス。イタリア文化省映画オーディオビジュアル局「チネチッタ」の協力により、特別選抜された5企画を加えた20企画(実写14/アニメーション6)が参加する。
【開催期間】10月28日-11月1日(TIFFCOM2024内)
【会場】東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝)
【詳細】https://tgfm.tiffcom.jp


● 映画企画を募集 編集コンサルテーション実施 専門家によるワークショップ/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省、令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援=JLOX+)」の一環として、欧州を拠点に各国で実写長編映画の編集コンサルテーションを実施している「First Cut Lab」と共催し、日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan 2024」を11月-2025年2月に実施する。それに伴い、参加する映画作品(企画)と制作チーム(監督/プロデューサー/編集者)を募集している。
プログラムに選出された企画は、経験豊かな編集コンサルタントおよび国際的な映画業界のメンターらによる専門的なフィードバックを受け、終了後は、さらなる編集に向けての指針となるワークショップのレポートとロードマップを受け取ることができる.
なお、ワークショップは全て英語およびオンラインで実施。参加者自身で通訳を手配することは可能。これまでワークショップに参加した映画作品は、数多くの国際映画祭でのノミネートを果たしており、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた作品もある。
募集企画数は1、2本(長編実写映画および長編ドキュメンタリー)。参加費は無料。
【開催期間】24年11月-25年2月(参加者の希望スケジュールに合わせて実施予定)
【応募締切日】10月31日
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/42175/


● TYO学生ムービーアワード エントリー受付を開始 60秒のショートフィルム

TYOは、学生を対象に第5回「TYO学生ムービーアワード」の開催を決定し、エントリー受付を開始した。今回は、テーマを『ひみつ』と設定し、60秒のショートフィルムを募集する。
同アワードは、テレビCMやウェブムービーなどを中心とした多様なコンテンツ制作の実績ノウハウをもち、CMや映画などの映像ディレクターを数多く生み出してきたTYOが、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界全体の発展に寄与したいという思いから開催している学生向けショートフィルムコンテスト。
特別審査員は、第1回目から参画する国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」主宰の別所哲也氏。また新たに謎解きクリエイターの松丸亮吾氏の参画が決定した。そのほか、数多くのCMや映画の演出を手掛けたディレクター・クリエイター陣も審査員となって受賞作品を選出し、最終結果は2025年3月に開催する表彰式で発表する。
[エントリー期間] 12月16日まで
[作品応募期間] 12月17日-25年1月20日
[最終ノミネート作品発表] 25年3月5日(公式サイトで発表)
[表彰式] 25年3月17日
【詳細】公式サイト=https://tyo-gama.jp/

2024/9/302024年9月30日

● 人材獲得マーケティング 講師が実践的なアドバイス/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第48回CRIオンラインセミナーとして、「VUCA時代の人材採用戦略~激烈を極める人材獲得マーケティングで今起こっていること&チャレンジしていくべきこと~」を10月16日に開く(Zoom使用)。
VUCA(ブーカ)とは、変動(Volatility)、不確実(Uncertainty)、複雑(Complexity)、曖昧(Ambiguity)の頭文字を取ったもので、物事の不確実性が高く、将来の予想が困難な状況を意味する造語。VUCA時代の企業人材に求められるのは、どのようなスキルなのかが問われている。
今回のセミナーの講師は、人材戦略コンサルタントのZUUでコンサルタント部長を務める四竃靖人氏。同社は2013年創業、フィンテック業界で成功した。その成功体験の源になっているのが高速でPDCA(計画「Plan」、実行「Do」、確認「Check」、改善「Action」)を回す「鬼速PDCA」。ZUUの冨田和成社長が著した『鬼速PDCA』(クロスメディア・パブリッシング/インプレス刊)は20万部のベストセラーになっている。
同社のコンサルは、各社の企業戦略から導かれる組織戦略を決定し、そこから採用戦略を練っていく。自社が欲しい人材の目に届く採用PRはいかにすべきか、実践的なアドバイスをする。
【日時】10月16日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240924_8175


● Q-SYSが大阪でイベント 新製品や最新技術を披露

オーディオ、ビデオ、コントロールを統合したソフトウエアベースのトータルAVCソリューションプラットフォームを提供するQ-SYS(キューシス)は、10月10日にQ-SYSの最新テクノロジーや新製品を披露する単独イベントを大阪で開く。
Q-SYSは、プロオーディオで知られる米QSCのシステムソリューションブランド。AV製品やシネマ・ポストプロダクション用製品を開発しており、企業やテーマパーク、商業施設などで多く採用されている。2022年に東京オフィスを設立した。
今回、改めて日本のユーザー向けに、Q-SYSが展開するビジネスやビジョンなどを説明。新製品の説明とともにトレーニングコースを案内する予定。事前登録制(招待制)
【日時】10月10日/14時:受付開始、15時:セッション開始(17時終了予定)
【会場】うめきたROOTS(大阪市北区中津6-1-13 中津ビルB1)
【申し込み締切日】10月1日
【申し込み・詳細】https://lnd.qsc.com/apac_jap_2024-10-10_Everything_has_changed.html


● 東京都が海外進出サポート 都内のアニメ制作事業者などが対象 セミナー・ワークショップ開く

東京都は、「海外ビジネスセミナー」「海外プレゼンスキル向上ワークショップ」を開き、都内のアニメーション制作/製作事業者などの海外進出を支援している。今年はセミナー・ワークショップに加え、同事業全体についての説明会を開催し、過去に支援を受けられた事業者の体験談も伝える。
さらに習得したスキルなどを競う「東京アニメピッチグランプリ」に挑戦して入賞すると、最大100万円の賞金をはじめ、東京都から海外展開に向けたさまざまなサポートを得られる。
【セミナーA】アニメーション映画祭・海外マーケットについて学ぼう(リアル開催)▽日時=10月10日/19-21時(定員50人)▽会場=豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館 14階貸会議室▽講師=数土直志氏(アニメーション・ジャーナリスト)/加藤タカ氏(Studio Selfish代表)
【セミナーB】TV・映画作品を企画し売り込むことを考えてみよう(オンライン)▽日時=10月29日/19-21時▽講師=鮎貝義家氏(ライター、プロデューサー)/清水ハン栄治氏(すみません代表、映画監督)
【セミナーC】TV・映画作品のピッチマテリアル・バイブルで伝えることを考えよう(オンライン)▽日時=11月5日/19-21時▽講師=Antony Gusscott氏(Sprinkles on Top クリエイティブ・ディレクター)/榑谷美紀氏(JET SET GO代表、クリエイター兼プロデューサー)
【セミナーD】映像作品の資金調達・予算・ライセンスについて考えよう(リアル開催)▽日時=11月14日/19-21時(定員50人)▽会場=「セミナーA」と同じ▽講師=Silas Hickey氏(Custom Nuts Ltd.クリエイティブ・プロデューサー兼開発エグゼクティブ)
【ワークショップ 第1回】ピッチマテリアルを組み立ててみよう(リアル開催)▽日時=11月27日/18-20時(定員30人)▽会場=三菱UFJリサーチ&コンサルティング 神谷町オフィス24階会議室(港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー)▽講師=風早完次氏、今泉裕美子氏、堺三保氏
【ワークショップ 第2回】実際にピッチしてみよう(リアル開催)▽日時=12月12日/18-21時(定員30人)▽会場=第1回と同じ▽講師=風早完次氏、今泉裕美子氏、堺三保氏、伊藤整氏
【東京都アニメーション海外進出ステップアッププログラム説明会】先輩たちに聞くMIFA出展体験談(リアル開催)▽日時=第1回:10月3日/19時-20時30分、第2回:12月3日/19時-20時30分(各回定員50人)▽会場=「セミナーA/同D」と同じ
◆各セミナー・ワークショップ・説明会の申し込み・詳細=https://anime-tokyo.com/program/
◆申し込み期限=各日程の原則2営業日前(16時まで)

2024/9/162024年9月16日

● CEATEC 2024 公式ウェブサイトで来場事前登録を受付 コンファレンス聴講予約も25周年特別セッション開く

電子情報技術産業協会(JEITA)は、10月15-18日の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催する「CEATEC 2024」の来場事前登録を公式ウェブサイトで実施している。今年は日本自動車工業会が主催する「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」と併催することが決定していることから、両展示会で共通の来場登録システムを採用。これにより来場者は一度の登録で両展示会に入場することが可能となる。
また、来場事前登録と併せ、CEATEC 2024で実施する100を超えるコンファレンスの聴講予約受付も開始した。会期初日の10月15日には、25周年特別セッション『未来を創るAI:イノベーションと挑戦』を開き、OpenAI Japanの長崎忠雄 代表執行役社長をはじめ、CEATEC 25周年特別企画『AI for All』に出展する企業や団体からの登壇を予定している。AIをけん引するキーパーソンによる講演を通じて、AIにより実現する未来の社会を考察する。
これ以外にも会期初日は、「Innovators Gathering」と題して、サステナビリティをテーマにした講演や、デジタルの力で地方の個性を生かしながら社会課題の解決と魅力の向上を図る「デジタル田園都市国家構想」に関連するセッションなどを予定している。
◆CEATEC 2024開催概要
[入場料] 無料(全来場者登録入場制)
[会期] 10月15-18日▽プレミアムタイム=15日/10-12時(招待者およびプレスのみ入場可能)▽一般公開=15日/12-17時、16-18日/10-17時
[共催] 情報通信ネットワーク産業協会、ソフトウェア協会
[公式ウェブサイト] https://www.ceatec.com


● SIGGRAPH Asia 2024 オンライン来場登録を開始 3年ぶりに東京で12月開催

12月3-6日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される、コンピューター科学分野の国際学会(ACM)の分科会「SIGGRAPH Asia 2024(シーグラフアジア2024)」(運営事務局:ケルンメッセ)では、全プログラムのオンライン来場登録を開始した。
シーグラフアジア2024は、3年ぶりに東京で開催されるもので、業界を代表するクリエイター、エンジニア、学識経験者によるセッション・機器展示が実施される。
オンライン来場登録は、シーグラフアジア2024の公式登壇者・発表者、機器展示・出展社ならびに、運営にかかわる関係者以外の全ての来場者が対象となる。登録料金は、4カテゴリーがACM会員/非会員別に設定されており、ACM会員ならびにACM学生会員には特別料金が設定されている。10月18日まで早期割引料金が、また団体割引(5人以上)も用意している。
【詳細】https://asia.siggraph.org/2024/ja/attend/registration-categories-fees/
◆先進的技術を披露
ACM SIGGRAPHが主催するシーグラフアジア2024は、CGおよびインタラクティブ技術の革新を伝える展示会および会議で、今年で17回目の開催となる。日本での開催は、過去に横浜(2009年)、神戸(15年)、東京(18年、21年)に次いで5回目。
今回は『Curious Minds』をテーマに、世界中の研究者や企業による最新技術(CG、VR/AR、人工知能など)などが発表される、企業や大学によるこれらの技術の没入型展示や、エレクトロニックシアターでのトップクラスのCG/アニメーション/映画作品の上映、その他の先進的なプログラムも実施する予定。
多くの日本の大学や研究機関も研究成果を発表し、参加者に高度な技術に関する知識を深め、国際的かつ地域的な交流を図る機会を提供する。


● 映像伝送の最新事例報告 IIJと共同でセミナー開く/Haivision

Haivision社は、「Haivision+IIJジョイントセミナー ~ネットワークと映像伝送の最前線~」を10月2日に開く。同社製品と多様なネットワーク(モバイル、インターネットIPv4/IPv6、VPN、専用機、スターリンク)の親和性をIIJ(インターネットイニシアティブ)と共に検証する。
また、7-8月にパリで開催された世界的なスポーツイベントにおける5Gローカルなどの事例について説明。さらに、ビデオエンコーダー「Makito X4」の活用事例を報告する。
【セミナーの内容】▽パリのビッグ・スポーツイベント5Gローカルを中心にした事例紹介」(Haivision カントリーマネージャ山本克己氏)▽「競輪視聴体験をアップデートするWINTICKETの映像伝送技術」(サイバーエージェント/WinTicket テクニカルマネージャー 近藤信輝氏)▽「IIJグループで支援するSRT伝送に必要なネットワーク」(IIJエンジニアリング サービス開発本部 岡田裕夫氏)
【日時】10月2日/14-17時
【会場】IIJグループ本社13階 セミナールーム(東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム)
【申し込み・詳細】biz.iij.jp/public/seminar/view/34674


● 横須賀リサーチパークの一般公開イベントに協賛 8K切り出しシステム展示/アストロデザイン

アストロデザインは、10月18、19日に横須賀リサーチパーク(YRP/神奈川県横須賀市)の「YRPセンター1番館」で開催される「YRPオープンイノベーションデー2024~ここから未来が見えてくる!~」に協賛し、機器展示をする。入場無料。
YRPオープンイノベーションデーは、YRP進出機関の成果発表と一般公開の場で、昨年に続く2回目の開催。
8K映像の利活用を推進するアストロデザインは、1台の8Kカメラ映像から複数アングル映像を切り出し出力する「リアルタイム8K切り出し」システムを展示する。全体を8Kの高解像度カメラで撮影するため、それぞれの切り出し画面を鮮明に確認できる。映像制作をはじめとするエンターテインメント分野のほか、監視や検査などの産業用途に提案する。
【イベント詳細】yrp.co.jp/category/event/open_innovationday_2024/


● アニメイベント「京まふ」に出展 専任エージェントが仕事相談/フェローズ

フェローズは9月21、22日に京都・みやこめっせ(京都市左京区)などで開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2024」(略称:京まふ)に出展する。
京都国際マンガ・アニメフェア2024は、西日本最大級のマンガ・アニメイベントで、出版社やアニメ制作会社、映像メーカー、放送局、教育機関などが出展する。今回は約70社と過去最大規模の企業・団体が参加することとなった。
フェローズのブースでは、アニメ業界に特化した同社の専任エージェントによる仕事相談会を実施し、1人ひとりと個別に仕事の紹介やスキルアップの相談を受け付ける。キャリアチェンジについても相談できる。
【イベント詳細】https://kyomaf.kyoto/


● 磁気テープ映像の保存問題を考察/国立映画アーカイブが特別イベント

国立映画アーカイブは、ユネスコ「世界視聴覚遺産の日(10月27日)」記念特別イベントとして、磁気テープ映像の保存に警鐘を鳴らす「マグネティック・テープ・アラート:磁気テープ映像の保存に向けてできること」を10月5日に開く。
磁気テープは、放送業界をはじめ民俗学や歴史の調査、舞台芸術・音楽、スポーツの記録、さらに学校・家庭など広範な分野で活用されてきた。その膨大なビデオテープの映像が、「2025年までにデジタルファイル化しなければ永遠にアクセスできなくなりかねない」という警告をユネスコが発している。
国立映画アーカイブでは、21年10月に開催した「緊急フォーラム」に続く第2弾として、改めてこの問題に向き合う。
【日時】10月5日/14時-16時25分
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【料金】無料
【定員】310人(事前申込制)
【申し込み・詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2024/

2024/9/92024年9月9日

● コンテンツ産業の市場規模と動向の調査報告 AI音楽ツール活用の討論も/DCAJが白書発刊セミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、9月17日に「『デジタルコンテンツ白書2024』発刊セミナー」をオンライン(Zoom使用)で開く。参加費無料。
プログラムの第1部では、「2023年のコンテンツ産業の市場規模」と題し、DCAJが調査を開始した2001年以降で過去最高を更新した23年の市場規模と動向について解説する(関連記事13面)。
第2部パネルディスカッション「AI音楽ツールの今 ~作家ソンとAI歌声合成システム」では、『デジタルコンテンツ白書』編集委員長の内山隆氏がコーディネーターを務め、音楽ビジネスを展開する業界関係者を講師に迎え、それぞれの経験と専門知識から、音楽ビジネスにおける生成AI活用の最新動向と今後の可能性について討論する。
【日時】9月17日/15時-17時30分
【申し込み締め切り】9月17日/12時
【申し込み・詳細】https://dcaj20240917semi.peatix.com/


● 生成AIセミナーを開催 コンテンツ制作や法律問題/次世代メディア研究所

次世代メディア研究所(東京都杉並区)は、メディア関係者向けの生成AIセミナーとワークショップをオンライン(Zoom使用)で開く。
「生成AIコンテンツの作り方」(全8回)は9月26日から、生成AIコンテンツの課題への対応を考える「生成AIと法」(全4回)は10月2日から開始する。いずれもVOD聴講が可能であるため、自分のペースで学べる。
◆生成AIコンテンツの作り方
米国や日本でCG映画など数々の作品を手掛けた伊藤博文氏を講師に、生成AIを使った実践的なコンテンツ制作の各プロセスを学ぶ。毎回テーマを決め、『生成AIの使い方』のレクチャーと、実際に参加者が制作する挑戦コーナーで構成する。
[各回の内容・開催日] ▽①「今日から使えるテキスト作成」(提案・タイトル・番宣文など)=9月26日▽②「誰でも出来る作詞作曲」(想像力さえあれば名音楽家)=10月10日▽③「ミュージックビデオに挑戦」(作詞作曲を基に動画が簡単)=10月24日▽④「コメント作成も楽々」(事実の羅列から名文へ)=11月7日▽⑤「アプリサービスに挑戦」組織の資源を有効活用)=11月21日▽⑥「生成AIアニメに挑戦1」(シナリオ作成)=12月5日▽⑦「生成AIアニメに挑戦2」(キービジュアルから動画へ)=12月19日▽⑧「全体総括とQ&A」(ピンポイントに何でも質問&回答)=2025年1月9日
◆生成AIと法
コンテンツ関係の法律問題に詳しい骨董通り法律事務所の橋本阿友子弁護士を講師に、生成AIコンテンツに関係するさまざまな課題と対応策が学べる内容になっている。
[各回の内容・開催日] ▽①「著作権侵害を回避するために」=10月2日▽②「肖像権・パブリシティ権と生成AI」=10月31日▽③「レピュテーションリスクも心配無用!」=11月12日▽④「『政府による法制化』最前線」=11月27日
なお、両セミナーには、それぞれ1人分の料金のほか、割安な複数人料金がある。
【申し込み・詳細】https://jisedai-media.main.jp/ai/


● RAIDが映像機器展 沖縄、大阪、東京など全国各地で順次開催

RAIDは、8月24、28日のストロベリーメディアアーツ福岡オフィスでの会場を皮切りに、全国各地をめぐる「RAID映像機器展2024」を開催中。
RED「KOMODO-X」、ソニー「FX6」「VENICE2」などのシネマカメラを、放送用カメラにビルドアップする光伝送システム「SIRIUS」のデモをはじめ、スモールHD製小型モニターおよびカメラコントロールキット、テラデック製トランスミッター「Bolt6 LT」などを展示する。
9月10日には沖縄県那覇市のプロ機材ドットコム、18、19日には大阪市のジャパンブロードキャストソリューションズ淀屋橋クリエイティブラボ、26、27日には東京(会場未定、フジヤカメラ店協賛)、10月7、8日には名古屋市昭和区のみんなと本社で、それぞれ開催を予定している。

2024/9/22024年9月2日

● DCAJビジネスセミナー 「SIGGRAPH2024報告」 6日にオンラインで開く

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、DCAJビジネスセミナー「SIGGRAPH2024報告」を9月6日にオンライン(Zoom使用)で開く。
CGとインタラクティブ技術の国際会議SIGGRAPH(シーグラフ)2024は、7月28日-8月1日に米国コロラド州デンバーのコロラド・コンベンションセンターで開催された。
今年は、株式市場で注目を浴びる米NVIDIAが話題の中心にあったという。創業者ジェンスン・フアン氏の2連続基調講演や、数回にわたるNVIDIAの「テーマ日」が開催された。
セミナーの講師は、シーグラフに40回にわたり連続参加・取材している映像新聞論説委員の杉沼浩司(日本大学講師)と、東京工業大学 名誉教授の中嶋正之氏。中嶋氏がイベントの全般、また、データで見るシーグラフについて、杉沼はコンテンツにかかわるAIの活用状況と、エマージング・テクノロジーズに現れた興味深い展示について報告する。
参加費は無料。
【日時】9月6日/15時-16時30分
【定員】100人
【参加申し込み】https://dcaj-siggraph2024-seminar.peatix.com


● 「優秀映像教材選奨」が決定 9月19日に都内で表彰式/日本視聴覚教育協会

日本視聴覚教育協会(東京都港区)は、「令和6年度 優秀映像教材選奨」(後援:文部科学省、毎日新聞社)の入賞作品を決定した。表彰式は9月19日に東京都千代田区の霞が関プラザホールで開く。
同選奨は、1954年(昭和29年)から長きにわたって実施されている。毎年、新作の教育映像および教育デジタルコンテンツのうち、優れた作品を選奨し、各部門の最優秀作品には文部科学大臣賞が贈られる。
入賞作品は以下のとおり(「教育映像」のみ、「教育デジタルコンテンツ」の参加なし)。
【最優秀作品賞(文部科学大臣賞】
[小学校(幼稚園含む)部門] 〈特別活動〉小学生の情報モラル教室 スマホを正しく活用しよう!/1巻 学ぼう!スマホのトラブルを防ぐマナーとルール(DVD/24分、東映)
[社会教育部門] 〈家庭生活向け〉大切なひと(DVD/34分、東映)
[教育部門] 紬織 村上良子のわざ(DVD/32分、桜映画社)
【優秀作品賞】
[小学校(幼稚園含む)部門] ▽〈特別の教科 道徳〉うみとりくのからだのはなし(DVD/16分、東映)▽〈特別活動〉小学生の情報モラル教室 スマホを正しく活用しよう!/2巻 考えよう!スマホを使った上手なコミュニケーション(DVD/23分、東映)▽〈同〉SNSに何気なくのせたら? ネットの危険から自分を守る/SNS防犯対策シリーズ(DVD/16分、映学社)
[中学校部門] ▽〈保健体育〉灰色の青空 ~薬物乱用の背景を見つめて~(DVD/22分、東映)▽〈特別の教科〉国際理解・国際貢献を考える ~台湾との絆~(DVD/14分、東映)▽〈同〉障害のある人の気持ち 私たちの一歩(DVD/18分、東映)
[高等学校部門] 〈特別活用〉SNSで巻き込まれる犯罪 危険を知って正しく使う/SNS防犯対策シリーズ(DVD/21分、映学社)
[社会教育部門] ▽〈家庭生活向け〉子どもがSNS犯罪に? 巻き込まれないための対策/SNS防犯対策シリーズ(DVD/22分、映学社)▽〈市民生活向け〉桂宮治と一緒に考える 高齢者お出かけ時の交通安全 ~歩行中・自転車乗用中の事故に遭わないために~(DVD/20分、東映)▽〈同〉「ながらスマホ」の危険性に迫る 一生の後悔を生まないために(DVD/23分、映学社)
[職能教育部門] いじめの構造を考える 孤立化無力化 透明化/いじめ「考え、議論する道徳」シリーズ(DVD/27分、映学社)
[教養部門] 日本文化の風景 古代への旅(DVD/38分、エクサインターナショナル)

2024年8月26日

● 超大型都市伝説ライブ 11月2日 有明アリーナ/スカパーJSAT

スカパーJSATは、11月2日に有明アリーナで、超大型!都市伝説ライブ「The Secret Show」を開催すると発表した。世界のミステリー事件、陰謀論など、解き明かされていない謎をテーマに動画を配信している、Naokiman Show主宰のNaokimanと、吉本興業所属の『霊がよく視える』ピン芸人のシークエンスはやともによる都市伝説トークライブ。


● CATVの基礎技術を学ぶ 「いまさら聞けない」入門編/CRIがオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第47回CRIオンラインセミナーとして、「FTTH&デジタル 基礎講座〈後編〉~いまさら聞けない入門編~」を9月11日に開く。
「前編」(7月9日開催)では、PONを使った高速IP通信システムと光ファイバーならびにFTTH伝送路の構成について話した。「後編」では放送信号RF(高周波信号)をいかに光ファイバーで伝送するのか、そしてデジタル放送の仕組みを学ぶ。また、IP放送、無線サービスについても解説する。講師は、ケーブルコンシェルジュBANの伴泰次氏。
対象は、CATV局の新入社員(特に技術部配属)をはじめ、営業経験者、通信は強いが放送や伝送路には弱いという技術者、また他の事業から移った新経営者までをカバーする。
「後編」の講義内容は次のとおり(詳細内容は変更する場合がある)。
[光RF伝送システム] 光アンプと放送波伝送、サブセンター、BSトラモジとパススルー(IF伝送)、1芯3波伝送
[RF放送システム] ヘッドエンド、周波数、4K放送、CAS、多チャンネル放送、自主放送(コミch)、STB
[IP放送に向けて] 地上波TVのIP放送、OTT躍進、コミchのYouTube配信、ケーブルIP放送
[ケーブル業界の課題]
[無線サービス] BWA、ローカル5G、IoT
[技術編] SI接頭辞、デシベル、レベル計算、用語集
【日時】9月11日/13時30分-15時
【受講方法】Zoomを使用(後日アーカイブでも視聴可)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】https://cri-info.jp/20240820_8163


● XR・メタバース・生成AI 先端技術の最新動向を解説/URCFがシンポジウム開催

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)は、「シンポジウム2024 ~XR・メタバース・生成AI技術の進化と産業革命の最前線~」を9月4日に日本科学未来館(東京都江東区)およびオンラインで開く。
XR・メタバース・生成AI技術は日々進化し続けており、将来の社会や産業に大きな変革をもたらすと期待されている。今回は、これらの先端技術の国際標準化に向けた最新動向を報告するとともに、各業界のエキスパートが、これらの先端技術が産業にどのような革命をもたらしつつあるのか、実際の事例を交えて解説。未来の産業や社会のあり方を探る。
会場では、超臨場感の先端技術に関する体験デモ展示を多数用意。シンポジウム終了後には交流会も実施する。
【プログラム】
[基調講演] 「メタバース・没入型ライブ体験の国際標準化における最新動向」今中秀郎氏(情報通信研究機構〈NICT〉 イノベーション推進部門参事)
[特別講演1] 「生成AIと産業メタバースのイノベーションと未来」田中秀明氏(NVIDIA エンタープライズマーケティング シニアマネージャー)
[特別講演2] 「建設分野におけるメタバース空間を活用した遠隔検査システムの取り組み」上田淳氏(清水建設 建築総本部 設計本部 デジタルデザインセンター所長)
[パネルディスカッション] 「リアル・バーチャル融合がもたらす革新と挑戦」パネリスト:田中秀明氏(NVIDIA)、上田淳氏(清水建設)、藤原貴之氏(日立製作所)、モデレーター:安藤広志氏(URCF企画推進委員長/情報通信研究機構 上席研究員)
【日時】9月4日/13時-17時30分、交流会=18時開始
【会場】日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)/オンライン
【参加費】無料(交流会参加費は3000円)
【申し込み締切日】9月2日(17時)
【申し込み・詳細】https://www.urcf.jp/news/4556/


● 第20回 大阪アジアン映画祭 25年3月14-23日開催へ 作品のエントリー受付開始

大阪映像文化振興事業実行委員会主催による第20回「大阪アジアン映画祭(OAFF2025)」の開催日程が2025年3月14-23日(10日間)に決定し、作品のエントリー受け付けを開始した、
『大阪発。日本全国、そしてアジアへ!』をテーマとして、万博開催を控えた大阪の街を舞台に、世界初上映作品や国内未配給作品を含む話題作を多数上映する。
上映作品は「アジア(日本を含む)の作品、またはアジアと深い関係を有する作品であること」が全部門共通の条件となり、プログラミング・ディレクターの暉峻創三氏が全作品を選定。ジャンルを問わず、今、世の中に伝えたい、伝えるべき作品を選出するという。
映画祭の顔となる「コンペティション」部門については、これまで同様にジャパン・プレミア(日本初上映)の長編作品を原則とし、入選作からグランプリ(賞金50万円)、来るべき才能賞(賞金20万円)が選ばれる。その他の部門の入選作品も審査対象となる観客賞、各種スポンサーアワードも予定している。
応募締切日は、60分以上の長編作品が12月2日、60分未満の短編作品が11月18日。エントリー料は無料。
【詳細】https://oaff.jp/oaff2025/submission/


● ベルリン映画祭に派遣 若手日本人監督を募集/ユニジャパン

ユニジャパンは、文化庁 令和六年度日本映画の海外発信事業「ベルリン国際映画祭 若手日本人監督海外プロモーション」における、派遣監督を募集している。
同事業は、この数年国内外において目覚ましい活躍をみせる若手日本人映画監督を、世界3大映画祭の1つであるベルリン国際映画祭および併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」へ派遣。講義・ワークショップへの参加やスピードデーティングの実施などを通し、監督の国際的な知名度の向上、業界関係者とのネットワーク構築等を図るプログラムになっている。文化庁が主催し、ユニジャパンが委託を受けて運営する。
映画祭・見本市の視察を通し、国際的な映画産業への見識を深めることで、「今後の国内外での活動の糧とし、終了後にはこの機会に得た学びを、志を同じくする若手映画制作者へ広く共有してもらう予定」という。
派遣期間は、ヨーロピアン・フィルム・マーケット(2025年2月13-19日)期間中に5日間程度。採用人数は3人(予定)。
応募資格は、劇場公開した長編監督作品が3本以内の日本人映画監督であること(アニメーション、ドキュメンタリーを除く)、2021年以降に、長編監督作品が海外または国内の対象映画祭の長編部門に出品された実績があること(アニメーション、ドキュメンタリーを除く)、参加時にピッチする企画があること(アニメーション、ドキュメンタリーを除く)など。応募締切日は、10月10日。
【詳細】https://unijapan.org/news/info/unijapan/post_44.html

2024/08/192024年8月19日

第40回ATP賞テレビグランプリ 「不適切にもほどがある!」に大賞 磯山氏、宮藤氏らが登壇

愛を描く上でも良かった。スタッフキャストを代表して賞を受け取りたい」と喜んだ。
脚本家の宮藤官九郎氏も登壇し「主人公は、話題になった『チョメチョメ』だけでなく『本当にそうかな』という言葉を口にするが、これは自分の原点でもある」と明かす。その上で「テレビドラマは今作るのが大変だと言われるが、本当にそうかなと思う。工夫すれば面白いものが作れる」と抱負を述べた。
また最優秀新人賞は『レギュラー番組への道 危険なささやき』(パオネットワーク、NHKエデュケーショナル/NHK総合)を演出した冨田玲央氏(パオネットワーク)が選ばれた。
2つの賞はATP会員社120社、およびパートナーシップを結ぶ釜山国際映画祭アジアコンテンツ&フィルムマーケットのエレン・キム委員長による投票結果で決定した。その他の主な受賞は以下のとおり。
★最優秀賞
ドキュメンタリー部門=『新・爆走風塵 中国・トラックドライバー 生き残りを賭けて』(テムジン、NHKエンタープライズ/NHK BSプレミアム、NHK BS4K)▽情報・バラエティ部門=『市民X 謎の天才「サトシ・ナカモト」完全版』(NHKエデュケーショナル/NHK BS1)
★特別賞
堺正章(タレント、司会者、歌手)▽TARAKO(ナレーター、声優)▽山口秀矢(元えふぶんの壱取締役会長、プロデューサー)▽『新しいカギ』制作チーム▽『花嫁のれん」制作チーム▽『ヒロシのぼっちキャンプ』制作チーム


福岡で「映像機器展2024」 取り扱い各社製品を展示/RAIDが27、28日開催

RAIDは、ストロベリーメディアアーツの協賛により、「RAID映像機器展2024 in 福岡」をストロベリーメディアアーツ 福岡オフィスで8月27、28日に開く。同機器展では、RAIDが取り扱う、RED Digital Cinema社、Teradek社、SmallHD社、Hollyland社、Freefly社、オーツェイド社、Inovativ社など各社の新製品を含めた最新機器を多数展示する。
また、RED Digital Cinema社「V-Raptor〈X〉Phantom トラックとは」、SmallHD社「PageOS6とモニターキャリブレーション」、Teradek社「Bolt6を6GHzでご使用する為には」と題して、それぞれ約10分間のプレゼンを実施。
RAID取り扱いユーザーを対象にしたイベントとしては、無償のカメラクリーニング(RED Digital Cinema社製)、モニターキャリブレーション(SmallHD社製)、下取り診断(Teradek社製トランスミッター BOLTシリーズ)などを用意している(いずれも事前登録が必要)。
この他、来場者向けイベント、特別セールイベントを実施する。
【日時】8月27日/11-17時、28日/11-16時
【会場】ストロベリーメディアアーツ 福岡オフィス(福岡市中央区草薫江2-10-21)
【詳細・申し込み】https://www.raid-japan.com/blog/news-list/raideventfukuoka/


2024/08/122024年8月12日

● 『世界遺産』制作秘話を披露 22日にYouTubeライブ開催/キヤノンMJ

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、キヤノンとキヤノンMJで単独提供するTBS系列で放送中の『世界遺産』(毎週日曜日午後6時放送)の番組制作の裏側を語るオンラインイベントを、22日にYouTubeライブ配信で開催する。
TBSテレビプロデューサーの堤慶太氏とTBSスパークルディレクターの田口亮氏、同ディレクターの江夏治樹氏が登壇し、「世界遺産はどのように選ばれる?2024年世界遺産委員会の裏側」や、「最先端技術で撮る美麗な映像!8K撮影の裏側」「北米の氷河地帯 へき地ロケの裏側」などをテーマに制作秘話を披露する。
なお8月18日まで、世界遺産制作スタッフへの質問を、所定のフォーム(https://entry1.canon.jp/form274/21003/)から募集している。
◆イベント概要
開催日時=8月22日20時-21時30分▽開催方法=YouTubeライブ配信(https://www.youtube.com/live/0Lsa0zRHgX4?si=zmj1cJWhjJ16R0TV


● ケーブルカメラシステム 東宝スタジオで実演会/ヌーベルバーグ、東和航空輸送

ヌーベルバーグは、東和航空輸送の協力により「ケーブルカメラシステム EagleEye」の実演会を8月19日に東京都世田谷区の東宝スタジオで開く。機材のデモンストレーションのほか、技術スタッフとの質疑応答などを予定している。
この実演会は、映像コンテンツ制作やイベント運営に携わる人を対象とし、「EagleEye」をより身近に、新しい映像演出の可能性を提案することを目的として企画したという。
EagleEyeはサスペンデッド4点ケーブルを採用し、360度全ての方向への可動を実現。これ1台でクレーン2台分の働きができるだけでなく、これまでの機材では実現できなかった画角での撮影も可能になっている。
また「BrainStorm」「vizrt」などのバーチャルシステムに対し、精密なカメラトラッキングデータを提供することで、よりダイナミックなバーチャル演出ができる。
【日時】8月19日/タイムスケジュール= [第1枠] 14-15時、[第2枠] 15時15分-16時15分、[第3枠] 16時30分-17時30分(当日13時30分から受付開始。その後は常時受け付けているため、第2枠以降に参加する場合は、いつでも来場可。ただし、希望した時間のイベントまで待つ形になる)
【会場】東宝スタジオ 5st(東京都世田谷区成城1-4-1)
【予約申し込み】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeOjC3SVe_wLmP_iKzvTUvrlPEADC9POveerhtn3n65FgkBTw/viewform


● MPTE AWARDS 技術開発賞/映像技術賞を決定 表彰式は11月1日に開催

日本映画テレビ技術協会(MPTE)は、「MPTE AWARDS 2024」第77回技術開発賞および第77回映像技術賞を決定した。
「MPTE AWARDS」は、映像制作技術の進化と制作意欲の向上を目的に、制作現場で技術に携わっている人たちを表彰しており、今年77回目を迎えた。表彰式は11月1日に東京・銀座の時事通信ホール開く。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
【技術開発賞】
「新しいビデオペンの開発と多機能化」ビデオペン開発チーム(日本テレビ放送網)
【技術開発奨励賞】
「照明業務支援システムの開発」照明業務支援システム開発チーム/代表:瀧本貴士(朝日放送テレビ)
【映像技術賞】
★撮影・照明
〈劇場公開〉「おまえの罪を自白しろ」撮影:中山光一、照明:藤井勇映像(技術賞 審査員賞 受賞)
〈TVドラマ〉創作ドラマ大賞「ケの日のケケケ」撮影:岡野崇(NHKテクノロジーズ)、照明:鈴木岳(同)
〈ドキュメンタリー〉「ゴッドハンド 流転の秘宝を復元せよ」岡野崇(NHKテクノロジーズ)
〈ニュース〉FNN Live News イット!「岸田首相襲撃・爆発の現場」井口桂吾(関西テレビ放送)
★録音
〈劇場公開〉「ゴジラ」録音:竹内久史、音響効果:井上奈津子
★美術
〈劇場公開〉「BAD LANDS バッド・ランズ」金勝浩一
〈放送〉大河ドラマ「どうする家康」「どうする家康」デザインチーム(NHK)
★編集
〈劇場公開〉「愛にイナズマ」早野亮
〈放送〉NHKドキュメンタリー「鷹を継ぐもの」高倉天地(テムジン)
★VFX=「ゴジラ」白組「ゴジラ」VFXチーム
★OAG(オンエアグラフィックス)=「CDTVライブ!ライブ!」TBSテレビ&TBSアクト CDTVライブ!ライブ! 技術演出検討チーム


● 第20回 大阪アジアン映画祭関連企画「OSAKAシネマスケープ2024」

多様な社会課題や人間模様をテーマにしたアジア(日本を含む)映画を9月から2025年2月まで全6回の連続上映企画として開催する。
会場は、大阪市北区の大阪中之島美術館およびテアトル梅田(11月プログラムのみ)
【詳細】https://oaff.jp/projects/osaka-cinemascape2024/


● ルミエール・ジャパン・アワード 先進映像コンテンツ募集 3D・4K・8K・VRの4部門

先進映像協会 日本部会(AIS-J)は、国内で制作・公開された優れた先進映像コンテンツを表彰する「ルミエール・ジャパン・アワード2024」の作品を募集している。
ルミエール・ジャパン・アワードは、良質なコンテンツの拡大と品質向上を目的として、AIS-Jが2011年から実施している表彰活動で、募集するのは「3D」「4K」「8K」「VR」の4部門。
映像作品は、2023年9月1日から24年8月31日の期間に、有償・無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品か、今後の利活用が決定している作品が対象となる。いずれも静止画と成人向け作品を除く。
応募資格は、作品の著作権者である企業・団体、もしくは作品にかかわりのある企業・団体が著作権者に了解を得た人。
募集(エントリー)期間は8月31日まで(出品料あり)。
受賞作品には、AIS米国本部主催「AIS Creative Arts International Awards」へのエントリー権が与えられる(エントリーは任意)。
評価(審査)結果内示は、10月下旬の予定。受賞作品は11月13日に「Inter BEE 2024」(幕張メッセ)の会場で発表予定。
各部門の条件は次のとおり。
[3D部門] 3D(立体)映像作品。2Dと3Dが混在する作品の場合は、作品全尺の50%以上が3D映像であること。作品の長さは問わない
[4K部門] 4Kの2D映像作品
[8K部門] 8Kの2D映像作品
[VR部門] 一般に、360度映像あるいはノンゲーム系VRに分類される作品
【詳細】https://advancedimagingsociety.jp/award/index.html

2024/08/052024年8月5日

● 大阪で機器内見会開く 協力企業を交え展示/伊藤忠ケーブルシステム

伊藤忠ケーブルシステムは8月21、22日の2日間、機器内見会「Private Show in Osaka」を大阪市中央区のオービックホールで開く。
会場では協力企業も交えてさまざまなラインアップを展示。映像制作業界注目の最新ソリューションとサービスが一堂に会する(入場無料)。
【協力企業】▽ソリトンシステムズ▽アストロデザイン▽ブラックマジックデザイン▽パナソニック コネクト▽テレストリームジャパン▽ヴィレッジアイランド▽アビッドテクノロジー▽ヒビノ▽アスク▽加賀電子▽MEDIAEDGE▽ローランド▽エーディテクノ
【日時】8月21、22日/10-16時(両日とも)
【会場】オービックホール2階(大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル)
【詳細】https://www.itochu-cable.co.jp/news/2024_07_19/


● 放送ライブラリー公開セミナー「オールナイトニッポン」の魅力を探る

開局70周年を迎えたニッポン放送。ラジオパーソナリティ・上柳昌彦氏とニッポン放送のコンテンツプロデュースルーム長・冨山雄一氏が登壇し、長く愛される番組の魅力を語る。入場無料(抽選で200人)。申し込み締切日は8月12日。
【日時】8月24日/13時30分-15時30分
【会場】放送番組センター 放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11)
【申し込み】https://www.bpcj.or.jp/

2024年7月22日

● レスター「映像音響放送機器展」 7月23、24日に静岡で開く 最新のソリューション提案

レスターは、「映像音響放送機器展2024 in 静岡」を静岡市のツインメッセ静岡で7月23、24日に開く。放送業務・映像制作の現場でのさまざまな課題解決に向けたソリューションや最新機器を提案する。
主な展示内容は、Avid+タックシステム ソリューション「Avid Stream I|O、Avid Ada、Avid Pro Tools」、SGO「Mistika Workflows」、レスターオリジナルソリューション「簡易バーチャルスタジオ、シャットダウンツール=開発中」、PALTEK ソリューション「クラウド配信サービス、バックアップクラウドサービス」、iodyne「NVMe SSD搭載の最速サンダーボルト RAID『iodyne』」。モザイクソリューション「AI自動モザイク作成プラグイン(ISP SmartMP)」、インジェスト/トランスコード「PAOX Harryシリーズ アプリケーション」、レンズコーナー「フジノン:HZK25-1000」「ナックイメージテクノロジー:Eマウントレンズ(COOKE)」。
【日時】7月23日/10-17時、24日/10-16時
【会場】ツインメッセ静岡 第1小展示場(静岡市駿河区曲金3-1-10)
【詳細】www.restarcc.com/pickup/exhibition-information/broadcast_shizuoka2024


● 会議向け製品やプロオーディオの展示会/ゼンハイザージャパン

ゼンハイザージャパンは、べステックオーディオと共同で8月1、2日の両日、都内でビジネスコミュニケーションとプロオーディオの展示会「ゼンハイザーロードショー東京」を開く。入場無料。
同展示会では、ゼンハイザーの会議向け製品・ソリューションだけでなく、戦略的企業パートナーであるXilica(ゼィリカ)社とのコラボレーション製品「Xilica × Sennheiser Room Kit」のセミナーやボイスリフト機能が体験できるデモも実施する。
プロオーディオ領域では、音楽や放送、ライブイベントなど、クリエイティブな分野で活躍するプロフェッショナルのための最新製品を展示する。
【日時】8月1、2日/両日とも10-18時
【会場】テナント専用ラウンジ「ツンツン」/Sennheiserエクスペリエンスルーム「サクサク」(東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館2階)
【事前申し込み】www.bestecaudio.com/b2e-tokyo2024/#b2e01%E3%80%8C


● サムスン電子製品主力に各種ディスプレーを展示/NGCが内覧会

エヌジーシー(NGC)は5月の本社移転に伴い、ショールーム「NGC Visual Lab.」をリニューアルオープンするにあたり、内覧会「NGC VISUAL PRIVATE SHOW 2024」を8月1、2日に開く。
デジタルサイネージの世界市場で15年連続シェアトップのサムスン電子製品として、マイクロLED「The Wall」から屋外ディスプレーまでを一堂に展示する。参加無料(事前登録制)。
【日時】8月1、2日/両日とも10-17時
【会場】NGC Visual Lab.(東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル9階)
【申し込み・詳細】www.ngc.co.jp/visual-show-2024/

2024/07/152024年7月15日

● 24年度秋期の募集を開始 コンテンツ業界のリーダー育成 3コースの講座を開催へ/VIPOアカデミー

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業「VIPOアカデミー」の2024年秋期として、「コーポレートリーダーコース」、「プロジェクトリーダーコース」、「リーガル・エッセンシャルコース」の3コースを開催する。コーポレートリーダーコースとプロジェクトリーダーコースは、VIPOが開発したコンテンツ業界向けのオリジナルプログラム。いずれもオンライン講座が基本になっている。
各コースの概要は次のとおり。
[コーポレートリーダーコース] (第20期=9月14日-12月5日、25年6月5日)
講義と演習、グループ活動を通して、経営戦略、ビジネスアカウンティング、ビジネスプランニング、プレゼンテーション、リーダーシップの知識やノウハウを身につけることで、企業の成長・発展に貢献するコーポレートリーダー(経営幹部人材)を育成する。定員16人(会場開催日が全6日ある)。申し込み締切日は8月28日。
[プロジェクトリーダーコース] (第18期=9月21日-12月10日、25年6月3日)
講義と演習、グループ活動を通して、企画力(発想力、ロジカルシンキング、ビジネスアカウンティング)と推進力(リーダーシップ、プレゼンテーション、プロジェクトマネジメント)を強化することで、クオリティーとスピードを両立させ、周囲を巻き込んでプロジェクトを成功に導くプロジェクトリーダーを育成する。定員16人(会場開催日は全5日)。申し込み締切日は9月4日。
[リーガル・エッセンシャルコース〈基礎編〉〈実践編〉]
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などの法務知識を身につけることで、契約トラブルを未然に防ぎ、ビジネスを広げていける人材を育成する。各コース定員16人。
《基礎編》(10月1、8、15日=オンライン開催)法律の枠組みや法的考え方の基本、著作権を中心とした映像コンテンツビジネスにまつわる知的財産権制度の概要、契約締結交渉時の勘所などの基礎を身につける。申し込み込締切日は9月17日。
《実践編》(10月29日、11月5日、11月12日=会場開催)コンテンツビジネスにまつわる契約実務について、各回の前半は講義により知識を整理し、後半は模擬事例をもとにしたグループディスカッションで、実践に役立つ考え方を身につける。実践編は、基礎編の内容理解を前提としたグループワークに取り組む。申し込み締切日は10月15日。
【申し込み・詳細】https://bit.ly/2UgyQyKss


● 業務の効率化から見る生成AIの可能性考察/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第46回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)を8月6日に開く。テーマは『未来を拓くAI革命:業務効率化から見る生成AIの可能性』。講師は、アップグレード代表取締役社長の市村健太氏と東京ケーブルネットワーク 未来創造部グループ長の松尾遼氏が務める。
企業のAI導入を支援するアップグレードは、東京大学発のベンチャー企業で既に多くの実績を上げている。今回のセミナーでは、同社の市村社長が最初の一歩をどのように踏み出すのかを重点的に説明。セキュリティーについて注意すべき点も解説する。また、制作部門やウェブサイト担当部門が使える、映像や動画に使用する生成AIについて、いくつかの製品を紹介する。
東京ケーブルネットワークの松尾氏は未来創造部に所属し、先進的な取り組みに挑んでいる。同氏は、AI・ディープラーニングの活用リテラシーをテストするG検定の資格保持者。今回はCATV局の観点から生成AIについて、どのような使い方があるのか鋭く切り込む。
【日時】8月6日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/seminer-join


● 彩の国ビジュアルプラザ 「eスポーツ展」開催 体験コーナーも設置
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム(埼玉県川口市)では、企画展「eスポーツ展」を9月29日まで開催している。

同企画展では、「eスポーツ」について「知る」「見る」「体験する」をテーマに展示。eスポーツとは何かという基本的なことから、その競技内容、選手や裏側を支えるデバイス、ストリーマーやキャスターについても解説する。実際にeスポーツを体験できるコーナーもある。
【日時】9月29日まで/9時30分-17時、月曜日(祝日の場合は翌平日)は休館
【料金】大人520円ほか(常設展も入場可)
【詳細】https://www.skipcity.jp/event/vm/esports/

2024/07/082024年7月8日

● 8月20日E-Commerce Expo 8月21日DXシステム開発Expo 2024 都立産業貿易センター浜松町館で/ナノオプト・メディア

Interop Tokyoなど情報通信分野を中心としたイベント主催/運営のナノオプト・メディア(東京都新宿区)は、8月20日に「E-Commerce Expo」、同21日に「DXシステム開発Expo 2024」を、それぞれ東京都立産業貿易センター浜松町館で開催する。

「E-Commerce Expo」は、EC市場の拡大、顧客接点の多様化、AI活用の拡大、物価上昇など、多数の要因によって小売業を取り巻く環境が大きく変化している中、事業継続に必要不可欠な「顧客体験の革新」に焦点を当てる。
顧客データ・AI/生成AI・メタバースなどを活用した各社の取り組み事例や、差異化された顧客体験を提供するためのベストソリューションを来場者に共有。小売業と非常に関連の深いSNS運用と物流DXにフォーカスした、SNS運用戦略Expo・物流DXも同時開催する。
企業のSNSアカウントを活用したファンづくりや、「2024年問題」を前に考えたいスマートロジスティクスの実現に向けた取り組みなどの事例を中心に紹介する。参加は32社・団体。セミナーと展示で最新技術とソリューションを示す。
「DXシステム開発Expo 2024」では、経済産業省によるDXレポートで、25年には21年以上運用を続けている基幹システムが、国内で6割を超えると推測される「2025年の崖」問題に着目。
既存システムへの依存、IT人材不足、ユーザー企業とベンダー企業の関係性などの課題が克服できずに残存した場合、25年には経済損失が最大で12兆円まで増加すると指摘されているとし、競争力を高め、事業を維持していくためには、企業がそれぞれ抱える課題を分析し、自社に合った方法でDXを進めていくことが必要だという。
そこで同イベントでは、企業のDX推進に向けた、IT人材の育成・確保・再教育、システムの内製化、業務自動化、超高速開発等をテーマに、展示と講演で最新技術とソリューションを事例を交えて紹介し、企業がDXの最適解を探す上でのヒントを提示する。
両イベントとも来場は無料だが、公式サイトからの事前登録が必要。


● INTER BEE IGNITION×DCEXPO リバースピッチを配信 新規企業などの参加募る

Inter BEE 2024(11月13-15日、幕張メッセ)では、コンテンツに関連する先端技術を集めた「INTER BEE IGNITION × DCEXPO」(運営:日本エレクトロニクスショー協会、デジタルコンテンツ協会)を実施するが、革新的なイノベーションに挑戦するスタートアップ企業および大学・教育機関が数多く出展できるよう、放送局が求める技術をテーマとしたリバースピッチ(企業側が事業概要や課題をプレゼンし、スタートアップ企業からソリューション提案を募る)を配信する。
配信期間は7月25日(10時開始)から8月30日まで。ピッチテーマ・登壇者は次のとおり。
[コンテンツビジネスを拡大するMBSとスタートアップの共創] 村田尚也氏(MBSイノベーションドライブ投資事業部長)
[スタートアップ・コラボレーション ~Web3XRAIDX × エンタメ領域~] 増澤晃氏(テレビ朝日 ビジネスソリューション本部 IoTv局インターネット・オブ・テレビジョンセンター 先端コンテンツビジネス担当部長)
[コンテンツを作る・広げるスタートアップとの連携を目指す『エンタメCVC』TBSイノベーション・パートナーズのご紹介」] 西川直樹氏(TBSイノベーション・パートナーズ代表パートナー)
[「TaMaRiBa」で共創しませんか? 企業や団体、自治体と共につくる! メディア連携オープンイノベーションプロジェクト] 林克征氏(テレビ東京 IP事業局ビジネスソリューションチーム プロデューサー)
[#シゴトズキが描く未来像:テレビ局とスタートアップの次なるステージ] 清水俊宏氏(フジテレビジョン ビジネス推進局)
【詳細】https://www.inter-bee.com/ja/forexhibitors/conference/ignition_pitch/


● 京都映画企画市を開催へ 歴史劇映画の企画募集/VIPO、京都府

映像産業振興機構(VIPO)は、京都府と共同で第16回「京都映画企画市-Kyoto Film Pitching-」を開催する。
同事業は、時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的とした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。毎年、第一線で活躍する映像業界人を審査員に迎え、応募企画の中から書類審査で数作品を選定し、映画企画コンテスト(プレゼンテーション)で優秀映画企画を決定する。
優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利を付与。パイロット版映像制作では、京都での撮影、東映京都撮影所、もしくは松竹撮影所の協力とアドバイスにより制作する。
募集要件は、①映画・映像制作者(監督およびプロデューサー)による映画企画であること、②劇場公開を目的とする、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画であること、③太秦のメジャースタジオや、京都府内での撮影を想定した映画企画であること。
応募締切日は、7月16日。審査員は、犬童一心(映画監督)、須藤泰司氏(東映 映画企画部ヘッドプロデューサー)、和田隆(映画評論家/プロデューサー)の3氏が務める。
なお、映像企画コンテストは、10月5日に京都市内の会場で実施する。
【詳細】kyotofilmpitching.jp/application/


● 大阪・関西万博 スペシャルサポーター 俳優・伊原六花が就任 プロモーション活動に協力

2025年日本国際博覧会協会は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の応援団として、プロモーション活動に協力するスペシャルサポーターに、俳優・タレントの伊原六花が就任したと発表した。
伊原六花は、大阪府大阪狭山市出身で、俳優として映画やテレビドラマなどに出演するほか、ラジオのパーソナリティーを務めるなど、幅広い分野で活動している。
今後、スペシャルサポーターとして、大阪・関西万博のさまざまなプロモーション活動に協力していく。

2024/07/012024年7月1日

● 愛媛CATVの緊急告知システム セミナーとデモで訴求 7月19日に都内で実施

愛媛CATV(愛媛県松山市)は、情報掲出システムとテレビ電話機能を活用した緊急告知システムに関するセミナーおよびデモンストレーションを7月19日に東京・丸の内のリファレンス国際ビルで実施する。
同システムは、愛媛CATVが長年運営している「おしらせチャンネル」をソースに、ウエストン(香川県木田郡三木町)が提供するテレビ電話サービス「HOT LINE TV」とケーブルIPスティックを組み合わせたソリューション。
地方自治体が運営する防災無線は、老朽化による改修・更新に際しては多額のコストが課題となる。愛媛CATVでは、代替かつ従来を上回る機能、安価な費用での実現を検討してきたという。
同社では、「このスキームは、CATV事業者が放送メディアを活用することで、他には実現不可能な価値を提供するもの。同じ課題を抱える自治体、あるいは自治体から提案依頼を受けている事業者に参加してもらいたい」としている。入場無料(事前申し込み制)。
【日時】7月19日/16時-17時30分(13時30分から開場し、簡易な説明とデモを準備している)
【会場】リファレンス国際ビル K-7(東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル2階)
【申し込み・詳細】https://teket.jp/10515/36246


2024/06/242024年6月24日

● 4K番組アワード WOWOW『フィクサー』が大賞 4K8K衛星放送 5周年を機に実施/A-PAB

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K8K衛星放送5周年を機に実施した「A-PAB 4K番組アワード」の受賞作品を発表した。同アワードは、短編映像部門、ライブ・エンターテインメント部門、紀行・ドキュメンタリー部門、ドラマ部門を設けており、グランプリには、WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』が選ばれた。
―――
グランプリ作品は、脚本家・井上由美子氏が「フィクサー」を題材に描く骨太かつ極上エンターテインメント。室内、屋外、昼夜と、安定したグレーディングが上質な映像を作り出し、主演の唐沢寿明の気迫の演技も相まって、4Kドラマを最上級に味わえる作品と評価されている。
同アワードは、A-PAB会員社を対象に、エントリー開始前日の1月31日までに国内で4K放送された番組を対象作品とした。ただし短編映像部門については4K放送実績を問わず、国内で何らかの形で4Kでの公表実績がある映像をエントリー対象作品とし、放送事業者以外もエントリーできる形にしている。
各部門の最優秀作品と優秀作品は次のとおり。
【ドラマ部門】(エントリー数:17作品)▽最優秀作品=WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』▽優秀作品=BSテレビ東京『土曜ドラマ9「たそがれ優作」』、BS日本『BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸』、NHK・NHKエデュケーショナル『浮世の画家』、J:COM/日本映画放送『三屋清左衛門残日録 ふたたび咲く花』、テレビ大阪『地球の歩き方』
【紀行・ドキュメンタリー部門】(同:28作品)〉▽最優秀作品=BSフジ『令和の法隆寺~千四百年の伝承と聖徳太子の残響~』▽優秀作品=WOWOW『ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック 小田凱人(日本/車いすテニス)』、NHK・NHKエンタープライズ『地球トラベラー グレートヒマラヤトレイル 日本人が愛した山 マナスル』、BSテレビ東京『秘境黒部百年物語~未来へ紡ぐ守り人たち~』、BS朝日『鉄道・絶景の旅スペシャル 解禁!新ルート完全踏破 紅葉と新雪の立山黒部』、信越放送『時を超える旅 4Kカメラでつづる木曽の1年』、BS朝日『鉄道・絶景の旅スペシャル 解禁!新ルート完全踏破 紅葉と新雪の立山黒部』
【ライブ・エンターテインメント部門】(同:13作品)▽最優秀作品=NHK・NHKグローバルメディアサービス『大迫力! 長岡の大花火2022スペシャルライブ』▽優秀作品=WOWOW『NODA・MAP「兎、波を走る」』、BSテレビ東京『東急ジルベスターコンサート2023-2024』、BSフジ『辻井伸行×アイスランド~繋がれゆく音楽の絆~』、BS日本『鮨録』、BS-TBS『ヒロシのぼっちキャンプ』
【短編映像部門】(同:15作品)▽最優秀作品=関西テレビ放送『つくるということ』▽優秀作品=NHK・NHKエデュケーショナル『美の壺 時をつなぐ橋』、ZTV 伊勢放送局『壮観劇場「伊勢・熊野 魂の巡礼』、日本デジタル配信『日本に恋しよう!ピース・ニッポン シリーズ2 ♯1 美しい日本の四季』、広域高速ネット二九六『KIOKUGAMI~日本の記憶を呼び起こす和紙アート~』


● SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 コンペ部門に1201本の応募 7月13-21日に開催

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024」(主催:埼玉県、川口市、川口商工会議所、SKIPシティ国際映画祭実行委員会)は、7月13-21日の9日間にわたり、埼玉県川口市のSKIPシティで開催される。また、7月20-24日には、ノミネート作品の一部をオンラインで配信する。
同映画祭は、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭として、映画産業の変革の中で新たに生み出されたビジネスチャンスを掴んでいく若い才能の発掘と育成を主軸に成長を重ね、今年で21回目を迎える。
映画祭の中核である「コンペティション(コンペ)」は、国際コンペと国内コンペで構成。長編作品を対象とした国際コンペは広く世界中から、長編部門と短編部門の2部門で構成される国内コンペは、国内から応募された若手監督の作品を厳選して上映する。今年は102の国と地域から、合計1201本の応募があった。
両コンペとも審査会で最終審査を実施し、最優秀作品賞をはじめとする各賞を授与する。
開催初日となる7月13日は、串田壮史監督、毎熊克哉主演による最新作『初級演技レッスン』の上映(ワールド・プレミア)で幕を開ける。
「みんなが観たい上映作品」では『ドライブ・マイ・カー』『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『トップガン マーヴェリック』の4作品を上映する。
【詳細】公式ウェブサイト=https://www.skipcity-dcf.jp/


● 取扱ブランド新製品のアップデート情報など/DPSJが内覧会

日本デジタル・プロセシング・システムズ(DPSJ)は、7月5日に内覧会「DPSJ オープンデモルーム」を開く。同社の取扱ブランドから新製品を披露し、アップデート情報などについて説明する。参加無料(事前登録制)。
主な展示は、Magewell初のモジュールラックマウント製品「Modator 2U」、シームレスな操作で複数のビデオ撮影を可能する「Director Mini」、OBSBOTのAI追従機能を搭載したウェブカメラ「Tiny 2」「Tail Air」、Metusのメディアファイル生成ソリューション「INGEST」など。
【日時】7月5日/午前の部:10時30分-12時30分、午後の部:14-16時
【会場】DPSJ(1階)デモルーム(東京都中野区中央4-7-17)
【申し込み・詳細】https://www.dpsj.co.jp/2024/06/10/29371.html


● Inter BEE 2024への出展 申し込み期限28日まで

放送・通信関連のプロフェッショナル展「Inter BEE 2024」(11月13-15日に幕張メッセで開催/主催:電子情報技術産業協会)への出展の第二次申し込み期限が、6月28日で締め切りを迎える。『INTER BEE CINEMA』など各種特別企画も同様に同日が最終期限となっている。
【詳細】公式ウェブサイト=https://www.inter-bee.com


● CATVの基礎を学ぶ FTTH関連技術など/CRIがオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第45回オンラインセミナー(Zoom使用)として「FTTH&デジタル 基礎講座~いまさら聞けない入門編~」(第1回)を7月9日に開く。今回は2回に分けて講義を実施(各90分)。2回目は8月下旬以降を予定している。
対象は、CATV局の新入社員(特に技術部配属)をはじめ、営業経験者、通信は強いが放送や伝送路には弱いという技術者、また他の事業から移ってきた経営者までをカバーする。
講師は、住友電気工業で40年間、CATV技術を担当した経験を持つ伴泰次氏(ケーブルコンシェルジュBAN)。
講座の内容(予定)は次のとおり。
[1回目]
▽CATVのポジション=放送および通信の加入者数とRGU(収益獲得単位数)、放送業界の売上比較、ブロードバンド加入者数の比較
▽HFC(光・同軸ハイブリッド)システムの概要=HFCネットワークの発展と課題、FTTHへの移行
▽PONシステム=メディアコンバータからGE-PON、10G-EPONへ
▽光ファイバー=光ファイバーの構造と接続技術
▽FTTHシステムの構成要素=FTTHの構成部品、光分配器、クロージャ、引き込み宅内配線
[2回目] (8月下旬-9月実施予定)
▽光RF伝送システム=光アンプと放送波伝送、BSトラモジとパススルー(IF伝送)
▽RF放送システム=ヘッドエンド、STB、CAS、自主放送
▽技術編=SI接頭辞、デシベル、レベル計算
【日時】7月9日/13時30分-15時(アーカイブ視聴あり)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240617_8133

2024/06/172024年6月17日

● WOWOW「フェンス」がテレビ大賞 沖縄の人々の現実と対峙/第61回ギャラクシー賞

放送批評懇談会は5月31日、優秀番組・個人・団体を顕彰する「第61回ギャラクシー賞」を決定した。
テレビ部門大賞は計416作品から「連続ドラマW『フェンス』」(WOWOW NHKエンタープライズ)が受賞。プロデューサーを務めたWOWOWの高江洲義貴氏とNHKエンタープライズの北野拓氏、脚本家の野木亜紀子氏が登壇した。
普天間出身の高江洲氏は「2人が沖縄の人の(リアルな)気持ちをすくい上げてくれて感謝している。監督はじめ皆が問題に正面から取り組んだことが結果につながった」と話した。
その他の主な受賞は以下のとおり。
★ラジオ部門大賞
SBSラジオギャラリー「方言アクセントエンターテインメント~なまってんのは、東京の方かもしんねーんだかんな~」(静岡放送)
★CM部門大賞
〈ウェブCM〉日本マクドナルド マックフライポテト「ティロリミックス-YOASOBI『群青』×Vaundy『花占い』」(日本マクドナルド 電通 ギークピクチュアズ)
★報道活動部門大賞
「NHKアナウンサーの命を守る呼びかけ」に関する一連の取り組み(NHK)
―――
●ギャラクシー賞奨励賞 開局以来初の受賞 ケーブルネット296/第61回ギャラクシー賞
千葉県のCATV局である広域高速ネット二九六(ケーブルネット296/佐倉市)は、第61回ギャラクシー賞で報道活動部門奨励賞を受賞した。
ギャラクシー賞の受賞は開局以来初であり、千葉県内の映像メディアとしても初という。
受賞した『NEXTEP~地域から…未来への提言~「高齢ドライバーによる痛ましい事故を減らすには」』は、地域課題を調査して原因を追究。他地域での取り組みや好事例を取材し、専門家とともに明るい地域社会の未来を創造する番組。
今回のテーマでは、高齢ドライバーによる事故を減らすための対策など解決への糸口を探った。


● 「映像アーカイブの現在と未来」 慶応大アート・センターと共催/JAMIAが初の公開イベント

日本映像アーキビスト協会(JAMIA)は、慶応義塾大学アート・センターとの共催により、同協会初の公開イベント「JAMIA×KUAC JAM2024~JAMIA Annual Meeting~『映像アーカイブの現在と未来』」を6月22日に開く。
同イベントは映像アーカイブの課題や今後の可能性を共に考え、協力しながら、ネットワークを広げることを目的としている。参加は、事前申し込み制となっている。
【プログラム】
▽ベーシックガイダンス「映像を集め、残し、生かす仕事」 映像の世紀のはじまりから、今日の視聴覚文化を未来へと受け渡す映像アーキビストの仕事を概観する(神戸映画資料館 研究員/松山ひとみ氏)
▽ライトニングトーク 第1部(3分×6-8組)
▽セッション①「映画フィルムの今、これから」(モデレーター:川崎市市民ミュージアム 学芸員/郷田真理子氏、登壇者:コダックジャパン/山本泰貴氏、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス カラリスト/高田淳氏)
▽セッション②「イロイロ大変!? 映画の色。」(モデレーター:WOWOWプラス 映画Blu-rayプロデューサー/山下泰司氏、登壇者:元IMAGICA タイマー/元 国立映画アーカイブ技術職員/鈴木美康氏、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス カラリスト/阿部悦明氏)
▽セッション③「映像アーカイブにAIを利用することについての期待と課題、今後の展望」(モデレーター:オムニアート/日本映像アーキビスト協会 理事/前川充氏、登壇者:国際大学GLOCOM主幹研究員/教授/研究部長、Creative Commons Japan理事長/渡辺智暁氏)
▽ライトニングトーク 第2部(3分×6-8組)
【日程】6月22日/10時45分-18時、19時より懇親会(希望者のみ/会費は別途現地徴収=5000円予定)。
【会場】慶応義塾大学三田キャンパス 東館6F G-lab(東京都港区三田2-15-45)/オンライン参加も可能となっている
【参加費】一般=3000円、学生=1000円(オンラインも同料金)、JAMIA会員は無料
【詳細】www.jamia.jp/category/community/


● IPやクラウド関連などVGI内覧会も同時開催 /朋栄が27、28日に内覧会

朋栄は、6月27、28日の2日間、東京・恵比寿の同社本社で「FOR-A CONNECT 2024 内覧会」を開く( (事前来場登録制)。
同内覧会では、Media over IP環境やクラウド制作環境の最新機器/ソリューションを披露するほか、LEDパネル環境を使用したXRソリューション、インターネット配信やイベント映像制作に活用可能なオールインワンライブシステムやポータブルビデオスイッチャーなどを展示する。
また、朋栄グループのビジュアル・グラフィックス(VGI)も「VGI CONNECT 2024内覧会」を同時開催する。
会場は、「クラウド関連」「Hi-RDS(階層型RDS)」、「MoIP関連」、「ファイルベース/アーカイブ関連」、「NDI/イベント関連」、「XRソリューションエリア(VGIと共同出展)」の各エリアで構成する。
【日時】6月27日/10-18時、28日/10-17時
【会場】朋栄・本社(東京都渋谷区恵比寿3-8-1)
【詳細】www.for-a.co.jp/


● コンテストのエントリー受付 若手クリエイターを対象に/東京国際マッピングアワード

IMAGICA GROUPのグループ会社であるIMAGICA EEX(イマジカ イークス)企画・運営の東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした空間映像制作コンテスト「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol9」のエントリーを受け付けている。
同アワードは、将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピング(マッピング)という空間映像技術の高度化と普及を目的に立ち上げられた。
今回の作品テーマは『LIFE』で、マッピング投写用の1分30秒以内の映像作品であること。ウェブサイトから提出された企画書を審査し、書類審査を通過したエントリーチームは、作品の制作へと移る。エントリー応募締切日は、6月28日。
11月16日(17-21時予定)に東京・有明の東京ビッグサイトでの上映会で優秀作品を発表する。優秀作品には賞金の贈呈ならびに、東京ビッグサイトにおいて作品の定期上映を予定している。
【詳細】pmaward.jp/news/projectionmapping9/


● 先端的なコンテンツや技術の海外展開促進へ/DCAJが支援対象者を募集

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、経済産業省 令和6年度コンテンツ海外展開促進事業における先端テクノロジー社会実装プログラム「Technology Implementation Program(TIP)」の支援対象者を募集している。締切日は7月3日(17時)。
公募、推薦により集まった大学、専門学校などの先端的なコンテンツ・テクノロジーの中から、審査により、同プログラムの対象となる技術が選ばれる。
採択された技術は、専門家より技術の活用についてのアドバイスを提供。さらに11月に幕張メッセで開かれる「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」で披露される。また、同イベントで実施されるCGとインタラクティブ技術の学会「SIGGRAPH」によるSIGGRAPH賞選考会への参加権を提供する。同賞に選ばれると、北米で開催されるSIGGRAPHで技術のPRができる。
【応募の詳細】dcaj-techbiz.com/application2/

2024/06/102024年6月10日

● 第28回JPPA AWARDS 2024 経産大臣賞は西村隆介氏(オムニバス・ジャパン) 坂上由隆氏(レスパスビジョン)が映像技術大賞 勝亦氏、辰巳氏、山本氏の「HIDARI」チームも受賞

日本ポストプロダクション協会(JPPA)は5月31日、「第28回JPPA AWARDS 2024」の贈賞式を都内で開催し、学生の部の最優秀賞および、一般の部の経済産業大臣賞、優秀賞、新人賞、審査員特別賞を表彰した。
すべての優秀賞から選ばれる経済産業大臣賞は、オムニバス・ジャパンの西村隆介氏が映像技術部門ドキュメンタリー『GIGAKU! 踊れシルクロード』で受賞した。
同作は7世紀に日本に伝来した仮面劇「伎楽」を、世界的ダンサー森山開次が新しいかたちで甦らせる紀行番組。西村氏は「受賞は夢のよう。普段からテレビ番組の長尺でしかできないことがあるのではと考えている。クリエイティブやテロップ(をはじめ)、歴史的なことも調べながら監督と作り上げた」と喜びを語った。
一般の部グランプリは、レスパスビジョンの坂上由隆氏(映像技術部門)および、FOOTPRINTSの勝亦さくら氏と太陽企画の辰巳茜璃氏、エス・シー・アライアンスの山本雅之氏(音響技術部門)が選出された。
坂上氏は『ウルトラセブン』55th コンセプトムービー「ウルトラセブン IF Story『55年前の未来』」でオンライン編集を担当した。
同作品は『ウルトラセブン』の放送55周年を記念した約7分間のコンセプトムービー。坂上氏は「小さいころウルトラセブンを見ていた。その感情が入っていい作品ができた」と話した。
勝亦氏と辰巳氏、山本氏は、映画『HIDARI』で音響効果とミキシングを担当しておりチームで応募した。
同作は彫刻職人・左甚五郎を主人公に、甚五郎の作品と同じ木彫りの人形を使いストップモーションで制作した映画。音の違いを出しにくい木の素材を使いながら、その世界観を表現した点が評価された。勝亦氏は代表して「チーム一丸で作った作品。皆が楽しんで臨んだことが受賞につながった」と感謝を述べた。


● オンライン展示会開催 プレミアムセミナーも/ケーブル技術ショー2024

日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体共催によるCATV業界最大級の展示会「ケーブル技術ショー2024」のオンライン展示会(https://www.catv-f.com/)が6月3日から先行開催されている。期間は8月31日まで(技術展示会〈リアル展示会〉は東京国際フォーラムで7月18、19日開催予定)。
オンライン展示会では、トップページ(検索ページ)で目的の出展者情報、気になるカテゴリーの情報、セミナーなどをすぐに探せる。従来の50音順だけでなく、出展ゾーン別に会場マップから目当ての出展者を探し出せるように、新しい出展者一覧を作成している。
出展各社の情報ページは、新製品や新サービスを簡単に閲覧できるように概要だけを掲載し、シンプルなデザインになっている。
展示内容の情報ページは、写真や動画の閲覧、詳細資料のダウンロード、自社ウェブサイトへのリンクなど、製品・サービス・ソリューションの特徴や導入事例などを交えて詳しく説明する。
3日から配信を始めたプレミアムセミナー第1弾は、「地域特性に合わせた『モビリティ×交流』による活性化実例について」と題し、元鉄道マンで日本初の観光型MaaSを立ち上げ『MaaS戦記』(2020年講談社刊)の著者としても知られる森田創氏が、地方創生のヒントとして、地域活性化×モビリティ×CATVの可能性を語る。
オンライン展示会は、入場無料(登録制)。


● FilmLight技術セミナーを開く/レスターが18、19日

レスターは、昨年から日本総代理店として取り扱いを開始した、FilmLight社の技術セミナーを6月18、19日に開く。
FilmLightのイメージエンジニア、Daniele Siragusano氏を迎え、最新の「Baselight」に搭載されたプロのカラリストに向けた機械学習(ML)に基づく各種ツールとテクニックを披露する。また、全く新しいアプローチである「Chromogen」によるルック開発について解説する。
開発中の「Baselight 6.1」でより強化されたMLツールを説明し、さらにどこからでもメディアに瞬時にアクセスし、正確な色で再生できる画期的なメディアツールである「Nara」をデモする。
参加無料(事前申し込み制)。
【会場】レスター.3階セミナールーム(東京都港区港南2-10-9 レスタービルディング)
【日時】6月18、19日/両日とも①14-16時、②16-18時
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2024.html

2024/06/032024年6月3日

● レスターグループプライベート展 NABショー出展製品など披露 6月13、14日に都内で開催 特別セミナーも実施

レスターは、レスターグループプライベート展~Restar×TAC×PALTEK~」を6月13、14日に東京・高輪のビジョンセンター品川で開く。
4月のNABショーで発表されたばかりの製品をはじめ、映像・音響の最新ソリューションを展示。また、新製品情報や各メーカーの最新ソリューションについての特別セミナーも実施する。入場無料、セミナーは事前登録制。
《展示内容》
[AVID] ▽Avid Ada:人工知能(AI)のパワーを活用したメディア・ワークフロー▽Avid Protools:新定番MAシステム
[SGO] ▽Mistika Ultima/Boutique:オンラインフィニッシングシステム▽Mistika WorkFlows:ワークフロー自動化ソリューション
[FilmLight] ▽Baselight:機械学習(ML)搭載のカラーグレーディングシステム▽Nara:メディアアクセスツール
[収録ソリューション] ▽AVID社▽PAOX社
[ソニーマーケティング クラウド映像制作ソリューション] ▽C3 Portal▽A2 Productカスタマイズソリューションほか
[AI自動モザイク作成プラグイン] ▽ISP SmartMP:グラスバレーEDIUSのエフェクトとして動作するプラグイン
[TACオリジナル/輸入品ソリューション] ▽ADDER▽STAGETEC NEXUS Compactほか
[PALTEKソリューション] ▽クラウド配信ソリューション▽バックアップクラウドサービス
《セミナー》
[Avid Ada:AIを活用したメディア・ワークフローセミナー] アビッドテクノロジー
[ファイル変換・メディア整理・自動化ソリューション ~MistikaWorkflows事例紹介~] レスター
[クラウド映像制作ソリューション Creators’ Cloud 活用事例のご紹介] ソニーマーケティング
[DirectOut & ADDERセミナー] タックシステム
【日時】6月13日/10-17時、14日/10-16時
【会場】ビジョンセンター品川 301B(東京都港区高輪4-10-8 京急第7ビル)
【詳細】https://www.restarcc.com/pickup/exhibition-information/broadcast_rstgp2024


● ケーブルコンベンション 3日から事前登録開始 多様なプログラムを実施

日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体は、CATV業界の総合コンベンション「ケーブルコンベンション2024」を7月18、19日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催するにあたり、6月3日正午から事前登録を開始する。
今年は『UNITE for the Future ~未来に向けて、ひとつにつながる。~』をテーマに、CATV業界最大のイベントとして、優れた取り組みや功労者への表彰、各種講演・セミナーを実施。業界の先進事例やソリューションなどの情報収集、業界内外における交流の場として活用できる。
参加は事前登録制となっており、特設サイト(www.catv-conv.jp/)から申し込む。
特別講演は、ジャパンラグビーリーグワン理事長であり、ロッテホールディングス代表取締役社長CEOの玉塚元一氏が登壇するなど多様なプログラムを用意している。
【主なプログラム】
[式典] 開会式、ケーブルテレビ功労者表彰贈賞式、ケーブル・アワード ベストプロモーション大賞贈賞式(18日/10-12時)
[J SPORTS Presents 特別講演] 「UNITE リーグワンと企業経営から学ぶ強い組織」玉塚元一氏(18日/13時30-14時30分)
[情報交換会] 18日/17時30分-19時
[NHK 特別講演] 「大谷翔平、プロ野球、甲子園! 野球中継の裏側」野球評論家 井口資仁氏(19日/12時-13時30分)
[総務省 基調講演] 19日/14-15時
[ケーブル技術ショー 特別講演] 19日/12時-13時30分
【開催概要】▽会期=7月18、19日/アーカイブ配信8月1日-9月30日▽会場=東京国際フォーラム・ホールB5ほか(東京都千代田区丸の内3-5-1)▽入場料=無料(一部有料)


● 第44回「地方の時代」映像祭 コンクール参加作品を募集 地域の課題などをテーマに

「地方の時代」映像祭実行委員会は、『第44回「地方の時代」映像祭』コンクール参加作品の募集を開始した。「地方の時代」を切り開くために寄与した映像作品の交流と顕彰を目的として実施している。コンクールは4部門で、それぞれ次の映像作品が審査対象。
[放送局部門] 全国のテレビ局(衛星放送を含む)で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、報道・情報番組(番組内のシリーズ企画などを含む)
[ケーブルテレビ部門] 全国のCATV局で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした映像作品
[市民・学生・自治体部門] 全国の市民、学生、専門学校生などのグループまたは個人、または自治体が、過去1年間に制作したドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした作品、その他多様な映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
[高校生(中学生)部門] 全国の高校生、高等専門学校生、中学生のグループまたは個人が、過去2年間に制作した映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
応募締切日は6月30日、「高校生(中学生)部門」の応募期間は7月1日-8月9日。
主催の映像祭実行委員会は、吹田市、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟で構成する。
コンクールの贈賞式および記念講演、シンポジウムは、11月9日に大阪府吹田市の関西大学 千里山キャンパスで開催する予定。
【詳細】https://www.chihounojidai.jp/index.html

2024/05/272024年5月27日

● 制作の基礎講座を開く 実践に役立つ知識学ぶ/映文連TANPEN塾

映像文化製作者連盟(映文連)は、映文連TANPEN塾「映像制作基礎講座~入門編(2024)」を6月20日に開く。
この講座は、制作プロダクションに入社したばかりの新入社員をはじめ、映像制作のワークフローを知りたい人などに対して、分かりやすく映像制作の基礎的な知識を伝える講座。講師陣は、映像業界で活躍する経験豊かな専門家。カリキュラムは、企画から撮影・編集まで、映像制作の基礎から最新の技術情報まで含まれ、制作現場での実践に役立つ知識を身につけることができる。
【映像制作基礎講座~入門編】
[第1講:プロデューサーの仕事] プロデューサーの仕事とは何か、映像の流れに沿った企画、スタッフ編成、予算管理などプロデューサーの仕事について講師の経験を元に伝える
[第2講:プロダクションマネージャーの仕事]  広告動画制作の一連のフローと、各プロセスにおいて、プロダクションマネージャーが担当する業務と注意点について解説
[第3講:ディレクターの仕事] ディレクターの仕事に求められるものとは何か、ドキュメンタリー番組を中心とした制作エピソードを交えながら、映像制作の醍醐味や難しさ、キャリアアップについて話す
[第4講:カメラマンの仕事] カメラマンとはどんな仕事なのか、制作部としてカメラマンをどのように扱えばいいのか、などについて説明する
[第5講:ポスプロの仕事] ポストプロダクションでは何をしていのか、映像制作の最終工程を担っているオンラインエディターが、撮影後から完パケまでの流れを解説
【日時】6月20日/11時-17時20分
【募集人数】200人
【受講料】一般:2万4200円、会員:1万7600円
【申しみ込締切日】6月13日
【受講方法】Zoomウェビナーで実施
【見逃し配信】6月25日から1週間Vimeoでの見逃し配信予定
【申し込み・詳細】www.eibunren.or.jp/?p=6719


● ウェビナー「世界へ挑むスタートアップと研究者-Global Vision Explorers- powered by TechBiz and SIGGRAPH Asia」

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)とSIGGRAPH Asia 2024 Tokyoが6月5日にオンラインで開く(Zoom使用)。
前半では、海外進出の意欲のあるスタートアップや研究者を後押しするため、DCAJとSIGGRAPH Asiaがそれぞれ実施するスタートアップ・研究者への支援について案内する。
後半にはSIGGRAPH Asiaで恒例の選りすぐりの最先端技術を展示するエリア「Emerging Technologies」について説明する。
【日時】6月5日/15時-16時15分
【参加費】無料(登録制)
【定員】100人
【申し込み・詳細】techbiz-siggraphasia2024.peatix.com

2024/05/202024年5月20日

● アストロデザインがプライベートショー 多様なソリューション披露 6月20、21日に本社で開く

アストロデザインは、6月20、21日の2日間、
東京都大田区の本社ビルにおいて、内覧会「プライベートショー2024」を開く。今回は展示エリアを「Visual Entertainment」と「Visual Industry」の2つに分け、最新の映像技術を活用したさまざまなソリューションを披露する。来場は事前登録制。
【主な展示内容】
[Visual Entertainment]
コンテンツ制作現場、スタジアムやエンターテイメント施設などにおいて、人々が『わくわくするような体験』を創出・提供するためのソリューションを展開。
放送局のIP制作をサポートするIP DSK、IPマルチビューワー、IP対応モニターなどの新製品や、コンテンツ制作の省人化や効率化に役立つオフライン/オンラインの切り出しソリューション、大型映像システムの構築に欠かせないプロセッサーや周辺機器について説明。
また8K3D 240pの映像上映やチェアスピーカー「TamaToon」による立体オーディオのデモを体験できる。
[Visual Industry]
自動車、通信、建設、防災などの産業分野に向けて、ハイエンドな映像技術によってDX化を推進するソリューションを展示する。
工場や遠隔地などの監視、AIやVRによる検査、HDMIをはじめとするデジタル伝送信号の計測技術、基礎研究に役立つ4K非圧縮レコーダー、紫外線から遠赤外線まですべての波長をサポートするセンシングデバイスなどを提案する。
【会期】6月20、21日/10-17時
【会場】アストロデザイン本社ビル(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【申し込み】https://biz.q-pass.jp/f/9792/astro_privateshow2024


● 企業の新規事業に向けた「アバター」の活用解説/Tooがウェビナー

Tooは、ウェビナー『リアルを超えるエクスペリエンス アバターと創造する企業の未来』を6月6日に開く。
企業は今後、リアルとバーチャル両方の視点を持ち、顧客接点、社会貢献、エンゲージメント向上に取り組む必要がある。新規事業に向けたメタバースやⅩR、生成AIの活用、マーケティング施策のためのSNS運用や動画コンテンツ作成、労働人口の不足や個人のアイデンティティの尊重といった社会課題の解決など、アバターは企業活動のさまざまなシーンで活用できる。
今回のウェビナーでは、アバター活用に関する企業の取り組みの現状と期待される未来の可能性について伝える。対象は、企業のマーケティング、プロモーション担当者、社内外のエンゲージメント向上に興味がある人、企業の新規事業、DX担当者など。
講師は、Too DX推進部ゼネラルマネージャーの前澤良樹氏、Too公認VTuberの渋谷いずみ氏。受講料は無料(事前登録制)。
【日時】6月6日/17-18時
【詳細】https://www.too.com/event/2024/202406vtuber/


● 日本の映画音楽に焦点 「1950-60年代の作曲家」/国立映画アーカイブが上映企画

国立映画アーカイブは、日本の映画音楽に焦点を当てた上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』を5月25日から開催する。
日本において映画産業が隆盛を極めた1950年代から60年代にかけて、映画界はさまざまな芸術分野のエキスパートに協力を仰いだ。その最たるものの1つが音楽。作曲家たちにとっても、映画のために音楽を書き下ろす仕事は、自らの創作意欲を実践に移すための貴重な機会でもあった。彼らによって映画のために書かれた諸作品は、演奏会用作品とはまた一味違った魅力がある。
今年は、團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順といった日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える年でもある。この記念すべき年に、戦後にデビューした作曲家グループ「3人の会」(團・芥川也寸志・黛敏郎)をはじめ、50年代から60年代にかけて輝かしい足跡を残したこれらの作曲家たちが音楽を担当した計61作品(52プログラム)を通して、彼らが映画界に果たした貢献と功績を顕彰する。
また、展示室で開催中の展覧会『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』では、貴重な自筆譜や製作資料を通じて作曲家たちの活動を深く味わうことができる。
【会期】5月25日-7月28日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music202404


● 映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会

◇映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会
国立映画アーカイブが、展示・上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』の関連イベントとして、上映企画初日の5月25日に開く。同館の上映ホールを会場とした演奏会は初めての試みとなる。
企画展と特集上映で取り上げられた作曲家たちによる映画音楽の数々を、今回の演奏会のための特別編成で届ける。黄金時代の映画を彩った音楽で構成された、バラエティーに富むプログラムが楽しめる。
【日時】5月25日/開場14時30分、開演15時
【定員】310席
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
【料金】一般4500円ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music2024/#section1-5

2024/05/132024年5月13日

● NHK技研公開 5月30日-6月2日 変形可能ディスプレーがカラー化 次世代地上波は着々進化 放送とネット統合基盤も

NHK放送技術研究所の最先端の取り組みを見せる「技研公開2024」が5月30日-6月2日の4日間、同研究所で開かれる。「技術で拓く未来のシンカ」をテーマに、「イマーシブメディア」「ユニバーサルサービス」「フロンティアサイエンス」「メディアを支える」–の4つのコーナーで展示を繰り広げる。また技研公開と同じ週の27-29日の3日間、NHK放送センターで、放送現場で開発された技術を公開する「NHK Tech EXPO 2024」も開かれる。
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注目展示の1つが「フロンティアサイエンス」のコーナーで展示される、伸縮可能なLEDディスプレー「ディフォーマブル(変形可能)ディスプレー」だ。
以前、フレキシブルディスプレーと称されていたものは、LED素子間に金属配線を使っているため、曲げたり丸めたりという1軸方向の変形しかできなかった。
これに対し、ディフォーマブルディスプレーは、ポリイミドフィルム上に作製した非伸縮のLED素子を、アクリル系ゴム素材を用いた伸縮可能な基板上にマトリクス状に形成。各LED画素間を伸縮可能な低抵抗の配線で接続することで、より柔軟でさまざまな方向に変形させることができ、かつ伸ばしても輝度が変わらず表示できる伸縮ディスプレーを実現できる。
昨年の技研公開では、単色のディスプレーを展示したが、今年はカラー化したものを展示する。0.02ミリメートルのマイクロLEDを使いながら、LED間は2ミリメートルピッチだったものがどう進化しているのかも注目される。
「メディアを支える」のコーナーでは、文字認識、顔認識など複数の要素技術を組み合わせて、映像の内容を説明するメタデータをAIで自動生成する技術を展示。「イマーシブメディア」のコーナーでは、ARグラス越しに見えるユーザー周辺の空間にニュースを一覧配置し、記事を検索・閲覧できるシステムを体感できる。
次世代地上波放送の伝送技術も着々と進化。LDM(階層分離多重)による4K、2K伝送、途切れにくい移動向け受信サービス、送信設備の省電力化、次世代地上波放送における放送番組中継用回線の伝送技術が展示される。
LDMを用いた、映像符号化方式と連携した映像伝送技術、ボリュメトリック映像制作支援技術、イマーシブメディア用音響制作ツール、光源アレーを用いた3次元ディスプレー、さらに自由視点イマーシブライブの体感デモなども用意されている。
「ユニバーサルサービス」では、ウェブベース放送メディアとして、放送とネットを統合したコンテンツ提供基盤を提案。コンテンツのメタデータや各種サービスのデータ、パーソナルデータを視聴アプリケーションごとに、放送とネットの視聴デバイスの違いを意識することなく、見たいコンテンツを簡単に見つけられる環境を示す。
偽情報・誤情報の対策として、コンテンツの出どころや制作過程などの「来歴情報」を提示する技術も展示。ニュースを対象とした手話CG生成技術も注目される。
展示以外では、30、31日、技研の今井亨所長が技研の目指す未来ビジョンについて基調講演するのをはじめ、イマーシブメディア、ウェブベース放送メディア、最新のデバイス技術について、各研究の担当者が講演する(いずれも事前収録した講演の上映)。
Tech EXPOは、現場ならでは視点から生まれた番組制作などに有効な技術を、本部11、地域6、関連団体5の全22項目を披露する。


● ケーブルメディアワイワイ 地域を活性化する活動報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第44回オンラインセミナー(Zoom使用)を5月30日に開く。『「新しい!楽しい!すごい!」をモットーに地域活性』をテーマに、ケーブルメディアワイワイの「waiwai PLAY LAB&コネクリ延岡の取り組み」について、同社の犬童大郎氏(営業局長 兼 メディア局長)が報告する。
宮崎県延岡市を中心にCATV事業を展開するケーブルメディアワイワイは、2022年3月、延岡駅前再開発に合わせて新築されたビルの1階に3つのスタジオを備えた「waiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)」という420平方メートルの施設を開設した。
3つのスタジオにはクロマキー合成ができるバーチャルスタジオやライブ配信にも対応した最先端の機能を備え、クッキングスタジオもある。
スタジオ以外は、誰でも無料で気軽に訪れて映像体験できる場所を設置。208型のLEDディスプレーを備えたオープンスペースでは、eスポーツ大会など各種イベントを実施している。
このスタジオを地域の盛り上げに活用しようと、23年11月に「コネクリ延岡(Connect & Create NOBEOKA)」を開催。全国のクリエイターに、延岡に滞在してもらいながら映像を作ってもらおうとウェブサイトで募集をかけ、審査の結果、県内3組、県外10組を集めた。今年1月には出来上がった作品を上映する映画祭を開催した。今年も「コネクリ延岡」の第2回開催を計画しているという。
【日時】5月30日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240507_8111


● 全国自作視聴覚教材コンクール募集開始/日本視聴覚教育協会

日本視聴覚教育協会は、「令和6年度 全国自作視聴覚教材コンクール」(共催:日本学校視聴覚教育連盟、全国高等学校メディア教育研究協議会、全国視聴覚教育連盟、後援:文部科学省)を実施する。
このコンクールは、教材の制作技法の優劣のみを問うのではなく、なぜ、その教材が必要とされるのか、具体的な利用方法まで含めて審査することを目的としている。
それにより、学習の場で実際に役立ち、他の学校や地域などでの自作教材の企画制作・活用にも役立つ視聴覚教材の自作活動を促進し、顕彰を通して、その制作奨励と内容の充実に寄与することを目指す。
募集教材は、①ある教科・領域の単元・題材を学習したり、その学習を支援したりするための視聴覚教材、②原則として学校(幼稚園・保育所)・生涯学習施設などで実際に使用したもの、③映像教材、デジタルコンテンツ、紙しばいなど(教材の長さ・量については、記述された教材の制作意図および活用の目的などに適したものであれば、特に制限なし)。
部門は、「小学校」(幼稚園および保育所を含む)、「中学校」、「高等学校」、「社会教育」の4部門。各部門1点に最優秀賞として文部科学大臣賞が贈られる。
応募締切日は6月7日(当日消印有効)。発表会・表彰式は9月下旬を予定している。
【詳細】https://www.javea.or.jp/jisaku/youkou.html


● 第65回科学技術映像祭 各賞決定 内閣総理大臣賞 Nスぺ「関東大震災」 記録映像を最新技術で解析

優れた科学技術映像を選奨することを目的として毎年開催されている、「第65回科学技術映像祭」(主催:日本科学技術振興財団、映像文化製作者連盟、つくば科学万博記念財団、新技術振興渡辺記念会)の入選作品が決定。表彰式は4月19日に東京・北の丸公園の科学技術館サイエンスホールで開かれた。
内閣総理大臣賞には、『NHKスペシャル 映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 前編』(企画・製作:NHK/自然・くらし部門)が選出された。関東大震災の記録映像は、混乱の中の撮影で、撮影場所や時間が不明なものが多かった。番組では、その映像を最新技術で高精細・カラー化。鮮明となった建物の形、看板、影、人の表情を手掛かりにワンカットずつ撮影場所と時間を特定した。
一級の歴史資料として生まれ変わった映像に加え、生存者の生々しい証言音声、科学的知見を駆使した再現実験などによって、百年前の巨大災害を追体験する内容となっている。
その他の入選作品は以下のとおり。
【文部科学大臣賞】▽自然・くらし部門 「ガリレオX 地衣類の世界 身近な謎多き生命体」(企画・製作:ワック)▽研究・技術開発部門「居間からサイエンス ~地球誕生の謎に迫る!地下2600キロの大発見」(企画・製作:BSテレビ東京)▽教育・教養部門「ダーウィンが来た! 生きものの不思議を解き明かせ! 子ども研究者スペシャル」(製作:NHKエンタープライズ、企画:NHK)
【部門優秀賞】▽自然・くらし部門「テレメンタリー2023 プラスチックの行方~『水の国』からの警鐘~」(企画・製作:熊本朝日放送)▽同部門「所さんの目がテン! かがくの里 フクロウプロジェクト」(企画・製作:日本テレビ放送網)▽研究・技術開発部門「フロンティア 人間の知能は作れるか ~AI 究極の知能への挑戦~」(企画・製作:NHK)▽教育・教養部門「THE MAKING(326)通販の荷物がとどくまで」(製作:日テレ アックスオン、企画:科学技術振興機構)▽同部門「日本のチカラ 口福の献立 ~お腹と心を満たす嚥下食~」(製作:山形放送、企画:民間放送教育協会)▽同部門「目撃者f リンゴ飴のこえ ~難聴って、なんなん?~」(企画・製作:福岡放送)
【特別奨励賞】▽教育・教養部門「常呂川下流域の古代文化を解く」(製作:北海道映像記録、企画:東京大学大学院人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設)
【特別奨励賞/つくば科学万博記念財団理事長賞(W受賞)】▽教育・教養部門「学校で使える理科実験 絶対に入らない瓶の中に松ぼっくりを閉じ込める方法! 松ぼっくりのびん詰め作りの方法と理由を解説しました。」(企画・製作:NPO法人教師と子どもの支援活動)
【新技術振興渡辺記念会理事長賞】▽研究・技術開発部門「ガリレオX 自己組織化 無秩序な世界から秩序を生みだす不思議なプロセス」(企画・製作:ワック)
【科学技術館館長賞】教育・教養部門▽「なぜ水星へ行くのは最も難しいのか? 全惑星へのアクセス時間比較」(企画・製作:午後正午)

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