イベント

2025/10/202025年10月20日

● 放送と通信の関係性を解説 国産第1号ラジオ復刻版も展示/KDDIが特別展

KDDIは10月20日から2026年2月3日まで、日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアム「KDDI MUSEUM」(東京都多摩市)において、特別展「放送のウラに通信アリ展」を開催する。
今年は日本における放送開始から100年という大きな節目の年にあたる。同展では、放送の舞台裏で活躍してきた「通信」の仕組みや工夫を、『あの感動のウラに通信アリ』、『あのニュースのウラに通信アリ』、『放送100年テーブル』の3つのテーマに分けて解説する。
テレビが普及し、衛星放送、地上デジタル放送、そしてインターネットによる動画配信へと進化を遂げる中で、通信技術は中継場所から放送局、そして放送局から視聴者へと映像や音声を届けるために重要な役割を担ってきた。
同展では放送と通信の関係性を、歴史的な資料やコマ送り伝送を体験できるコンテンツなどを通じて紹介。また、シャープミュージアム(奈良県天理市)に展示されている国産第1号鉱石ラジオと同じ構造を持つ復刻版の実物展示を、首都圏で初めて実施する。11月29日は無料見学日とし、同ラジオ(復刻版)を使った特別イベントも開く。
KDDIは放送の世界において、通信事業者として数多くの技術支援やインフラ整備をしてきた。同展は、これまでの歩みを振り返るとともに、未来の放送・通信のあり方を考えるきっかけとなることを目指している。
【会場】KDDI MUSEUM(東京都多摩市鶴牧3-5-3 LINK FOREST2階)
【入場料】一般300円(大学生以下無料)。
【詳細】https://www.kddi.com/museum/program/special/broadcast100/


● SIGGRAPH Asia 2025 基調講演の登壇者が決定 12月15日から香港で開催へ

CGとインタラクティブ技術分野でアジア最大の祭典「SIGGRAPH Asia(シーグラフ・アジア)2025」における基調講演者が発表された。今年で18回目を迎えるシーグラフ・アジアは、12月15-18日の4日間、香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で開催される。
今回のテーマは『ジェネレーティブ・ルネサンス』となった。大会の実行委員長を務める幸村琢(こうむら・たく)香港大学教授は「シーグラフ・アジア2025には、世界をリードする研究者、スタジオ、クリエイターが集結するとともに、この分野で香港が発揮する並外れた創造性と技術的専門知識を反映している」と香港のユニークさを指摘している。
また「ジェネレーティブ・ルネッサンスをテーマに、今回はAI、アニメーション、没入型テクノロジーにおける画期的な成果を報告し、地元の才能と国際的なイノベーションの両方に焦点を当てる」と期待をみせている。
基調講演者は、ハリー・シャム博士(香港科技大学評議会議長/元マイクロソフト AI&リサーチ EVP)、ジェイミー・ショットン氏(ウェイブ社チーフサイエンティスト)、チュンチャオ・ゴー博士(テンセント社フニュアン3D生成・ワールドモデリング部門責任)の3氏。ドローンを使った「低空経済」を研究するシャム博士、自動運転を研究するショットン氏、生成AIによるモデリングを研究するゴー博士らが最新の成果を講演する。
特別講演者には、以下の6氏が決まっている。
▽ポール・デベベック博士(アイライン・スタジオ社チーフリサーチオフィサー)
▽リチャード・チュアン氏(d1n0社創業者)
▽クラウドディア・チャン・サニイ氏(ピクサー・アニメーションスタジオ社VFXスーパーバイザー)
▽クリス・ブレンブル氏(ベースメディア社ファウンダー兼CEO)
▽モモ・ワン氏(アニメーションディレクター/漫画家/芸術家)
▽ラマン・ホイ氏(アニメーター/映画監督)
CG機器や制作ツールが展示される展示会は、12月16-18日に開催され、70社以上が出展する。シーグラフ・アジアには7000人以上が参加すると予想されている。


● アニメーション海外進出を支援 ステップアッププログラム実施/東京都

東京都は、都内でアニメーション制作/製作に携わる人に向けて、「海外ビジネスセミナー」「海外プレゼンスキル向上ワークショップ」を開催し、海外進出を支援する。また、習得したスキルなどを競う「東京アニメピッチグランプリ」に挑戦して入賞すると、最大100万円の賞金ほか、「MIFA2026」出展権など、東京都から海外展開に向けたさまざまなサポートを得られる。過去の体験談を聞くことができる説明会も開く。
主な対象者は、アニメーション制作/製作に携わり、海外に向けたビジネス展開を志し、次のいずれかに該当する人。①都内に登記がある中小企業基本法に規定する中小企業者、②都内税務署へ開業届出をしている個人事業主、③将来、都内で創業を検討している、都内在住/在勤/在学者(学校の本部が都内にある場合を含む)。なお説明会には、現時点で海外展開を視野に入れられていない人も参加可能。
◆◇◆
実施内容・日程は以下のとおり(参加費無料)。
◆セミナー
〈セミナーA:アニメ映画祭・海外マーケットについて学ぼう〉終了
[セミナーB:作品を企画し売り込むことを考えよう] (リアル開催)▽日時:10月28日/19-21時▽定員:50名▽会場:豊島区南池袋2-25-5藤久ビル東五号館14階貸会議室▽講師:鮎貝義家氏(ライター・プロデューサー)、Jerome MazandaranI氏(Owner/Founder/Executive Producer, Jerome Mazandarani Consulting)
[セミナーC:バイブルで伝えるべきことについて考えよう] (オンライン開催)▽日時:11月4日/19-21時▽オンライン(Zoom)▽講師:Antony Gusscott氏(Creative Director, Sprinkles on Top)
[セミナーD:商談の実践と新たな時代の映像ビジネスについて考えよう] (リアル開催)▽日時:11月10日/19-21時▽定員:50名▽会場:セミナーBと同じ▽講師:高山晃氏(ファンワークス社長)、和田亮一氏(TOKYO EPIC創業者/CEO)
◆ワークショップ
[第1回:ピッチの基礎となる要素を学ぼう] (リアル開催)▽日時:11月28日/18-20時▽定員:30名▽三菱UFJリサーチ&コンサルティング 神谷町オフィス24階会議室(港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー)▽講師:風早完次氏(Culture Connect代表/グイダ プロデューサー)、今泉裕美子氏(グイダ代表/ツクリエ 顧問兼エグゼクティブプロデューサー)、小澤江美氏(Flying Ship Studioプロデューサー)、伊藤整氏(プロデューサー/スキームデザイン)
[第2回:ピッチ・バイブルを作りこもう] (対面グループワーク/リアル開催)▽日時:12月12日/18-21時▽定員:30名▽会場および講師:第1回と同じ
◆説明会
[東京都アニメーション海外進出ステップアッププログラム説明会 ~先輩たちに聞くMIFA出展体験談] (リアル開催/定員50名、第1回は終了)第2回▽日時:12月2日/19-21時▽会場:セミナーBと同じ
【申し込み期限】各日程の原則2営業日前16時まで
【申し込み・詳細】https://anime-tokyo.com/program/
―――
●「東京アニメピッチグランプリ」 2026年2月13日に開催決定
東京都主催のセミナー・ワークショップで習得したスキルなどを競うコンテスト。自身の企画を日本語でピッチ発表し、受賞者は賞金(最優秀賞:100万円、優秀賞:各50万円)や、世界最大級の海外見本市「MIFA2026」(フランス・アヌシー)への出展支援(英語ピッチ指導、商談設定、出展作品の広告、アフターフォロー他)を受けることができる。
【応募要件】https://anime-tokyo.com/program/#grandprix


● FMMCが第43回研究会 協調型自動運転の情報通信 プラットフォームを解説

マルチメディア振興センター(FMMC)は、「第43回研究会」を11月4日にオンライン(Zoom使用)で開く。テーマは『協調型自動運転における情報通信プラットフォームの役割』で、講師は同志社大学 モビリティ研究センター/センター長・教授の佐藤健哉氏。参加費無料(事前申し込み制)。
車両にカメラやレーダーなどのセンサーを搭載し、走行経路の障害物や、車両周辺の歩行者や自転車、他の車両などを監視することで、安全性や利便性を向上させる(自律型)自動運転技術の普及が始まっている。さらなる安全性向上・円滑走行を目指し、路側機や他車両の情報を無線通信経由で共有する協調型自動運転が検討されている。
講演では、協調型自動運転におけるV2X通信の展望を示し、その役割と課題について提案するとともに、協調型自動運転向け情報通信プラットフォーム(DM2.0)の開発や実証実験の状況について説明する。
【日時】11月4日/15時-16時30分(終了予定)
【申し込み・詳細】https://www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/fmmckenkyu/tabid385.html/


● アニメ・トーキングイベントを30日開催/フォトロン

フォトロンは、トーキングイベント「ANIME TALKING JAM」を10月30日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催する。
第1部は、ネットフリックスで配信中の『K-POP デーモン・ハンターズ』リードエディターのネイサン・シャウフ氏(Sony Pictures Animation Inc.)が、アビッド メディア コンポーザーを絡めて講演。第2部では、TVアニメ『ダンダダン』プロデューサーの亀井博司氏(毎日放送)が登壇する。いずれも企画・制作時のメイキング的な内容から、ビジネス的な観点をテーマに話す予定。
対象は、アニメの配給、制作、編集関係者。途中退席、途中参加可能。参加費無料(事前登録制)。
トーキングセッション終了時後は、同会場で交流会(参加任意)を実施する。
【日時】10月30日/14時-16時45分/交流会17時開始予定。
【定員】150人
【会場】東京フォーラムホール7(東京都千代田区丸の内3-5-1)
【申し込み・詳細】https://www.photron.co.jp/event-seminar/anime-taking-jam202510/

2025/10/132025年10月13日

● 東京国際映画祭の会期中に特別無料セッションを開催/IMAGICA GROUPが創業90周年を記念

IMAGICA GROUPは、創業90周年を記念し、第38回東京国際映画祭の会期中に特別セッション「Future Talks by IMAGICA GROUP ~90年の感謝とともに、未来をつくる人へ~」を10月31日に東京ミッドタウン日比谷(東京国際映画祭 開催エリア内)で開く。参加費無料(事前登録制)。
同セッションでは、数々の作品をグループ会社のオー・エル・エムとともに手掛けてきた三池崇史監督をはじめ、アニメーション作品で新たな表現に挑み、活躍の場を広げる木下麦監督(P.I.C.S.management)とユージン監督(ROBOT)が登壇。映像を志す学生や若手クリエイターとともに作り手のこれからを考え、語り合う。
さらには、IMAGICA GROUPが取り組む最新の映像技術やAIを活用した表現ついても説明する。
◆タイムテーブル(全4セッション)
▽「Director‘s Dialogue – 三池崇史監督と実写映画の未来を考える」(13-14時)
▽「Animating Dialogue -木下麦監督/ユージン監督 若き制作者と未来を語るオープントーク」(14時30分-15時30分)
▽「AI CREATION:アニメ制作の新たなパートナー -AI Mage|オー・エル・エム・デジタル」(16時30分-17時30分)
「TECH-FUSION:『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』における色表現と新たな取り組み -バンダイナムコフィルムワークス|IMAGICAエンタテインメントメディアサービス」(18-19時)
【詳細】https://www.imagicagroup.co.jp/90th-anniversary/TIFF_event/


● AJA製品ウェビナー IBC出展情報を中心に/フォトロン

フォトロンは、9月12-15日にオランダ・アムステルダムで開催された展示会「IBC2025」において、会場で発表されたAJAの新製品情報を中心とした「Post IBC2025 AJA ウェビナー」(無料/Zoom使用)を10月16日に開く。
新製品は、「IP25-R-4K SMPTE2110to 12G-SDI/HDMI Converter」、「UDC-4K-Next-Generation 4K Up/Down/Cross-Converter」、「BRIDGE LIVE 12G-4」など。
【日時】10月16日/13時30分-14時30分(終了予定)
【詳細】https://www.photron.co.jp/event-seminar/aja_post-ibc2025/?mt=jCSiAEcvHH4


● Harmonic社のIBCフォローアップ/三信電気がウェビナー

三信電気は、「Harmonic IBC2025 フォローアップウェビナー」(無料/Zoom使用)を10月17日に開く。
Harmonic社はワールドワイドでIP伝送機器や映像クラウドソリューションを提供するメーカー。
同社の低遅延映像伝送エンコーダー/デコーダーはマルチチャンネルを生かした情報カメラ用途での利用、SRT対応による海外拠点との映像伝送用途での利用が可能。IBC2025では、クラウド・AIをキーワードとしたサービスを提案した。
今回のセミナーでは、Harmonic社製品のIBC2025アップデート情報、マルチプロトコル・マルチチャンネル対応低遅延映像伝送ENC/DECについての説明などを予定している。
【日時】10月17日/14時-14時50分
【申し込み】https://zoom.us/webinar/register/9317598149598/WN_4MsNoULbSOmFfvlOYIgY9A


● KDDI SUMMIT 2025 通信・AIの最先端技術披露 東京・高輪会場とオンラインで

KDDIは10月28、29日の2日間、KDDIグループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2025」を、東京・高輪の実会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催する。参加費無料(事前登録制)。
3回目となる今年のテーマは「つなぐチカラを進化させる ~ともに、夢中に、未来を創ろう~」。通信・AIなどのデジタルテクノロジーがリアルな生活の中に変化をもたらす先端事例を、パートナーとともに解説する。
会場では、KDDIの高品質な通信基盤を土台に、AIやデータを掛け合わせたKDDIグループが創る未来の一部を、展示やデモンストレーションで多数紹介する。
【会場】TAKANAWA GATEWAY Convention Center(東京都港区高輪2-21-2THE LINKPILLAR 1 SOUTH)およびオンライン
【詳細】https://www.kddi.com/summit/


● パートナーシップの促進 都内で企業交流セミナー/韓国コンテンツ振興院

韓国コンテンツ振興院(KOCCA)東京ビジネスセンターは、10月17日に東京・虎ノ門のKOCCA CKL TOKYOにおいて、日韓コンテンツ事業の発展やパートナーシップの促進を目的としたセミナー「日本発KAWAII ANIMEの現在と日韓パートナーシップの今後」を開く。
KOCCA CKL TOKYOはウェブトゥーン(スマホ向け縦型コミック)、映像制作、ミュージカル、アニメーション、ゲーム、デジタルテクノロジーなど、多様な韓国コンテンツ企業14社が入居するインキュベーション。セミナーの後には講師やKOCCA CKL TOKYO入居者を交えた交流会も予定。
セミナーの講師は、ファンワークス代表取締役社長の高山晃氏。参加費は無料。定員は45人。
【日時】10月17日/セミナー=15時-16時30分、交流会=16時30分-17時
【会場】KOCCA CKL TOKYO(東京都港区虎ノ門2-4-7 T-LITE 16階)
【申し込み】https://forms.gle/wbaATFNFv6gch8Ja6

2025/10/062025年10月6日

● 名古屋でソリューションセミナー 拡張したショールームに実機/ATENジャパン

ATENジャパンは、名古屋ショールームの拡張を記念し、10月9、10日の2日間、同ショールームにおいて「ソリューションセミナー」を開く。最新の製品紹介や導入事例を交えながら、ATENが提案する最新のトレンドと活用方法を解説する。
会場では実機に直接触れられる体験型プログラムを用意している。参加無料(事前登録制)。
セミナー内容は、①ATEN AVソリューションとして各種製品の提案、②製造業を中心にIP-KVMなど各種リモート関連含めた製造業向け商品説明および提案事例の案内、③PCの安全な遠隔監視・操作を実現するIP-KVMソリューションの解説、④ATEN新製品紹介–となっている。セミナー終盤には、ショールームの実機を実際に体験できる。
【日時】10月9、10日/10時-17時15分(各日3件のセミナー)
【会場】ATEN 名古屋ショールーム(名古屋市中区錦3-1-30 錦マルエムビル3F)
【申し込み】https://www.aten.com/jp/ja/reservation/event/nagoya-privateshow/#applyform


● 大阪では大型LEDを導入 新ショールームの披露兼ねたセミナーを開く/ATENジャパン

ATENジャパンは、大阪ショールームにおいて108型相当の大型LEDディスプレーを導入し、リニューアルを完了した。
これに伴い、新ショールームの披露を兼ねた「ソリューションセミナー」を、10月16、17日の2日間開催。ATENの最新トレンドについて説明する。
会場では実機に直接触れ、同社製品の特長を体感できる。参加無料(事前登録制)。
【日時】10月16、17日/10時-17時15分(各日3件のセミナー)
【会場】ATEN 大阪ショールーム(大阪市中央区淡路町3-1-9 淡路町ダイビル3F)
【申し込み】https://www.aten.com/jp/ja/reservation/event/osaka-privateshow/#applyform


● 来場者の事前登録を開始 来場者の事前登録を開始 11月19-21日に幕張メッセで/Inter BEE 2025

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月月19-21日に開催する、メディア総合イベント「Inter BEE 2025」(会場:幕張メッセ/千葉市美浜区)の来場事前登録を、Inter BEE公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で開始した(入場無料)。
Inter BEEはメディア&エンターテインメント・テクノロジーの最前線に立つテックイベントとして、61回目となる今年の開催を新たな進化のスタート年として位置付け、産業界の未来を見据えた取り組みをより充実させるという。
映像制作分野では、VFXやバーチャルプロダクションといった映像制作技術の最前線を発信し続けてきた「INTER BEE CREATIVE」において、最先端のクリエイティブトレンドを伝える。
また、昨年より映画制作に特化したプロフェッショナルコミュニティーとして開始した特別企画「INTER BEE CINEMA」を今年も実施。スクリーン数の増加や作品の体験性が進化・拡大する映画市場を背景に、次世代のクリエイターを刺激する最新動向と技術発信の場として展開する。
旧来の枠組みを超えてメディアの未来を先取りする「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、放送局とスタートアップの共創、コンテンツとAI、ビジネスの新たな進化への挑戦や先端技術を発表する場となる。
昨年までのINTER BEE BORDERLESSは、今年から「INTER BEE MEDIA Biz」に進化。放送メディアにおける加速するビジネス連携の可能性と、進化するメディアに呼応して開花する新たなビジネスの姿、コンテンツの収益化等を多角的な視点から発信する。
放送局のMoIP(Media over IP)とコンテンツ制作のDXを提案する「INTER BEE DX×IP PAVILION」では、「IP」を基盤に注目の「ソフトウエア化」を取り入れ、企業間連携による具体的な提案の場を構築し、制作現場での技術的進化から未来につながる次世代コンテンツ制作の効率化を提案する。
国際会議場での「INTER BEE FORUM」と各特別企画会場で開かれるコンファレンスは、同時開催の「第62回民放技術報告会(主催・企画:日本民間放送連盟)」のセッションや出展者セミナーなどと合わせ、100以上のセッションを予定。

2025/9/292025年9月29日

● CATVの基礎講座後編 CATVの基礎講座後編/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、オンラインセミナー「FTTH&デジタル 基礎講座〈後編〉~いまさら聞けない入門編~」(Zoom使用)を10月10日に開く。講座の前編(9月5日開催)では、PON(Passive Optical Network)を使った高速IP通信システムと光ファイバーならびにFTTH伝送路の構成について講義した。今回は放送信号RF(高周波信号)をいかに光ファイバーで伝送するのか、そしてデジタル放送の仕組みを学ぶ。そしてIP放送について、また無線サービスについても解説。対象は、新入社員、営業経験者、通信技術担当者、新経営者など。
講師は前編に引き続き、ケーブルコンシェルジュBAN/伴泰次氏(元住友電気工業・CATV技術者、元日本CATV技術協会 理事、規格標準化委員)が務める。
【講義内容】(詳細内容は変更する場合もある)
[光RF(高周波)伝送システム] 光アンプと放送波伝送、サブセンター、BSトラモジとパススルー(IF伝送)、1芯3波伝送
[RF放送システム] ヘッドエンド、周波数、4K放送、CAS、多チャンネル放送、STB、スカパー新パススルー方式
[IP放送に向けて] OTT躍進、コミチャンのYouTube配信、ケーブルIP放送、IPスティック
[無線サービス] BWA、ローカル5G、IoT
[ケーブル業界の課題はなにか]
[技術編] SI接頭辞、デシベル、レベル計算、用語集
【日時】10月10日/13時30分-15時(終了時間は予定)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
なお、「前編」はアーカイブ視聴(有料)が可能。
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20250916_8372


● CEATEC 2025来場事前登録開始 180を超えるセッションも予定 10月14-17日に幕張メッセで開催

電子情報技術産業協会(JEITA)は、10月14-17日(10-17時)の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催する「CEATEC 2025(シーテック2025)」の来場事前登録およびコンファレンスの聴講予約を公式サイト(www.ceatec.com)で受け付けている。入場無料。
会期初日は『サステナブルな社会の実現に向けて』と題したセッションに、本田技研工業の三部敏宏社長、三菱電機の漆間啓社長CEOらが登壇し、未来と社会課題の解決に向けたパネルディスカッションを実施する。
その他、会期4日間において、AIやモビリティ、DXやスマートホーム、地方創生など、幅広いテーマの180を超えるセッションを予定している。
◆注目のパビリオン
【暮らしのDXパビリオン】
消費者の生活の場となるスマートホームや暮らしにかかわるさまざまな最先端技術を披露する。同パビリオンは、CEATECの開催趣旨であるSociety5.0の主要テーマである個人や社会のウェルビーイングの実現に向けて、スマートホームや個人の暮らしに関連した技術・サービスを幅広く発信する。今後の市場活性化に向けて、家電業界/住宅関連業界にとどまらず、IT・エレクトロニクス業界との垣根を越えた共創・連携を促す。
【デジタル交通社会パビリオン】
JEITAの先端交通システム部会ITS事業委員会が展開する同パビリオンは、「豊かな暮らしを支えるデジタル交通社会の実現」をテーマに、ITS(高度道路交通システム)や次世代モビリティに関する最新の取り組みを、来場者が『見て・触れて・体験できる』展示を通じて説明する。
ITSの最新動向に加え、大学の研究成果を生かした先端技術の展示も新たに登場。2種類に拡大したVR体験や、自動運転バスの展示・実証紹介を通じて、未来の交通をリアルに体感できる。
【海洋デジタル社会パビリオン】
内閣府総合海洋政策推進事務局、水産庁後援により、海洋産業へのデジタル技術の活用や次世代に向けた人材育成の取り組みを発信する同パビリオンを、12社・団体の事業者とともに展開する。昨年のCEATECで展開した「海洋DXパビリオン」を大幅に拡充し、海洋産業が直面する担い手不足や環境問題といった社会課題の解決と、経済安全保障にも寄与する食料の安定供給を目指す。


2025/9/152025年9月15日

● 北東アジア・ビデオサミット 10月28日 アンダーズ東京 動画コンテンツビジネス グローバル戦略のポイント/AVIA

アジア太平洋地域の動画配信・コンテンツ産業の振興を目的とする業界団体「アジア・ビデオ・インダストリー・アソシエーション(AVIA/本部シンガポール)」は10月28日、アンダーズ東京 トランクションモンヒルズ 51階「Tokyo Studio」で、日韓の動画配信・映像コンテンツビジネスの課題と成長の可能性について議論する「Northeast Asia Video Summit Japan-Korea」(北東アジア・ビデオサミット 日本・韓国)を開催する(9月8日号に既報)。
AVIAによる日本での2回目となる今回のサミットは、日本のコンテンツをグローバル展開するためのポイント、北東アジアの映像の現状、デジタル時代におけるメディアとインフラの再構築、プログラマティック広告運用の課題、アドレッサブルTVの可能性、スポーツ・ストリーミングの成長戦略、スポーツ放映権をめぐるコンテンツプレイヤーの戦略、日本アニメの新たなビジネスモデル、日韓コンテンツ事業者のコラボレーション成功の鍵–といったテーマで、日韓コンテンツビジネス第一線で活躍するスピーカーが議論する。
日本のコンテンツのグローバル展開では、成功するパートナーシップの裏にあるビジネスモデル、知的財産権(IP)、クリエイティブ・コントロール、権利管理に関する課題をどう乗り越えるのか、デジタル時代におけるメディアとインフラの再構築では、従来からの有料多チャンネル事業者が、ストリーミングとの統合、パートナーシップなどをどのように進め動画ビジネスを変革しようとしてるのか掘り下げる。
イベント詳細は以下まで。https://avia.org/all_events/northeast-asia-video-summit-japan-and-korea/


● EVS製品関連イベント プレゼンと実機展示を実施/フォトロンが9月24,25日開催

フォトロンは、EVS社の最新情報の紹介や各製品実機を一堂に展示する「EVS DAY」を9月24、25日の両日、国内で初めて開催する。同イベントは、プレゼンテーションと実機展示の2部構成となっている。参加無料(事前申し込み制)。
プレゼンテーションでは、EVS本社から市場戦略・事業化担当のLaurent Petit氏が来日し、長年にわたり培ったテクノロジーを通じて、市場ニーズにどのように応えていくのかを、「現在」と「将来」の視点から、その製品戦略を説明。また、EVSソリューションを使ったIPワークフローの最新事例も報告する。
さらに、LiveCeption、MediaCeptionなど各事業領域の製品ハイライトに加え、IBC2025(オランダ・アムステルダムで開催)で発表予定の最新情報も伝える予定。
展示コーナーでは、XT-VIAサーバー、Xfile、IPDirectorなどの製品に加え、EVSサーバーの入出力映像を低遅延のプロキシ映像で視聴できる「LSM-VIA Multiviwer」、AIによる自動追尾でターゲット(プレイヤーやボールなど)を任意の画角に切り出す「LSM-VIA ZOOM」やAIスローリプレイ「XtraMotion」の最新版、さらにSDIからSRT/NDI/ST2110などのIPビデオをソフトウエアベースで収録・再生する「MOVE I/O」の最新製品などをそろえる。
なお、イベント終了後には、懇親会を兼ねたEVSユーザー会を開く。イベント参加だけでなく、EVSユーザー会のみの参加も可能。
【日時】9月24、25日(両日ともに同一のプログラム)▽機材展示会場=13時30分開場、セミナー=15時開始、懇親会・EVSユーザー会=17時30分-19時
【会場】フォトロン本社(東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階)
【詳細】https://www.photron.co.jp/event-seminar/evs-day-2025/


● 第3回「TOKYO DIGICONX」 東京都などが出展者を募集 XR、メタバース、AI関連

東京都およびXR・メタバース等産業展実行委員会は、2026年1月8-10日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトにおいて「TOKYO DIGICONX(第3回TOKYO XR・メタバース&コンテンツ ビジネスワールド)」を開催するにあたり、展示会への出展者を募集している。
同イベントでは、XR、メタバース、AI、Web3などの事業者や、アニメ、映像、音楽などのコンテンツ分野の事業者を対象とした展示・商談会に加えセミナーや参加型体験企画なども計画している。
出展対象は、都内を中心に国内外で事業を展開する中小企業や個人事業主(クリエイターなど)、団体ほか。
申し込み締切日は、10月10日(17時)。
【申し込み方法・詳細】https://xr-meta-biz.tokyo


● 韓国コンテンツ企業14社とのビジネスマッチングイベント /DCAJ セミナー・交流会も開く

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、東京・虎ノ門の「KOCCA(韓国コンテンツ振興院)CKL TOKYO」において、ウェブトゥーン、映像制作、ミュージカル、アニメーション、ゲーム、デジタルテクノロジーなど多様な韓国のコンテンツ企業14社とのビジネスマッチングイベント「KOCCA CKL TOKYO Networking Event」を9月30日に開く。参加費無料。定員50社。
同イベントでは、日本と韓国のコンテンツ企業のコラボレーションを促進するため、「日韓共同制作セミナー」と交流会も同日に実施する。
セミナーでは、韓日共同プロジェクトの最新事例でもある、韓国ヒットドラマの日本版リメイクドラマプロジェクト『ストーブリーグ』を手掛けているNTTドコモ・スタジオ&ライブのチーフプロデューサーが、韓日で協業をすることに関する経緯や心構え、ポイントなどについて話す。
【スケジュール】(9月30日)14時30分-15時30分=KOCCA CKL TOKYO入居企業ピッチ▽15時30分-18時=個社ごとのビジネスマッチング▽18-19時=日韓共同制作セミナー▽19-20時=交流会
【会場】KOCCA CKL TOKYO(東京都港区虎ノ門2-4-7 T-LITE16階)
【詳細】https://www.dcaj.or.jp/news/2025/09/kocca-ckl-tokyo-networking-event.html


● 第31回 日本プロ音楽録音賞 作品の応募受付を開始 優秀なエンジニアを顕彰

「第31回 日本プロ音楽録音賞」の運営委員会(事務局:日本音楽スタジオ協会)は、今年度の作品応募受付を開始した。
日本プロ音楽録音賞は、録音エンジニアが制作し応募した音楽録音作品について、エンジニアが有する音楽に対する感性、技術力などを評価することで、授賞対象優秀作品および最優秀作品ならびにベストパフォーマー賞を選定。これに携わり制作を担ったエンジニアおよびベストパフォーマーのアーティストを顕彰する。それによりエンジニアの技術の向上と次世代エンジニアの発掘を図ることを目的としている。
今回は、9月30日まで作品を募集し、12月5日の「音の日」(本来は12月6日だが、土曜日のため1日前倒し)に授賞式の開催を予定している。
応募の対象は、国内において企画され、2024年9月1日-25年8月31日の間に初めて国内で発売(25年9月30日までにサンプル盤が配布されているものを含む)、または公に放送・配信された(25年9月30日までに放送・配信が決定しているものを含む)音楽録音作品。なお、旧譜の音源が新たにミキシングもしくはカッティングされた作品も応募可能。
【詳細】https://www.japrs.or.jp/pro_rec/

2025/9/82025年9月8日

● ラリージャパンでメタバース企画 新たなコンテンツを提供/フォーラムエイトがタイトルスポンサー

フォーラムエイト(東京都港区)は、タイトルスポンサーを務める世界ラリー選手権「WRC FORUM8 Rally Japan 2025」(11月6-9日開催/会場:愛知県豊田市、岐阜県恵那市ほか)において、昨年に引き続きメタバース企画『フォーラムエイト・ラリージャパンメタバース2025』を実施する。今回は、新たなコンテンツとして「ぬりえメタバース」および「Rally NFTトレンドスポット」を提供する。
メタバニアF8VPS(フォーラムエイト メタバース)を活用した「ぬりえメタバース」では、各地のラリージャパン関連プレイベントにおいて参加者が作成したぬり絵作品がメタバース内に展示され、京都トヨタの「クルマのぬりえにチャレンジ!キャンペーン」とのコラボレーションによる応募作品も飾られる予定。ぬり絵と併せて、F8-AI MANGAにより生成されたイベント参加者の漫画風画像の展示も予定している。
「Rally NFTトレンドスポット」は、データ連携プラットフォームForumSyncの仕組みを活用し、位置情報やマップと連携して、スマートフォンからトレンドスポットをリアルタイムで投稿可能なシステム。
イベント開催中に、ラリーカーが来た地点や、コース周辺の美しい景色、近隣の店舗といった情報を写真付きで共有できるだけでなく、自分の投稿をNFT(非代替性トークン)化することもでき、ラリーの楽しみ方を広げると共に、回遊性の向上にも貢献するという。
また『子供も楽しめるラリーメタバース』をテーマとして、楽しくラリーや交通安全を学べる「小中学生向けバーチャルラリー教室」(10月25日開催予定)でも、「ぬりえメタバース」を活用する。
【バーチャルラリー教室の詳細】https://www.forum8.co.jp/forum8/rally/school2025/


● 初心者向け特別セミナー 市場動向やシステムの基礎など/デジタルサイネージコンソーシアム

デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)は、東京・海岸のDSC竹芝オフィスで初心者向け特別セミナー「これから始めるデジタルサイネージ ~導入・運用・活用のすべて~」を10月21日に開催する。
セミナーは2部構成で、第1部では市場動向やハード・システムの基礎、施工・保守上の留意点を解説。さらに広告・販売促進・情報伝達といった用途別の運用や、効果を生むコンテンツ制作のポイントを取り上げる。
第2部は、講師と参加者が直接意見交換できる質疑応答・交流の場を設け、実務的な疑問解消を支援する。
登壇者(50音順)は、江口靖二氏(DSC常務理事)、竹下留美子氏(アメイジングポケット)、渡仲容子氏(エムシードゥコー)、山本孝氏(ジェイアール東日本企画)、由井永幸氏(東急エージェンシー)、吉田勝広氏(DSC顧問)、渡辺剛仁氏(クラウドポイント)で、幅広い領域をカバーする。
サイネージ導入を検討する企業や担当者にとって、実務に直結する知見を得られる機会となる。
リアル開催のみで受講料はDSC会員無料、非会員3000円。申し込みはPeatixで10月15日まで(定員70名/定員に達し次第に締め切る)。
【日時】10月21日/14時-17時45分
【会場】DSC竹芝オフィス(東京都港区海岸1ー7ー1 東京ポートシティ竹芝8階)
【申し込み】https://dscseminar01.peatix.com/view


● 第66回 科学技術映像祭 東日本放送が内閣総理大臣賞 3.11津波避難の行動を検証

日本科学技術振興財団、映像文化製作者連盟、つくば科学万博記念財団、新技術振興渡辺記念会の4団体主催による「第66回 科学技術映像祭」の受賞作品が決定した。
同映像祭は、科学技術を正確に分かりやすく伝える優れた映像を選奨し、科学技術への関心を喚起するとともにその普及と向上を図り、社会一般の科学技術教養の向上を目指すことを目的に開催。特にデジタル時代において多様に進化していくメディアを効果的に用い、視聴者に強いインパクトを与えるとともに、視聴者から多様な反響が期待される映像の制作者を表彰している。
各受賞作品は以下のとおり。
★内閣総理大臣賞▽「テレメンタリー2024 『3・11』を忘れない93、100人の証言 命をつなぐ津波避難」(一般部門長編/東日本放送)
★文部科学大臣賞▽「所さんの目がテン!折り紙の科学」(一般部門長編/日本テレビ放送網)▽「SBCスペシャル本田先生の診察室~発達障害のこどもたち~」(同/信越放送)▽「チャンネル4 終わらないコロナ 後遺症と闘う18歳」(同/テレビ信州)▽「NHKスペシャル ディープオーシャン 幻のシーラカンス王国」(同/NHK)
★優秀賞/つくば科学万博記念財団理事長賞▽「水無瀬イノベーションセンター イントロダクションムービー Impossible Object」(一般部門短編/DNPコミュニケーションデザイン)
★優秀賞▽「フロンティア『ヒトはなぜ歌うのか』」(一般部門 長編/NHK)▽「シカマイアの翼 ペルム紀 謎の化石を追え」(同/福井県立恐竜博物館)▽「ガリレオX 精子9+2のミステリー 私たちの精子に秘められたミステリー」(同/ワック)▽「宇宙の電波を受けたりする PART2 並ぶパラボラの謎」(同/大学共同利用法人 自然科学研究機構 国立天文台)▽「映像25『私らしく』初のアルツハイマー治療薬と共に」(同/MBS毎日放送)▽「サステナドームの秘密 コンクリートの未来を救う」(一般部門短編/Kプロビジョン)▽「割れた藍瓶 能登半島地震と富山湾」(同長編/北日本放送)
★学生奨励賞▽「私を守るのは わたし~オーバードーズの危険~」(学生部門長編/椙山女学園大学)▽「電波天文学って?」(同短編/東京都立科学技術高等学校)
★特別奨励賞▽「気道を守る ~線毛細胞 微粉末生薬の知られざる働き~」(一般部門長編/ヨネ・プロダクション)
★新技術振興渡辺記念会理事長賞▽「ガリレオX キメラ 異質同体生物が救う命」(一般部門長編/ワック)
★科学技術館館長賞▽これからヒーロー! #2 体の中に病院を作っちゃうの巻」(一般部門短編/国立研究開発法人科学技術振興機構)

2025/9/12025年9月1日

● 長編アニメクリエイター 海外活動挑戦へ多様な支援 第2期企画・作品を募集/ユニジャパン

ユニジャパンは、文化庁から受託している文化芸術活動基盤強化基金 クリエイター等育成プログラム「Film Frontier(フィルム・フロンティア)」の長編アニメクリエイター支援において、第2期企画・作品の募集を開始した。
長編アニメクリエイター支援では、若手クリエイター(監督、プロデューサー、脚本家、アニメーター)が参加する長編アニメーションの「企画開発」あるいは「完成から発表」のいずれかの海外展開を目指す過程において、国際的な視野を獲得するためのアドバイザーによる助言や専門家によるトレーニングなどを含む多様な支援をする。
ユニジャパンでは、このプログラムを通して「海外活動にクリエイター自身が目的をもってチャレンジすることによって経験を積み、知見やネットワークを広げ、将来へ向けて成長することを目指す」としている。
◆長編アニメクリエイター支援
[対象とする企画の要件]
以下3点を全て満たす企画であること。
▽若手クリエイター(育成対象者)が参加する開発中の企画、あるいは完成後の海外展開を見越した進行中の企画
▽劇場公開あるいは配信を前提とする、海外展開を目指す60分以上の長編アニメーション企画
▽原則として、育成対象者が属する法人格を有する制作会社による応募であること
[若手クリエイター(育成対象者)の要件]
アニメーション作品の監督、プロデューサー、脚本家、アニメーターのうち、以下①~③のいずれかに該当する者で、日本国籍または日本の永住権を有しており、海外渡航に支障がないこと(育成対象者は海外派遣が必須のため)。
①国内外主要映画祭へのアニメーション作品の出品実績、②商業アニメーション作品の公開実績がある、③TVアニメーションシリーズの制作実績が1本以上ある
合計で2企画程度を選抜。応募締切日は9月12日。
【詳細】ユニジャパン(https://www.unijapan.org/


● Too「あにつく2025」 14本のメインセッション 展示や交流会なども実施

Tooは、アニメを「作る人」と「見る人」のための総合イベント『あにつく2025』を、9月20日に東京・外神田のUDX GALLERY NEXT/UDX GALLERYで開く。
『あにつく』は、作品のメイキングや2D作画ソフトの運用、3Dアニメーション技術の解説を通して、アニメをつくる楽しさを伝えることやマーケットアピール、人材発掘、育成を目的に2015年から開催している。
11回目となる今回は、14本のメインセッションに加え、最新技術に触れられる展示コーナー、登壇者や参加者同士の交流を深めるアフターパーティーなど、充実したプログラムを用意している。
受講料無料(事前登録制/満席になり次第受付終了)。
[主なセッション内容]
▽『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』CGIアニメーションメイキングセミナー(カラー/岩里昌則氏、森本シグマ氏)
▽アニメ『俺だけレベルアップな件』キャラアニメーションにおけるmocopi活用について(A-1 Pictures/織田健吾氏、森岡俊宇氏、伊藤龍一氏)
▽『キミとアイドルプリキュア♪』プレゼンツ アニメータードラフト会議で夢をつかんだ次世代アニメーターたちが語るキラッキランランなCGアニメーション(東映アニメーション/近藤まり氏、野島淳志氏、香月誠亮氏、滝野翔氏)
▽TVアニメ『LAZARUS ラザロ』制作事例:Blenderで挑んだCGワークと画面作りの舞台裏(MAPPA/淡輪雄介氏、坂本拓馬氏、渡辺大貴氏、石田たまき氏)
▽「Blender」導入への挑戦『パチスロ東京喰種』から紐解くルック開発講座(サブリメイション/小川喬右氏、大橋めぐみ氏、土屋嘉廣氏)
▽リアルとアニメの融合-『MFゴースト』における3DCGレース表現の舞台裏(Felix Film/中智仁氏、内田博基氏、白石優也氏、林里美氏)
▽オリジナル短編アニメ『星の子どもとはじまりの樹』に込めた企画と世界観のつくり方(武右ェ門/七五三慶紀氏、垰田浩一氏)
【日時】9月20日/11時-20時30分
【会場】UDX GALLERY NEXT/UDX GALLERY(東京都千代田区外神田4-14-1)
【詳細】https://www.too.com/atsuc/y2025


● デジタルコンテンツ白書 市場規模などを解説/DCAJが発行セミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、9月4日に『デジタルコンテンツ白書2025』発刊セミナーをオンライン(Zoom使用)で開く。参加費無料。
プログラムの第1部では、前年に引き続きプラス成長を記録し、DCAJが調査を開始した2001年以降で過去最高を更新した24年のコンテンツ産業の市場規模について、DCAJ調査研究部主任研究員の福島寿恵氏が解説する(関連記事6面)。
第2部のパネルディスカッション「2025年コンテンツ業界の現在地:万博×クリエイター経済の最前線」(モデレーター:青山学院大学 総合文化政策学部教授/内山隆氏)では、大阪・関西万博の会場運営プロデューサーである石川勝氏(シンク・コミュニケーションズ代表取締役)が、万博における取り組みやその背景にある社会的変化について報告。また、PT.MU Research and Consulting Indonesiaマネージャーの新村高史氏が、急成長を遂げる「クリエイターエコノミー」の現状と今後の展望について話す。
【日時】9月4日/16時-17時30分
【申し込み】https://dcwp2025.peatix.com

2025/8/252025年8月25日

● 生成AIを活用した映画制作 映画監督らが最新状況を報告/DCAJオンラインセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、生成AIを活用した映画制作、および日本初のAI国際映画祭の開催に関する無料オンラインセミナー「生成AIを活用した映画制作の最前線~映画監督と日本初AI国際映画祭主宰が語る未来の映像クリエイション~」(Zoom使用)を9月1日に開く。
AI映画『グランマレビト』の映画監督である山口ヒロキ氏、「AI 日本国際映画祭」(AI Film Festival Japan 2025)の代表理事を務める池田裕行氏、および、ガウマピクスのプロダクションマネージャーである寺嶋千景氏が、生成AIを実際の映像制作プロセスに取り入れた具体的な手法や、AIを用いた映画製作に関する今後の可能性などについて講演する。
内容は、①AI映画『グランマレビト』の制作過程、②スマホからスクリーンへ ~日本初 AI映画祭11月開催へ~、③トークセッション、④質疑応答。
AI映画最新作『グランマレビト』は、8月29日からアップリンク吉祥寺(東京都武蔵野市)で公開を開始(オムニバス映画『ジェネレイドスコープ』の1編として上映)。そして、「AI日本国際映画祭」は、FilmFreeway公認の日本第1号AI映画祭で11月2、3日に東京都千代田区のTokyo Innovation Base(TiB)で開催の予定。映画祭は、コンテスト作品のエントリーを9月30日まで受け付けている。
【日時】9月1日/16時-17時20分
【参加費】無料
【申し込み】https://dcajseminar250901.peatix.com


● CATVの基礎技術を学ぶ FTTH、PONなど解説/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第57回CRIオンラインセミナーとして「FTTH&デジタル基礎講座~いまさら聞けない入門編~」と題し、90分講義を2回に分けて実施。前編(第1回)を9月5日に開く(Zoom使用)。後編(第2回)は、10月10日の予定。
対象は、CATV局の新入社員(特に技術部配属)はじめ、営業経験者、通信は強いが放送や伝送路には弱いという技術者、また他の事業からの新経営者までをカバーする。
講師は、ケーブルコンシェルジュBAN/伴泰次氏(元日本CATV技術協会理事、規格標準化委員)。
◆主な講義内容〈前編〉
[CATVのポジション] 放送および通信の加入者数とRGU、放送業界の売上比較、ブロードバンド加入数の比較
[HFCシステムの概要] HFCネットワークの発展と課題、FTTHへの移行
[PONシステム] メディアコンバーターからGE-PON、10G-EPONへ
[光ファイバー] 光ファイバーの構造と接続技術
[FTTHシステムの構成要素] FTTHの構成部品、光分配器、クロージャ、引込宅内配線
【日時】9月5日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】https://cri-info.jp/20250818_8361


● 大阪「SAKISHIMA LIGHTING ART」 若手クリエイターのレーザーマッピング10作品を選出上映

大阪・関西万博の開催期間に合わせ、さきしまコスモタワー(大阪府咲洲庁舎)の北側外壁の一部をレーザーマッピングで彩る光のアートイベント「SAKISHIMA LIGHTING ART」では、29歳以下の若手クリエイターを対象に公募したレーザーマッピング作品から10作品を選出し、10月13日まで上映している。
このプロジェクトでは、映像やアート業界を志す若手クリエイターに創作・発表の場を提供することを目的の1つとして、大阪・関西万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』に基づき、「いのち」「未来」「輝き」から連想する映像作品を公募した。
今回、若手クリエイターや学生など全国からエントリーした30組(個人・チーム混合)の中から10作品を選出。「レーザーマッピングという限られた表現手法や技術的制約の中で、創意工夫が凝らされた力作がそろった」という。視覚的な美しさだけでなく、作品のコンセプトや物語性にも重点が置かれ、若手クリエイターの発想力と挑戦心を感じられる内容となっている。
「SAKISHIMA LIGHTING ART」は、大阪ベイエリアのランドマークである、さきしまコスモタワーを光のアートで彩る、国内最大級規模のレーザーマッピングイベント。季節ごとに変わるレーザーマッピングと万博カラーをイメージしたレーザーマッピングの演出、万博の「ナショナルデー」に合わせて国旗をイメージしたライトアップを実施している。

2025/8/182025年8月18日

● 三信電気 28、29日に内覧会を開く ブラックマジック製品に焦点

三信電気は、ブラックマジックデザインの収録システム「HyperDeck Extreme 8K HDR」と「リプレイシステム」に焦点を当てた内覧会を、8月28、29日に同社ショールームで開催する。
「HyperDeck Extreme 8K HDR」は、8K解像度での収録と再生を可能にする多機能放送デッキで、ライブプロダクションやアーカイブ作業にも適している。
一方、ブラックマジックデザインの「リプレイシステム」は、複数のHyperDeckレコーダーとネットワークストレージ「Blackmagic Cloud Store」を組み合わせることで、低コストで柔軟なリプレイ構成を実現する。
ダビンチリゾルブを再生エンジンとして活用し、マルチアングル再生や迅速な編集に対応している点が特徴だ。
今回は、この収録システムとリプレイシステムを実際に体験できる貴重な機会となる。内覧会は、1枠90分で28日と29日の2日間に7回にわたって開かれる(事前予約制)。
【日時】8月28日/10時30分、13時、14時30分、16時(4回開催)、29日/10時30分、13時、14時30分(3回開催)
【会場】三信電気ショールーム(東京都港区芝4-4-12)
【主催】三信電気 ソリューション営業本部 映像システム営業部
【問い合わせ】TEL:03-5484-7270/Eメール=mailto:eizo-info@sanshin.co.jp

2025/8/112025年8月11日

● VR FORUM 2025 10月8、9日に開催 次の時代の「標準」考える/ビデオリサーチ

ビデオリサーチは、メディアや生活者の最新情報を多彩な切り口で示すビジネスフォーラム「VR FORUM 2025」を10月8、9日の両日、東京ミッドタウン・ホール(東京・赤坂)およびオンラインで開催する。
テーマは「Next STANDARDをともに。」。同社は、メディアや生活者を取り巻く環境が大きく変化し、人々のメディアへのかかわり方や情報収集の仕方、コンテンツの楽しみ方も急速に多様化する中、広告やメディア業界における「常識」や「標準」(STANDARD)もどのように変化・進化していくべきかが問われているとの認識を示す。
その上で実施する今回のVR FORUMでは、変化していく生活者やメディアと向き合い、最前線で活躍するキーパーソンの経験・知見を交え、次なる時代の「STANDARD」を考えていくとしている。
参加費無料(事前登録制)。プログラム詳細は、特設サイト(https://vrforum.jp/2025)で順次公開する。
申し込みは前記特設サイトで9月上旬より受け付け開始予定。


● ケーブル技術ショー2025 オンライン展示会開催中

ケーブルコンベンション2025関連イベント「ケーブル技術ショー2025」(技術展示会は7月24、25日、東京国際フォーラムで開催)では、オンライン展示会を公式ウェブサイト(https://www.catv-f.com/top.html)で9月10日まで開催している(アーカイブ配信は9月30日まで)。
オンライン展示会では、生成AIが地域課題を解決する最適なソリューション、技術、製品、サービスに加え、課題解決策を持つ出展者をリコメンド。主催者テーマ展示ブースツアーの動画も提供。
また、プレミアムセミナー「防災DXの動向と今後の展開 ~情報インフラの重要性~」の配信のほか、セミナーアーカイブ動画を公開している。


● 大阪プライベートショー 8月20、21日に開催/伊藤忠ケーブルシステム

伊藤忠ケーブルシステムは、第3回「大阪プライベートショー」を8月20、21日に大阪市中央区のオービックホールで開く(入場無料)。制作ワークフローやIPを主軸とした機器展示に加えて、CATV局を対象とした加入者世帯向けのマルチデバイス保証サービスを西日本区域では初めて展示する。
主な出展製品は、放送局向けデータアーカイブシステム「CERCA」、パッケージ型アーカイブシステム「CERCA Touch(新製品/仮称)」、共有ストレージシステム「Facilis」、KVMシステム「IHSE Dracoシリーズ」、マルチデバイス保証サービス「まるごとホームサポート」など。
また、次のパートナー企業が参加して、最新の業界トレンドに則したさまざまな展示を予定している。
【出展パートナー企業】(順不同)▽ブラックマジックデザイン▽アストロデザイン▽テレストリームジャパン▽ヒビノ▽ソニーPCL▽デジキャス▽スターコミュニケーションズ▽池上通信機▽ヴィレッジアイランド▽メディアエッジ▽エーディーテクノ▽ローランド▽arethus▽イッツ・コミュニケーションズ
【日時】8月20、21日/10-16時
【会場】オービックホール(大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル2階)
【詳細】https://www.itochu-cable.co.jp/news/2025_08_04/


● SIGGRAPH2025報告 本紙論説委員が最新情報 DCAJビジネスセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、ビジネスセミナー「SIGGRAPH2025報告セミナー」を8月20日にオンライン(Zoom使用)で開く。参加費無料。
CGとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH2025」は、今年は8月10-14日にカナダのバンクーバー・コンベンション・センターで開催。産業界が注目する『デジタルツイン』は、メタバースとつながりさまざまな分野での実装が始まった。これらは、XRと関連して多くの企業、研究機関が有効な利用方法を提唱している。映像制作については、各プロダクションが「裏側ツアー」を予定しているという。
セミナーでは、SIGGRAPHに41回にわたり連続参加し取材している、映像新聞論説委員で日本大学講師の杉沼浩司が登壇し、最新情報を伝える。
【日時】8月20日/15時-16時15分
【定員】100人
【参加申し込み】https://dcaj-siggraph2025-seminar.peatix.com


● VIPO「アフリカ諸国のマンガ産業」

映像産業振興機構(VIPO)は、令和7年度文化庁「国際文化交流・協力推進事業」の運営を受託。日本コンテンツの代表格であるマンガについて、日本・アフリカ間の文化および人材交流を深化させるとともに、アフリカで関心が高まりつつある日本のマンガの将来的な展開につなげることを目的としている。
同事業の一環として「第9回アフリカ開発会議(略称TICAD9)」(8月20-22日/パシフィコ横浜)において、「アフリカ諸国のマンガ産業」に関するシンポジウムを開く(参加無料)。アフリカのマンガ家2名とマンガ研究者、日本政府関係者を交え、マンガ産業や市場動向について議論する。
【日時】8月21日/14時-15時30分
【定員】150人
【申し込み期限】8月18日(17時)
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/47028/

2025/7/282025年7月28日

● 長編映画の編集コンサルテーションプログラム/VIPOが参加企画募集

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、欧州を拠点に各国で実写長編映画の編集コンサルテーションを実施している「First Cut Lab」(運営:Tatino Film)と共催し、日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan 2025」を実施する。
プログラムに選出された企画は、経験豊かな編集コンサルタントおよび国際的な映画業界のメンターらによる専門的なフィードバックを受け、終了後は、さらなる編集に向けての指針となるワークショップのレポートとロードマップを受け取ることができる。
なお、同ワークショップは全て英語で実施する。VIPOから通訳の提供はないが、参加者自身での手配は可能。
「First Cut Lab」は、世界中のプロフェッショナルな映画人を対象に長編映画の編集ステージにフォーカスした包括的なトレーニングとコンサルテーションを合わせたワークショップ。これまで参加した映画作品はカンヌ、ヴェネツィア、ベルリンをはじめ、数多くの国際映画祭でのノミネートを果たし、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた作品もあるという。
【開催期間】2025年10月-26年2月末(全てオンラインでの実施。参加者の希望スケジュールに合わせて開催予定)
【応募締切日】9月11日
【募集企画数】1、2企画(長編実写映画および長編ドキュメンタリー)
【参加費用】無料
【詳細】http://www.vipo.or.jp/news/47004/


● 企画展「テレビとCMで見る1970-80年代」を開催/放送ライブラリーが8月8日から

放送番組センターは、放送ライブラリーで企画展「テレビとCMで見る 1970-1980年代」を8月8日から開催する。入場無料(入退場自由)。
放送ライブラリーでは、これまでに「テレビとCMで見る」シリーズとして、平成、令和、1980年代など、さまざまな時代に焦点をあてた企画展を実施してきた。
今回は3月に放送100年を迎え、また昭和元年から100年目となったこともあり、日本が戦後復興を遂げ、高度経済成長の時代に開催された「大阪万博」で始まった1970年から「バブル景気」が到来する1980年代後半までの激動の20年間を、放送の歴史とともに振り返える。
[テレビコーナー] (パネル展示)▽1970-80年代の出来事を、テレビ番組を中心に振り返る▽番組制作者の制作当時の思い出やエピソードなどを紹介▽放送作家、コラムニストほか、さまざまな分野から『イチオシ番組』を選出▽貴重な資料の展示(テレビ製品、新聞、雑誌、台本など)▽番組関連展示(日本テレビ『アメリカ横断ウルトラクイズ』の解答席とウルトラハット、同『スター誕生!』のポスター、トロフィー、TBS『ザ・ベストテン』のランキングボードのパーツ、70-80年代を舞台にしたドラマの衣装や小道具など)
[番組上映] ▽放送ライブラリー公開番組から70-80年代の番組を多数上映▽当時の世相を反映したミニ番組上映
[CMコーナー] ▽放送ライブラリーで公開している70-89年のACC賞受賞作品から、選りすぐりのテレビCMを上映▽CMクリエイターパネル(70-80年代のCMの比較や当時の制作現場の様子などを語る)▽CMのポスターの展示▽ACC賞入賞作品を集大成した『ACC年鑑』を展示
【会期】8月8日-10月5日/10-17時(月曜休館/ただし祝日の場合は開館・翌日休館)
【会場】放送ライブラリー・展示フロア(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)


● 名古屋で恒例の映画祭 映像アワード作品も募集/スターキャットが11月開催

CATV事業者のスターキャットは、「NAGOYA CINEMA Week 2025」を同社直営映画館である伏見ミリオン座・センチュリーシネマ(名古屋市中区)など名古屋市内各所で、11月23-29日に開催する。
今年で5年目の開催となる「NAGOYA CINEMA Week」では、映画上映とさまざまなイベントを通じ、「名古屋から地球や人に優しいまちづくりを発信し、未来を担う子供たち、そしてその先の世代へとつなぐことができる社会」を目指している。
映画(昨年実績23作品)の上映後には、俳優や監督、専門家などゲストを招き、トークショーを開き、参加者と一緒に未来と文化について考える。会期中は日本初公開作品のプレミア上映、ワークショップ、マルシェ(対面販売会)なども実施する。
また、映像クリエイターの活躍の場を創出するための「NAGOYA NEW クリエイター映像AWARD」の授賞式も開く。同アワードは、9月30日まで出品作品を募集している。映像作品は、長編部門(20分以上 120分未満)と短編部門(20分未満)があり、ジャンルは問わない。
【詳細】https://award.nagoya-cinema-week.com/

2025/7/212025年7月21日

● 地域課題解決に向けた活動 中海テレビ放送の取り組み報告 /CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第56回オンラインセミナー(Zoom使用)として、「中海テレビ放送『Chukaiトライセクター・ラボ』の活動 自治体消滅回避がケーブルテレビ最大の生き残り策」を8月5日に開く
講師は、中海テレビ放送(鳥取県米子市)地域創造本部地域づくり推進部Chukaiトライセクター・ラボ長の上保裕典氏。同社では、公共・民間・市民社会という3つのセクターの枠を越えて、協調と共創の取り組みが必要と考え、「持続可能な地域づくりと豊かな生活の創造に貢献」を目的として、2022年に「Chukaiトライセクター・ラボ」を社内に発足した。
具体的な取り組みは、①施策立案:地域の課題を発見し、課題解決に向けた施策の立案、②調査・研究:地域特性を踏まえた地域の課題分析、多様なステークホルダーとの共同研究、③人材育成:地域・社会の課題をジブンゴトとしてとらえ、自らが考え動く「考動人材」の育成–となっている。
また、市民に向けて、毎月1回、自社ニュース番組の1コーナーで『SEEDS~未来を読み解く~』を放送し、地域で起きている問題やこれから直面する課題について上保氏が解説している。今回のセミナーでは、こうした同社の活動を報告する。
【日時】8月5日/13時30分-15時(終了予定)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】https://cri-info.jp/20250715_8341


● 展覧会「映画監督森田芳光」を開催 /国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、
展覧会「映画監督 森田芳光」を8月12日から開催する。2026年に没後15年を迎える森田芳光監督の回顧展。本人の愛蔵品や劇中で使われた小道具など、森田氏が送り出した多彩な映画作品にまつわる資料を幅広く取り上げる。
【会期】8月12日-11月30日(休室:月曜日、8月26日-9月5日、10月7-12日)
【観覧料】一般500円
【会場】国立映画アーカイブ 展示室(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/morita2025


● 創作イベント「みんなで作ろう!夏休みコマ撮りアニメ体験ワークショップ」

◇創作イベント「みんなで作ろう!夏休みコマ撮りアニメ体験ワークショップ」
フェローズが8月9日に東京・恵比寿で開く小学生向けイベント。柔らかいモールでキャラクターを作り、アプリ「KOMA KOMA」でアニメーションを制作。教育分野とアニメ制作の両方に精通し、子供向け創作指導の実績も豊富な元テレコム・アニメーションフィルム社長の竹内孝次氏を講師に迎える。
イベントでは、子供が「好き」という気持ちを大切にし、表現力や観察力、協調性を育む場を提供。次世代のクリエイター育成を目指す。
対象は、小学校3-6年生(保護者同伴必須=定員1人まで)で定員は6-20名。参加費は5000円。申し込み期限は8月8日14時。
【日時】8月9日/14-17時
【会場】フェローズ本社(東京都渋谷区恵比寿西1-7-7 EBSビル7階)
【詳細】https://peatix.com/event/4464934/view


● ルミエール・ジャパン・アワード 先進映像コンテンツ募集 3D・4K・8K・VRの4部門

先進映像協会 日本部会(AIS-J)は、国内で制作・公開された優れた先進映像コンテンツを表彰する「ルミエール・ジャパン・アワード2025」の作品募集を7月22日から開始する。
ルミエール・ジャパン・アワードは、良質なコンテンツの拡大と品質向上を目的として、AIS-Jが2011年から実施している表彰活動。
募集するのは「3D」「4K」「8K」「VR」の4部門。映像作品は、2024年9月1日から25年8月31日の期間に、有償・無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品か、今後の利活用が決定している作品。いずれも静止画と成人向け作品を除く。
応募資格は、作品の著作権者である企業・団体、もしくは作品にかかわりのある企業・団体が著作権者に了解を得た人。
募集(エントリー)期間は8月31日まで(出品料あり)。受賞作品には、AIS米国本部主催「AIS Creative Arts International Awards」へのエントリー権が与えられる。
評価(審査)結果内示は10月下旬の予定。受賞作品は11月19日に「Inter BEE 2025」(幕張メッセ)の会場で発表を予定している。
各部門の条件は次のとおり。
[3D部門] 3D(立体)映像作品。2Dと3Dが混在する作品の場合は、作品全尺の50%以上が3D映像であること。作品の長さは問わない
[4K部門] 4Kの2D映像作品
[8K部門] 8Kの2D映像作品
[VR部門] 一般に、360度映像あるいはノンゲーム系VRに分類される作品
【詳細】https://advancedimagingsociety.jp/award/entry2025_3d.html

2025/7/142025年7月14日

● 東京国際マッピングアワード エントリー受付を開始 若手クリエイターが対象

IMAGICA GROUPのグループ会社、IMAGICA EEX(イマジカ イークス)が企画運営する東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした空間映像制作コンテスト「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.10」の開催を決定し、エントリー受付を開始した。
これは、将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に立ち上げられた日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテスト。
作品は、東京・有明の東京ビッグサイト会議棟(コングレスタワー)に投写。投映サイズは横94メートル×縦30メートル(逆三角形の2つの特徴的な形)となっている。
応募資格は、学生または若手映像クリエイターで、1名以上のチーム編成での参加とする。
同アワードは今回で10回目を迎え、より多くの参加を募るため、従来の企画書での選考を廃止した。直接作品を選考する方式に変更し、エントリー期間を長く設定することにした。
これにより、エントリーの締切日は9月23日(14時)までとし、制作した作品・書類は10月21日(14時)までに一括で提出できることとした(エントリーは無料)。
提出された作品・書類は、審査の上、10月31日に上映を発表し、11月15日17時から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される上映会で、最終審査の上、各賞を発表する。
今年度の作品テーマは『Voyage』。主催者は「旅、航海、人生などさまざまな解釈をしてもらい、プロジェクションマッピングらしい立体錯視や、空間映像ならではの驚きのある表現で、これまでにない新しい発想の作品を期待している」という。
【詳細】https://pmaward.jp/entry/tipma-vol-10-entry/


● 釜山映画祭併設の見本市に参加の映画プロデューサー/VIPOが募集

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、日本映画企画の海外進出を支援している。その取り組みの1つとして、9月に開催される釜山国際映画祭の併設見本市「ACFM(Asian Contents & Film Market)2025」で2回目の実施となるプログラム「プロデューサー・ハブ」において、今年度もインスティテュート・パートナーになり、参加する映画プロデューサーを募集する。
「プロデューサー・ハブ」は、9月20-22日のACFM開催期間中の3日間、BEXCO第2展示場内の同エリアで実施する。目的は、アジアにおける国際共同製作のためのプロデューサー間のネットワーク構築、アジアにおける映画・コンテンツ制作環境の市場分析・動向に関する知見の提供、製作、撮影インセンティブ、ファンドなどに関するさまざまな情報の提供、映画やシリーズなどさまざまなコンテンツ分野のプロデューサー間の業界横断的、国家横断的な交流の促進–など。
参加資格は、22年7月から25年7月までの過去3年間に公開・放映された作品のクレジットを持つ個人プロデューサーで、効果的なコミュニケーションとプログラム参加のため、英語に堪能であること、国際共同製作の経験実績、またはその計画があること。
募集人数は3名。応募締切は7月28日(17時)。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/46825/


● 表技協が全国各会場とオンラインで表現技術検定講座を実施 まちづくりでのICT活用

最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、表現技術検定(まちづくり入門編)講座を7月18日に全国各会場とオンラインのハイブリッド開催で実施する。
同講座では、まちづくり分野におけるVR技術など、ICT(情報通信技術)を活用する事例や利点、留意点などについて解説する。地方創生、国土強靭化、デジタル田園都市、スマートシティなど国が力を入れている施策に関して、まちづくり、アセスメント、災害対応ほか、関連プロジェクトへの提案、応募にかかわる人に、計画段階から運用まで幅広く参考になる。
【日時】7月18日/10時30分-16時30分(申し込み締切日7月17日)
【会場】オンライン(Zoom使用)/フォーラムエイトセミナールーム(札幌、岩手、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、福岡、宮崎、沖縄/詳細=https://www.foruhttps://m8.co.jp/forum8/showroom.htm
【受講料】通常受講料:1万2000円(テキスト書籍代金・検定証発行手数料込み)、表技協会員は受講料優待が受けられる。フォーラムエイトユーザーは「FPBポイント」も交換可能
【詳細】https://soatassoc.org/kentei-machi


● 番組アーカイブネットを北九州市の図書館に開設/放送番組センター

放送番組センターは「放送ライブラリー」の公開番組を、全国各地の図書館などで視聴できる「全国放送番組アーカイブ・ネットワーク(番組アーカイブネット)」を展開しているが、6月24日から北九州市立中央図書館でのサービスを開始した。全国で5番目の開設となった。
同図書館2階参考資料室にあるインターネット閲覧コーナーのPC(4台)で、放送ライブラリーの公開番組の中から420番組を誰でも無料で視聴できる(番組は随時追加)。


● 第21回 大阪アジアン映画祭 多彩なプログラムで上映 万博に合わせ初の夏開催

「第21回 大阪アジアン映画祭」が8月29日-9月7日に大阪市で開催される。主催は、大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送テレビ、生活衛生同業組合大阪興行協会、メディアプラス)。
大阪アジアン映画祭は、『大阪発。日本全国、そしてアジアへ!』をテーマに、アジア映画最新作のコンペティション部門をはじめ、注目の長編・短編を選りすぐった特別注視部門、新進気鋭監督の野心作を集めたインディ・フォーラム部門、その他の特集企画・部門など、多彩なプログラムでアジア映画の魅力を伝える。
例年3月に開催していたが、今年は大阪・関西万博の会期に合わせた、初めての夏開催となる。上映会場は、ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田など。
また、国指定重要文化財の大阪市中央公会堂において、『アジア映画傑作選 ~映画で巡るインド・モンゴル・ベトナム~』と題した特別上映(入場無料)を実施。上映作品にはバラエティーに富んだ3作品をそろえる。
さらに、フレッシュな才能に出会える機会として注目の芳泉文化財団協賛企画「映像研究助成」「映像研究表彰」作品も上映。世界初上映3作品を含む計7作品を大阪中之島美術館ホールで無料上映する。
映画祭のオープニング作品、クロージング作品、そしてメイン部門のラインアップは順次発表するという。
【詳細】https://oaff.jp

2025/7/72025年7月7日

● 災害に備える放送体制 秋田ケーブルの事例を解説/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第55回CRIオンラインセミナーとして「防災セミナー:災害に備える放送体制とは ~秋田ケーブルテレビの災害放送訓練と実践~」(Zoom使用)を7月11日に開く。
講師は、秋田ケーブルテレビの危機管理室 室長/岩本一樹氏およびメディアコンテンツチームマネージャ/斉藤洋樹氏。
秋田ケーブルテレビでは、災害時において「迅速かつ的確な情報発信」を実現するため、四半期に一度の災害放送訓練を重ねてきた。その成果として、2023年7月15日に発生した記録的な大雨による警戒レベル5(緊急安全確保)が発令された際には、わずか10分後に災害生放送・配信を開始することができたという。
今回のセミナーでは、同社がどのようにしてこの体制を構築してきたのか、実際の災害放送マニュアルや訓練内容に基づいて具体的に解説する。訓練シナリオは毎回非公開。地震・豪雨・津波などさまざまなケースを想定し、刻一刻と変わる情報を基に、自ら考え、動く力を養う実践型訓練になっている。
【日時】7月11日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】https://cri-info.jp/20250616_8329

2025/6/302025年6月30日

● 若手研究者を海外展開へ 経産省の支援プログラム/DCAJが募集開始

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、コンテンツに関連するテクノロジーが世界に出て行くための後押しをする、経済産業省プログラム「コンテンツテクノロジー・イノベーションプログラム(CTIP)」の募集を開始した。
このプログラムでは、コンテンツに関連する技術を研究している若手研究者に対し、将来の海外展開に向けての一歩として、テクノロジーの社会実装をサポートする。昨年度実施した「先端テクノロジー社会実装プログラム(TIP)」をバージョンアップした。
支援内容は、①INTER BEE IGNITION×DCEXPOでの「Tech × Value Lab」デモ展示、②専門家によるメンタリング、③イノベーション・ワークショップの開催、④SIGGRAPH賞などの選考対象–など。募集締め切りは7月17日(17時)。
【詳細】https://dcaj-techbiz.com/supportmenu2/


● ケーブル技術ショー2025 7月24、25日に開催 CATVで地域課題解決へ オンライン展示会は実施中

日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体は、ケーブルコンベンション2025関連イベント「ケーブル技術ショー2025」技術展示会(リアル会場)を7月24、25日の2日間、東京・丸の内の東京国際フォーラムホールEで開催する。それに先立ちオンライン展示会を6月24日から、ケーブル技術ショー公式サイトで実施している(9月10日まで)。
今回の開催コンセプトは「POTENTIAL!」で『CATVがもたらす地域課題解決への力』を活用し、地域DX、地域共創を推進しようといった意味を込めている。
技術展示会は97を超える事業者・団体が出展。「トータルソリューション ZONE」「テクノロジー ZONE」「地域DX ZONE」の主要ゾーンに加え、分野や業種の垣根を越えて新たにCATVサービスへのビジネス展開を図る事業者が出展する「トライアル ZONE」において、CATVによる地域課題の解決の実現に向けた最新技術、ソリューション、サービスなどを展示する。
主催者テーマ展示コーナーでは、CATV事業者が自治体関係者と連携し、各地で実施している地域課題解決に向けたさまざまなサービス事例や、次世代技術への取り組みなどを紹介する。
技術セミナーやオープンステージでは、CATV業界の最新動向・技術、将来に向けた新たな調査研究の成果などを、また主催者セミナーとしてCATV事業者をパネリストに招き、地域共創・地域DXに関する事例を伝える。
【公式サイト】https://www.catv-f.com


2025/6/162025年6月16日

● 第10回「関西放送機器展」が開催 大阪南港ATCホールで7月2、3日 展示会、講演・セミナーで最新情報

今回で第10回を迎える「関西放送機器展」が、7月2、3日に大阪市住之江区の大阪南港ATCホールで開催される。主催は、アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロで構成する関西放送機器展実行委員会。
機器展会場では、撮影・編集・照明・音響・通信技術など、出展企業各社の最新機器やサービスが展示され、実機を一堂に見て・触れて・体験できるイベントとなっている。
また、総務省・基調講演をはじめ、最新情報や実例も交えた主催者企画の特別講演や出展者セミナーも開かれる。入場無料(事前登録制)。
講演内容は次のとおり。
◆基調講演
「放送技術政策の最新動向」(総務省 情報流通行政局放送技術課長/村上聡氏)
◆特別講演
「NAB Show 2025報告:AIが加速するコンテンツビジネス』(映像新聞社 論説委員室論説委員、PH.D/杉沼浩司)
「IOWN構想と放送業界におけるリモートプロダクションの取組について(仮)」(NTTビジネスソリューションズ バリューデザイン部ソーシャルイノベーション部門社会基盤ビジネス担当担当課長/吉田達也氏、NTT西日本 デジタル革新本部技術革新部IOWN推進室担当課長/磯部智宏氏)
◆日本映画テレビ技術協会presents 特別講演
「ACN EXPO EKIDEN 2025『0からのスタートと工夫』」(朝日放送テレビ 技術局制作技術部リーダー/長野允耶氏、朝日放送 テレビ技術局制作技術部リーダー/細川圭吾氏)
「万博開幕を飾るオープニングイベント ~1万人の第九 EXPO2025成功とIOWN活用ST2110-20/30リモートプロダクション~」(毎日放送 総合技術局制作技術センターエキスパート/田中聖二氏、毎日放送 総合技術局制作技術センター副部長/市川充史氏、毎日放送経営戦略局DX推進部/樋口達大氏)
「テレビ業界特化のベンチャーから見るAI活用最前線『それ、生成AIだけで大丈夫?』」(NAXA代表取締役/中村将也氏、アマゾンウェブサービスジャパン ソリューションアーキテクト小南英司氏)
【日時】7月2、3日/10-17時
【会場】大阪南港ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10)
【詳細】https://www.tv-osaka.co.jp/kbe/


● AI作品の展示即売会 幅広いジャンルから出品募集/サードウェーブが11月に開く

サードウェーブは、今年11月8日に開催するAI作品の展示即売会「AIクリエイターズマーケット」の出展受付を開始した。
「AIクリエイターズマーケット」とは、AIを用いて制作したモノの展示販売をするイベント。AIを使用して作った画像や動画、音楽、書籍、漫画、アクセサリー、グッズ、アプリ、ゲームの他、AIを搭載したデバイスや玩具・遊具も含まれる。さらにはAIをより便利に、簡単に、楽しく使うためのツール類やAIに関する解説書や同人誌などが対象となる。
場所は、「AIフェスティバル2025 Powered by THIRDWAVE」内の特設会場。既にAIクリエイターとして活躍中のプロ、自身の制作物の発表の場を探しているアマチュアなど、参加にプロアマの制限はない。個人・法人ともに出展可能で、展示のみでも参加できる。グループであれば最大3人まで。
出展費は2000円。申し込み受付期間は、7月31日(申し込みにはドスパラ会員番号が必要=取得無料)なお、応募者多数の場合は抽選となる。
◆実施要項
【日時】11月8日/10-17時
【会場】ベルサール秋葉原(東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル)
【詳細】AIフェスティバル 2025 Powered by THIRDWAVE特設サイト(https://www.aifestival.jp/)内「AIクリエイターズマーケット」コーナー


● 韓国エンタメの秘密を探る 制作環境の影響など考察/C&R社オンラインセミナー

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)は、無料のオンラインセミナー「韓国映画の進化とその背景~あっという間に日本を上回った韓国エンタメの秘密を探る~」を6月19日に開く。
同セミナーでは韓国映画の歴史とその進化、韓国のコンテンツ制作環境や労働条件が作品の質に与える影響について考察する。韓国のエンタメ業界の進化や日本との違いを学び、これからの制作活動や後進育成などのヒントになる。
講師は、日本工学院専門学校クリエイターズカレッジ教員の高澤敦博氏。
◆セミナーの内容=①韓国映画の黎明期、②日本のテレビと韓国のテレビドラマ、③帰国した留学生、そして大学で育った人材が与えた影響とは、④日本と韓国の教育環境の差、⑤2010年以降の韓国エンタメ業界の激動、⑥日本のエンタメ古往今来
【日時】6月19日/19-20時
【定員】60人
【詳細】https://www.creativevillage.ne.jp/category/crv_event/160072/


● 上映企画「返還映画コレクション③-第二次・劇映画編」/国立映画アーカイブ

◇国立映画アーカイブ/上映企画「返還映画コレクション③-第二次・劇映画編」
アメリカ議会図書館から1968年に返還を受けた、日本の映画界が臨戦体制に入った1937年から太平洋戦争末期の1944年までの作品を中心とし、29プログラム(31作品)に編成して上映する(有料)。
【会期】7月15日-8月24日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp


2025/6/92025年6月9日

● 映像制作の基礎講座開く 専門家が分かりやすく解説/映文連TANPEN塾

映像文化製作者連盟(映文連)は、「映文連TANPEN塾 映像制作基礎講座-入門編」を6月23日にオンライン(Zoom使用)で開く。
この講座では、制作プロダクションの新入社員をはじめ、映像制作のワークフローを知りたい人などに対して映像制作の基礎的な知識を伝える。カリキュラムは企画、撮影。編集の映像制作の基礎から最新の技術情報まで含まれる。
◆第1講「プロダクションマネージャーの仕事」=広告動画制作の一連のフローと、各プロセスにおいてプロダクションマネージャーが担当する業務と注意点について学ぶ(講師:大久保絢斗氏/博報堂プロダクツ チーフアソシエイトプロデューサー)
◆第2講「ディレクターの仕事」 =ドキュメンタリー番組を中心とした制作エピソードを交えながら、映像制作の醍醐味や難しさ、キャリアアップについて語る(講師:小畑哲氏/エネット チーフディレクター)
◆第3講「カメラマンの仕事」 =スタジオマルチカメラ制作、特に音楽番組制作における役割について伝える。ステディカムなどの特殊撮影機材についても触れる(講師:関本浩則氏/NHKテクノロジーズ メディア技術本部 制作技術部〈撮影〉専任部長)
◆第4講「照明の仕事」=照明技師とは監督の作品に対する気持ちや台本の内容を理解し具現化する仕事。撮影部と共に監督に協力して画づくりをする人。映像制作における照明の重要性などを伝える(講師:西野龍太郎氏/爽風企画新社 照明技師、田中充氏/爽風企画新社 照明技師)
◆第5講「ポスプロの仕事」 =エディターが撮影後から完パケまでの流れを説明。また、カラリストがカラーグレーディングについて解説する(講師:佐藤究氏/IMAGICA Lab.VFXアーティスト、石川洋一氏/IMAGICAエンタテインメントメディアサービス カラリスト)
【日時】6月23日/11時-17時20分
【募集人員】200人
【受講料】会員1万7600円、一般2万4200円(なお、6月30日から1週間、見逃し配信を予定)
【詳細】https://www.eibunren.or.jp/?p=7007


● 日本の知的財産を海外展開 ハリウッドなどにセールス/VIPOがコンテンツ募集

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)(JLOX+)」の一環として、2025年秋、ハリウッドを中心にした海外プロデューサー・クリエイターへ日本発の作品を紹介し、それらを原作とした映像化を目的とするIP(知的財産)ピッチ&セールスプロジェクトを実施する予定。それに向け、第5弾となるこの「A-JAPANプロジェクト」でセールスをするコンテンツを、日本全国から幅広く募集する。
これまで「A-JAPAN」では、700社を超えるハリウッドのスタジオ、制作会社、エージェンシー、マネジメント会社などに向けて、数多くの日本IPをピッチしてきた。その結果、20以上の参加作品のうち約7割がショーランナーやプロデューサーとパートナーを組み、企画開発に進むことができたという。
募集数は3作品程度。対象となるIPは、幅広いジャンルの小説、マンガ、アニメ、映画、テレビドラマ、ゲームなど。応募締切日は、7月7日/17時、参加費無料。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/46435/


● AI時代の地域活性化を考える 課題解決に向けての取り組み/マルチメディア振興センターが講演会

マルチメディア振興センター(FMMC)は、情報通信月間講演会をオンラインで6月24日に開く。今回の講演会では、最新の事例報告や政策の目指すところを中心に、『AI時代の地域活性化-地域課題の解決に向けて-』と題して、基調講演やパネルディスカッションを通じて、持続可能で魅力ある地域社会の実現に向けた今後の取り組みについて考察する。参加費無料(事前登録制)。
◆プログラム
[基調講演] 「AI時代の地域社会DX(仮)」玉田康人氏(総務省 官房総括審議官)
[マルチメディア振興センター研究報告] 「EUのAI政策-挑戦と課題-」仲田陽子氏(FMMC ブリュッセル事務所所長)
[パネルディスカッション] 地域活性化に向けたAIの利活用 -先行事例から考える-」モデレーター=稲田修一氏(情報未来創研代表)、パネリスト=東博暢氏(日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門プリンシパル)、浦田真由氏(名古屋大学大学院 情報学研究科准教授)、中谷純之氏(愛知県 総務局デジタル戦略監、永野善之氏(NEC インフラDX事業部門スマートシティ統括部スマートシティコンソーシアムグループ)
【日時】6月24日/13時30分-16時30分(Zoom利用予定)
【定員】300人
【詳細】https://www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/kouenkai/tabid369.html


● 11、12日にプライベート展 最新ソリューションを展示/レスターグループ

レスターは「レスターグループ プライベート展2025」を6月11、12日に開催する。NAB(エヌエービー)ショー2025で発表された新製品・新機能をはじめ、映像・音響の最新ソリューションを展示。各メーカーの新製品・新機能を説明する特別セミナーも開く。
主な出展製品メーカーは、ADDER、アビッドテクノロジー、ブラックマジックデザイン、Decimator Design、DirectOut Technologies、FilmLight、ソニーマーケティング、SGO、NTP Technology、RIEDEL Communications、Seagate Technology Holdings PLC。
【日時】6月11日/10-17時、12日/10-16時
【会場】ビジョンセンター品川アネックス10階(東京都港区高輪3-23-17)
【詳細】https://www.restarcc.com/pickup/exhibition-information

2025/6/22025年6月2日

● FilmLightエンジニアが実演して最新機能を説明/レスター 最新のBaselight

レスターは、「FilmLightテクニカルセッション」を6月19、20日に東京・港南のレスター本社で開く。参加無料(事前登録制)。
同セッションでは、FilmLight社のイメージエンジニア、シルヴァン・カノー氏を招き、最新のBaselightに搭載された機械学習(ML)を応用したツールや、全く新しいルック開発アプローチ「Chromogen」、さらに革新的なメディアツール「Nara」のデモンストレーションを実施する。
新製品の「Baselight for macOS」は、アップルmacOS向けに提供開始されたBaselightサブスクリプション。ハイエンドLinuxシステムと同等の最先端機能を搭載している。
カラーグレーディング実演では、カノー氏によるビューティー、ファッション、ラグジュアリー分野での実践的なグレーディングを披露。また、最新プロジェクト「Cercle Odyssey」などを通じたルック開発のアプローチについて説明する。
各日終了後には、カクテル・パーティーを予定している。
【日時】6月19、20日/いずれも15-18時
【会場】レスター.3階セミナールーム(東京都港区港南2-10-9 レスタービルディング)
【詳細】https://www.restarcc.com/


● 「地方の時代」映像祭 コンクール参加作品募集 放送、CATVなど4部門

「地方の時代」映像祭実行委員会は、『第45回「地方の時代」映像祭』コンクール参加作品の募集を開始した。
同コンクールは、「地方の時代」を切り開くために寄与した映像作品の交流と顕彰を目的として実施している。「伝えることをあきらめない」をサブテーマに、日頃感じる疑問や社会にかかわる出来事などを、地域の特徴に根ざした身近な人々の視点で描いていた作品を広く募集する。募集映像作品は次の4部門。
[放送局部門] 全国のテレビ局(衛星放送を含む)で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、報道・情報番組(番組内のシリーズ企画などを含む)
[ケーブルテレビ部門] 全国のCATV局で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした映像作品
[市民・学生・自治体部門] 全国の市民、学生、専門学校生などのグループまたは個人、または自治体が、過去1年間に制作したドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした作品、そのほか多様な映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
[高校生(中学生)部門] 全国の高校生、高等専門学校生、中学生のグループまたは個人が、過去2年間に制作した映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
応募締切日は6月30日、なお「高校生(中学生)部門」の応募期間は7月1日-8月8日。
主催の映像祭実行委員会は、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟、吹田市、関西大学で構成する。
コンクールの贈賞式および記念講演、シンポジウムは、11月15日に大阪府吹田市の関西大学 千里山キャンパスで開催する予定。
【詳細】https://www.chihounojidai.jp/


● TIFFCOMで企画マーケット 長編映画作品の企画を募集 資金を確保できるよう支援

第38回東京国際映画祭(TIFF)の併設マルチコンテンツマーケット「TIFFCOM2025」は、10月29-31日に東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区)で開催されるが、現在、「第6回Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」の参加企画を募集している。
昨年同様、アジア要素を含む長編映画(実写、アニメーション)15企画を選抜、TIFFCOMへ招待し、1対1のミーティングを実施する。
TGFMとは、開発中の企画の代表プロデューサーが、国際的に活躍する映画業界のエキスパート(セールスエージェント、配給会社、制作会社、金融業者、放送局、配信事業者、投資家など)との個別ミーティングを通じて、企画の資金を確保できるよう支援する企画マーケット。2020年に第1回をオンライン開催してから、既にカンヌ、べネチア、ベルリン国際映画祭をはじめとした世界の映画祭で公式出品を果たす企画が続々と誕生している。
TGFMでは、応募条件に「全予算60%以上を確保していること」を設けているため、毎年完成する可能性が高い企画が多数集まり、具体性のあるミーティングができるのが特徴。
また、アジアの国・地域からの企画、あるいはアジア要素を持つ国際企画に対象を絞っている。対象となるプロジェクトは、長編映画(実写、アニメーション)、70分を超える長編映画であれば、予算やジャンルの制限はない。
募集締切日は7月16日。
【詳細】https://tiffcom.jp/news/20/


● 三信電気「NAB2025 LiveUフォローアップウェビナー」

NAB(エヌエービー)ショーのLiveUブースで披露された新機能について説明する。内容は、①LiveU IQ(LIQ)の発表/キャリア選択を最適化する技術、②LiveU Ingestの新機能/他社システムと連携機能の強化、③機能が追加されたLiveU Studio–など。
【日時】6月6日/14時-14時40分(Zoom使用)
【申し込み】 https://zoom.us/webinar/register/WN_ni1feiJOTGO2kA526sc0NA

2025/5/262025年5月26日

● NHK TECH EXPO 2025 現場で生まれたシステム一堂に 通信喪失地からの映像伝送や 3DCGリアルタイム操演装置

NHKは、26-28日の3日間、渋谷のNHK放送センター正面玄関のロビーで、全国NHKの現場のアイデアから生まれたシステムやサービスを展示する「TECH EXPO 2025」を開く。展示数は全20件(地域7件、関連団体2件)。同展示イベントは、メディア技術局と技術局が連携し実施している。


● デジタルサイネージジャパン2025 セミナーで最前線の事例を報告 球体型複合アリーナ「Sphere」映像演出担当者による解説も

6月11-13日に千葉市美浜区の幕張メッセで開催される「デジタルサイネージジャパン(DSJ)2025」では、多数のソリューションや最新ハードが展示されるとともに、併催セミナーでは最前線の知見が披露される。
注目のセミナーの1つに、ステファン・デスメット氏(V-U2)と結城崇史氏(スローネ代表)が登壇する『イマーシブ空間プロダクション最前線:V-U2クリエイティブディレクターと語るラスベガスSphereシアター』(13日/12時20分-13時)がある。
世界最大級のイマーシブ空間「Sphere(スフィア)」は、2023年9月に米国ラスベガスに誕生した直径112メートル、高さ96メートルの球体型の複合アリーナ施設。120万個を超えるLED素子と16万個のスピーカーで構成された空間は、異次元のエンターテインメントを演出する。
同セッションでは、こけら落とし公演となったU2ライブの映像演出を手掛けたデスメット氏が解説。これまでにマイケル・ジャクソンやビヨンセらのステージ演出にもかかわった同氏が、「次世代のライブ空間」において考慮した技術的・演出的ポイントを解き明かす。
このほかの主なセミナーは以下のとおり(聴講無料/事前登録制)。
◆◇◆◇◆
【40分で早分かり。デジタルサイネージ入門基礎講座】(11日/10時30分-11時10分)
[登壇者] 竹下留美子氏(アメイジングポケット)/由井永幸氏(東急エージェンシー)/渡辺剛仁氏(クラウドポイント)/吉田勝広氏(デジタルサイネージコンソーシアム)
サイネージの基礎が学べる集中講座。配信インフラの種類、広告出稿の仕組み、端末とコンテンツ管理、実例の紹介までを一気に把握できる。これからサイネージビジネスにかかわる営業・企画担当者をはじめ、他業界からの参入や学生の予備知識としても有用だ。
【世界の最新映像演出:ライブ・イベント、イマーシブ、スポーツ施設からサイネージ、xRまで、記憶に残る体験を生み出す実例とツール】(11日/17時-17時40分)
[登壇者] 三寺剛史氏(ディスガイズ・ジャパン)
空間演出のエンターテイメント化が世界的に進行している。ここでは、イマーシブ体験を支える中核プラットフォーム「Disguise」の最新事例を報告。ライブステージやXRスタジオ、スポーツ施設などでの事例に加え、バーチャルプロダクションを支える映像設計の背後にあるロジックとツール群にフォーカスする。
【駅ナカから街ナカへ~鉄道系媒体社のトピックスとDOOH戦略~】(12日/17-18時)
[登壇者] 由井永幸氏(東急エージェンシー)/志賀一徳氏(京王エージェンシー)/山本孝氏(JR東日本企画)/吉田勝広氏(デジタルサイネージコンソーシアム)
駅という「点」から、駅前広場や周辺エリアの「面」への展開といった都市空間におけるDOOH(デジタル屋外広告)の拡張戦略について、4名の実務家が事例とともに語る。
【オートノマスサイネージの夜明け:生成AIが切り拓く新たな世界(仮)】(13日/16時5分-16時45分)
[登壇者] 江口靖二氏(江口靖二事務所)
デジタルサイネージは今、第三の進化を迎えている。第1段階は事前収録型の「カンパケ型配信」、第2段階はセンサーと連動した「ダイナミックサイネージ」、そして今到来しているのが、AIによってリアルタイムに生成される「オートノマスサイネージ」だ。
ここでは、生成AIによる画像・動画生成を活用し、天候・人流・時間帯などに応じた即時の広告出し分けをする最新事例について解説する。
【詳細】DSJ2025公式サイト=www.dsignage-expo.jp/


● 第17回「京都映画企画市」 時代劇の映画企画コンテスト/VIPOと京都府が開催

映像産業振興機構(VIPO)は、京都府と共同で実施する第17回「京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」の開催を決定した。
同事業は、時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的とした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。第一線で活躍する映像業界人を審査員に迎え、応募企画の中から書類審査にて数作品を選定し、映画企画コンテスト(プレゼンテーション)で優秀映画企画を決定する。
優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利を付与する。パイロット版映像制作では、京都での撮影、東映京都撮影所もしくは松竹撮影所の協力とアドバイスにより制作する。京都の撮影所のスタッフとの協業により、伝統的・商業的な映画制作を学ぶ機会とすることも目的としている。
応募要件は、①映画・映像制作者(監督およびプロデューサー)による映画企画であること、②劇場公開を目的とする時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画であること、③太秦のメジャースタジオや京都府内での撮影を想定した映画企画であること–など。
権利処理がなされている非公開の映画企画を対象とし、過去に応募した映画企画の再応募も可能。応募締め切りは7月15日(必着)。
映像企画コンテストは、10月上旬に京都市内会場(予定)で実施する。
【詳細】https://kyotofilmpitching.jp/application/


● 「インターネットの未来」 国際的な取り組みを報告/CRI定時総会 記念講演会

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第47回「CRI定時総会 記念講演会」を6月12日に開く。
記念講演は「インターネットの未来-IIJの挑戦」と題して、インターネットイニシアティブ(IIJ)代表取締役の谷脇康彦氏が登壇する。
インターネットの利用者は世界55億人、約7割の人たちが使っている。その中で今、現実社会の国家間の対立をサイバー空間に反映した「インターネットの分断」が進行している。そこで「インターネットを巡るルール=ガバナンスのあり方」ついて展望する。
また、こうしたサイバー空間を巡る国際的な動向の中で、インターネットは今後どうなっていくのか、デジタル技術は社会をどう変えていこうとしているのか、データを戦略的物資として重視していこうという欧州や中国の動き、AIを巡る各国の取り組みなどを軸にしながら、併せてIIJの事業展開を含めて解説する。
【日時】6月12日/記念講演会=16-17時、情報交換会=17時10分-18時30分
【会場】日本プレスセンター 10階ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【参加費】CRI会員1万5000円、CRI非会員2万円(情報交換会含む)
【詳細】https://cri-info.jp/20250519_8316


● 「AI×音楽の現在と未来」 現役クリエイターの実例解説/DCAJオンラインセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、コンテンツ分野における生成AI活用の現状に関するオンラインセミナー(Zoom使用)を6月5日に開く。音楽分野においては、「AI×音楽の現在と未来」をシリーズ化して実施する。
その第1弾となる「vol.1 世界が注目、禅アーティストが発信する-IKIGAI-とビジネス」では、音楽ビジネスで活躍する赤坂陽月氏(瞑想音楽家/僧侶)と脇田敬氏(FLYMUSIC代表取締役/デジタルコンテンツ白書「音楽」執筆)を講師に、国内外の事例・最新の技術トレンドなどを解説する。
現役のクリエイターによる実例をもとに、最新の技術動向や実務での活用方法について深く理解する機会となる。参加費無料(事前登録制)。
【日時】6月5日/16時-17時20分
【定員】100名(先着順)
【申し込み・詳細】https://dcajseminer250605.peatix.com


● ACES関連の技術セミナー 色管理フレームワークなど/Imagica EMSがSMPTEと共催

IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(Imagica EMS)は、6月2日から6年ぶりに日本での米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)の標準化技術委員会議開催に伴い、ACES(Academy Color Encoding System)に関する技術セミナーを共催する。
SMPTEは、映画・テレビ技術に関するさまざまな規格を策定しており、映像メディア業界へ強い影響力を持つ北米拠点の標準化団体。
ACESは、デジタルファイルの交換やカラーワークフローの管理、配信・アーカイブ用マスターファイル作成のためのグローバルスタンダードなシステム。
セミナーでは、SMPTEのレイモンド・ヤン氏(Standards Vice President/Amazon MGM Studios. Head of Tech Standards)による講演のほか、Imagica EMSのカラーイメージングエンジニアである長谷川智弘氏が、色管理フレームワークの構築と検証・実践について報告する。
【日時】6月2日/17時30分-19時30分(終了予定)
【会場】IMAGICAエンタテインメントメディアサービス 竹芝メディアスタジオ(東京都港区海岸1-14-2)
【問い合わせ】https://www.imagica-ems.co.jp/contact/service-general/entry

2025/5/192025年5月19日

● プライベートショー開催 6月19、20日に本社ビルで/アストロデザイン

アストロデザインは、内覧会「プライベートショー2025」を6月19、20日に同社本社ビルで開く。今回は展示エリアを「VISUAL ENTERTAINMENT」と「VISUAL INDUSTRY」の2つに分け、最新の映像技術を活用した多様なソリューションを披露する。
「VISUAL ENTERTAINMENT」では、累計出荷台数500台以上の実績を誇り、多くのスタジアムやアリーナなどで採用されているビデオプロセッサー「MCシリーズ」を活用したデモ展示や、放送の現場でも使われているIP対応機器(ST2110対応機器、SRT対応機器)などをシステムとして体験できる。また、8Kの解像度を生かして制作の現場の省力化を実現する「マルチ映像切り出し配信システム」など、次世代の映像技術も展示。
「VISUAL INDUSTRY」では、工場現場で画像検査装置としても使われる超高解像度カメラや、監視カメラからの映像を暗号化して伝送するSRTソリューション、累計1億台以上の検査対象機器出荷台数を誇るHDMI2.1ソーステスタや、解像度・フレームレートを自由に設定可能な次世代インターフェース信号発生器などをはじめとして、製造業の現場を支援する映像ソリューションを展示する。
入場無料(事前登録制)。
【日時】6月19、20日/10-17時。
【会場】アストロデザイン本社ビル(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【来場事前登録】https://biz.q-pass.jp/f/11674/astro_privateshow2025


● stYpe製品内覧会 NABショー出展製品など 最新ソリューションを披露

アーザス、ナックイメージテクノロジー、第3惑星は5月28、29日の2日間、放送局や映像制作スタジオで導入されている、stYpe(スタイプ)社のトラッキングシステムなどを展示する「stYpe製品内覧会2025」を開く。参加費無料(事前登録制)。
内覧会では、放送・映像制作業界にとどまらず、イベント演出、企業ブランディング、社内コミュニケーションなど、映像技術の活用を検討している一般企業にも最適なソリューションを提案する。
主な展示内容は、グリーンバック×高精度カメラ/オブジェクトトラッキングによるバーチャル合成ソリューション、AIによる人物追跡と自動演出、また4月の「NAB(エヌエービー)ショー2025」で披露されたstYpeの新製品や最新ソリューションの国内初展示を予定している。
当日はstYpe社のエンジニアも来日予定。
【日時】5月28、29日/10時-17時30分
【会場】ナックイメージテクノロジー 赤坂 多目的ホール(東京都港区赤坂4-13-13 赤坂ビル)
【申し込み】https://www.arethus.com/stype2025form


● 災害の疑似体験VRを提案 落雷抑制ソリューションも/三信電気がウェビナー

三信電気は、災害を疑似体験できるVRと落雷抑制に関するソリューションを提案するオンラインセミナーを5月30日に開く。
昨今、地震やゲリラ豪雨、落雷など、さまざまな災害が増加傾向にある。災害はいつ発生するか予測が難しいものだが、同社ではその対策として2つのソリューションを提案。1つは、災害や事故が発生した際に落ち着いて対応できるよう、住民や子供たちがVRによる疑似体験を通じて備えることができるシステム。
もう1つは、落雷を呼び込まず、雷が発生しにくい環境を作ることで、設備への直撃雷を避け、放送や通信に関連する事故や設備故障を減らす仕組み。これらについて説明する。参加費無料。
【日時】5月30日/14時-14時40分
【申し込み】https://zoom.us/webinar/register/4917452193291/WN_z8pmnF-BSwGWYtG3KQdl1g


● CEATECで海洋デジタル 社会パビリオンを展開/JEITA 参画企業・団体を募集

電子情報技術産業協会(JEITA)は、国内最大級のデジタルイノベーション総合展「CEATEC2025」において、海洋産業へのデジタル技術の活用や次世代に向けた人材育成の取り組みを発信する「海洋デジタル社会パビリオン」を展開。現在、参画企業・団体を募集している。
同パビリオンは、水中光技術にとどまらず、最先端のスマート水産・養殖、環境モニタリング、再生可能エネルギー、水中ロボットなど、海洋ビジネスの最新動向を発信する。
昨年のCEATEC2024においては、水中光技術の活用を通じて海洋産業のデジタル化と海の見える化を図り、新市場の創出や社会課題の解決に向けて活動する「ALAN(Aqua Local Area Network)コンソーシアム」を中心として、「海洋DXパビリオン」を展開。「デジタルが紡ぐ海の未来」をテーマに技術普及や市場創出に向けた情報発信を実施した。
今年は、さらに規模と内容を拡充し、スマート水産・養殖の事業者も新たに加わり、海洋産業の未来を多角的に考える場を提供する。
【詳細】「CEATEC2025」公式サイト=https://www.ceatec.com/ja/application/


● 東北プロサウンドフェア2025

東北プロサウンドフェア実行委員会、多賀城市文化センター主催により、5月29日に宮城県多賀城市内で開く。入場無料。会場では、各社のSR用スピーカーおよびモニタースピーカーの試聴会を実施。また国内外メーカーの展示ブースを設ける。同時に音響関連の技術セミナーも開く。
【参加企業】▽アートウィズ▽オタリテック▽音響特機▽CES Industrial▽ティアック▽日本エレクトロハーモニックス▽ノイトリック▽パルス▽ヒビノ▽ベステックオーディオ▽BOSE PROFESSINAL▽ボッシュセキュリティシステムズ▽マール・サウンドシステムズ▽メディアインテグレーション▽ヤマハミュージックジャパン▽リワイアー▽ローランド
【日時】5月29日/10時-18時30分
【会場】多賀城市文化センター(宮城県多賀城市中央2-27-1)
【詳細】https://tohokuprosoundfair.com/?bownowmail=sid_f950fdc9e8457e279a1c%3A04a9993a-3065-4555-9b73-cd84f967a9c0


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