イベント

2024年7月22日

● レスター「映像音響放送機器展」 7月23、24日に静岡で開く 最新のソリューション提案

レスターは、「映像音響放送機器展2024 in 静岡」を静岡市のツインメッセ静岡で7月23、24日に開く。放送業務・映像制作の現場でのさまざまな課題解決に向けたソリューションや最新機器を提案する。
主な展示内容は、Avid+タックシステム ソリューション「Avid Stream I|O、Avid Ada、Avid Pro Tools」、SGO「Mistika Workflows」、レスターオリジナルソリューション「簡易バーチャルスタジオ、シャットダウンツール=開発中」、PALTEK ソリューション「クラウド配信サービス、バックアップクラウドサービス」、iodyne「NVMe SSD搭載の最速サンダーボルト RAID『iodyne』」。モザイクソリューション「AI自動モザイク作成プラグイン(ISP SmartMP)」、インジェスト/トランスコード「PAOX Harryシリーズ アプリケーション」、レンズコーナー「フジノン:HZK25-1000」「ナックイメージテクノロジー:Eマウントレンズ(COOKE)」。
【日時】7月23日/10-17時、24日/10-16時
【会場】ツインメッセ静岡 第1小展示場(静岡市駿河区曲金3-1-10)
【詳細】www.restarcc.com/pickup/exhibition-information/broadcast_shizuoka2024


● 会議向け製品やプロオーディオの展示会/ゼンハイザージャパン

ゼンハイザージャパンは、べステックオーディオと共同で8月1、2日の両日、都内でビジネスコミュニケーションとプロオーディオの展示会「ゼンハイザーロードショー東京」を開く。入場無料。
同展示会では、ゼンハイザーの会議向け製品・ソリューションだけでなく、戦略的企業パートナーであるXilica(ゼィリカ)社とのコラボレーション製品「Xilica × Sennheiser Room Kit」のセミナーやボイスリフト機能が体験できるデモも実施する。
プロオーディオ領域では、音楽や放送、ライブイベントなど、クリエイティブな分野で活躍するプロフェッショナルのための最新製品を展示する。
【日時】8月1、2日/両日とも10-18時
【会場】テナント専用ラウンジ「ツンツン」/Sennheiserエクスペリエンスルーム「サクサク」(東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館2階)
【事前申し込み】www.bestecaudio.com/b2e-tokyo2024/#b2e01%E3%80%8C


● サムスン電子製品主力に各種ディスプレーを展示/NGCが内覧会

エヌジーシー(NGC)は5月の本社移転に伴い、ショールーム「NGC Visual Lab.」をリニューアルオープンするにあたり、内覧会「NGC VISUAL PRIVATE SHOW 2024」を8月1、2日に開く。
デジタルサイネージの世界市場で15年連続シェアトップのサムスン電子製品として、マイクロLED「The Wall」から屋外ディスプレーまでを一堂に展示する。参加無料(事前登録制)。
【日時】8月1、2日/両日とも10-17時
【会場】NGC Visual Lab.(東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル9階)
【申し込み・詳細】www.ngc.co.jp/visual-show-2024/

2024/07/152024年7月15日

● 24年度秋期の募集を開始 コンテンツ業界のリーダー育成 3コースの講座を開催へ/VIPOアカデミー

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業「VIPOアカデミー」の2024年秋期として、「コーポレートリーダーコース」、「プロジェクトリーダーコース」、「リーガル・エッセンシャルコース」の3コースを開催する。コーポレートリーダーコースとプロジェクトリーダーコースは、VIPOが開発したコンテンツ業界向けのオリジナルプログラム。いずれもオンライン講座が基本になっている。
各コースの概要は次のとおり。
[コーポレートリーダーコース] (第20期=9月14日-12月5日、25年6月5日)
講義と演習、グループ活動を通して、経営戦略、ビジネスアカウンティング、ビジネスプランニング、プレゼンテーション、リーダーシップの知識やノウハウを身につけることで、企業の成長・発展に貢献するコーポレートリーダー(経営幹部人材)を育成する。定員16人(会場開催日が全6日ある)。申し込み締切日は8月28日。
[プロジェクトリーダーコース] (第18期=9月21日-12月10日、25年6月3日)
講義と演習、グループ活動を通して、企画力(発想力、ロジカルシンキング、ビジネスアカウンティング)と推進力(リーダーシップ、プレゼンテーション、プロジェクトマネジメント)を強化することで、クオリティーとスピードを両立させ、周囲を巻き込んでプロジェクトを成功に導くプロジェクトリーダーを育成する。定員16人(会場開催日は全5日)。申し込み締切日は9月4日。
[リーガル・エッセンシャルコース〈基礎編〉〈実践編〉]
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などの法務知識を身につけることで、契約トラブルを未然に防ぎ、ビジネスを広げていける人材を育成する。各コース定員16人。
《基礎編》(10月1、8、15日=オンライン開催)法律の枠組みや法的考え方の基本、著作権を中心とした映像コンテンツビジネスにまつわる知的財産権制度の概要、契約締結交渉時の勘所などの基礎を身につける。申し込み込締切日は9月17日。
《実践編》(10月29日、11月5日、11月12日=会場開催)コンテンツビジネスにまつわる契約実務について、各回の前半は講義により知識を整理し、後半は模擬事例をもとにしたグループディスカッションで、実践に役立つ考え方を身につける。実践編は、基礎編の内容理解を前提としたグループワークに取り組む。申し込み締切日は10月15日。
【申し込み・詳細】https://bit.ly/2UgyQyKss


● 業務の効率化から見る生成AIの可能性考察/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第46回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)を8月6日に開く。テーマは『未来を拓くAI革命:業務効率化から見る生成AIの可能性』。講師は、アップグレード代表取締役社長の市村健太氏と東京ケーブルネットワーク 未来創造部グループ長の松尾遼氏が務める。
企業のAI導入を支援するアップグレードは、東京大学発のベンチャー企業で既に多くの実績を上げている。今回のセミナーでは、同社の市村社長が最初の一歩をどのように踏み出すのかを重点的に説明。セキュリティーについて注意すべき点も解説する。また、制作部門やウェブサイト担当部門が使える、映像や動画に使用する生成AIについて、いくつかの製品を紹介する。
東京ケーブルネットワークの松尾氏は未来創造部に所属し、先進的な取り組みに挑んでいる。同氏は、AI・ディープラーニングの活用リテラシーをテストするG検定の資格保持者。今回はCATV局の観点から生成AIについて、どのような使い方があるのか鋭く切り込む。
【日時】8月6日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/seminer-join


● 彩の国ビジュアルプラザ 「eスポーツ展」開催 体験コーナーも設置
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム(埼玉県川口市)では、企画展「eスポーツ展」を9月29日まで開催している。

同企画展では、「eスポーツ」について「知る」「見る」「体験する」をテーマに展示。eスポーツとは何かという基本的なことから、その競技内容、選手や裏側を支えるデバイス、ストリーマーやキャスターについても解説する。実際にeスポーツを体験できるコーナーもある。
【日時】9月29日まで/9時30分-17時、月曜日(祝日の場合は翌平日)は休館
【料金】大人520円ほか(常設展も入場可)
【詳細】https://www.skipcity.jp/event/vm/esports/

2024/07/082024年7月8日

● 8月20日E-Commerce Expo 8月21日DXシステム開発Expo 2024 都立産業貿易センター浜松町館で/ナノオプト・メディア

Interop Tokyoなど情報通信分野を中心としたイベント主催/運営のナノオプト・メディア(東京都新宿区)は、8月20日に「E-Commerce Expo」、同21日に「DXシステム開発Expo 2024」を、それぞれ東京都立産業貿易センター浜松町館で開催する。

「E-Commerce Expo」は、EC市場の拡大、顧客接点の多様化、AI活用の拡大、物価上昇など、多数の要因によって小売業を取り巻く環境が大きく変化している中、事業継続に必要不可欠な「顧客体験の革新」に焦点を当てる。
顧客データ・AI/生成AI・メタバースなどを活用した各社の取り組み事例や、差異化された顧客体験を提供するためのベストソリューションを来場者に共有。小売業と非常に関連の深いSNS運用と物流DXにフォーカスした、SNS運用戦略Expo・物流DXも同時開催する。
企業のSNSアカウントを活用したファンづくりや、「2024年問題」を前に考えたいスマートロジスティクスの実現に向けた取り組みなどの事例を中心に紹介する。参加は32社・団体。セミナーと展示で最新技術とソリューションを示す。
「DXシステム開発Expo 2024」では、経済産業省によるDXレポートで、25年には21年以上運用を続けている基幹システムが、国内で6割を超えると推測される「2025年の崖」問題に着目。
既存システムへの依存、IT人材不足、ユーザー企業とベンダー企業の関係性などの課題が克服できずに残存した場合、25年には経済損失が最大で12兆円まで増加すると指摘されているとし、競争力を高め、事業を維持していくためには、企業がそれぞれ抱える課題を分析し、自社に合った方法でDXを進めていくことが必要だという。
そこで同イベントでは、企業のDX推進に向けた、IT人材の育成・確保・再教育、システムの内製化、業務自動化、超高速開発等をテーマに、展示と講演で最新技術とソリューションを事例を交えて紹介し、企業がDXの最適解を探す上でのヒントを提示する。
両イベントとも来場は無料だが、公式サイトからの事前登録が必要。


● INTER BEE IGNITION×DCEXPO リバースピッチを配信 新規企業などの参加募る

Inter BEE 2024(11月13-15日、幕張メッセ)では、コンテンツに関連する先端技術を集めた「INTER BEE IGNITION × DCEXPO」(運営:日本エレクトロニクスショー協会、デジタルコンテンツ協会)を実施するが、革新的なイノベーションに挑戦するスタートアップ企業および大学・教育機関が数多く出展できるよう、放送局が求める技術をテーマとしたリバースピッチ(企業側が事業概要や課題をプレゼンし、スタートアップ企業からソリューション提案を募る)を配信する。
配信期間は7月25日(10時開始)から8月30日まで。ピッチテーマ・登壇者は次のとおり。
[コンテンツビジネスを拡大するMBSとスタートアップの共創] 村田尚也氏(MBSイノベーションドライブ投資事業部長)
[スタートアップ・コラボレーション ~Web3XRAIDX × エンタメ領域~] 増澤晃氏(テレビ朝日 ビジネスソリューション本部 IoTv局インターネット・オブ・テレビジョンセンター 先端コンテンツビジネス担当部長)
[コンテンツを作る・広げるスタートアップとの連携を目指す『エンタメCVC』TBSイノベーション・パートナーズのご紹介」] 西川直樹氏(TBSイノベーション・パートナーズ代表パートナー)
[「TaMaRiBa」で共創しませんか? 企業や団体、自治体と共につくる! メディア連携オープンイノベーションプロジェクト] 林克征氏(テレビ東京 IP事業局ビジネスソリューションチーム プロデューサー)
[#シゴトズキが描く未来像:テレビ局とスタートアップの次なるステージ] 清水俊宏氏(フジテレビジョン ビジネス推進局)
【詳細】https://www.inter-bee.com/ja/forexhibitors/conference/ignition_pitch/


● 京都映画企画市を開催へ 歴史劇映画の企画募集/VIPO、京都府

映像産業振興機構(VIPO)は、京都府と共同で第16回「京都映画企画市-Kyoto Film Pitching-」を開催する。
同事業は、時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的とした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。毎年、第一線で活躍する映像業界人を審査員に迎え、応募企画の中から書類審査で数作品を選定し、映画企画コンテスト(プレゼンテーション)で優秀映画企画を決定する。
優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利を付与。パイロット版映像制作では、京都での撮影、東映京都撮影所、もしくは松竹撮影所の協力とアドバイスにより制作する。
募集要件は、①映画・映像制作者(監督およびプロデューサー)による映画企画であること、②劇場公開を目的とする、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画であること、③太秦のメジャースタジオや、京都府内での撮影を想定した映画企画であること。
応募締切日は、7月16日。審査員は、犬童一心(映画監督)、須藤泰司氏(東映 映画企画部ヘッドプロデューサー)、和田隆(映画評論家/プロデューサー)の3氏が務める。
なお、映像企画コンテストは、10月5日に京都市内の会場で実施する。
【詳細】kyotofilmpitching.jp/application/


● 大阪・関西万博 スペシャルサポーター 俳優・伊原六花が就任 プロモーション活動に協力

2025年日本国際博覧会協会は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の応援団として、プロモーション活動に協力するスペシャルサポーターに、俳優・タレントの伊原六花が就任したと発表した。
伊原六花は、大阪府大阪狭山市出身で、俳優として映画やテレビドラマなどに出演するほか、ラジオのパーソナリティーを務めるなど、幅広い分野で活動している。
今後、スペシャルサポーターとして、大阪・関西万博のさまざまなプロモーション活動に協力していく。

2024/07/012024年7月1日

● 愛媛CATVの緊急告知システム セミナーとデモで訴求 7月19日に都内で実施

愛媛CATV(愛媛県松山市)は、情報掲出システムとテレビ電話機能を活用した緊急告知システムに関するセミナーおよびデモンストレーションを7月19日に東京・丸の内のリファレンス国際ビルで実施する。
同システムは、愛媛CATVが長年運営している「おしらせチャンネル」をソースに、ウエストン(香川県木田郡三木町)が提供するテレビ電話サービス「HOT LINE TV」とケーブルIPスティックを組み合わせたソリューション。
地方自治体が運営する防災無線は、老朽化による改修・更新に際しては多額のコストが課題となる。愛媛CATVでは、代替かつ従来を上回る機能、安価な費用での実現を検討してきたという。
同社では、「このスキームは、CATV事業者が放送メディアを活用することで、他には実現不可能な価値を提供するもの。同じ課題を抱える自治体、あるいは自治体から提案依頼を受けている事業者に参加してもらいたい」としている。入場無料(事前申し込み制)。
【日時】7月19日/16時-17時30分(13時30分から開場し、簡易な説明とデモを準備している)
【会場】リファレンス国際ビル K-7(東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル2階)
【申し込み・詳細】https://teket.jp/10515/36246


2024/06/242024年6月24日

● 4K番組アワード WOWOW『フィクサー』が大賞 4K8K衛星放送 5周年を機に実施/A-PAB

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K8K衛星放送5周年を機に実施した「A-PAB 4K番組アワード」の受賞作品を発表した。同アワードは、短編映像部門、ライブ・エンターテインメント部門、紀行・ドキュメンタリー部門、ドラマ部門を設けており、グランプリには、WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』が選ばれた。
―――
グランプリ作品は、脚本家・井上由美子氏が「フィクサー」を題材に描く骨太かつ極上エンターテインメント。室内、屋外、昼夜と、安定したグレーディングが上質な映像を作り出し、主演の唐沢寿明の気迫の演技も相まって、4Kドラマを最上級に味わえる作品と評価されている。
同アワードは、A-PAB会員社を対象に、エントリー開始前日の1月31日までに国内で4K放送された番組を対象作品とした。ただし短編映像部門については4K放送実績を問わず、国内で何らかの形で4Kでの公表実績がある映像をエントリー対象作品とし、放送事業者以外もエントリーできる形にしている。
各部門の最優秀作品と優秀作品は次のとおり。
【ドラマ部門】(エントリー数:17作品)▽最優秀作品=WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』▽優秀作品=BSテレビ東京『土曜ドラマ9「たそがれ優作」』、BS日本『BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸』、NHK・NHKエデュケーショナル『浮世の画家』、J:COM/日本映画放送『三屋清左衛門残日録 ふたたび咲く花』、テレビ大阪『地球の歩き方』
【紀行・ドキュメンタリー部門】(同:28作品)〉▽最優秀作品=BSフジ『令和の法隆寺~千四百年の伝承と聖徳太子の残響~』▽優秀作品=WOWOW『ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック 小田凱人(日本/車いすテニス)』、NHK・NHKエンタープライズ『地球トラベラー グレートヒマラヤトレイル 日本人が愛した山 マナスル』、BSテレビ東京『秘境黒部百年物語~未来へ紡ぐ守り人たち~』、BS朝日『鉄道・絶景の旅スペシャル 解禁!新ルート完全踏破 紅葉と新雪の立山黒部』、信越放送『時を超える旅 4Kカメラでつづる木曽の1年』、BS朝日『鉄道・絶景の旅スペシャル 解禁!新ルート完全踏破 紅葉と新雪の立山黒部』
【ライブ・エンターテインメント部門】(同:13作品)▽最優秀作品=NHK・NHKグローバルメディアサービス『大迫力! 長岡の大花火2022スペシャルライブ』▽優秀作品=WOWOW『NODA・MAP「兎、波を走る」』、BSテレビ東京『東急ジルベスターコンサート2023-2024』、BSフジ『辻井伸行×アイスランド~繋がれゆく音楽の絆~』、BS日本『鮨録』、BS-TBS『ヒロシのぼっちキャンプ』
【短編映像部門】(同:15作品)▽最優秀作品=関西テレビ放送『つくるということ』▽優秀作品=NHK・NHKエデュケーショナル『美の壺 時をつなぐ橋』、ZTV 伊勢放送局『壮観劇場「伊勢・熊野 魂の巡礼』、日本デジタル配信『日本に恋しよう!ピース・ニッポン シリーズ2 ♯1 美しい日本の四季』、広域高速ネット二九六『KIOKUGAMI~日本の記憶を呼び起こす和紙アート~』


● SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 コンペ部門に1201本の応募 7月13-21日に開催

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024」(主催:埼玉県、川口市、川口商工会議所、SKIPシティ国際映画祭実行委員会)は、7月13-21日の9日間にわたり、埼玉県川口市のSKIPシティで開催される。また、7月20-24日には、ノミネート作品の一部をオンラインで配信する。
同映画祭は、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭として、映画産業の変革の中で新たに生み出されたビジネスチャンスを掴んでいく若い才能の発掘と育成を主軸に成長を重ね、今年で21回目を迎える。
映画祭の中核である「コンペティション(コンペ)」は、国際コンペと国内コンペで構成。長編作品を対象とした国際コンペは広く世界中から、長編部門と短編部門の2部門で構成される国内コンペは、国内から応募された若手監督の作品を厳選して上映する。今年は102の国と地域から、合計1201本の応募があった。
両コンペとも審査会で最終審査を実施し、最優秀作品賞をはじめとする各賞を授与する。
開催初日となる7月13日は、串田壮史監督、毎熊克哉主演による最新作『初級演技レッスン』の上映(ワールド・プレミア)で幕を開ける。
「みんなが観たい上映作品」では『ドライブ・マイ・カー』『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『トップガン マーヴェリック』の4作品を上映する。
【詳細】公式ウェブサイト=https://www.skipcity-dcf.jp/


● 取扱ブランド新製品のアップデート情報など/DPSJが内覧会

日本デジタル・プロセシング・システムズ(DPSJ)は、7月5日に内覧会「DPSJ オープンデモルーム」を開く。同社の取扱ブランドから新製品を披露し、アップデート情報などについて説明する。参加無料(事前登録制)。
主な展示は、Magewell初のモジュールラックマウント製品「Modator 2U」、シームレスな操作で複数のビデオ撮影を可能する「Director Mini」、OBSBOTのAI追従機能を搭載したウェブカメラ「Tiny 2」「Tail Air」、Metusのメディアファイル生成ソリューション「INGEST」など。
【日時】7月5日/午前の部:10時30分-12時30分、午後の部:14-16時
【会場】DPSJ(1階)デモルーム(東京都中野区中央4-7-17)
【申し込み・詳細】https://www.dpsj.co.jp/2024/06/10/29371.html


● Inter BEE 2024への出展 申し込み期限28日まで

放送・通信関連のプロフェッショナル展「Inter BEE 2024」(11月13-15日に幕張メッセで開催/主催:電子情報技術産業協会)への出展の第二次申し込み期限が、6月28日で締め切りを迎える。『INTER BEE CINEMA』など各種特別企画も同様に同日が最終期限となっている。
【詳細】公式ウェブサイト=https://www.inter-bee.com


● CATVの基礎を学ぶ FTTH関連技術など/CRIがオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第45回オンラインセミナー(Zoom使用)として「FTTH&デジタル 基礎講座~いまさら聞けない入門編~」(第1回)を7月9日に開く。今回は2回に分けて講義を実施(各90分)。2回目は8月下旬以降を予定している。
対象は、CATV局の新入社員(特に技術部配属)をはじめ、営業経験者、通信は強いが放送や伝送路には弱いという技術者、また他の事業から移ってきた経営者までをカバーする。
講師は、住友電気工業で40年間、CATV技術を担当した経験を持つ伴泰次氏(ケーブルコンシェルジュBAN)。
講座の内容(予定)は次のとおり。
[1回目]
▽CATVのポジション=放送および通信の加入者数とRGU(収益獲得単位数)、放送業界の売上比較、ブロードバンド加入者数の比較
▽HFC(光・同軸ハイブリッド)システムの概要=HFCネットワークの発展と課題、FTTHへの移行
▽PONシステム=メディアコンバータからGE-PON、10G-EPONへ
▽光ファイバー=光ファイバーの構造と接続技術
▽FTTHシステムの構成要素=FTTHの構成部品、光分配器、クロージャ、引き込み宅内配線
[2回目] (8月下旬-9月実施予定)
▽光RF伝送システム=光アンプと放送波伝送、BSトラモジとパススルー(IF伝送)
▽RF放送システム=ヘッドエンド、STB、CAS、自主放送
▽技術編=SI接頭辞、デシベル、レベル計算
【日時】7月9日/13時30分-15時(アーカイブ視聴あり)
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240617_8133

2024/06/172024年6月17日

● WOWOW「フェンス」がテレビ大賞 沖縄の人々の現実と対峙/第61回ギャラクシー賞

放送批評懇談会は5月31日、優秀番組・個人・団体を顕彰する「第61回ギャラクシー賞」を決定した。
テレビ部門大賞は計416作品から「連続ドラマW『フェンス』」(WOWOW NHKエンタープライズ)が受賞。プロデューサーを務めたWOWOWの高江洲義貴氏とNHKエンタープライズの北野拓氏、脚本家の野木亜紀子氏が登壇した。
普天間出身の高江洲氏は「2人が沖縄の人の(リアルな)気持ちをすくい上げてくれて感謝している。監督はじめ皆が問題に正面から取り組んだことが結果につながった」と話した。
その他の主な受賞は以下のとおり。
★ラジオ部門大賞
SBSラジオギャラリー「方言アクセントエンターテインメント~なまってんのは、東京の方かもしんねーんだかんな~」(静岡放送)
★CM部門大賞
〈ウェブCM〉日本マクドナルド マックフライポテト「ティロリミックス-YOASOBI『群青』×Vaundy『花占い』」(日本マクドナルド 電通 ギークピクチュアズ)
★報道活動部門大賞
「NHKアナウンサーの命を守る呼びかけ」に関する一連の取り組み(NHK)
―――
●ギャラクシー賞奨励賞 開局以来初の受賞 ケーブルネット296/第61回ギャラクシー賞
千葉県のCATV局である広域高速ネット二九六(ケーブルネット296/佐倉市)は、第61回ギャラクシー賞で報道活動部門奨励賞を受賞した。
ギャラクシー賞の受賞は開局以来初であり、千葉県内の映像メディアとしても初という。
受賞した『NEXTEP~地域から…未来への提言~「高齢ドライバーによる痛ましい事故を減らすには」』は、地域課題を調査して原因を追究。他地域での取り組みや好事例を取材し、専門家とともに明るい地域社会の未来を創造する番組。
今回のテーマでは、高齢ドライバーによる事故を減らすための対策など解決への糸口を探った。


● 「映像アーカイブの現在と未来」 慶応大アート・センターと共催/JAMIAが初の公開イベント

日本映像アーキビスト協会(JAMIA)は、慶応義塾大学アート・センターとの共催により、同協会初の公開イベント「JAMIA×KUAC JAM2024~JAMIA Annual Meeting~『映像アーカイブの現在と未来』」を6月22日に開く。
同イベントは映像アーカイブの課題や今後の可能性を共に考え、協力しながら、ネットワークを広げることを目的としている。参加は、事前申し込み制となっている。
【プログラム】
▽ベーシックガイダンス「映像を集め、残し、生かす仕事」 映像の世紀のはじまりから、今日の視聴覚文化を未来へと受け渡す映像アーキビストの仕事を概観する(神戸映画資料館 研究員/松山ひとみ氏)
▽ライトニングトーク 第1部(3分×6-8組)
▽セッション①「映画フィルムの今、これから」(モデレーター:川崎市市民ミュージアム 学芸員/郷田真理子氏、登壇者:コダックジャパン/山本泰貴氏、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス カラリスト/高田淳氏)
▽セッション②「イロイロ大変!? 映画の色。」(モデレーター:WOWOWプラス 映画Blu-rayプロデューサー/山下泰司氏、登壇者:元IMAGICA タイマー/元 国立映画アーカイブ技術職員/鈴木美康氏、IMAGICAエンタテインメントメディアサービス カラリスト/阿部悦明氏)
▽セッション③「映像アーカイブにAIを利用することについての期待と課題、今後の展望」(モデレーター:オムニアート/日本映像アーキビスト協会 理事/前川充氏、登壇者:国際大学GLOCOM主幹研究員/教授/研究部長、Creative Commons Japan理事長/渡辺智暁氏)
▽ライトニングトーク 第2部(3分×6-8組)
【日程】6月22日/10時45分-18時、19時より懇親会(希望者のみ/会費は別途現地徴収=5000円予定)。
【会場】慶応義塾大学三田キャンパス 東館6F G-lab(東京都港区三田2-15-45)/オンライン参加も可能となっている
【参加費】一般=3000円、学生=1000円(オンラインも同料金)、JAMIA会員は無料
【詳細】www.jamia.jp/category/community/


● IPやクラウド関連などVGI内覧会も同時開催 /朋栄が27、28日に内覧会

朋栄は、6月27、28日の2日間、東京・恵比寿の同社本社で「FOR-A CONNECT 2024 内覧会」を開く( (事前来場登録制)。
同内覧会では、Media over IP環境やクラウド制作環境の最新機器/ソリューションを披露するほか、LEDパネル環境を使用したXRソリューション、インターネット配信やイベント映像制作に活用可能なオールインワンライブシステムやポータブルビデオスイッチャーなどを展示する。
また、朋栄グループのビジュアル・グラフィックス(VGI)も「VGI CONNECT 2024内覧会」を同時開催する。
会場は、「クラウド関連」「Hi-RDS(階層型RDS)」、「MoIP関連」、「ファイルベース/アーカイブ関連」、「NDI/イベント関連」、「XRソリューションエリア(VGIと共同出展)」の各エリアで構成する。
【日時】6月27日/10-18時、28日/10-17時
【会場】朋栄・本社(東京都渋谷区恵比寿3-8-1)
【詳細】www.for-a.co.jp/


● コンテストのエントリー受付 若手クリエイターを対象に/東京国際マッピングアワード

IMAGICA GROUPのグループ会社であるIMAGICA EEX(イマジカ イークス)企画・運営の東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした空間映像制作コンテスト「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol9」のエントリーを受け付けている。
同アワードは、将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピング(マッピング)という空間映像技術の高度化と普及を目的に立ち上げられた。
今回の作品テーマは『LIFE』で、マッピング投写用の1分30秒以内の映像作品であること。ウェブサイトから提出された企画書を審査し、書類審査を通過したエントリーチームは、作品の制作へと移る。エントリー応募締切日は、6月28日。
11月16日(17-21時予定)に東京・有明の東京ビッグサイトでの上映会で優秀作品を発表する。優秀作品には賞金の贈呈ならびに、東京ビッグサイトにおいて作品の定期上映を予定している。
【詳細】pmaward.jp/news/projectionmapping9/


● 先端的なコンテンツや技術の海外展開促進へ/DCAJが支援対象者を募集

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、経済産業省 令和6年度コンテンツ海外展開促進事業における先端テクノロジー社会実装プログラム「Technology Implementation Program(TIP)」の支援対象者を募集している。締切日は7月3日(17時)。
公募、推薦により集まった大学、専門学校などの先端的なコンテンツ・テクノロジーの中から、審査により、同プログラムの対象となる技術が選ばれる。
採択された技術は、専門家より技術の活用についてのアドバイスを提供。さらに11月に幕張メッセで開かれる「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」で披露される。また、同イベントで実施されるCGとインタラクティブ技術の学会「SIGGRAPH」によるSIGGRAPH賞選考会への参加権を提供する。同賞に選ばれると、北米で開催されるSIGGRAPHで技術のPRができる。
【応募の詳細】dcaj-techbiz.com/application2/

2024/06/102024年6月10日

● 第28回JPPA AWARDS 2024 経産大臣賞は西村隆介氏(オムニバス・ジャパン) 坂上由隆氏(レスパスビジョン)が映像技術大賞 勝亦氏、辰巳氏、山本氏の「HIDARI」チームも受賞

日本ポストプロダクション協会(JPPA)は5月31日、「第28回JPPA AWARDS 2024」の贈賞式を都内で開催し、学生の部の最優秀賞および、一般の部の経済産業大臣賞、優秀賞、新人賞、審査員特別賞を表彰した。
すべての優秀賞から選ばれる経済産業大臣賞は、オムニバス・ジャパンの西村隆介氏が映像技術部門ドキュメンタリー『GIGAKU! 踊れシルクロード』で受賞した。
同作は7世紀に日本に伝来した仮面劇「伎楽」を、世界的ダンサー森山開次が新しいかたちで甦らせる紀行番組。西村氏は「受賞は夢のよう。普段からテレビ番組の長尺でしかできないことがあるのではと考えている。クリエイティブやテロップ(をはじめ)、歴史的なことも調べながら監督と作り上げた」と喜びを語った。
一般の部グランプリは、レスパスビジョンの坂上由隆氏(映像技術部門)および、FOOTPRINTSの勝亦さくら氏と太陽企画の辰巳茜璃氏、エス・シー・アライアンスの山本雅之氏(音響技術部門)が選出された。
坂上氏は『ウルトラセブン』55th コンセプトムービー「ウルトラセブン IF Story『55年前の未来』」でオンライン編集を担当した。
同作品は『ウルトラセブン』の放送55周年を記念した約7分間のコンセプトムービー。坂上氏は「小さいころウルトラセブンを見ていた。その感情が入っていい作品ができた」と話した。
勝亦氏と辰巳氏、山本氏は、映画『HIDARI』で音響効果とミキシングを担当しておりチームで応募した。
同作は彫刻職人・左甚五郎を主人公に、甚五郎の作品と同じ木彫りの人形を使いストップモーションで制作した映画。音の違いを出しにくい木の素材を使いながら、その世界観を表現した点が評価された。勝亦氏は代表して「チーム一丸で作った作品。皆が楽しんで臨んだことが受賞につながった」と感謝を述べた。


● オンライン展示会開催 プレミアムセミナーも/ケーブル技術ショー2024

日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体共催によるCATV業界最大級の展示会「ケーブル技術ショー2024」のオンライン展示会(https://www.catv-f.com/)が6月3日から先行開催されている。期間は8月31日まで(技術展示会〈リアル展示会〉は東京国際フォーラムで7月18、19日開催予定)。
オンライン展示会では、トップページ(検索ページ)で目的の出展者情報、気になるカテゴリーの情報、セミナーなどをすぐに探せる。従来の50音順だけでなく、出展ゾーン別に会場マップから目当ての出展者を探し出せるように、新しい出展者一覧を作成している。
出展各社の情報ページは、新製品や新サービスを簡単に閲覧できるように概要だけを掲載し、シンプルなデザインになっている。
展示内容の情報ページは、写真や動画の閲覧、詳細資料のダウンロード、自社ウェブサイトへのリンクなど、製品・サービス・ソリューションの特徴や導入事例などを交えて詳しく説明する。
3日から配信を始めたプレミアムセミナー第1弾は、「地域特性に合わせた『モビリティ×交流』による活性化実例について」と題し、元鉄道マンで日本初の観光型MaaSを立ち上げ『MaaS戦記』(2020年講談社刊)の著者としても知られる森田創氏が、地方創生のヒントとして、地域活性化×モビリティ×CATVの可能性を語る。
オンライン展示会は、入場無料(登録制)。


● FilmLight技術セミナーを開く/レスターが18、19日

レスターは、昨年から日本総代理店として取り扱いを開始した、FilmLight社の技術セミナーを6月18、19日に開く。
FilmLightのイメージエンジニア、Daniele Siragusano氏を迎え、最新の「Baselight」に搭載されたプロのカラリストに向けた機械学習(ML)に基づく各種ツールとテクニックを披露する。また、全く新しいアプローチである「Chromogen」によるルック開発について解説する。
開発中の「Baselight 6.1」でより強化されたMLツールを説明し、さらにどこからでもメディアに瞬時にアクセスし、正確な色で再生できる画期的なメディアツールである「Nara」をデモする。
参加無料(事前申し込み制)。
【会場】レスター.3階セミナールーム(東京都港区港南2-10-9 レスタービルディング)
【日時】6月18、19日/両日とも①14-16時、②16-18時
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2024.html

2024/06/032024年6月3日

● レスターグループプライベート展 NABショー出展製品など披露 6月13、14日に都内で開催 特別セミナーも実施

レスターは、レスターグループプライベート展~Restar×TAC×PALTEK~」を6月13、14日に東京・高輪のビジョンセンター品川で開く。
4月のNABショーで発表されたばかりの製品をはじめ、映像・音響の最新ソリューションを展示。また、新製品情報や各メーカーの最新ソリューションについての特別セミナーも実施する。入場無料、セミナーは事前登録制。
《展示内容》
[AVID] ▽Avid Ada:人工知能(AI)のパワーを活用したメディア・ワークフロー▽Avid Protools:新定番MAシステム
[SGO] ▽Mistika Ultima/Boutique:オンラインフィニッシングシステム▽Mistika WorkFlows:ワークフロー自動化ソリューション
[FilmLight] ▽Baselight:機械学習(ML)搭載のカラーグレーディングシステム▽Nara:メディアアクセスツール
[収録ソリューション] ▽AVID社▽PAOX社
[ソニーマーケティング クラウド映像制作ソリューション] ▽C3 Portal▽A2 Productカスタマイズソリューションほか
[AI自動モザイク作成プラグイン] ▽ISP SmartMP:グラスバレーEDIUSのエフェクトとして動作するプラグイン
[TACオリジナル/輸入品ソリューション] ▽ADDER▽STAGETEC NEXUS Compactほか
[PALTEKソリューション] ▽クラウド配信ソリューション▽バックアップクラウドサービス
《セミナー》
[Avid Ada:AIを活用したメディア・ワークフローセミナー] アビッドテクノロジー
[ファイル変換・メディア整理・自動化ソリューション ~MistikaWorkflows事例紹介~] レスター
[クラウド映像制作ソリューション Creators’ Cloud 活用事例のご紹介] ソニーマーケティング
[DirectOut & ADDERセミナー] タックシステム
【日時】6月13日/10-17時、14日/10-16時
【会場】ビジョンセンター品川 301B(東京都港区高輪4-10-8 京急第7ビル)
【詳細】https://www.restarcc.com/pickup/exhibition-information/broadcast_rstgp2024


● ケーブルコンベンション 3日から事前登録開始 多様なプログラムを実施

日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体は、CATV業界の総合コンベンション「ケーブルコンベンション2024」を7月18、19日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催するにあたり、6月3日正午から事前登録を開始する。
今年は『UNITE for the Future ~未来に向けて、ひとつにつながる。~』をテーマに、CATV業界最大のイベントとして、優れた取り組みや功労者への表彰、各種講演・セミナーを実施。業界の先進事例やソリューションなどの情報収集、業界内外における交流の場として活用できる。
参加は事前登録制となっており、特設サイト(www.catv-conv.jp/)から申し込む。
特別講演は、ジャパンラグビーリーグワン理事長であり、ロッテホールディングス代表取締役社長CEOの玉塚元一氏が登壇するなど多様なプログラムを用意している。
【主なプログラム】
[式典] 開会式、ケーブルテレビ功労者表彰贈賞式、ケーブル・アワード ベストプロモーション大賞贈賞式(18日/10-12時)
[J SPORTS Presents 特別講演] 「UNITE リーグワンと企業経営から学ぶ強い組織」玉塚元一氏(18日/13時30-14時30分)
[情報交換会] 18日/17時30分-19時
[NHK 特別講演] 「大谷翔平、プロ野球、甲子園! 野球中継の裏側」野球評論家 井口資仁氏(19日/12時-13時30分)
[総務省 基調講演] 19日/14-15時
[ケーブル技術ショー 特別講演] 19日/12時-13時30分
【開催概要】▽会期=7月18、19日/アーカイブ配信8月1日-9月30日▽会場=東京国際フォーラム・ホールB5ほか(東京都千代田区丸の内3-5-1)▽入場料=無料(一部有料)


● 第44回「地方の時代」映像祭 コンクール参加作品を募集 地域の課題などをテーマに

「地方の時代」映像祭実行委員会は、『第44回「地方の時代」映像祭』コンクール参加作品の募集を開始した。「地方の時代」を切り開くために寄与した映像作品の交流と顕彰を目的として実施している。コンクールは4部門で、それぞれ次の映像作品が審査対象。
[放送局部門] 全国のテレビ局(衛星放送を含む)で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、報道・情報番組(番組内のシリーズ企画などを含む)
[ケーブルテレビ部門] 全国のCATV局で、過去1年間に放送されたドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした映像作品
[市民・学生・自治体部門] 全国の市民、学生、専門学校生などのグループまたは個人、または自治体が、過去1年間に制作したドキュメンタリー、地域の文化や地域の課題などをテーマとした作品、その他多様な映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
[高校生(中学生)部門] 全国の高校生、高等専門学校生、中学生のグループまたは個人が、過去2年間に制作した映像作品。放送もしくは発表の実績は問わない
応募締切日は6月30日、「高校生(中学生)部門」の応募期間は7月1日-8月9日。
主催の映像祭実行委員会は、吹田市、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟で構成する。
コンクールの贈賞式および記念講演、シンポジウムは、11月9日に大阪府吹田市の関西大学 千里山キャンパスで開催する予定。
【詳細】https://www.chihounojidai.jp/index.html

2024/05/272024年5月27日

● 制作の基礎講座を開く 実践に役立つ知識学ぶ/映文連TANPEN塾

映像文化製作者連盟(映文連)は、映文連TANPEN塾「映像制作基礎講座~入門編(2024)」を6月20日に開く。
この講座は、制作プロダクションに入社したばかりの新入社員をはじめ、映像制作のワークフローを知りたい人などに対して、分かりやすく映像制作の基礎的な知識を伝える講座。講師陣は、映像業界で活躍する経験豊かな専門家。カリキュラムは、企画から撮影・編集まで、映像制作の基礎から最新の技術情報まで含まれ、制作現場での実践に役立つ知識を身につけることができる。
【映像制作基礎講座~入門編】
[第1講:プロデューサーの仕事] プロデューサーの仕事とは何か、映像の流れに沿った企画、スタッフ編成、予算管理などプロデューサーの仕事について講師の経験を元に伝える
[第2講:プロダクションマネージャーの仕事]  広告動画制作の一連のフローと、各プロセスにおいて、プロダクションマネージャーが担当する業務と注意点について解説
[第3講:ディレクターの仕事] ディレクターの仕事に求められるものとは何か、ドキュメンタリー番組を中心とした制作エピソードを交えながら、映像制作の醍醐味や難しさ、キャリアアップについて話す
[第4講:カメラマンの仕事] カメラマンとはどんな仕事なのか、制作部としてカメラマンをどのように扱えばいいのか、などについて説明する
[第5講:ポスプロの仕事] ポストプロダクションでは何をしていのか、映像制作の最終工程を担っているオンラインエディターが、撮影後から完パケまでの流れを解説
【日時】6月20日/11時-17時20分
【募集人数】200人
【受講料】一般:2万4200円、会員:1万7600円
【申しみ込締切日】6月13日
【受講方法】Zoomウェビナーで実施
【見逃し配信】6月25日から1週間Vimeoでの見逃し配信予定
【申し込み・詳細】www.eibunren.or.jp/?p=6719


● ウェビナー「世界へ挑むスタートアップと研究者-Global Vision Explorers- powered by TechBiz and SIGGRAPH Asia」

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)とSIGGRAPH Asia 2024 Tokyoが6月5日にオンラインで開く(Zoom使用)。
前半では、海外進出の意欲のあるスタートアップや研究者を後押しするため、DCAJとSIGGRAPH Asiaがそれぞれ実施するスタートアップ・研究者への支援について案内する。
後半にはSIGGRAPH Asiaで恒例の選りすぐりの最先端技術を展示するエリア「Emerging Technologies」について説明する。
【日時】6月5日/15時-16時15分
【参加費】無料(登録制)
【定員】100人
【申し込み・詳細】techbiz-siggraphasia2024.peatix.com

2024/05/202024年5月20日

● アストロデザインがプライベートショー 多様なソリューション披露 6月20、21日に本社で開く

アストロデザインは、6月20、21日の2日間、
東京都大田区の本社ビルにおいて、内覧会「プライベートショー2024」を開く。今回は展示エリアを「Visual Entertainment」と「Visual Industry」の2つに分け、最新の映像技術を活用したさまざまなソリューションを披露する。来場は事前登録制。
【主な展示内容】
[Visual Entertainment]
コンテンツ制作現場、スタジアムやエンターテイメント施設などにおいて、人々が『わくわくするような体験』を創出・提供するためのソリューションを展開。
放送局のIP制作をサポートするIP DSK、IPマルチビューワー、IP対応モニターなどの新製品や、コンテンツ制作の省人化や効率化に役立つオフライン/オンラインの切り出しソリューション、大型映像システムの構築に欠かせないプロセッサーや周辺機器について説明。
また8K3D 240pの映像上映やチェアスピーカー「TamaToon」による立体オーディオのデモを体験できる。
[Visual Industry]
自動車、通信、建設、防災などの産業分野に向けて、ハイエンドな映像技術によってDX化を推進するソリューションを展示する。
工場や遠隔地などの監視、AIやVRによる検査、HDMIをはじめとするデジタル伝送信号の計測技術、基礎研究に役立つ4K非圧縮レコーダー、紫外線から遠赤外線まですべての波長をサポートするセンシングデバイスなどを提案する。
【会期】6月20、21日/10-17時
【会場】アストロデザイン本社ビル(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【申し込み】https://biz.q-pass.jp/f/9792/astro_privateshow2024


● 企業の新規事業に向けた「アバター」の活用解説/Tooがウェビナー

Tooは、ウェビナー『リアルを超えるエクスペリエンス アバターと創造する企業の未来』を6月6日に開く。
企業は今後、リアルとバーチャル両方の視点を持ち、顧客接点、社会貢献、エンゲージメント向上に取り組む必要がある。新規事業に向けたメタバースやⅩR、生成AIの活用、マーケティング施策のためのSNS運用や動画コンテンツ作成、労働人口の不足や個人のアイデンティティの尊重といった社会課題の解決など、アバターは企業活動のさまざまなシーンで活用できる。
今回のウェビナーでは、アバター活用に関する企業の取り組みの現状と期待される未来の可能性について伝える。対象は、企業のマーケティング、プロモーション担当者、社内外のエンゲージメント向上に興味がある人、企業の新規事業、DX担当者など。
講師は、Too DX推進部ゼネラルマネージャーの前澤良樹氏、Too公認VTuberの渋谷いずみ氏。受講料は無料(事前登録制)。
【日時】6月6日/17-18時
【詳細】https://www.too.com/event/2024/202406vtuber/


● 日本の映画音楽に焦点 「1950-60年代の作曲家」/国立映画アーカイブが上映企画

国立映画アーカイブは、日本の映画音楽に焦点を当てた上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』を5月25日から開催する。
日本において映画産業が隆盛を極めた1950年代から60年代にかけて、映画界はさまざまな芸術分野のエキスパートに協力を仰いだ。その最たるものの1つが音楽。作曲家たちにとっても、映画のために音楽を書き下ろす仕事は、自らの創作意欲を実践に移すための貴重な機会でもあった。彼らによって映画のために書かれた諸作品は、演奏会用作品とはまた一味違った魅力がある。
今年は、團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順といった日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える年でもある。この記念すべき年に、戦後にデビューした作曲家グループ「3人の会」(團・芥川也寸志・黛敏郎)をはじめ、50年代から60年代にかけて輝かしい足跡を残したこれらの作曲家たちが音楽を担当した計61作品(52プログラム)を通して、彼らが映画界に果たした貢献と功績を顕彰する。
また、展示室で開催中の展覧会『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』では、貴重な自筆譜や製作資料を通じて作曲家たちの活動を深く味わうことができる。
【会期】5月25日-7月28日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music202404


● 映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会

◇映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会
国立映画アーカイブが、展示・上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』の関連イベントとして、上映企画初日の5月25日に開く。同館の上映ホールを会場とした演奏会は初めての試みとなる。
企画展と特集上映で取り上げられた作曲家たちによる映画音楽の数々を、今回の演奏会のための特別編成で届ける。黄金時代の映画を彩った音楽で構成された、バラエティーに富むプログラムが楽しめる。
【日時】5月25日/開場14時30分、開演15時
【定員】310席
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
【料金】一般4500円ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music2024/#section1-5

2024/05/132024年5月13日

● NHK技研公開 5月30日-6月2日 変形可能ディスプレーがカラー化 次世代地上波は着々進化 放送とネット統合基盤も

NHK放送技術研究所の最先端の取り組みを見せる「技研公開2024」が5月30日-6月2日の4日間、同研究所で開かれる。「技術で拓く未来のシンカ」をテーマに、「イマーシブメディア」「ユニバーサルサービス」「フロンティアサイエンス」「メディアを支える」–の4つのコーナーで展示を繰り広げる。また技研公開と同じ週の27-29日の3日間、NHK放送センターで、放送現場で開発された技術を公開する「NHK Tech EXPO 2024」も開かれる。
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注目展示の1つが「フロンティアサイエンス」のコーナーで展示される、伸縮可能なLEDディスプレー「ディフォーマブル(変形可能)ディスプレー」だ。
以前、フレキシブルディスプレーと称されていたものは、LED素子間に金属配線を使っているため、曲げたり丸めたりという1軸方向の変形しかできなかった。
これに対し、ディフォーマブルディスプレーは、ポリイミドフィルム上に作製した非伸縮のLED素子を、アクリル系ゴム素材を用いた伸縮可能な基板上にマトリクス状に形成。各LED画素間を伸縮可能な低抵抗の配線で接続することで、より柔軟でさまざまな方向に変形させることができ、かつ伸ばしても輝度が変わらず表示できる伸縮ディスプレーを実現できる。
昨年の技研公開では、単色のディスプレーを展示したが、今年はカラー化したものを展示する。0.02ミリメートルのマイクロLEDを使いながら、LED間は2ミリメートルピッチだったものがどう進化しているのかも注目される。
「メディアを支える」のコーナーでは、文字認識、顔認識など複数の要素技術を組み合わせて、映像の内容を説明するメタデータをAIで自動生成する技術を展示。「イマーシブメディア」のコーナーでは、ARグラス越しに見えるユーザー周辺の空間にニュースを一覧配置し、記事を検索・閲覧できるシステムを体感できる。
次世代地上波放送の伝送技術も着々と進化。LDM(階層分離多重)による4K、2K伝送、途切れにくい移動向け受信サービス、送信設備の省電力化、次世代地上波放送における放送番組中継用回線の伝送技術が展示される。
LDMを用いた、映像符号化方式と連携した映像伝送技術、ボリュメトリック映像制作支援技術、イマーシブメディア用音響制作ツール、光源アレーを用いた3次元ディスプレー、さらに自由視点イマーシブライブの体感デモなども用意されている。
「ユニバーサルサービス」では、ウェブベース放送メディアとして、放送とネットを統合したコンテンツ提供基盤を提案。コンテンツのメタデータや各種サービスのデータ、パーソナルデータを視聴アプリケーションごとに、放送とネットの視聴デバイスの違いを意識することなく、見たいコンテンツを簡単に見つけられる環境を示す。
偽情報・誤情報の対策として、コンテンツの出どころや制作過程などの「来歴情報」を提示する技術も展示。ニュースを対象とした手話CG生成技術も注目される。
展示以外では、30、31日、技研の今井亨所長が技研の目指す未来ビジョンについて基調講演するのをはじめ、イマーシブメディア、ウェブベース放送メディア、最新のデバイス技術について、各研究の担当者が講演する(いずれも事前収録した講演の上映)。
Tech EXPOは、現場ならでは視点から生まれた番組制作などに有効な技術を、本部11、地域6、関連団体5の全22項目を披露する。


● ケーブルメディアワイワイ 地域を活性化する活動報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第44回オンラインセミナー(Zoom使用)を5月30日に開く。『「新しい!楽しい!すごい!」をモットーに地域活性』をテーマに、ケーブルメディアワイワイの「waiwai PLAY LAB&コネクリ延岡の取り組み」について、同社の犬童大郎氏(営業局長 兼 メディア局長)が報告する。
宮崎県延岡市を中心にCATV事業を展開するケーブルメディアワイワイは、2022年3月、延岡駅前再開発に合わせて新築されたビルの1階に3つのスタジオを備えた「waiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)」という420平方メートルの施設を開設した。
3つのスタジオにはクロマキー合成ができるバーチャルスタジオやライブ配信にも対応した最先端の機能を備え、クッキングスタジオもある。
スタジオ以外は、誰でも無料で気軽に訪れて映像体験できる場所を設置。208型のLEDディスプレーを備えたオープンスペースでは、eスポーツ大会など各種イベントを実施している。
このスタジオを地域の盛り上げに活用しようと、23年11月に「コネクリ延岡(Connect & Create NOBEOKA)」を開催。全国のクリエイターに、延岡に滞在してもらいながら映像を作ってもらおうとウェブサイトで募集をかけ、審査の結果、県内3組、県外10組を集めた。今年1月には出来上がった作品を上映する映画祭を開催した。今年も「コネクリ延岡」の第2回開催を計画しているという。
【日時】5月30日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240507_8111


● 全国自作視聴覚教材コンクール募集開始/日本視聴覚教育協会

日本視聴覚教育協会は、「令和6年度 全国自作視聴覚教材コンクール」(共催:日本学校視聴覚教育連盟、全国高等学校メディア教育研究協議会、全国視聴覚教育連盟、後援:文部科学省)を実施する。
このコンクールは、教材の制作技法の優劣のみを問うのではなく、なぜ、その教材が必要とされるのか、具体的な利用方法まで含めて審査することを目的としている。
それにより、学習の場で実際に役立ち、他の学校や地域などでの自作教材の企画制作・活用にも役立つ視聴覚教材の自作活動を促進し、顕彰を通して、その制作奨励と内容の充実に寄与することを目指す。
募集教材は、①ある教科・領域の単元・題材を学習したり、その学習を支援したりするための視聴覚教材、②原則として学校(幼稚園・保育所)・生涯学習施設などで実際に使用したもの、③映像教材、デジタルコンテンツ、紙しばいなど(教材の長さ・量については、記述された教材の制作意図および活用の目的などに適したものであれば、特に制限なし)。
部門は、「小学校」(幼稚園および保育所を含む)、「中学校」、「高等学校」、「社会教育」の4部門。各部門1点に最優秀賞として文部科学大臣賞が贈られる。
応募締切日は6月7日(当日消印有効)。発表会・表彰式は9月下旬を予定している。
【詳細】https://www.javea.or.jp/jisaku/youkou.html


● 第65回科学技術映像祭 各賞決定 内閣総理大臣賞 Nスぺ「関東大震災」 記録映像を最新技術で解析

優れた科学技術映像を選奨することを目的として毎年開催されている、「第65回科学技術映像祭」(主催:日本科学技術振興財団、映像文化製作者連盟、つくば科学万博記念財団、新技術振興渡辺記念会)の入選作品が決定。表彰式は4月19日に東京・北の丸公園の科学技術館サイエンスホールで開かれた。
内閣総理大臣賞には、『NHKスペシャル 映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 前編』(企画・製作:NHK/自然・くらし部門)が選出された。関東大震災の記録映像は、混乱の中の撮影で、撮影場所や時間が不明なものが多かった。番組では、その映像を最新技術で高精細・カラー化。鮮明となった建物の形、看板、影、人の表情を手掛かりにワンカットずつ撮影場所と時間を特定した。
一級の歴史資料として生まれ変わった映像に加え、生存者の生々しい証言音声、科学的知見を駆使した再現実験などによって、百年前の巨大災害を追体験する内容となっている。
その他の入選作品は以下のとおり。
【文部科学大臣賞】▽自然・くらし部門 「ガリレオX 地衣類の世界 身近な謎多き生命体」(企画・製作:ワック)▽研究・技術開発部門「居間からサイエンス ~地球誕生の謎に迫る!地下2600キロの大発見」(企画・製作:BSテレビ東京)▽教育・教養部門「ダーウィンが来た! 生きものの不思議を解き明かせ! 子ども研究者スペシャル」(製作:NHKエンタープライズ、企画:NHK)
【部門優秀賞】▽自然・くらし部門「テレメンタリー2023 プラスチックの行方~『水の国』からの警鐘~」(企画・製作:熊本朝日放送)▽同部門「所さんの目がテン! かがくの里 フクロウプロジェクト」(企画・製作:日本テレビ放送網)▽研究・技術開発部門「フロンティア 人間の知能は作れるか ~AI 究極の知能への挑戦~」(企画・製作:NHK)▽教育・教養部門「THE MAKING(326)通販の荷物がとどくまで」(製作:日テレ アックスオン、企画:科学技術振興機構)▽同部門「日本のチカラ 口福の献立 ~お腹と心を満たす嚥下食~」(製作:山形放送、企画:民間放送教育協会)▽同部門「目撃者f リンゴ飴のこえ ~難聴って、なんなん?~」(企画・製作:福岡放送)
【特別奨励賞】▽教育・教養部門「常呂川下流域の古代文化を解く」(製作:北海道映像記録、企画:東京大学大学院人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設)
【特別奨励賞/つくば科学万博記念財団理事長賞(W受賞)】▽教育・教養部門「学校で使える理科実験 絶対に入らない瓶の中に松ぼっくりを閉じ込める方法! 松ぼっくりのびん詰め作りの方法と理由を解説しました。」(企画・製作:NPO法人教師と子どもの支援活動)
【新技術振興渡辺記念会理事長賞】▽研究・技術開発部門「ガリレオX 自己組織化 無秩序な世界から秩序を生みだす不思議なプロセス」(企画・製作:ワック)
【科学技術館館長賞】教育・教養部門▽「なぜ水星へ行くのは最も難しいのか? 全惑星へのアクセス時間比較」(企画・製作:午後正午)

2024/05/062024年5月6日

● 神戸と東京で第2回大会開催 観光VR上映やXRのデモなど/JWTFFバーチャルツーリズム部門

日本国際観光映像祭(JWTFF)バーチャルツーリズム部門実行委員会は、5月16、17日に「日本国際観光映像祭バーチャルツーリズム部門第2回大会」を神戸と東京の2会場で開催する。
観光映像事業でのXR技術活用の高まりを受け、JWTFFの独自施策としてバーチャルツーリズム部門を2022年に設立。同部門では、国内のバーチャル観光映像を一堂に集めて優秀な作品を表彰する制度を設けている。表彰式に加え、有識者のセッションや機器製造、ソフト開発など各社のデモ展示などを通して、国内の「バーチャルツーリズム」産業創造の一助となるべく活動を展開している。
新しい産業発展のための議論をする場として、2023年5月に第1回イベントを開催。第2回大会となる今回は、観光VRコンテンツの「作品」としての在り方を大きなテーマとして実施する。
神戸メイン会場の大会初日(16日)は、開会式に続き、実行委員会および審査委員、講演企業による基調講演やセッションを開く。
ドームシアターでは、今大会にエントリーされた映像作品のうち、ノミネート作品を上映し優秀作品を表彰する(17日も上映)。また、特別作品としてJR西日本プレゼンツ『スワローエンゼル C62形2号機の一日』を上映する。展示スペースエリアでは、XRやVRなどの最新技術をデモ実施する(両日)。
東京サテライト会場においては、基調講演・セッションを大型スクリーンで常時視聴が可能で、ノミネート作品は会場に設置されているVR機材で視聴体験ができる。企業出展による体験コーナーも設置する(神戸メイン会場と東京サテライト会場では展示内容が異なる)。
【会場】
[神戸メイン会場] 神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館/神戸市中央区港島中町7-7-6)
[東京サテライト会場] NEUU XR Communication Hub(東京都新宿区西新宿1-5-11)
【開催日】
[神戸メイン会場] 6月16日=優待者および事前申し込みの法人のみ入場可能、17日=一般も事前申し込みなく自由に入場できる(一部有料施設あり)
[東京サテライト会場] 16日のみ開催
【詳細】https://jwtff-vt.com/jwtffvt/


2024/04/222024年4月22日

● デジタルサイネージアワード 24年度の作品募集を開始 新たに「XR」部門追加/DSC

デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)は、「デジタルサイネージアワード2024」の作品募集を開始した。5月10日まで受け付ける。
同アワードは、公募した国内のデジタルサイネージ作品の中から、優秀な作品を選出し、表彰することで、デジタルサイネージ市場をさらに活性化していくことを目指す。応募作品は審査員による投票により各賞を決定し、表彰する。表彰式は6月13日に、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催予定の「デジタルサイネージジャパン(DSJ)2024」内で開く。
今回は新部門として、「XR(クロスリアリティ)」を追加。リアルロケーションでのディスプレー表示にとどまらない、デジタルサイネージの新たな可能性を目指す作品を期待するという。
応募作品の中からグランプリ(1作品)と優秀作品10点ほどを選定・表彰する予定。
【応募条件・資格】
2023年1月以降に発表されたデジタルサイネージのコンテンツ、ハードウエア、システムが対象。作品にかかわるあらゆる企業に参加資格がある。2009-23年のデジタルサイネージアワードに応募した作品は応募できない(応募費用は不要)
【詳細】https://digital-signage.jp/openevent/award/2024front


● 24年度第2級技術者 講習試験と資格更新/CATV技術協会

日本CATV技術協会は、5月7日から「2024年度CATV技術者資格(2級)」の講習試験および資格更新の申し込み受付を開始する。同協会では「CATVに係わる基本的な技術知識を有し、CATV一般ユーザへの適切な指導、助言ができる技術者」に第2級CATV技術者資格を付与している。
この資格を取得すれば、CATVシステムや関連技術、法令の基本的な知識が身につき、社内や営業先との会話に役立ち、顧客サービスの向上にもつながる。また、上位資格であるCATV総合監理技術者資格や第1級CATV技術者資格の取得に有利となっている。
資格講習試験は、年齢・経験に関係なく受験が可能。講習はeラーニングで実施し、インターネット環境とPCなどがあれば、自身の好きな時間・場所で受講できる。
資格試験はCBT(PCを使用した試験方式)で、試験の実施期間中の希望する日時および全国300カ所以上の会場から試験実施会場を選んで受験が可能。
受講受験科目は、「CATVの基礎」の1科目のみ。CATV総合監理技術者資格および第1級CATV技術者資格取得時に学習する「システム」「調査・施工」「ブロードバンド」科目の基礎と法規に関する基本的な知識を学習する。受講受験費用は1万9360円。
【講習試験実施スケジュール】▽申し込み期間=5月7-31日▽受講期間=6月20日-8月15日▽受験期間=7月4日-8月19日
【申し込み方法・詳細】https://www.shikaku.catv.or.jp/index.html


● コンテンツ法律セミナー「放送コンテンツの著作権と権利処理」

映像産業振興機構(VIPO)が開く。講師は、エンタテインメント・コンテンツ業界に精通し、知的財産権に関するアドバイスの提供などを中心に扱う骨董通り法律事務所の代表パートナー、福井健策弁護士。放送業界をはじめとして音楽、アニメなどコンテンツ業界にかかわるトピックを題材に解説する。
【日時】5月22日/15-17時、申し込み締切日17日(17時)
【会場】VIPO ホールR(中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【参加費】会員5000円/一般7000円
【定員】40人(事前申し込み制・先着順)
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/40876/


● 若手映画作家の作品 6月に都内で特別上映/VIPO 人材育成事業

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁から委託を受けて運営する人材育成事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」において製作された作品を『ndjc CINEMA FESTIVAL 2024』として、6月14日から東京・恵比寿の「YEBISU GARDEN CINEMA」で特集上映する。
この上映では「ndjc2023」の完成4作品を劇場初公開。またndjc出身で、現在商業長編映画を手掛けている監督たちの近年劇場公開作品や、その『原点』ともいえるndjc過去作品を上映する。
ndjcは、優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像製作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供することによって、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指している。
【期間】6月14-27日
【上映作品】
◆ [ndjc2023]
(上映日:14-20日/配給:VIPO)『明るいニュース』(城真也監督)、『光はどこにある』(野田麗未監督)、『勝手口の少女』(山本十雄馬監督)、『恋は真っ赤に燃えて』(西口洸監督)
◆ [ndjc SPECIAL SELECT] (ndjc出身監督の劇場公開作品およびndjc過去作品)
▽「ndjc2008」=中野量太監督『湯を沸かすほどの熱い愛』(上映日:14、16、18日/配給:クロックワークス)、『琥珀色のキラキラ』(上映日:21-27日/配給:VIPO)
▽「ndjc2015」=堀江貴大監督『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(上映日:15、17、19、20日/配給:ハピネットファントム・スタジオ)、『はなくじらちち』(上映日:21-27日/配給:VIPO)
▽「ndjc2009」=岨手由貴子監督『あのこは貴族』(上映日:21、23、25日/配給:東京テアトル)、『アンダーウェア・アフェア』(上映日:21-27日/配給:VIPO)
▽「ndjc2012」=庄司輝秋監督『さよなら ほやマン』(上映日:22、24、26、27日/配給:ロングライド)、『んで、全部、海さ流した』(上映日:21-27日/配給:VIPO)
【詳細】https://www.vipo-ndjc.jp/news/6239/

2024/04/152024年4月15日

● 高知でアニメイベント 3DCG制作技術などテックラボを併催

4月20、21日開催のアニメクリエイター向けイベント「高知アニクリ祭2024」(主催:高知アニメクリエイター聖地プロジェクト実行委員会)において、アニメやCG制作の最新機器・技術が集結する「アニメテックラボ」が併催される。
フィギュア制作から医療業界でも使われる3Dプリンター、全身を一度に3Dスキャンできるフルボディスキャナ、3DCG制作に使われるソフトウエアやタブレットの展示など幅広いジャンルの機材を体験できる。入場料は無料。
【日時】4月20、21日/10-17時
【会場】高知ぢばさんセンター(高知県高知市布師田3992-2)シャトルバスの運行を予定。
【詳細】www.combank.co.jp/KochiAnikuri/


● スキルシェアワークショップ 最新の撮影機材をそろえる/ビデオサービス、NKLなどが開催

ビデオサービス、国際照明、ライトアップ、アイ・ディー・エクス、NKLによるスキルシェアワークショップイベントを4月24、25日に開く。
カメラ、レンズの最新機種から本格的なライティング、ディスプレーを用意し、日本初披露の特殊機材まで網羅したインタラクティブトレーニングの機会となる。参加費無料(入退出自由)。
【主な出展品】▽カメラ=ソニーBURANO、ARRI ALEXA35 ▽レンズ=Leitz HUGO、ZEISS Nano Prime、Cooke SP3、HZK24-300▽特機=CINETICA NU. TRON(無重力アーム)、 PANTHER X-TYPE/S-TYPE▽三脚・ヘッド=PTZカメラ用電動ペデスタルLifto25、360度3軸ヘッドTotal Dutch、ポータブルジブJib0▽バッテリー=Imicro-PDシリーズ、DUO-CPシリーズ、SB-U/PDシリーズ
【日程】1日目:4月24日/10-17時、2日目:4月25日/10-16時
【会場】ライトアップ リュウスタジオ東雲 A Studio(東京都江東区東雲2-5-7 5階)
【詳細】www.videoservice.tv/information/news/7649


● アヌシーで見本市 ジャパンブースを出展 参加企業を募集/文化庁

文化庁「日本映画の海外発信事業」の一環として、アヌシー国際アニメーション映画祭(フランス・アヌシー/6月9-15日)併設マーケット「Mifa」においてジャパン・ブース(運営:ユニジャパン)の出展が決定。4月19日まで参加企業を募集している。
ブースの設置期間は6月11-14日の4日間。各社共有備品(予定)として商談テーブルセット、宣材素材掲示用スペース、大型TVモニターとDVDプレイヤー、宣伝素材等収納スペース(共有)などを用意する。
参加企業数は5社程度の見込み。ブースでは、海外セールスの為の商談・ミーティングポイント、セールス作品のポスター・チラシなど掲示による広報宣伝、備品やテーブルセット、倉庫・収納棚等の共有利用などで使用する。
申し込み資格は、日本の長編映画の海外販売に関する権利を有し、担当者などが現地に3日以上赴き、可能な限りジャパン・ブースに常駐し、自社作品を積極的にPRできること–など。ブース参加料は22万円(宿泊費、渡航費、滞在費、通訳費などは含まれない)。
【詳細】unijapan.org/news/info/unijapan/2024mifa.html


● 第9回ベンチャー賞 受賞企業5社を発表/JEITA

電子情報技術産業協会(JEITA)は、「JEITAベンチャー賞」の受賞企業5社を発表した。JEITAベンチャー賞は、電子情報技術産業の総合的な発展のみならず、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもの。
「JEITAベンチャー賞審査委員会」が成長性(先導性)、波及性、社会性の3つの視点からベンチャー企業を審査・選考した結果、第9回JEITAベンチャー賞は、オーシャンソリューションテクノロジー(長崎県佐世保市)、サステナブル・ラボ(東京都千代田区)、Thinker(シンカー/大阪市中央区)、7Gaa(セブンジー ツーエー/茨城県つくば市)、TriOrb(トライオーブ/北九州市小倉北区)の5社が受賞した。
また、特別賞である「Early edge賞」(市場における貢献度は未知数だが、非常に高い技術を保有し、将来、大きな成長が期待できる企業を特別賞として表彰するもの)は、LOMBY(ロンビー/東京都品川区)が受賞した。


● 2027年国際園芸博覧会 出展者の募集を開始 都内でPRイベント実施

2027年国際園芸博覧会協会は、2027年3月19日から横浜市で開催予定のGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の「花・緑出展」「Village出展」に関する公募要領の公表を発表した。「花・緑出展」は募集を開始、「Village出展」は5月31日から応募受付を開始する。
3月19日には『GREEN×EXPO2027 共創フォーラム@東京』を東京都千代田区のイイノホールで開いた。このイベントには約500人が参加。同協会から企業などに参画を呼びかけた。
また、GREEN×EXPOラボの涌井史郎チェアパーソンと公式アンバサダーである俳優の芦田愛菜の対談を公開した。
涌井氏は気候変動や生物多様性の損失といった地球規模の課題を考えながら、GREEN×EXPO2027の趣旨やテーマについて説明。芦田愛菜は「アンバサダーとして今後も地球環境問題などについて、さらに勉強し、万博のPRにも貢献したい」と話した。
また、横浜市庁舎でも横浜市主催の共創フォーラムが開催され、100名を超える横浜市内の企業・団体から参加者があった。このイベントでは大型映像による同時中継および出展などの説明をし、参画を呼びかけた。
2027年国際園芸博覧会は、大阪花の万博以来37年ぶりに国内で開催されるA1クラスの国際園芸博覧会」。テーマは『幸せを創る明日の風景 ~Scenery of the Future for Happiness~』。
開催場所は横浜市で、開催期間は2027年3月19日-9月26日(AIPH承認+BIE認定)。参加者数1500万人を見込む。
なお博覧会の跡地にはテーマパークの誘致が決まっている。
【公式サイト】expo2027yokohama.or.jp/

2024/04/082024年4月8日

● 「第5回しばれるアワード」 優秀コンテンツの各賞発表/ケーブル連盟北海道、東北支部主催

日本ケーブルテレビ連盟北海道支部・東北支部主催の『~北海道・東北発コンテンツの祭典~第5回しばれるアワード』の受賞作品が決定した。
今回、新たに設けられた「企画部門」には8つの企画書が寄せられ、しばれるアワード運営委員会審査ワーキンググループによって1位から3位までの各賞を選出した。
放送番組部門では、「新人部門」「コミュニティ部門」「ドキュメンタリー・特番部門」の3部門が設けられ、それぞれ7作品、15作品、16作品の計38作品の応募があった。
その中から一次審査を経てノミネートされた「新人部門」7作品、「コミュニティ部門」5作品、「ドキュメンタリー・特番部門」5作品から各賞が選出された。
受賞作品は、全国のCATV・インターネットで配信する予定。
各部門の受賞作品は以下のとおり。
【企画部門】▽1位 『カヌーで下る かわものがたり』(企画:水沢テレビ)▽2位 『オラが町チョイス! ~ふるさと納税で地元の魅力再発見~』(企画:三陸ブロードネット)▽3位 『ミライの横綱 岡山裕弥 わんぱく相撲全国3連覇の少年に密着』(企画:青森ケーブルテレビ)
【放送番組部門】
[新人部門]
◇グランプリ『壮観劇場 東洋のグランドキャニオン』(制作:ニューメディア 函館センター)
◇準グランプリ『羅漢Documentary~Maze~』(制作:秋田ケーブルテレビ)
[コミュニティ部門]
◇グランプリ『街ナカ情報発信!てけてけおじゃマップ「GLAY スポットめぐり」』(制作:ニューメディア 函館センター)
◇準グランプリ『9chタイムカプセル』(制作:ニューメディア 米沢センター)
◇北海道支部長賞『ポップTime』(制作:旭川ケーブルテレビ)
[ドキュメンタリー・特番部門]
◇グランプリ『岩手県CATV 連絡協議会共同制作 ありがとうSL 銀河~線路脇より愛をこめて~』(制作:岩手県CATV連絡協議会)
◇準グランプリ『震災特番2023 南三陸町の復興とこれからの歩み』(制作:宮城県ケーブルテレビ協議会)
◇東北支部長賞『昭和の空気を描き続けた画家 張山田鶴子』(制作:青森ケーブルテレビ)


● 大哺乳類展の会場演出 大型プロジェクター活用/国立科学博物館

国立科学博物館(東京・上野公園)では、6月16日まで、特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」(主催:国立科学博物館、朝日新聞社、TBS、TBSグロウディア)を開催している。
この展覧会のテーマは、「分類(=わける)」と「系統(=つなぐ)」。500点を超える標本を見た目や内部の特徴、DNAなどをもとにグループ分けし、それらの関係性をつなぎ合わせることで浮かび上がる哺乳類の不思議をひも解く。
会場の入り口には大型プロジェクターが設置され、展覧会のプロローグとして会場展示への期待感を与えている。
開館時間は午前9時-午後5時。入場料(当日券)は一般・大学生2100円など(休館日は月曜日ほか)。


● Inter BEE 2024で新設 第60回を契機に特別企画 映画制作技術にフォーカス

電子情報技術産業協会(JEITA)は、主催するメディア総合イベント「Inter BEE 2024」(11月13-15日、幕張メッセ)において、60回目の開催を契機に、映像エンターテインメント関連産業全体のさらなる進化と活性化に貢献する施策の一環として、映画制作技術にフォーカスした特別企画『INTER BEE CINEMA』を新設する。
INTER BEE CINEMAでは、映画制作の最前線から最新技術動向を発信し、映画制作技術全般を対象としたデモンストレーションと展示を実施する。
Inter BEEに来場するメディア・エンターテインメント産業にかかわるプロフェッショナルと出展メーカーとの交流の場の創出はもとより、若手制作者や映像・映画制作を学ぶ学生など、次世代コンテンツメーカーの来場を促進し、映画産業の発展に貢献する場を目指す。
Inter BEE 2024では、この企画を含むすべての出展部門・特別企画において、出展申し込みを受け付けている。締切日は6月28日。
【Inter BEE 2024公式サイト】www.inter-bee.com
―――
関係者のトークショーや映画制作のデモ・体験も/INTER BEE CINEMA
◆INTER BEE CINEMAの概要
日本型の映画制作「JAPAN PRODUCTION SYSTEM」の最前線からの発信をテーマに、INTER BEE CINEMA内に「オープンステージ」を設置し、第一線で活躍する撮影監督をはじめとした映画制作関係者を招いたトークセッションなどのプログラムを、会期3日間を通じて実施する。
また、これからの映画制作を担う若手制作者や映画制作を学ぶ学生を対象とした「映画制作ワークショップ」も開く予定になっている。
同会場には、シーン撮影のデモと出展しているシネマカメラを来場者が撮影体験できる「スタジオセットエリア」を設置。他に映画制作に関連する製品・技術が展示される「プロダクト展示エリア」、シネマカメラのレンズに特化して撮影技術の専門スタッフが対応する「レンズバーエリア」を設け、映画制作技術を支えるさまざまなプロダクトを通じた交流と対話の場を展開する。


● 地域の魅力を全国展開 上越ケーブルの取り組み解説/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第43回CRIオンラインセミナー「地元企業・店舗を支援しながら『地域の魅力=コンテンツ』を全国展開する上越ケーブル」(Zoom使用)をテーマに4月26日に開く。
上越ケーブルビジョン(新潟県上越市)は、2017年に東京・有楽町駅前の東京交通会館に「東京情報センター」を開設するとともに催事販売を開始。20年からは同会館1階で実店舗「雪國商店」を運営。地域産品を活用し、首都圏での情報発信拠点の拡充を進めている。
東京情報センターにはスタジオもあり、毎日ここから上越地域に向けて放送しており、ビルの屋上にカメラを設置して東京駅の夜景を流している。
今年5月には、JR新潟駅内商業施設「CoCoLo新潟」に2店舗目を、7月にはJR大阪駅直結の「JPタワー大阪」に開業する商業施設「KITTE大阪」に3店舗目の雪國商店のオープンが決定している。
セミナーでは、このような取り組みについて、同社の齋藤俊幸社長が解説する。
なお、セミナー終了後に、CRI会員社による10分間のプレゼンタイムを設けている。今回のテーマは「ドローンシェアリングサービスの提案」(アイテム)。
【日時】4月26日/13時30分-15時10分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【詳細】cri-info.jp/20240401_8080


● 韓国映画祭での企画 マーケット参加募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省、令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援/JLOX+)」の一環として、「プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)」でVIPOが推薦枠を持つ企画マーケット「NAFF It Project」の参加企画を募集している。
同マーケットでは、世界中から応募された映画企画の中から約20企画を選出し、その企画のプロデューサーと監督が、世界から招待された出資者、映画祭プログラマー、プラットフォーマー、配給会社、プロデューサーなどを相手に、ピッチング(個別ミーティング)する機会を得て、国際共同製作、資金調達などへつながることを目的としている。
【応募概要】▽開催期間=7月6-9日▽会場=韓国プチョン市▽募集企画数=2企画▽参加費=無料▽応募締切日=4月30日
【詳細】www.vipo.or.jp/news/40773/


● プロ機器展広島2024

中国エリアにおける音響・照明・映像業界の交流と情報発信を目的に4月10、11日に開く(主催:プロ機器展広島実行委員会、協力:日本舞台音響家協会)。入場無料。
音響・照明機器、イベント用映像機器を中心に31社が出展し、デモンストレーション、プレゼンテーション・セミナーを実施する。
2018年から「プロオーディオフェア広島」として開催し、照明や映像にもジャンルを広げ、「プロ機器展広島」に名称を変更してからコロナ禍もあり2020年以降中止となり、今回が5年ぶりの開催となる
【日時】4月10、11日/10-18時
【会場】NTTクレドホール(広島市中区基町6-78 NTTクレド基町ビル11階)
【詳細】www.facebook.com/prokikitenhiroshima

2024/04/012024年4月1日

● 2027年国際園芸博覧会 公式キャラクター発表 植物や自然の感情を可視化

2027年国際園芸博覧会(園芸博)の開催3年前となる3月19日、イイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で記者発表会が開かれた。
記者発表会では、公式マスコットキャラクターデザイン発表および名前募集について、選考委員会副委員長の森本千絵氏とアンバサダーであるタレント・俳優の芦田愛菜らが発表した。
園芸博は、2027年3月19日から旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市旭区・瀬谷区)を会場に開催される。主催は2027年国際園芸博覧会協会(十倉雅和会長)。
公式マスコットキャラクターデザインは、指名コンペティションによって選出された映像ディレクター・アートディレクターの牧野惇氏の作品が選ばれ、この日に披露された。同マスコットキャラクターは「自然や地球との新たな関係を育むコミュニケーター」として、機運醸成に活躍する。
牧野氏は「植物には感情があるとよく言われるが、それを直接人間に伝えることはできないので、植物や自然の感情が可視化され、私たちに伝わるようなキャラクターを目指してデザインした」と説明した。
公式アンバサダーの芦田愛菜は「今回採用された作品は、私たちが地球の未来を考えるきっかけを与えてくれると思う。(地球をイメージした球形の)真ん中に入っているハートが、ずっと元気で過ごせる地球であり続けるよう、これから私も考えて行動していきたい」と話した。
なお、公式マスコットキャラクターの名前は、4月8日まで一般公募している。


● DCAJビジネスセミナー 8日に「MWC24報告」 映像新聞 杉沼論説委員が解説

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、DCAJビジネスセミナー(オンライン)「MWC24バルセロナ報告~6G提案が現実路線へ~」を4月8日に開く。
移動体通信の祭典「MWC24バルセロナ」(2月26-29日、スペイン・バルセロナ)から見えてきた通信とIoTの最新状況を、MWCを長年定点観測している映像新聞論説委員で日本大学講師の杉沼浩司が解説する。
今年のMWCの来場者は10万1000人となり、コロナ禍前の93%まで回復した。5Gから5.5Gへ規格が進化する中、IoT用通信の環境変化や将来の応用事例としてのXRやNTN(非陸上ネットワーク)などが注目された。
また、世界中のスタートアップが集結した「4YFN」についても報告する。参加費無料。
【日時】4月8日/15時-16時15分(Zoom使用)
【定員】100人
【申し込み・詳細】https://mwc24-dcaj.peatix.com


● 支援プログラム「創風」 ゲーム・映像作家を募集/経済産業省主催

経済産業省主催によるゲーム&映像作家の支援プログラム『創風』の募集が開始された。これは、次世代クリエイター(映像/ゲーム領域)に対して、1年をかけて作品の制作から展開までをサポートするもの。35歳未満の個人またはチームでの参加が可能で、最大500万円までの制作費などの補助がある。
応募条件は、①日本国籍または外国籍で日本の永住資格を有すること、②2024年4月1日時点で中学校を卒業しており、35歳未満であること、③デジタル技術等を活用し、海外やビジネス展開も見据えた映像・映画、ゲームなどの高品質なデジタルコンテンツを制作する意欲を有すること–となっている。
応募締切日は、4月26日。
【詳細】https://so-fu.jp/pdf/koubo.pdf

2024/03/252024年3月25日

● 第19回「大阪アジアン映画祭」 コンペ部門の各賞を発表 大賞作品「主人公の成長を繊細に描く」

第19回「大阪アジアン映画祭(OAFF2024)」が3月1-10日に大阪市内4カ所の会場で実施され、コンペティション部門の各賞の受賞結果を次のとおり発表した(敬称略)。
【グランプリ(最優秀作品賞)】『シティ・オブ・ウインド』(フランス・モンゴル・ドイツ・ポルトガル・オランダ・カタール/監督:ラグワドォラム・プレブオチル)
【来るべき才能賞】リエン・ジエンホン(『サリー』 監督=台湾)
【ABCテレビ賞】『サリー』(台湾・フランス/監督: リエン・ジエンホン)
【薬師真珠賞】チー・ユン(『未来の魂』 〈オーストラリア・中国〉主演俳優)
【JAPAN CUTS Award】『カオルの葬式』(日本・スペイン・シンガポール/監督:湯浅典子)
【JAPAN CUTS Award スペシャル・メンション】『ブルーイマジン』(日本・フィリピン・シンガポール/監督:松林麗)
【芳泉短編賞】『シャングリラに逗留』(中国/監督:リン・イーハン)
【芳泉短編賞スペシャル・メンション】『オン・ア・ボート』(日本/監督:ヘソ)、『スウィート・ライム』(香港・英国/監督:ファティマ・アブドゥルカリム)
【観客賞】(全上映作品が対象)『あまろっく』(日本/監督:中村和宏)
★☆◆☆★
《講評》コンペティション部門審査委員のデイヴ・ボイル氏コメント
「青春映画というジャンルの枠組みでグランプリを受賞した『シティ・オブ・ウインド』は、私たちが見たことのない世界を照らし出し、スピリチュアリティーや世代間の対立といった問題を、巧みさと自信に満ちた手腕で描き出した。この映画は、主人公の成長を繊細に描きつつ、啓示的な演技を中心に据えている」
「来るべき才能賞を受賞したリエン・ジエンホン監督(『サリー』)は、予想だにしなかった展開とひねりを加えつつも、過去の偉大なキャラクター主導型コメディーを彷彿とさせる素晴らしい創作力を発揮。思い出の場所や人物を散りばめた卓越した脚本で、心からの感動と爆笑コメディーを両立させるテクニックを披露した。同監督の次回作を大いに期待する」


● 展覧会「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」

国立映画アーカイブ(東京都中央区)が、4月9日から約4カ月半にわたり開催する。
今年は、日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える。それを記念して、撮影所システムのもと各社が映画作品を量産していた1950年代から60年代に映画界で活躍していた作曲家たちを取り上げる。同展覧会と連動して大規模な特集上映企画も実施。さらには同館初の試みとなる上映ホールを会場とした演奏会も催す。
【会期】4月9日-8月23日(休室日=月曜日および5月7-12日)
【会場】国立映画アーカイブ 展示室(7階)
【開室時間】11時-18時30分
【入場料】一般250円ほか
【詳細】www.nfaj.go.jp

2024/03/182024年3月18日

● 第47回日本アカデミー賞 「ゴジラ」が最優秀作品賞 撮影ほか技術部門を独占

第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日に開催され、最優秀作品賞が「ゴジラ-1.0」に贈られた。
同作品は最多となる計8部門の最優秀賞を受賞して会場を席巻。山崎貴監督は最優秀脚本賞も獲得した。また、同作をはじめ多数の映画を手掛けた故・阿部秀司プロデューサーには、音楽家の故・坂本龍一氏とともに会長特別賞が贈呈された。
以下は主な受賞者と作品、コメント。
◆最優秀美術賞=上條安里『ゴジラ-1.0』「劇中の戦闘機『震電』は小学生のころプラモデルで遊び、50年後に映画で作れた。感無量だ」
◆最優秀撮影賞=柴崎幸三『ゴジラ-1.0』「1955年にゴジラ第1作が公開され、その年に僕は生まれた。今回はゴジラ70周年であり実写版30作目。縁を感じる」
◆最優秀照明賞=上田なりゆき『ゴジラ-1.0』「28年前、制作会社ロボットで仕事をして以来多くの作品と出会い、とうとうゴジラにも会えた。阿部さんありがとう」
◆最優秀録音賞=竹内久史『ゴジラ-1.0』「体感型を意識して音を作り、ドルビーアトモス、IMAXで作品に没入感と恐怖感を与えられた」
◆最優秀編集賞=宮島竜治『ゴジラ-1.0』「山崎組では『見たことのない景色』が見られる。この作品は編集助手を含めたチームワークでできた」
◆最優秀音楽賞=上原ひろみ『BLUE GIANT』
◆最優秀助演男優賞=磯村勇斗『月』
◆最優秀助演女優賞=安藤サクラ『ゴジラ-1.0』
◆最優秀外国作品賞=『ミッション:インポッシブル/デッドレコニン グPART ONE』
◆最優秀アニメーション作品賞=『君たちはどう生きるか』
◆最優秀主演女優賞=安藤サクラ『怪物』
◆最優秀主演男優賞=役所広司『PERFECT DAYS』
◆最優秀監督賞=ヴィム・ヴェンダース『PERFECT DAYS』
◆第47回特別賞=シネバザール、東京現像所


● 第9回 関西放送機器展 出展者の募集を開始 大阪で7月10、11日に開催

関西放送機器展実行委員会(構成:アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)は、プロフェッショナル向け放送・業務用機器展「第9回 関西放送機器展」を7月10、11日に大阪市住之江区の大阪南港ATCホールで開催するにあたり、出展者の募集を開始した。
同機器展は、映像制作・放送機器や映像編集・照明・プロオーディオまで各社の最新の機器・システムが集結する。
企画ゾーンの「プロオーディオゾーン」では、DAW、マイクロホン、各種収録機器、関連ソフトウエアなど、プロのニーズに応える高品質、高信頼性システムを網羅。
「配信機器・次世代通信ゾーン」では、リモート収録、スタジオ用のリモート出演モニターやリモートプロダクション関連機器、IP伝送や光伝送など動画の配信・伝送技術などを展示する。
さらに「デジタル映像トレンドゾーン」では、テレビ番組との融合で新たな風をもたらすものとして、技術革新が進むVRやAR技術、放送コンテンツとしてのさらなる取り込みが期待されるeスポーツ、マッピング技術などトレンドのデジタル映像技術がそろう。
なお出展料について、日本映画テレビ技術協会の法人会員は特別料金で出展できる。また小間数に応じて、出展料の割引を実施。出展の申し込みは5月10日まで。
【詳細】https://www.tv-osaka.co.jp/kbe/


● 26日にセミナー開く AIの使い方と権利/JAVCOM

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、第167回セミナー「AIを使えば仕事は3倍早くなる!? ~知らないと損するAIの使い方と権利~」を3月26日に開く。参加申し込み締切日は3月19日。
「講演1」ではAIの基礎概念から始め、映像業界におけるAIの活用方法やAI活用するための人材育成、「講演2」では生成AI・基盤モデルなど新しいAI技術および、それらを利用するサービス・アプリケーションの開発について説明。
「講演3」では、AIの利活用に伴う法的リスクを把握しつつ、近時の政策動向などを踏まえた実務対応を解説する。
【日時】3月26日/14-18時
【会場】東放学園 清水橋校舎2F(東京都渋谷区本町3-40-6)
【会費】JAVCOM会員社・後援団体会員社=6000円、一般参加者=8000円
【詳細】https://javcomnpo.or.jp/


● 2024年度アワードのエントリーを募集中

日本映画テレビ技術協会(MPTE)では、「MPTE AWARDS 2024」各賞のエントリーの募集を受け付けている。締切日は4月1日。
同アワードでは、毎年「技術開発賞」「映像技術賞」の選定をしており、いずれも77回目を迎える。
「技術開発賞」は、映画・テレビなどの技術に関係ある、原則として日本国内における発明・考案・研究・開発などから、特に優秀なものとして推薦された候補を対象に選定する。
また「映像技術賞」は、2023年4月1日から24年3月31日までに、日本国内で初公開された劇場公開作品および放送作品を制作するために使われた技術で、特に優秀なものが対象となる。
なお、表彰式は11月初旬開催を予定している。
【詳細】https://mpte.jp/


● TYO学生ムービーアワード発表 「初心者」テーマの短編 最終ノミネート5作品から各賞

TYO(東京都港区)は7日、第4回「TYO学生ムービーアワード」の表彰式を、東京都港区の赤坂インターシティコンファレンスで開き、最終ノミネート5作品の中から受賞作品を発表した。
同アワードは、テレビCM、オンライン動画などを中心とした多様なコンテンツの実績ノウハウをもち、CM、映画などの映像ディレクターを数多く生み出してきたTYOが、次世代の才能の発掘と育成、さらには、映像業界全体の発展に寄与していきたいという思いで開催している学生向けショートフィルムコンテスト。
今回は「初心者」というテーマで、学生が自由に制作した60秒のショートフィルムを募集。最終ノミネート作品を選出するにあたり、特別審査員として俳優で国際短編映画祭代表の別所哲也氏と、男女8人組の「ダウ90000」主宰として演劇・お笑い・コント・ドラマなど多様な分野で活動する蓮見翔氏が参画した。
表彰式において、審査員の1人であるTYO社長の早船浩氏は「今回もさまざまな作品が寄せられた。それをどう解釈するか、どう理解するか、見ていて楽しかった。映像を作って表現して伝わる形にすることは、とても魅力的でやりがいのある仕事と感じている。皆さんが将来の映像業界を盛り上げていってほしい」と総評した。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
【金賞】 『Brave Grandpa』 立命館大学 映像学部映像学科3年/グループ応募・代表者 佐野文哉
【銀賞】 『おじいちゃんデビュー』 佐賀大学 芸術地域デザイン学部芸術地域デザイン学科 地域デザインコース3年/桶本優
【銅賞】▽ 『「初」』 立命館大学 映像学部映像学科2年/グループ応募・代表者 盛岡三夏▽ 『Unknown Noise』 武蔵野美術大学 造形学部視覚伝達デザイン学科2年/佐藤雪乃
【審査員特別賞】 『トラバーチン模様のうた』 関西大学 総合情報学部 総合情報学科2年/グループ応募・代表者 瀬こころ

2024/03/112024年3月11日

● 各部門の番組を募集 29日までエントリー受付/ATP賞テレビグランプリ

全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)は、『創り手が選ぶ創り手のための賞』「第40回 ATP賞テレビグランプリ」の番組を全国の番組製作会社を対象に受け付けている。応募締め切りは、3月29日午後5時まで。
応募対象ジャンルは「ドキュメンタリー部門」「情報・バラエティ部門」「ドラマ部門」「新人賞部門」に分かれており、期間は2023年4月から24年3月に放送・配信された番組や活躍した新人クリエイター。ATPに加盟・非加盟問わず応募できる。
今年40回を迎える「ATP賞テレビグランプリ」は、日本の映像コンテンツ産業の重要なプレイヤーである製作会社やクリエイターの社会的機能を高めるために、創り手自らが審査をする賞として1984年に創設された。毎年170本を超える番組の応募があり、夏に開催される受賞式の場でグランプリが発表される。メディアの多様化で、テレビ番組だけでなく配信番組など応募番組も拡大しているという。
ATP賞にエントリーするには、応募用紙と番組データが必要。募集・審査要項、応募用紙の入手方法、データアップロード方法など、詳細はATPのウェブサイト内に掲載している。
【ATP賞テレビグランプリ応募要項】 https://www.atp.or.jp/awards/application.php


● Inter BEE 2024 出展者募集開始 60回を迎え特別企画充実 11月13-15日、幕張メッセで開催 新たにアワードの創設も

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月13-15日の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)でメディア総合イベント「Inter BEE 2024(インタービー2024)」を開催することを発表。出展申し込み受付を開始した。一次申し込みは5月31日、二次申し込みは6月28日がそれぞれ締切日となる。
コロナ禍以降はバーチャルプロダクションやコンテンツ制作のAI活用など、関連するテクノロジーが急速に進化し、世界的な市場の回復と共に産業全体の裾野が拡大するなど、大きな変化の中にある。Inter BEEはこのような世界的潮流の最前線において、最新のテクノロジーを発信する場であると同時に、新たなビジネス機会を発見・創出するビジネスイベントとして実施する。
特に今年は、第60回を迎える節目の年にあたり、次の新たな10年を見据えて、メディア&エンターテインメント産業分野の全体に貢献する「INTER BEE AWARD」を創設する。このアワードはInter BEEに展示予定の製品、もしくはサービスを対象として応募されたものの中から、特に優れていると評価されるものを選考し表彰する。
また新たな特別企画として、映画制作分野に特化した「INTER BEE CINEMA」を実施。映画制作技術が進化し、日本の映画が再び世界的に評価される中、この分野でのビジネス活性化を支援すると共に、次世代のプロフェッショナル育成に貢献する場として企画を展開する。
これまで実施してきた各特別企画は、さらなる拡大・強化を図る。多様で新たなコンテンツ制作とその表現を発信する「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、昨年新設したスタートアップエリアを大学研究室などの参画も含めることで名称を変更、「スタートアップ&ユニバーシティエリア」として企画を拡大する。
また、映像制作分野の最前線を発信する「INTER BEE CREATIVE」は、昨年新設した動画マーケティングラウンジを継続展開し、より充実した発信を図る。放送のIP化技術を具体的に発信する「INTER BEE IP PAVILION」は、今年から「INTER BEE DX × IP PAVILION」へと名称を変更。コンテンツ制作における総合的なDXを支える技術を発信する場となる。
【詳細】https://www.inter-bee.com/ja/


● 「MWC24」開催報告 ローカル5Gの状況も開設/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第42回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)として、「世界最大級のモバイル展示会『MWC2024』開催報告」を3月21日に開く。
今年の「MWC2024」は2月26-29日にスペイン・バルセロナで開催。CATV業界としても注目のイベントであり、日本ケーブルテレビ連盟の一部の支部ではツアーを組んで参加している。
今回のセミナーでは、ZTV取締役新事業推進部長の朝熊淳氏、グレープ・ワン取締役副社長の熊谷充敏氏が、今年のMWCについて報告する。熊谷氏は、ローカル5Gの法整備の状況や、昨年から運用が開始された共同利用区域制度などについても解説する。
【日時】3月21日/14時-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20240305_8071


● 短編映画コンテスト JAPAN部門の作品募集 /TBS主催DigiCon6 ASIA

TBSは、優れた映像クリエイターを発掘・支援し、国際的な相互理解を促すことを目的とした短編映画コンテスト「第26回 DigiCon6 ASIA」の開催を決定。日本国内を対象としたJAPAN部門は6月10日まで作品を募集する。
このコンテストは15分以内の短編映像作品であれば、表現手法・ジャンル・年齢・プロアマ問わず応募することが可能。JAPAN部門の審査で選ばれた受賞作品は、ASIA部門のステージへ進出。その後、アジア参加地域の優秀作品と競い、最終的に「DigiCon6 ASIA」の頂点であるグランプリを決定する。
今年から18歳以下を対象としたYouth部門がJAPAN部門と統合された。
【詳細】www.tbs.co.jp/digicon/26th/entry/
―――
◆関連セミナーも実施
3月30、31日には、『ニャッキ!』などのアニメーション制作やキャラクターデザインで知られるアニメーションディレクター、伊藤有壱氏による作品作り講義を開く。『PUI PUI モルカー』の見里朝希氏もゲストスピーカーとして登壇する。参加費無料。申し込み締切日は3月20日。
[会場] Tech Design X(東京都港区赤坂5-4-7 THE HEXAGON 9階)
[日程] 1回目=3月30日、2回目=3月31日/両日とも14時30分-17時40分/懇親会=18-19時30分
【セミナーの概要】https://www.tbs.co.jp/digicon/info/202312201500.html


● 「あにつく2024連動企画 第十回 アニメータードラフト会議」

これは、アニメ制作を目指す学生が、複数のアニメ制作CGプロダクションに一括で就活アプローチできる、Too主催の動画コンテスト。アニメ制作総合イベント「あにつく」の連動企画として、2015年から開始している。
題目の内容のアニメーション作品を作成して、応募すると複数のプロダクションが作品を審査。各企業から採用候補としてコンタクトしたい応募者に指名が入る。企業から指名が多かった上位の作品は、アニメータードラフト会議公式ウェブサイトで発表する。
応募資格は、2025年3月卒業予定の学生。なお、24年度中に卒業する学生でも条件によって応募を認める場合がある。
応募の締切日は5月7日。
【詳細】https://www.too.com/atsuc/y2024/draft.html

2024/03/042024年3月4日

● アート&サイエンスフェスティバル 大阪・万博記念公園で開催 東京などで「展覧会」も

TSP太陽(東京都目黒区)は、大阪府の「2025年大阪・関西万博と連携した万博記念公園魅力発信事業」企画運営業務の委託先に選出され、万博記念公園で「アート&サイエンスフェスティバル」を3月9日から開催する。
同イベントでは、1970年万博当時のアーカイブと2025年大阪・関西万博につながる最新テクノロジーを活用した『現在進行形の大阪万博』を表現。ロボットアームによる映像をリアルタイムに再構築するテクノロジーアートをはじめ、1970年大阪万博の情景や2011-17年に冬の風物詩として好評を博した「太陽の塔」へのプロジェクションマッピングの新作およびアンコール上映など、エンターテインメントコンテンツによって半世紀を経た万博公園の新たな魅力を体感できる。入場無料(ただし万博記念公園への入園料が必要)。
併せて、福岡、兵庫、東京の3拠点を巡回する「1970大阪万博展覧会」(主催:大阪府)を展開(福岡会場は3日に終了)。東京会場(16、17日)では、1970年大阪万博の膨大な資料をベースに生成AIによって再編集し、アートとして現代によみがえらせる。
兵庫会場(9、10日、12-14日)、では、70年万博のパビリオンをイメージした空間に、数万点に及ぶアーカイブから厳選したポスターやチラシ、パンフレットなどのビジュアル資料を中心に展示。実物だけでなく、現在的な視点からアーカイブを再解釈したデジタルコンテンツも併せて展示する。いずれも入場無料。
◆アート&サイエンスフェスティバル
[日時] 3月9-12日、14-17日/10-17時、9、10、16、17日は21時まで延長(夜間コンテンツ上映)
[会場] 万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園)
◆1970大阪万博展覧会
[兵庫会場] ▽3月9、10日、12-14日/10-17時▽デザイン・クリエイティブセンター神戸(神戸市中央区小野浜町1-4)
[東京会場] 3月16、17日/11-20時▽寺田倉庫G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10)
【詳細】https://artsscience-expo70.com/


● 第78回 毎日映画コンクール 「せかいのおきく」が大賞 江戸時代の循環型社会を描く

「第78回 毎日映画コンクール」の表彰式が、2月14日に東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開かれた。同コンクールは、戦後間もない1946年に創設され、毎日新聞社やスポーツニッポン新聞社などが主催する。
グランプリにあたる日本映画大賞は『せかいのおきく』が受賞した。江戸の下肥(ふん尿)にかかわる物語を通して、江戸時代の高度な循環型社会などを全編モノクロで描いた。
脚本賞も受賞したこの作品を手掛けた阪本順治監督は「普段から低いところから世の中を見て、脚本を考えたり映画を作ったりしようと心掛けている。フンまみれの映画を作るということで、皆で覚悟して多少業界にケンカを売ったようなところもある。携帯電話やPCもない時代を書くのは本当に楽しかった」と述べた。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
【日本映画大賞】「せかいのおきく」(阪本順治監督)
【日本映画優秀賞】「ほかげ」(塚本晋也監督)
【外国映画ベストワン賞】「TAR/ター」(トッド・フィールド監督)
【男優主演賞】鈴木亮平(「エゴイスト」)
【女優主演賞】杉咲花(「市子」)
【男優助演賞】宮沢氷魚(「エゴイスト」)
【女優助演賞】広瀬すず(「キリエのうた」)
【スポニチグランプリ新人賞(男性)】アフロ(「さよなら ほやマン」)
【スポニチグランプリ新人賞(女性)】サリngROCK(「BAD LANDS バッド・ランズ」)
【監督賞】石井裕也(「月」)
【脚本賞】阪本順治(「せかいのおきく」)
【撮影賞】鎌刈洋一(「月」)
【美術賞】上條安里(「ゴジラ」)
【音楽賞】ジム・オルーク(「658km、陽子の旅」)
【録音賞】志満順一(「せかいのおきく」)
【アニメーション映画賞】「アリスとテレスのまぼろし工場」(岡田麿里監督)
【大藤信郎賞】「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)
【ドキュメンタリー映画賞】「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」(寺田和弘監督)
【TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・日本映画部門】「劇場版 美しい彼~eternal~」
【TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・外国映画部門】「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
【田中絹代賞】薬師丸ひろ子
【特別賞】鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)

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