イベント

2019/11/182019年11月18日

●オリンピック記録映画を特集 1912-98年までの23作品を上映/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブ(NFAJ)は8日、オリンピック記録映画を一挙に上映する特集企画「オリンピック記録映画特集–より速く、より高く、より強く」に関する記者会見を開催した。
この企画は、NFAJが11月26日-12月22日の間、IOC(国際オリンピック委員会)傘下のオリンピック文化遺産財団の特別協力のもと、1912年ストックホルム大会から1998年長野冬季大会までの23作品を、国立映画アーカイブ2階 長瀬記念ホール OZUで上映するもの。
作品の多くは、IOCの映画復元プロジェクトのデジタル復元を経ており、鮮明に蘇った映像と音響で多数の名選手やさまざまな名場面を映し出す。1964年東京夏季大会をめぐる短編ドキュメンタリー選集も加え、企画全体では全27作品を上映する。
国立映画アーカイブの主任研究員である岡田秀則氏は企画について「IOCは、50本を超える数の映画を20年以上かけて復元してきた。主にここから厳選した23本を上映する。必要な作品には日本語字幕を付加して上映するまれな機会となる」と説明する。
オリンピックの様子が映画として網羅的に記録されたのは、金栗四三ら日本代表団が初参加した1912年のストックホルム大会が初となる。その後、IOCは1930年から各大会の記録映画づくりを義務付け、大会ごとの公式映画が生まれてきた。
この中には、レニ・リーフェンシュタール監督『民族の祭典』『美の祭典』(ともに1938)や、市川崑監督『東京オリンピック』(1965)、クロード・ルルーシュ&フランソワ・レシャンバック共同監督『白い恋人たち/グルノーブルの13日』(1968)といった映画史あるいはスポーツ映像の分野で重要な位置を占める作品があり、同企画でも上映されることになっている。
なお長野冬季大会までの作品から選んだのは、「1980年代以降はテレビ観戦が中心となり、記録映画が劇場公開される機会は少なくなった。映画に大きな意味が課されていた時代に焦点を当てたい」(岡田氏)からだという。
スポーツ史を専門とする東海大学の松浪稔教授も登壇し企画についてコメントした。松浪氏は「映像からは、選手のウエアや用具の変容からスポーツに関する科学技術の変化が見られる。また、どんな社会状況下で大会が実施されたのか、どういった意図で映像が記録されたのか思いをはせると面白い。今後の社会のあり方や人間の能力の未来について考えることもできる」と話した。
会期中には復元担当のエイドリアン・ウッド氏を招いた特別講演会を開催する。サイレント映画には、松浪氏によるライブ解説のほか、弁士や音楽伴奏をつけて上映をするなど楽しく鑑賞できる工夫もする。
この特集は、東京2020大会参画プログラムの「応援プログラム」として認証を受けている。
◆イベント詳細
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/olympic201910/


●映画テレビ技術フェア in 関西 大阪でセミナーと機器展示 Inter BEE出展製品も披露

日本映画テレビ技術協会 大阪支部は12月5、6日の2日間、「映画テレビ技術フェア in 関西2019」を開催する。参加は無料。
クリエイター、映像関係者向けに、映像制作技術の最新情報を提供するセミナーと、lnter BEE 2019で発表された各社の最新機材などの展示を実施。関西地区で最新情報を入手できる機会となる。
【日時】12月5日/10時-18時30分、6日/10-17時
【会場】クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町(大阪市北区扇町2-1-7 カンテレ扇町スクエア3階)
【セミナースケジュール】(事前申し込みが必要)
[5日] ▽13時-14時30分「『チコちゃんに叱られる!』のVFX技術について」(NHKアート/林伸彦氏)▽15時-16時30分「『孤狼の血』『凪待ち』『ひとよ』白石和彌監督トークショー」
[6日] ▽12時30分-14時/第1部『「技術の正体」~テレビ、音声の基礎編~』▽14時10分-15時40分/第2部『「技術の正体」~HDR、最新技術の基礎編~』(Zaxx 舘英広氏)
【展示参加社】▽アストロデザイン▽EIZO▽エヌ・イー・ピー▽カナレ電気▽キヤノンマーケティングジャパン▽グラスバレー▽昭特製作所▽コスミックエンジニアリング▽JVCケンウッド▽シグマ▽綜合舞台▽ジャパンブロードキャストソリューションズ▽ビデオサービス▽ソニービジネスソリューション▽ビデオトロン▽フォトロン▽パナソニック システムソリューションズジャパン▽富士通▽富士フイルム▽ブラックマジックデザイン▽朋栄▽三友
【詳細】https://mpte.securesite.jp/information/2019/osaka-201912.html


●ConnecTechAsia 日本国内代理店契約を締結/ナノオプト・メディア

「Interop Tokyo」など、IT分野を中心としたイベントを主催・運営するナノオプト・メディア(東京都新宿区)は、「ConnecTechAsia」(開催地:シンガポール)の日本国内向け正規総販売代理店契約を締結した。
「ConnecTechAsia」は、東南アジア地域における通信、放送、IT分野の大規模トレードショーとカンファレンス。通信分野に特化した「CommunicAsia」、放送分野に特化した「BroadcastAsia」、先端ITソリューション分野に特化した「NXTAsia」の3つのイベントで構成する。
次回開催は2020年6月9-11日で、会場はMarina Bay Sands(シンガポール)。会期中は50カ国から約1700社・団体の出展、そして約100カ国から4万人の来場を見込んでいるという。
ナノオプト・メディアは今回の国内代理店契約締結を機に、業界注目のイベントを通じて、日本の技術の世界への発信に貢献したいとしている。
【出展に関する詳細】https://frm.f2ff.jp/form/contact


●4K・VR徳島映画祭の併催イベント 「4Kフォーラム」講演内容が決定 11月22-24日に徳島県神山町で開く

とくしま4Kフォーラム実行委員会(プラットイーズほか)は、11月22-24日に開催する「4K・VR徳島映画祭2019」の併催イベント「4Kフォーラム」の講演スケジュールを発表した。
一部の講演は徳島県のCATV局「テレビトクシマ」と「テレビ鳴門」で生放送され、動画配信サイト「ミルダム」でのライブ配信を実施する。会場では、eスポーツ体験ブースや音楽ライブなどの催しも用意している。
◆主な講演内容
[22日] ▽「全く新しいライブエンタテインメント『NO BORDER』とは?」(日本テレビ放送網 社長室R&Dシニアクリエイター/土屋敏男氏)▽「地上波のネット同時配信はテレビの未来か? LiveParkがチャレンジするその先の未来。」(LivePark代表取締役社長/安藤聖泰氏)▽「衛星放送およびケーブルテレビに関する政策の動向について」(総務省 情報流通行政局衛星・地域放送課課長/田恭子氏)
[23日] ▽「TikTokの魅力~地域の街おこしへの貢献~」(ByteDance 公共政策マネージャー/笠原一英氏)▽「新VR映像フォーマット!~VR180映像制作のワークフロー~」(VR未来塾写真家映像作家360/180VR Content Creator/染瀬直人氏)▽「テレビ(TV)ってナンだ!? どうなっていくの?」(フジテレビジョン総合事業局コンテンツ事業センターコンテンツ事業室部長職/野村和生氏)▽「三井物産の考える新メディア~一人一人のダイバーシティ/価値観に光と希望をもたらす『ミルダム』~」(三井物産 メディア事業部メディアプラットフォーム事業室室長補/佐山中崇之氏)▽「限界集落×フリーランス×YouTuber~新時代の田舎暮らし~」(ダストマンズ代表取締役/オンラインエディター/ダストマン氏)
[24日] ローカル局トークセッション「ローカル局の野心的取り組みからみる『攻めるテレビ』へのヒント」(北海道放送 社長室メディア戦略部/並木翔太氏、南海放送 報道制作本部技術局技術戦略部兼メディア統括本部メディア統括局メディア広報部部長/二宮以紀氏、愛媛朝日テレビ主任/黒河純氏ほか)▽「神山町における5G実証実験と5Gのさらなる発展に向けて」(NTTドコモ 5Gイノベーション推進室5G無線技術研究グループ担当課長/須山聡氏)▽e-Sportsトークセッション「e-Sportsってナンダ!? どうなるんだ!?」(スカパーJSAT メディア事業部門LIFEビジネスセンターLIFE事業部事業開発担当主幹/五味大輔氏、フジテレビジョン 総合事業局コンテンツ事業センターコンテンツ事業室部長職/門澤清太氏、テレビ東京 アニメ・ライツ本部ビジネス開発局イベント事業部主事/和田慎之介氏、日本テレビ放送網 社長室企画部担当副部長/アックスエンターテインメント代表取締役社長/小林大祐氏)▽「5Gがもたらす映像表現の未来を創造しよう」(電通テクノロジー開発部プロデューサー/足立光氏)
【会場】徳島県神山町立広野小学校(旧校舎、旧体育館、現体育館)
【公式ウェブサイト】http://4kforum.jp

2019/11/112019年11月11日

●第2回MADD.アワードを開催 11月23日にはワークショップも/アストロデザインなど

アストロデザインと慶應義塾大学SFC研究所次世代映像コンソーシアムが主催するMADDは、2回目となる次世代映像のアワード「MADDAward2020」を開催。「Massive and Miniscule」をテーマに、「大型映像とスマートフォン」「大型映像」の2カテゴリーで作品を募集する。
大型映像は8K解像度(7680×4320)に対応した実写、アニメーション/CGが対象。スマートフォンは表示や操作、撮影などのデバイスとして大型映像と連動させる。
12月25日までにエントリーし、2020年2月28日までに作品を提出する。
11月23日には、東京都港区南麻布でワークショップ「大型映像+スマートフォン作品制作講座」を開催。参考事例やセンサーデバイスシミュレーションアプリなどを紹介する。参加費は無料。
終了後には懇親会(有料)も用意している。
◆詳細と申し込み
MADDのフェイスブックページ(https://www.facebook.com/MADD.project/)から申し込むか、氏名・所属(団体)を記入して、info@madd.jpまで電子メールを送る。


●ドワーフの篠原氏が国際賞受賞 優れたアニメーターとして評価/TYOが発表

こま撮りアニメーションを手掛けるドワーフのアニメーター篠原健太氏は、優れた若手クリエイターに与えられる国際賞「NY ADC Young Guns 1 7」を受賞した。グループ会社であるティー・ワイ・オーが発表した。
同賞は、30歳以下または2年の実社会経験があるプロフェショナルを対象とし、ニューヨークの非営利団体「One Club」と広告美術団体「ADC」が合併した「The One Club for Creativity」が主催する。
17回目となる今年は、45カ国から500人以上の広告やアニメーション、映像、グラフィックデザインなどのクリエイターが応募し、81人のファイナリストが選出。その中から28人のウイナーが発表された。篠原氏は日本人唯一の受賞者で、ストップモーションアニメーターとして受賞した。
篠原氏は2014年にアルバイトとしてドワーフに入社し、16年に正式参加した。ネットフリックスのオリジナルシリーズ『リラックマとカオルさん』や、26thキネコ国際映画祭日本作品短編部門グランプリ作品『モリモリ島のモーグとペロル』を手掛けている。
授賞式は11月20日にニューヨークのソニーホールで開催される。


●CRI地域ビジネスフォーラム 地域を元気にする事業 CATV事業者が事例報告

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、今年度立ち上げた「~地域を元気にするビジネスの構築へ~CRI地域ビジネスフォーラム」と題したシリーズセミナーの第2回を11月26日に開く。
これは、「CATV事業者を主な対象に『地域を元気にする』かつ『持続可能な地域ビジネス』のアイデアとなるような事例などを伝え、新規事業開発のヒントにすることを目的としている」という。第1回は、9月20日に実施した。
今回も地域ならでは資産を生かし、地域を元気にする新たな収益増につながる事例を報告する。
1人目は、上越ケーブルビジョン(JCV)代表取締役社長の齋藤俊幸氏が「上越妙高から東京、世界のマーケットへ! 地場産品の『ブランド化』と『販路拡大』を支援するJCVの『地域経済活性化』戦略を聞く」をテーマに話す。
上越ケーブルビジョン(JCV)は、2017年に東京・有楽町の交通会館内に東京情報センターを開設。同年10月から「新潟・上越妙高 うまさ直送!雪国マルシェ」(地場産品の販路拡大拠点)を運営。また、15年から本社で「地域産品のブランド化」に向けた学びと販路拡大のためのプログラムを実践しており、直近では、マーケティングなどの専門家で組織する「JCV専門家BANK」を立ち上げ、地元信金とも協業を進めている。
このほか、「開局30周年記念事業『チームラボ 学ぶ!未来の遊園地』5万人達成!!『地域を元気にする』中海テレビ放送の取り組み」(中海テレビ放送 放送事業本部 副本部長・三浦健吾氏)、「ケーブルテレビ局が持つビジネスマインド(資産・ネットワーク)を、地域を元気にするマーケティング活動にどう生かすか」(観光マーケティング協会 専務理事 事務局長・善井靖氏)と題して、それぞれ講演する。
【日時】11月26日/13-17時
【会場】アットビジネスセンター東京駅八重洲通り 604号室(東京都中央区八丁堀1-9-8 八重洲通ハタビル6階)
【受講料】会員1万5000円、非会員2万5000円、定員80人
【参加申し込み】www.cri-info.jp/conference.html


●国際プロジェクションマッピングアワード 若手クリエイターの登竜門 最終審査上映会に13チーム 16日にビッグサイトで開催

東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会(運営=ピクス、イマジカデジタルスケープ)は、次世代の若手クリエイターによる映像制作の登竜門「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol4」上映会・最終審査を11月16日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催する。入場無料。
今年は『調和/Unity』と『スポーツ/Sports』の2つのテーマを設けた。4年に1度開催される世界的なスポーツの祭典を翌年に控え、スポーツを通じた平和な世界の精神から想起。若きクリエイターがこれらテーマを通じて「持続可能な社会」について考え、表現することを期待するもの。
国内・国外問わず学生を対象に、どちらか1つのテーマに沿った作品を募集し、多くの応募の中から厳正なる書類審査の結果、最終審査に臨む全13チームを選出した。海外出場校はタイとカナダからで、国内は高校生も初参加となった。
会場は、今回も三角形でおなじみの東京ビッグサイト会議棟。最終審査当日は各チームが現地に集結し、高さ約30メートル、幅約94メートルとなる日本最大級のスクリーンで、約3カ月をかけて制作した作品を上映する。映像・クリエイティブ業界の第一線で活躍する審査員により各賞が決定する予定。
東京国際プロジェクションマッピングアワードは、将来のコンテンツ産業の中核となる人材の育成と、プロジェクションマッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に設立された。「最終審査となる上映会は、東京ビッグサイトの大きな舞台を通じ、ライブでしか届けられない迫力と感動を体感できる場として一般にも開かれたイベントとなっている」(実行委員会)という。
出場チームの作品上映後には、花火とプロジェクションマッピング、イルミネーションのコラボレーションで彩る一夜限りのフィナーレショーを実施予定。今年はファストカルチャー系バンド「1980YEN」のゲスト出演が決定。イベントMCはモデル・俳優・タレントと幅広く活躍するハリー杉山が務める。
同イベントは「有明・冬フェス2019」として、東京ビッグサイトと共同で主催しており、無料のホットドリンクを提供し、地域一帯の活性化を担っている。
【タイムスケジュール】▽16時30分=開場▽17時-19時30分=ノミネート作品上映会およびフィナーレショー▽19時30分=表彰式
【詳細】pmaward.jp


●第29回液晶・有機EL・センサ技術展

液晶・有機ELから量子ドット・マイクロLEDまで、ディスプレーに関する最新技術・製品が、関連8展で合計1360社から展示される。主催はリード エグジビション ジャパン。会場は千葉市美浜区の幕張メッセ。
【日時】12月4-6日/10-18時(最終日は17時まで)
【詳細】www.ftj.jp/ja-jp.html

2019/11/042019年11月4日

●番組の魅力伝えるキャンペーン実施 各種賞品をプレゼント/衛星放送協会、ケーブル連盟

衛星放送協会と日本ケーブルテレビ連盟は、各種賞品をプレゼントする「いい番組みよう!キャンペーン2019」を11月30日まで実施している。
3年目の今回は、『プレゼンの達人』といわれるプロレスラー「スーパー・ササダンゴ・マシン」(松竹芸能、DDTプロレスリング所属)が12ジャンルの番組の魅力を伝える動画を視聴し、その中に出てくるキーワードをキャンペーンサイトで入力すれば応募完了となる。
商品は、藤井聡太七段をゲストに迎えた将棋イベント招待、プロ野球ニュース見学ツアー招待、番組特製DVDセット(非売品)、ブルートゥースヘッドホンなど。
【キャンペーンサイト】https://iibangumimiyou.com


●11月17-20日にオーストラリアでSIGGRAPH Asia開催 最新のCG技術が集結 目立つプロダクションの出展

オーストラリア・ブリスベンで11月17-20日に開催される、CGと対話型技術の専門学会「SIGGRAPH Asia(シーグラフアジア)2019」(主催=ACM SIGGRAPH)は、この分野では世界屈指の学会となる。年2回、北米とアジアで開催されるCGの一大イベントは、今回初めて赤道を越える。ここでは、シーグラフアジア2019の展示会の準備状況を報告する。
―――
★多くの企業が出展
CGの学会であるシーグラフは、これまで夏期に北米で開催されてきたが、対象分野の拡大や発表件数の増大により、冬期にアジアでも開催する年2回体制となった。シーグラフアジアは、初回(2008年)のシンガポール以来、アジア各地で開かれ、うち3回は日本で開催されている。「アジア」と付くため、北米のシーグラフの焼き直しとみる向きもあるが、そのようなことはなく、発表される研究論文のレベルはシーグラフと同じである。
シーグラフアジアの特徴は、展示会にプロダクションが多数出展することだ。ここは、テクノロジー企業主体の北米でのシーグラフと大きな違いとなっている。
もちろん、シーグラフアジアにもテクノロジー企業による出展は多いが、同時に、アジアのプロダクションをはじめとした映像産業の状況を知るのに絶好の機会となっている。
今回は、世界有数のブランド、学術機関、および新興企業の参加が決まっている。また、学術機関も多数展示会に出展する。展示会は、今年も制作技術と態勢、そしてサービスを世界に広めるショーケースとして機能しそうだ。
シーグラフアジア2019について、トーマス・ベナーズ実行委員長は「業界で最も尊敬されているブランドのいくつかがオーストラリアでデビューするために、シーグラフアジアをサポートしていることをうれしく思う」と述べている。
また、同氏は「アニメーション、ゲーム、CGI/VFX、インタラクティブメディア、VR/ARおよび、この分野の研究のオーストラリア市場は急速に成長しており、12回目のシーグラフアジアのホストとして、オーストラリアがこれらの分野を世界に提示する機会を得たことにわくわくしている」と赤道を越えてやってくるシーグラフを迎えられることに喜びを隠していない。
シーグラフアジアのスポンサー企業と出展者には、アドビ/リサーチ、AWS、フォーラムエイト、Foundry、HTC、ILM、ピクサー・アニメーションスタジオ、Quakisys、サイドエフェクツ・ソフトウエア、ユビソフト、ユニティ・テクノロジーズ、VICONモーション・システムズ、ウェタ・デジタル、ZQレーシングなどがある。
これらの企業は、革新的なCGや対話型技術、高性能コンピューティング、教育、トレーニング、研究の分野での最新成果を披露することになっている。これらの企業がシーグラフアジアに参加することは、この大会がCG英知の集結点であると同時に、新しいテクノロジーのショーケースとして重要であることを示している。
★深層学習の演習も
シーグラフアジアのゴールドスポンサーである米NVIDIAディープラーニングインスティテュート(DLI)は、コンピュータービジョンおよび複数分野を対象としたディープラーニング(深層学習)の実践的トレーニングワークショップを2日間にわたって開催する。
このワークショップは、開発者、データサイエンティスト、および研究者を対象としている。受講者は、ニューラルネットワークのトレーニング(学習)、最適化、および実行の各段階を学ぶことができる。カリキュラムは、自動運転、医療、オンラインサービス、ロボット工学などのさまざまな分野の現実の問題を解決できるよう考慮されている
★ブリスベンから展開
シーグラフアジアの展示会に参加することは、世界中のブランド、投資家、経営層とつながりを持つ機会となる。この場所で、自社技術やサービスを見せ、後に規模を拡大するための先導的ビジネスを展開するのに活用できる。
開催都市であるブリスベンには、アニメーション、ゲーム、VFX分野で最先端の技術を持つ新興企業のコミュニティーがある。
シーグラフアジアに参加している国際的な学術機関および大学には、ロストボーイズ・スタジオースクール・オブ VFX(カナダ)、立命館大学、KAUSTビジュアルコンピューティング・センター(サウジアラビア)、ビクトリア大学ウェリントン校(ニュージーランド)、ウェリントンICT大学院大学(同)など。
地元オーストラリアの学術機関である、ニューサウスウェールズ大学芸術デザイン学部とクイーンズランド大学エネルギー・データイノベーションセンターも、展示フロアにブースを構え、最新の研究を披露する。


●番組宣伝の新たな手法 TBS、中京テレビが成功事例/次世代メディア研究所がセミナー

次世代メディア研究所は、2019年セミナー「視聴データ×宣伝でヒット番組は創れる~テレビ局による勝利の方程式~」を11月29日に開く。
IT・デジタルの普及とともに、テレビ番組の広報宣伝の仕方は進化を続けている。単に番宣スポットなどを打つだけでなく、ウェブサイト、動画配信、SNSなどを駆使した総合力で展開。例えば「TBS日曜劇場」では、大半が新作のドラマだが、広報宣伝を強化したこともあり、過去5年の年間平均視聴率は2けたを保っている。
また地方局にとっては、放送枠の8割以上がキー局など他局制作の番組だ。業績全体を上げようとするなら、こうした番組の数字を広報宣伝の力でリフトアップする必要がある。中京テレビでは視聴データに基づき、自局エリアに最適化した手法を採用し、高いパフォーマンスを出している。
こうした成功例などを題材に、新たな武器を駆使した屈強な番組宣伝とは何かを議論する。
講師は、TBSテレビ編成局宣伝部 宣伝プロデュースグループの川鍋昌彦氏と、中京テレビ 編成局編成部 担当副部長の内藤庸介氏、モデレーターは次世代メディア研究所の鈴木祐司代表が務める。
【日時】11月29日/16時-18時30分
【会場】ネオマーケティング セミナールーム(東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル)
【受講料】法人会員契約企業は契約人数まで無料。一般参加は2万円。
【申し込み】http://jisedai-media.main.jp/home/reception


●デジタルコンテンツEXPO開催 Inter BEE 2019と同時開催 先端コンテンツ技術を体感 多様なコンファレンスも実施

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)主催による、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにした国際イベント「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)2019」が、11月13-15日に千葉市美浜区の幕張メッセで開かれる(Inter BEE 2019と同時開催)。
コンテンツ(動画、音楽、ゲームなど)の制作・流通・消費などに使われる技術の進歩が、コンテンツ産業のイノベーションに貢献してきた。また、それら技術はコンテンツの世界にとどまらず、これからの社会を変える可能性がある。
DCEXPOは、先端技術や最新コンテンツの展示をはじめ、第一線で活躍する専門家、研究者、クリエイターによる講演などを通して、新しいアイデアに触れ、人と出会い、新たなビジネスやクリエイションの可能性を見出す場となる。
【Content & Technology Showcase】
先端デジタルコンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにしたDCEXPOのメインプログラム。展示エリアでは新しいコンテンツに触れたり、最新のテクノロジーを開発者の解説を聞きながら実際に体験したりすることができる。
【Innovative Technologies 2019】
厳正な審査を経て選ばれた、イノベーションによってコンテンツ産業の発展に大きく貢献が期待される技術を体感するプログラム。先進的な技術や彩り豊かなコンテンツが展示・デモされる。
【TechBiz Creation & Matchmaking】
経済産業省が進める新コンテンツ創造環境整備事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)の一環として、日本の企業などが有する先端コンテンツ技術の国際展開を支援する。公募により集められた技術の中から厳正な審査により選ばれた6件の展示・デモ、ビジネスマッチング、ピッチおよびワークショップを実施(採択技術は10月7日号既報)。
【コンファレンス】
国際会議場(201会議室)、「Inter BEE IGNITION」内オープンステージ、DCEXPOステージで実施する。
13日(11-12時/DCEXPOステージ)には、CGと対話型技術の専門学会「SIGGRAPH(シーグラフ)」の人気プログラム「コンピューター・アニメーション・フェスティバル(CAF)」の入賞作の中から選りすぐりの作品を上映。シーグラフ東京委員長の安藤幸央氏が、今年のCAFおよびシーグラフアジアの情報を伝える。
14日(11時-12時30分/DCEXPOステージ)の「1987デジタル革命~デジタルコンテンツの起源」では、東北新社 取締役副社長/CMディレクターの中島信也氏が登壇。デジタルコンテンツの商用展開の始まりから映像制作手法の変遷について解説。また、未来を担うクリエイターへの提言を述べる。
【NIPAパビリオン】
韓国情報通信産業振興院(NIPA)が統括する韓国先端コンテンツ企業10社が出展する。
◇◇★◇◇
【展示・コンファレンス・入場登録】https://www.dcexpo.jp/admission-registration
【詳細】www.dcexpo.jp


●国立映画アーカイブ「アメリカ議会図書館 映画コレクション」

東京国際映画祭、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、アメリカ議会図書館と共同で11月10日まで実施中。大恐慌後の社会状況を色濃く反映した1930年代前半の作品から、第二次世界大戦後の新たな潮流を象徴した映画、また、キング牧師の半生を再構成した日本未公開の決定版ドキュメンタリーなど、多様な9プログラム(14本、うち4本は国家映画登録作品)を、アメリカ議会図書館が主に近年新たに作製した35ミリプリントを借用して上映する。
アメリカ議会図書館は、書籍のみならず、地図、版画、楽譜、写真、レコードなどさまざまな資料の膨大なコレクションで知られる。映画も現在では200万点以上保有している。
【会場】国立映画アーカイブ/長瀬記念ホールOZU(東京都中央区京橋 3-7-6)
【定員】310人(各回入替制・全席自由席)
【入場料】一般1300円(当日券)ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/libraryofcongress201910


2019年10月28日

●「Inter BEE 2019」11月13-15日開催 メディアの可能性を発信 スポーツコンテンツに注目

電子情報技術産業協会(JEITA)は11月13-15日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで「Inter BEE 2019(第55回 国際放送機器展)」を開催する。最新の映像・放送・通信・音響・照明・メディアビジネスのイノベーションが一堂に集まることはもとより、コンテンツを中核として「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の領域を網羅する、新しいメディアコミュニケーションとエンターテインメント総合イベントを目指す。
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今回の新たな取り組みとして、放送・通信・ライブを通じたキーコンテンツとして日々進化・変革するスポーツコンテンツをテーマに、基調講演のセッションと特別展示を実施する。
東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、放送や通信・ライブなど多角化するメディアは、最新のテクノロジーを活用してどのようにスポーツを伝え、表現するのか。基調講演では開催初日の特別テーマをスポーツとし、さまざまな角度からスポーツコンテンツの最前線を発信する。
また、展示ホールでは、スポーツコンテンツの制作・中継・配信を変革する最新のテクノロジー、ソフト、ツール、サービスなどを紹介する特別展示「INTER BEE SPORT」を設ける。
このほかに展示ホールでは、多様な視点からメディアとエンターテインメントの最新動向をとらえ、今後の可能性を提案・発信する特別企画を用意している。
「INTER BEEIP PAVILION」では、国内でも導入が始まっているIPライブ伝送の技術と製品を披露。ST2110 4K・NMOS・PTPを採用したシステムを中心に、ST2110 HD機器やST2022-6も変換機を通して、ST2110システムと結合をすることでST2022-6とSMPTE ST2110が混在した実運用システムに近い形での展示を予定している。関連セミナーも開く。
さらには、加速する放送と通信の融合から放送の次のステップを提案する「INTER BEE CONNECTED」、新たなメディアへと拡張する表現・コンテンツの可能性を提案する「INTER BEE IGNITION」、映像制作の最前線から最新動向とその創造性を発信する「INTER BEE CREATIVE」と、メディアとエンターテインメントの現在と未来を多角的に示す。
◆3日間で100セッション以上
今年のINTER BEE FORUMの注目キーワードは、スポーツ、AI、5G、IP化、4K8Kコンテンツ制作、ラジオ経営などが挙げられる。多彩なテーマで合計100以上のセッションを展開する。
【入場事前登録・セッション聴講予約の申し込み】Inter BEE 2019公式ウェブサイト=https://www.inter-bee.com/ja/
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●業務用音響機器の試聴体験
Inter BEE恒例の「INTER BEE EXPERIENCE」は、内外著名ブランドの業務用音響機器が一堂に会して試聴体験できるイベントとして、音響業界およびライブエンターテインメント業界をはじめ多くの業界関係者から注目されている。
6回目となる今回は、ワールドクラスのSRスピーカー試聴会「X-Speaker(SRスピーカー体験デモ)」(会場=幕張メッセ イベントホール/3日間とも開場時間を延長して実施)、プロユースのヘッドホン、マイクロホン試聴の体験展示「X-Headphone X-Microphone」(会場=幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1/プロオーディオ部門)の2つで構成し、より『音』に特化した体験型イベントとして展開する。
SRスピーカー体験デモでは、過去最大の15ブランド/18製品がそろう。ポイントソース、小型ラインアレイ、中・大型ラインアレイの3カテゴリー区分で、導入目的に応じたプログラムで試聴が可能となっている。
ヘッドホン試聴体験展示では、ヘッドホン・イヤホンのメーカー・販売会社7社の参加により、プロユースの最新機種が一堂に会し、実際に試聴できる。ハイレゾリューションの共通音源と各参加企業が独自に用意した音源を試聴することができるほか、来場者が手持ちのプレイヤーを接続して試聴が可能。
マイクロホン試聴体験展示では、ボーカル用マイクロホンのメーカー・販売会社9社が参加。最新機種を来場者が実際に声を出してヘッドホンで試聴できる。


●短編の企画コンテント 11月4日に一般公開/京都市、VIPO

京都府と映像産業振興機構(VIPO)は、第11回「京都映画企画市2019」企画コンテスト(一般公開)を、11月4日に京都市南区の京都みなみ会館で開催する。
企画コンテスト(最終プレゼンテーション審査)で優秀映画企画に選ばれた1企画には、350万円相当のパイロット版映像(短編)制作の権利が付与される。今年度の企画コンテストの評価者は、掛尾良夫氏(城西国際大学メディア学部招聘教授・学部長)、三島有紀子氏(映画監督)、井上文雄氏(プロデューサー)。
【日時】11月4日/14時-16時30分
【会場】京都みなみ会館(京都市南区西九条川原城町110)
【入場料】無料(事前予約制)
【詳細】http://kyotofilmpitching.jp/presentation


●IPショーケース担当者が来日 11月13-15日にセミナー開く/ワン・ディバーシファイド・ジャパン

ワン・ディバーシファイド・ジャパンは11月13-15日、千葉市美浜区のQVC本社で「IP Roadshowセミナー」を開く。米ディバーシファイド本社からCTOが来日して講演する。時間はいずれも13時-14時50分。
ST2110に準拠したデモ環境を12社超のパートナー企業と設計・構築し、多様な機能を習得できる機会を提供するという。マネージドネットワークを介した、リアルタイムの高ビットレートライブ番組制作のための新しいIPテクノロジーを示す。
講師のカール・ポールセン氏は、40年近く北米の放送系システム構築に携わり、アルジャジーラ、CNN、ESPNなど数多くの放送局の案件を手掛ける。SMPTEフェローであり、機関紙「SMPTE’s Motion Imaging Journal」に25年にわたって250記事を掲載している。
ディバーシファイド社は、米国ニュージャージー州で1993年に創業し、現在世界40拠点で放送システム、企業向け音響映像システムのインテグレーターとしてサービスを展開。2017年からNABやIBCでのIPショーケース構築を指揮しており、18年にワン・ディバーシファイド・ジャパン合同会社として日本でもサービスを開始した。
ディバーシファイドはSMPTEでのIP映像伝送の規格化に積極的にかかわる。ポールセン氏はST2110の起草のほか、他規格団体の推奨案、ガイドラインの作成に携わってきた。このIPの技術を利用して、ニュースチャンネル局のスタジオの新規設計、主要テレビ局およびスタジアムの放送設備など、40以上の案件の設計・施工を手掛けている。
【各日の内容】
▽13日「IPの基礎技術/IPと12G-SDIの混在について」
▽14日「IPの基礎技術/IPを使用したプロジェクトの実例」
▽15日「IPの基礎技術/IPを使用したメディアネットワークの構築」
【申し込み・問い合わせ】questant.jp/q/Diversified/なお、フェイスブック(www.facebook.com/DiversifiedJPN)でも確認できる


●大学・放送局での事例報告 番組アーカイブ活用/放送ライブラリーがセミナー

放送ライブラリー(放送番組センター)は、「番組アーカイブ活用と新たな展開2019『大学・放送局と放送ライブラリーの取組の報告』」を11月9日に東京・紀尾井町の上智大学 四谷キャンパスで開く。
放送ライブラリーでは、大学の授業や図書館などの公共施設で公開番組を利用するサービスを提供している。これは、放送ライブラリーが一般公開している放送番組の中から、大学の教員や図書館の職員などが選んだ番組を、インターネットを利用して送信し、教材や視聴覚資科として視聴してもらうもの。
セミナーでは、番組の教育利用を実施した大学の先生と、番組アーカイブを活用して東日本大震災関連番組の上映会を開催した放送局の担当者が登壇。番組アーカイブの活用事例の報告のほか、アーカイブの意義と活用の多様性、今後の展望について討論する。
【日時】11月9日/14-17時
【会場】上智大学 四谷キャンパス 6号館3階307教室(東京都千代田区紀尾井町7-1)
【受講料】無料/事前申込制(締切日11月1日、申し込み多数の場合は抽選)
【申し込み・詳細】http://www.bpcj.or.jp


●事業者のコスト削減と品質向上 「IX+クラウド」活用施策 11月7日に「CRIフォーラム」

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第178回「CRIフォーラム」を11月7日に開く。今回は、CATVオペレーターのコスト削減、品質向上に貢献する「IX(インターネットエクスチェンジ)+クラウド」の活用施策について考察する。
CATVは、FTTH化により回線の高速化が進められたが、ネット動画の増加で上位回線に接続するコスト増や回線の混雑解消が大きな課題となっている。日本ケーブルテレビ連盟では、その対策として「IX」の利用と「キャッシュサーバー」の設置を推奨し、既に数十社のCATV局がIXサービスやキャッシュサーバーを設置しているという。
パート①『ケーブル局の「コスト・品質向上」と「地域力&売上」に貢献するIX』(講師=日本インターネットエクスチェンジ〈JPIX〉代表取締役社長/山添亮介氏)では、IXを利用することのメリットについて説明。また、オンプレミス(自社構築・運用)からクラウド方式でキャッシュサーバーを設置する事業者向けの対応(JPIX内に設置したアカマイキャッシュサーバーの利用)について考える。
パート②『「AWS(アマゾンウェブサービス)を活用した地域の課題解決」の取組』(講師=アマゾンウェブサービスジャパン 技術統括本部ネットワークスペシャリスト/菊池之裕氏)では、「クラウドファースト」として利用が拡大している自治体の取り組みについて聞く。
地域ICTなどの普及で行政サービスがネットワーク経由で実施されている。しかし、ここにきてセキュリティー対策やサービス向上の観点から、「クラウド」での運用が始まっており、年々全国的な広がりを見せているという。また、「CATV+クラウドによる行政サービス」をはじめ、「次世代通信システム(IoT、ローカル5G)とCATVの連携による地域産業支援への期待が高まっている。
【日時】11月7日/14時30分-17時
【会場】日本プレスセンタービル10階(日本記者クラブ)ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円 非会員1万5000円
【申し込み・詳細】http://www.cri-info.jp

2019/10/212019年10月21日

●EVS/Avid Ingest to Postワークフローセミナー開く/フォトロンが11月1日に

フォトロンは、11月1日に「EVS/Avid Ingest to Post ワークフローセミナー」を同社本社で開く。セミナーでは、EVS新スタジオサーバー「XS-NEO」、Avid共有ストレージ「NEXIS」、ノンリニア編集システム「Media Composer」の連携による収録から追っかけ編集、送出までの一連のファイルベースワークフローを実機でデモする。参加無料(要事前申し込み)。
これまでのEVSサーバーとは全く異なる、新しいコンセプトを軸としたソフトウエアベースで動作する新サーバー「XS-NEO」を国内で初披露。スマートなライブプロダクションを実現するEVSプラットフォーム「VIA」のアプリケーションの1つであるIngestアプリ「IPD-VIA」を活用し、複数のフォーマット、異なるコーデック/フレームレートを同時サポートする高速でシンプルな新しいインジェストソリューションを提案する。
また、新しいユーザーインタフェースで登場したノンリニア編集システム「MediaComposer 2019」の新機能や、IBC2019で発表されたオンデマンドでのメディア制作を可能にするクラウドサービス「アビッド Edit On Demand」について解説する。
【日時】11月1日/セミナー=15-17時、懇親会=17時開始
【会場】フォトロン本社(東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング21階)
【定員】60人
【申し込み・詳細】mpse.jp/photron/c.p?02cDWe29W5


●企業向けeスポーツセミナーと競技体験/電通、CCI、凸版印刷

電通とサイバー・コミュニケーションズ(CCI)は、凸版印刷と共同で、日本のビジネスシーンへeスポーツの新たな知識、感動を提供するイベント「eSPORTS TRINITY(トリニティ)」を10月23日に開催する。
「eSPORTS TRINITY」は、有識者によるビジネスセミナーと、参加企業による対抗戦を組み合わせた異業種交流会で、参加企業同士のビジネスマッチング促進や、eスポーツを通じたコミュニティーの形成を目的にしている。
第1部では、多様な登壇者によるさまざまな視点から、eスポーツの現在と未来を考えるビジネスセミナー&パネルディスカッションを開く。第2部は、カプコンの協力のもと「ストリートファイターV」を使用した、参加企業の代表者によるeスポーツ大会を実施する。
【日時】10月23日/第1部=16時30分-18時、第2部=18時30分-20時
【会場】トッパン小石川ビル2階 小石川テラス(東京都文京区水道1-3-3)
【申し込み締切日】10月22日(先着順)=完全予約制、個人一般の参加は不可
【申し込み・問い合わせ】電通 ビジネス・ディベロップメント&アクティベーション局バリューデザイン部/Eメール=eSportsTrinity@dentsu.co.jp(担当:上杉、田端)
【詳細】www.dentsu.co.jp/news/sp/topics/2019/1015-009902.html


●アーカイブの活用を提案 28日にワークショップ/IMAGICALab.大阪

IMAGICA Lab.大阪プロダクションセンターは10月28日、「映像アーカイブ資料の活用と保存のワークショップ」を大阪市北区の同社で開催する。
同社は、映像資産の活用における可能性を広く知ってもらうため、東京と連携して企業向けのワークショップを開催するなど、フィルムおよび映像アーカイブのすそ野を広げる活動を始めている。今回の催しはその1つとなる。
【内容】▽第1部「小林富次郎葬儀」映像から見る、デジタル化を行うメリットとその活用▽第2部 過去の映像を新たなコンテンツへ:ARを利用した活用方法
【日時】10月28日/14-16時
【会場】IMAGICALab大阪プロダクションセンター(大阪市北区同心1-8-14)
【詳細】imagicalabws01.peatix.com/view
【申し込み・問い合わせ】TEL:06-6353-2195(担当:鈴木)


●東京国際映画祭×11月3日はビデオの日 コラボイベント「『映像 百花繚乱』上映会2019」

◇東京国際映画祭×11月3日はビデオの日 コラボイベント「『映像 百花繚乱』上映会2019」
「ビデオの日」実行委員会(主管:日本映像ソフト協会)が、11月3日の「ビデオの日」を記念したキャンペーンの一環として開く、東京国際映画祭(10月28日-11月5日)とのコラボイベント。また、このコラボイベントを全国展開する「あなたの街でもビデオの日」全国上映会(詳細=videonohi.jp/videonohi-machi)も実施する。
第32回東京国際映画祭の期間中、昨年好評だった東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場に、本格的な野外シアターを設営。「ビデオの日」に賛同するメーカー各社の提供により、『ラ・ラ・ランド』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『ボヘミアン・ラプソディ』などをはじめ、バラエティー豊かなビデオソフトによるコンテンツを毎日上映。来場者は自由に鑑賞(無料)できる。
【開催日】10月29日-11月2日
【会場】東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(東京都千代田区有楽町1-1-2)
【詳細】videonohi.jp

2019/10/142019年10月14日

●国立映画アーカイブなどが26日にイベント 日本とミャンマーの合作映画を披露 1935年の作品をデジタル復元 「世界視聴覚遺産の日」を記念

国立映画アーカイブと文化庁は10月26日に、2019年のユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントを、東京都中央区の国立映画アーカイブ「長瀬記念ホール OZU」(2階)で開催する。イベントでは、「日メコン交流年2019」と来年のミャンマー映画生誕100年を祝うものとして、日本とミャンマー(当時ビルマ)初の合作映画『日本の娘』(1935年)デジタル復元版のプレミア上映および、トークイベントを開催する。
―――
『日本の娘』は、「ミャンマー映画の父」とも呼ばれるニープが監督と主演を務めた作品。共同監督は枝正義郎ほか。ビルマ人飛行士の兄弟(ニープ、ティンペー)は、東京-ラングーン(現 ヤンゴン)間のノンストップ飛行に挑むために来日するが、兄は日本人の恵美子(高尾光子)と恋におち、飛行計画と兄弟の仲にも暗雲がたれこめていく。
ニープ兄弟は1935年6月10日にビルマ初の観光団として、後にビルマ首相となる団長・ウーソーらと6人で来日した。日本紹介を目的とした同作品には、1931年に開港した東京羽田飛行場や目黒雅叙園、自動車競走大会、芦ノ湖などの映像が豊富に収められ、本国で人気を博したという。
日本国内では未公開だったが、1992年にプリントが東京国立近代美術館フィルムセンター(現 国立映画アーカイブ)で発見され、『にっぽんむすめ』の題で上映されてきた。
◆デュープネガから復元しDCPを作成
今回のイベントでは、国立映画アーカイブが文化庁の令和元年度美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業で、デジタル復元した映像が上映される。
復元作業では、国立映画アーカイブが所蔵する35ミリデュープネガをデジタル化した後、2K解像度での画像修復とグレーディング、音声のノイズ除去や日本語字幕制作を実施。デジタルソースマスターとDCPを作成した。
プロジェクトに参加したIMAGICA Labは、「(2020年3月に予定されている里帰り上映など)ミャンマーでも多くの方が鑑賞するということで、とにかく作品を可能な限りスムーズに視聴できるよう修復した」と話す。
素材となったフィルムの状態は悪くなく、画像に関しても特殊な症状はなかったというが、「デュープネガは複製が重ねられたもの。過去の傷や汚れが焼きこまれて多数残っており、これらを修復するという意味で難易度が高かった。欠損部分や修復困難な部分も多かった」と振り返る。
音についても「ノイズに埋もれ、聞こえなくなっている部分が多く、音質を整える以前に『拾い上げる』という部分に力を費やした」のだという。
上映される映像では、冒頭に修復部分のビフォー・アフターが付加されている。ここからは、世代を経てなお映像が精細に残されていること、そしてそれを損なわずに劣化症状のみを修復したことが見て取れる。
イベント概要
【上映日時】10月26日12時/16時(有料)
【トークイベント】同日13時50分(入場無料)
「『日本の娘』-映画遺産の救済と保存にむけて」(仮)(60分)/登壇者=テイン・トゥット(俳優/監督、A1 Film Company)、オッカー(Save Myanmar Filmプロジェクトディレクター)
【詳細】
www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2019


●ブックオフ、アンファーなどが大賞 11月1日に贈賞式と記念パーティ/ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

質の高いCMの制作と放送への貢献を目指すACC(旧名称=全日本シーエム放送連盟)は、「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」における、各部門の総務大臣賞/ACCグランプリを発表した。応募総数は2456本。
テレビCMを対象とするフィルム部門Aカテゴリーは、ブックオフコーポレーションの企業広告および、アンファーの「スカルプD メディカルミノキ5」がともに受賞。ウェブCMのBカテゴリーは、タクティーの10秒ドラマシリーズが圧倒的な差で選出された。
同アワードは、1961年に創設された「ACC CM FESTIVAL」を前身とし、2017年にあらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたものに一新した。
入賞作品の贈賞式・記念パーティーは11月1日に東京・溜池のANAインターコンチネンタルホテル東京で実施される。
受賞作品の詳細は以下のとおり(カッコ内は広告会社、制作会社の順)。
【フィルム部門】
◆Aカテゴリー
◇ブックオフコーポレーション/企業「フィクションは本だけに店員編」他(ティー・ワイ・オー、ティー・ワイ・オー第二プロデュース本部)
◇アンファー/スカルプD メディカルミノキ5「出会い編」他(ワトソン・クリック、ギークピクチュアズ)
◆Bカテゴリー
タクティー/jms「連続10秒ドラマ『愛の停止線』」(博報堂ケトル/博報堂、東北新社)
【ラジオ&オーディオ広告部門】
大日本除虫菊/ゴキブリがうごかなくなるスプレー他「G作家の小部屋 独創性について」他(電通 関西支社、ヒッツコーポレーション)
【マーケティング・エフェクティブネス部門】
大起エンゼルヘルプ/注文をまちがえる料理店(広告会社=TBWA\HAKUHODO)
【ブランデッド・コミュニケーション部門】
◆Aカテゴリー(デジタル・エクスペリエンス)
※グランプリ選出なし
◆Bカテゴリー(プロモーション/アクティベーション)
テレビ朝日/東宝/プレミアムスポンサー各社/『君の名は。』地上波放送(電通、コミックス・ウェーブ・フィルム/テレビ朝日映像/ゼニス/ティー・ワイ・オー 第二プロデュース本部/たき工房)
◆Cカテゴリー(PR)
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン/PANTENE(PARTY/電通/マテリアル/TBWA\HAKUHODO、ギークピクチュアズ/J・C・SPARK/S2 Factory/電通クリエーティブフォース)
◆Dカテゴリー(デザイン)
日清食品ホールディングス/NISSIN KANSAI FACTORY(SAMURAI、東北新社)
【メディアクリエイティブ部門】
中国放送/RCCテレビ60年特別企画リリーフドラマ『恋より好きじゃ、ダメですか?』(広告会社=博報堂DYメディアパートナーズ)
【クリエイティブイノベーション部門】
やさいバス/博報堂/スタンダード「やさいバス」


●4K8K映像を24日に特別上映 各社の最新モニターで再生/キュー・テック

キュー・テックは24日に、創立30周年の記念事業として、同社の業務用4K8K主観評価用標準動画像集およびデモンストレーション用コンテンツの上映商談会「キュー・テック 4K8K高画質コンテンツプレビュー2019」を、千代田区外神田のUDXギャラリーNEXT-1で開く。
4K「QT-4000」8K「QT-8000」各シリーズをオリジナル非圧縮ファイルで再生、HDR(PQ)/BT.2020/60pで上映する。8K HDRイメージビデオとして制作した新作「アンティークの館へようこそ」も披露する。
特別セミナーでは、マルチメディア評論家・日本画質学会副会長の麻倉怜士氏がQT-8000/QT-4000の主観評価要点を解説する。
ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ主幹技師の小倉敏之氏は、テレビとマスターモニターの要求画質の違いを講演する。
特別展示では、ソニーの8Kテレビ BRAVIA MASTERシリーズで8K HDR映像を再生。8社の最新4K HDRモニターの画質をQT-4000シリーズで確認することもできる。
申し込みは18日まで(競合他社を除く)。
◆詳細=www.qtec.ne.jp/news/4k8kcontentspreview2019


●国際映像見本市「TIFFCOM」 過去最多の401団体が出展 初日に「CHINA DAY」実施

東京国際映画祭(10月28日-11月5日)併設の国際映像見本市であるTIFFCOMは、16回目を迎える今年も「Japan Content Showcase(JCS)」として、アニメーション関連を中心とした東京国際アニメ祭(TIAF)と、音楽の国際マーケットである東京国際ミュージックマーケット(TIMM)とともに、10月22-24日に開催される。
TIFFCOMには401団体の出展が決定、過去最多の総出展数となる。特に、アジア最大規模のコンテンツマーケットとして、回を重ねるごとに海外からの出展が増加。今回は国外からの出展は229団体(昨年比30%増)に上る。
また、アジア各国のパビリオンへの出展意欲が高く、海外パビリオン数自体は10で、パビリオンへの出展団体数は、189団体(同53.8%増)となっている。特に中国からは2つのパビリオンが初参加。出展団体は昨年の14団体から90団体に増えた。
そこで、日中映画共同製作協定が昨年締結されたことなども勘案し、一層の協業を推進すべく初の試みとして、初日(22日)を「CHINA DAY」とする。当日は、映画監督の石井裕也氏(『舟を編む』『町田くんの世界』)の登壇が決まった「映画・テレビ業界における国際交流」のほか、中国関連のセミナー2本に加え、TIFFCOMウェルカムパーティーを中国と共同開催する。
今年も「IP(知的財産)」、「Book Adaptation(書籍の映画化、映像化)」に注力し、マンガ、書籍、キャラクター、アニメ、映画、テレビ、音楽、アート、ゲームなどの二次利用の一層の活性化に貢献していくという。
【日程】「TIFFCOM/TIAF」10月22-24日、「TIMM」10月28-30日
【会場】サンシャインシティ コンベンションセンター(東京・東池袋/TIFFCOM、TIAF)、渋谷エクセルホテル東急(東京・道玄坂/TIMM)ほか
【詳細】https://www.jcs.tokyo/ja(来場登録は有料)


●「Ki Pro Go」 25日に発売記念イベント 実機使いデモ/アスクM&E

アスク メディア&エンタープライズ(M&E)事業部は、AJAビデオシステムズの最大4chのHD/SDビデオをH.264で同時収録できる新しいマルチチャンネル・レコーダー「KiPro GO」の販売開始を記念して、10月25日に実機が試せるセミナー・イベントを開く。
同イベントでは、KiPro GOの製品説明やライブ映像制作向けAJA最新製品の披露、NewTekおよびローランド製品と組み合わせた、ライブプロダクション向けのワークフローソリューションを実演する。
セミナー内容は、①「KiPro GO」の製品紹介、②IBC2019発表のAJA新製品・アップデート情報、③3社製品を組み合わせた、ライブ映像制作ワークフローを東京ゲームショウでのeスポーツイベントライブ配信の事例を元に説明、④NewTek「TriCaster TC1」、ローランドのビデオ・スイッチャー紹介。
入場には事前登録(無料)が必要。
【日時】10月25日/第1回13-15時、第2回16-18時(入れ替え制/各回定員40人、定員を超えた場合は抽選)
【会場】アスク 7階会議室A・B(東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル)
【申し込み・詳細】https://peatix.com/event/1343757


●放送の課題と方向性 ネット対応などを討論/放送批評懇談会がセミナー

放送批評懇談会は、セミナー「#放送 #改革 #ビッグデータ時代~ラジオ・テレビの処方せんを考える~」を10月21日に開く。
2018年度の総広告費(6兆5300億円/前年度比102.2%)をけん引したのは、5年連続で2けた成長したインターネットだった。放送メディアは利用時間の減少が確認され、広告主からはセールスに不可欠なデータの充実を求められている。次世代モバイル通信規格5Gの普及促進などを背景に、周波数の有効利用が注目される一方、4K8K化など放送の高度化が求められている。
同セミナーでは、自民党 行政改革推進本部事務局長、情報通信戦略調査会事務局次長などを務める小林史明氏に、現在の放送が抱える課題と方向性について聞く。
ディスカッションでは、放送メディアの中でいち早くradikoでネット対応を累たしたラジオメディアにフォーカスし、その第一人者をパネリストに迎えて、放送メディアの今後について討論する。
ディスカッションのパネラーには、TBSラジオの三村孝成社長、CBCラジオの升家誠司社長(そのほか調整中)を予定している。
【日時】10月21日/14時-16時30分
【会場】明治記念館(東京都港区元赤坂2-2-23)
【受講料】放送批評懇談会正会員(個人)3000円、維持会員(法人)5000円、一般8000円
【定員】100人(申し込み締め切り10月15日)
【申し込み・詳細】https://houkon.jp


●「MPTE AWARDS 2019」第72回表彰式

日本映画テレビ技術協会(MPTE)が10月31日に開く、映画・テレビ技術に関連する技術者のための祭典。MPTE AWARDS 2019の技術開発賞、映像技術賞、青い翼大賞(学生版・映像技術賞)を表彰する。参加は自由(事前登録不要)。業界関係者との情報交換の場にもなる。
【日時】10月31日/15時開始
【会場】六本木ヒルズ内アカデミーヒルズ49 オーディトリアム(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
【詳細】http://www.mpte.jp/news/2019/10/08/mpte_awards_2019_72

2019/10/072019年10月7日

●FNS技術表彰「あんたが大賞」 宣伝素材配信用 キューシート作成ツール 関西テレビが金賞 CMバンクへの素材収録効率化

フジテレビ系列各社の技術部門による、第27回FNSテクニカルフェア「あんたが大賞」が、9月27日に開かれたFNS理事社技術責任者会議で決定した。
今年は系列19社から29件の応募があり、金賞にには、関西テレビ放送の「CMバンク宣伝素材収録作業を大幅に効率化宣伝素材配信用キューシート作成ツールの開発」が選ばれた。
FNS系列各局には毎週2回、通信衛星を使ったFNS系列放送番組素材収集システム(F・SAT)を通じて、フジテレビ広報宣伝室から番組宣伝素材が配信され、同時に、その素材のキューシートはフジテレビからFNS系列各局にメールで配信される。
一度に配信される素材数は年末の繁忙期には200近くとなるが、これまでキューシートは手書きだったため、FNS系列各局が宣伝素材をCMバンクにファイリングするには、キューシートに基づき手動でVTRを頭出しするなどの作業が必要で、この作業はFNS系列各局で大きな負担になっていた。
「宣伝素材配信用キューシート作成ツール」は、入力されたデータが日本民間放送連盟の定めた民放連T034番組交換メタデータ基準にのっとって出力できるよう設計されている。
フジテレビが同ツールを使ってキューシートを作成しFNS系列各局にメールで配信。配信を受けた関西テレビでは、同ツールから出力されたメタデータを使用して、宣伝素材をCMバンクにファイルベースで自動ファイリングする。
同ツールを活用することで、宣伝素材のファイリング作業を、もともとファイルベースで作成されているCM素材並みに、大幅に効率化することに成功した。同時にフジテレビのキューシート作成作業も効率化できる。


●VTuber最前線セミナー 最新事情と支える技術を解説/映テレ協会、DCAJ、VIPO共催

日本映画テレビ技術協会は、デジタルコンテンツ協会(DCAJ)と映像産業振興機構(VIPO)との共催で、「VTuber最前線 ~VTuberの最新事情と支える技術の紹介~」と題したセミナーを10月17日に開く。
YouTube上で動画などの配信活動をする架空のキャラクター、VTuber(バーチャルユーチューバー)は、現在1万を超えるといわれている。また、リアルタイムで受け答えができるようなVTuberも登場、インターネット上だけでなくテレビ番組やイベント会場などでも「出演」しており、今後ますますその活躍の場を広げていくことが予想されている。今回のセミナーでは、VTuberの最新状況を伝える。
講演は、「VTuber最新事情」(Mogura VTuber領域統括 兼 Mogura VR News/MoguLive副編集長 永井良友氏)、「テレビ・生放送・動画・イベント・ライブ! バーチャルキャストとその活用事例」(バーチャルキャスト 取締役CTO 岩城進之介氏)、「ウェブサイトからホームアバターへ」(エクシヴィ代表取締役社長 近藤”GOROman”義仁氏)。
【日時】10月17日/14時-17時30分
【会場】富士フイルム西麻布本社ホール(東京都港区西麻布2-26-30)
【会費】主催団体の法人会員、個人会員、学生=2000円、非会員=4000円
【定員】120人
【申し込み締切日】10月15日
【詳細】http://www.mpte.jp/outline/bukai/mpte/dcajmptevipo.html


●「Rio 4Kターンキー」 11日に新製品発表会/三友がグラスバレーと共同で

三友は、10月11日に「Rio 4Kターンキー」の新製品発表会をグラスバレーと共同で開き、IBC2019で発表された最新バージョンソフトウエアについて説明する。
新製品のRio 4KX11 ターンキーシステム」は、Supermicro社製X11シリーズのワークステーションにNVIDIA Tesla V100GPUを搭載した新プラットフォーム。「Rio V4.5.7」は、グラスバレー統合後、初となる開発ソフトウエア。
【日時】10月11日/第1回=10時30分-12時、第2回=13時30分-15時、第3回=16時-17時30分(内容は同じ)
【会場】グラスバレー 日本橋オフィス(東京都中央区日本橋1-12-8 第二柳屋ビル3階)
【参加申し込み・問い合わせ】三友 プロフェッショナルソリューション営業部TEL:03-6408-1451
【詳細】https://www.mitomo.co.jp/news/rio-events-2019


●シーグラフアジア 2021年は東京開催 大会委員長に塩田周三氏

CGおよび対話型技術が集結する「SIGGRAPH ASIA(シーグラフアジア)2021」(主催=ACM SIGGRAPH)の開催都市が東京に決定した。カンファレンスチェア(大会委員長)には、ポリゴンピクチュアズ代表取締役の塩田周三氏が就任する。
シーグラフアジアが日本で開催されるのは、2009年の横浜大会、15年の神戸大会、18年の東京大会に続き4回目となる。会場には、東京・丸の内の東京国際フォーラムが使用される。
新たに就任が決まった、シーグラフアジア2021カンファレンスチェアの塩田氏は「昨年の東京開催での実績により、確実にそのレベルと期待値は上がっている。シーグラフコミュニティーによる素晴らしい提案や貢献と相まって、この都市が生み出すダイナミズムが参加者全員に新たな創造性とインスピレーションをもたらすと確信している」と述べている。


●Inter BEE 2019 入場登録とセッション聴講 ウェブサイトで予約開始

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月13-15日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催する「Inter BEE 2019」の入場事前登録とセッション聴講予約を、公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で開始した。入場は無料。
Inter BEEは、最新の映像、放送、通信、音響、照明、メディアビジネスの最新技術が一堂に集結するとともに、コンテンツを中核として「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の領域を網羅する新しいメディアコミュニケーションとエンターテインメント総合イベントとして成長している。
今年は、9月27日時点で過去最多となった前回の出展数1152社を上回るペースでの出展申し込みがあり、最終的には過去最大規模での開催となることを見込んでいるという。
今回の新たな取り組みとしては、放送・通信・ライブを通じたキーコンテンツとして進化・変革するスポーツコンテンツをテーマに、基調講演のセッションと特別展示を実施する。展示ホールでは、スポーツコンテンツの制作・中継・配信を変革する最新の技術、ソフト、ツール、サービスなどを披露する特別展示「INTER BEE SPORT」を企画している。
「INTER BEE FORUM」の注目キーワードは、スポーツ、AI、5G、IP化、4K8Kコンテンツ制作、ラジオ経営など。多彩なテーマで合計100以上のセッションを展開する。


●DCEXPOも入場登録を開始/デジタルコンテンツ協会
デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにした国際イベント「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)2019」(11月13-15日。幕張メッセ)の展示・コンファレンス・入場登録を公式ウェブサイト(dcexpo.jp)で開始した。
なお、DCEXPOの入場には、別途、同時開催の「Inter BEE 2019」の入場登録が必要になる。

2019/09/302019年9月30日

● 民放連賞技術部門 フジテレビが最優秀賞 新SNGシステムで

2019年日本民間放送連盟賞がこのほど決定した。技術部門では、フジテレビジョンの「衛星回線の高効率化・IP化・運用自動化を実現した新SNGシステム」が最優秀賞となった。
優秀賞は、テレビ北海道の「マスター運行支援システム」、TBSテレビの「音声認識による文字起こしエディタ『もじこ』」、日本テレビ放送網の「画像認識AIを用いた番組応用と展開」、朝日放送テレビの「空間認識技術を活用したバーチャルスタジオ用センサーMoVR」、山陰放送の「FM送信システム」、RSK山陰放送の「ブラウザの自動制御を用いたオンライン搬入ラジオCM管理システム」、技術奨励賞は、山形放送の「テロップ校正支援ソフトウエア」がそれぞれ受賞した。
最優秀賞のフジテレビ「新SNGシステム」は、衛星伝送方式にDVB-S2X、映像圧縮方式にH.265/HEVCを採用することで、データ伝送効率を飛躍的に向上。1トラポンあたりHD12
chの伝送が可能となった。また、衛星回線をIP回線として使用できるよう改良したため、衛星回線を使ってインターネットに接続することや、双方向の通信も実現できる。


● 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード 富山県ケーブルテレビ協議会が大賞 伝統芸能をリレーで伝える

日本ケーブルテレビ連盟は12日、第45回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードの贈賞式を、東京都世田谷区のイッツコム・スタジオ&ホール二子玉川ライズで開催した。同番組アワードは、全国のCATV事業者が独自に制作する「ふるさと発」の優れた番組を顕彰し、地域における映像情報文化のさらなる発展を目指すもの。
番組アワードは、映像作品として優れた番組を審査する「コンペティション部門」、地域密着のCATVならではの制作に取り組んでいる番組を審査する「コミュニティ部門」、4K制作の推進を図る「4K部門」、応募者の裾野拡大や制作者の育成を目的とした「新人賞部門」の4つの部門から成る。応募作品数は、コンペティション部門51本、コミュニティ部門72本、4K部門19本、新人賞部門36本、合計178本に上った。
6月から予備審査を経て最終ノミネート25本の作品に絞り、8月1日の本審査会において、すべての部門を対象にグランプリ総務大臣賞、準グランプリを選考し、各部門賞も決定した。
◆昨年に続き共同作大賞
贈賞式では、全国CATV事業者の番組制作関係者など約250人が集う中、各賞を発表。グランプリ総務大臣賞には、富山県ケーブルテレビ協議会『シシ年だョ!富山の獅子舞大集合』が輝いた。協議会加盟8局(高岡ケーブルネットワーク、ケーブルテレビ富山、となみ衛星通信テレビ、NICETV、能越ケーブルネット、Net3、射水ケーブルネットワーク、みらーれTV)による共同制作。富山県内で広く普及し、その数日本一と言われる伝統芸能「獅子舞」を採り上げ、8局が各地の獅子舞をリレーで紹介。地域性を発揮しつつ、全国に発信できる番組づくりが高く評価された。なお、昨年の大賞もケーブルテレビ徳島と池田ケーブルネットワークの共同制作番組だった。
また、昨年より加わったNHK国際放送局の選考による「NHK WORLD-JAPAN賞」は、吉備ケーブルテレビ『吹屋の燈(AKARI)~株式会社吹屋の選択~』に贈られた。海外に届けたい良質な日本の地域発コンテンツとして、NHK WORLD-JAPANで放送されることになる。
各部門による最終ノミネート25作品の受賞結果は [別表] のとおり。これらの受賞作品で許諾を得た作品は、CATV事業者によるコンテンツ流通システム「AJC-CMS」で、全国のCATVで放送できるよう配信し、広く視聴できるようにする予定。
◆重賞者がコメント
グランプリの富山県ケーブルテレビ協議会・中島英樹氏(能越ケーブルネット)は「こうして地域の文化を伝えることで、若い人たちが地元に戻ってくる機運になるといい」と述べた。
準グランプリのケーブルワン・小杉裕子氏は「なかなか知られることのない地道な作業に真摯な姿勢で向き合う方々を、これからもクローズアップしていきたいと新たな思いになった」と話した。
最優秀新人賞の倉敷ケーブルテレビ・小西陶子氏は「8カ月間の被災地の取材を、少しでも多くの人に見てもらえる機会となったアワードが特別な思いになった。これからもケーブルテレビならではの距離感と、ありのままを伝えることを心掛けて、被災地の取材を続けたい」と語った。


● 京都でワークショップ開催 映画の復元と保存を学ぶ 次世代に活躍する人材育成へ

「映画の復元と保存に関するワークショップ2019 IN KYOTO」実行委員会(事務局=IMAGICA Lab内)は、11月15-17日にワークショップを京都市内で開催するにあたり、10月4日から参加の受け付けを開始する。
このワークショップは、映画をはじめとする動的映像の復元と保存に関する最新情報や現状、今後の映像アーカイブの課題について考え、参加者同士のネットワークを広げ、次世代に活躍する人材育成を目的とし、2016年(東京開催)から毎年実施している。
今年は、京都府京都文化博物館を復元映画上映会場とし、京都経済センターをメイン会場に開く。かけがえのない文化遺産である映画・映像を次世代に継承し、未来の映像文化をより豊かなものにするために、業界関係者、一般企業、学芸員、研究者、学生、映画ファンなど映画・映像保存に関心を持つ人の参加を募る。
【日程・会場】
[1日目] (復元映画上映)▽11月15日/11時-18時▽京都府京都文化博物館(京都市中京区高倉通三条上ル東片町623ー1)
[2日目] (実習)▽16日/13時-16時50分(ただし実習内容により所要時間が異なる)▽京都経済センター 3階会議室(京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78)▽17時30分から懇親会を開く(希望者のみ/会費4000円)
[3日目] (講義)▽17日/10時30分-16時30分▽京都経済センター 6階会議室
【受講料】▽全日程=一般9000円/学生4500円▽1日券=一般3500円/学生=1750円
【定員】復元映画上映150人、実習166人(実習内容ごとに定員あり)、講義170人
【申し込み期間】10月4-13日(ただし定員に達し次第締め切る)
【申し込み・詳細】https://ws2019kyoto.peatix.com
【問い合わせ】IMAGICA Lab内「映画の復元と保存に関するワークショップ」実行委員会事務局(大阪市北区/TEL:06-6353-2195/Eメール=suzuki.hiromi@imagicalab.co.jp


● 現地発表内容を報告 最新製品の情報伝える/アビッドがPost IBC2019

アビッドは、「IBC2019」(オランダ・アムステルダムで開催)での最新情報を報告するセミナー「Avid Post IBC2019」を10月3日に都内で開く。
同セミナーでは、将来にわたって必要とされる機能を再検討し、新しいユーザーインタフェースで登場した「Media Composer 2019」のさらなる進化や、IBC2019での発表を含むアビッドプラットフォームの最新情報について伝える。
さらに、オンデマンドでのメディア制作を可能にするクラウドサービス「Avid|Edit On Demand」など、より具体的になってきた最新クラウドソリューションがメディア業界に与える影響と、これからのクラウド活用について考察する。
特別講演として、日本マイクロソフト クラウドソリューションアーキテクトの大川高志氏が登壇し、グローバルにクラウドサービスをけん引する「Microsoft Azure-IBC2019アップデート」について解説する。
【日時】10月3日/15-17時
【会場】ベルサール六本木 グランドコンファレンスセンターRoom C+D(東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー9階)
【申し込み・詳細】https://connect.avid.com/PostIBC2019_JP.html


● 画像処理の最先端技術 各分野の活用事例を解説/JAVCOMがセミナー

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、セミナー「時代をよむ! 明日はもっとおもしろい 最先端技術で、見えないものが見えてくる!!」を10月18日に都内で開く。
いまや人々の生活に浸透している存在になっている画像処理技術には、数々の最先端技術が採用されている。今回のJAVCOMセミナーは、多方面から講師を招き、その技術について解説する。
講演内容は「監視カメラ市場における画像解析の活用例」(JVCケンウッド 公共産業システム事業統括部ソリューション第1推進部1グループ グループ長/椎名素巳郎氏)、「社会に浸透する、生体認証を用いたソリューション・サービスのご紹介」(NEC デジタルビジネス基盤本部シニアエキスパート/手塚宏氏)、「5G時代のスポーツ観戦に向けた映像処理・伝送技術」(KDDI総合研究所 超臨場感通信グループ グループリーダー/内藤整氏)。
【日時】10月18日/14時-17時30分
【会場】富士フイルム 西麻布ホール(東京都港区西麻布2-26-30)
【会費】JAVCOM会員社、後援団体会員社5000円、一般参加者7000円
【申し込み・詳細】http://javcom.or.jp


● 東京で製品セミナー開く/ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアルは、「製品セミナー in 東京」を10月9、10日に開く。1日5部制で両日とも同じ内容、定員は各回42人となっている(参加無料)。
[第1部] 「BrightSignセミナー(基礎編)」9時30分-10時30分
[第2部] 「GeoBoxエッジブレンディングプロセッサー製品セミナー」11-12時
[第3部] 「BrightSignセミナー(応用編)」13時30分-14時30分
[第4部] 「Matroxストリーミング製品セミナー」15-16時
[第5部] 「GeoBoxエッジブレンディングプロセッサー製品セミナー」16時30分-17時30分
(第2部と第5部は同じ内容)
【会場】ベルサール新宿住友スカイルーム Room8(東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル47階)
【申し込み】(1社あたり最大3人まで)https://jmgs.jp/inquiry/seminar-contact.html
【詳細】https://jmgs.jp/news/jm_seminar191009_10.html

2019/09/162019年9月16日

●11月17-20日に「SIGGRAPH Asia 2019」 最新のCG・対話型技術が集結 オーストラリアでの開催は初

最新のCGや対話型技術が集まる「SIGGRAPH Asia 2019」(以下、シーグラフアジア)が、11月17-20日にオーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンのブリスベン・コンベンション&エキシビションセンターで開催される。このイベントには、デジタルイメージング、アート、光学、アニメーション、対話性、画像認識、クリエイティブAI、教育、そして新興技術(エマージング・テクノロジー)に関する最新の研究成果とその研究者が集結する。主催者は、60以上の国と地域から1万人近くの来場者を見込んでいる。
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世界各地から集うクリエイターは、発想を相互に交換したり、新しい協力関係を構築したりする。実行委員長のトーマス・ベドナーズ氏は「芸術家や科学者にとって、シーグラフアジアは特別な場所だ。すべてのエネルギーがCGと対話型技術に向かうことは、芸術家や研究者にとって『第2の家』となる。今年のシーグラフアジアは、あらゆる人々に刺激を与えるように注意深く構成されており、逃すことができないイベントになるだろう」と述べている。
オーストラリアでシーグラフアジアが開催されるのは、今回が初めて。夢を描くことによる力と、知識と形の始まりに対するオーストラリア先住民の信ずるところに触発された『ドリーム・ゾーン』をテーマとする。
ベドナーズ委員長は「このイベントは、われわれのすべての夢が収束する場所だ。CGと対話型技術を使って誰もが夢を描ける。技術が芸術、科学、デザイン、工学の可能性を推し進め、われわれの情熱と、われわれが大切にしているものとが、つながるようになる」と述べている。
シーグラフアジアには、アイデア、ソリューション、テーマ、論文の発表や、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を含む作品を発表したい専門家や学術関係者、そして芸術家たちが集まる。
今年はシーグラフアジアとして初のデモシーン・プログラムを実施し、「コモドールC64」(1980年代初頭の8ビットPC)を使ってグラフィックスが学習できる。
開催地のオーストラリアは、ポストプロダクションやVFX(特殊視覚効果)産業が盛んで、多くの新興企業がクイーンズランド州に拠点を構える。国内経済の堅調な成長は、ILMやミルフィルムなどの国際的な企業を引き付けた。
オーストラリアの主要なスタジオには、アニマルロジック・エンタテインメント、Alt・vfx、カッティング・エッジ、メソッド・スタジオ、ルマ・ピクチャーズなどがある。また、没入型技術の主導的研究機関でもオーストラリアは知られている。
シーグラフアジア参加登録は、専用ウェブサイト(sa2019.siggraph.org/registration)からできる。なお、早期割引は9月28日に終了する。
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主な講演者
◆ドナ・J・コックス教授
米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の教授で、データ可視化とサイエンティフィック・ビジュアライゼーションの草分け的存在で、コンピューターアーチスト、デザイナー、作家として国際的に知られる。今回は「地理空間マッピングの革命」と題した基調講演に登壇する。
同教授は、芸術・デザイン学部における初のマイケル・エイケン寄付講座教授であり、先端可視化研究所(AVL)の所長、同校に設立されている国立スーパーコンピューター応用研究所(NCSA)の研究教育担当副センター長でもある。また、NCSAの芸術メディア(eDream)研究部門にある新興デジタル研究教育施設の施設長も務める。
◆ジェフリー・ショー氏
ニューメディア・アート登場以来活躍しており、1960年代の映画とインスタレーションのパラダイムを現在の技術に基づき仮想化した形式に拡大した。ショー氏は「現在、過去、現在の未来-デジタルメディア・アートの具体化された実践」について講演する。
◆インディゴ・キレツ氏
VRとVFXアーチストであり、継続教育、CGリソース、デモシーン・コミュニティーの提唱者でもある。同氏はデモシーンを通じてCGを学び、2000年代半ばは産業用VRに従事した。
その後、手続き型植生および景観生成のテクニカルアーチストとしてピクサーに入社、『ブレイブ(邦題=「メリダとおそろしのもり」)』でVES賞を受賞した。その後、VR短編作品のVFXスーパーバイザーとしてOculusに参加し、VRアニメーションツール「Quill」を開発した。
キレツ氏は、CGに関する記事を100本以上発表している。また、CGのソーシャルプラットフォームであるシェーダートーイの共同設立者であり、400を超えるシェーダーを提供している。
【シーグラフアジア2019の詳細】https://sa2019.siggraph.org


●ブライトコーブが無料セミナー 動画マーケティングを学ぶ パネル討論も 事例を交えて解説

ブライトコーブは、企業の広報担当者、動画マーケティング担当者、動画制作担当者などを対象にした無料セミナー「VIDEO MARKETING SALON~改めて考える 動画マーケティングの最適化~」を9月26日に開く。
講演「カスタマージャーニーから考える、動画マーケティングの最適化」(ブライトコーブ/大野耕平氏)では、動画広告などを含み51種類の使い方が存在すると言われている「動画」について、どのようなものがマーケティング施策に寄与するのか、事例を交えて解説する。
「海外事例から見る、動画の大量制作に必要な考え方」(90 Seconds Japan/南健一氏)では、5年後には今の倍以上の規模になると予測されている日本の動画広告市場において、現状の体制や手法でその本数を作ることは難しくなることから、海外企業の事例をもとに、大量に作るために必要な考え方や進め方、コンテンツなどについて学ぶ。
続いてパネルディスカッションを開き、具体的な対策について意見を交す。パネラーは、三井住友DSアセットマネジメント/阿部勲氏、オリックス グループ広報部宣伝チーム主任/大塚孝裕氏、90 Seconds Japan セールスグループリーダー/太田壮風氏、モデレーターは、ブライトコーブ/大野耕平氏。
【日時】9月26日/15-18時
【会場】LEAGUE神保町 Event Space(東京都千代田区神田神保町2-3-1 神保町ブックセンター1階)
【定員】50人
【申し込み締切】9月23日
【詳細・申し込み】videomarketingsalonoptimisatio.splashthat.com


●スチューダー・ジャパン ヒビノの組織内に統合 サポート体制を強化

ヒビノプロオーディオセールスDiv(ヒビノ)は、サポート体制の強化と業務の効率化のため、ヒビノグループのスチューダー・ジャパン-ブロードキャストを10月1日付で組織内に統合する。これにより、スチューダー・ジャパン-ブロードキャストが取り扱いをしているSTUDERや映像商品の販売およびサポートは、今後ヒビノプロオーディオセールスDivが担う。
【統合による組織変更】
▽ [統合前] スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト 営業部(STUDER製品)↓ [統合後] ヒビノプロオーディオセールスDiv東京第一営業部ブロードキャスト営業チーム
▽ [統合前] スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト 映像システム部↓ [統合後] ヒビノプロオーディオセールスDiv映像システム部(新設)


●第47回勉強会を10月4日に開催/映テレ協会 大阪支部

日本映画テレビ技術協会(MPTE)大阪支部は、「MPTE第47回勉強会」を10月4日に開く。テーマは、①「Video over IPの基礎とその最新動向について」(グラスバレー)、②「Pixellotカメラによる中継制作の概要とAIカメラの可能性」(アイネックス)、「NHKアーカイブス 16ミリフィルムの4K化、そしてカラー化の取り組み最前線」(NHK知財センター)となっている。
【日時】10月4日/13時-17時30分
【会場】毎日放送 M館(本館)1階 ちゃぷらステージ(大阪市北区茶屋町17-1)
【参加費】協会会員は無料、非会員2000円
【詳細・申し込み】http://www.mpte.jp/outline/bukai/mpte/-4 7.html


●CM出稿の新方式「ASS」 今後の広告取引を展望/次世代メディア研究所がセミナー

次世代メディア研究所は、2019年セミナー「ASSの挑戦~今後の広告取引を展望する~」を9月27日に開く。
テレビの広告出稿での新方式・ASS(Advance Spot Sales)が注目されている。これは、スポット枠に設定されたCM枠を、各種視聴データに基づき15秒CM1本単位で購入できるシステム。CMの効果を上げる施策の1つで、今夏に開発された「枠ファインダ-」により、ASSはさらなる進化を始めている。
この取り組みで、テレビ広告費の下落に歯止めはかかるのか、スポンサーの要求にテレビはどこまで応えられるのか、広告取引はどう進化していくのか-。日本アドバタイザーズ協会(JAA)電波委員会委員長とASSをつくり出した日本テレビの担当者により、テレビ広告の現状と今後の可能性を議論する。
講師はJAA常務理事 電波委員会委員長の小出誠氏と、日本テレビ放送網 営業局総合営業センタースポット班デスクチーフの巽直啓氏。モデレーターは次世代メディア研究所の鈴木祐司代表。
【日時】9月27日/16時-18時30分
【会場】ネオマーケティング セミナールーム(東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル)
【受講料】法人会員契約企業は契約人数まで無料、一般参加は2万円
【詳細・申し込み】http://jisedai-media.main.jp/home/seminar


●セミナー「米国市場でのアニメ関連IP展開戦略」

映像産業振興機構(VIPO)が9月25日に開く。DeNA、バンダイナムコスタジオ、ブシロードで北米向けのIP(知的財産)展開をしてきたブシロード社執行役員の中山淳雄氏を迎え、北米における成功するIP展開のヒントを北米のアニメイベント、動画配信、モバイルゲーム市場の動向、およびアニメ関連IPの歴史と実体験に基づき、その成功と失敗事例を踏まえて講演する。
【日時】9月25日/午前の部:10-12時(午後の部は申し込み終了)
【会場】VIPO ホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【定員】50人
【参加費】無料(事前申込制:期限9月18日まで/定員に達し次第終了)
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/22551

2019/09/092019年9月9日

●プロジェクションマッピング国際大会 小田原城の城壁使い上映 9月20-23日に実施/PMAJが協力

神奈川県小田原市の北条早雲公顕彰五百年事業実行委員会は、2年間にわたる活動の集大成として、9月20-23日にプロジェクションマッピング(マッピング)世界大会「第8回プロジェクションマッピング国際大会~1minute Projection Mapping in 小田原城~」を、小田原城址公園内の小田原城の天守閣城壁を使って実施する。城壁をキャンバスにしたマッピング世界大会は初めてという。企画協力は、プロジェクションマッピング協会(PMAJ)。
プロジェクションマッピング国際大会では、世界中から集まった作品を厳正に審査し、一次審査を通過した20作品を上映する。その中から9月22日の公開審査を経て世界一が決定する。また招待作家のスペシャル作品上映や、中村獅童による歌舞伎とマッピングのコラボ作品の上映(20日のみ)なども実施する予定だ。
PMAJ代表理事の石多未知行氏は「この大会は、上映時間が1分台という短いマッピング作品を世界中から募集し日本で大会を開催している。これまで逗子(神奈川県)、新潟、佐世保(長崎県)、宮崎などで開催し、地域の活性化にも一役買っている」と話す。
世界から数多くのマッピング作品が集まるイベントは、国内ではこの大会が唯一となる。
今回、審査員としてタケナカ専務でシムディレクト社長の長崎英樹氏が初参加する。長崎氏は「日本のマッピンッグ業界が活性化することであれば、積極的に協力していきたい」と述べている。


●アジアフォーカス・福岡国際映画祭 多様なアジア映画を上映 特集・特別企画も 13-19日開催

「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019(第29回)」(主催=アジアフォーカス・福岡国際映画祭実行委員会、福岡市)が、9月13-19日に開催される。
同映画祭は、アジアを中心としたさまざまな国・地域の新作および日本未公開作品を、日本語と英語の字幕を付けて上映。映画を通して、アジアに対する理解と文化交流を促進する。福岡から優れたアジア映画を世界に発信し、新しい才能を発見、育成することを目的としている。
公式招待作品は12作品を上映。そのほか、独自の文化圏で生まれた東南アジアの作品を集めた「東南アジア・リージョナル」特集や、「チャン・リュル監督」特集、日本映画特集「モダニズムヘの愛と憎しみと 監督・藏原 惟繕」、特別上映「2019年日・イラン 外交関係樹立90周年記念上映」「福岡・イポー姉妹都市締結30周年 ヤスミン監督没後10年記念上映」などを実施する。
また、特別企画として、フィリピン映画界の巨匠ブリランテ・メンドーサ監督による「マスタークラス」を開く。手持ちカメラによる臨場感ある映像、ノイズも含めた生々しく湧き上がる音、脚本によらないセリフや演技を引き出す演出など、確立した独自の映画制作の技法や映画に対する同監督の思いを聞き、直接質問もできる。そのほか、映画祭ゲストによるシンポジウムも企画している。
【日程】9月13日(オープニング・セレモニー、オープニング上映のみ)、14-19日(一般上映)
【料金】1作品券(前売1100円/当日1300円)、5作品券(同4400円/同5500円)、フリーパス(1万1000円/1万3000円)など
【主要会場】キャナルシティ博多内 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(福岡市博多区住吉1-2)
【詳細】www.focus-on-asia.com


●子供向け娯楽産業見本市 来年2月に米国で開催 日本ブース参加企業募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「コンテンツ関連ビジネスマッチング事業」の一環として、2020年2月10-13日の日程で、北米最大のキッズエンターテインメント産業見本市「キッズスクリーンサミット(Kidscreen Summit)」フロリダ州マイアミにおいて、「ジャパンブース」を昨年より規模を広げ出展するにあたり、参加企業を募集している。
今年2月のキッズスクリーンサミットでは6社の日本企業がジャパンブースに参加し、海外マーケットへ自社コンテンツを展開するため、4日間の会期で合計115件の商談を実施したという。
キッズスクリーンサミットでは、商談のほか、大手バイヤーが求める作品やビジョンについて聞けるセッションや、1対1でピッチングができるセッションを通して、通常ではアポが取りにくいテレビ局や配信プラットフォームとコンタクトを取ることが可能。また、各種ネットワーキングイベントにおいては、北米をはじめとした他国のマーケット情報を多く吸収できる。
北米市場からグローバルな展開を考えているキッズ向けコンテンツを持つ企業にとっては、パートナーを探す絶好の機会になるという。
申し込み期限は9月20日17時まで。
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/22542


●9月25日に名古屋でセミナー 「技術」の基礎学ぶ 映テレ協会 中部支部

日本映画テレビ技術協会 中部支部は、中部映像関連事業社協会および日本アド・コンテンツ制作協会中部支部と共催で、9月25日に無料セミナーを開く。
テーマは「技術の正体」で、講師はZaxx代表取締役の舘英広氏(日本ポストプロダクション協会理事)。技術現場スタッフに限らず、営業活動、制作業務に携わる業界関係者も「今さら聞けない技術」を学ぶ機会となる。
【日時】9月25日/第1部15-19時
【会場】中京テレビ放送1階プラザC(名古屋市中村区平池町4-60-11)
【申し込み・詳細】https://www.mpte.jp/outline/branch/cyubu/post-82.html


●第26回日本プロ音楽録音賞 各部門の作品を募集 12月6日の授賞式で各賞発表

第26回日本プロ音楽録音賞運営委員会は、「第26回日本プロ音楽録音賞」開催にあたり、応募作品の受け付けを実施している。
日本プロ音楽録音賞は、音楽文化と産業の発展の一翼を担う録音エンジニアが制作し応募した音楽録音作品について、エンジニアが有する音楽に対する感性、技術力などを評価。それにより、授賞対象優秀作品および最優秀作品、ベストパフォーマー賞、ニュー・プロミネントマスター賞を選定し、これに携わり制作を担ったエンジニアおよびベストパフォーマーのアーチストを顕彰することで、エンジニアの技術の向上と次世代エンジニアの発掘を図ることを目的としている。
今年で第26回を迎える日本プロ音楽録音賞、12月6日に東京・麹町のTOKYO FMホールで開催される授賞式において、各賞を発表する。
対象作品は、(1)CD部門、ハイレゾリューション部門のパッケージメディアおよび放送部門の放送メディア作品、(2)ハイレゾリューション部門(2chステレオおよびマルチチャンネルサラウンドのノンパッケージ作品)、(3)アナログディスク作品。
応募資格者は、(1)自薦=応募作品の制作に主要な役割を担ったエンジニア(マスタリング・エンジニアを含む)、(2)推薦=レコード会社・音楽出版社・番組制作会社などのディレクター、プロダクションの担当者、ミュージシャンなどを含めた制作関係者、および運営委員会が推薦を依頼した関連各社。
応募の受け付けは、9月26日まで。
【申し込み・詳細】https://www.japrs.or.jp/pro_rec

2019/09/022019年9月2日

●デジタルコンテンツ白書発刊 6日にセミナー 市場動向を解説/DCAJ

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、「デジタルコンテンツ白書2019」発刊セミナーを9月6日に開く。同白書の主要項目から、2018年のコンテンツ産業の市場規模の分析および、特集「動画の時代へ ~伸張するネットワークメディアで流通するコンテンツの全体像~」について解説する。
続くパネルディスカッションでは、成長している動画配信市場に焦点を当て、配信事業にかかわる有識者がパネラーとして参加し、現状の取り組みについての講演と意見交換をする。
【プログラム】①主催者あいさつ、②「日本のコンテンツ産業の市場規模2019」について(デジタルコンテンツ協会 調査部主任/岩井美樹氏)、③特集「動画の時代へ~伸張するネットワークメディアで流通するコンテンツの全体像~」について(デジタルコンテンツ白書編集委員長、専修大学文学部ジャーナリズム学科教授/福冨忠和氏)、④パネルディスカッション「ネットワーク市場で伸張する動画配信ビジネスを展望する」▽パネリスト=川瀬健氏(AbemaTV 広告本部営業局局長)、佃田淳氏(エイベックス通信放送 コンテンツ管掌執行役員)、中山淳雄氏(ブシロード執行役員、早稲田大学ビジネススクール 非常勤講師)▽モデレーター=福冨忠和氏(デジタルコンテンツ白書編集委員長、専修大学文学部ジャーナリズム学科 教授)
【日時】9月6日/14-16時30分
【会場】城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス3号館2階3201教室(東京都千代田区紀尾井町2-3-20)
【受講料】DCAJ法人会員は無料、そのほか(一般)は3000円
【定員】120人
【申し込み・詳細】http://www.dcaj.or.jp/news/2019/08/2019-4.html


●先端映像技術とのコラボ主体とした展示会を開く/パナソニック映像

パナソニック映像は9月5、6日の両日、空間演出・VR/ARソリューションをはじめ、先端映像技術とのコラボレーションを主体とした企業向け展示会「PRIVATE SHOW 2019」を開催する。
「共創」をテーマに、5G/8K時代における、映像の新たな可能性をさまざまな形で提示。展示のほか、5G.8K.4Kパノラマビジョンウォールのライブストリーミング実証を体感する「TENNOZ Rim トークセッション」も開く。
協力は、パナソニック、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、Landa、Tryfunds、三菱地所レジデンス、寺田倉庫、オーエス、アユート、北辰、パソナ・パナソニックビジネスサービスほか。
【日時】9月5日/10-18時、6日/10-17時
【会場】パナソニック映像/TENNOZ Rim(東京都品川区東品川1-3-12)
【参加申し込み】https://www.panasonic.co.jp/cns/sec-docs/pvi/entry_form


●メディアとロボティクス 研究開発の方向性考察/URCF、TBSが共同セミナー

超臨場感コミュニケーション産官学フォーラム(URCF)のURI-WG(Ultra Reality Interfaceワーキンググループ)は、TBSと共同でセミナー「メディア&ロボティクス」を9月13日に開く。
URI-WGでは、メディアとコミュニケーションロボットとの連携をメインに、VR/AR、AIなどの最新技術によるインタフェースについて、企業や大学で構成したメンバー間で情報交換を定期的に実施している。
WGスタートから3年が過ぎ、チャットボットやAIスピーカーなど広義のコミュニケーションロボットも含めると、メディアとの連携は確実に進展しており、いくつかの放送局がコミュニケーションロボットの活用に取り組んでいる。
セミナーでは、これらの最新状況を取りまとめ、今後のメディアとコミュニケーションロボット研究開発の方向性を考察する。聴講料無料。
【日時】9月13日/13時-18時20分(18時30分からライトパーティ-=参加費2000円)
【会場】THE HEXAGON(8階)イベントスペース(東京都港区赤坂5-4-7)
【定員】100人
【詳細】https://www.urcf.jp/news/2430


●韓日コンテンツビジネスフォーラム「5G時代、デジタルコンテンツと韓日協業の活路」

主催は、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)。講演は、2018年平昌冬季オリンピック開会式総演出を担ったヤン・ジョンウン氏による「5G時代、新しいエンターテイメントとは?」をはじめ、「PUBGの事例から見たe-スポーツの展望」(PUBG Mobile Division本部長/イム・ウヨル氏)、「Galaxyが描く、新時代のコンテンツサービス戦略」(サムスン電子 無線事業部/リム・ジンス氏)を実施。引き続き、パネルディスカッション(モデレーター=慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/中村伊知哉氏)を開く。参加費無料。
【日時】9月4日/17-19時(19時から交流会)
【会場】駐日韓国文化院 ハンマダンホール(東京都新宿区四谷4-4-10 2階)
【申し込み】eventregist.com/e/kocca


●Too主催「あにつく2019」

アニメ制作を目指す次世代クリエイターを対象に、2D作画ソフトの運用や3Dアニメーション技術の解説から、作品のメイキング、人材発掘・育成までを目的としたアニメ制作技術に関する総合イベント。一部のセッションを除き参加無料(事前登録制)。
【日時】9月28日/11-18時
【会場】UDX GALLERY NEXT/UDX GALLERY/UDX THEATER(東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 4階)
【詳細】https://www.too.com/atsuc/2019

2019/08/262019年8月26日

●衛星画像用いた雲画像予測コンテストを開催/ウェザーニューズ、SIGNATE

ウェザーニューズ(千葉市美浜区)とSIGNATE(東京都千代田区)は、気象データへの理解および衛星データの活用促進を目的に、衛星画像を用いた雲画像予測コンテスト「Weather Challenge:雲画像予測」を19日から開催している。
同コンテストは、衛星雲画像データから、未来の雲画像を予測するというもので、11月20日までオンライン上で実施する。入賞者の発表は12月中旬を予定しており、総額100万円の賞金を授与、表彰式に招待する。
3カ月にわたるコンペの進捗は、ウェザーニューズのバーチャルお天気キャスター「ウェザーロイドAiri」(正式名称:WEATHEROID TypeA Airi)が、オンライン番組『ウェザーニュースLiVE』で随時報告、コンペの進行の様子を伝える。
「ウェザーロイドAiri」は、2012年から同番組に出演中。その『ポンコツっぷり』が話題となり、視聴者に「ポン子」の愛称で親しまれている。18年5月にはVTuberとしてYouTube公式チャンネルを開設し、19年2月25日にチャンネル登録者数7万人を達成した。
なお、コンテスト申し込みには、SIGNATEの会員登録が必要。
【コンテスト応募・詳細】https://signate.jp/competitions/169


●第176回「CRIフォーラム」 「ローカル5G」の動向探る 実証実験についても報告

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第176回「CRIフォーラム」を9月12日に開き、国内で5G(第5世代移動通信システム)の商用化が迫るなか、今秋以降と言われている「ローカル5G」の免許申請の状況も踏まえ、関係者を招きCATVにおける5G利活用について考察する。
総務省では「ローカル5G」の技術的検証を終えており、早ければ秋から年内にかけ「ローカル5G」の免許申請の受け付けを開始する計画だ。そこで住友商事と「地域ワイヤレスジャパン」では、「ローカル5G」事業化に向けての技術課題や事業性を検証するために、今年6月から8月にかけて、都内2カ所と神奈川県横須賀市、長野県安曇野市、松山市の計5カ所において「ローカル5G」の実証実験を実施した。
実験は、CATVの光ファイバー網に5G基地局を設置し、半径数百メートルの範囲に電波を飛ばす「ラストワンマイル」対策としての活用を検証するもので、結果は「高速ネット通信が導入されていない既存の集合住宅などにも低コストで導入できることが実証できた」としている。
今回のCRIフォーラムでは、住友商事 メディア事業本部ケーブルテレビ事業部長の小竹完治氏が、「ローカル5G」の実証実験について報告、総務省 電波部移動通信課の大塚恵理課長補佐が「地域での5G早期実現に向けての取り組み」について説明する。
【日時】9月12日/14時30分-17時
【会場】日本プレスセンタービル10階(日本記者クラブ)ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円、非会員1万5000円
【申し込み・問い合わせ】Eメール=cri@cri-info.jp


●第41回「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」

メインプログラムの自主映画のコンペティション「PFFアワード2019」は18作品を上映。上映後、来場監督を迎えてのトークイベントも開く。コンペティション部門と同時に、国内外の多彩な映画を招待上映する。
招待作品部門では、カンヌ国際映画祭の批評家週間とのコラボレーション企画「カンヌ映画祭批評家週間って何?」を実施する。
チケットは「チケットぴあ」で販売中。
【主催】国立映画アーカイブ、PFF、川喜多記念映画文化財団、ユニジャパン
【開催期間】9月7-21日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU/小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://pff.jp/41st


●大阪アジアン映画祭 上映作品の募集を開始 20年3月6-15日開催

「第15回大阪アジアン映画祭(OAFF)」が2020年3月6-15日に開催されることが決定、併せて上映作品の募集を開始した。OAFFの上映作品は、「アジア(日本を含む)の作品であること。または、アジアと深い関係を有する作品であること」が全部門共通の条件となっている。賞金はグランプリが50万円、来るべき才能賞が20万円。応募締め切りは12月2日。
近年、日本映画に関しては、OAFFでの上映をきっかけとして、海外の国際映画祭での上映につながるケースが増えている。また、OAFFで上映後、配給などが決まり、日本劇場公開に至った作品も数多いという。一方、海外からの作品募集に関する問い合わせも年々増え、日本の配給会社からの注目も高まっているとしている。
なお、上映作品については、プログラミング・ディレクターの暉峻創三氏が全作品を決定する。
【応募方法・詳細】http://www.oaff.jp/2020/ja/outline/entry.html


●disguise セールスセミナー/アークベンチャーズ

シンユニティグループのアークベンチャーズは、同社が販売する「disguise(ディスガイズ)」のセールスセミナーを9月18日に都内で開く。プロデューサーやディレクターを対象に、disguiseの機能や活用方法について、事例を交えて解説する。参加費無料。
disguiseは、ステージデザイン、映像・照明演出などの各段階におけるリアルタイム3Dシミュレーションから本番の出力まで可能なメディアサーバー。シミュレーションしたものをそのまま本番で出力できるため作業を効率化する。また周辺機器との連携により、先進的かつクリエイティブなインタラクティブ演出や、大規模なショーのコントロールが可能になっている。
【日時】9月18日/16-18時
【会場】シンユニティ東京ラボ(東京都千代田区六番町1-9 シンユニティ東京ラボ5階)
【定員】15人
【申し込み・詳細】docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScFqOhnobVq49lO2ac6u8MxK1H_xPPI7rQmJ0TNMOxF-2ZgaA/closedform


●「京都映画企画市」の企画募集

京都府と映像産業振興機構(VIPO)が主催する第11回「京都映画企画市」の企画募集の締め切りが迫っている。
同事業は、時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的にした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテストになっている。
第一線で活躍する映像業界人を審査員に迎え、応募企画の中から書類審査において数作品を選定し、映画企画コンテスト(プレゼンテーション)で優秀映画企画を決定する。優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利を付与し、長編映像化のバックアップをしていく。
【企画内容】▽映画・映像制作者(監督およびプロデューサー)による作品企画▽劇場公開を目的とする、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画▽太秦のメジャースタジオをはじめとする、京都府内での撮影を想定した映画企画
【応募要件】▽権利処理がなされている、非公開の映画企画が対象▽過去に応募された映画企画の再応募も可能▽想定する制作予算などを提示▽日本語での応募書類作成およびプレゼンテーションが可能な人
【募集締め切り】9月5日必着
【申し込み・詳細】http://kyotofilmpitching.jp/application

2019/08/192019年8月19日

●日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード 最終ノミネート25作品決定 9月12日に各賞発表と贈賞式

日本ケーブルテレビ連盟(吉崎正弘理事長、東京都中央区)では、全国のCATVが制作する『ふるさと発』の優れた番組を称え、地域社会に根ざした映像情報文化のさらなる発展を目指し、毎年、「日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード」を開催しているが、このほど今年(第45回)のノミネート作品が決定、9月12日の贈賞式でグランプリなど各賞を発表し表彰する。
今年の番組アワードは、映像作品として優れた番組を評価する「コンペティション部門」、地域密着のCATVならではの制作に取り組む番組を評価する「コミュニティ部門」、4K制作の推進を目的とした「4K部門」、応募者のすそ野拡大や制作者の育成を目的に昨年新設した「新人賞部門」の計4部門で募集した。
応募作品数は、コンペティション部門51本、コミュニティ部門72本、4K部門19本、新人賞部門36本、合計178本に上った。
6月から7月にかけて予備審査・評価をし、8月1日の本審査会で最終ノミネート25作品を選定した。
番組アワードのイベントは、今年も2日間にわたって開く。初日は贈賞式の直前にノミネート25作品について各作品の制作者が自ら説明。レセプション後に実施する若手制作者を対象にしたナイトセッションでは、活用が進むドローン映像を題材に制作談義する場を設ける。
2日目は受賞作品を取り上げてディスカッションするコンテンツスタジアムを終日開催。応募や入賞を問わず、多くの制作者が参加、研修できる場として、CATV番組制作力向上に寄与する番組アワードを目指す。
【第45回 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード】
[1日目] (9月12日)「贈賞式」▽ノミネート作品ダイジェスト上映(12時45分-13時45分)▽第45回 日本ケーブルテレビ大賞 贈賞式(14-16時)▽グランプリ 総務大臣賞 受賞作品上映会(16時10分-17時10分)▽レセプション(17時30分-19時)▽ナイトセッション(19-21時)
[2日目] (9月13日)「コンテンツスタジアム」受賞作品を取り上げ、審査員による講評、制作者、来場者で番組制作の質問・意見を交わす▽AJC-CMS新システムの説明(10時-10時30分)▽コンテンツスタジアム/新人賞.4K部門(10時45分-12時)▽同グランプリ、準グランプリ(13時15分-14時)▽同コンペティション部門(14時15分-15時30分)▽同コミュニティ部門(15時45分-17時)
【会場】iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ(東京都世田谷区玉川1-14-1)
【参加申し込み・詳細】https://www.catv-jcta.jp/p/award/2019/index.html


●テレビ北海道が開局30周年記念 アニメイベントを開催 ライブ配信や収録放送も

テレビ北海道(TVh)は、今年10月1日の開局30周年を記念して、エー・ティー・エックス(AT-X)、スカパーJSATと共同で8月16、17日の2日間、Zepp Sapporo(札幌市中央区)で、アニメファンのためのアニソン・アニメトークイベント「ANIME SPARK!! -アニスパ- さっぽろアニソン夏まつり」(以下、アニスパ)を開催する。
アニスパは17日が本祭となり、午後2-7時の会場内の様子は、テレビ東京ホールディングスとTBSホールディングスが出資するプレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営する動画配信サービス「Paravi」で5時間にわたってライブ配信する。
また、イベントの様子を収録したダイジェスト版なども制作し、後日TVh、AT-X、スカパーで放送する予定になっている。


●Innovative Technologies 2019 優れたコンテンツ技術発掘  先進性・独創性を評価 11月13-15日 DCEXPOで展示・表彰/DCAJ

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、イノベーションによってコンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される技術を、発掘・発信する事業として「Innovative Technologies 2019」を実施、8件の優れたコンテンツ技術を採択した。すべての採択技術は、国内外の先進コンテンツ技術が集まる「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)2019」(11月13-15日、幕張メッセ/Inter BEE 2019と同時開催)において、展示・一般公開し、その製品化や産業応用に向けた出会いの場を提供する。
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「Innovative Technologies」は、革新的なコンテンツ技術の発掘・発信を目的に、2012年から継続している事業となっている。今年度もその成果を継承し、新たな表現やコンテンツビジネス創出につながる可能性のある技術を発掘・発信するために、DCAJの独自事業として開催している。
具体的には、産学からの応募および有識者による推薦のあった計69件から、優れたコンテンツ技術を8件選出した。選出にあたっては、有識者による審査委員会において、「独創性を有する」「先進性を有する」「表現としての新規性を有する」「市場創出の可能性を有する」という審査基準に基づいて厳正に審議したという。
今回採択されたコンテンツ技術は、「DCEXPO2019」で展示・公開し、会場内ステージでは技術説明と表彰式を実施する。
さらに、CGと対話型技術の国際学会「SIGGRAPH」(ACM主催)による審査対象となり、選考された場合には、「SIGGRAPH Special Prize」が贈呈されるとともに、翌年に米国で開催される「SIGGRAPH」の「Emerging Technologies」に出展する権利が付与される。
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・8件の採択技術・採択者
「Innovative Technologies 2019」採択技術は次のとおり(採択技術/採択者/技術概要の説明用URLの順)。
【電気刺激による味覚操作手法】東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター/大阪大学 前田研究室/明治大学 宮下研究室(drive.google.com/drive/folders/1FgO1lrNg02TBPmfXkF6V8ImsLSv_CR9P
【内科希少疾患のAI診断支援システム】自治医科大学 学長 永井良三/東京大学/プレシジョン/日本内科学会(www.naika.or.jp/meeting/1 1 6-info/ai_symposium2019
【ロボット用アパレルブランド ROBO-UNI】Rocket Road(robo-uni.com)
【液体レンズを用いた高速焦点追従投影システム】東京大学 石川妹尾研究室/東京工業大学 渡辺研究室(www.youtube.com/watch?v=T-pVMbcXKdA&t=2s
【パーソナルモビリティ型VR ライドデバイス「キックウェイ」】ハシラス(youtu.be/hXZdHnib4-M
【ライブウィンドウ:VR 空間内における複数の3D空間の同時表現技術】スクウェア・エニックス(drive.google.com/open?id=1dWgHBpShdWpOajWz6wcGAYn-sCilK1kq
【EXOS Wrist DK2】Exiii(exiii.jp/wrist-dk2)
【SottoVoce:超音波画像と深層学習による無発声音声インタラクション】東京大学大学院情報学環 暦本研究(lab.rekimoto.org/projects/sottovoce


●BrightSign製品セミナー 名古屋と大阪で「基礎編/応用編」/ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアルは、
「BrightSign製品セミナー」を名古屋会場(8月29日)および大阪会場(9月6日)で開く。
いずれも内容は、「基礎編」として、サイネージプレイヤーBrightSignの基礎的な使い方、GPIO(スイッチボックス・人感センサー)の設定例、iOS用アプリ「BrightSignAPP」の設定例について説明。「応用編」では、BrightSignを使った外部機器連動(BrightSignオプションモジュールキット)、BrightSign対応HTMLサイトとの連携、BrightControl機能(CEC制御)などについて解説する。
なお、10月上旬に東京会場で同様のセミナーの開催を予定している。
【名古屋会場】(8月29日)
[スケジュール] ▽第1部(基礎編)9時30分-10時30分▽第2部(応用編)11-12時▽第3部(基礎編)13時30分-14時30分▽第4部(応用編)15-16時(いずれも定員24人/第1部と第3部および第2部と第4部は同じ内容)
[会場] オフィスパーク名駅花車デザイン会議室906号室(名古屋市中村区名駅5-4-14花車ビル北館9階)
【大阪会場】(9月6日)
[スケジュール] ▽時間内容は名古屋会場と同じ(いずれも定員21人)
[会場] ハービスPLAZA5階 貸会議室6号室(大阪市北区梅田2-5-25)
【申し込み】(名古屋会場/大阪会場とも)https://jmgs.jp/inquiry/seminar-contact.html
【問い合わせ】ジャパンマテリアル・グラフィックスソリューション部/Eメール=seminar@j-material.jp
【詳細】https://www.jmgs.jp


●CEATEC 2019 「Society 5.0」の総合展 10月15-18日開催 公式サイトで入場事前登録

電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウエア協会の3団体で構成するCEATEC実施協議会は、10月15-18日の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催する「CEATEC 2019」の入場事前登録を、公式ウェブサイト(www.ceatec.com)で開始した。
同イベントは、これまでの「CEATEC JAPAN」という名称をグローバルに来場者・出展者が集う場として、2019年から「CEATEC」と改め、社会を変えていく原動力であるIoTなどのテクノロジーを活用した未来を発信する「Society 5.0の総合展」として実施する。
一企業を超えた「共創」を通じて新たな価値創出を目指す「CEATEC 2019」は、昨年に引き続き「つながる社会、共創する未来(Connecting Society,Co-Creating the Future)」を開催テーマに掲げ、未来社会のデザインを広く発信する。
また今回は、CEATEC全体を産業界の「オープンキャンパス」に見立て、基盤技術を支えるIT・エレクトロニクス産業やユーザー企業による課題解決の取り組みを「見て」「聴いて」「感じて」「考えて」もらう場として、Society5.0時代をけん引するIoT人材の育成を大きな柱に掲げ、1万人の来場を目指す。
企画展示「Society 5.0 TOWN」では、ANAホールディングスや関西電力、大阪ガスなどの初出展企業をはじめとする24社・団体が参画し、2030年の未来の「まち」で実現が見込まれる多様なサービスを披露する。
また、企業同士の共創事例を発信する「共創ゾーン」を初めて設け、従来の個社ごとの展示だけではない、新たなスタイルにも挑むという。


●乗り遅れないために知っておきたい、先進企業の動画活用セミナー~これからは、動画活用で業績を上げる時代~/サムシングファン

サムシングファンが東京・大阪で開催するセミナー。業種を問わず、自社ウェブサイトに動画・映像を活用したい人、既に活用しているが改めて活用方法を学びたい人を対象に実施。コンテンツを動画や映像で作成し、社内外向けに活用している先進企業の事例を交えながら、動画・映像活用のスタートに必要な知識やノウハウを伝える。また、最低限押さえておきたい動画市場の最新トレンドを解説する。
【東京会場】
[日時] 8月23日/15-17時、9月20日/15時-17時
[会場] ナレッジソサエティ(東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5階)
【大阪会場】
[日時] 9月9日/15時30分-16時30分
[会場] 大阪市中央区備後町3-6-2 大雅ビル3階
【申し込み・詳細】http://www.moviesupport.jp/seminar.html


●シネマ・エッセンシャル2019

国立映画アーカイブ(東京都中央区)が8月25日まで開催。所蔵のフィルムコレクションをベースに、日本映画の重要な監督から溝口健二、豊田四郎、増村保造、藤田敏八の4人を取り上げ、全12作品を上映する。
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/essential201907

2019/08/122019年8月12日

●全映協フォーラム2019 in 幕張 11月14日に開催 地方コンテンツの魅力訴求

全国地域映像団体協議会(全映協)は、「全映協フォーラム2019 in 幕張」を11月14日に千葉市美浜区の幕張メッセ国際会議場で開催することを決定した。
全映協は、全国の地方に基盤を置く映像関連団体が、地域を越えた情報交流促進を掲げ、新たな映像プロダクション像を求め活動している。
各種のコンテンツ発信は、インターネットを用いれば地域から世界へ簡単に発信できるなど、映像を取り巻く環境は多様性を増している。さらに国では日本の魅力を効果的に海外へ発信する事業も展開。この事業に同協会加盟団体も参加し、地方の魅力を海外へ発信している。
全映協フォーラム2019は「地方から映像配信の時代」をテーマにし、例年以上に各種映像コンテンツを駆使して、地方の魅力や可能性を国内外にアピールする大会を目指す。
今回のフォーラムでは、経産省から「コンテンツの現状と課題」、総務省から「コンテンツ政策の動向」について、それぞれ講演。また、日本映画テレビ技術協会によるプレゼンテーションを予定している。
引き続き、「全映協グランプリ2019」の結果発表・表彰式を実施し、フォーラム終了後には懇親会を開く。
・全映協グランプリの作品募集
全国地域映像団体協議会は、「全映協グランプリ2019」の作品募集を開始した。
応募対象は、2018年度(18年4月-19年3月)完成(学生部門は19年8月までに完成した作品)の国内作品で、各地域映像団体の推薦・応募によることが条件。
応募分野は、①番組部門②CM・キャンペーン部門③学生部門(高等学校・専門学校・短大・大学の部)④地域振興コンテンツ部門⑤デジタルコンテンツ部門の5部門となっている。
応募締め切りは8月30日18時必着。
【応募方法】
▽応募作品の収録媒体=1作品ごとにDVD5枚▽必要情報を記入した応募用紙5部(地域振興コンテンツ部門については「映像コンテンツ」とその「効果を検証した資料」を同時に5部提出)▽審査手数料(1作品につき1万円、学生の部は無料/地域映像団体単位で応募・振り込むこと)
【作品・応募用紙送付先】道洋行内 石川県映像事業協同組合事務局(石川県金沢市松島2-191)


●釜山映画祭の見本市に出展 個別ミーティング実施 映画企画を募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和元年度新コンテンツ創造環境整備事業(ビジネスマッチング事業)」のもと、今年度から映画プロデューサーの「企画ピッチ参加プログラム」をスタートさせた。その一環として、10月に韓国で開催される釜山国際映画祭の併設見本市「Asian Film Market」にVIPOブースの出展が決定。そのブースにおいて、ピッチング(個別ミーティング)をする映画企画を募集している。
釜山国際映画祭では、企画マーケット「Asian Project Market(APM)」が開催されている。そこでは、世界中から応募された数多くの長編映画企画の中から選ばれた約30企画のプロデューサーと監督が、世界から招待された出資者、映画祭担当者、プロデューサーなどを相手に、企画ピッチングを実施する。
Asian FilmMarketへ参加することは、APM同様に企画をアピールする絶好の機会となる。同見本市の開催期間中、VIPOブース内にミーティングテーブルを設け、そこで各国の映画関係者などと個別に応対する。ミーティング時間は、1件あたり30分。原則、事前のミーティングアポイントなどは各自で行う。
企画決定後、参加者に向けたオリエンテーションを実施する予定。応募締め切りは8月27日17時まで。
【見本市開催期間】10月5-8日
【会場】韓国・釜山 BEXCO Exhibition Center(VIPOブース内)
【募集企画数】3-5企画(応募書類に記載された内容を踏まえ、参加条件を満たしているかなどを考慮し、審査・選考する)
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/22480


●CM接触と来店との関係 視聴データ活用を考察/次世代メディア研究所

次世代メディア研究所は、セミナー「位置データでテレビは甦る!? ~CMのCVを説明できる時代へ~」を8月23日に開く。
テレビの視聴データを活用する新たなマーケティングの1つとして、CM接触と店舗来店との関係を明らかにするシステムが登場した。どの時間帯、どんな番組にCMを出稿すれば、効果が得られるかを『見える化』すると、CMの出稿の仕方が大きく変わる。
今回のセミナーでは、テレビCMとOOH(Out of home)などを連携して広告効果を上げるなど、位置情報の活用で最先端をいく2社の取り組みを報告する。
講師は、電通デジタル広告事業プラットフォーム2部部長の秋元健氏と、シナラシステムズジャパン ヴァイスプレジデントの松塚展国氏。
【日時】8月23日/16時-18時30分
【会場】ネオマーケティング セミナールーム(東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル)
【受講料】法人会員契約の企業は契約人数まで無料、一般参加は2万円
【申し込み】http://jisedai-media.main.jp/home/reception

2019/08/052019年8月5日

●DCAJ「どこよりも早い」報告会 今年のシーグラフを解説 9日開催 本紙論説委員が講演

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、「どこよりも早いSIGGRAPH2019報告会」を8月9日に開く。
CGと対話型技術の国際会議「SIGGRAPH2019」が、7月28日-8月1日に米国・ロサンゼルスで開催された(1面参照)。
今年のSIGGRAPHでは、AIの利用拡大が話題となり、「修正のためのAI」から「創造のためのAI」に使い方も変わりつつある。これからのCG技術者はAIの習得も必要になることが予想される。VR/AR/MR関連は、HMD(ヘッドマウントディスプレー)機能操作の業界標準仕様が発表された。これにより相互運用性が改善し、制作の環境整備が進むことを印象付けた。
SIGGRAPHの守備範囲は、古典的なCGのみならず、撮像、画像解析、オーディオにも広がり、ビッグデータやAIが積極的に導入されている。
今回の報告会は、「その場にいなければ報告できないこと」に重点を置き、エマージング・テクノロジーズ、展示会、ベンダーなどのイベント報告を中心にし、CG制作、研究にかかわる関係者に向けた内容になっている。
講師は、SIGGRAPHに36回連続参加して取材を続けている、日本大学講師で映像新聞論説委員の杉沼浩司が務める。
【日時】8月9日/15-17時
【会場】スペイシー・半蔵門大会議室(東京都千代田区一番町23-3 千代田一番町ビル6階)
【参加費】一般5000円、DCAJ法人会員無料
【定員】60人(定員になり次第締め切る)
【申し込み】https://www.dcaj.or.jp/news/2019/07/siggraph2019.html
【問い合わせ】DCAJセミナー窓口/Eメール=semi0809@dcaj.or.jp


●先進映像協会がアワード 3D、4K、8K、VR 4部門の作品募集を開始

先進映像協会(日本部会)は、日本における良質な先進映像コンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的にした「ルミエール・ジャパン・アワード2019」を開催するにあたり、3D、4K、8K、VRの4部門の作品募集を開始した。今年度も日本エレクトロニクスショー協会と連携し、表彰式およびセミナーなどのイベントを「Inter BEE 2019」(11月13-15日、幕張メッセ)において共催する予定。
ルミエール・ジャパン・アワードを受賞した作品は、来年1月下旬に米国で授賞式が開かれる予定の先進映像協会・米国本部主催による「The Lumiere Award」へのエントリー資格が得られる。
3D、4K、8K、VRの4部門の応募については、いずれも18年9月1日から19年8月31日の期間において、有償、無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品、もしくは19年8月31日時点で作品が完成しており、今後の利活用が決定している作品が対象となる。
募集期間は8月31日まで。評価(審査)結果内示は10月上旬の予定。
【詳細】http://advancedimagingsociety.jp/
【問い合わせ】Eメール=office@advancedimagingsociety.jp


●「4K・VR 徳島映画祭2019」 作品募集 新たな公募部門も 徳島県神山町で11月22-24日開催

とくしま4Kフォーラム実行委員会は「4K・VR 徳島映画祭2019」を11月22-24日に開催することを決定、作品の募集を開始した。
同イベントは2013年にフォーラム、15年に映画上映をそれぞれ開始して以降、国内で唯一の4K・VR映像に特化した映画祭として毎年続けている。
今年は『PLAY the FUTURE 時代を遊ぶ』をテーマとして、「展示」から「体感」へと進化した4K.8K・VR作品を広く募集する。応募作品の中から優秀な作品を表彰し、期間中において受賞作品、ノミネート作品を徳島県神山町の雄大な自然の中で上映する。
今回、新たな公募部門として、「あわ文化振興部門」(阿波藍、阿波人形浄瑠璃、阿波おどり、ベートーベン第九の『あわ文化4大モチーフ』のいずれかをテーマとした作品)と、「高校生部門」(高校生制作の作品)を新設した。応募期間は9月20日まで。
会場は、徳島県神山町立広野小学校(旧校舎、旧体育館、現体育館)。4Kシアター、8Kシアター、360度シアター、HMD(ヘッドマウントディスプレー)を使ったVRシアターに加え、VR体験ブース、eスポーツ体験ブース、5G体験ブースなども用意する。
また、VRや5Gなどを中心にメディアの先端で活躍するトップランナーによる各種セミナーや音楽ライブ、さらに徳島の食と文化が堪能できるフードマルシェや阿波踊りなど、「デジタル」と「地域」を融合したイベントになる。
なお、プラットイーズ(東京都渋谷区)およびグループ会社のえんがわ(徳島県神山町)が、実行委員会の一員としてこの映画祭をサポートしている。
【募集要項・イベント詳細】公式サイト=https://4Kforum.jp/

2019/07/292019年7月29日

●VR/ARでコラボ環境構築 関連製品の体験セミナー/アスク

アスクは、VR/AR技術を用いたコラボレーション環境構築を検討している法人向け「Tsunami XR社製VR/ARコラボレーションツール、TSUNAMI XR WORKSPACESソリューションセミナー」を7月30日に開く。参加無料。
このセミナーでは、複数人でVR/AR空間共有ができる「TSUNAMI XR WORKSPACES」製品の解説および体験スペースを用意している。AR機能ではタブレット端末を使用して、より手軽な製品情報共有や製造現場での活用も可能にする。
TSUNAMI XRStudioを使用した対話コンテンツ開発ツールとコンテンツ体験も実施。さらに新たにリリースされたV5.3の最新機能を含む最近の機能拡張(操作体験、タブレットモード、ARモードなど)についても説明する。また、モバイルVRを実現するスタンドアロンタイプのHMD(ヘッドマウントディスプレー)での利用も提案する予定。
【日時】7月30日/15-17時
【会場】アスク(東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル7階)
【定員】10人(1社2人まで/定員になり次第締め切る)申し込み締め切り=7月29日17時
【申し込み】www.ask-corp.jp/inquiry/tsunami-xr-seminar.html


●IPライブシステム 各社製品と組み合わせ/グラスバレーが展示会

グラスバレーは、8月1、2日の両日、「IPライブ ソリューション展」を同社・日本橋オフィスで開く。システムカメラ、リプレイシステム、プロダクションスイッチャーをはじめとしたライブ制作機器を、Video over IP SMPTE ST2110で接続、協賛各社のIP対応機器と組み合わせて提案する。
協力会社は、アリスタネットワークスジャパン、スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト、トモカ電気、ベルボン、武蔵オプティカルシステム、リーダー電子。
主な展示製品は、ネイティブUHDセンサー搭載システムカメラ「LDX 86N」、HD/UHD対応スポーツリプレイ・ハイライト制作システム「LiveTouch」、プロダクションスイッチャー「Kula IP」、IPゲートウェイ「IQUCP25」、マルチビューワー「MV-821-IP」、IP対応ルーターコントローラー「GV Convergent」、IP対応波形モニター「Leader LV5600」など。
事前予約は不要。
【日時】8月1、2日/10-17時
【会場】グラスバレー 日本橋オフィス(東京都中央区日本橋1-12-8 第二柳屋ビル3階)
【詳細】www.grassvalley.jp/ip-livesolution


●第175回CRIフォーラム 「ハイコネ」活用事例報告 新サービスの可能性を探る

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、8月8日に第174回CRIフォーラムを「スマホとつなげばテレビが変わる!!~NHK+民放局が考える『ハイコネ』による新たなテレビサービスとは?~」と題して、次の3つのテーマで開催する。
[パート①] ▽NHKが考える「ハイコネ」を使った次世代放送サービス(講師=NHK放送技術研究所ネットサービス基盤研究部/藤井亜里沙氏)
昨年の「技研公開」以降、NHKではハイコネ(ハイブリッドキャスト・コネクト)を使った新たな放送サービス実証実験に取り組んでいる。そこで、①データ放送からハイブリッドキャスト(HC)、ハイコネまでの開発経緯や運用仕様、②ハイコネによる「放送通信連携サービス」(技研公開の注目サービス)、③視聴データや地図情報を生かした視聴・行動連携サービス–などについて説明する。
[パート②]▽民放(ローカル局)における「ハイコネ」による新サービス(4K動画視聴等)について(TBSテレビ メディア企画室担当局次長/高林徹氏)
データ放送やHC設備がないローカル局でも、スマートフォン(スマホ)やタブレットに搭載されたハイコネアプリを使うことでテレビ(HC/ハイコネ対応)の起動が可能になる。パート②では、「ローカル局(民放)におけるスマホ+ハイコネ活用(4K動画視聴)」について報告する。ハイコネ搭載STBを使えば、CATV局でも「4Kサービス」が可能となるだけに「ローカル民放」の動きは注目される。
[パート③]▽ケーブルテレビ網を活用した「コミチャン4K」×「ハイコネ」による4K同時配信について(ギズモインターナショナル取締役/滝藤洋佑氏)
秋田ケーブルテレビと日本デジタル配信(JDS)およびジャパンケーブルキャスト(JCC)では、ギズモインターナショナルが開発した「SPIDER」と「HC/ハイコネ」を用いた「一般的な家庭用回線でも高品質(4K60p)な映像が低遅延で安定して視聴できるかの検証」を実施した。その結果を報告し、今後の可能性について考察する。
【日時】8月8日/14時30分-17時
【会場】日本プレスセンタービル10階(日本記者クラブ)ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円、非会員1万5000円
【申し込み・詳細】www.cri-info.jp/20190712_5687.html

2019/07/152019年7月15日

●第19回「特ラ機構技術賞」 尚美学園大の石橋教授ら一般・学生入賞者を表彰

特定ラジオマイク運用調整機構(特ラ機構)は、6月28日に「第19回 特ラ機構技術賞」の表彰式を東京都中野区の中野サンプラザで開いた。
同賞は特ラ機構の会員すべてに応募の権利があり、地方色豊かな創作劇やイベントの記録、放送番組などの作品を推薦してもらい、その中から選出している。今回は、2018年1月1日から19年3月31日までの15カ月における作品を対象に募集した。
受賞者は次のとおり。
★八幡賞▽尚美学園大学 芸術情報学部 石橋透教授
[一般部門]
★銀賞▽ソニー・太陽、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ「SONY(ECM-90シリーズ)エレクトレットコンデンサーマイクロホン」▽ワークス・藤井昭哉/シニア劇団「波瀾ばんばん座』」第5回本公演 昭和歌謡でつづるミュージカル『港のヨーコ』▽エス・ピー・エル・加藤明/岡本倫子スペイン舞踊団 30周年記念公演『Del Amor de Espana』
[学生部門]
★金賞▽日本大学 芸術学部映画学科 前田瑠香/映画作品『Not a Hero』
★銀賞▽日本大学 芸術学部演劇学科 佐藤秋佳・大木佑斗/川村毅 作・演出、久米大作 音楽 群衆音楽劇『大市民』▽尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科 隅田悠/卒業制作ドラマ『雨晴れの太陽』
★奨励賞▽日本大学 芸術学部映画学科 田辺ちひろ/映画作品『放課後ハレルーヤ』


●「MADD.」の活動報告 新映像表現に挑戦する場を提供/アストロデザインと慶應大が主催

アストロデザインと慶応義塾大学 SFC研究所 次世代映像コンソーシアムが主催する「MADD」は、『MADDproject 2019の振り返り』をテーマとしたワークショップ「MADDworkshop」を8月3日に開く。参加無料(懇親会は有料)
内容は、①MADD2019 projectの活動報告、②MADDAward2019作品応募者による8K映像制作にかかわるレクチャー/ファシリテーター=脇田玲氏(アーチスト/慶応義塾大学SFC教授)、田所淳氏(クリエイティブコーダー/前橋工科大学准教授)、③MADD. Award2020にかかわる案内。
MADDは「Movie for Art, Design and Data」をコンセプトとして、新しい映像表現にチャレンジする場を提供。MADDAwardとそれに伴うイベントの実施を通して、映像作家、デザイナー、アーチスト、技術者の生きた生態系を創造することを目的としている。
【日時】8月3日/14-17時(懇親会は18時から)
【会場】アストロデザイン(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【申し込み】Eメール(info@madd.jp)で、氏名・所属(団体)を記入の上、連絡する。フェイスブックのページ(https://www.facebook.com/MADD.Award )からも可能。


●ロッテルダム国際映画祭 企画マーケット攻略 VIPOがセミナー 担当者が来日

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和元年度新コンテンツ創造環境整備事業(ビジネスマッチング事業)」のもと、今年度より映画プロデューサーの「企画ピッチ参加プログラム」をスタートさせ、その一環として7月24日に「ロッテルダム国際映画祭企画マーケット(CineMart)攻略セミナー」を開く。
VIPOと「CineMart」は。映画プロデューサーの養成を目的として2年前からパートナーシップを結んでおり、映画プロデューサーをロッテルダムのワークショップ「Rotterdam Lab(プロデューサー養成ラボ)」に派遣をしている。
今回のセミナーでは、「ロッテルダム国際映画祭」の担当者であるMirjam Klootwijk氏が来日し、「CineMart」および「Rotterdam Lab」について解説。また、今年の「Rotterdam Lab」にVIPOから派遣された映画プロデューサーの登山里紗氏が登壇し、自身の経験を話す。
参加対象者は、長編(60分以上)の劇場向け公開作品にプロデューサーとしてかかわったことがあり、海外の企画マーケットに興味のある人。
【日時】7月24日/14-16時
【会場】映像産業振興機構(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【参加費】無料
【定員】50人(事前予約制・先着順)
【申し込み期限】7月22日17時まで(定員に達し次第、申し込み受付終了)
【申し込み・詳細】www.vipo.or.jp/news/22317


●25、26日にオープンハウス VRi社製品を披露/ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアルは、「VRi社製品Open House」を7月25、26日に開く。VRi社の最新技術を搭載した製品群を、4Kのワークフローを中心に展示する。
展示製品は、4Kファイルベースでレンダリングを必要としない番組制作システム「4K KarismaCG RDL(Realtime Data Link)」、8Kリアルタイム3Dグラフィックシステム「KarismaCG 8K」、4K/HDマルチフォーマットレコーダー「D-Stream 4K」、ウィンドウズ10対応の最新バージョン「D-Stream LT」など。
【日時】7月25、26日/10-18時
【会場】ジャパンマテリアル(東京都新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト8階)

2019/07/082019年7月8日

●三信電気がソリューションセミナー IPを映像ビジネスに活用 事例を報告 機器展示も実施

三信電気は7月23日に都内で、「三信電気 次世代映像ソリューションセミナー」を開く。
今回は、IPを映像ビジネスに活用するユーザー事例として、AbemaTVおよびテレビ東京コミュニケーションズによる状況を報告する。
セミナーの内容は、①Avid 新しいMedia Composer 2019とNEXIS Cloudspacesの紹介、②モバイルIP配信LiveUの最先端クラウドサービス LiveUの最新ライブ配信ソリューションにおけるAIの活用、③IP活用ユーザー事例▽AbemaTV/LiveUを利用したリモートプロダクション▽テレビ東京コミュニケーションズ/思い立ったらすぐライブ!LiveU Soloでのイベント配信。
併せて関連機器展示を実施。展示製品は、LiveU/モバイル配信システム・AIライブ制作ソリューション、アビッド/Media Composer ver 2019.4、ブラックマジックデザイン/8Kソリューション・新ラインアップ、NewTek/TriCaster TC1・NDIソリューション、EPSON/スマートグラスVR BT-350・ゴルフ上達支援システム、HYTEC INTER/IPエンコード伝送システムなどとなっている。
【日時】7月23日/14時30分-16時30分
【会場】エプソン販売 本社(東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー29階)
【申し込み】https://www.sanshin.co.jp/business/solution/ap/next-generation-video-solution.html
【問い合わせ】Eメール=eizo-info@sanshin.co.jp(映像システム営業部)


●ケーブル技術ショー2019 VR展示会を一般公開 公式サイトから「来場」

日本CATV技術協会は、6月19、20日に開催した「ケーブル技術ショー2019」において、会場全体を360度VR映像で撮影し、展示会をネット上に再現する「ケーブル技術ショー2019 VR展示会」(以下、VR展示会)を、無料(登録制)で一般公開している。
VR展示会は、日本のCATV業界では初となる取り組み。GoogleストリートビューのようにPCやスマートフォンで、実際に来場した様に会場の様子が見られるサービス。
また、フルコンテンツモードでは、各出展ブースを訪問して、パネルや製品および動画を見ることもでき、出展者への質問も可能。さらに「ケーブル技術ショー2019」で実施した「会場内ツアー」「テーマ展示ツアー」などのコンテンツも動画で提供する。
◆VR展示会開催概要
【会期】▽ストリートビューモード=実施中-8月9日まで▽フルコンテンツモード=7月8日-8月9日
【公開サイト】ケーブル技術ショー公式ウェブサイト内=https://www.catv-f.com
【来場の流れ】▽ストリートビューモード=ID・パスワードなしで会場内を回遊可能。各コンテンツは閲覧不可▽フルコンテンツモード=ID・パスワードを入力することによってすべてのコンテンツを閲覧可能(「ケーブル技術ショー2019」来場者は参加登録時に発行済みのID・パスワードを入力。初めての場合は新規登録後、ID・パスワードが発行される)


●4Kテロップ制作講座 Photoshopで実践的に/ビー・ユー・ジーDMG森精機

ビー・ユー・ジーDMG森精機は、「Adobe Photoshopを利用したテロップ制作・HDRセミナー」を8月7日に都内で開く。
セミナーは、映像エディターの伊藤圭汰氏(JUNESEP)を講師に、Adobe Photoshopを利用した4K・HDR用テロップ制作について、基礎から応用まで実践的に説明。また、「HDR」に関する基礎講座も同時に実施する。参加無料(予約制)。
【日時】8月7日/13時30分-17時30分
【会場】EIZOガレリア銀座(東京都中央区銀座7-3-7 ブランエスパ銀座ビル3階)
【申し込み・詳細】https://www.bug.co.jp/news/2019/20190604_seminar.html
【問い合わせ】seminar2019entry@bug.co.jp

2019/07/012019年7月1日

●ベストプロモーション大賞 入賞13作品を発表・表彰

 日本ケーブルテレビ連盟とイード(東京都新宿区)は、6月19日に東京国際フォーラムで「ケーブル・アワード2019 第12回ベストプロモーション大賞」の贈賞式を開催し、入賞13作品の各賞を発表・表彰した。
 今年はこれまでのNET部門を他の部門に統合し、「チラシ部門」「CM部門」「グッドプラクティス部門」の3部門で募集。昨年を上回る174作品の応募があった。
 グランプリは、CM部門『浜スー「まさがよ!早ぐ教えれやー」』(ニューメディア/北海道)が受賞。方言を使った親しみあるCMにCATVらしさが表れていることが高く評価された。
 「徹底応援!地域スポーツ!」をテーマにした特別賞は、グッドプラクティス部門『高校スポーツ徹底応援!青春がハンパない』(コミュニティネットワークセンター/愛知県)が受賞。スポーツコメンテーターの森末慎二氏(ロサンゼル五輪・金メダリスト)が表彰し、式典に華を添えた。
 そのほかの各賞は次のとおり。
【準グランプリ】▽ひまわりネットワーク(愛知県)「高校野球はいつも、ひまわりさん」(チラシ部門)▽ケーブルテレビ富山(富山県)「進化する若者ディレクターネットワーク」(グッドプラクティス部門)
【ケーブルチョイス賞】
シーシーエヌ(岐阜県)「プレーも応援も真っ向勝負。」(チラシ部門)
【RBB TODAY賞】
東松山ケーブルテレビ(埼玉県)「アンテナのない暮らし」(チラシ部門)
【優秀賞】▽エヌ・シィ・ティ▽ケーブルメディア四国▽ケーブルワン(以上、チラシ部門)▽秋田ケーブルテレビ▽ジュピターテレコム(以上、CM部門)▽ジェイコム東京/愛媛CATV▽上田ケーブルビジョン(以上、グッドプラクティス部門)


●「第31回功労者表彰」贈賞式 連盟・技協が6人選出 CATV普及・発展に貢献

 日本ケーブルテレビ連盟および日本CATV技術協会は、「第31回功労者表彰」について個人6人を選出し、贈賞式を「ケーブルコンベンション2019」の関連行事として、6月19日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催した。
 「功労者表彰」は、平成元年(1989年)の「ケーブルテレビの日」(6月1日)創設を記念して、CATVの普及・発展に努め、その功績が顕著な個人または団体に対し実施している。
【第31回ケーブルテレビ功労者表彰・受賞者】
[日本ケーブルテレビ連盟推薦] ▽齋藤晴太郎/齋藤総合法律事務所代表▽田村欣也/ZTV代表取締役副社長▽宮内隆/愛媛CATV代表取締役社長▽和食暁/日本ケーブルテレビ連盟 前常務理事
[日本CATV技術協会] ▽野田勉/日立製作所 元・研究所主任研究員、日本CATV技術協会参与▽川島一郎/パナソニック システムソリューションズ ジャパン STBネットワークビジネスユニット技術総括、日本CATV技術協会副理事長


●国際Dシネマ映画祭2019 13-21日 SKIPシティで 応募は長・短編計861作品

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019(主催=埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、さいたま映像ボランティアの会/以下、Dシネマ祭)が7月13-21日の9日間、埼玉県川口市のSKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホールと産業技術総合センター多目的ホール、および川口市メディアセブンで開催される。
 16回目となる今回の「Dシネマ祭」は、長編、短編、国内外作品合わせて合計861作品の応募があった。
 国際コンペティションには92カ国から591作品、国内作品を合わせて658作品が集結。この中から10作品(海外9、日本1作品)、国内コンペティション長編部門は67作品から5作品、国内コンペティション短編部門は203作品から9作品をノミネートし、最終日となる7月21日のクロージングで各賞の発表・授与を実施する。
 オープニング上映は、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督ら、SKIPシティのインキュベートオフィスに入居する3監督が共同制作する『イソップの思うツボ』(埼玉県/彩の国ビジュアルプラザ製作)。上田監督のオリジナル脚本。
 【チケット料金(前売り/当日)】▽コンペ作品1回券=600円/800円▽コンペ作品3回券=1500円/2100円▽コンペ作品フリーパス引換券=3500円▽オープニング/クロージング・セレモニー券=各800円/1000円▽前売り券販売期間=6月8日-7月12日(全国販売=チケットぴあ、セブンチケット、ファミマドットコム/コンビニ=セブンイレブン、ファミリーマート)


●第174回CRIフォーラム CATV局業務の効率化・改善 自動システム導入を考察

 ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第174回CRIフォーラム「『RPA』の導入で、ケーブルテレビ局の業務(顧客管理・請求業務)の効率化・改善をどう図るか!!」を7月9日に開く。
 RPAとは「Robotics Prosses Automation」の略で、直訳すると「ロボットによる業務の自動化」。既に工場などでは「AI+ロボット」の導入は一般的になってきているが、数年前から通常のビジネスシーンでも「RPA」を導入する企業が多く、PCやビジネスソフトを使った業務の効率化やプロセスの自動化を進める企業が年々増えている。
 CATV局においても「RPA」への関心は高く、導入している局は十数局を数えるという。山形県米沢市に本社を置くニューメディアでは、本年4月に「RPA推進室」を設け、業務効率化を積極的に進めている。同社は、米沢本社のほか、函館、新潟、福島においてもCATVサービスを展開しており、業務のシステム化や効率化、「働き方の改革」に積極的に対応している。
 今回のCRIフォーラムでは、ニューメディア常務取締役の中川宏生氏が「RPA」導入の取り組みや実際の運用、課題解決への対応などにについて報告する。
 また、「RPA導入のためのコンサルタント」を手掛けるMAIA CEOの月田有香氏を講師に、「失敗しないためのRPA導入策」や「効率的なRPAの運営方法」などについて、地方民放局やサービス事業者の事例をベースに解説する。
【日時】7月9日/14時30分-17時
【会場】日本プレスセンタービル10階(日本記者クラブ)ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円、非会員1万5000円
【詳細】https://www.cri-info.jp/20190618_5664.html


●「視聴データの未来」議論 長所・短所を分析/次世代メディア研究所

 次世代メディア研究所は、2019年セミナー「特定データ vs 非特定データ~長所・短所から考える視聴データの未来~」を7月9日に開く。
 テレビの視聴データは、誰が見ているかを明らかにする特定データと、個人を特定せずに属性などを前提にする非特定データがある。
 前者はテレビのマーケティングを飛躍的に進化させうるが、事前パーミッションが必要、商品の購買履歴をどう集めるか–など、課題も残っているという。後者は大量の視聴データを集めやすいが、分析に推定が介在しマーケティングの精度を上げるのが課題となる。
 一長一短の特定・非特定の両データはどうなっていくのか、視聴データの未来を議論する。
 講師はハロイド取締役副社長の田中謙一郎氏、インテージ コミュニケーション事業本部の山田護氏および山津貴之氏、モデレーターは次世代メディア研究所代表の鈴木祐司氏が務める。
【日時】7月9日/16時-18時30分
【会場】ネオマーケティングセミナールーム(東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル)
【受講料】法人会員契約企業は契約人数まで無料、一般参加は2万円
【申し込み】jisedai-media.main.jp/home/reception
【詳細】 http://jisedai-media.main.jp


●通信・放送 Week2019開催 4K・8K技術など4展で構成 17-19日に青海展示棟で/リード エグジビション ジャパン

 リード エグジビション ジャパンは『通信・放送 Week2019』として、「第2回 4K.8K映像技術展」「第2回 5G/IoT通信展」「第3回映像伝送EXPO」「第19回 光通信技術展」の4展を7月17-19日に東京都江東区の青海展示棟で同時開催する。
 4展で計380社が出展し、5G(第5世代移動通信)/IoT(モノのインターネット)、光通信、4K.8K技術、映像伝送などの最新技術が一堂に集結。通信事業者、通信システムメーカーなど通信技術を求める技術者や、放送事業者、産業分野(医療、セキュリティー、イベントなど)の映像技術を探るユーザーが全国から来場する。
 2回目となる「4K.8K映像技術展」では、放送向けをはじめ医療・イベント・監視向けなどの4K.8Kカメラやディスプレー、コンテンツ制作、配信サービスなど、最新の4K.8K映像技術に触れることができる。
 「5G/IoT通信展」では、5G・IoTなど次世代のモバイル通信に必要な通信システム、アンテナ、電源、部品、計測機器がそろう。
 「映像伝送EXPO」は、8K4K映像伝送など、次世代の通信・放送インフラに必要な伝送システム・機器、部品、ケーブル、計測・測定機器が展示される。
 「光通信技術展」は、光通信システム、デバイス、光ファイバーなど光通信に関する最新機器・技術が集結するアジア最大級の専門展示会となっている。
【来場者事前登録(無料)】 https://www.cbw-expo.jp


●アストロデザイン「プライベートショー2019 大阪会場」

 カムコーダーやマルチパーパスカメラなど、アストロデザインが開発した多様な形状の8Kカメラによる水中撮影、VRなどの8Kアプリケーションのほか、8K to HDの切り出し用コンバーター、12G-SDI対応55型8Kモニターなどをデモする。8Kシアターでは、アクティブシャッター方式によるリアルな3Dコンテンツを体感できる。
 ほかにAI・CGVR、科学分析・検査装置、HD.4K放送機器、多重・伝送機器、最新インタフェース計測機器などを多数展示。技術セミナーも開く。
【日時】7月25、26日/10時-17時30分
【会場】グランフロント大阪 北館4階ナレッジシアター(大阪市北区大深町3-1)
【事前登録・セミナー予約・詳細】 https://www.astrodesign.co.jp

2019/06/242019年6月24日

●第56回 ギャラクシー賞 ETV特集がテレビ部門大賞/各放送批評懇 各賞を表彰

放送批評懇談会は、「第56回 ギャラクシー賞」の贈賞式を5月31日に東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで開いた。4部門(テレビ部門、ラジオ部門、CM部門、報道活動部門)の大賞、優秀賞、選奨を当日発表したほか、志賀信夫賞、テレビ部門個人賞・特別賞・フロンティア賞、ラジオ部門DJパーソナリティ賞、マイベストTV賞を表彰した。
各賞は次のとおり(選奨は除く)。
【テレビ部門】
★大賞▽ETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子供たち~」(NHK)
★優秀賞▽金曜ナイトドラマ「dele」(テレビ朝日)▽オトナの土ドラ「結婚相手は抽選で」(東海テレビ放送/共同テレビジョン)▽ETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」(NHK)
★フロンティア賞▽スローな武士にしてくれ(NHK/オッティモ/NHKエンタープライズ)
★特別賞▽BS1スペシャル「ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡」(NHK/えふぶんの壱/NHKエンタープライズ)
★個人賞▽菅田将暉
【ラジオ部門】
★大賞▽私宅監置・沖縄~扉がひらくとき~(ラジオ沖縄)
★優秀賞▽午後はとことん よろず屋ラジオ「許せない!特殊詐欺 絶対にだまされないぞスペシャル」(福井放送)▽「J-WAVE 3 0th ANNIVERSARY SPECIAL RINREI NATIVE MUSIC JOURNEY」(J-WAVE)▽TBSラジオ年末交通情報~おまけ付き~(TBSラジオ)
★DJパーソナリティ賞▽鬼頭里枝「テキトーナイト!!」(静岡放送)パーソナリティ
【CM部門】
★大賞▽スカパーJSAT 基本プランシリーズ「スカパー堺議員シリーズ」(スカパーJSAT/電通/電通クリエーティブX)
★優秀賞
[テレビCM] ▽南都銀行 相続・遺言信託 シリーズ「南都家の一族」(南都銀行/博報堂関西支社/クレイ)▽三井住友カード企業シリーズ「Thinking Man編」(三井住友カード/電通/TUGBOAT/東北新社)
[ラジオCM] ▽群馬マスコミ3社(上毛新聞社・群馬テレビ・エフエム群馬)特殊詐欺ゼロキャンペーン「無許可編」(エフエム群馬/群馬テレビ/上毛新聞社)
【報道活動部門】
★大賞▽1980年から現在も続くハンセン病に関する報道および活動(山陽放送)
★優秀賞▽ドキュメンタリー「マザーズ」を起点とした特別養子縁組の継続報道7年(中京テレビ放送)▽ガイアの夜明け「マネーの魔力」(テレビ東京)
【志賀信夫賞】今野勉
【マイベストTV賞第13回グランプリ】「チコちゃんに叱られる!」(NHK/NHKエンタープライズ/共同テレビジョン)


●デジタルサイネージアワード発表 NTTドコモの作品が大賞 外国人向け観光情報サービスのPR実施 渋谷で「だまし絵ムービー」

デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)は12日、「デジタルサイネージジャパン2019」(関連記事15面)の会場内で「デジタルサイネージアワード2019」の受賞作品発表会と表彰式を開いた。同アワードは、公募したデジタルサイネージ(サイネージ)作品の中から優秀な作品を選出・表彰することで、市場のさらなる活性化を目的に実施している。
19年度は、前年に10回目を迎えたこともあり、部門を刷新。5月最終週の審査会で、グランプリ、準グランプリ、クリエイティブ部門賞、テクノロジー部門賞、IoT AI部門賞、広告部門賞を選出した。応募作品は全体として、クリエイティブのレベルが高いだけでなく、新しい技術やコンテンツ共有の仕組みが普及浸透していく勢いが感じられたという。
グランプリ作品は、NTTドコモ、ADKマーケティング・ソリューションズ、ADKクリエイティブ・ワンによる『WOW!NINJA in SHIBUYA』が選ばれた(「クリエイティブ部門賞」「広告部門賞」を同時受賞)。
これは、NTTドコモの訪日外国人向け観光情報サービス「WOW! JAPAN」の認知拡大施策として、渋谷の交差点で巨大フルカラーLEDサイネージの「渋谷 MODIビル ソニービジョン」を駆使した「だまし絵ムービー」。主に信号待ちの時間に外国人観光客をターゲットに、昨年11月10日から約1カ月実施された。
会場で表彰を受けたNTTドコモのプロモーション部戦略担当の猪嶋李佳氏は「調査によると、外国人の約6割が今でも日本に忍者がいると信じているという。そこで忍者が出現して数々の忍法を披露するエンターテインメントを公開したところ、多くの外国人観光客から驚きの声や歓声、拍手が巻き起こった。国内だけでなく、台湾のテレビ情報番組でも紹介された。グランプリに選ばれ光栄」と話していた。
審査委員長の中村伊知哉(DSC理事長、慶応大学教授)氏は「大型LEDビジョンを使っているが、プロジェクションマッピングにも見える演出は見事だった。東京五輪へ向けてさらに訪日外国人は増える傾向にあり、今後も外国人向けのイベントには期待したい」と話した。
準グランプリには、電通の『ジュラシック・ピラー』が選ばれた。これは、同名映画のプロモーションに都営地下鉄大江戸線・六本木駅のホームビジョンを利用したイベントである。駅サイネージの機能を拡張して、家族層や若者の取り込みに成功しターゲットの拡大に寄与した。SNSでも拡散され、70以上のネット媒体を中心に記事が紹介されたという。
このほかの受賞作品と受賞者は次のとおり。
【クリエイティブ部門賞】▽「NamuNamu2.0」サイバー南無南無▽「Shinjuku City Visualize」superSymmetry by omnibus japan
【テクノロジー部門賞】▽「交通広告デジタルサイネージ入稿データ共有プラットフォームTADSS(タッズ)」JR東日本アイステイションズほか全国交通広告媒体社23社局▽「Jリーグデジタルスタジアム」日本プロサッカーリーグ、NTT
【IoT AI部門賞】▽「おしゃべり案内板」NTTドコモSayaプロジェクト▽「5G PROJECTION CAR」NTTドコモ、カケザン、イメージソース
【広告部門賞】▽「メディアミックスの取り組み」ビズリーチ▽「マックシェイクカルピス TV×SNS(twitter)×OOH(デジタルサイネージ)3メディア連動企画」日本マクドナルド


●中海テレビ/SCNの高橋孝之氏が放送文化基金賞を受賞

第45回放送文化基金賞(個人賞)に中海テレビ放送取締役副会長、サテライトコミュニケーションズネットワーク(SCN)代表取締役の高橋孝之氏が選ばれた。CATV業界では初の受賞になったという。高橋氏は、30年間にわたり地域・住民との協働による番組作りでCATV界をリード、全国120局以上に採用された緊急情報サービスで減災に貢献したことが評価された。


●AV製品のアワード 映像音響部門で金賞/ベンキュージャパン

ベンキュージャパン(BenQ)は、DLP 4Kプロジェクター「HT3550」と「HT5550」が、国内最大級のオーディオ・ビジュアル・アワード『VGP2019 SUMMER』(音元出版主催)における映像音響部門のカテゴリーで金賞を受賞したと発表した。さらに、発光高効率、広色域、耐久性を実現した独自のレーザー光源システム「BenQ BlueCoreレーザー技術」が「VGP2019 SUMMER開発賞」を受賞したほか、6製品が入賞した。


●「disguise」の機能解説 デザインや演出を3Dで視覚化/アークベンチャーズがセミナー

シンユニティグループのアークベンチャーズは、プロデューサー、ディレクターを対象に、同社が販売する「disguise(ディスガイズ)」の機能や活用方法を伝えるセミナーを7月10、11日の両日開催する。
disguiseは、さまざまなショーイベント・ライブなどにおけるステージデザイン、映像・照明演出など、プロダクションのあらゆる段階をリアルタイムに視覚化できる3Dシミュレーションソフトを統合したメディアプラットフォーム。
3D空間上に3Dオブジェクトを配置し、デザインや演出を事前にシミュレーションすることができる。実際にステージを組むことが難しい場合でも、コンテやイメージパースでなく、リアルタイムの映像でプレビジュアライズし、実際の状態に近い視点で確認が可能になっている。
シミュレーションした内容を、そのまま本番に持ち込むことができ、それによって時間と予算の大幅な節約につながる。さまざまな外部機器との連携により、先進的でクリエイティブなインタラクティブ演出や、大規模なショーのコントロールも可能にする。
【日程】7月10、11日/各回約2時間
【会場】東京都千代田区六番町1-9 シンユニティ東京ラボ
【申し込み】forms.gle/8DzzgHEeALBzJUDq6
【問い合わせ】info@ark.ventures
なお、オペレーター、映像会社、レンタル会社などを対象とした「テクニカルセミナー」を8月に実施する。
【日時】8月7-9日/10-18時(予定)
【会場】東京都江東区大島2-32-8 シンユニティ東京
【問い合わせ】info@ark.ventures


●7月9日に特別セミナー 企業経営でのAI活用 専門家が解説/JAVCOM

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、特別セミナー「AIでどう変わる企業経営は ~AI活用がもたらす未来の経営~」を7月9日に開く。
クラウド、ビッグデータ、モノがインターネットにつながるIoTの普及、そして2020年に次世代高速通信5Gが通信インフラにより実現化を目指すなか、各産業でAIの活用が加速化し、われわれを取り巻く環境が著しい変化を迎えてきている。
特別セミナーでは、企業再生の第一人者であり、AIに精通する経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEOの冨山和彦氏が登壇し、AI活用で変わる未来経営について講演。今後の企業戦略に役立つ内容になっている。
【日時】7月9日/15時30分-16時50分
【会場】富士フイルム 西麻布ホール(東京都港区西麻布2-26-30)
【参加費】JAVCOM会員社/後援団体会員社5000円、一般8000円
【申し込み締め切り】7月2日
【詳細】javcom.or.jp
【問い合わせ】Eメール=semi@javcom.or.jp


●「WAT2019」開催 世界の短編アニメを上映 女性監督による作品特集 6月29日から下北沢トリウッドで

オフィスH(アッシュ)企画・主催による「世界のアニメーションシアター WAT2019」が6月29日から、開館20周年を迎える下北沢トリウッド(東京都世田谷区)を皮切りに開催される。
海外のショートアニメーションのトレンドを伝える「WAT」は、今年で20年目となる。今回は『ヴィジュアルに、発信する女性たち』と題し、女性監督によるドキュメンタリー・アニメーションを特集。韓国、スウェーデン、そして日本の作品計13本/17話を上映する(鑑賞は有料)。
下北沢トリウッドでは6月29日-7月26日に、3プログラム構成で上映。その後、京都、姫路、名古屋などへ巡回する。7月13-26日には、オフィスHとトリウッドが配給する、文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門大賞を受賞した『はちみつ色のユン』(監督:ユング、ローラン・ボアロー)の日本最終上映を実施する。
上映会初日には、出産をテーマとする『Birth』シリーズの企画・総合監督の若見ありさ氏をはじめ、シリーズ作品の各監督が舞台あいさつをする。
また、特別イベント「ママシアター」(7月12日/10時-11時45分)、韓国アニメーション監督のキム・イェヨン、キム・ヨングン夫婦によるトークイベント(7月7日/作品上映後15時30分開始)などを企画している。
【詳細】 http://www.wat-animation.net/


●Tsunami XR社製VR/ARコラボレーションツール、TSUNAMI XR WORKSPACESソリューションセミナー/アスク

VR・AR技術を用いたコラボレーション環境構築を検討する法人を対象として6月28日に開く。複数人でVR・AR空間共有ができる、Tsunami XR社製VR・ARコラボレーションツールの説明、各産業分野での事例報告、さらに体験スペースを用意している。参加無料。
同製品は、2D、3Dドキュメント、各種資料の共有、共有空間内の会議ツールを利用した新しいコミュニケーション方法を体験できる。AR機能ではタブレット端末を使用して、より手軽な製品情報共有や製造現場での活用も可能にする。
さらに新たにリリースしたV5.2の最新機能、機能拡張(操作体験、タブレットモード、ARモードなど)も解説する。
【日時】6月28日/15-17時
【定員】10人(1社2人まで)
【申し込み】 https://www.ask-corp.jp/inquiry/tsunami-xr-seminar.html

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